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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

NEWS 2013/4/5 人まねでねぇ…/検索キーワード 

『人まねでねぇ、オメのブログ記事を書け!』
(原文:人まねでねぇ、オメの三味線を弾け!)
はい、そうなんですが…
実はあまりにも嬉しくて、ウゾさん(click)の真似っこをして、ちょっと私もやってみることにしました(^^)

『大海彩洋さん これからも頑張ってください』

あぁ、本当に、どこのどなたかは存じ上げませんが、お優しいお言葉……本当にありがとうございます!
これはもしかして、『ウゾさん お疲れ様です』と同じ方でしょうか?
ウゾさんのところに、私が『このワードが好き』とコメントを残したから??
これ(検索キーワードを使う)って、新手の(あるいはもしかして私が知らないだけで起源は古い?)メッセージを残す方法なんでしょうか?

と言うことで、あまりにも喜んじゃったので、ウゾさんにならって
検索キーワード紹介 大海編です。
本日の桜とともにお送りいたします。
枝垂れ2013/4/5/2
枝垂れ2013/4/5

さて、まずは同じようにメッセージ性の強そうなものから…
『正月四日の客 山田五十鈴 忘れないで』
はい、忘れませんよ、もちろん私はあの世まで持っていきます!
棺には鬼平犯科帳を全巻入れてもらう予定??
って、そういうことじゃないですね、多分五十鈴さんの台詞で『真田蕎麦の味を忘れないで…』ってのがあったからですね…(#^.^#)
でも、これはちょっと嬉しい。好きなもののことを書いて、ぴったしかんかんで来ていただいたのですから!

そう言う意味では、まさにこれ…
『京都殺人案内 音川さんの傘の意味は』
うん、これはもう、どんぴしゃです。これはもう、私の小道具バイブル物語、ですから(^^)
来てくださってありがとうございましたm(__)m

でも、やはり私のところで一番多いのは石絡みですね。
九州の巨石群、矢田家巨石群、天草巨石、岩屋巨石、下呂石物語、阿蘇押戸石……
これはもう、単純に嬉しいです。
これで飛んでこられた方は、察するにこれからご旅行でしょうか?
記事を読んで、旅を楽しみにしていただけたら、これは無上の喜び。
そして、もしよろしかったら、お帰りになったら語り合いに来てくださると嬉しいなぁ。
だから、もっと頑張って良い記事を書きたいと思います(#^.^#)
次回は、大阪の磐船神社とマルタのカート・ラッセル……

ただ、同じ石絡みでも、ちょっと不明なのが…
『カルナック列石 種まき』
何ですって?? カルナックで種まき??
これは逆に私が教えてほしいです! カルナックでどんな種まきが??
無茶苦茶気になります。

そして次に多いのは『スプーン』『コーヒー』絡み。
『ミステリー 珈琲』『コーヒースプーン 逸話』『スプーンコーヒー 変形』……
いささか意味不明のものもありますが…
『スプーン 一杯 コーヒー』 …これはうちを探してきていただいたんでしょうか?
『Fc2 スプーン 大海彩洋』 …これならうちと分かるけど…
でも、『阿弥陀如来スプーン』ってなに? もしかして仏教的深遠ワードなんでしょうか。
結局、大半の方が、ここに来ていただくはずではなかった方々なんでしょうね…
ごめんなさい。

そして、ごめんなさいと言えば……

『水晶の中に龍の絵の意味は』『そこに泉あり』『庭にある祠』
はい、全部【清明の雪】に書きました^^; 水晶も龍も、庭の祠も出てきました。
『汝の足元を深く掘れ そこに泉あり』は私の大好きな言葉ですが、まんま、章題に頂きました…
あぁ、でもごめんなさい。ここに来られるはずではなかった方々ですね…

『北海道 牧場 犬』
はい、これも、このままセットでどこかに書きました。
相川真の故郷は北海道の牧場で、犬をいっぱい飼っていまして。名前は、北斗、銀河、燦、流、ルナ……
でもごめんなさい…ご旅行だったのでしょうか? それなのに変な小説ブログに来られちゃったんですね…すみませんm(__)m

『真にお世話になります』
わー、本当にごめんなさい! 何をお探しだったのでしょうか??
確かに、確かに、人物紹介の記事の題が…『これからお世話になります:相川真』って…あぁ、顔から火が…

『矢田 バレンタイン 嫌い 理由』
えーっと、これは…かなり具体的ですが…??
確かに、2月のSS、お題がバレンタイン・氷・キスでして、書いたSS【Time to Say Goodbye】には矢田という名前のおっちゃんが出てきました。
きっと、こんなBL/SSにぶつかって驚かれたことでしょう!

『月へん 蒸』
はい、これも【月へん】という純文学風掌編を確かに書きました。
でも、蒸すって? 月餅? うーん……
いずれにしてもごめんなさいm(__)m

『剣道 臭い』 (何故か2回も…)
はい、3月SSは卒業・桜・約束、でしたね。剣道、書きました^^;
臭いって話題も出てました…コメントで…(わー、ごめんなさい~)


そしていささか困ったのが……登場人物の名前。
そう言えば、ありがちな名前を付けてはいけないって、よく言われますよね。
人物の名前は全部カタカナにしているという作家さんもおられましたね。
うちの主人公も、まったくありがちな名前ですが…もう30年以上この名前なので、変えられません…ごめんなさい。
北条仁……はい、おります。真の事務所のオーナーはヤクザで、このようなお名前です。
唐沢正彰……はい、おります。これがまた困ったことに、唐沢敏明に語感が……でも、この方々は正彰、と漢字で書いてこられていまして…3人も…えーっと、やっぱりごめんなさい!
でも、斎田あとむ、は間違いなくうちを目指して来てくださったんですね!
あぁ、良かった。いらっしゃいませ(*^_^*)

さて、最後に、自分としてはものすごく気になったものを…

『小説 プロット 作らない』

わぁ~、もう、本当にすみません!
だめですよ、プロットは作ってくださいね!!

でも、間違いでもようこそお越しくださいました(#^.^#)
袖すり合うも他生の縁と申しますし?


振出しに戻って。
『大海彩洋さん これからも頑張ってください』
を送って下さった優しいお方に感謝して、この真似っこ記事を終わります(^_^)/~

頑張ります!(^^)!

枝垂れ2013/4/5/3
まさに遭魔が時のフラッシュを焚かないで撮った写真…綺麗だけど、ちょっと怖い…(;_:)
この記事の冒頭の写真は、朝の桜でした。
光でこんなに変わるんですね。

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NEWS 2013/4/7 台風クラブ 

桜も、北山杉も、百日紅も、モチノキも……根元から揺り動かされるような風です。
うちは海からの風が直接吹き込んでくるようなところに建っているので、雨が降らないままで潮風が運ばれてくると、木々が痛んでしまうので、心配。
何年か前の塩害を思い出します。

こんな風の日に思い出すと言えば『台風クラブ』。
…調べてみたら、1985年の作品でした(相米慎二監督)。
今朝、あまりにもシャッターががたがたいうので目を覚まして、ふと思い出した映画。
その時私は○歳で^^;したが、この映画にはかなり衝撃を受けたことだけ覚えていて、風の強い日にはしばしば思い出すのです。

台風襲来の日、学校に閉じ込められてしまった(担任:三浦/友一がいい加減な先生で…)生徒たちが一晩、学校で痴乱騒ぎをする。一方で東京にプチ家出をした生徒もいてナンパされたり…ラストで学校のグラウンドの木が倒れたり、素っ裸で踊ってたり…記憶の中にある場面は全て一見ハチャメチャなんだけど……
この思春期の危うい少年少女たちを描いた世界。鬱屈した日常を台風襲来という非日常の中で爆発させる……危うさと脆さと、そして若さゆえのしたたかさと。ついでに大人の身勝手さも。これがもし普通の日常の状況で描かれてたら、ちょっとついて行けない話だったかもしれないけれど、突然やってきて短い時間で去っていく台風という巨大で逆らえない何かと絡めて描かれたのが、本当にすごいなぁと。
大好きだったのですが、多分今放映されたらRとか禁とか言われそうな部分も多々あり…
でも、バービーボーイズの歌も良かったなぁ。

風の音を聞いたら、いつも思い出すので。


でも、近頃の災害は、日本の弱い所を狙ってくるような気がしてしまいます。一度災害に遭われた地域にまた襲ってくる…本当に、ニュースを見ていると心が痛みます。

今年はやっぱり変な気候ですよね。
せっかく満開になったうちの桜も一晩ですっかり、半分禿ちゃったみたいになり(いつもなら、4月の第2週くらいに一週間はだらだらと満開風景を楽しめる枝垂れなんですが)、山吹まで芽吹き始め、ついでにハナミズキのつぼみまで膨らみ始めている。
花の咲く時期の変化はちょっとしたことに過ぎないかもしれないけど、この季節に台風みたいな低気圧……

『台風クラブ』が公開された頃は「通り過ぎる」という印象の台風が、近年は随分しつこく感じる。
爪痕を残すという意味では、昔も今も同じなのだけど……
どうなるんだろう。
地上の一部分に立っている自分は、この風を感じてざわざわと不安になる。
地球規模で描かれた気象図を見ると、本当に地球は大きなひとつの球体で、風や雲がこんなに大きく渦巻いているのかと驚く。
対岸の火事は、他人に降りかかった不幸では済まないことが、身に染みる今日この頃。

はなみずき
庭のハナミズキ。もうつぼみが開き始め。この花、つぼみは本当に小さいのに、大きくなるのが不思議。
植物ってある意味、動物よりしたたかでたくましいと思える。
つぼみをあげよう…庭のハナミズキ…って、このつぼみ、もらってもあんまり嬉しくないかも^^;
どうだん
そして、併せて、ずいぶん早くに開き始めた満天星躑躅。
うーん、順番にゆっくり、咲いていってほしかった。一気に梅雨→夏になるのでしょうか?

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NEWS 2013/4/13 地震/土鍋/にゃんた 

まずは今日の花…ミヤマツツジ。
沢山かたまって咲いているのをネットで見ると確かに美しいのですが…
ミヤマツツジ
こんな風に、森や山の中で1本だけ咲いているのを見るのが好き。
遠くの山のなかで咲いているのを見つけると、何だかほわんと嬉しい。
そこだけぽっと灯りがともったように赤い(濃いピンク)んですね。
同じ理由で、山桜も好きなんです。
白っぽい桜よりも、赤い葉が一緒に開く山桜が好き。
ちょっと桜餅みたいで(何で? う~ん、一度で二度おいしいから?)

それにしても、今朝の地震、びっくりしましたね!(関西限定ですが)
若いころ、神経過敏だったのか、ナマズ並みに地震で大揺れする前に目が覚めたりしていましたが…
今日は唐突なすごい揺れにびっくりして目が覚めて、次にエリアメールの警報音で二度びっくり。
二度目の阪神大震災!? と思ったけど……

揺れているカメラの映像とか見ると、自分が立っている足元がいかに不安定なものか、わかりますね。
プレートが潜り込んでいる上にあるんですものね、日本。
そう考えると、宇宙の中の地球だって、そのものが実はとても不安な場所にあるわけで…
いつまでも続かないかもしれない、という気持ちで心がけていかないといけないものですね。

で、朝から久しぶりにテレビをつけていたら…
『しっとこ』という番組で、日本大好き外国人(日本在住)の話をやっていました。
日本の漫画をイタリア語に翻訳しているイタリア人女性。
日本の土鍋を愛しすぎてプロの陶芸作家になったというメキシコ人。

イタリア人の翻訳家は「日本の漫画は感情の深さ、交流がきちんと書かれているから」と。
日本で翻訳スクールで講師もされている。
生徒は「(表現されている内容について)日本人でも気が付かない細かいところに気が付く先生だ」と。

メキシコ人の陶芸家は、この狭い日本の中で実に多種多様な焼き物がある、そんな国は日本しかないと。
土鍋が好きで好きで…と語りながら、顔が子供のようにキラキラ。
焼き物は難しい、なぜなら日本の食器は手に持って使うものが多いから、薄すぎると熱いものを入れた時持てなくなってしまうし、分厚く作りすぎると中に入っているものの熱さが分からなくて、食べた時にやけどする…と。
食器を持つ、ということを考えて作っておられるのだとか。

日本人のほうが日本を知らない、ということはよくあるけれど……
当たり前にそこにあると思っているもの、日本の古くからある良いものを見直さなくちゃ、なぜそれがよいと思えるのか、ちゃんと知っておかなくちゃと思ったりします。

たとえば、日本では西洋に追いつけ追い越せで、音楽の授業も西洋ものを中心にするようになってしまっていた。私が子供のころは、ピアノを習うというのが流行り始めたころで…
もちろん、私はクラシック大好きで、若杉弘さん(指揮者、ドレスデンやチューリッヒで音楽監督もされていた)の追っかけをしていたこともあるし、マーラーやブルックナーのCDはずらりと並んでいるし、スカラ座の前に2日間並んだことも、ウィーンの学友協会ホールに侵入してベーゼンドルファーを触っちゃったこともあるし、徹夜してカラヤンのチケットを取ったこともあるけれど……

なぜ子どもの頃、学校で三味線や鼓を教えてくれなかったんだろう!?
ただ、うちの祖母が踊りをやっていたので、日本の民謡は結構知っていた。
あの頃、民謡がブームで、民謡の節に合わせて踊る人が多かったのです。
大学生のころに南座に通うようになり(もちろん、貧乏なので、チケットは老人会の人に余ったのをもらったり、3階の最後列で鼻血出しながら見ていたり、ですが)、初めて和ものに触れまくって…やっと自分で三味線をしようというところに至った。
遠回りですが、今は本当に良かったと思う。
最近、小学校で和楽の授業を取り入れるところが増えてきたそうで、嬉しいです。
沖縄は、そういう意味では自分たちの音楽を大事にしておられる。
外国の人に、日本が古くから受け継いでいる音楽ってこんなのだって言えるようになりたい。

ということで、地震から始まった今日の雑感でした(*^_^*)

最後に、あんなに可愛かったうちのにゃんたの1メートル時代の雄々しき姿。
トラではありません。茶トラ猫です。
イヌではありません。遠くから見たら犬の大きさでしたけど。
京都に下宿していて、久しぶりに家に帰った時のこと。村の中の道を家に向かって歩いていたら、遠くに犬がいるなぁ……あれ、猫? あ、にゃんただ! 
するとにゃんたも私に気が付いて…走り寄ってきた!
あぁ、なんて感動的な再会!
腕の中に飛び込んできた(でっかい)にゃんた!

と思ったら、なぜかガブリ!!
思い切り腕を噛まれた……
う~ん、にゃんた、あれはなんだったの?

こんな雄々しい姿ですが、何度か死にかけてました。
肛門周囲膿瘍があって、しょっちゅう再発していたし、脱水になって死にかけて点滴に通ったことも。
今みたいに血管に点滴できない時代で、皮下に液を入れて、もみもみを何日もやりました。
足も悪かったし、テーブルとソファの間の隙間を何回も何回も跳べるかどうか計って(手で)…えいって飛んで…
落ちてたけど…
それでも一応ハンター。
時々、ハトやカモを取ってきて持って帰ってきた。
ねーねー、すごいでしょ!褒めて褒めて~って。

でも、ある時、薄暗い廊下に紐が落ちていて、拾ったら……
蛇だった!
う~ん、にゃんた、蛇はちょっと……
にゃんた
ワイルドだろう~?

