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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

ようこそお越しくださいました(道先案内) 

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この記事は表紙として常にトップにあります。通常記事は次の記事からです。
こちらは、掲載している小説などのあらすじ・紹介リストです。
掌編から長編まで取り揃えています。
お時間がありましたら、ぜひ『続きを読む』をクリックして覗いてみてください(^^)
なお、左のカテゴリからクリックすると、物語を始めから読むことができます。

ねこ好きの方は……【迷探偵マコトの事件簿】で猫ブログ感を…
旅好きの方は……【石紀行】で巨石を巡る不思議な旅へ…
本格的な物語をという方は……【清明の雪】で京都ミステリーを…

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Category: 道先案内

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2022/5/29 オランジェットと飛蚊症 

 オランジェット狂騒曲へのオマージュ

八少女夕さんのブログ記事・『オランジェット狂騒曲』を拝読して、自分もやってみた!
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準備したのは夕さんおすすめのシリコン製の製氷器、と思ったら、こんなおしゃれなものしか100円ショップで発見できず。結局アルミカップにしました。母お手製のマーマレードとチョコレート。
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湯煎なんて久しぶりにしたので、やり方がわからず、熱湯を張ったお皿に小さいお皿を載せて溶かして。
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いきなり、家族からダメ出し。もっとオレンジとチョコレートが混じっていた方がいいから、オレンジを切れと。
え~ 夕さん曰く、如何にズボラをするかがポイントなのに! オレンジ刻むとか、チョコレート刻むとか、ない! と言ったけれど……やっぱり刻むのかぁ~。来週、再チャレンジかな。

 いろいろあって

3月から4月、給湯器・フロントガラスのトラブルに疲れ果てたころ、5月になって、私の周囲(仕事)ではトラブル続き。長い間低空飛行ながらも頑張ってきていた若い人たちが次々と調子が悪くなり……精神的に少し参っております。
昨日もまた、父の一回忌の最中に電話で連絡があって。
いいことはなかなかありませんね。
姪ちゃんも今、人生あれこれ辛いようで(こちらは生死には関わらないけれど)、世の中大変だなぁと見回して思うのでした。

それとこれとは関係ないけれど、数日前から、飛蚊症がひどくなって、いま、右目の前に黒い筋がいっぱい飛んでいます。正確には、数日前からなのか、もっと前からあって今になって気になったのかはわかりませんが、そのせいで視界に微妙に靄がかかっていて。網膜剥離ではなさそうだけれど、これが不快で、時々、目の前に何かある感じ(髪の毛?)で払いのけようとして、あ、違うわ、目の中かと思ったり。う~ん。
(ちょっと弱音でした。)

Category: NEWS

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2022/4/19 西部警察みたいなことにはなりませんが、お祓いに行った方が…… 

年度末・年度始めのばたばたに加えて、ここのところ不幸続きでした。

前回記事にも書きましたが、
まず3月初めに、突然、給湯器が壊れました。
まぁ、19年目なので、そんな時期なのですけれど、温度を感知するセンサーが馬鹿になってしまい、危険な温度になっていると判断したコンピューターがとまってしまうという事態だったようです。一度センサーを取り替えてもらい、だましだまし使っていたけれど(ぎりぎりお湯を溜めることができる日もあり、家の外の電源抜き差ししたらちょっとの間お湯が出たり)、しかし1ヶ月しないうちに、突然、シャワーがまた水に!
観念して買い換えることに。
ところが、ご存じのように、半導体が入ってこないため、ほぼ半年待ち。
代替機が来るまで、何度か、近所のスーパー銭湯に行くことになりました。
近所のスーパー銭湯、こちらに住んで25年、初めて行きましたが、内湯だけなら480円、露天風呂とサウナにも入るなら880円で、まずまずリーズナブルなお値段でした。ちなみに職場近くに超高級スーパー銭湯がありますが、こちらは5000円台。びっくり(行っていない)。まぁ、複合施設的なもので子ども禁止というのもあるのでしょうか。
スーパー銭湯には主のようなおばさまたち(集団)もいて、なかなかの賑わいでした。

代替機が来て、ひとまずお家でお風呂が可能に。
ほんっとに、お家でお風呂って、なんて贅沢なんでしょう!
でも、大好きな床暖は使えなくて、しょんぼり。真冬じゃ無くてよかった……
ちなみに、新しい給湯器は41万円なり(床暖込み)

しかし、不幸はこれだけではありませんでした。
4月始め。ある日の朝、出勤するべく車に乗ったら。
「ん? 草がフロントガラスにくっついてる?」
と思って確認したら、なんと! フロントガラスが割れてる!
フロントガラスの端っこの方に小さな傷があって、そこからぴし~っと割れ目が。
慌ててディーラーさんにお電話。
 「フロントガラスが割れてます~、どうしましょ~」
 「大丈夫です、今のガラスは見えない線がいっぱい入っていますから、
古い刑事ドラマみたいなことにはなりません! でも、できるだけ早く来てください」
この1週間、私は、もう○○ホールに住んだら?というくらい高速に乗って3回も隣の県に通っていました。
高速で石が当たったようでした。
事故報告書を作る段階では色々面白いことがあったのですが、それはちょっと大きな声では言いにくいので割愛して、担当ディーラーさんとの会話。
 「弟夫婦が、ねーちゃん、お祓いに行った方がええで、って言うんです」
(新車になってからまだ2年、昨年は赤信号で停まっていたら追突されたとこでした)
 「大海さん、僕もそう思っていたんですが、言いにくくて」
ディーラーさんにも、大海→不可抗力(本人のせいではない)事故や不幸に見舞われる、とインプットされているようです。

