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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【天の川で恋をして】あとがき 

交野3
ようやく、最後の謎を解く時がやってきましたね。
まずは、このあとがきの構成を。
(1)下敷きになったホラー映画
(2)作品の舞台を巡る
(3)映画化されたら妄想:テーマソング(追記)



(1)下敷きになったホラー映画
さっそく、私の記憶の中に10年以上も居座っている某ホラー映画の、超いい加減(もしかしたら一部間違いもあるかも)ストーリーを。ちなみに、もともとは小説です。
(ちゃんとした筋を知りたい方は、ウィキってくださいね)

四国の某所。町に引っ越して何年もたっていた主人公・H子が故郷の田舎に帰ったとき、幼馴染のS子が16歳で亡くなったことを知る。もう一人の幼馴染・F也は、S子の恋人だったのだが、その死から立ち直れないでいる。
恋人を亡くした幼馴染、そしてもう一人の幼馴染→当然いいムード。
その時、不穏なうわさが。亡くなったS子の家は、死者の口寄せをする家柄で、S子はその跡取り、しかも口寄せの儀式の最中に亡くなったらしく、その母親は娘の死をいたく悲しんでいる。そして、禁断の甦りの儀式を行っていた。その儀式とは、四国の88か所めぐりを反対に廻る、いわゆる逆打ちを、亡くなった年齢の数だけ行うと、黄泉の国との結界が壊れて、死者が甦るというのだ。
もうすぐ16周目! 少しずつ亡くなったS子の気配が漂い始め、いい雰囲気になっているF也とH子の傍に……

はぁ。書いているだけで怖い。
『死国』という映画です。これ、かの『リング2』と2本立てでやってたんですね。
ちなみに私は絶対にホラー映画など見に行きません。
なのに、なぜか暇つぶしに職場の後輩(♂)と行く羽目になり、映画館へ。

何が怖かったのかというと。
そもそもこれは予想通り、S子が最後はゾンビのように甦るのですが、もうゾンビになっちゃったら怖いを通り越して笑える(ひきつった笑いだけど)んですよね。でもその「ちょっとずつ気配が」の怖さ。
ちなみに、亡くなったS子は長い髪、H子はショートカットです。
F也とH子が一緒に家の中にいる。二人は噂の真実を確かめようとしている。
F也は『逆打ち』について調べている。H子はお茶を淹れに台所へ。
F也はH子のいる台所に背を向けて、本に書かれている内容を読みながらH子に話しかけている。
H子はお茶を淹れながら返事をしている。
しばらくして。
F也の肩に手が載り、肩越しに一緒に本を覗き込む。F也は当然、H子だと思っていて話しかけている。

その時。はらりとF也の肩に長い髪が。

ぎょえ~(・_;)

もう恐ろしすぎる((+_+))
と思って、怖すぎた私は、取り敢えず後輩に話しかけようと隣を見た。
その時。

隣で後輩は固まっていました。
その後輩の固まった顔があまりにも怖かったので、映画館を見まわした私。

その時の映画館の光景が忘れられません。
映画館中が凍り付いていて、まるで私一人正気、みたいな世界。
そう、2重に怖かったのです……

このお話にいただいたのは、この三角関係と幼馴染という設定、そしてさえちゃんの家が少し複雑な家で、自由な夏海の環境を羨んでいる一面があるということ。
三角関係だけど、友情もあって、化けて出んでも…と思いつつ、書いておりました^^;


ちなみに逆打ちとは本来は、そんなためのものではありません。
いつも弘法大師様が前を歩いてくださっているというお遍路。
でも前を歩かれている弘法大師様には永遠にお会いすることができないと思った衛門三郎なる方が、弘法大師様にお会いしたいと思ってなさったことです。だから、死者に会える、という話にもなったのかもしれません。
一説には、順打ちの3倍の功徳があるとも言われますが、そもそも88か所めぐりは最後のほうがきついので、そのきつい側からまわるのでそのように言われるのかもしれません。
拙作の【清明の雪】でもこのエピソードを使わせていただいておりますm(__)m
【清明の雪】14.修行僧 逆打ち いつかあなたに会いたい