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NEWS 2013/4/21 満開の躑躅/鬼平の言葉 

つつじ
ほぼ9年前のうちの躑躅です。
躑躅は年々小さくなる、とは言われておりますが、おそらくこれがこの躑躅のピークのころだったのかもしれません。
時は過ぎていく…しみじみそう思います。
躑躅2
これは2階から見たところ。


さて、今日は何かの拍子にふと思い出した鬼平の言葉をかみしめながら、仕事に行きたいと思います。

盗賊改めの密偵、おまさがある男を見かける。
男は大工であり、実は自分が手掛けた大店の見取り図を盗賊に売っている。
近頃は鳴りを潜めていたが、実は死の病・結核を患っていた。
そして同じように胸の病を抱える女と出会い、二人で静かに余生を送りたいと願う。
そのために必要な資金を、今手元にある大店の見取り図を売って得ようとするのだが。

女は、男からそのことを打ち明けられ、男にいう。
そんなことをして得たお金で幸せになんかなれない。
だが、男は自分が先に死んだあと、女に金がなくては辛い思いをさせてしまうと思い、決心して見取り図を売りに行く。

仲買人は、信頼のおける盗人(というのも変ですが、つまり、犯さず殺さず、貧しきからは奪わずの3原則を守る盗人)に渡りをつけてくれようとするのだが…
売りに行った先の盗賊は、代が変わっており、急ぎ働きをするあくどい男に変わっていた。
仲買人は殺され、その盗賊のかしらは直接男を呼び出し、殺して見取り図を奪おうとしている。

女は神社で、男が悪いことをしないようにと祈り続けている。

おまさはある程度の動きを掴みながら、鬼平に報告する。
本当は報告するかどうか躊躇っていたのだが、仲間にいわれて報告に行った。
そして、男も女も胸を患っていること、先はそれほど長くないのではないかと思うと、お縄にするのが辛い、もしかして見逃してやれたらとも思う、と心の内を打ち明ける。また、女がどうやら真心をもって男と接していることも伝える。
おまさがそれほどに迷っている姿を見た鬼平の言葉(正確ではないかもしれませんが)。

さて、許すか許さないか、それを決めなくてはならない。
一旦許すと決めたら、ここまで、というのはない。

男だねぇ。許すと決めたら全部許す。そう言ってるわけです。

そしてどうなったか。
鬼平の妻、久栄は、すべては女にかかっていると言っていたのですが、まさにその通り、女はついに盗賊改めにやって来た。
愛しい男を売るのはつらい。でもその男が悪いことをするのは見ていられない。
しかし男はあくどい盗賊に呼び出され、すでに殺されかかっている。
そこへ内偵を進めていた盗賊改めが乗り込んで、あくどい盗賊一味はお縄になる。

男にはもちろん、これまでの罪状があるのだが(多分、極刑に相当する並みの)、鬼平は見取り図を焼き、自分の懐から金を出して男に渡し、籠をふたつ頼んで、男と女に好きなところへ行けというのです。

籠に乗る男の表情は少し微妙な感じで、これがまた鬼平犯科帳っぽい。
女は男を売ったわけで、それをどう感じたのか。
女の真心を受け入れたのかどうか、さて、少し気になるラストではあるけれど、女を思って再び悪事に手を染めようとした男の真心もまた、嘘ではなかったわけで。

それはともかく、時々こうして、空海の言葉並みに鬼平の言葉を思い出す私って……
ま、今日はこれを心に留めて、少々のことあっても、許すと決めたら許す?と思って仕事しようっと。

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NEWS 2013/5/17 病気自慢 

三味線ストラップ
GWが終わって、あれこれ仕事のストレスもあって(あれこれというより、明確にある出来事が原因ともいえるけれど)、小康状態だった逆流性食道炎が悪化の兆しを見せ、薬を常時服用するようになりました。
というわけで、私が絶対に手放せない薬をふたつ、載せてみました。
薬だけだったら寂しい写真なので、三味線ストラップに囲んでもらいました(^^)
ヒバ、鼈甲のくず、螺鈿様の貝殻、色んな素材のものが毎年津軽に行くたびに増えていきます。

さて、薬ですが。

パリエット…プロトンポンプインヒビターという胃炎・胃潰瘍の薬ですね。
実は普段はお手頃に同種のタケプロンという薬を愛用しています。水なしで口の中で溶けてくれるから、便利なのです。ただ、1か月くらい続けて飲んでいると、ものすごい口渇で、しまいにやたらと口内炎ができるようになりまして。胃酸を抑えるついでに唾液も抑えちゃうようです。
この薬は飲んでから効くのに3時間くらいかかるので、突然発作的な痛みに襲われた時は、時すでに遅しです。

もう一つは、ロキソニン。
言わずと知れた痛み止めです。もうこれがないと生きていけません。
最近は少し飲む回数は減りましたが、肩こり→緊張性の頭痛→もうだめ~という私は、ロキソニンなしでお出かけは絶対にできません…特に人込みは死にそうになるので、町に出るときは必須です。忘れたら不安でたまらない…

実は、私も結構な病気持ちでして。

①手術を勧められたけれど、放置してほとぼりが冷めるのを待っている(た)子宮筋腫と大出血
女性はほとんどこれを持っていると言われておりますが、私も例にもれず直径10cm, 8cmを筆頭に4-5cmのものを複数個、持っておりまして、同時に無排卵になり不正出血に苦しみました。
黄体ホルモンを飲んでコントロールをしていたのですが、これがまただるくてしんどくて、数か月サボったりしていると朝になったら冷たくなってるかも、と思うくらいの大出血もあり(って、男の人が読んだら微妙な話ですみません)、結構つらかった…幸い、峠は越したようですが。
ドクターショッピングをしまして、4軒目で『様子を見ましょう』といってもらえたので、手術をせずに閉経をまつことに(閉経すると自然に小さくなる)。
でもそこの先生も、次の検診に行くと、『手術する?』
いやいや先生、この間しないで様子をみるって話、しましたよね?

そこで分かったことは、ヘモグロビンも8を切ると結構しんどいということ。階段は息が切れるし、なんかだるい…と思ったら7台。鉄剤を飲んだら、胃が気持ち悪くて吐きそうになり…
『じゃあ、シロップにする?』
お子ちゃんじゃないんだから、こんなシロップ、飲めましぇん…しぇんしぇい…
ということで役に立ったのは、南部鉄瓶と鉄卵。
鉄瓶で湯を沸かし、料理をするときに鍋には鉄卵(鉄の塊…やかんの形のもある)。

無排卵で苦しんだ挙句、心配なのは骨粗鬆症。
で、登場するのが骨密度測定。
毎回言われる。
『いや~、大海さん、あなたの骨は立派ですね~、同年代の女性の120%以上あって、20代後半です』
ま、骨太ってことですね(いい加減な括り)。

②思い起こせば、あれもあれもこれ……逆流性食道炎
ある日の朝、突然ものすごい胸痛に襲われました。
痛くて苦しくてのた打ち回り、ついでに吐き続け、仕事にも行けず、起きていることも寝ていることも座っていることもできない、もちろん食べれない…1週間。
首を絞められるような痛みが心窩部から咽喉までつきあがってくる。
てっきり女性によくある不安定狭心症かと思い、あぁ、若くして私も…と自己診断しつつ、でも待てよ?こんなに吐くのか?とか思いつつ、だましだまし放置してやっと重い腰を上げて、行った先が内視鏡がべらぼうにお上手という名医のいる消化器クリニック。
実は私、若いころ、胃潰瘍一歩手前の胃炎もちでして、胃薬の手放せない人で、内視鏡はもう大嫌い。

名医は聞きます。
『鎮静しましょうか?』
『はい、無論です。ばっちり寝かしてください』
軟弱な私は、ドルミカムという名前のいかにもいい夢をみそうな薬でおねんねして内視鏡検査。
ピロリくんはいなかったので、それはよいとして、胃が胸腔へスライドしている食道裂孔ヘルニア状態。
でも、その前から、さすがに名医は症状だけで『逆流性食道炎ですね』
いえ、無論、私の症状の訴えも的確だったと…思うのですよ(^^)
『今日は車を運転しないでくださいね』
『はい』といいつつ、夕方には残業をしに仕事場へ行こうと、もう大丈夫だろうと運転しようとしたら…
何かに集中すると、ふらふら~とすることが判明。
鎮静剤を使ったら、その日は大人しくしましょう!

思い起こせば、若かりし頃、カレーに凝って、スパイスを各種取り揃え、自分でアレンジしてカレー三昧だった私。ある時から、急にスパイスが食べられなくなっていた。
若いころ、イタリア大好きの私は旅行では水代わりにワインを飲み(だって、昔ってワインのほうが水より安かった)オリーブオイルどっぷりのパスタやサラダをがっつり食べていたのに…
ある日、ナポリのレストランで食事中、急にしんどくなって吐きまくった……
酒に弱くなって、飲んだら翌日は吐きまくる…でも頭は結構冴えている?二日酔いっぽい頭痛とかもない。
全て、逆流性食道炎の症状だったのです。
胸痛は、胃から逆流した胃酸が食道の粘膜を焼いたためのもの。
狭心症に間違えられるほどの痛み、というのはまさに事実です。

そして、今いえることは、病気は克服するものではなく、お付き合いするもの。
食べてはいけないもの、控えたほうが良いもの、食べる時間、痛みに襲われた時の対処方法。
これらを駆使して、この病気とはなが~いお友達です。
ちなみに運転中とかにも、急に激烈な痛みに襲われることもあります。
効果てきめんなのは水。
そう、食道へ上がってきた胃酸を水で胃へ流し戻す作戦。
でも、5分くらいしか持たないので、また飲む。…そのうち胃酸が諦める、という。

名医『油っこいもの、甘いもの、スパイス、コーヒー…はダメですね』
大海『分かりました。でも一つだけ、どうしてもやめられません……コーヒーを取り上げられたら、ストレスで悪化します』
今、私が絶対無理なのは、上等な霜降りのお肉。確実に吐きます……だから安上がりの肉で助かります。

③(原因不明の)強烈なめまい……多分、一過性脳虚血だったような…
ある日、朝ベッドから出たら、こけた。
確かに前日、飲み会だったので多少飲んでいたので、あれ?二日酔い?
でも実は気持ち悪くて、あまり飲めなかったんだよな~とか思いながら歩こうとすると、歩けない??
あれ? しかも気持ち悪い。
土曜日だったので、職場に電話して、待機で詰めている後輩に『なんか歩けないねん』
後輩『そんなん、二日酔いですよ』
大海『あ、やっぱり』
しばらく放置してソファで寝転んでいると……

もう全く立つことも歩くことも寝転んでいることもできなくなり、回っているというよりもぐらぐら…
身体を維持することができない。
えーっと……これはなんかまずいんでは??
で、親に来てもらって救急病院へ。病院に着いたときにはもう人間以外になっていた私でした。
救急車で運ばれてくる数人の患者さんよりも、余程私のほうがやばく見えたようで、すぐにMRIへ。
取りあえず、MRAでは血管が詰まっていることはなさそうと判明。
名医その2『でもそんな状態ではどうしようもないですね。入院してください』
大海『入院したら、この症状はよくなりますか?』
名医その2『いえ、それは同じです』
大海『じゃあ、帰ります』

それから1週間、立つことはできず、座っていることもできず、起き上がってはコケ、家の中でもトイレに行くときはゴルフクラブ(昔やっていたゴルフ…こんなことに役に立つとは思わず)を杖にして歩くか、這っていくしかなく。
でも、寝転んでいてもぐらぐら回り続けるので、寝ることもできない……

最初は澤穂希さんと同じなんだわ、と思っていましたが、その後訪ねためまい専門病院では、そういう類の一般的なめまいよりも症状が激烈すぎるので、やはり血管の問題(+アルファ)だったのでは、と言われまして…
数か月、眼振が続いていました。
真っ直ぐ歩けないので、壁沿いに歩き、ふらふら~ぐるぐる~
名医その3(私のMRAを再読影した脳外科医、しばらくの沈黙ののち)『大丈夫でしょう』と言いつつも『私もずいぶん色んな患者さんを診てきましたからね、これをきっかけに、仕事の量や質を見直しなさい。でなければ10年予後はわかりませんよ』
先生、それは……どういう予後でしょうか? まさか、生命予後??
(神経学的予後でも嫌~~)
本当に私のMRAは正常なの~!?

ただ一つ言えること。
あの急性期の激烈な状態は、もう二度と味わいたくない!
『あ、繰り返すことはありますからね』……(@_@)

そして2か月目、我慢ができずに巨石を見に行った私は、山の中でこけて、ひどいねんざで大変な目に遭いました。誰もいない岐阜県は中津川の山の中で、遭難するかと思いました。
『めまいでこけたん?』
いやいや、決してそうではありません。
はっきり言って、不注意です。
始めの数日は車いすが必要で、その後数週間、松葉づえが手放せませんでした。
しかし、そうなってみると、世の中の道って本当にバリアフリーではありませんね。
普段気にならないちょっとした段差が、とても大変だということを感じます。


というわけで、何の落ちもありませんが、取りあえずお開きです^^;
病気って、どうして自慢したくなる時があるのでしょうか。


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ホラーというようなものではなく、スピリチュアルな話かもしれません。
思い出すと、大事にしたいと思う出来事なので。


ななかまど
(ナナカマド)


中学生・高校生の頃、日常茶飯事的に金縛りにあっていました。
金縛り自体は科学的に証明されるようになっているけれど、当時の私には結構恐怖。
金縛り中には、よくいろんなものが見えます。
これも科学的には当たり前、ということなんだけれど。
一番怖かったのは、黒い塊みたいな生き物が胸の上に載っていて、しわがれた声で歌を歌っていたこと。

ところが、ある出来事をきっかけに、一度も金縛りに遭わなくなりました。

それは祖父が亡くなった日のこと。
お通夜の夜、自分の部屋で寝ていたのですが、突然ドアが開いたのです。
光の中に、祖父が立っている。
祖父はいつも粋な帽子をかぶっていたのですが、その帽子とちょっと首をかしげたような立ち姿は、間違いなく祖父だった。
実は、私はドアに背を向けて寝ていたような気もするのですが、よく分かりません。

祖父は、部屋に入ってきて、布団をめくり、私の背中を撫でていきました。

翌日、亡くなった祖父に添い寝をしていた祖母が、親戚で集まって話をしている時に言い出したのが……
「夕べ、おじいさんに、背中撫でるのやめてやって頼んで寝たら、大丈夫だった」
祖母は、昔、姑さん(祖父の母親)のお通夜の日に、添い寝をしていて、布団をめくられ背中を撫でられたそうです。その時、あまりにも怖かったので、祖父にそのように頼んで眠ったのだと。

祖母の背中を撫でることができなかった祖父は、私のところに来たのでしょうか。

その日を境に一度も金縛りに遭わなくなりました。
ぴたりとやんだのです。

ただ、一度を除いて。


その後遭った『たった一度の金縛り』。
それは、福井の永平寺で起こりました。

大学生の時、友人と一緒に、永平寺の宿坊に泊まったことがあります。
だだっ広い部屋に友人と二人きりで寝ていました。
その朝方、あまりのにぎやかさに目を覚ましました。

頭の上を行列が歩いているのです。
あたりは一面真っ白な感じで、まばゆかった。
そのうちの誰かと目が合い、揺り動かされ、「一緒に行きましょう」と言われました。

ところが、その日その時だけ、金縛りになっていたのです。
「すみません、動けませんので、お先に行ってください」
明瞭に返事をした自分の声も耳に残っています。


後日、実家の村のお寺の奥様に聞いたら、お寺では朝方、よく亡くなった方々の行列を見かけるのだとか。
奥様などは慣れっこなので、特に何も思わないとおっしゃるのですが、「ついていかなくて良かったね」と言われました。

全く因果関係のない出来事とは思うのですが、その時一緒に永平寺に泊まった別の友人が、その後しばらくして事故で亡くなり、時々、その人のことを考え、手を合わせています。


占いは信じていないのですが、何かの折に一度だけ、姓名判断+手相に行った時に、あなたにはおじいさんがついていると言われました。
その言葉は多分占いの常套手段だったと思いますが、自分に関してはその通りだと思っています。

その後、やはり一度も金縛りにあっていません。



……とても真摯な気持ちで記事を書いています。
このことは心に仕舞っていて、あまり人には話さないのですが、私たちはみんな、目に見えない力によって生かされていると思いますし、私にとっては命の意味を考える出来事でしたので、伝えたいと思いました。

あじさい
(実家の紫陽花)


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NEWS 2013/8/3 渾身の一枚!? 

