11 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 01

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

2015年12月のつぶやきコーナー 

<Twitter代わりのつぶやきとお知らせのコーナー>
アルファポリスさんのエッセイ・ブログ大賞にエントリーしています(^^) ⇒【石紀行】

【迷探偵マコトの事件簿】(19) マコト、クリスマスパーティーに行く~誘拐犯をやっつけろ!~
【石紀行】37.福島飯野町・UFOの里の巨石(1)~留石公園の巨石群~
【雑記・小説】さりげない小道具~物書きブログテーマ(4)~
[雨158] 第33章 太陽の破片(1)ラブホテルの廃墟
通常の記事は、もうひとつ下から始まります




古いつぶやきは、続きを読むにあります。
-- 続きを読む --
スポンサーサイト

Category: つぶやき

tb 0 : cm 32   

【石紀行】37.福島飯野町・UFOの里の巨石(2)~村を見守る石たち~ 

2015年最後の石紀行、引き続き福島のUFOの里・飯野町の石たちを巡ります。
前回ご紹介した冊子『飯野町・巨石探訪』には32の石たちが載っています。
今回の福島の旅、プチお仕事も兼ねて4泊5日、といっても1泊目は泊っただけなので4泊4日、うち1日はお仕事もしていた上に、雨予報もあったので、あれこれこ旅程をアレンジしていたら、こちらの飯野町の石たちを訪ねる時間は1日、しかも前泊が会津東山温泉だったので(途中磐梯熱海温泉の宿に鍵を返しに行かなくちゃならなかったという、おまけつき)、半日余りの時間しかありませんでした。

だから先に宣言。3月に仙台に行く用事があるので、帰りにもう1泊して、こちらの積み残しの石を見に行こうと計画中。それでも全部は回れないと思いますが……なぜそんなに拘るのか? その事情は後でお話いたしますね。
藤加羅立石へ
周囲の景色は、車道、集落、学校、田んぼ……そして田んぼの中には植え込みが。
田んぼの中などにこういう植込みが見えたら、大抵、神社などがあるわけですが、こちらに見えるのは藤加羅神社。
名前通り、杉の古木に藤が絡み付いていました。
藤加羅立ち石の藤
この神社の本尊は蛇だそうですので、この姿からはいかにもって感じですね。
藤加羅立ち石3
この木立の奥に大きな石が見えています。藤加羅立て石です。
藤加羅立ち石2
冊子によると「巨大マグロのとろを刺身に切ったような形の巨石」! 確かに、言われてみればそうとも見えます^^;
藤加羅立ち石5
田んぼの畦道を回りながら、例のごとく、できれば360度の巨石の姿を捉えていきます。
面白い割れ方をしていますね。
藤加羅立ち石4
この方向から見ると、あまりデザインのよくないロボットみたい。
藤加羅神社
神社は東の方向に向いています。弁天様をまつった隠津島神社の方向を向いているそうで、この神社は弁天様がこの地に立ち寄った時に腰を掛けて休んだ所とされています。巨石はこの裏にあるのですが、弁天様の腰かけ石? こちらの本尊は蛇、つまり弁天様のお使い。蛇は、繭をネズミの被害から守ってくれるので、近隣の養蚕農家の方々が参拝に訪れていたそうです。
藤加羅神社2
裏に小さな石がありました。蛇神様を祀っているようです。
蛇神様

次は、青木大石
青木大石の全景
車で走っていたら、道の脇に突然ある、という感じですが、少し入り込むのは難しいくらい草が繁っていました。
青木大石道から
車道から見ると、ずいぶん角ばっているような? 表面には割った痕があり、以前は石垣に使われていたようです。こうした巨石がきちんと祀られているとは限らず、お城や屋敷の石垣に使われるなんてことはざらにあったと思います。いかにも良さそうな石がおおいですものね。もともとはもっと大きな石だったようで、千貫森(UFOの山)とモアイ石とはレイライン上にあるとか。
これだけ石があったら、この町の中にレイラインはいくつでも引けそうですけれど……あれこれ考えると興味深いですね。
*レイライン:石の遺跡、教会や神社など古代遺跡が一定の法則で直線状に並んでいるとされる、その直線配列のこと。1920年ごろ、英国の発明家・実業家アルフレッド・ウォトキンズが提唱。
青木大石横
この山の上の方にもあと幾つか石があるようで、きちんと南北に並んでいるようです。ひとつだけ、斜面の上の方に見えています。
青木大石全景
ちなみにこの町には和台遺跡という、南東北地域最大級の縄文集落跡が見つかっています。遺跡はこのあたり一帯5万㎡に及ぶと推測されており、現在、約200棟もの竪穴式住居跡が発掘されているそうです。和台はもともと「ウワダイ」というアイヌ語から来た言葉。意味は「暖かく住み心地よき小高い原野」。古代から福島は「うつくしま」と呼ばれる素晴らしい国だったのです。