(2)作品の舞台を巡る
なぜか、昨日、所用でこの交野あたりに行ってまいりました。
7月7日は過ぎておりますので、まるきり日常の、何の変哲もない風景に変わっておりましたが、写真などをとってきましたので、ご覧ください。
交野2
機物(はたもの)神社です。ゆうちゃんが夏海を探して、始めにやってきて、霊感少女と会った場所。
七夕のお祭りのときの光景はYou Tubeでもアップされていますが、境内中に竹が飾られ、皆が短冊を結んでいる。でも普段は誰もいない、社務所にも人の気配のない、静かすぎる場所です。
知り合いの地元の方は、普段は誰も近寄らない、と。

この天野が原という場所、昔から風光明媚な場所で、平安貴族の狩りの場だったようで、在原業平も歌を詠んでいますね。伝説が生まれるにふさわしい場所のようです。
この神社の祭神は、機織りの女神様です。もともと機械技術を伝えた祖先を祭神としていましたようですが、戦国時代末期に織姫様、つまり棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)になったとか。
七夕伝説と言えば、発祥は中国ですね。渡来人が伝えた織姫・彦星の伝説・7月の収穫祭や風習などが融合して、現在の日本の七夕行事になったと考えられています。
で、この日本における七夕伝説の発祥の地が、交野市から枚方市に広がる交野が原だとされているのです。
交野1
ところで、日本起源の七夕伝説は、本家本元は、天女の羽衣伝説とそっくりです。そのものと言ってもいいのかもしれません。いったいどうなってこうなったのか、そもそも中国の七夕伝説にも数種類あるようですし、あれやこれや時代の中で変遷していったのでしょうね。

参考までに。
七夕伝説、日本版(というのか、混同版かも)
これは、いわゆる羽衣伝説ですね。
男が水浴びしている天女の羽衣をかっぱらってしまう。帰れなくなって困っている天女を嫁にして仲良く暮らす。男は羽衣を隠しておいたのだけど、数年して見つかってしまう。天女は天へ帰ってしまう。
男は天女に会いたいので、100足の草鞋(だったかな?藁?)を編んで天へ上る。実は99足で、早く会いたくなって1足足りないまま出かけてしまった。そのため、天にたどり着く手前で落っこちそうになる。
天女が助けてくれて、天女の父親に一緒に暮らす許可を貰う。でも、父親はこの男が気に入らないので、何とかしたいと思っている。天で瓜を育てる仕事を貰った男は、食べてはいけないと言われていたのに、のどが渇いてしまってつい瓜に手を出す。
瓜を割ったら、中から水があふれてきて大きな川になって、天女と離れ離れになる。あまりにも娘が悲しがるので、可哀相に思った父は年に一度だけ川に橋を掛けて会う事を許している。
という話。九州や沖縄のあたりにはこの形で伝説が残っていたようです。
(それにしても、男は一貫して天女LOVEだけど、天女の複雑な心理は何だろう。まるで、『こころ』における先生の嫁の心情が読めん、という感じだなぁ)

そもそも、昔は女性にとって、機織りの神様が大事な神様だったので、出発点は棚機津女(たなばたつめ)という神様を祀ることから来たようですね。そこに、豊作祈願や、「織物(これも作物からできる)が上手になりますように」信仰が合わさった模様。
で、中国から入ってきた織姫と牽牛の話もミックスされて、今に至る、ようです。


そして。最後のシーンで夏海とゆうちゃんが会っていた場所、逢合橋(あいあいばし)。
天野川にかかる橋、京阪交野駅からの徒歩範囲内にあります。伝説では織物神社の織姫と牽牛石(枚方市にある)の牽牛がこの橋で1年に1度会い、愛を確かめ合うと言われますが……普段はただの橋です。車道と、両脇に歩道が別々に橋になっていて、七夕の時には笹が飾られるようですが。
交野5
交野4
しかし、川沿いには歩道も整備されていて、それはそれでよい感じ。冒頭の花は、この歩道で見つけた花です。
夏海がゆうちゃんからもらったブーケの白のイメージ。
交野7
交野8
これは橋から見た天野川。向こうに第二京阪(高速道路)が見えています。
恋愛小説のラストシーンにしては、味気ない場所ですけれど、まぁ、それもありかな。
交野10
最後に、これは枚方市内の天野川。ちょうど交差点「天の川」の近くです。
こんなふうな河原を、三人が歩いていたのですね。
さらに、この先、天野川が淀川に合流するあたりに、かささぎ橋が本当にありまして。
もっとも、普通に、幹線道路の橋なので、情緒はないんですけれどね。
他にも、土地の名前にやたらと星がついているのも素敵ですよね。