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わが町の自慢、ではありませんが、明石海峡大橋の夕陽です。
たまたま明石出張の帰り、夕陽タイムになり、ちょっと寄ってみたら、あたりにはカメラ小僧ならぬカメラおじちゃんがいっぱい。みんな最高の一瞬を撮るために、ひたすら待っているのです。

写真は一瞬を切り取る芸術だけれど、一瞬を切り取るためには、そこに至るまでの膨大な時間があるのだろうな、と思いました。

わずかな時間の間にも、こうして船の影が横切ったりすると、少し光の印象が変わります。
気がついたら、私も、いつの間にかその一瞬を求めて、1時間以上もその場所に留まってしまっておりました。
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朝日は活力を与えてくれる気がしますが、夕陽もまたいいですね。
夕陽の光の中には、自然な「ありがとう」という感謝の気持ちが漂っているような気がします。
今日も1日、無事に過ごせたことへの感謝です。
だから、ミレーの晩鐘の世界になるのかも。私の大好きな『北の国から』の場面にもなるのかも(物語を遊ぼう15)。
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さて、今週末の予定を少し。
【百鬼夜行に遅刻しました】(あ、ウゾさんのブログじゃなくて、ブログ名からお借りした小鬼のウゾくんの物語)の夏編をアップします。ちょっとSlella 8月号のしめ切りを過ぎちゃうのですが……^^;
後は、野となれ山となれ。

おまけ。
前回、青森旅行の記事の時に、アップする予定だったのを忘れていた写真。
JAあおもりの宣伝ですが……
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なるほど、よくできています(^^)

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【雑記・あれこれ】 カミングアウト 

【海に落ちる雨】更新中です。
実はこれを更新している中で、きっとどなたもついてきて下さらないだろうなと思ったので、どうでもいいコラムを一緒に載せていたのですが、そんなもので人の気を惹けるわけでもなく、無駄な努力でした。
カテゴリの【海に落ちる雨】第1節とか第2節とかをクリックしていただけると、その無駄な努力の跡が…^^;
でも、順番に読んでいくときに(そんな奇特な方がおられたら…)、逆にこの無駄話のコーナーが邪魔であることに気が付きました。

しかも、埋もれて可哀そうな話題もあるので(自分でそう思っているだけ^^;)、再掲になりますが、ここにピックアップして、本編からは外すことにしました。
そこで、今日のピックアップコーナーは『カミングアウト』

『秘密の〇ンミンショー』などでもよく出てくる単語ですが……
ウィキってみると、そもそもの意味は「これまで公にしていなかった自らの出生や病状、性的指向等を表明すること」だとか。
使われ始めたきっかけは、同性愛者の方々。自分の性的立場を隠している状態(クローゼットの中にいる)から出てきて真の姿を開放することをカミングアウトと呼んだわけです。
そういう意味では、この【海に落ちる雨】の本当のカミングアウトは以下の記事にあります。
→→カミングアウトについて(記事は最後に畳んであります)

それはともかく。
今回の主役は人気アニメ、アンパンマンに登場するドキンちゃん

バイキンマンを鼻先でこき使い、好き勝手、わがまま言いっぱなし。
バイキンマンもドキンちゃんの前では、アッシーかメッシーかという感じで、いいように使われっぱなし。
ついでにホラーマンなる、新たなシンパも現れ、ますますし放題、言い放題。
でも、ショクパンマンさまの前では、完全なる乙女。

現実にいたら、まさに『嫌な感じの女』ですよね……

このドキンちゃんの歌があるのです。
それがもう、本当にすごい『カミングアウトの歌』とも言える傑作。
そのまま歌詞は書けないけれど、こんな感じ。

私はドキンちゃん、なるべく楽しく暮らしたい、美味しいものは大好き、毎日遊んで暮らしたい、みじめな暮らしはいや、朝から晩までおしゃれをしたい、私はわがままなのよ~

これを聞いて、逆にドキンちゃんがキュートに見えるのだから、面白いですよね。
(って、私だけ? この歌、すごい好きなんです)

そう言えば、これはキョンキョンの『なんてったってアイドル』と同じではないのか!
つまりカミングアウト。
あの頃、アイドルと言えば、『ぶりっこ』で、女の子からは好かれることもあったけれど、ちょっと敬遠されることも。

でも、キョンキョンのこの歌は、開き直って宣言してしまったんですよね。
アイドルを敬遠していた女の子も、あれっと思ったはず。

カミングアウトには、いいことも悪いこともあるのかもしれませんが、何だか周囲を応援する気持ちにさせる、そんなパワーがあるような気もします。潔さという意味では好感度は高いのかもしれませんね。


そうそう、余談ですが。
アンパンマン。
やなせたかしさんが御年70歳を越えられてから今の形になり、世に認められた名作。
始めは「戦場で餓えた子どもにパンを配るおじさん」(どちらかというとジャムおじさんのような)だったそうです。しかも、ラストは、戦争をする二つの国の間で、飛行機で移動中に撃ち落とされるという話。
おじさんは、戦争をしているどちらの国にも餓えた子どもはいるので、隣の国の子どもにもパンを届けようとしたところだったのです。

やなせたかしさんは、良いことをするためには多少の犠牲を覚悟しなければならない、それでも正しいと思ったことは貫かなければならない、ということを伝えたかったのだと思います。
それが今、アンパンマンが自分の身をもいで、餓えた子どもに食べさせるシーンになっているのだとか。

それにしても70を超えられてから、あれだけのものを作り出されたパワーに感動するばかりです。
ちなみに、私のまわりの子どもたちは、結構バイキンマン好き^^;


そう言えば、かの朝比奈隆さん(元大阪フィルハーモニーの指揮者、亡くなられたのは91歳。この方については語りたいことがいっぱいあるけれど、今回はやめておきます)と第13代片岡仁左衛門さん(現15代仁左衛門さんのお父さん。すごい役者さんだった)と桂米朝さんが、御年70越えで集まられて「芸は70からですなぁ」と語り合ったとか。
やっぱりすごい人たちは違うなぁ、と思ったものでした。

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【雑記・あれこれ】身体を鍛える 



*本日は【海に落ちる雨(74)】もアップしています(*^_^*)

ついつい買ってしまった健康器具ってありませんか?
腹筋グッズ、足踏み(ステップ)グッズ、レッグ何とか、はたまたランニングマシーン。
きっと買った人は多いだろうけれど、実際に使っている人がどのくらいいるでしょうか。
かく言う私、腹筋グッズを買ってみたことがありますが、粗大ごみになっています。

最近は、結構夜遅くにランニングしている人を見かけますね。
神戸も、マラソン大会が始まってから、ランナーが増えたような気がします。
坂が多い神戸ですから、結構大変な道のりでもあります。

私は気持ちが軟弱なので、運動をするのは「時間を決めて」「場所を決めて」やらないと無理なんです。
基本は誰かと約束をすること。あるいは時間の決まったプログラムに参加すること。
そして、思い立ったら、とにかくその場所に行くために家を出てしまうこと。
家であれこれ考えていたら、絶対に行かないということが分かっているので……

昨年、足を捻挫して歩けなくなった時期があり、まだいささか要リハビリなので、筋トレのためジムに通っています。歳を取ると、なかなか治りません^^;
時間のやりくりも大変ですが……
捻挫するまでは、ボクシングジムに通っていましたが、今は休憩中。
早く復帰したいけど、グローブをつけて腕を上げているだけでしんどそう……
あんなに元気だったのに。

そう言えば、最近、ふくらはぎの運動のための画像を作りました。
でも、ふくらはぎの運動って、すごく地味。
楽しくないので、三味線の伴奏でも入れようかと思ったくらいです。
でも、単にかかとを上げるだけなので(負荷のかけ方は色々あるけれど)、仕事をしながらでもできる。

そう言えば、美脚の大御所の方は、家の中でもハイヒールで生活されているのだとか。
う~ん。

流行りのロングブレス。昨日某番組でやっていたお腹凹ませダイエット。
あれも、背後霊のように美木氏がいて、いつも耳元で葉っぱをかけてくれたらできるんでしょうけれど、なかなか。
あ、でも呼吸って大事ですね。


さて、あれこれ思いつつも、少し前に購入したのがこの2点。
これなら、置いてあってもインテリア程度で粗大ごみほどでもないし、結構気楽に遊べるし、というわけです。

まずはストレッチポール。
すごい肩こりなので、これに乗っているだけで背中が伸びていい感じです。
ただ、揺れ揺れなので、あんまりやっていると軽い船酔い状態に……
眩暈もちの私には時々危険な兆候が^^;

そして最近購入したバランスボール。
これが意外と曲者ですが、乗っているだけでもいいというので、しばらくの間ポチのように傍に置いておこうと思います。
効果は…??
1年後を乞うご期待^^;

あ、でも、今一番欲しいのは青竹かも。最近土踏まずが減っているような??


……当方の物語の登場人物たち。
真は、ランニングしています。走るのは好きそうです。
築地あたりを走っていたわけです。
息子の慎一もウィーンの街を走っている……^^;
ちなみに真は、牧場育ちなので、裸馬にも乗れてしまう、まるでモンゴルの子どもです。
竹流は、スイミングと(背中を火傷してからはちょっと…)、いわゆる岩のぼり。
時代が古いので、ボルダリングなんて格好いい奴じゃないけれど。
マンションの部屋には、それこそ体鍛え用のマシンが置いてあります。




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【雑記・あれこれ】 SHOCK・B'z・台風・帯状疱疹 

まさにあれこれの雑記の記事です。
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*写真は庭の秋明菊です。秋の花が少しずつ咲き始めています。
秋の花は控えめなものばかりですが、「花は野にあるように」とおっしゃった利休の言葉が最も心に沁みて感じられる花々が見られる季節です。


今日はまず、台風の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
テレビの画面で見ていてもものすごいと思うけれど、これから浸水して泥の入り込んだ家や倒壊した家を片付けたりすることを考えると、本当に気が遠くなるだろうなと思います……

大きな災害がある度に、人間の小ささを考えてしまいます。
私たちは、人間の力を買いかぶっちゃいけない、と。
でも、自分の家にいるのに被害に遭うのって、本当に辛いですよね。
家は守ってくれるシェルターであるはずなのに、竜巻とか津波とか地震とかの前には、本当にどうしたらいいのか、という感じがします。

その台風の中、仕事に行かなければならない人、連休最終日なので何があっても帰らなければならない人も、本当に大変です。
これからまだ台風シーズン……祈りながら過ごします。




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*地味な花その2ですが、木漏れ日の中で白く輝いて見えますね。白のヤブランです。

そんな台風の中、15日は京セラドームでB'zのライヴがありました。
本当に、どうなの、と思うけれど、ドームの中にいる間は全く気配もなく、帰りの道はとんでもない状態でしたが、よく止まるJRも幸い止まっておらず、無事に神戸まで帰り着きました。

私はものすごいB'zのファンというわけではないのですが、ファンの友人が毎回誘ってくれるので、ライヴにはそこそこの回数お邪魔しております(^^)
そのたびに思うこと。

稲葉さんは化け物ですね。
本当にすごいヴォーカリストです。
私もそれなりにB'zのアルバムを聴いているのですけれど、サビ以外の部分の歌詞を覚えている曲は片手くらいだし、ほとんど知らない曲もたくさんあるんですが。
私はライヴでよく知らない曲の歌詞を聞き取るのは、曲のタイプによりますが結構大変なこともあるのですけれど、稲葉さんの声は、どんなハードな曲でもちゃんと聞き取れるんですよね。
ものすごい大音響のギター(松本さんですしね)、ベース、ドラムの中、稲葉さんの声が前に飛び出してきますから……
もうほとんど、稲葉浩志というひとつの楽器です。
ライヴであれほどに完璧な声を聴かせるヴォーカリストはなかなかいませんよね……きっと。
あの声のために、ホテルでは乾燥対策ですごい部屋になっているそうですし、生活もあの声のためにすごくストイックに送っておられるのだとか……

う~ん。本当に、気持ちのいい声です。
高音にするんと上がるあの瞬間、聴いているだけで無茶苦茶気持ちいいです。
クラシックとは違って、シャウト系であの気持ちの良い声。いったいどうなっているんでしょう。
今回は大好きな“Calling”はなかったけれど、十分楽しませていただきました。

あ、それから。
最近、稲葉さんのファッションが結構普通になりましたね。
昔、トラのパンツとか穿いておられたような…・・??




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*わが実家の畑。今はピーマンとか、オクラとか、茄子とか。
諸事情により数年後にはこの畑も宅地になってしまうのでしょう……名残惜しいので、時々写真に撮っています。


そして、14日は、大阪にようやくやって来てくれた、堂本光一さんのSHOCKを観てきました。
これまで、何度帝劇に足を運んだことか……福岡も一度行きました。
そして、ようやく大阪へ来てくれたのですね……
梅田芸術劇場の舞台は少し小さいんでしょうか、やや手狭な感じがしましたが。
席は1階の後ろの方だったのですが、フライイングの度にご尊顔を拝し奉り??、もう満足でした。

いえ、本当は、毎年、もう何回も観たし、そろそろいいかな、と思うのです。
思うのですが、もうすっかり親戚のおばちゃんの気分の私は、階段から落ちる光ちゃんが心配で、今日も無事かしらと、ついつい見に行ってしまうのでした。
今回は、初大阪ですから、一度は見に行っとかないと、と思いまして。

1000回公演を達成したSHOCK、ということは本番だけでも1000回以上、階段から落ちているというわけですよね。
(いささか勘違いがあるかもしれません…)
そうなんです。この舞台、踊りもなかなかハードなのですが(マイケル・ジャクソンの振付師・トラヴィス氏も振付けておられます)、階段落ちで有名でもあります。

階段は22段(大阪では21段に見えたけれど、数え間違いかしら)、そこから落ちるわけです。
本当に、身体張って演っておられるので、実はもうそろそろ、階段の段数減らしてもいいよとか、演出変えてもいいよとか思っちゃうんです……
落ちるたびに、観ている私も胸がバクバクしてしまうので、心臓に悪いです。
でも、頑張る光一さんを、ただただ怪我しないようにと祈りつつ、応援するのでした……

本当に、映画なら、身体張るっていっても何回かってことですよね。
でも舞台なら、毎回です。
一体どうなったら終わるのだろう、彼のこの挑戦は、と思うのですけれど。
彼自身が納得するまでは続くのでしょうね。
それならファンとしてはただ見守って、祈るしかないのです。
ボクサーを見ていてもいつも思うんですよね。とにかく御無事で……と。

ちなみに、一緒に行った友人は、今回ライバル役の内くんの大ファンで、既に3回目だと。
私は、屋良朝幸くん(今年の帝劇は彼がライバル役でした)の大ファンなので、今回は冷静に、光一くんだけを見つめておりました……(^^)
少し内容が変わったし、ライバル役の踊りも増えていて、内くんには大変だったと思うけれど、よく頑張っていましたね。
「内に屋良と同じダンステクニックは求めていません」by 光ちゃん……^^;
味わいはそれぞれ別物ですからね(*^_^*)