結局、ガラスが発注されて入ってくるまでの1週間。
1日約3cm延びる割れ目と共に過ごしました。
今の車、西部警察みたいに、割れたら蜘蛛の巣ってことにはなりにくいようですが、センサーがあれこれいっぱいついているので、総取り替え・付け替えになると24万円なり
で、1泊2日で車は戻ってきました。傷がないって、なんか新鮮、と思ったのでした(1週間キズとお付き合いしたら、あるのが普通になってるって、変な感じ)。
もちろん、免責分5万円は出しましたが、後は保険です。
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黄色○の中にキズ、そこから運転席前に延びる線が割れ目。
たいしたことが無いように見えるけれど、光で乱反射したり、上下で画面は少しずれたり。

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中から見たら、2枚ガラスの内側に写って太く見える。

思えば、前のチリテレくん1号も、新車翌日にタイヤを切られて山道でバーストしました。
タイヤを切られたのに気がついたのは、バーストして、キズを車屋さんで見てもらってからですけれど、ものすごく悪質な犯罪ですよね。夜、京都市内のパーキングに停めていたのです。その間にやられたらしい。
京都の山奥のお寺に行った帰りでした。それが丁度、携帯電話の電波が通じるか通じないかのぎりぎりのところで、ちょっと歩いたら、JAFを呼ぶことができました。帰りの高速でバーストしてたら死んでた……山奥のお寺(いつもお邪魔しているお寺です)に行っていなかったら、明らかにそのまま高速に乗っていたと思うので、お寺さんにお参りしたお陰で命拾いしたかも。

今回も、石はぶつかったけれど、小さかったお陰で、高速運転中に事故にならなかったし。
ピアノの先生は、赤信号で停車中に道脇のコンビニからサイドブレーキを忘れていた大型トラックが滑ってきて隣の車とトラックに挟まれて廃車になったそうなので、それよりはマシだし。

近所に厄神さんがあります。行こうかなぁ~といったら、同僚の言葉。
「不用意に厄神さんに行ったら、みんなが落としていった厄を拾うから、精神力が弱っているときには行かない方がいいかも」

あ~弱ってるかも
喘息、治らないし。気候病でここ1ヶ月ほど眩暈がまた出てきてるし。

でも、自分で気をつけようがないことばかり……ですよね?
やっぱり、おはらい?

Category: つぶやき

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【scriviamo!2022参加作品】あなたの止まり木に 

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 【八少女夕さんのscriviamo!】に今年も参加します!って名乗りを上げてから、降りかかる火の粉を払えない日々が続き(自分で点けた導火線もあるのね……これが。でも、点けた時は気がつかなかったのです。導火線、長いから……)、大幅に締め切り破りをしてしまいました

 何よりも創作をさぼっていたので、作品を書くという筋力が無くて、ちまちま空き時間に書いては進まず。
結果的に、当初は登場人物ももうちょっと縮小版だったのですが増えた上に、中心人物が変更になり、あげく、暗~い雰囲気の話から結構ほっこりする話に変わってしまい……この3ヶ月の間に紆余曲折しまくった結果がこちらでございます。
 去年は一番乗りだったのにな~。今年はほんっとに済みません、夕さん……

 言い訳を書いておくと
2月末に2日間の仕事のセミナーの主催を抱えていて、これを多少甘く見ていました。
3月になっても後始末が結構残っていて、簡単には「終了!」とはならず。
そこへ持ってきて、給湯器が壊れ、お湯が出なくなり! 
一旦直してもらったものの、また出なくなり、シャワーの途中で水になったりという悲しい出来事が重なり。
ついでに、ピアノの本番演奏が3つも重なっていて(済みません、自分で点けた導火線)。
先週土曜日にやっと、給湯器の代替機(一時しのぎ)を取り付けてもらいました。
新しい給湯器が来るまで、これでしのぎます。
自分の家で普通にお風呂には入れるって、なんて幸せなの、と思うこの頃。
大好きな床暖房は使えなくなったけれど、世の中大変なのに贅沢は言えない……
まぁ、文明って、異論はあると思うけれど、ひねったらお湯が出て、スイッチ押したら電気がつくことよね!

 新しい給湯器が来るのはいつって? 
半導体が入ってこないので、いつになるか分かりません!って。
コロナの馬鹿~。プー○ンの馬鹿~。
ぎぶみー半導体~!(って、半導体だけもらっても仕方ないけど)

 というわけで?
反省:物書きに必要なのは筋力!と継続力!

 なお、このお話の語り手になっている、原田佳彦は、リアルの友人であるsayaさんのキャラです。
特に設定を知らなくてもなんの問題も無く、還暦を過ぎた、あるバーのマスターということで
そして、かなり大きなカミングアウトが含まれていますが、それも、スルーして頂いて大丈夫。
でも、もし気になった方は、【海に落ちる雨】登場人物紹介をふり返って頂いたらと思います。
(オマケのカミングアウトは、物語の後で)

 原田佳彦→どんな人かはコチラをどうぞ→【ラグタイム】
参考までに、私の時間軸は1983年生まれの慎一を基準に動いています。
この物語は、夕さんちからご登場いただくあるキャラのブログ初登場が2013年ということでしたので、ぼんやりと、2015年から平成の終わるまでの間のどこらへんか、と思って書いています。
色々な人物のその後が垣間見られますが、何も気にせず読んでいただいて大丈夫です!

