FC2ブログ
11 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 01

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【雑記・小説】書きたいことがある 

今年最後の記事を一応ちゃんと書こうと思いつつ、例のごとく最低限の掃除を済ませるのに時間がかかってしまいました。年々、何かをするのに時間がかかるようになっている気がするのは歳のせい? それとも単に取り掛かるのが遅いだけかしら。大体決めたことの半分くらいしかできていない……

今年最後の小説のアップが、まるでカミングアウトみたいになってしまって、今更ながらドキドキしていますが、部分じゃなくて全体の姿を読み取って頂けるように書けていたらいいなぁと思います。
ということで(?)、年末大掃除中に発見した新聞の切り抜きとか捨てる雑誌などから、元気になる「応援ワード」を贈りたいと思います。

【本当にリアルなものとは】 (2014/9月のA新聞の対談から)
『よくこの本で何を伝えたかったのかと聞かれますが、一言で言えれば、1冊の本を書いたりはしません。まずは、ただ物語を楽しんでいただいて、主人公たちの生き様から、何かが胸に響けば、それでいいと思っています。』(上橋菜穂子さんの言葉)

上橋菜穂子さんと養老孟司さんの対談(『鹿の王』発売記念対談)において、上橋さんが、養老さんが「文章を書く時は最初からあまり考えずに書き始めます」と言われたのを受けて、「私もプロットを作らずに書き始めます。まず心がうずくシーンが浮かぶのです」と言っておられるのを読んで、私のキラキラシーンと一緒だぁと……(レベルは別次元ですが)。
物語の中のリアル、追求したいですね。他者の身に起こったことを、幸福も不幸も生も死も、自分のこととして想像できるから、物語は素晴らしいのですね。
そう、一言で言えるのなら、書かないんですよ、こんな長い話……

【ムーミンが教えてくれること】
『北風の国のオーロラのことを考えてたのよ。あれがほんとにあるのか、あるように見えるだけなのか、あんた知ってる? ものごとってものは、みんな、とても曖昧なものよ。まさにそこのとが、わたしを安心させるんだけれどもね』

今年はあちこちで「ムーミンから学ぶこと」的なコラムなどを見かけることが多かったような気がします。これは『ムーミン谷の冬』からおしゃまさん(トゥーティッキ)の言葉。
白か黒かはっきり色分けできることなんて、この世界にはない。物語の主人公は「いつまでも幸せに暮らし」たりなんかできない。でも近頃は世の中がデジタル化されていて、0と1で世界を書こうとするから、窮屈ですね。物語の中では精一杯、あいまいに、ファジーにいきたいものです。
私の書いている物語、大いに「曖昧」だけれど、その中に世界を書いていきたい。

表題の「書きたいことがある」というのは、これも新聞の文芸時評で見つけた言葉。物語のメタ構造の技巧的な成否には疑念があっても、本当に書きたいことがあって書いているかどうかが深い読後感に繋がるという内容の記事でした。
そういう意味では、胸を張っていようかな。

来年もゆっくり、しっかり歩いて行こう。
今年はまた大変お世話になりました。来年もまたよろしくお願いいたします(*^_^*)
だるま?
*こちら、来年予定の石紀行の東北おまけ篇・笠島の立石です。だるまに見えます? 目を書き入れて、縁起の良い新年を願いましょう! 来年も、【石紀行】もよろしくお願いします!
だるま目入り
関連記事
スポンサーサイト



Category: 小説・バトン

tb 0 : cm 8   

コメント


ほんとに

そうですよね、書きたいことがあるから、小説を書く。
なにかをどうにかしたいとか、なにかを伝えたい、ではなく、自分が書きたいことを書いて、読者さんに読んでいただく。それでじゅうぶんなんだろうな、と思います。
だぶんそれって、小説だけでなく、ブログの記事なんかも同じなんでしょうね。
あまり考え込まずに、書きたいことを書いていこう、と思います。

大海彩洋さんには、いつも素敵なコメントや感想をいただいて、ほんとうにモチベーションになりました。巨石紀行も、こんなものが日本にあったんだ、という驚きを毎回のようにいただきました。
来年もまた、よろしくお願いします。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2014/12/31 23:07 [edit]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

# |  | 2014/12/31 23:52 [edit]


物語って

あけましておめでとうございます!
年末の記事にご挨拶しちゃってごめんなさい^^
ああ、年末に読み損ねた~。

小説についての気持ちを語りだしたら、本当にひと晩でも語れてしまいますよね。
きっとみんな、物書きさんは秘めた想いがあるはずだし。
こういうテーマの記事、なかなか自分では書けないので、いつも楽しく読ませてもらっています。