次回の舞台は、10月の屋良くんの『ソングライターズ』。
東京に行くので、ついでに国立科学博物館の『深海』、観てきますよ(^^)
国立博物館、実は年に一度は出張ついでに一人でぶらぶらしています。
ちなみに、国内外問わず、旅行に行ったら取り敢えず博物館は行ってみます。
国内なら、土地の神様にはお参りをします。




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*我が家のジャカランダ。花は一度咲いたきり、その後は葉っぱばかり眺めています。
もともと南国の大木。どうやらこのあたりの気候は気に入らないみたいで、なかなか咲きませんが、それでもいつかまた咲く日を夢見て……


さて、最後の話題は。
先週始めから背部痛で苦しんでおりました。
重い痛みが内側から湧き上がってくる感じです。
その後、ちょっと発疹ができていて、痛みもずいぶん限局してきて……
帯状疱疹ではないかと思われます。
と言っても、発疹は赤いだけで水疱もなくて、あんまり典型的ではないのですが。
痛みを伴う発疹など他にあまりありませんものね。
怪しいので、先回りして抗ウィルス薬を飲み始めています。
来週の出張までには何とかしなくちゃ。

時々、痛すぎて、息ができなくなります。
それにしても、1年に1度は、薬をがっつり飲まなければならない病気になるなぁ……
すっかり免疫が弱っているのでしょうね。
癌検診にもいかなければならない年ですし。
割と健康に生きてきたつもりなのですが、少し弱っているのかもしれません。

同僚も今日、気胸で入院しました。
皆様も、健康にはくれぐれもお気を付け下さい。

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NEWS 2013/10/18 たまには三味線の話でも 


結構どうでもいい話をつらつら……
たまにはそんな日があってもいいですよね。

今日、出張帰りに寄ったお菓子屋さんで見つけた和菓子。
何故か、微妙な気持ちになりつつ、ちょっと可愛いので買ってしまったです。
和菓子にまでハロウィーン? それなら、日本人としてはお盆にお化けの饅頭を売ったほうが?
といいつつ、お菓子屋の戦略に嵌ってしまったのでした。

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さて、神戸の某所で毎年開催されているつがる三味線の大会です。
この大会、もともと長田神社で開かれていたのですが、雨天中止になるので、何年か前からこちらハーバーランドの某所に変わりました。

ここはホールではなくて、オープンエリア。
入場券を買わなくても、通りすがりに誰でも聴くことができます。
座るためにはお金を払わなくちゃならないけれど。

吹き抜けなので、数階分のバルコニー状のところから、色んな人が通りすがりに楽しんでいる。
これはある意味とてもいいことだなぁと思うのです。
たまたま通りかかった誰かが興味を持って、もしかして始めてみようかなぁなんて思ったりするかも。

毎年、10月の第2日曜日にハーバーランドで開催されています。
よろしければ覗きに来てみてください。(って、1年後じゃないの^^;)
えらい先生の演奏や唄も、タダ見タダ聞きができちゃいます。

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唄いながら三味線を叩き(唄ってるときは基本、アカペラですけれど)、時々、つがる弁で喋られる。
そのすべてが「つがる」なんですよねぇ。

今回は面白い人とお話をすることができて、民謡界の裏話!みたいな話題がぽんぽん……
(とてもここには書けません^^;)
さらに、うちの師匠もですが、昔、ストリートをしていたので、あれこれ色んな経験談も飛び出し……
と言うことで、一言。
音楽が素晴らしかったら、プライベートには目を瞑りましょう。

さて、明後日は師匠の関係で、ある演奏のお手伝いに行きます。
唄付け(伴奏)の演奏を聴いてちょっと憧れちゃってる先生の演奏会のお手伝い。

つがる三味線は、いわゆる曲弾き(独奏)の部分が脚光を浴びて(かなぁ?)、今では結構市民権を得たと思うのですが、そもそも三味線は唄の伴奏のためのものなのですね。
曲弾きは、唄までの前奏の部分が独立したもの。
そして、最近ある大会では、独奏だけではなく唄付けもできなければダメ、という総合得点を争うものも出てきました。

その某先生、民謡の大会(唄の大会)で、唄付けをされているのを何度か聴かせていただいているのですが、客席で思わず唄い出しそうになるんですよ。
唄えないのに……^^;
何だろう、乗せられる、というのか。
本当にすごい人が伴奏されていると、声が出そうになっちゃうんですよね~
民謡に限らないことと思いますけれど。

いつか唄付けがちゃんとできたらいいなぁ。それが夢。
ちなみに、うちの真くん、ばあちゃん(民謡歌手)の唄付けをやっています。もちろん、独奏もできますけれど。
唄付けができて始めて曲弾きができる、とも言います。
唄を知らなくちゃ、三味線の値打ちがありません。
もう少し、気分的に忙しくなくなったら、ぜひ唄のお勉強もしたいと思うのですけれど。

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つがるは、皮は犬です。だからあんな野太い音になるのです。
3本の糸は、一の糸と二の糸が絹、三の糸はナイロンかテトロン。三の糸は絹だとすぐ切れちゃうので。
つがるって、叩くので、糸は酷使状態。
最近は、二の糸もナイロンを使っている人もいるようです。曲の途中で切れないように。

撥は鼈甲。持つところは、木や象牙風や竹やあれこれ。私は今、贅沢に総鼈甲を使っています。
撥のお尻には錘が入っていて、ある程度重くしてあって、叩きつけるようにして弾きます。
でも、弱音では駒を指で押さえたり、あるいは音澄みといって、クリアかつ綺麗な触りがでるようにして弾かなければならない。
さわりが響くと、わんわんと空気が振動するみたいになって、ちょっと鳥肌ものです。
本当にすごい人は、どのツボでもさわりが鳴り続けている。
(本来そうあるべきなんですけれど……それがとても難しい)

唄と、三味線と、太鼓。これが揃って、やっぱりつがるだなぁと思う。
唄い手さんは、三味線と太鼓が下手だったら、唄えませんものね。

さて、またいつか、今度は唄の話でも。

あ、ちなみに次の大会は、大阪大会。
11月30日が民謡(唄)の大会、12月1日が三味線の大会です。
この頃、大会がものすごく増えている。
そう言えば、11月24日には滋賀でも大会があります(こそっと応援演奏に行きます)。
つがるなのに、北から南まで、あちこちで大会があるんですねぇ。ソーラン節とか、よさこいみたいな感じかしら。
でも、和ものがこうして日本全国に広まっていくのは、何だか嬉しい気はします。

追記には曲をいくつか挙げさせていただきました。よろしければお聴き下さいませ。
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NEWS 2013/11/4 楽天おめでとう/ 消えゆく故郷 


以前に書きましたが、我が家はそろって阪神ファンです。
でも、他にも、何度か応援席に座ったことがある球団がいくつかあります。
ひとつは、ダイエー時代のホークス、そして楽天イーグルスです。
ホークスは城島さんがいたので。そして楽天は……三味線に魅せられて以来、東北を第2の故郷的気持ちで見ているからかも?
だから、うちにはこの手ぬぐいがあります。
オリックスのスタジアムが近いので、仕事後にパ・リーグの試合も見に行くことができるのです。
すみません、オリックス側に座っていなくて……^^;

いや~、気持ちのこもった日本シリーズでしたね。
えぇ、もちろん、楽天の応援に決まっています。
久しぶりにドキドキしながら中継を見ました。
まぁくんは大リーグに行っちゃうかもしれませんが、やっぱり大物ですものね、日本の枠の中じゃ納まらないわと思いました。第6戦はやられちゃったけれど、でも第7戦の9回でどうしても出たかったのも、気持ちが感じられました。1日前に160球も投げているのに、本当に気合だぁ!
星野監督はどうなっても、まぁくんと心中する気持ちだったろうし。

仙ちゃんには以前お世話になりましたしね、それも含めてうれしい。
阪神のリーグ優勝の時の仙ちゃんの第一声、「あぁ~、しんどかったぁ~」が忘れられません^^;
(ご迷惑をおかけしましたよね~。ベンチの中で血圧上がりすぎて、お顔の色が悪かったの、何回も見ました。3塁側に座っていることが多かったので……)
で、嶋くんがちょっとかっこいいし!?

いやいや、良かった! 何より、巨人をやっつけてくれて^^;
(器の小さい阪神ファンの私^^;)


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さて、ちょっとばかりセンチメンタルなお話。
少し以前にも書きましたが、うちの畑と温室を片付けることになりました。
遠からず、宅地になるのです。

上の写真は片付け中の畑、下は温室の中。
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ま、色々思うことがありますけれど、もちろん、わたしよりも母や父の方が思い入れのほうが強いので、静かに見守るしかないのですけれど。
周囲が変わっていく中で、うちだけ畑というわけにもいかなくなってきて。
こうして、街はどんどん街になり、田舎はどんどん寂れていくのかなぁ。
二極化の一端が我が家にも押し寄せてきたのですね。

開発という名前で、ふるさとがなくなっていくんだなぁ。
私が子供の時、我が家は畑と田んぼの中だったんですけれど。

でも、人為的な事情で故郷を失った人たちを想うと、それはもうどういうお気持ちかと苦しくなります。
……言葉がありません。

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少なくとも、心の中に故郷を残しておきたい。
変ってしまった景色はもう、取り戻すことはできないのですから。
そして、それを受け入れて、前を向いていくしかないのですから。


セブの暖かいメッセージ、ありがとうです。そして、う~ん、カッコいいなぁ、ウルス。

*ところで、このYOU TUBEの埋め込み画面、小さくする方法が知りたいのです。
 何だか大きくて、ちょっと画面的に鬱陶しいし……
 どなたか教えてくださいませm(__)m
→→サキさんに教えていただき、無事に縮小できました!
 サキさんありがとう!!!!!


<予告編>さて、来週のラインナップは!?
(1)【石紀行】九州北部編後半は大分県に参ります。4夜連続? お楽しみに!
(2)【海に落ちる雨】第18章 真の回想シーンの1話目は今朝upしました。明日はちょっとHな2話目です…
(3)【百鬼夜行に遅刻しました】小鬼の ウゾくんの物語・秋物語です。Stella11月号参加作品。
(4)【死と乙女】できれば次話をアップしたいのですが……週末になるかも。

来週も、よろしくお願いします(*^_^*)

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NEWS 2013/11/8 残念…/三味線の話(2) 

*石紀行、大分の巨石もアップしました。ご覧くださいませ(^^)

慌てて仕上げた【百鬼夜行に遅刻しました】第3話……あれ?
ぎりぎり間に合ったか?と思ったら、気がついたらすでにStella11月号が発行されていました(>_<)
……リアル仕事があれこれ大変で、なかなか時間がなくて……もうちょっと早く仕上げればよかったのですが……
すみません m(__)m
ま、間に合いませんでした……
でも、ちょっと内容が気に入らないところもあったので、やっぱりもう少し練ります。
そのための時間だと思うことに。

仕事の方で色々と大きな変化があって、実家の方でもあれこれ変化があって、自分の気持ちがついて行かなくて、でも自分が頼りにできる人は誰もいなくて、逆に両親が歳をとって不安そうなのを見ると、自分が頑張らなくちゃと思うけれど、何だかツッパリの糸が切れかけで、ぷつんとなりそう。
そんな中で書いたから、やっぱり乱れていて、納得がいかないのは当然ですね。
きちんといい形で出すようにします。

今週初めはあれとこれと思っていましたが、予定通りにはいかなかった。
あんまり予告するのはやめよっと^^;
皆様のブログにもお邪魔だけして、コメントを書くまでに至っていなかったりして、ちょっと残念。

でも、戴いたコメントとか、拍手も、落ち込んでいる時、とても励みになります。
ありがとうございます(*^_^*)
私も頑張ってコメント書きに行きますね……

あ、ひとつだけいいことがあって……でも、別にそんなところで運を使いたくはなかったんだけれど、でもこれは神様の頑張れ!なのかしら。本当は他のことでいいことがあって欲しかった。
でも、これはこれですごい出来事。18日以降にレポートします。

お詫びに?? 三味線記事再び。興味ある方は続きをどうぞ。
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【雑記・あれこれ】秋を見つけた/ 『あ』と『る』 


ブログ訪問をしながら、戴きものの丹波の黒豆を茹でて、ちょっぴりお塩をつけていただいております。
さやが黒いですけれど、腐っているわけではありません。中の黒豆は茹でる前は赤くて、茹でたら灰色~黒。
柿は、我が実家のもの。いかにも昔の柿、ですね。
畑を潰しているので(農園を閉めることになったので)、この柿の木も伐り倒したのです。
これが最後の実です。

黒豆、アップにすると。
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真中のピンクの粒は、ネパールの塩。
黒豆って時々ちょっと苦みがあったりして、それがまたいいのですね。
あ、ビールがない?? 

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これは先日、葛城山に行ったときの写真。こちらで演奏がありまして。
このロープ―ウェイかなりの急角度で、高所恐怖症の私としては、がくがくでした。

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山の上には、この満天星躑躅(どうだんつつじ)のみごとな紅葉。
ベル型の花も可愛らしいですが、秋のこの紅葉は本当に綺麗ですね。

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そして薄もまさに見頃。そこにこんな風に、パラグライダーが浮かんでいます。
気持ちよさそうですね。……でも、わたしには無理^^;
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今年は秋も短そうですね。あっという間に冬。
今週末、講演会で広島に参ります。そのままたった1泊2日の札幌へ。札幌はもう冬が近いのかしら。

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この季節は、新しい来年の手帳を吟味する時期。
毎年、シンプルで、模様もキャラもない手帳を使っていたのですが、なんとなく気分を変えたくて、なぜかくまもん手帳。しかも大きい……
スマホなど携帯でスケジュール管理をする人も多いと思いますが、私はもっぱら手帳。
でも、最近よくある「素晴らしい手帳術」みたいな拘りは何もありません。

横に並んでいるのは、池澤夏樹さんのエッセイの本『叡智の断片』
池澤さんのピリッとした、多角的な、そして例のごとくスマートなエッセイの数々です。
色んな人が語った言葉をテーマごとに集めてあるのですが、ちゃんとその原文(英語・フランス語)を載せてあるところがいいですね。

で、今朝はその中で、詩人についての章から言葉を拾ってみました。
池澤さんが取り上げたのは、『詩人の魂』というシャルル・トレネのシャンソン。

詩人が亡くなった後も
ずっとずっと後になっても
彼らの歌は街に流れる
人は作者の名前を知らぬまま
誰のお蔭で胸が
ときめくのかを知らぬまま
それとなく彼らの詩を歌う
時には言葉や言い回しを変え
言葉を忘れたら
ララララララと歌う
ララララララと……

ふと思い出すのが、『北の国から』のテーマ・ソング。
さだまさしさんの例の「あ~あ~あああああ~あ~」ってやつですね。
これはもともと詩もあったそうですが、倉本聰さんに聞かせたところ、メロディに何かを感じられたのか「詩はいらん」と言われたのだとか。
でも、今では、知らぬ人のない名曲になっている。

由紀さおりさんの『夜明けのスキャット』(作詞:山上路夫さん 作曲:いずみたくさん) 。
例の「る~るるる~る~」(ら、とか、パ、とかも出てくるけれど)ですが、これは後半に歌詞が出てくるけれど、その歌詞の部分にはあまり誰も注目していない。

歌の言葉はとても大事だけれど、残るのはメロディなのかな。
日本の民謡も、本州生まれの民謡が、船に乗って青森まで流れ着いたというような、兄弟民謡がいっぱいあるけれど、その土地に合った言葉に変わっていって、節回しも変わっていって、でも何となく節に面影があるのみになっている。