道を走っていると、すぐ道の脇に小さな石が見えます。
くらべ石
くらべ石です。何を比べる?
大正の始めごろまでは願いが叶う石として崇められていたそうですが、今ではぽつんとした路傍の石。でも以前は、願い事を託して、持参した「棒切れ」をくらべ石に当てて、石の高さと幅を比べてぴったり合えば願い事は必ずかなうと言われていました。いつも石の周りには棒きれが散在していたとか(あら、持って帰らないのね)。

この石を通り過ごして、細い道を山の方へ上がっていくと、赤岩稲荷神社があります。
実は……何故か、入口で引き返してしまったのです。
赤石稲荷神社1
鳥居の前に大きな石が見えます。「白蛇石」です。この山(赤岩山)自体が巨石が重なってできており、その名前の由来になっているようです。この鳥居の先には130段ばかり石段があり、巨石と稲荷神社が鎮座している……と分かっていたはずなのですが。
赤石稲荷神社2
この石だけを見て帰っちゃったのです。何でだろう? 今もって理由は不明です。留石公園で巨石たちを見て、満足しちゃったのでしょうか。確かに、巨石を1日にいくつも見ると、疲れちゃうことがあります。特に陽石などで石のパワーが大きいと、もう脳とか体の許容範囲を越えてしまうというのか、お腹いっぱいでこれ以上入らないというのか、集中力が無くなっちゃうというのか。

この時、全く「この上に行かなくちゃ」と思わなかったのです。「これでおしまい」みたいな感じになって、うちの母は「いつもしつこいのに、どうしてこんなあっさりと帰っちゃうのかな」と思ったそうで……自分でも全くよく分かりません。しかもその後で、「あれ? 何か忘れてた!」と一度は気が付いて、引き返そうと思ったのですが、何故か町の中をぐるぐる回って迷子になって戻れず(いや、単に方向音痴だっただけかも……ナビに入れるような目印もなかったので)。
赤石稲荷神社3
もう十分たくさん見たんだから今日はもうやめときなさい(また怪我したら困るから!)、という神様の声でしょうか。「ついで」に見るんじゃなくて、また日を改めて新しい気持ちで見に来てね、ということでしょうか。未だ分析不能の不思議な体験でした。

この町にはまだまだ多くの巨石があり、そのごく一部しか見ていないのですから、きっと遠からずこの場所に帰ることになるのでしょう。
その時は、今回泊まるのをあきらめた某超高級旅館に泊まってみようかしら??
福島県飯野町。巨大縄文遺跡の存在からも、この周囲に多くの石の祭祀場があったとしても不思議ではありません。縄文の時代から石たちは静かに(時には賑やかに)、人々の営みと共に時を過ごしてきたのでしょう。忘れられている部分もあるのでしょうけれど、今でもやはり身近にあって、多くの苦難を乗り越えようとする福島の人々を見守っているに違いありません。


次回もまだまだ福島の石たちが続きます。次も福島市内の石たちです。
今年も石たちを見ていただきありがとうございます。来年もまた、石紀行、よろしくお付き合いくださいませ。

Category: 石の紀行文(写真つき)

tb 0 : cm 6   

[雨160] 第33章 太陽の破片(3)魂の還る場所 

【海に落ちる雨】第33章最終話です。
苦しい苦しい独白コーナーもようやく終了し、次章からは壊れちゃった主人公が少しずつ再生していく過程になるのですけれど、あともう少しだけ、昂司の言葉を聴いてやってください。
今年最後の【海に落ちる雨】……ごく少数の人の支えでアップを続けておりますが、せめて何とかこのお話の最終話まではブログを続けなくちゃ、と思っております(まだ次話もあるのだけれど……どこまで頑張れるかしらと、めまいで不安な年末なのでした)。