 夕さんちからご登場いただきました某氏が、お昼間なら馴染みの喫茶店のひとつくらいあって、ちょっと時間をつぶしたりしてるかなぁという勝手な設定になっていますが、ご容赦ください。
問題がありましたら、修正いたします!




 scriviamo!2022参加作品 【あなたの止まり木に】 

「降ってきましたか」
 その男が肩から雨を払っている様子が厚いガラス戸の向こうに見えていたからか、扉が引き開けられるなり、マスターが声を掛けた。
 重い木枠にはめ込まれた歪んだガラスの扉が揺れて、やがて止まる。
 佳彦が、自分が座っていたカウンターの席を譲ろうと立ち上がると、入ってきた客は感じの良い笑顔と小さな手の仕草で「そのままどうぞ」と示して、奥の席に座った。

 佳彦は昔の仕事の癖で、店に入ると一番入り口に近い席に座る。いつでも立ち上がって出て行ける場所だからだ。
 ただ、この店のこの席は、今入ってきた男にとっても定席であると知っていたので、譲ろうとしたのだった。
 平日の昼間のこんな時間に喫茶店にいる、スーツ姿ではない40過ぎの男、滅多に自分から人に話しかけるようなことはしないが、他人に嫌な感じを抱かせない雰囲気を持つ、となれば、おそらく同業者かと思っているが、聞いたことはない。
「いきなり本降りです。油断しました」

 佳彦には、半馴染みという店が、それぞれの街にひとつふたつある。
 もちろん、仕事上の付き合いはそれ以上だが(正確には過去形で語るべきだが)、個人的にひとりで時間を過ごす店という意味だ。その日の気分でぶらりと山手線や地下鉄に乗り、降りた駅で半馴染みの店に顔を出す。居場所を定めようとしないのは、昔の仕事が残した悲しい習性だろう。
 この大手町の小さな喫茶店はそのひとつで、マスターは、おそらく古希も、あるいは喜寿も過ぎているに違いない、見事な白髪の持ち主で、無口だが穏やかで、今ではすっかり少なくなった昭和レトロを代表する店構えに似合った顔だった。
 佳彦の店、バー『ラグタイム』も大概、時代遅れになってすっかり老いた気はするが、この喫茶店はその上手を行っていて、それが気に入っていた。

 佳彦はガラス窓で歪んだ外の世界を振り返った。
 いつの間にか雨が降り始めている。
 天気予報を確認するのを止めたのは何時のことだったろう。『ラグタイム』に入ってくる客の様子で、外の事を知る。あるいは、閉ざされた室内から外へ出てから、天気が変わっていることに気がついて、空を見上げる。その感じが嫌いではなくなったからだった。

 雨は、ひとりの男の記憶と結びついていた。
 彼が亡くなってからもう30年は経つのか。生きていたならもう還暦を超えている。生きていたなら、などという下らない前提は好きではないが、こんな日は、不意に店のドアを開けて彼が入ってこないかと幻を待ち望むことがある。

 時計を見てから店を出ようとした別の常連客が、雨に戸惑っていた。マスターが、その傘持っていってください、と声を掛ける。
 店の入り口の傘立てで、普段は出番もなく隅っこで黙り込んでいる黒いコウモリ傘が、突然の雨に仄かなスポットライトを受けたように浮かび上がる。
「いや、いいよ。他にも困るお客さんがいるだろうから。タクシー停まってるから、乗るわ」
 一瞬、外の世界から店の中に送り込まれた雨の音が、重い扉で再び遮られた。

「今日は珍しくスーツなんですね」
 突然、3つばかり椅子を空けたカウンターの奥の席から声を掛けられて、佳彦はそれが自分に向けられたものだと気づくのに、たっぷり数秒はかかった。いや、声を掛けられたことが意外だったからというよりも、自分がスーツ姿ということを思い出すのに時間が掛っていたのかもしれない。
「あ、えぇ。慣れない格好をすると肩が凝りますね」

 マスターがいい香りをさせながら珈琲豆を挽く音が、佳彦の知らないクラシック音楽に重なって絶妙のハーモニーを奏でていた。
「今日は無理矢理、ピアノのリサイタルに付き合わされることになりまして、それで、一張羅のスーツを引っ張り出してきたんです」
「クラシック、お嫌いですか?」
「積極的に聴くような興味と機会が無かったんです」
「では、新年度に相応しい事始めですね。あいにくの空模様ですが」
「いや、雨は嫌いじゃないんです」
「それなら良かったです」
 この男とこんなにも長く言葉を交わしたのは初めてだ。その柔らかい話しぶり、他人に踏み込まないぎりぎりを自然に選択して話す様子から、佳彦はやはり同業者なのだろうと思った。
 その時、テーブルに置いたスマホがブルブルと震えた。


「ねぇ、マスター、もういい加減、あのオンボロな傘、捨てちゃったら? そもそも、使えないんじゃないの? 私が新しいの、プレゼントしてあげるから」
 茜音(あかね)が始めて新宿西口にある佳彦の店『ラグタイム』に来たのは、まだ3歳の時だ。
 と言っても、さすが彼女の両親も、バーというような種類の店の客が、子どもの同伴者を歓迎しないことくらい弁えているので、何か特別な事情があって娘を連れてきたのだろう。理由を説明されたような気もするが、忘れてしまった。その後はオリンピックのように4年に1度くらいは、茜音の顔を見ていた気がする。

 自分の子どもはなかなか大きくならないのに、他人の子どもは一気に成長する。たまに顔を見るだけだから当たり前なのだが、その茜音が酒を飲める年齢になった時は、さすがに飛び去る年月の速さを随分と重く感じたものだ。
 それから、茜音は非番の日になると必ずひとりで店に顔を出すようになって、以来10年近くの年月が流れている。

 茜音は母親ゆずりの童顔だが、目元にだけは父親の面影がある。
 本当の父親は、彼女が生まれる前に亡くなっていて、全てを承知した上で丸ごと引き受けると言った男が、身重の茜音の母親と結婚したのだ。実の母親、義理の父親共に正義感が強く、ジャーナリズムの世界に身を置いている影響からか、彼女も世のために働きたいといって警察官になった。