『あ』と『る』だけで伝わる何かの不思議。
「詩は生き生きしていなければならない。それで踊れるくらい」といった詩人もいるそうで。
散文は損だなぁと思うけれど、僅かな言葉に何かを課せなければならない詩を書くのは、とても大変。
散文は詩に追いつけないなぁ、と思う。
そして、もしかすると、詩であっても、言葉を並べたところで『あ』や『る』に勝てないのかもしれない。

でも、『あ』と『る』で『在る』……それもまた不思議。



追伸
色々ありますが、頑張っています。
御心配くださった皆様、ブログでは顔も見えないけれど、思いやりが伝わってくるのがとても嬉しいです。
ありがとうございます……
大丈夫、うだうだ言っても、時は前に進むものですものね!
本当に感謝申し上げます m(__)m

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【雑記・あれこれ】前世回帰 

サンタフェ
前世回帰というのは、自分の前世を見に行く(感じる)セッションですが、実は一度だけ経験があります。
インディアンの世界に触れようと行ってみたサンタフェでのことです。

前世を信じているかと言われると、かなり懐疑的ではあります。
全ての人の脳の中に恐竜の脳がある、と言われると、なるほどと思います。
40億年分の生命の歴史が、自分の遺伝子の中に刻まれていることは、感覚的に理解できる。
でも、自分に直近の前世があったのかと言われると、やはり少し「?」という感覚。

それなのに、どうして前世回帰のセッションに?
実は始めから予定していたのではなかったのです。
でもあの場所に行き、大地に触れ、インディアンの遺跡を見て、何か不思議な感覚があった。
そう、簡単に言うと、地球を感じたとでも言うのでしょうか。
そして、ちょっと行ってみようかと思い立ったのです。

何かが見えたか、と言われると、そこまで明瞭ではありません。
でも、セッションではかなり具体的に導かれるのです。
アロマ香る部屋でリラックスした状態で目を閉じている。
どこか階段を下りていく……ドアを開ける……外に踏み出す……裸足の足に何かが触れる……
(かなり記憶違いがあると思いますが、こんな感じの導かれ方)

さて、懐疑心は少し横に置いて、ちょっと浸ってみます。
足に触れるのは草と風、それから森の気配と火を感じたような気がしました。

さて、そこからは……
物書きの悲しい性でしょうか。
一気にストーリーが頭の中に構築されてしまった。
アジアのどこか。村が燃えている……戦争でしょうか……兄と生き別れている……逃げている……
もしかして本当に私の前世なのか、ただの想像力の成せる技か。

でも、ある景色を見た時、なぜかとても懐かしい、と思うことがありますよね。
その景色に自分の細胞がじゃわめくみたいな感じ。
あるいは、匂いや音ということもあるかもしれません。

それは前世の記憶なのでしょうか。
やっぱり疑心暗鬼だけれど、何かがあるような不思議を感じます。

そういえば、トカゲを見ると安心していた私。
彼らが私のスピリット(魂の連れ合い)と言われたのもこの場所でした。

さて、少し話が変わりますが。
自由への逃避2
最近、年に何回か仕事関係の講演をすることがあります。
でもあまりにも専門的な話ばかりをしていてもつまらないので、色々な話題を取り入れるのですが、スライドを使っての講演なので、やはり写真は強い味方。
使うのは、旅の写真(石はもちろん)が一番多いのですが、自分にとって思い入れのある絵や写真を使わせていただくこともあります。

そういう写真を準備する時、その写真と初めて出会っときのことを思い出したりするのですが。

この有名な写真はピュリッツアー賞を取った澤田教一さんの『安全への逃避』です。
出会ったのは中学1年生の時でした。
クリスチャンスクールだったので、キリスト教(聖書)の授業があるのです。
でも中1の授業は、聖書の勉強というより、院長先生が色んなお話をしてくださる。
こんな風に写真を見せてくださったり、絵本を読んでくださったり……

中学1年生のピュアな私は、この院長先生が好きだったのです。
毎朝8時半から礼拝があったのですが、生徒は大体時間ぎりぎりに駆け込みなのです。
私も大抵駆け込みだったのですが、たまにすごく早く行くことがあって。
誰もいない講堂の壇上に、院長先生が一人座っておられて、生徒が来るのを待っておられるのです。
何回か早く、より早く行ってみたのですが、やっぱり誰よりも早くそこに座っておられた。
見守られている気がして、何だかとても嬉しかった。
ちなみに、院長先生はもともと新聞記者だったのです。

さて、そのキリスト教の授業でこの写真を見せてくださった時。
教壇の上にぱっとこの写真が出てきた瞬間のことは、昨日のことのように覚えています。
残念ながら、授業の内容は覚えていないのですが、そのインパクトは今もまだ身近なものです。

何でしょう。言葉にはしにくいのですが……
この写真の意味を教えていただくより前に、不思議な感情が湧きおこりました。
「懐かしい」というのか「この場所へ行かなくちゃ」というのか「ここで誰かが待っている」というのか。
(ちなみに、中学生の私、かなりピュアで多感でした^^;)

これはベトナム戦争の時の写真です。戦火から逃げる母子。
そう言えば、先ほど書いた前世回帰で見たような気がした景色もアジアのどこかに繋がっている気がした。
アジア、戦争、焼ける村。
繋がりがあるのかもしれないし、ちょっと思い込みもあるかもしれないし、単なる脳のいたずらかもしれないし。

時間的にはこの写真を見たのは中1の時、前世回帰のセッションを受けたのは大人になってから。
影響を受け合っているのかもしれませんね。
ただ、この写真に導かれて、若かった私は自分の道を決め、これまで(多少は、というのか、かなり曲がりくねっているけれど)道を歩いてきた気がしています。


さて、写真には後日談があります。
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澤田教一さんは上の写真を撮った後、「この戦火から逃げる親子の写真を撮る前に、早く助けようとしなかったのか」と非難されたりもしました。
彼の奥さんである沢田サタさんが書かれた『泥まみれの死』の中には次のようなエピソードがあります。
「戦争が終わったら、ベトナムの農村を南から北までゆっくり歩きたい」と語っていた澤田さんはカンボジアで34歳の時、狙撃されて亡くなりました。奥さんは1989年に夫の遺志に従ってベトナムに行き、この写真の子どもたちに会われたのです。彼らは父や母となっていて、当時のことを覚えていて、こう語ったそうです。
「川をあがると、あの日本の写真家が安全な場所につれていってくれた」「目を手ぬぐいでふいてくれた」
非難されていたことが心に引っかかっていたのでしょうか、澤田さんは戦火をくぐって村を再訪問、ピュリツァー賞で受賞した写真と賞金の一部を置いていったといいます。
澤田さんの死を聞かされたこのきょうだいの方々は、写真に撮られた自分たちが戦火の中を生きのび、子や孫に恵まれた、一方澤田さんが戦場写真家として仕事中に亡くなられたことを聞いて、命の重みを強く感じられたといいます。
あの川を渡ったからこそ、彼らの命は次の世代に受け継がれていった。
それを私たちが知っている。
不思議でありがたいことだと思っています。


前世回帰の話から逸れてしまいましたが、あまりにくっきりとした物語はにわかには信じがたいものの、懐かしさを感じる風景があるということは、やはりそこに何かがあるのかもしれません。
そして、それが自分の考え方や生き方を支えているのかもしれない。
そんな気がします。

友人の一人が、ある時、ボランティアでネパールに行ったのですが、空港に降りた途端、「私はここを知っている」と思ったとか。いえ、彼女は別に変な人ではないのですが、正確には「記憶として知っている」というよりも「この空気を知っている」というのか、そんな感じだったと。
なんでしょうね。海馬に何の記憶が残っていたのでしょうか。
不思議で、ありがたい話です。


*まとまった時間が取れなくて、小説をアップできていません……すみません。
 雑記ばかりになっていますが、また頑張りますね。
 お見捨てなきよう、お願いしますm(__)m
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今日は三味線の演奏会。お昼ご飯は竹で包まれた、小さいながら盛り沢山のお弁当。美味しかったです(*^_^*)

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【雑記・あれこれ】ロンド・カプリチオーソ:たまにはスケートの話 

『全日本フィギュアスケート選手権』2日目、女子のショートプログラムと男子のフリーを見て、何度もうるうるしちゃいました。
というのか、今回、こちらが息をするのを忘れそうな、素晴らしい、思いのこもった演技が多かった気がします。
(時々、三味線を弾いていると、1曲3分くらい息をしていないような気がするときがあるのですが、その感じ……)

まずは女子のショートプログラム。
いつも真央ちゃんの前向きな頑張りには応援をし続けているのですが(彼女の滑りは痒いところに手が届くというのか、唄で言うと、その高音にちゃんと届いているのというのか、見ているものが気持ちのいい滑りですよね……)、今回は、美姫ちゃん、佳菜子ちゃん、真央ちゃん、明子ちゃんと、皆が精いっぱい力をぶつけ合った感じがあって、ちょっと涙目で見ておりました。
上手くいかない時期があったり、今シーズンはここまで調整ができなかったり、それを乗り越えて今日という日に至った選手たち。このたった3分未満のわずかの時間に全てをかける。それが上手くいかないことだってある。
その集中と緊張がピークにある状態で、こんな形で皆が精いっぱい、いいところを出しあえるって、すごいことだなぁと思って、見ている方も気持ちが高ぶっていきました。
ライバルたちを気にせず自分の演技に集中すると言っても、きっと気にもなるはずだけど、気になる<自分のやれることに集中する、というバランスがぴったり嵌っていたのというのか。

そして男子のフリー。
個人的には織田くんのジャンプの滑らかな着氷と小塚くんの気持ちのいいスケーティングが好きなのですが……今年はなんといっても町田くんでしたね。オリンピックに出たいという真剣な思いが伝わってくる、その目つき顔つきがいいなぁと思います。
羽生くんという世界のトップで争える選手が育った土台ともなった高橋くん、織田くんの世代。そこから時代は動いていくんだなぁという移り変わりを意識せざるを得ない大会でもありましたが、最後に織田くんが踏ん張って精一杯の演技をして(笑顔も良かったし)、そして何と言っても高橋くんの、痛みをこらえ血を流しながらの奮闘。
この二人が続けて演技をしたときには、もう釘付けでうるうる……
そして、小塚くんが今シーズン、上手くいかない中で這い上がってきて、で、ロンド・カプリチオーソです。
この曲、泣けます。個人的に……(これは後で)

何より高橋くんを待つ観客の熱、実力を膝の痛みのせいとはいえ出しきれなかった悔しさで泣きそうな彼に、スタンディングオベーションで拍手を送る観客。
スタンディングオベーションって、その1回の演技が素晴らしいことに贈るのは当然として、こんな風に、その選手のこれまでの色んな頑張りや歴史に対して、敬意をもって贈るものもあるんだと、思わずうるうるし。
もうラストのインタビューの涙には、こちらも思わずテレビの前で泣きました。
そうそう、この子、あかんたれやったわ……この頃の当たり前みたいな活躍を見てたら忘れてた、とか思い出したりして。
金本アニキの引退会見・大好きな城島選手の引退会見以来のインタビュー泣きでした。

それにしても、いつかのグランプリシリーズのロシア大会で熱があるのに頑張って演技していた時にも思ったけれど……何だか悲壮感漂う中での演技がこんなに似合う大ちゃんって……
(ちょっとSな発言をしてすみません(>_<))

オリンピックのような大舞台も大事だけれど、こうした試合の中で、最高の瞬間ってのが生まれてくるんですねぇ。
みんな出れたらいいのに、と思うけれど、それは勝負の世界。
誰が選ばれるにしても、ソチでは皆の想いも背負って頑張って欲しいです。

さて、ロンド・カプリチオーソ。
以前の記事で竹宮恵子さんの作品の中で、すごく好きなものがあるって、ある短編をご紹介しました。
(→【物語を遊ぼう】7.『ジルベスターの星から』)
その時に、長編以外でもう一つ好きな作品があっていつかご紹介したいと書いていたのが『ロンド・カプリチオーソ』だったのです。

しかも、この物語、なんとスケートの物語。
視力を失った天才スケーターの弟と、やはりもともとスケーターとして名を馳せながら弟の才能に嫉妬してきた兄の、兄弟葛藤の物語。
何回読んでも泣けるんですよね。
私が作中でしばしば兄弟葛藤を書いてしまう、その大元はこの作品でした。
懐かしいなぁ。また読み返そうっと。(いつか記事にもしたい……です)
その前に、今日の女子フリーも楽しみです(*^_^*)

追記(3日目を見終わって)
高橋くん、ソチ代表、おめでとう(^^) 小塚くんの分も是非とも頑張って欲しいです。
今日のピークは明子ちゃんの演技でしたね。
でも、みんなの一生懸命や喜びや、そして悔しさが本当に伝わってきて、またうるうるしていたのでした。
上手くいかなかった悔しさ、それもまた明日へのバネ。みんな頑張れ!

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【雑記・あれこれ】パワーストーン、信じる? 

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さて、先日来アップしてきた小説【奇跡を売る店】に登場する貴石。
(はい、奇跡と貴石をひっかけています^^;)
あるいは天然石、といってもいいでしょうか。
石にはひとつずつ、花言葉ならぬ石言葉みたいのなのがあるのですが……
それぞれの石に何か意味合い、ある種のパワーがあると考える人もいます。

本当に石にパワーがあるのか。
たとえば、『天空の城ラピュタ』にでてくる飛行石。
あんなすごいパワーがあったら、えらいこっちゃと思うけれど……
でも、あの物語で、最初の方、パズーとシータが地下に降りてポムじいさんに会うシーンで……
じいさんが石を割ったら、少しのあいだ石が光る。
「このあたりの石には飛行石が含まれている」
灯りを消したら天井いっぱいに、石が光っていて、一つ一つの石の力は弱いけれど、多くの石が集まって星空のように見える。
「石たちの声は小さい」
飛行石であんなふうに町ひとつ分飛んでいるのは現実には信じられなくても、あの地下のシーンは現実にもありそう。
一つ一つの石がすごい力を持っていないかもしれないけれど、見る人の心によっては力となるのかも。

さすがに私も、パワーストーンを持っていれば、何でも上手くいく、なんて話は信じません。
でも、石を見ていると、確かに不思議な気持ちになることもありますね。

私の愛する巨石たちは、動かすことも持っていることもできません。
そこに行って、触れてみなければ、そのパワーを感じることはできない。
あの石たちは「そこにあること」ですでに大地のパワーを溜め込んでいる、そんな感じ。
姿かたちも、綺麗なものではなく、思い切り無骨ですけれど、それがまた素敵。

一方で、こうした小さな貴石たちは、身近に置いておくことができますね。
磨く前は、無骨な石と区別がつかなかったり、大きな石の中にほんの少し含まれているだけだったり。
多分、玉櫛ばあさんの店『奇跡屋』に置いてあるのは、加工したり磨いたりしたものではなく、原石。
キラキラしていないと思いますが、手に取ると、何かを感じることもあるのかも。
さて、そこから何かが始まるのか、実はただの眉唾ものか。

一番上の写真、左はラピスラズリの原石を磨いたもの。
その隣、上はターコイズ、下は蛍石。
さらに隣、上は琥珀、そして物語に登場してもらった天河石ことアマゾナイト。
この中で、持った時に拍子抜けする軽さなのは琥珀。そもそも樹脂ですから……
でも、私の最も好きな石のひとつでもあります。大地の歴史の匂いがする。

アマゾナイト、小さいので、ちょっとアップにしてみます。
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蓮が舟にあげちゃった石は、こんな感じだったのかな。もう少し大きいものだと思うけれど。

