FC2ブログ
08 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 10

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨145] 第30章 巷に雨の降る如くに(3)退路は断たれた 

【海に落ちる雨】第4節・最終章(第30章)『巷に雨の降る如くに』 その(3)です。
小鳥に説教する聖フランチェスコ2
今回登場する回想シーンに、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂が出てきます。真は高校3年生、大学入試の後に家庭教師(=大和竹流)におねだりしていたイタリア旅行に連れてきてもらって、アッシジを訪れた時のことです。
サン・フランチェスコ聖堂の中には、聖人の生涯がフレスコ画で描かれていますが(ジョット画)、その中でも最も有名なのがこの「小鳥に説教をする聖フランチェスコ」です。真はこれを見た時、言葉が分からないはずの小鳥にも分け隔てなく(そして辛抱強く)説教をする聖人に竹流を重ね(まともに日本語!を話していなかった、いや、他人とまともにしゃべれなかった自分に言葉を授けてくれたのは彼だと思っていますから)、自分はその中の一番小さな小鳥だと思ったようです。
「あんたの国の神様は優しいね。屋根を外して、鳥も虫も一緒に教会に棲めるようにしたり」
このシーンはまた竹流視点で出てきますが、この物語全体の最後にも前後関係を含めて登場します。
*真がここで言っている屋根のない教会はシエナ郊外の田園地帯に建つサン・ガルガノ教会です。

【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --
スポンサーサイト



Category: ☂海に落ちる雨 第4節

tb 0 : cm 10