 男女雇用機会均等法が何度か改訂された影響で、女ながら刑事になったのは最近のことだ。人なつこい可愛らしい顔で、警察のイメージを一新する広告塔のような扱いをされたりで、実力で認めて欲しい彼女の自尊心は時々傷つけられる。そんな時は『ラグタイム』に来て思い切り飲んでいるのだった。
 しかし、彼女の実の父親が暴力団の幹部だったと知ったら、警察のお偉い方は度肝を抜かすだろう。もちろん、戸籍上は、彼女は井出幸之助という現在の父親の長女になっているし、佳彦もかつての仕事の絡みで偶然知っていただけで、このことを誰とも話題にしたことはない。

「茜音ちゃん、この人はね、他人の恋人に横恋慕してたんだよ」
「どういうこと?」
「あの傘には、その忘れられない恋の想い出がしみこんでいるんだ」
 カウンターの奥から横槍を入れたのは、佳彦の古い馴染み、高坂匡之だ。
 佳彦がこの店を、前のマスターから引き継ぐ以前の仕事仲間なので、古いつきあいになる。彼はその後も長い間、あの危険な仕事を続けていたが、彼を庇護していた男が亡くなってから足を洗った。今では、お互いに還暦も過ぎて、もう孫もいるというのに、相変わらず匡之はどこか少年のような雰囲気を残したままだ。

 佳彦はやれやれと思いながら、その男の前に水の入ったグラスを置いた。
 飲み過ぎ、という合図だ。
 もちろん分かってる。こうして色んなものを抱え込み、時には捨て置き、乗り越えたり乗り越えられなかったりしながら、暦を一巡りした自分たちには、たまにどうしようもないものを味わう場所が必要なのだ。
 誰かと声に出して分かち合うことなど必要ではない。ただ、過去の自分を知っている誰かの側にいることで、後悔しても変えることのできない何かを無理矢理にでも肯定して、酒に浮かべたいのだ。そして、流すことなど出来ない、深く濃い時間を飲み干して、また腹の内に戻して沈黙するのだった。

 佳彦も匡之も微かに笑いを含んだ顔で何事もなかったように自分の世界に戻ってしまったようなのを見て、茜音は一枚板のカウンターで頬杖をつき、琥珀色の液体を揺らし始める。
 これだから年寄りは、と思ったのかもしれない。

 茜音はしばらく飽くこともなくグラスを揺らしていたが、ふと視線を、閉ざされた黒い扉の脇の傘立てに戻した。
 その横顔が、初めてこの店にやってきた3歳の頃の彼女の幻の上に重なる。佳彦の実の娘がこの店に来ることはなかったから、この店ではなんとなく茜音が自分の娘のように思えてしまう。

 佳彦も、茜音の視線の先を追った。
 薄暗い店の入り口で、微かに灯る光にぼんやりと浮かび上がっている壊れたコウモリ傘。
 もう誰の用にもならないのに、捨てられないのは、あの傘にまだその人の手の温もりが残っているような気がするからなのかもしれない。時々、この世界が滅びて廃墟になった街のがれきの中に、ひっそりとうち捨てられたこの傘を思い浮かべることがある。

 もちろん、横恋慕というような深い関係を結んだ相手ではなく、ただバーのマスターとその客というだけのことだったが、忘れられない時間が、このカウンターの上に漂っていたのだ。
 人生を逆算する歳になって、少しばかり感傷的になりすぎているのかもしれない。

「ねぇ、マスター、渡り鳥が小枝をくわえて帰ってくるって話、知ってる?」
 不意に視線を佳彦に戻して、茜音が言った。
「なんだい、それ?」
「この間、津軽出身のホームレスのおじいちゃんが言ってたの。雁は小枝をくわえて海を渡って戻ってくるんだって。旅の途中で疲れたら、その小枝を海に浮かべて羽を休めるの。でも無事にふるさとに戻れない鳥もいる。そうやって海で亡くなった渡り鳥の数だけ、春になったら、浜辺に小枝がいっぱい打ち上げられているんだって」

「そりゃ、生物学的には無意味な話だよ。上空にいたら、鳥は常に羽ばたいていなくても気流に乗っているだけという時もあるんだから。そんな、何かに食われるかもしれない危険な海面まで降りてくる必要はないよ。大方、昔、北国から出稼ぎにきていた人々の作り話だろうね。ふるさとを思う気持ち、かな」
 カウンターの奥から匡之があっさりと否定したのを聞いて、茜音は少しがっかりしたようだった。

「やっぱりただの伝承よね。でもなんか、美しくて悲しい話だよね。北国の厳しい冬を越えて、春に海辺に打ち上げられた木くずを見て、そんな伝承を思い浮かべるなんて。演歌の歌詞にも止まり木って出てくるじゃない。貴方の止まり木になりたいって。その止まり木にだって、海に浮かんで木くずになっちゃうくらい頼りないのね。その頼りない止まり木で羽根を休めていた鳥が死んでしまったら、残された小枝はただ波に打たれながら、いくつもいくつも浜に打ち上げられていく。人々はその木くずを集めて、お風呂を焚いて、温まって、厳しい寒さをやり過ごす。ただの伝説でも、そんな話を作り出した人の心が切ない。あの傘見てたら、なんかその話を思い出しちゃった」