「いったい何が言いたかったのか」って問われて、答えられるのが、きっとエンタ小説なんでしょうね。ミステリーとかホラーとかも、きっとその部類に入って。
養老孟司さんが書かれるような物語は、もうそこを超えてしまって、登場人物の人生なのでしょう。
そういえば、高村先生が「私はミステリーを書いたつもりはありません」とおっしゃって、業界がざわついたことがあったらしいですが、確かに私も高村先生の作品はミステリーを超えた物語だと思ったんです。だって、何が言いたかったのかわかる?と聞かれても答えられない。でも、心が震えるほど感動したのです。登場人物の人生に。
きっと、そう言う事なんだろうなあ。
エンタ小説と、それ以外とに、小説は分類できるのかもしれない。

小説を書きはじめてまだ浅い私は、漫画で言うと4コマ漫画を練習している最中なんだと思います。起承転結があって、単純で息抜きになる。まだまだ、その基本の4コマ漫画をしっかり描いて、そして大丈夫だと思った時に、いつか一本でもいいから長編を描いてみたいなと思っています。
大海さんは、もうきっとその長編を描く段階に入っている人なんだと思います。文章を読んでいて、ああ、自分たちとは違うものを書かれる人だと、いつも感じていましたから。
大海さんがいつも言われるように、ブログ小説の人ではないのかもしれない。いつかチャンスがあったら、長編を書いて世に出てほしいなと感じるのですが。体はひとつですもんね^^;
もったいないなあと思いながら、いつも読ませていただいています。
そんなこんなで・・・・・すごく長くなっちゃいましたが…(汗)
今年もよろしくおねがいします!

lime #GCA3nAmE | URL | 2015/01/01 02:09 [edit]


ああ、TOM-Fさんとlimeさんが大海さんに関して素晴らしく共感することを言ってくださっています。

私には大海さんの世界は文字の世界であって、映像の世界であって、感覚の世界。見えて聞こえて触れてくるのです。
そんな風に描けるのは、本当に凄いことだなあと思っています。

物書きの心については、私には良くわからず、皆さんが良くやられている質問バトンとか、ほとんど答えられなくて。

それでもこのところ少しだけ思うことがあって、なんとなーくこれでいいのかなあと自分自身を認めたことなんかがあって。超個人的な他の人にとってはどうでも良いことなのですけれど。

そんな年末年始ですぅ~(^^;)
ジャパンは寒そうですね。大海さん、どうかお体にお気をつけて。
ぷぷ。目が入っている。もう片方も喜びと共に入りますように^^

けい #- | URL | 2015/01/01 22:28 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

TOM-Fさん、あけましておめでとうございます(*^_^*)
今年もよろしくお願いします。
年末に頂いたコメントにすっかり正月もずいぶんと過ぎてからのお返事になってすみません。実家に帰ってしまうと、コメントを書く手段がなくなってしまって……タブレットでは文字が打ち込めなくて……(不器用?)

書きたいことが明確にあるって大事なことですよね。プロというのは、それを表現するためにあれこれ技巧を凝らすことができる人なんでしょうけれど、素人はなかなかそうはいきません。何かが足りなかったり、逆に過剰表現になったり。本当に難しいですね。
でも、拙くても伝えたいことがあるとなれば、その気持ちに羽根が生えて伝わったらいいなぁといつも思っています。そう、どう解釈されるか、それはもう読んでくださる人まかせですよね。
> あまり考え込まずに、書きたいことを書いていこう、と思います。
はい。私もそう思います。そう、もう結構年をとってくると、この先短いので?書きたいことを書くだけで精一杯と思うのですよね。

> 大海彩洋さんには、いつも素敵なコメントや感想をいただいて、ほんとうにモチベーションになりました。巨石紀行も、こんなものが日本にあったんだ、という驚きを毎回のようにいただきました。
> 来年もまた、よろしくお願いします。
こちらこそ、TOM-Fさんのコメントにはいつも励まされています。そして、物語の中では優しさと、そこはかとなく散りばめておられるTOM-Fさんならではの知識、様々なものからいつも学ばせていただいています。
コメントありがとうございます。そして今年もよろしくお願いします。

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2015/01/04 11:51 [edit]


鍵コメH様、ありがとうございます(^^)

Hさん、あけましておめでとうございます(*^_^*)
今年もよろしくお願いします。
年末にコメントを頂いたのに、すっかり正月も過ぎてからのお返事になってすみません。実家に帰ってしまうと、コメントを書く手段がなくなってしまって……タブレットでは文字を打ち込むのがストレスで、今になってしまいました。
いつも石紀行を応援してくださってありがとうございます。
今年もまた素敵な石たちをご紹介していきたいと思います。
Hさまご家族にとっても素晴らしい1年となりますように。
今年もよろしくお願い申し上げます。

