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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【真シリーズ・つぶやき】このお話はピタゴラスイッチ 

久しぶりに【海に落ちる雨】を更新したので、ちょっと呟いてみたくなりました。
っても、140字じゃつぶやけませんけれど……

【海に落ちる雨】は私が色んな思いを詰め込んでいる小説なので、作りが一見とても複雑です。
とっつきが悪いことと言ったらこの上ないのですが、ひとつひとつのエピソードはかなり気合が入っていたりします。
そして、そのエピソードはそれぞれ独立しているようで、細い糸で繋がっている。
いえ、繋がっているというよりも、一瞬触れて、次の玉を転がすのです。

そう、まるでこんな装置みたいに。
ピタゴラピタゴラ神戸
昔、よくボストンに行きました(ちょっと事情があって)。一人で街をうろつくことも多くて、その時の私のお気に入りの場所は、ボストン科学博物館とハーバード大学の博物館でした。
科学博物館では、いつもこの装置(写真左)を長い時間眺めていたのを思い出します。
ちなみに、博物館、大好きなんです。今でも地方に行けば、まず博物館と名のつくところに行きます。その地方の古代からの発掘物とかが並んでいて、ついでに鉱物や植物が並んでいるから。
(あ、嘘だった。まず行くのは土地の神社。「お邪魔いたします」のご挨拶に)

そして、この装置のそっくりさんが神戸のハーバーランドにあります(写真右)。少し小ぶりのような気もするし、全く同じかどうかはよく分からないのですが。
私は「巨大なピタゴラスイッチ」と呼んでいるのですけれど、これ、本当はなんていう名前なんでしょう。

実は【海に落ちる雨】を書いていた時、いつもこの装置が頭の中にありました。
登場人物は皆、ある部分で係っているけれど、大きく係っているわけではない。
彼らは皆、彼ら自身の事情と欲望と、時には愛とか思いやりとかで動いていて、時に誰かを恨み傷つけ、一方で励まし助けたりしている。まさに「袖擦り合うも他生の縁」の世界です。

でも、どんなに小さな「接触・関係」であっても、事態は常に小さく、そして大きく動いていて、放り込まれた球も翻弄されながら彷徨う(実際には球の方も、最初から最後までひとつの球ってわけでもないのだけれど)。
全てを俯瞰できている者は誰もいない。
まさに、自然(じねん)という神のみ。

そんな話なのです。でもあれこれ詰め込みすぎて、ちょっと欲張っちゃったかなぁ。
さて、最初に転がった球は、実はあの○○○○ューだったのですよ。
それとも、日露戦争の時にロシアからやってきた姫君だったのかも。
いや、そもそもどこがスタートなんて確認できない、いつの間にか「最初に戻る」のかも。

源氏物語・御法
そうそう、このシリーズが大河ドラマになった理由って、実は『源氏物語』なのですよ。
あの壮大なる物語、ただ女を漁っているだけの物語ではなくて、あの時代背景の中でままならぬ人生を生きた女たち、そして人生を謳歌したような光源氏が最後は年端もゆかぬ妻に裏切られて、因果応報を知って、紫の上にまで見捨てられて(出家したいっていわれちゃあね)、そして宇治十帖。
あの物語がすごいのは、宇治十帖があるからだと思うんです。

で、それがどう反映しているか?
え~っと、形の上では「落ちぶれてからの光源氏」の話が中心にあって、そこで活躍しているのは実は真の息子の慎一。でも、主人公はやっぱり真。
例のごとく(大好きな)多重構造で、自分でもよく分からなくなっちゃった。

え? いえいえ、真は絶対に光源氏じゃありません。
オンナ癖の悪いのは、あの人ですものね。この屈託のない、ある意味確信犯の甘え上手、第4節で全開です。
なんてったって、『彼』の『嫁』が出てきますので。

山崎
Scribo ergo sumの八少女夕さんが、このシリーズを「50年もののウィスキー」と言って下さったのは、とても嬉しかったです。
でも、それは実は「簡単には手を出せない」ってことかぁ……ですよね。
『山崎』の50年物、実は2011年の限定発売。
(150本限定、100万円!!! マコトがびっくりする)
普通に売っているのはmaxで25年。
あらら。「何も足さない、何も引かない」ですね。

で、マコトは「清涼飲料水」。なるほど! 言いえて妙です。
みなさん、とりあえず清涼飲料水をお楽しみください。
でもあの清涼飲料水も、時には南アルプスとか奥大山とか、出かけて行って汲んでいるのですよ(^^)
あかきり2
そして、「焼酎」のような『奇跡を売る店』シリーズもよろしく!
こちらは、彼らを現代に持ってきたお話ですが、設定などはもうまるきり違っています。
登場人物もさらにぶっ飛んでいますし。
でも、後味すっきり、翌日に残らないお話です(!?)(それもどうよ)

また時々、真シリーズ、呟こうかな。
あ、ツイッター、はじめました。
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Category: ☆真シリーズ・つぶやき

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