 一度、茜音が、お父さんとお母さん、この店に来て私のこと、何か話してる? と聞いたことがある。
 そもそも、彼女の両親は一緒にこの店に来ることがないのだ。二人とも酒好きでよく一緒に飲みに行っていると聞くが、何故かこの店に来るときは一人だった。そして、黙ってカウンターの席で飲んでいる。茜音が妹か弟を欲しがっていると迷っていた時も、二人とも別々にこの店にやってきて、少しの間考えて、答えを出したようだった。

 茜音が自分の出生にまつわる事情について、不安を口に出したのは、あの時だけだった。
 大体その時も、姉のストーカーのように守護神を自任しているラガーマンの弟が、丁度店にやってきて、姉ちゃん、この間一緒にいた男は誰だよ、と詰め寄ってきて、話が頓挫した。もっとも、茜音は柔道・剣道・空手、いずれも相当の遣い手で、誰かに守られる必要などなさそうなのだが。

 そういえば、彼女の母親が、ある時、グラスを片手にあの傘をじっと見ていたことがある。
 なんか、見覚えがある気がして。
 コウモリ傘なんて、みんな同じじゃないですか? と言ったら、それもそうね、と笑っていた。彼女の鋭い観察眼が、傘の小さな傷や染みついた汚れを見分けていたのかもしれないが、実際のところ、彼女は「彼」が事務所に置いていたこの傘を見知っていたのだ。

 その人は、新宿という巨大な駅の向こう側から、たまにここにやって来た。

 当時、駅の向こうは今よりもずっと雑多で賑やかで、不穏でいてエネルギーに満ちていた。別にその場所から逃げ出したいわけでもないんですといいながら、彼は時々、迷子になった場合の待ち合わせ場所を思い出したように、ここに来るのだった。
 それはなぜかいつも雨の日で、彼が店に入ってきて、コートの肩に光る雫でそのことを知ったり、彼が帰ろうとして扉を開けたとき、向こうの湿気た気配で雨が降り出したことを知ったりした。

 初めて彼が店にやって来た時も、傘を断って帰っていく後ろ姿を、このまま帰してはいけないような気がして、佳彦は店を放って雨の中を追い掛けた。すぐに返しに来るあてがないからと言われたが、いつでもいいのでまた来て下さいと声を掛けたのだ。
 あれから、あの傘は幾度、彼の手とこの古い傘立ての間を行き来したのだろう。ここにあの傘が残っていたら、また彼が帰ってくるわけでもないのに。

 止まり木の伝説では、海で果てた雁が残した木くずを集めて風呂を焚くのは、鳥たちへの供養なのだという。かつて、冬には薪にする木にも苦労をしたという名残なのだろう。
 今ならば、ガスも電気もスイッチひとつで使うことが出来る。
 そう言えば、今でこそ、西口と東口を巨大な屋根付きの通路で行き来できて、傘などほとんど必要ないが、当時は、新宿の駅を越えるための通路は、駅構内を通るのでなければ、雨に濡れながら路地を縫って小さく狭い高架下を通っていかなければならなかった。

 海に浮かんでどこかから流れ着き浜辺に打ち上げられた折れた小枝も、小さな路地で薄暗い明かりを頼りなげに灯している提灯も、今では壊れて使い物にならないコウモリ傘も、昭和でこそ演歌の歌詞にもなったかもしれないが、今この時代には似つかわしくないものばかりだ。
 街の景色から、薄暗い場所が次々と消えていって、そういう場所を好んで潜んでいたものたちは、居心地が悪くなって消えていく運命なのかも知れない。

「あ、そうそう、今日はマスターにお願いがあって来たんだった」
 茜音がそう言って一枚のチケットをカウンターに置いた。
「なんだい?」
「絶対に興味ないと思うけれど、ちょっとつきあって欲しいの。サントリーホール」
「サントリーホール?」
「ピアノのリサイタル。日曜日のお昼間だからいいでしょ。両親に送られてきたんだけれど、今、あの人たち、アフガニスタンじゃない? で、何回も電話が来て、絶対に席を空けるな、行って感想を聞かせろって煩くて」

「弟か恋人を誘ったらいいじゃないか」
「伸之介はだめ、絶対高いびきで寝ちゃうから。恋人は、その、ややこしいでしょ。後から誰と行ったんだって聞かれた時に。だからお願い。ちゃんとスーツ着てきてね。私も一応ドレスアップするから」
 彼女が付き合っている相手は少しばかり訳ありだ。もっとも両親もなんとなく知っているから、今さらいいと思うのだが、お姉ちゃん大好きの弟の方は問題かも知れない。その点、佳彦ならば弟も納得するというわけか。

「マスターがスーツ。こりゃいいや。娘の結婚式以来じゃない? その娘はもうデートもしてくれなくなったし、せっかくだから行ってきなよ」
 匡之にもそう言われて、渋々承諾させられたが、音楽はジャズや演歌はともかく、クラシックなど、全く無縁だった。自分だって高いびきで寝てしまう口かも知れない。

 帰り際、暗く沈んだ扉を開けかけて、コウモリ傘を見下ろした茜音が、半分だけふり返るような仕草で聞いた。
「ねぇマスター、私、その人のこと、知ってるかしら?」
「誰のこと?」
「その、マスターが横恋慕していたって人」
 佳彦はしばらく、入り口の天井のほのかなスポットライトを受けた茜音の顔を見ていたが、時の流れを噛みしめるように答えた。
「彼は30年も前に亡くなったよ」
「そうなの? 不思議ね。なんだかそんな感じがしたの」

「横恋慕の相手が『彼』ってのに抵抗なく行っちゃったね」
 扉が閉まった後、匡之が水の入ったグラスを押し戻しながら言った。 
「余計な事だよ。自分だって、横恋慕の口だろう」
 佳彦は仕方なくそこにウィスキーと氷を足してやった。
「止まり木の伝説、壊れたコウモリ傘。死んでしまったものは帰ってこないよね」