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --

Category: ☂海に落ちる雨 第5節

tb 0 : cm 8   

[雨159] 第33章 太陽の破片(2)イカロスの翼 

【海に落ちる雨】第33章その2です。
ついに、竹流の受けた傷のわけが全て語られようとしています。
三味線の曲弾き一曲、大体3分前後なのですが、弾いている間、呼吸をしていないような気がすることがあります。もちろん、そんな訳はないのですけれど、弾き終わった時、呼吸困難になっているというのか。全力疾走した後みたいな感じ。このお話のこの部分を書いている時、まさに呼吸を忘れていたかも、と思うくらい疲れたのを思い出します。
ある民謡の唄い手さんが言っておられました。唄を一曲唄うってのは、大変なことだ、と。
物語を書くのもまた、大変なことですね。残念なことに、想いをぶつけるようにして書いたものが良い出来であることは、あまりないのですけれど。

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --

Category: ☂海に落ちる雨 第5節

tb 0 : cm 6   

【迷探偵マコトの事件簿】(19) マコト、クリスマスパーティーに行く~誘拐犯をやっつけろ!~ 

霑ェ・ォ郢晄ァュ縺慕ケ晁肩・シ迢冂onvert_20130824193448_convert_20140414070547
(イラスト:小説ブログ「DOOR」のlimeさん。著作権はlimeさんにあります。無断転用はお断りいたします。)
なんと、今見返してみたら、前回の【迷探偵マコトの事件簿】は5月でした。そんなにマコトを書かなかった? と思ったら、8月にオリキャラオフ会があったので、そこで散々書いていたのでした。カテゴリが違うとこになっていたのですね。
で、久しぶりにマコトの登場です。今回はようやく、ちょっとだけ事件簿的なお話? 何よりもクリスマスに間に合ってよかった!

<登場人物>
マコト:茶トラのツンデレ仔猫。大きくなったらヒョウになるつもり。
タケル:ちょっぴりSだけど優しいマコトの飼い主。
カンタ:水族館で誘拐されそうになった少年。
<用語解説>
半にゃライダー:日曜朝のヒーロー番組。半人前(半猫前?)の仔猫が般若のお面を被ったら強くなって、相棒の飼い主と一緒に世界征服をたくらむ怪人をやっつける物語。現在シリーズ『4』を放映中。神社で飼われている猫のヒデが禰宜の大国主水と一緒に、強大な悪と戦っている。マコトはこの番組の大ファン。君も応援してね!
<状況説明>
マコトは子どもたちにいたずらされているところをタケルが拾ってきたねこ。だから、今でもちょっと子どもがキライ。


【迷探偵マコトの事件簿】
(19)マコト、クリスマスパーティー in 水族館に行く~誘拐犯をやっつけろ!~

水族館

[scene1] マコト、今年はパーティーピーポーになる
にちようび。
ぼくは早おきして、タケルといっしょに半にゃらいだーを見るよ。
きょうのおはなしはね、こねこがショップ・ショッカーのカイジンにさらわれて、ヒデとモンドがたすけにいくおはなしだったの。
こねこはね、さらわれそうになったとき、メジルシにかじりかけのニボシを落としていったんだよ。だからヒデとモンドは、すぐにこねこをさがすことができたんだ。
あれ、かってにおっこちたんだっけ?
……よくわかんなかったけど、ま、いいか!

『いいか、マコト、お前もさらわれそうになったら、めじるしを落としていくんだぞ』
でもぼく、オイシクないから、きっとさらわれないよ。
それにニボシが落ちてたら、すぐにたべられちゃうとおもうんだ。

あ、タケル、ゆうびんやさんがオテガミもってきたよ。カキトメ~
ね、なんのオテガミ? 
……あ、ぼく知ってる!
しろヤギさんからオテガミついた~、くろヤギさんたらよまずにたべた~
チガウの? オテガミ食べちゃだめなの?
『申し込んでいたクリスマスパーティーのチケットがあたったんだよ』

……そうなんだ。タケル、今年もぱーてぃーに行くの?
ふ~ん、行くんだ。
いいもん、どうせ、ぼくはおるすばんでしょ。
『あ、いじけただろ。実は、ねこ同伴OKのパーティーなんだよ。今年は一緒に行こうな』
え? 今、なんて言ったの? ねこといっしょにくりすますぱーてぃ?

……ねこもいっしょ!
ぼく、ぱーてぃーぴーぽーになれるの?
わぁ~い!