【奇跡を売る店】、次はいつになるか分かりませんが、どんな石をご紹介しようかな。

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【雑記・あれこれ】たまにはテレビから刺激 

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冬の寂しいお庭で、時々ひっそりと咲く花を見ると、ほっとしますね。
こちらは冬に咲く鉄線、そのままの名前で冬鉄線。
小さくて、見落としてしまいそうな花なのですが、冬のひっそりとした庭にはとてもお似合いです。

さて、東京都知事選に出馬の噂のある細川氏。
決してここで政治的なお話をするつもりはないのですけれど、この間熊本に行ってきましたので、ちょっと細川家の殿様の動向が気にもなったりして。
そうしたら、ある人がテレビで言っていました。
「殿(細川氏)と話していたら、何だか噛み合わないんですよね。で、なぜだろうと思っていたんですけれど、ある時分かったんです。我々一般人は、せいぜい10年先のことしか考えられない。でもあの人は、50年単位で考えるんですよね」
やはり室町時代(もっと?)から綿々と続いていた歴史のはっきりしているお家の方というのは違うのだなぁと感心していたら。

番組変わって、秋田杉の面倒をみている山に住むおじいちゃん。
「自分一代ではこの杉は育たない。いつも二百年、三百年先のことを考えて、今どうするかと考える」
う~む。
自分の視野の狭さを顧みるひと時となったのでした。

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冬空に美しい檸檬の実が映えます。
でもこの檸檬、皮が分厚くて、果肉があんまりない^^;
うちの土の栄養状態が悪いのだろうなぁ……

次の話題はオペラ。
今朝は「らららクラシック」でこのオペラが取り上げられていました。
プッチーニといえば壮大なるドラマ作りの名人。
そのもっとも有名なオペラといってもいいのは、かの「誰も寝てはならぬ」の「トゥーランドット」

実は私、このオペラをイタリアはヴェローナで観たことがあるのです。
そう、ロミオとジュリエットの町、ヴェローナ。そしてもう一つ有名なのが、野外劇場。
その印象は? そう、あれは野球場ですね。
というのも、貧乏旅行の私が取ったチケットは、無論、スタンドの後ろの方。舞台はもうほとんど豆粒。
休み時間には野球場みたいに売り子さんが飲み物とか売りまわっているのです。
とてもオペラを見るような感じではないのですけれど、あれはカルチャーショックでした。なぜなら、あ、オペラってこんなに自由なんだ、こんなに普通に街の中に溶け込んでいるんだ、という衝撃。
この劇場、「アイーダ」では本物の象が登場するのだとか。
一方、アリーナ席にあたる部分には、着飾った紳士淑女がいっぱい。
そこがヨーロッパですね。きちんと線が引かれている……

さて、「トゥーランドット」というのはとても心の冷たい王女で、求婚しに来た男性に謎を問いかけ、答えられなかったら首をはねるという残酷な王女様。
実は彼女は、かつてある姫君が異国の王子に騙されて亡くなったということから、心を閉ざしているのです。
それを聞きつけたある旅の王子が見事に謎を解いて王女に求婚する。
結婚はしたくないと困る王女に王子は、「もしも夜明けまでに私の名前を突き止められたなら、命を差し上げましょう」という。
王女は町中に命じる。夜明けまでに王子の名前を付きとめよ!と。

そこで王子が歌うのがかの有名なアリア、「誰も寝てはならぬ」ですね。
誰も寝てはならぬ……か、いや、私の名前は決して分からない、夜明けとともに私と私の愛は勝利する。

確かに旅の王子ですから、その町で彼の名前を知っているのは??
そう、彼の従者です。
その中に王子を愛する使用人の娘リューがいるのですが、王子の幸せのためにと拷問にも屈せず、自ら命を絶ってしまうのです。
そして夜明け。
王子はトゥーランドットに告げます。
私の名はカラフ。私の愛と命はあなたのものだと。
トゥーランドットは、使用人リューの献身と王子の愛にうたれて、ハッピーエンド……のはず……

実は、プッチーニ、この作品を最後まで仕上げる前に死んじゃっているのです。
考えてみればラストで、蝶々夫人も自殺しているし、トスカも自殺するし??
そう、このお話でも、主なる登場人物のトゥーランドットではありませんが、リューが亡くなっている。
ちょうどこのリューの死のシーンまでで、プッチーニも癌で亡くなりました。その先は別の人が曲をかいたのです。
もちろん、その先の場面のスケッチは残されていたので、物語はハッピーエンドのはずですけれど。

トゥーランドットは最後にこう言います。
「名前が分かった。彼の名前は愛」と。

番組では、プッチーニの人生のある出来事を取り上げていました。
プッチー二の愛人として物語を残している、使用人のドーリア。
不倫を疑われ、プッチーニの妻に監禁され、教会からは追い出され、18にして服毒自殺。
遺言で解剖が行われ、処女であったことが証明されたということですが……
そもそもプッチーニは他にも愛人がいるし、このドーリアの件は夫人の連れ子が母親を煽り立てた全くの誤解だったとのことですが、プッチーニの心には深い傷を残したのだとか。
もちろん、彼の作品には恋がかなえらぬまま若くして亡くなる乙女がよくでてきて、この事件と全て関わっているわけではないでしょうけれど(時代も後先がありますし)、ふむ……
実際には、プッチーニはただお涙頂戴のお話が好きだったという噂も……
世の中の人々がそれを求めていたから、彼らのために物語を作ったのだとも……?

オペラの裏にある作曲家の人生、そしてその時々の世間・大衆の好み。
ワーグナーの時代・国とは少し違って、市井の人々の想いを反映しようとしたのでしょうか。
(さらに時代が下ると、もっとその傾向がはっきりしてきますが)
ひとつ言えること、オペラって、実は結構泥臭いですよね。

そう言えば、私の好きな大河ドラマに『元禄繚乱』があります。
亡き勘三郎さん主演の赤穂浪士の物語でしたが、切り取り方が面白かった。
当時の江戸庶民が討ち入りを望み、浪士たちをかくまったり、金を融通したり、こそこそ、もしくはおおっぴらに後押しした、その時代感を描いていたのです。
一番は、討ち入りの時のお隣の屋敷(こちらはお武家さんですが)。
助太刀はしないけれど、提灯をいっぱい掲げて、明るくしてあげた……でないと、真っ暗で吉良さんを探せないですものね。
そう、そもそも面白いこと・興味深いことは、心中でも何でも現在進行形で「芝居」にしてしまった時代、元禄時代なのです。
あれは名作だったなぁ。(でも、私の大河ドラマ一番は『獅子の時代』……)
そう、芸術を盛り上げたもの、たくましきは民衆のパワー、だったのですね。

絵画も、教会のものから民衆のものになった時代がありましたね(いや、絵を買うのにお金は必要だったろうけれど)。
ルーベンスからフェルメールへ。あの時代、スポンサーは教会から市民に変わっていった……
後から見れば分かるんだろうけれど、じゃあ今、私たちはどんな時代にいるのだろう?
一億総作家時代? インターネットは明らかに世界を変えていますものね。


なんだかんだ言っても、やっぱりすごい髭のおじちゃん、ことパバロッティ。

そして、私が結構好きな日本人のテノール歌手、福井敬さん。

この勝利を確信する王子のアリアの後ろで、「あぁ、誰も名前を知らぬなら 私たちは殺される」という民衆のコーラスがあるのですよね。
これがちょっと……気になる大海なのでした。

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【雑記・あれこれ】子どもパンダ・萌える~! 

パンダ好きです。
以前に書きましたが、PCを持ってネットを繋いで、初めて登録したサイトは中国のパンダ幼稚園のサイトでした。
その幼稚園に、元タイガース・日ハムの新庄剛志さんが行った時のエピソードを『迷探偵マコトの事件簿』((マコト・新たな敵に挑む))の記事の最後の方に書かせていただいています。

いや~、癒されます。
「どうしてこんなに白黒はっきりしてるの~?」というレベルですでに萌え……
このいっぱい固まって、もふもふしているのが可愛すぎて……おしりも……
どう見ても、ぬいぐるみが動いているようにしか見えない(^^)
……でも、実は、獰猛な熊、なのですけれど。

ということで、今日は短く、癒されてください。



そういえば、検索ワードを見ていたら、「あぁ、マコトの生きる道」というのがあったのですが、いったい元ネタは何??
とても気になります^^;

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【雑記・あれこれ】 69回目の終戦記念日(コメント欄開きました) 

心に深く思うことってなかなか言葉にできないですよね。
深く思うのであれば何かを語っておきたい気もするのだけれど、この議論はいつも「安全な場所にいて何も知らないくせに何を言う」と言われそうで、あるいは分かり切ったことを今更何を声高にとか思われそうで、つい口をつぐんでしまう。
考えを突き詰めていくと感情的になってしまったり、怖くなってしまったり、どきどきして眠れないこともあって。
だから、去年もこの日、何か記事を書こうとして結局やめてしまったのですけれど、今年はちょっとだけ書きます。

ちょっと話は紆余曲折しますけれど、例えば肝臓の病気。
感染症(肝炎)、うっ血性心不全による肝うっ血、薬剤やアルコールによる肝障害。
その臓器が病気になる理由は色々あるし、それぞれにはそれぞれの事情、つまり「病因/治療過程」があるのですけれど、終末像は同じ。
肝硬変になって、時には肝癌になって、死ぬ。
行きついた先の組織は同じような「終末の病理像」になっている。
下の写真についてのNHKスペシャルを見た時、戦争の終末像、死亡の病理像はこれなんだと思いました。
焼き場に立つ少年
この写真の中に立つ少年も、被爆して亡くなり兄に背負われて焼き場に来た小さな子供も、そして、このカメラのファインダーの手前に立つアメリカ人のカメラマンも。
さらに、写真には撮られなかったけれども、あの場所にいた全ての人々が背負った死・後悔・病苦。
決して、戦闘機が飛び交っている光景が戦争の「像」じゃなくて、地面の上で小さな子どもまでもが死に、ひとつひとつの残酷な死に苦しんだ心のひとつひとつが「終末の病理像」だった。
「この戦争で310万人が死んだ」のではなく「310万件の死亡事件があった」。
しかもその半数以上が、餓死や病死。
そう言えば、ナポレオンのロシア侵攻も、戦死者の多くは凍死・餓死・病死でしたよね。
そして、空から「敵」を攻撃し、その後上陸して無残な死の光景を見て生涯苦しみ続けた「敵国」の兵士たちも、やはり犠牲者だったのかもしれない。

今年、この番組を文字起こししてくださっている記事を見つけました。
【あなたはこの『焼き場に立つ少年』の写真を見てもまだ戦争はしょうがないと思いますか?】
断りもなく勝手に紹介させていただくのですけれど、改めて読ませていただき、また少し考え込んでしまいました。
人間って愚かだから、また繰り返すかもしれないという怖さがあります。
車の場合は、そもそも走る凶器だから、凶器に足かせをつけるようになりつつある(障害物を認識したら勝手に止まる機能)。
人間の愚かさにつける装置・機能はあるのかな。

戦争の大義名分、戦争・自衛についての様々な議論、そして今大きな話題となっている集団的自衛権・憲法9条解釈の問題。「事」が起こる前であれば、その議論にはどちらの側にも是も非もあるのかもしれません。
でも起こってしまったら、戦争には「言い訳」の隙はありません。多分、どこから来るのか分からない「命令」(時に『神』からの指令、時に『何世代も前から決まっていたこと』)に従い、前頭葉は使わず、脊髄辺りで反射する行為をせざるを得なくなると思うのです。生物としての防御反応が攻撃になることだってある。
結果的に、一方的な加害者も被害者もなく、どちらも悲惨なだけ。
戦争の精神(状態)が怖いのは、自分が被害者になることもだけれど、加害者になることもあるから……
いったん戦争という状況にしてしまったら、誰が誰を責めることができるんだろう。
だから「してしまってはいけない」。そのくらいの叡智は人間にもあると思いたいけれど……

昨日、夜中に何気なくつけたテレビで、東京大空襲の時の消防のドラマをやっていました。
「2時間余りで10万人を殺してしまう、それはどんな精神なのか」
登場人物が呟いていましたが、これは空から爆弾を降らせた敵を恨んでの言葉じゃなくて、戦争というものはそういう精神状態になってしまう(被害者・加害者の区別なく)、という恐怖に対する呟きだったように思いました。
空の上から見たら死は遠くにあるけれど、地上では死は隣に、すぐ頭上にある。
広島・長崎の経験が語るように、そして今も世界のどこかで起こっている戦争が語るように、戦場で戦う兵隊さんたちだけでなく、市井の人々の上にある。
議論をしている時は遠いけれど、次の瞬間には隣にあるのかも知れない。
逆に、空の上からではなく、隣にいる一人の人が相手ならば、無残なことはできないのかもしれない。あるいは、してしまったら悔いることができるのかもしれない。

予備校の時の日本史の先生が、電灯は10~20ワットで世の中は暗く貧しかった、日清・日露で戦争景気にあやかった日本は戦争をしたらまた豊かになると思ってしまった、と言っておられた。
戦争へ向かっていったのは、誰か一人の戦犯のせいじゃなくて、日本の国民が作ってしまった大きな「ムード」だったということを認めておられたのでした。
いつそのムードに巻き込まれてしまうか分からない。だからこそ心していなければならない。
あの時を知る人がすっかりこの日本からいなくなるまで、もうそれほど時間はない。

あれこれ思って出口はないけれど、今日の日だけでなく、思い続けなければならないことなのだと改めて心に刻む今日でした。

……フミヤさん、大好きなので……この有難いコラボを選びました。

コメントをやり取りするには重すぎて、コメント欄を閉じていましたが、けいさんが長いメッセージを下さって、もしコメント欄をもう一度開くなら転記をしてほしいとまで書いてくださったので、やはり開くことにしました。
大海はろくなコメ返ができないかもしれませんが……
けいさん、ありがとうございます。
けいさんのメッセージは、追記にあります。
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【雑記・あれこれ】三味線の楽譜の話 

scribo ergo sumの八少女夕さんが、自習にて練習中のギターの話を記事にされていた(『ギターの話』)ので、トラックバックしてみました。

「楽譜が読めない」……私も多分、一般人としては楽譜が読めるけれど、音楽人としては楽譜が読めないです。つまり、たとえばピアノなら、楽譜を見ながら指をその音の鍵盤の上に正しく置くことはできるわけですが、楽譜を見ただけですでに頭の中で曲が鳴っているようなことはありません。
指揮を勉強しているある人が、楽譜を見たらオーケストラが鳴っていなければならない、と言っていたけれど、それはその曲を何度も聴いていて知っているだけじゃないのって思っていた不届きものです。
はい、本当に初見で楽譜を見る=音楽が頭の中に聞こえる、ってことなんですよね。えぇ、分かっています。

でも、楽譜を見て、何はともあれ一音一音鍵盤の上に指を置くことができて、それがフレーズとして繋がって、やがて繰り返しているうちに暗譜をして、楽譜を見なくても曲を奏でることができるようになる、ってことは、努力さえすれば大多数の人ができることなんじゃないかと思うのです。
する気があるかどうか、という部分では大きなバイアスがかかりますが。
これだけでは音楽家にはなれませんけど、音を楽しむことはできるようになる、かな。
多分、この曲が弾きたい、こんなふうに弾きたいというイメージさえあれば、結構頑張れるのかも、と思ったりします。