 匡之が今日、ここに来たのも、横恋慕と無関係というわけではない。彼は毎年、この日はここに来て、変えられない過去を酒に浮かべるのだ。今日は匡之の義理の父親と言ってもいい男の命日だった。
「墓参り、行ってきたんだろう。あいにくの雨で桜も散ってしまうんだろうけど、送り桜だな」
「まぁね。あの人は、墓参りなんて来るなって、あっちで言ってると思うけどさ。でも、雨に叩かれて散っていく桜を見ていたら、なんだか、あの人も、大概悪行の限りを尽くして生きてたかもしれないけど、桜の季節に逝ったなんて、まぁ、神さまとしてはあの人へのお詫びの気持ちだったのかもって、そんなことを考えてたんだ」

「お詫び?」
「戦時中、ノモンハンで生き残ったじゃないか、あの人。部隊は全滅したのに、自分ひとり屍の山の上で目を覚ますってどんな感じだったんだろうな。その時に死なせてやれなくてごめんって、神さまがさ」
 幸い、この店の「止まり木」は、小枝のように儚くはない。前のマスターが拘っていた厚い一枚板の見事なカウンターだ。
 店のカウンターのことを「止まり木」と呼ぶなんて、いったい誰が思いついたのだろう。

 その磨かれた止まり木の上に茜音が残していったチケットを取り上げて、匡之は一瞬意味ありげな視線を佳彦に向けてから、言った。
「あの人さ、彼が死んだって聞かされて、それから葬式に行かないの? って聞いたら、もう飲んだくれてて、『死んじまった人間の顔を見に行っても仕方ない』ってさ」
 匡之はカウンターにチケットを戻してから、佳彦が足したウィスキーのグラスに口をつけて、薄いよ、と文句を言った。

 失った友人を恋しく思うのは、匡之も同じなのだ。なぜなら、匡之の方がずっと彼とは親しかったのだから。
「あの人もさ、彼に恋してたんだよ。色恋ってもんじゃないかもしれないど、どこか子どもみたいにさ。そう思ったら、戦争で仲間と一緒に死ねなかったあの人の残りの時間も、少しは報われたのかもしれないって思ったりしてね」

 佳彦は匡之のグラスに琥珀を満たしてやった。
「生きていると、良いことも悪いことも沢山見るさ。生憎、最後に見るものが幸福なシーンとは限らないってのは、俺たちだって嫌と言うほど見てきたじゃないか。でも、海に打ち上げられた小枝や壊れたコウモリ傘を見て、誰かが誰かを想うって、悪い話じゃないかもしれないな」

 匡之がチケットの上で、トンと弾くように、指でいい音を立てた。
「これ、行ってきたら? きっとまた違う景色を見ることができるよ」


「なんで雨になるのよ。しかも、分かりにくい待ち合わせ場所」
 そう文句を言いながら入ってきた茜音が、昭和なマスターには感じのいい笑顔を見せた。

 いや、全く、馬子にも衣装というのは本当に言い得て妙だ。
 桜色のワンピースは、元々童顔の彼女を、見事に少女か妖精に変えていた。いつも地味なパンツスタイルに履き古した靴で、アクセサリーのひとつもつけたこのがない彼女に、シンデレラの魔法使いが現われたのかもしれない。
 ちなみにもう30にもなるはずだし、何よりも柔道と剣道、さらに空手の遣い手なのだが。
「やだ、マスターも、なんかスーツに着られているみたい」
 そう言って笑った茜音が、カウンターの奥の男に気がついた。

「田中さん。え? 偶然?」
「知り合い?」
 佳彦が聞くと、茜音が頷いた。
「えぇ、この先のビルの地下にあるお店のマスター。マスターだらけで、何だか分からなくなっちゃうな」
「井出さん、見違えました。お二人、ご一緒にコンサートだったんですね」
 田中と呼ばれた男が感じのいい笑顔で言った。

「そうなんです。両親の知り合いだった人の息子さんがピアニストなんです。私、クラシックって全然興味ないんですけれど、二人とも、自分たちが行けないことを無茶苦茶悔しがってて、だから、行かなかったら殺されちゃう。あ、こちら原田さん。原田さんは新宿西口のお店のマスターで、まぁ、私のもう一人のお父さんみたいな人、かな。あ、もう、行かなくちゃ。急に降り出すから、遅れちゃって。だいたい、もうちょっと分かりやすいところで待ち合わせてよ。じゃ、田中さん、またお店に行きますね」
 無口なマスターと、予想通り同業者だった田中に見送られて、佳彦は茜音と一緒に店を出た。

 出た途端に、茜音が口をとがらせる。
「マスター、じゃなくて、今日はお父さん、ね」
 前置きしてから、茜音は家族相手にしか使わないような声音で言った。
「お父さん、LINEの通知、オフにしてない?」
 そもそもLINEの友達設定さえ自分でできないのだ。あれこれ文句を言われても、佳彦には佳彦の習性というものがある。それでも、こんなふうに着飾った茜音とデートできるのは悪いことではないかもしれない。
 お父さんか。
 いい響きだ。今では、娘からも「おじいちゃん」としか呼んで貰えない。

「お父さん」としては何とか寝落ちしないように頑張らないと、と思っていた心配は、サントリーホールの入り口で、今日の出演者がピアノの前に座ってこちらを見ているポスターを見た途端に吹っ飛んだ。

 チケットの表書きをよく見ていなかった。
 頭から、自分に縁のあるピアニストなど、この世にいないと思っていたのだから。
 匡之が言っていたのは、そういうことだったのか。
 相川慎一。ヨーロッパで活躍する日本人ピアニスト、満を持しての凱旋公演。
 佳彦はそこに、容易に、懐かしい友人の面影を見つけることができた。