彩洋→鍵コメH様 #nLQskDKw | URL | 2015/01/04 12:35 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

limeさん、あけましておめでとうございます(*^_^*)
今年もよろしくお願いします。
実家に帰ってしまうと、コメントを書く手段がなくなってしまって……タブレットでは文字を打ち込むのが大変で、お返事が遅くなってしまいました。
しかも、年末から記事を立て続けたら息切れがしてしまいました。

年末なので物語についてちょっと語ってみました。というのか、やっぱり『雨』のアップにあたって、気持ちを表しておこうと思ったのでした。何だろな~、言い訳ではないのですけれど、書いた時の勢い、その時に表には出せなかった気持ちというのか、そういうのを残しておこうと思ったりして。
でも、それは本当は読み取ってもらわなければならないんですね。読み取ってもらうように書くべきなんですよね。でも本当は、もう人目に晒してしまったら、後は他人任せ。自分の想いとはかけ離れてしまうこともありますし、それは仕方ないことでもあるし、それが面白いのかもしれないし。
あぁ、でも、語りすぎないことですよね。うん……
高村薫先生の仰られる「ミステリーを書いたつもりはない」というのは分かる気がします。そう、ミステリーとか恋愛とか、そういうジャンルで括られるのじゃなくて、人生を書いているんだって、それが信念なんでしょうね。私も、できれば善人も悪人も、善人のような悪人も、悪人のような善人も、中途半端な人間も(ほとんどが中途半端ですけれど)、その人生を書く中にミステリーや恋愛の要素があればなぁと思いながら書いています。
そう、上橋菜緒子さんの仰る通り「一言で言えるようなら長い物語を書かない」ですよね。一言でなんか言えないんです。いいことも悪いことも、愛も憎しみも、全てあってこその人の世ですから。

limeさんは4コマ漫画を超えて、十分に「物語」を書いておられると思います。
でも、読者さん想いですよね。これは大事なことだと思うし、プロになるような人はそうでなければならないんだけれど、時々本当はここでもっと毒を出したかったのではないかしらって勘繰ってしまったりする部分があります。いえ、きっと、limeさんはあれこれたくさんのストーリーの可能性を考えて、その中で取捨選択されていると思うけれど、その中の最も毒々しい部分も見てみたいなんて思ったりもする今日この頃です。毒々しいって、別に強烈であるとかそんなのじゃなくて、ですけれど。
でも、書くという行為の中で、自分にとって大切なものを掴みとれたら、それが一番いいですよね。物語はまず、自分のものでもありますから。

今年もよろしくお願いします! コメントありがとうございました。

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2015/01/04 14:26 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

けいさん、再びありがとうございます(^^)
五感を刺激する物語、文章、そういうのが書けたら素敵ですよね。
視覚は脳のかなりの部分を占めているので、少なくとも「見える」ような流れのある文章が書けたら、まずは最低限嬉しいけれど、それさえもなかなか難しい。そしてにおいとか触覚となるともっとハードルが上がりますね。そう言えば、ヴェネツィアに行った時に思いました。写真からにおいが伝わったらいいのに、って。ハリー・ポッターじゃないけれど、いつかそんな時代が来るのかしら。ハナクソ味のお菓子とか、ほんと、美味いなぁと思いますもの。どんな味かわからないけれど、ちょっと味覚に訴える^^;

物書きの心、って、人それぞれでいいと思うので、けいさんにはけいさんのワールドがあるから、質問バトルに応えられるかどうかというのは、どうでもいいような気がします。
だって、真面目にプロットを書かない私のようなものでも何かは書いている……^^; 伝えたいことはちゃんとあるのですけれど、しばしばテーマと題材に持って行かれそうになるのが反省ポイントです。選ぶ題材が時々衝撃的なので……^^;
もう少し柔らかく行きたいなぁと思うこともしばしば。
私は、けいさんの書かれる世界は独特だなぁと思うのです。なんていうのか、自然に人間関係が絡み合っているじゃないですか。それもとても優しく絡んでいる。きっと他のところで読んだら、そんなすべてが上手く絡み合っているのってあり~?って思うのだろうけれど、それが不自然でもなく、嫌味とかじゃないんですよね。それはけいさんのお人柄によるものでもあるし、世の中ってこんな素敵なこともあるんだよって力づけようとしてくれている、奇跡をいっぱい持ったお話を徹底して書こうとされている優しさ、なんだろうなぁって思うのです。そう、何となく、これでいいのです。うん!

だるまには是非目を入れてくださいませ。
心願、叶いますように!
コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2015/01/04 16:36 [edit]

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://oomisayo.blog.fc2.com/tb.php/549-8ebd9466
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)