たまたま所用で、1-2か月に1度は通るようになったこの地域の地名に魅かれて書いたこの小説。
思い起こせば、初めにあったのは地名だけでした。形になってよかった。
ちなみに、なんちゃってご当地小説なので、細かいところは目をつぶってやってください。
だいたい、書き終わってから、神社と橋を見に行ったという……

そうそう、あかねさんに鋭く指摘されましたが、登場人物の名字も、みなこの近くの地名です。
点野、仁和(仁和寺)、石津……ただ、これは正確には寝屋川の地名のよう。私は車で通るので、交差点の名前を見ているのですね。

でも、頭の中では、実はみっちゃんがゆうちゃんに横恋慕とか、あの霊感少女がゆうちゃんに恋をしてややこしいとか、ゆうちゃんは優柔不断だからあんなことやこんなことや、とか^^;
やっぱり、さえちゃんは、いざ二人がくっつくと、化けて出るとか。
月9のドラマみたいなことをあれこれ想像していた、実は意地悪な大海でした。

あ、それから。
さえちゃんは事故にあった日、機物神社に短冊を吊るしに来て、夏海を探していて、事故にあったんですね。
「一瞬でも早く」仲直りしたくて。
だから、夏海は、さえちゃんの声を最後に聞いていたのでしょうね。
雨の中で。
余計な解説でした。
(やっぱり、化けて出る?(・_;))

お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
そして、これから読んでくださるかもという皆様、よろしくお願いいたします(*^_^*)

実は、まともに女の子が主人公の話、初めて書いたかもしれません……



あ…
次回予告

せっかく乙女な話を書いたけれど、次回はまた男の子話で短いものを。
そう、1111記念のホラーな話(ホラ話ではありません)、ウゾさんからのリクエスト・学園の七不思議事件簿。
ウゾくんの話よりも先に頭で形になってしまったので、お先に失礼いたします。
また、夕さんリクエストの指揮者話も、先を越されてすみません。

【8月の転校生】
ね、ちょっと怖いでしょ。
舞台は、真が通っていた、聖・幹学園。語り部は真の自称親友・富山たかしくん(中学2年生)。
夏休みのある日、閉めてある教室に忘れてきたクラブの試合メンバー票を取りに行くことに。
逢魔の時、音楽室から歌が聞こえるとかいうこわーい話もあり、コックリさん!で行く人を決めたところ、あてられたのはたかしくん。さて、どうなる、たかし。
ちなみにこの人、超天然キャラです。


*家のネット環境が悪く、別のところで借りて記事作成^^;
 う~ん。何とかしてほしい。
 →一応、微妙に解決。WiFiからケーブル繋いで有線にしたら、立ち直っています。

追記に(3)のテーマソング話題を。
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Category: 天の川で恋をして(恋愛)

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NEWS 2013/7/28 ちょっと辛い・・・ 

タブレットから投稿しています。
正直、なかなか使い慣れません。読むのはいいけど、文章を書くのは大変。
PCが不機嫌なのか、ZAQなのか。とにかくネットがつながりにくくて。
ふつうにサクサクいくときもあるので、PCのせいではないような気がします。
たまにするっといくときに何とかコメントのお返事をお返ししていますが、返事遅いのはひとえにこのせいでして。ご容赦ください。
皆様のブログにおじゃましてコメントを書いても、なぜか3回に1回くらいしか送れなくて・・・
ちょっと途方に暮れています(;_;)

11:00
さっきから急にサクサク動いています??
実に1週間ぶりです。でもまだ疑っている大海です…大丈夫かな。いつまでもつかな。
自分で何にもできないことって、困りますね…

あら、30分の命だった。やっぱりダメみたいです(@_@)
仕事帰りにケーブル購入に行きます。

20:00
ケーブルを買ってきました。
多分家の中のどこかにあると思うけれど、探せず……
そして一気に物事は解決!でしたよ。有線にしたら、サクサク、サクサク、サクサク……
うちはWiFiなのですが、どうやらそれが遅くなった理由。
でも、WiFiの意味がないよう(;_:)
夏休みが過ぎても遅いようなら、JCOMに電話しよっと。
お騒がせいたしました^^; ウゾさん、ありがとうね。

Category: NEWS

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