「あ、雨、上がったね」
 壊れてしまった傘でも、やはり棄てることはできない。もしかするとその傘はまだ誰かをかばうことができるのかもしれないのだから。
 見えない傘を傾けて見上げてみたら、新しい景色が広がっている。雨が上がったばかりの空に、鳥が横切ってゆく。小鳥は、折れた枝ではなく、都会の真ん中で力一杯根を張る大きな木の枝に仲間と一緒に止まり、さえずる。

 佳彦は腕を茜音に差し出した。茜音はその腕に腕を絡めて笑った。
「お互い、ほんっとに似合わないよね」
「たまにはいいさ。人生は時々、こんなふうに驚くほど素晴らしい予想外の景色を見せてくれるんだから」




 改めて、『バッカスからの招待状』を読ませていただいたら、始めの頃には摩利子様が出ておられたんだなぁと(なぜか敬称付きの敬語)。
 そして、慎一は5歳でローマに行っちゃっているので、凱旋ってどうよ、なんだけれど、キャッチコピーとしてはこれがいいかな。

 よろしければ、追記で大河ドラマの裏事情を。
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Category: ☆真シリーズ・掌編

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2022/2/27 終わった~~~~~! 

仕事のイベントをひとつ、抱えていました。
2日間のセミナー、準備やら、心配事やらいっぱいあって、死ぬかと思った。
今、終わりました!

コメントお返事、scriviamo!の原稿、もすこしお待ちください!!
あ~、よかった、後から怒られるかも知れないけれど、とりあえず、終わった~~~~~!

Category: NEWS

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2022/2/22/22:22:22 スーパーキャットの日 

 ね~、ね~、おおみしゃん! すーぱーねこの日~!
 はいはい(良かった、呼び捨てにされなくて)。
 おめでと~! 
 (めでたいのかどうかは不明だけれど)そうだよね。こんなに2が並ぶ年は、次は2222/2/22? 君も私も生きてないね。そもそも地球は無事かしら。そう考えたら、おめでたいのかもね(アイコンはトラのままだし)。
 ね~ね~、すーぱーねこって、どのくらいおっきい? クルマより、おっきい?
 え? いや、大きさを表わすための「スーパー」じゃないと思うけど……まぁ、いいか。
 ぼくもおっきくなって、すーぱーとらねこになります! 
 あら。とらねこ、なのね。ヒョウでもトラでもなくて。遺伝子操作しなくて良さそうだから、その目標は正しいかもね。
 ことしは、おっきいとらねこになって~、らいねんは、ヒョウになって~、でね、そのつぎは、とらになるの! 
 (だめだ、分かってない)君のDNA、忙しいなぁ~
 でぃ~えぬ、え~!
 適当に覚えない!
 ころころ*は、あ~る、えぬ、え~!
 え……?(二度見)
*ころころ=あのウィルスのことらしい



と言うわけで、スーパーキャットの日。
この頃、ちょっとばかりテレビっ子をしていまして、その中でも特にお気に入りのチャンネルがアニマル・プラネット(J:COM)。
文字通り、動物関連の番組がずらっと並んでいます。

アフリカの大自然を紹介するとか、動物園の奮闘記とか、まともなものあるのですけれど、中には、超イミ不明番組もありまして、わざわざ危険な動物とバトルとか(なぜ闘う?)、過去に人間を襲った巨大魚を棹1本でつり上げるとか(なぜ棹1本?)、昆虫が人間と同じ大きさだったらどのくらいのパワーが出せるか検証するとか(要る? その検証?)……とりあえず、飽きない。

このチャンネルは、2月になると「2月はにゃんと!猫の月」と称して、やたらめったら猫番組を流しまくるという、素晴らしいチャンネル。
そこで、スーパー猫の日にちなんで、有名無名のねこ番組から(アニマル・プラネット以外からも、もちろん)、お気に入りの番組をご紹介。

第4位 猫のしつけ、教えます
アニマル・プラネットより。困った飼い猫(ご主人)と飼い主(下僕)のための番組。
猫ヘルパーのジャクソンが、猫をしつけるというよりも、飼い主をしつける、という主旨。
先住猫と上手く行かない、飼い主のパートナーと上手く行かない、暴力猫、お○っこまき散らし猫、などなど。
ジャクソンはお家訪問して、時には家の中の改装まで指示して(もちろん、人間じゃなくて、ねこ様のための改装)、次回訪問までの「宿題」を与える。
次回訪問では、ジャクソンが、宿題がちゃんとできているか見て、合格のこともあるし、次の宿題を与えることもある。
でも、中には「もうこの飼い主ではダメだ」とダメ飼い主の烙印を押されるケースも。

第3位 ニャンコ救出大作戦
ショーン、ねこが木から下りれないの! という電話で始まる、木に登ってしまった猫をひたすら救出しまくる番組。
同じく、アニマル・プラネットから。
アメリカ・ワシントン州のアーボリスト(高い樹木の剪定・伐採・管理をする職人)・トムとショーンが、ボランティアで猫救出。
「毎回、木も違えば、猫も違います」というので、2年間で助けた猫は500匹、最大50mの木。
4日前から木に登ってしまって降りれない猫、気が立っていて危険な猫、助けに登っても枝の先の方にいってしまってなかなか助けられないことも。
気が立って猫が大暴れすると危険! ネコもろともショーンも落ちちゃう!
で、思わず私は叫んじゃうのです。「ジャクソンを呼んで~」(番組違い)