そうなんだ。タケルがオモウシコミしてくれたぱーてぃーは、ねこもいっしょに行っていいんだって!
ばしょはすいぞくかん! おさかながいっぱいいるとこ!
わ~いい! ぼく、ぱーてぃーぴーぽーになる!!

それからぼくは、まいにちねる前にタケルに本をよんでもらったの。
ぼくは、手で本をおさえる。
ね、これは?
『えい』
これは?
『さめ』
これは?
『いわし』
じゃ、これは?
『ぴらにあ』
ぴらにあ、おいしい?
『たぶんおいしくないよ』
これもきっと、おいしくないね!
『いや、タコはうまいんだよ』
たこ? これタコ、なの? こんなにぐにゃぐにゃ~??
『そうか、お前、切り身しか見たことないもんな』
きりみ~? 

はぁ、おべんきょうって、つかれるね。

じゃ、こんどはこっちの本をよんで。
『サンタクロースはトナカイのソリに乗ってやってきます。良い子にしていたら、煙突から入ってきて、プレゼントを置いていってくれるのです』
ぷれぜんとって何?
『その子がほしいものだよ』
ほしいもの? ニボシ? ねこまんま?
『特別にうまいかつ節かもしれないぞ』
あ、でも、たいへんだ! おうちにエントツがないよ!
『大丈夫。サンタクロースは、いい子のところには、エントツなんかなくても、入って来れるんだよ』
さんたさんって、マホウツカイなの?
タケルはぼくのあたまをなでた。
『サンタさんに何が欲しいか、オテガミ書かないとな』

だから、ぼくはにくきゅうもじで、さんたさんにオテガミを書く。
さんたさん、ぼく、おねがいがあります。ニボシはいりません。ぼくをとなかいのソリにのせてください。
そうしたら、お空から、いっぱいおさかなが見えるでしょ。
タケル、ちゃんとオテガミ出しといてね。
あ。それから、サンタさんに、オテガミ食べちゃったらだめだよ、って言っといてね。

[scene2] 水族館に行こう!
今日は、すいぞくかんのくりすますぱーてぃーの日。
タケルはいつもよりちょっとオトコマエのかっこう。ぼくはいつものちゃとら。
でも、ちゃんとおふろにはいったよ!
それから、いっしょに車にのって、おでかけしました。

ぼくはジョシュセキからお外を見る。
きらきらきら。もう夕方だから、すこし暗くなってきた町に、たくさんきらきらが灯ってる。きらきら、きれいだね。びるにも、木にも、青とか白とか赤とか、きらきらいっぱい。

信号ですとっぷしたとき、首をのばしたら、となりの車のまどから誰かがのぞいてた。
ぼくはあわてて首をひっこめる。
びっくりした。目が合っちゃったよ。

もういっかい、そ~っと首を出してみる。
わ!
ぼくはもういっかい、あわてて首をひっこめる。
こどもが、こっち見てた。
ぼくはしょんぼり。

お外を見たいけれど、こどもはきらい。
タケルがぼくの方をちらっと見て、それからあたまをなでた。
『大丈夫だよ。あの子は君をいじめないから。それに、もしも誰かがお前をいじめたら、俺がいつだって半にゃライダーのお面を持って駆け付けてやるからな』
うん、ぼく、しってるよ。
でも、ちょっとだけ、やっぱりこどもはこわいんだ。

『みなさん、クリスマスパーティー in 水族館へようこそ。今日はねこちゃん同伴OKのパーティーです。館内は自由に移動していただいて構いませんが、外に出る時は必ずドアを閉めてくださいね。お外に行く時は、ねこちゃんとはぐれないようにしてください。もしもねこちゃんが迷子になった時は係員にお知らせくださいね。ねこちゃんと飼い主さんは同じ色、同じデザインのリボンをつけておいてください。ねこちゃんは首輪の後ろに、飼い主さんはブレスレットにしてね』

ぼく、クビワきらい。でも今日はしなくちゃいけないんだって。
『はい、マコトくんには青いリボンだね』
かかりいんの人がおリボンをくれた。
タケルはぼくのクビワに青いおリボンをむすんだ。青の中に白いお星さまがいっぱい、きらきらしてる。タケルもおんなじ、青いおリボンのブレスレット。
おほしさま、きらきら。
わ~い、おそろいだね。

