FC2ブログ
08 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 10

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【雑記・本】 科学は暗闇を照らす1本の蝋燭 



私がまだまだ若かりし頃、今みたいに科学番組は多くなくて、この番組を見た時は本当に衝撃でした。
カール・セーガン博士のCOSMOS……
宇宙、生命の起源、人類へ繋がる道……今ではありがちな内容ですが、あの頃は本当に科学的・知的好奇心を満たしてくれる唯一の番組だったかもしれません。

カール・セーガン博士は、「ホンモノ」の科学者さんたちからは宇宙のセールスマンと揶揄されていましたが、私は一般の人々に科学の面白さを宣伝して回ってくださった功績は大きいと思います。
ちなみに私、セーガン博士が京都に来られた時、講演を聞きに行きました(*^_^*)

博士の本は、今でも私の宝物で、いずれも何度も読んだ跡があります。
これは博士の晩年の本ですが(遺作は公私ともにパートナーであったアン・ドルーヤンとの共著)、日本語と英語のタイトルは結構違う印象。

日本語:人はなぜエセ科学に騙されるのか
英語:The Demon-Haunted World~Science as a Candle in the Dark~


邦題って、内容を端的に表しているとも言えるけれど、もうちょっとかっこよく言って欲しいと思ったりします。
この本では、科学する心=懐疑する精神と不思議さに驚嘆する感性があれば、とんでもないエセ科学話には惑わされないということが書いてあるのは確かなのだけれど、それにしても。

さて少し言葉を拾ってみます。

「権威者の言うことは信用するな」というのは、科学の偉大な戒律のひとつである。権威ある人物の意見が、目を覆うような間違いだったというケースはあまりにも多い。科学の世界では、権威があろうとなかろうと、何かを主張するからにはきちんとそれを証明しなければならない。

科学がいざなう先にあるのは、ありのままの世界であって、世界はこうあって欲しいという願望ではない。

科学が上手くゆくのは、エラー修正機能が組み込まれているからだ。科学には問うてはいけないことなど何もない。聞くのがはばかられるような微妙な問題もなければ、冒すべからざる神聖な真実もない。科学は、新しいアイディアに対して心を開くと同時に、どんなアイディアも疑いの目で厳しく調べ上げ、それによって価値あるものとそうでないものを選り分けていくのだ。ここでは頭の良さも人柄の良さも関係ない。誰であろうと、専門家の厳しい批判の前で自説を証明しなければならないのだ。

科学は精神性と矛盾しないばかりか、深いところでは精神性を生み出す源だ。人が空間と時間の中で自分の位置を認識する時、あるいは生命の複雑さや美しさや精妙さを理解する時、そこには喜びと謙遜の入り混じった感情が生まれる。


科学は決して特別なことではなく、日常生活におけるあらゆることに関わっています。
だからこそ、我々はもう少し疑い、検証し、確かめていく姿勢を忘れないようにしなければならないんですね。
私たちの生活を便利にしてくれている科学のありがたさはしみじみと感じつつも、これは本当にいいものか、よく問いかけてみないといけないのだと思うのです。


また機会があったら、少しずつ、言葉を拾っていきたいと思います。

おまけです。夏の色をお楽しみください。
まずは百日紅、三色。
DSCN1628_convert_20130911001028.jpg
DSCN1627_convert_20130911001005.jpg
DSCN1629_convert_20130911001053.jpg
ハイビスカスと、ヘブンリーブルー(朝顔)。
DSCN1639_convert_20130911000723.jpg
DSCN1621_convert_20130911000916.jpg

リアル仕事が忙しくて、ゆっくり推敲する間がなく、【死と乙女】と【海に落ちる雨】がちょっと遅れていますが、明日~明後日、またアップしてまいります(*^_^*)

スポンサーサイト



Category: 本(ご紹介・感想)

tb 0 : cm 7