さて。
楽譜を読む話が出たので、便乗して三味線の楽譜について。
そもそも三味線は唄の伴奏をする楽器ですから、唄に合わせて弾くわけですね。
まずは、唄の方の楽譜から。
民謡の楽譜ってすごいんですよ。……何も書いてない。
黒田節楽譜
便宜上、五線紙に書いてあるだけで、その音の高さを歌うというわけではありません。この5本の線を消してもいいくらいです。お経と一緒で、上がるとか下がるとか、前の音より低いとか延ばすとか、こぶし回すとか、そのくらいしかわかりません。あとは先生次第ですね。教える人が変われば、唄い方は変わります。
右上にこっそり、男3~4本、とか書いてあるのが、伴奏する三味線などの調弦の高さ(3本の糸をどの高さに合わせるか)で、これも唄い手によってはもっと低かったり高かったりします。
要するに、絶対音感は何の役にも立ちません(いや、何かの役には立つかもしれませんが、少なくとも要りません)。

こんな民謡の伴奏の楽器ですから、三味線も自由です。要するに「唄い手の声に合っていたらいい」わけです。
御存じのように三味線は、古くは目の見えない人が生活の生業として覚えたものですから、楽譜などなかったのですね。耳で聞いて覚えて、自分なりにその音を出す。
唄う人に合わせて呼吸を数えながら、唄い手が「あ~~~」とかやたら延ばしたら、それに合わせて三味線もアドリブで「あ~~~」の部分を長く弾かないといけない。と思ったら、唄い手は急にぶちっと延ばすのを辞めたりするし。

前弾き、つまり唄の前奏の部分が長くなって、ついに三味線が独立し、曲として発展したのが曲弾きです。
吉田兄弟さんとかが三味線だけでやっているのは、さらに時代が進んで発展させた現代的な曲弾きです。
全ての(多くの)三味線弾きが自分の曲弾きを持っています。同じ曲は一つとしてありません。
ギターも同じだと思いますが、三味線には色んな技があって、技を組み合わせて曲を作っていくのです。
もちろん「節」なので、調子とリズム、そしておよその流れには決まりがありますけれど。
だから、結果として無数の「じょんから節」があるのです。

でもそれでは教える時にあまりにも不自由なので、楽譜に起こしたのがこれ。
三味線スコア
要するに、3本の線が3本の糸を表しています。上から三の糸(一番細い)、二の糸(二番目)、一の糸(一番太い)です。線の上に書いてある数字はツボ(左手の指で糸を押さえる所、いわゆる勘所……そう、勘所、なんですよ。「勘」^^;)の位置を表しています。
三味線ツボ
「ハ」ははじく=左手の指で糸をはじく、「ス」はすくう=右手に持った撥で叩いた後糸をすくう。他にもスリ(糸の上で指を滑らす)などの印があります。
そしてここには表れないのが、三味線の微妙な「間」。
例えばじょんからは叩く時、後の方で2回、前で2回(すくいが入ることが多い)、4拍子みたいなリズムです。
この後ろから前に撥を動かすときに、独特の間ができます。
この間が……難しい。この間が……命です。間がないと、のぺっとした曲になります。「津軽民謡」にはなりません。津軽っぽい「間」……それは方言を話すようなリズムらしいのですが……

コメントでの夕さんとの会話にお応えするべく……三味線の楽譜の紹介でした。
ほんとに、どんな楽器にも独特の歴史や世界観があり、奥深いですよね。

ところで、この記事は夕さんの記事へのトラックバックなので、ついでに、先日ちょっと有名になっていたらしいハプニングの映像を。
これを見て、蝶子を思いだしちゃいました。いえ、単にフルートと蝶、というだけのことなのですけど。

ついでに、すごい三味線奏者さんのじょんから節(旧節)。木下さんは茨城の人で、お前の三味線は茨城くさいと(青森県人に)言われたと本に書いておられた。

掛け合いもどうぞ。
 

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【雑記・あれこれ】久しぶりに本屋に行ったら…… 

本屋さんで
ものすごく久しぶりに街に出たので、本屋さんに寄ってみた。
以前はあれこれ用事があって街に出ると、必ず本屋さんに寄ってしまって、帰りにはすごい荷物を抱えて帰る破目になっていたのだけれど、最近は何よりもまず街に出ない、その結果、本もネットで買うことが多くなってしまって(重くないし……)、すっかり本屋のわくわく空間から遠のいておりました。

神戸の某町の某本屋さんは私のお気に入り。
「立ち読み」ならぬ「座り読み」を許可してくれる有難い本屋で、書棚と書棚の通路にベンチが並んでいる。でもなかなか人気が高くて座るところを確保できないんですよね。
しかも、本のラインナップが何となくマニアック。
奥まったところにある自然科学コーナーと歴史・民俗コーナー(日本・世界)は私の聖地でもあります。

入り口近くはやはりベストセラーが並んでいるのですが……
ぱっと見て、何だか様変わりしたな~と思いました。
表紙がすっかりイラスト、しかも人物が漫画・アニメ調に描かれたものがずいぶん増えましたよね。
何となくポップな感じというのか、はっきりした色彩というのか、目を引くものが多くなったように思います。
文学作品の表紙も様変わりすると、確かにちょっと手に取って読み直してみようかな、と思ったりするんでしょうね。

そう言えば、夜中の番組も、昔は深夜映画やドラマが多かったのに、今はアニメですね。
しかも結構マニアックなものをやっていて、なぜかオジサン世代も見ていたりする。
日本人ってやっぱりポップなものが好きなんだろうな。
ゆるきゃらにしても……ルーツは既に江戸時代の百鬼夜行漫画にあったみたいですし。

久しぶりに本屋に行ってみたら、結構人がいっぱいいて、すっかりネット書籍に押され気味だと思っていた「本」も頑張っているなと思えて、ちょっとほっとしました。やっぱり本は、ページをめくって、紙で読むのがいいなぁ。
とはいえ、ネットのおかげでこうして自由に書いたものを発表できているのですけれど。
そして、重いものを持たずに済んでいるのですけれど。

でも、本屋はやっぱり危険区域でもあります。
一度入ったら、出て来れない…・・・・^^;
本屋さんで2
あれこれ脈絡なく買いこんでしまいました。
おかげで重い荷物を持って、ますます腱鞘炎が悪化したのかも……
MasterKEATON……私のバイブルです(*^_^*) 新刊、嬉しいなぁ。

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【雑記・あれこれ】もしも絵が描けたなら…… 

にじ
この間の記事で、「うちの子描いてもらえたら」なんてことを書いておりましたが、それについてあれこれ思うことを。
曲がりなりにも小説を書いている者は、どこかで自分の書いた文章の視覚化を夢見ているような気がします。でも、その「夢の内容」って、絵を描かれる方と、私のような絵を描かない者では、少し異なっているのかもしれない、って思ったりします。

絵を描かれる(しかも小説も書かれる)人って、きっと文章を書きながら、頭の中で視覚化された映像の輪郭がある程度明瞭なのでは、と思ったりするのですけれど、いかがでしょうか。
もしかすると、同じように絵を描かれる方でも、自分で文章を書いて絵も描いて読み手にこんな感じの人なんだよというイメージを伝えたいと思っている方と、絵は描けるけれど自分の作品を視覚化してしまって読者のイメージを固めたくないので敢えて考えない(描かない)ようにしているという方がおられるのかもしれませんね。
そして、ご自身が絵を描かれるからこそ、絵のインパクトをよく知っておられて、他人様の作品のキャラを描くとなると、イメージを壊さないかなぁと、強く心配されるんだろうなぁ、と想像するのです。

ところが、自分で絵を描かない私のような輩は、多分文章を書きながらも、「明確な輪郭」を頭の中に描いていないような気がします。あ、風景は時にはかなり明瞭ですけれど、ここで言うのは、人物の顔についてです。
いえ、そんなことはない、写真のように明確だよって言われる方もいるかもしれませんが、少なくとも私は「ぼや~ん」としています。長年付き合っている、うちのメインキャラ2人にしても、何となくこんな感じ……というだけで、あまりはっきりとイメージを描いているわけでもないのです。
あ、昔、彼らの顔を描いたこともありましたが、その証拠に毎回全然顔が違う……いや、これはどちらかというと技術の問題だったかもしれません。
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(むかし描いた絵。左は竹流、右は竹流がオッチャンになってからの物語の登場人物)

真などは目の印象を描写することはよくあります。彼は「野生」なので(野性的ではない)、目はヤマネコです。でも、ヤマネコの写真を持ってきてこんな顔だよ、というわけではありません。あくまで、書いている私の頭の中でも「イメージ」「印象」でしかないのですね。
竹流に至っては、誰が見てもゴージャスな美形、程度の描写しかしていないかもしれません。彼の場合は、文章で書く時には、外見よりも中から迸るような神がかりなオーラの方が問題……ただ、こんな救世主みたいなオーラを持ちながらも、結構自分の嗜虐性に苦しむこともある、ただのオッチャンになっていきますが……(えぇ、どこか残念な人を書くの、大好きなんです)
マコトはうちのむかし猫をそのままイメージしているので、かなり明確な顔をしていますけれど……って、猫の場合は違うかな。


大好きな原作が映画化されたりドラマ化されたりすると、「イメージが違う!」といって怒っている人もよく見かけますね。
その気持ちも分からないでもないのですが、私は結構、「あ、これもありか」と思っちゃう。
百舌シリーズの倉木なんて、いや~西島秀俊さんは男前すぎるやろ~とか思ったりするし、浅見光彦は今でも榎木孝明さん以外に考えられないけれど、他の俳優さんがやっているのが嫌というのでもないし、あれこれあれこれ。
自分の想像以外のところから降ってきたその人物を楽しんでしまうのですね。

だから、絵を描かない私のような書き手は、きっとこう思っているはず。
絵を描いてもらってイメージが違うってことはない……そもそも元のイメージ自体がぼや~んとしているから……
え? 私がいい加減すぎます?
でも、描いてもらうって、本当にとっても嬉しいんですよね。
私は今結構limeさんにおんぶに抱っこですが(!)、初めてlimeさんが真を描いてくださった時は、小躍りしていました。何だか、私の頭の中の「ぼや~ん」に初めてスポットライトが当たったような感じで。
今でも私のPCの壁絵はリク・春樹・真のスリーショットですし、お尻が引けているマコト(かな?)などは、気に入りすぎて、常に表紙絵にロゴ風に使わせていただいております。
リク・春樹・真
(クリックすると大きくなります。著作権はlimeさんにあります。無断転用お断りします)


実は、絵を描かない私ですが、そもそもは確かに視覚人間で、目から入って来るものにものすごく刺激を受けます。
絵を鑑賞することにものすごく情熱を注いだころもありました。レニングラード(当時)では3日間、エルミタージュに通い詰め、毎日ダ・ヴィンチの聖母像の青に魅入っていたこともあります。『海に落ちる雨』のモチーフはフェルメールで、主人公の片割れの竹流(ジョルジョ)は絵画修復師で、失われたフェルメールの宗教画のマリアが、真シリーズの血脈を繋ぐ鍵にもなっています。

それに、高校では美術を選択していたのですが……う~ん。なぜ描かなくなったのか。祖父も父も絵は上手ですし、描けなくはないと思うこともあるのですけれど……でも何だかなぁ、なのです。

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なんだかなぁにはあまり明確な理由はないのですけれど、もしあるとすると、あれかな?と思うことはあります。
高校の美術の時に、観音菩薩をモチーフにした銅版画を彫っていたのですが、仏像の写真集を図書室で借りて下絵を描いていたのです。そうしたら、先生が、自分で実物を写生したものでないと値打ちがないとか何とか仰ったのですね。
えぇ、ごもっともかもしれません。でも、他の人も実物を自分で写生していたわけではなかったと思いますし、同じように写真から絵を起こしていた他の人のことは褒めたりもしておられました。
そう、何だかなぁ、だったのです。
写真であろうとも、そこから私がインパクトを受けたことは確かだし、そもそも私が今の仕事につこうと思った原因だって、ピュリッツアー賞を取ったあの一枚の写真だったのですし……

なんて、複雑な想いはありまして、絵からは遠ざかっております。
いえ、たまにはね、描いてもいいのかもしれないと思うこともあるのですが……
絵手紙とか旅行先でスケッチもカッコいいから、絵を習おうかなぁなんて思うこともあるのですが……
今は三味線を弾くほうが幸せ(決して聴覚人間ではないのですけれど、和楽器は絶対音感は必要ないし、民謡大好きだし)。
そして、何より、おんぶに抱っこが幸せ(^^)


え? つまり、イメージなんてぼや~んだから、いつもで練習台になるから描いてね~っておねだりなの?
いや、そういうわけではないのですけれど……ごにょごにょ。
むしろ、絵を描かない輩は、「絵を描くのって時間がかかるんだろうな。それに、面倒くさいことに小説を読んで貰わなければならないし、それも申し訳ないし、お礼もできないし……」なんて悩んでいるのです。

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【雑記・あれこれ】シンプルがいちばん~Life is Beautiful~ 

ある日の夕陽
今日、NHKを見ていたら、昔の少年シリーズの解説番組をやっていました。私がリアルタイムで見たことを覚えているのは『七瀬ふたたび』だけで、後は年代によっては何となく見たことがあるような、無いような。
『時をかける少女』を原作とした『タイムトラベラー』や、『ねらわれた学園』などを原作とした『未来からの挑戦』など、当時同年代の少年少女を惹きつけたドラマが多く放映されていたのですね。
今では、これがアニメなど別の作品になっているのだと思いますが。

今日の番組はその中でも『未来からの挑戦』を取り上げていました。
勇気ある現代の少年と未来から来た少年が、もともとは敵同士だったのに、心を通わせてより大きな敵と闘う、ついでに女の子(紺野美沙子さん)との仄かな恋もあり、というお話。
あらすじ書いちゃうと、「なんだ、それだけ?」で終わる……昔読んでいた・見ていた少年少女向け物語って、ほんと、単純明快過ぎて。
でも、その紹介番組を見ながら思ったのです。

単純な方が伝わる。

未来から来た少年が、最後はもちろん未来に戻るのですが、当然のことながら、現代の少年は「どうしても行くのか?」ってな話になるわけですね。
彼が去ってから、彼が残していったペンダント?から声が……
「それぞれが生を受けた時代で精一杯生きよう」

なんだよ、それだけかよ、なんですけれど……じーんと来ちゃいました。

そう言えば。
山下達郎さんの『クリスマスイヴ』はAメロとBメロしかない。同じフレーズを繰り返して歌詞を乗せているだけ。
先日ご紹介した藤井フミヤさんの『TRUE LOVE』。フミヤさん、初めての作曲だったのでものすごく簡単なコードしか使えなかった、と。
でも、どちらもメガヒットです。
私が大好きな村下孝蔵さんの『夕焼けの町』。故郷を歌っているのだけれど、「すべて貧しいけれど 美しい」という歌詞がある。「美しい」なんてありふれた単純な言葉なのに、胸に響く。

小説を書くときには、「美しいものを、美しいと書いてはいけません。描写をして、美しいという言葉を書かずに美しいということを伝えなくてはならない」。これが小説のお作法、なんでしょうけれど……
本当にそうなのかな。いや、もちろん正しいんだろうけど、描写が過剰になってもけばけばしくなるだけで、かえって伝わりにくくなってしまうことも。

加減の問題かもしれません。でも決め台詞は結構単純だったりする。
『海に落ちる雨』……相当に複雑で、どうやってこの絡まった糸を解くんだ? って話ですが、解いて最後に残った台詞はごく単純で「○○○○○」。
この一言を言わせるためだけに、よくもまぁこんなに長い話を書いたなと、自分でも感心。
(逆に、某キャラには言いたい。こんなにお膳立てをしなけりゃ、言えなかったのか、と。)

そう言えば、家を建てる時に、積水ハウスの人が言っていた言葉。
床の色とか壁の色は「迷ったら明るい方にしなさい」。
これも単純な真実だなぁと、今しみじみ思う。(あれ、関係ないか……)