まずはお外でイルカのショーをいっしょに見るよ。
わ~、イルカ、おっきい!
ざっば~ん!!
すごいね! イルカってお空を飛ぶんだね!
ざっば~ん!! ざっば~ん!!
こんどは二ついっしょにお空をとんだ!
わぁ、すごい!!
ぼく、となかいのソリじゃなくて、イルカのソリがいいなぁ~!!
イルカショー
イルカのショーがおわったら、次はすいぞくかんたんけんにしゅっぱ~つ!
わ。ひらひら~って大っきいはねがついてる! えい? エイ! あ、おいしそうなタイが泳いでるよ! こっちのすいそうは……おさかな、どこにいるの? あ、砂の中にめだま! かれい。こっちは、いわしがいっぱい、ぐるぐるまわってる~。わ~い。ぼくも目が回る~。こっちは何にもいないよ。あ、出てきた! ちんあなご~。ね、こっちにお星さまがある! チガウの? ひとで! えっと、ぴらにあは、こわいから、ちかづいちゃだめ。たこはぐにゃぐにゃ~。こっちは、イカだって! キリミは小さいけど、ほんとはおっきいんだね~。わ、しろいふにゃふにゃがいっぱい~。これなに? くらげ! ちょっとキモチワルイ~。
わ~い!

すいぞくかん、たのしいね~。
うわ! こんどはすっごくコワイ顔のおっきいのが来た~
じょーずだ~!
わ~、にげろ~~!!

……あれ? タケル? どこ?

[scene3] 迷子の仔猫
タケル、どこいったのかな。
あの~、青と星のおリボンの人、しりませんか~?
ぼくはとことこあるく。
でも、すいぞくかん、とっても広いんだ。それに、今日は人がいっぱい。ねこもいっぱい。ぼくとちょっと似たねこだって、いっぱいいる。
でも、タケルもきっと、ぼくをさがしてるよね。

ぼく、つかれちゃった。すいぞくかん、つまんない。

あ。
すみっこの暗がりで、つかれてすわってたら、おとこの人とおんなの人がやってきた。
かかりいんの人かな?
『どうして逃がしちゃったのよ。こんなにたくさん猫がいたら、何が何だか分からないじゃない。せっかく似たような猫を見つけておいたのに』
『お前がちゃんと捕まえておかないからだろ。あの猫であの子どもを誘いだす計画だったのに。おや、この猫、飼い主とはぐれてるんじゃないか』
『あら。私たちの猫とよく似てるじゃない』

あの。かかりいんの人ですか? ぼくね、タケルとはぐれちゃったの。
タケルは、ぼくとおんなじ青とお星さまのリボン、してます。
タケルのところにつれてって。
『よしよし。こっちにおいで』
かかりいんの人がぼくをだっこした。
『あ、子どもが来たわよ』

……あ。あの車のまどからのぞいてたこどもだ!
わ~、ぼく、こどもきらい~。
『あ、にゃんた!』
こどもがぼくとかかりいんの人のほうへ走ってきた。

『おや、これは君の猫かい?』
『でも、君は青と星のリボンをつけてないわね』
『僕の猫じゃないけど、そっくりの猫なんだ。僕のにゃんたは死んでしまったけど、ここに来たらにゃんたにそっくりな猫に会えるかもって、お母さんが』
『そうなんだね。でも、この猫ちゃんには飼い主さんがいるんだよ。はぐれちゃって、可哀相だよね。一緒に探してあげないかい?』
『うん!』

『そう言えば、さっき、このねこちゃんと同じリボンの人を外で見かけたわ』
『じゃ、外を探してみよう』
かかりいんの人がぼくを抱っこして、子どもといっしょにあるきはじめた。
あれ? お外に行くの? だって、ぼく、タケルのところに行くんだよ~!
お外にはかい主のひとといっしょでないと、行っちゃいけないんだよ~!
わ~~~~!!!!

ぼくはあばれた。だって、お外に行っちゃいけないんだ!
がぶって、かんだら、かかりいんのおとこの人がぼくをぎゅっとつかまえた。
『にゃんた、おこってるの?』
『うん、飼い主さんと離れて不安なんだね。君が抱っこしてあげてくれるかい』
『うん!』
いやだ~!!! こどもきらい~!! やめて~~!!

