【迷探偵マコトの事件簿】(1)マコト、登場!
本編の主人公:真が猫になって大活躍?
どちらかというとしゃべるのが上手ではない真が、猫になったら結構饒舌だった??
数々の難事件(!?)に挑戦します。
暇つぶしにどうぞ。
【登場人物】
マコト:茶トラのツンデレ猫。冒険が大好き?? の割には、いつもひとりでマンションでお留守番。
タケル:ちょっぴりSなマコトの飼い主。いつもマコトをおちょくって遊んでいるけれど、実は……
【迷探偵マコトの事件簿(1)マコト、尻尾を追う!】
あ、しっぽだ!
ひまだから、追いかけよっと!
くるくる、くるくる……ぐるぐる、ぐるぐる……
あれ? 目が回る。
あ、自分のしっぽだった!
う、タケルと目が合っちゃった……
もちろん、ぼく、知ってたよ~
ちょうど、おせなかの毛づくろいするところだったんだ。
……だって、タケルが遊んでくれないんだもん。
【迷探偵マコトの事件簿(2)マコト、謎の影を追う!】
あ、どうろを迷走するあやしいやつ!
追いかけるぞ!
ばしっ!(っと片手で押さえつけて……)
ひら~っ????
あれ?
もういっかい!
ばしっ!(片手)
ひら~っ????
今度こそ、ばしっ!(両手!)
・・・・・・
(やっぱり)ひら~っ~~~
え~~~~?
途方にくれて見上げた空。
あ、ちょうちょ。
あ、タケルと目が合っちゃった……
もちろん、ぼく、知ってたもん。
ちょうちょ、空でふわふわ、気持ちよさそうだね。
ぼく? 影ふみしてただけなんだ。
……だって、ひまだったんだもん。
・・・・・・
ねぇ、あそんで。
あまりにも、ばかげているけれど、いつか漫画にしたかった猫バージョンのおバカなマコトくん???
でも、画力がなく、私に漫画は無理だったので、ちょっと文字にしてみました。
もちろん、その1は、本編の冒頭で尻尾を追いかけていることと呼応しております(^^)
竹流は、ネコにはなっていなさそう。
「お前、何やってるんだ?」と呆れた顔で見ているに違いないです。
しょうもな!
と自分で思いつつ載せてみました^^;
*この掌編(?)はもともと【幻の猫】のおまけとして始まったものです。その1で尻尾を追いかけているのは、【幻の猫】の冒頭と呼応しています。
*初めてこのブログを訪れてくださった方へ
相川真は私の拙いメイン小説の主人公(の片割れ)です。27歳の現在は、新宿の調査事務所の所長ですが、【幻の猫】では18歳。家庭教師兼父親代わりの大和竹流(ジョルジョ・ヴォルテラ)と、彼の故郷イタリアに、入試頑張ったご褒美旅行に来ています。
でも、来てみたら、竹流は旧交を温めるのに忙しいし、時々一人で、言葉もわからないのに放り出されてしまう。
しかも、真は霊感坊や。ただし中途半端な霊感なので、お化けとも意志疎通困難。
シエナの街で、尻尾しか見えない黒猫を追いかけて行ったら、どうやら少女のお化けに出会ったようです。
よろしければぜひ、お読みくださいませ(^^)
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Category: 迷探偵マコトの事件簿(猫)
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