シンプルで分かりやすい言葉で、奇をてらうことなく伝える。
なぜなら、大事なことは結構単純だから。
でも、ついつい、捻っちゃうんだよなぁ。
だって、「人生は少しばかり複雑な方が面白い」んだもの。ね。
だから、ここぞという時に、シンプルで力強い言葉をぶつける。
それが大事なのかもしれませんね。

以下は、自作絡みの呟きなので、読み流してくださいませ。

二代目真
「人生は少しばかり複雑な方が面白い」
これは、実はうちのキャラ・真シリーズの素っ頓狂姫、真の従妹の葉子の台詞。
アニキ(実は従兄)の嫁になりたかったけれど、どうやら彼には想い人がいる、それならアニキの親友と結婚して、アニキの想い人とは親友になっちゃえ! って、話をややこしくしてくれた。で、こんなことを言うんですよ。

本編の中にはものすごい数のエピソードが入っていて、もう収拾がつかないように見えていますが、その入れ子式?展開には、一応それぞれに意味があって……
「袖擦り合うも他生の縁」
これが物語の真実です。言ってみたら、これも単純な言葉なんだけれど、物語に起こしてみたら複雑。

今回も、短く終わるつもりが、予定していた内容(もとはシンプルだったのに)を書くだけでも話が膨らんでいくのを止められず、長くなっている『人喰い屋敷の少年』ですが、シンプルどころか、登場人物の数の分だけ複雑になっていく……
そうか、短編では登場する人物の数を少なくしなさい、って言われたことがあったなぁ……だって、袖擦り合うも他生の縁……とか言ってたら、どんどん長くなって短編じゃなくなる……

八少女夕さんのscriviamo!に、複雑の権化みたいな真シリーズの子孫たちの恋物語の続編を書いた。その物語はそもそも単純なシンデレラ物語だったのに、夕さんちの物語の舞台やキャラを絡めさせていただいたら、またどんどん複雑化の気配が……
自分で複雑化のドツボを踏んでいるのだけれど。
このラリーのような競作(共作?)の複雑さはある意味歓迎でもあるのだけれど、発起人の夕さんが大変そう……

そもそも、可哀相な世紀のカップルは、身内に一番の難関を抱えていて(花嫁のパパ)、簡単にくっつきそうにない。くっつくためにはこのパパを懐柔しなきゃならない。
でも、今回、絡んでくれそうな山西サキさんのところのミクは、また困ったことに(困ってないか…・・)、この花嫁のパパと同じ歌手。
花嫁のパパ=2代目真はロック~ポップス歌手ですが、まさにポップスとクラシックの融合でボーカルグループにも属していて、ただ今ツアー中でもうすぐローマにやって来る。何しろすごいおじいちゃんっ子で、その影響でもともと遊びでオペラなんか歌ってたりしてたんです。Nessun dorma~……なんちゃって、ロックコンサートの最中に。
しかも、花嫁のひいおじいちゃん(【死と乙女】の慎一)はそこそこ有名だったピアニスト→指揮者で、もう80代後半のはずですが、非常勤ながらもまだ現役の音楽学校の講師(ローマ在住)かつ若い歌手を育成する歌劇団の支援者。
何だ、この「待ってました!」的な流れは……
と思ったら、またまた妄想が走りだしちゃったよ……
(ちなみに……芸は70からですからね! 朝比奈隆さん・桂米朝さん・13代片岡仁左衛門さんが言ってました……しかも慎一には一代目真の分も長生きしてもらわなくちゃ!)

しょうがないから、もう一度言おうかな。
「人生も物語も、少しばかり複雑な方が面白い」
え? シンプルな方がいいって話だったんじゃないの?
う~ん。
人生の話を書くと、こうなっちゃうんですよね。

何はともあれ、話をまとめますか。
そう、単純でも複雑でも、「Life is beautiful !」
(フミヤさんの歌のタイトルでした(*^_^*))
あるいは、マコトがよくやる手でもいいな。
「何か分かんないけど、なんとかなってるから、ま、いいか!」
マコト1

*文中のヘタな人物イラストは、20年以上も前に描いたらしい、その花嫁のパパ・二代目真。若いころですね。
*最後の可愛いマコトのイラストはlimeさんから頂いたものです(^^) かわいい~

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【雑記】アルファポリスさんのエッセイブログ大賞にエントリーしました 

尾道岩屋巨石
巨石を巡る旅【石紀行】……アルファポリスさんのエッセイブログ大賞にエントリーしてみました。
小説じゃないし、こっそり参加しようとも思いましたが、一応宣伝しちゃおうかな。
トップの巨石は私が大好きな広島県尾道の岩屋巨石。この石をご紹介した頃の石紀行は随分とあっさりしていました。まだブログを始めたばかりで、ブログでどんなふうに記事を書くのか模索していた頃だったので、短くシンプルだったのですが、だんだん抑えていた石への思いが爆発して(?)、良いのか悪いのか、長くなってきました。
SDカードに残っている写真の数も、最初の頃に比べると全然違う……皆様に少しでも石たちのいい顔を届けたいと思う気持ちも強くなったからかもしれません。でも……ちゃんとお届けできているかなぁ?
この岩屋巨石も、石が立っている場所とその雰囲気をもっとお伝えしておくんだったとちょっと不完全燃焼。またリベンジも考えています。瀬戸内海の素晴らしい風の吹きぬける素敵な場所なんですよ。
カルナック
この石紀行では海外の巨石は少ないのですけれど(私の時間的+体力的+αな問題でなかなか海外までは遠征できない……)、こちらのカルナックは巨石紀行を書こうと思った出発点でもあります。いつかは行っておきたい海外の巨石がまだいくつかあるのですが、最近数えてみたら、この調子でいくと日本の巨石を巡るだけでも一生の間に行き尽くせそうにないなぁって。
でも、出来る限り頑張って石巡りをして、この国の古の心の源みたいなものをお届けし続けたいと思います。
あ、少しだけ海外の巨石もご紹介しています。あわせて、巨石巡りの際に宿泊した素敵な旅館とお料理もご紹介しちゃってます。巨石を巡って、温泉に泊まって美味しいものを食べる! 最高です(^^)
よろしければ応援してくださいね(*^_^*)
巨石を巡る旅記事はこちらです⇒【石紀行】

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【雑記・あれこれ】2015年ありがとうございました!2016年よろしくお願いします! 

みなのしゅう~、あけましておめれとうでござる!
きゅうねんちゅうは世話になったでござるよ。本年もよろしくお世話してたもれ~
(タケル:今年は武士っぽくする? え? 『真田●』を観るつもりだって? 今年はヒーロー番組を卒業して大河に挑戦なのか? いや、『半にゃライダー』も観るんだね。じゃあ、日曜日は忙しいなぁ~)←ちょっと安心するタケル(何で?)

今年のおしょうがつは、ぼく、よなぐに島にいるんだよ。
えっとね、タケルがぼくのために、ねこ用だいばー服をつくってくれました。
それでね、タケルといっしょに海にいきました。

海はね、ほんとはちょっときらい。まえにおぼれかけたことがあるの。
(参考文献:【迷探偵マコトの事件簿】(9)マコト、行方不明になる
でも、ほうらいセンパイに教えてもらった、いめーじトレーニングをいっぱいしました。
(参考文献:【迷探偵マコトの事件簿】(12)ぼくらの秘密基地
ほら、おさかなといっしょにおよぐんだよ。

それに、おさかなだけじゃないんだ!
よなぐに島の海のそこには、すっごいおおきなイセキ(かもしれない)があるんだ。
(⇒与那国海底遺跡
ね、すごいでしょ~、ぼく、タケルといっしょにうみにもぐったんだよ!

それにね、ホッカイドウとちがって、オキナワはあったかいね~。
でも、ぼく、ちょっとだけホッカイドウのほうが好き!
だって、じいちゃんがいるんだもん。

でも、オキナワもたのしいね!
いろんなとこに、ねこがいるの。
ぼくはナワバリに入ってきたヨソモノだから、ちゃんとごあいさつしなくちゃ。
「せっしゃ、うまれもそだちもツキジ。セイはヤマト、名はマコト、人呼んでメイタンテイのマコトともうしますでござる。せっしゃ、フシギなエンをもちまして~、えっと~、タケルのおうちにワラジをぬぎやした~」
(タケル:マコト、なんでシーサーに向かって話しかけてるんだ?)
si-sa-.jpg
(うちのシーサー、左下はうちの母作、右下は大海作)

海にもぐったあとは、毎日えんかい!
オキナワにはいっぱい、おばあと、おじいがいるんだよ!
ちんすこう、しーくわーさー、さーたーあんだぎー、おそば、おでん、えっと~、ぶたさん!
でも、ぼく、ぶたさんより、おさかながいいなぁ。
いらぶちゃ~、ぐるくん~、みーばい、まくぶ~~~!!
(タケル:数は覚えられないのに、魚の名前だけはよく覚えるなぁ)

「ほら、こっちきていっしょにおどるさ」
わ~い。
いっぱいたべて。
それから、おどります!
口笛ふいて、へびさんのさんしん~。
ぼくもおどるよ!
ちゃんちゃっか、ちゃんちゃっか~~
おじいと、おばあと、ワになっておどろお~
ちゃんちゃっか、ちゃんちゃっか~~~
おさかなもいっしょに、ワになっておどろ~
ちゃんちゃっか、ちゃんちゃっか~
ちゃんっ……ちゃっかぁ……
ねこイラスト3
(大海、絵の練習中。新聞に出てた写真の何かのネコちゃんモデル)

おさる
(昨年末、仲間入りしたおさるのぬいぐるみ)

皆様、明けましておめでとうございます。タケルです。
マコトは踊りながら寝ちゃいました。夢の中でも踊り続けているみたいですね。
さて、今年もマコトの訳の分からないご挨拶で始まりましたが、初めての沖縄で、海にも潜って疲れちゃったみたいです。え? 今年は飲んでいないかって? さすがに泡盛はヤバそうなので、警戒して近づけないようにしました。
今年も、またマコトがあれこれお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。

サルの絵馬
(実家の近所の神社に展示されていた、近隣の学校の美術部の方々が描いた絵馬)

大海です。皆様、旧年中は本当にあれこれお世話になりました。
と、まずは、年末のご挨拶も端折らせていただいちゃった上、新年のご挨拶も遅くなりまして、すみません。
今年は休みが短くて、仕事と片付けとあれこれでいっぱいいっぱいになってしまっておりました。4日が月曜日から始まるって、ほんと、辛いですよね……
それから……アルファポリスさんのブログ大賞の応援ありがとうございました!
皆様のおかげで、出だしだけはちょっと良かったみたいでしたが、思い切り右肩下がりで、消え去っていきましたが、応援してくださった皆様には心からお礼申し上げます。さすがに、読んでくださる方が増えるまでも行きませんでいたが、ごく少数ながらも初めてさんにも来ていただいたようで、有難かったです。いや、石なんて、世の中に興味を持っている人がほとんどいないということもよく分かりましたが、それでもこれからも、巨石紀行、しつこく続けていきたいと思います!

さて、実はブログのお誕生日(1/14)が近いので、所信表明(?)はその時にしたいと思います!
何はともあれ、今年もよろしくお願いいたします!! 

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【雑記・音楽】中身を見てみるもんだ~確かに「羊と鋼の森」~ 

ハンマー
今日はいつもレッスンに行っているお店のイベントに行ってきました。
上の写真、何だか分かりますか? 
不要になった部品をストラップにしたものを、イベントの後にお土産としていただきました。
これがくっついていた部分を抜き取った中はこんなの。
ピアノ2
大海のレッスン? 三味線? うん、いい線ではあります。どちらも打楽器であり、弦楽器。あ、三味線は弦楽器だけれど、津軽が打楽器的要素を持ってるってことですね。
そして、こちらは基本は打楽器ながら、弦を持っている、という感じでしょうか。
2016年の本屋大賞と言えば『羊と鋼の森』、そして2017年の本屋大賞は『蜜蜂と遠雷』(直木賞ダブル受賞)。そのどちらも、ピアノのお話でした。
そう、本日のイベントは「ピアノ構造論」、グランドピアノを分解してその中身を見せてくれるというものでした。
こちらの楽器屋さんにはレッスン室がいっぱいあって、ミュージカルも手がけているので、生徒さんは子供たちも大人もいっぱい。ピアノの他に、ギターやベース、ドラム、ヴァイオリン、歌、などメジャーなものの他、あまりなじみのない不思議な楽器まで……そして、このイベントも申し込み多数で1日3回とも満席。音楽のレッスンに通っている人たちだから、というのもあるけれど、みんなピアノの中身に興味津々、なのですね。

中身をじっくり見てみたら……太い弦(こちらは銅が周囲に巻いてある)から細い弦まで、並んでいる景色は、あ~確かに「羊と鋼の森だわ」と思いました。ダンパー(音を消す)の仕組み、それを外すと全部の弦が共鳴するところ、見ていて飽きませんね。
1枚目の写真は、ピアノのハンマー部分。白い部分は「羊」のフェルトでできていますが、これが触ってみたら想像以上に硬い。思えば何万回、何十万回、あるいはもっと、すごい勢いで叩かれているのですものね。
そして2枚目の写真は、鍵盤とハンマーの部分を抜き取ったところなのですが、その抜き取られた部分が下の写真。
ピアノ3
子供たちががんがん鍵盤を叩いて、調律師さんが「優しくね!」と慌てているシーンもありましたが、まぁ、子どもってほんと、ものを叩くのが好きですね(ん?)。
ピアノ
それにしても、こうして中身を見るのって楽しい。グランドピアノにじっくり近づいて見るチャンスもあまりないし、じっくり見ると本当に芸術だなぁと思います。
それに、こんなに響くんだと言うのも教えてもらいました。まず、小さい手回しオルゴールを普通に回して音を出す(擦れて小さい音)→次に写真の黄色矢印の部分(鍵盤板)にくっつけて音を出す(これでも結構響く)→最後に写真の青印の部分(反響板。分かりにくいけれど、弦やフレームの下全体に貼ってある)にくっつけて音を出す(すごく響く!)。
どんな楽器でもそうですが、音を響かせるための技術がいっぱい散りばめられているのですね。ついでにピアノの下に潜って演奏を聴く、なんてのもさせてもらいました。これがまたいい音で。
以前にどこかで書いたように思いますが、アシュケナージを聴きに行った時、以前のフェスティバルホールで、1番前の席で、丁度アシュケナージの脚の前くらいだったのですが(舞台が結構高くて、脚しか見えんかった)、あれはあれで正解だったんだなと改めて思いました。

さて、来月初め、大野くんの『忍びの国』の映画初日(ん?)にうちのピアノが久しぶりに健康診断=調律です。いえ、うちのはもちろんグランドじゃなくてアップライトですけれど、45年選手のYAMAHAです。中学生くらいまでは習っていたのですが……
あれこれあって、調律も4年くらい放っている……今や、おさるのジョージのぬいぐるみに占拠されていたりするし。
手入れをしたら、消音を考えて(そういうハンマーに変えてもらう事ができる)、三味線にくっつけてレッスンを受けようかなぁなんて思っています。バイエルまでは戻らなくていいだろうけれど、う~ん、ハノンとツェルニーの楽譜は捜しとこうっと。ソナタ、弾けるかなぁ……可愛らしく、ソナチネ? 

土日も最近は出張が多くて、1週間が長いです。
それに、ここんとこは、バルセロナ行きの計画でばたばたしてて(学会という名前の旅行)……
今日NHKで『睡眠負債』を見てかなり残念な気持ちになっている大海です。そろそろ寝よっと。だいたい5時半起きなきゃならないのがどうなのよ、ですけれど、日本人ももっとフレックスな働き方にしないと、だなぁ。
お休みなさい……ピアノの夢でも見ようっと!

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