ぼくは思いきりあばれた。でも、ちっさいぼくがあばれても、大したことがなかっんだ。
こどもの手にかみつく前に、かかりいんの女の人がぼくをタオルみたいな布でくるんとまいた。
そのしゅんかん、ひらり、とぼくの首から何かがおちた。
そして、何にも見えなくなった。

『早く飼い主さんを見つけてあげないと。不安だから暴れるのよ。ほら、君も一緒に来てあげて』
『うん!』
ちがうんだ~、タケルはぼくをおいて、お外になんか行かない~!!

[scene4] マコト、誘拐犯とたたかう
でも、後の方で、お外に出るドアがばたん、と閉まる音がした。
わ~~~、ぼく、どこにも行かない~~~!!
『駐車場の方へ行ったのかしら。車、見に行きましょう。寒くない?』
『うん。にゃんたの飼い主さん、帰っちゃったのかな』
タケルはぼくをおいて帰らないよ! それに、ぼくはにゃんたじゃない~!!

ぼくは布にくるまれてて、何にも見えなかった。
車のドアが開く音がする。
『ね、ちょっと君、ねこちゃんが逃げないように抱っこしていてあげてね。ねこちゃんを車に乗せてから、飼い主さんを探しに行こう』
『うん』
『でも、寒いから、君もいっしょに車に乗って、ねこちゃんといっしょに待ってて』

ぼくは車にのっけられた。ばたん、と車のドアがしまる音。
その時、ぼくは布から飛び出した。
こどもがびっくりして、ぼくを見てた。
『やっぱり、にゃんただ! にゃんた!』
だから、ちがうって!
ぼくはにげた。でも、車のドアはしまってる。子どもは大きな車の中でぼくを追っかけてくる。
『にゃんた、あそぼうよ!』
ぼく、にゃんたじゃないし! こども、きらい!!

その時。うんてんせきとじょしゅせきのドアが開いて、かかりいんのおとこの人とかかりいんのおんなの人が車に乗ってきた。
エンジンがかかる。ドアがロックされるカシャ、という音。
ぼくの耳が、ぴんと伸びる。あれ? なんか、おかしくない?
子どもがぼくをつかまえた。
車が動き始める。

子どももぼくをだっこしたまま、フシギそうにかかりいんの人を見た。
どうなってるの? どこ行くの? 
車がおおいそぎでうごいてる。カーブをまがる。
ちゅうしゃじょうのゲートが近付いてくる。
『急いで!』
おんなの人がさけんだ。

も、もしかして、これって、ゆうかい~????
このあいだ、半にゃらいだーで見たのとおなじだ~~!!!!
わ~、ヒデとモンド~、たすけにきて~~~~~!!!!
じゃなくて、タケル~~~~~~!!!!!

その時、ぷぷぷ~って大きな音がして、ぱぁ~っとものすごく明るい光がましょうめんからぼくたちをつつみ込んだ。
かかりいんのふりをしていたおとこの人が、アクセルをふみこんだ。ゲートをつきやぶろうとしてる。でもすぐに、がくん、と急ブレーキでとまった。
おとこの人がうんてんせきから後ろのざせきにやって来て、ポケットから何かを出した。
きらって光るのは……ナイフだ!
『なにするの!』
おとこの人は、ぼくを抱っこしている子どもをつかまえようと手をのばす。
『大人しくしろ!』
わ~~~~!!!!!
びっくりしたぼくは、思い切り爪を立てて、ねこキックをかました。
『にゃんた!!』
つぎはパンチ! ぼくは目をつぶって思い切りシャってひっかいた。

ぎゃ~~~~~、いたぁい~~~~~~!!!!

そのとき。
がしゃん! と大きな音がして、窓ガラスがわれた。

[epilogue] 君はいつだって俺のヒーロー
「感謝状。大和マコト殿。あなたは犯人逮捕のために素晴らしい活躍をして、カンタくんを誘拐犯から守りました。よってここに、特製カツブシ1年分を贈ります。おい、マコト、嬉しくないのか?」
っても、猫には関係がないか。しかも、今はそれどころではないのだ。