第2位 岩合光昭の世界ネコ歩き
猫番組といえば、テッパンの岩合さんのネコを求めて三千里(もっと、だね)の癒やし番組。
岩合さんのネコと同じ視点から見た映像が素晴らしいし、世界の色々な街の人々と猫の暮らしの描写がいい。
実は私は、この番組のナレーション(語り)のオーディションがあったら挑戦したいと思っているのでした!
(実際に、時々勝手にアフレコしています\(//∇//)\)

第1位 半にゃライダー
日曜日の9時からやっているが、肉球タッチリモコンがないと見れない、幻の猫番組。
ねこだけではなく、飼い主のハートもがっちり掴んで、既に第6シーズン(シランケド)に突入している長寿番組。
半人前のねこが、半にゃならぬ般若のお面を被ったら、(ほんのちょっとだけ)強くなっちゃって、敵と戦う。
相棒は、ねこの移動手段を提供してくれる飼い主(人間)。
さぁ、君も一緒に、世界を救おう!
詳細は、こちら

【半にゃライダー危機一髪! 宿敵の魔の肉球迫る!】
【半にゃライダー 危機一髪! 「ゲルマニクスの黄金」を追え】

(けいさんの書いてくださった、ネクストシーズンの半にゃライダー、URL発見できなくて……ご一報ください)



 あれ? なぜ、半にゃライダー?って、聞かないで(#^.^#)!

皆様、素敵な、ねこの日を!
って、もうあとちょっとだけれど、でもどうしても22:22:22に予約投稿したかったのでした!

Category: NEWS

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NEWS 2022/2/4【コロナワクチン3回目副反応】 

コロナワクチン3回目を接種しました。
1月は仕事のイベントごとが多かったのと、ピアノの発表会もあったので、2月になってからにしようと。
1回目も2回目も「もしかして水でした?」というくらい何もなかった私。
確かに、局所の痛みはありましたが、試しにベートーヴェン『悲愴』第1楽章をバリバリ(自分比)に弾いてみたけれど、「弾けるやん」。2回目の後、少し頭痛があったけれど、頭痛持ちの私にはワクチンのせいかどうか判断できない程度で、だるくもなく、元気にお仕事しておりました。

でも3回目は、職場の他の人たちの反応を見ていても老若男女問わず
「リンパ節がむっちゃ腫れた~」(首、腋窩などなど)
「なんかしんどい~」
という声が結構耳に入ったのと、接種予定の翌日も抜けられない仕事があったので、今回はドーピングしておこうと決めてかかりました。
接種後6時間後と15時間後(眠前)、更に翌朝と解熱剤(私はロキソニン愛用者)内服。

まぁ、大丈夫かなぁ?と仕事をしていたら。翌日(接種後27時間後くらい)から、悪寒と関節痛となんとも言えない落ち着かない感じに襲われ、慌ててロキソニン追加。熱を測ったけれど、ドーピングのせいか、36.9度。私の普段の体温は36度を切っていることが多いので、やや高めだけれど、びっくりするほどではない。とにかく寝る。
更に翌日(接種後48時間)にはもう大丈夫かなぁ~とまた仕事をしていたら、午後からまた悪寒、関節痛、座ってられない感じに襲われ、やるべき仕事が終わってから早退いたしました。

せっかくお正月から冷凍庫で待機させていた母の巻き寿司を解凍して、北北西やや北の方角まで確認したのに、半分ほどしか食べられず。これ、一気に食べないと意味が無いんだよね? 
今年も不健康決定かぁ~(しょぼ~ん)。喘息は治りそうにないなぁ。

しんどくて夕方から朝までぶっ通しで寝たら、朝起きたら、頭が痛くて(脱水? お腹が空きすぎ?)またもやロキソニン。
頭痛が治ってきたら、今度はお腹が痛くなってぐだぐだ(たぶん、ロキソニンの飲み過ぎ)。
でも、悪寒と関節痛はすっかり去っておりました。

周辺でも「今回はなんか調子の悪いのが長い」と言う人もおり、一方でなんともないという人もおり、いろいろ。
1回目・2回目の時は、職場全体で副反応のチェックがあり、症状がどのくらい出たか統計を出してましたが、今回はもう面倒くさくなったのか?余計な仕事をしてる場合じゃないからか、ノーチェックのため、正確な頻度は分かりません。
よってあくまでもこれは個人の体験に過ぎませんので、一般的な話ではありませんから、あくまでも参考程度に。
(ネット情報あるあるの「n(対象数)不明」(そもそもひとりの意見に過ぎないのに、何万人もがそう言っているみたいに感じる))

ただ、罹患したら、ここに38度以上とかの発熱が加わるのかと思ったら、もう絶対無理!と思いました。
この歳になると、38度台とかとても耐えられそうにないわ(T_T)
うちの職場では、1回目・2回目で熱出たと言う人たちは、ドーピングを無条件に数日6-8時間おきにやっていたようで、効果的あった人も多いよう。私は、ちょっと手を抜いたときに症状が出ていたので、「大丈夫かな?」と思っても飲み続けていたら良かったのかも。

何にせよ、この程度で済むのならありがたいことです。
感染者は身近にいくらでもいるという状況になっておりますね。家族みんながコロナというのも珍しくなくなりました。まだまだ先行きの見えない時間が続きますね。

でも、明けない夜はない。
『暗闇でしか見えぬものがある』
(朝ドラの中の台詞だそうで。他のブログさんで教えていただきました)
じっくり根を張って、花を咲かせるときに備えましょう。
みんな、何とか耐え抜けますように。


IL DIVOの4月来日が決まって、彼らと、そして他のファンのみんなと一緒に、カルロスを想う時間が持てることになったのは嬉しい。どうか無事に来日してくれますように!

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