マコトは今にも「びえ~っ」と泣きそうな顔で俺を睨む。
火事場の馬鹿力というのか、本人としては必死で逃げようとしてねこキックとねこスクラッチをかました時に、肉球を傷つけてしまったのだろう。それほど深い傷ではなかったが、ナイフで切られてしまった。マコトの剣幕に驚いた子どもが犯人に噛みついたと同時に、駆け付けた俺と水族館の警備員が車の窓をたたき割ったのだ。
誘拐されそうになったカンタくんは海産関係の大きな会社の社長令息で、誘拐犯はその家のことをよく知っている人間だった。カンタくんが可愛がっていた仔猫のことも知っていて、その猫とそっくりな猫を捕まえて来てパーティーに参加し、カンタくんを油断させて連れ去ろうとしたのだ。

薬をつけるのを嫌がるので、マコトの肉球は腫れている。猫の分量の抗生剤を飲ませようと、ねこまんまに混ぜたら食べない。
タケル、ねこまんまに毒を入れた~、とでも言いたそうな顔で俺を見る。
むりやり手を摑まえて薬を塗ろうとしたら、思い切り引っかかれてしまった。
マコトは自分が引っかいた俺の傷を見てびっくりしたようになり、そのまましょぼんとして、俺から離れて丸まってしまった。

やれやれ。
俺は、マコトのために動物病院でもらった薬を出してきた。マコトがびくっとして俺を見る。絶対塗らせないぞ、という顔だ。
俺は鼻歌で半にゃライダーのテーマ曲を歌いながら、自分の手の傷にマコトの薬を塗った。それから包帯を巻く。
そして、猫用にもらって来た抗生物質を3つほどまとめて自分のご飯にかけ、マコトの前で美味そうに食ってやる。

おくすり、しみない? おくすり、にがくない?
今にもそう問いかけてきそうな顔で俺を見ている。
「薬、ぬってみないか?」
マコトがべそをかきながら、ちょっとだけ俺の方へ手を出してきたような気がした。

諦めたのか、自分が引っかいた俺の傷を申し訳ないと思ったのか、おとなしく薬を塗られて包帯を巻かれ、猫の分量の抗生剤を飲む。ちょっといや~な顔をしたけれど、我慢しているみたいだった。
そして、疲れたのか、布団基地に丸まって眠ってしまった。
ぼく、まだおこってるんだからね。そんな顔をしている。

はぐれてしまって、悪かったよ。他の迷子の猫に気を取られていたんだ。
俺はマコトの小さな頭を撫でながら、カンタくんが描いてくれたマコトの似顔絵を見つめた。
ずいぶんとかっこよく描いてくれている。それもそのはずだ。
なぁ、マコト、お前は知らないだろうけれど、あの時、お前はカンタくんのヒーローだったんだぞ。

あの後で、カンタくんのお母さんが連絡をくれて、何回もお礼を言ってくれた。
『怖かったでしょ、って言ったら、『にゃんた、じゃなくて、マコトが面白かったから、ぼく、全然怖くなかったよ』って。にゃんたというのは、死んでしまったあの子の猫なんです。にゃんたが死んでしまってから、あの子、学校にも行けないくらい落ち込んでいて。あの子が学校に行っている間に死んじゃったものですから。だから少しでも気持ちが晴れたらって、猫たちが集まるというパーティーに参加したんです。マコトくんにお礼を言っておいてください。何よりも、また猫を飼ってもいい? ぼく、ちゃんと学校に行くから、って言ってくれたのが嬉しくて。早速、茶虎の猫を探しに行きます。お礼に夫の会社の最高級ニボシを送ります』

俺はマコトの包帯の上に、ピンチの目印にマコトが落としていった青と星のリボンを結んだ。
このリボンが駐車場に近いドアのところに落ちていたから、すぐに探すことができたのだ。
いっしょに見た半にゃライダーの話を覚えていた……わけではないだろうけれど、結果的に、感謝状をもらえるくらいの大活躍につながったのだ。
そんなことを知らないマコトは、情けない顔で、肉球が痛い~、クスリは嫌~、なんて顔をして、夢の中でもぐずっている。

なぁ、マコト、もうひとつ、お前が知らないことを教えてやろうか。
感謝状をもらうような大活躍をしなくても、情けない顔でめそめそしていても、こうしてここにいるだけで、俺にとってお前は世界一のヒーローなんだよ。
そう、きっと、お前は気が付いていないだろうけれど。
俺は自分の包帯の上にも青と星のリボンを結び、同じリボンを結んだマコトの手の上に自分の手を重ねた。
さて、最高級ニボシとカツブシ以外に、一体何をクリスマスプレゼントにしてやったらいいのだろう。そんなことを考えながら。


りんりんりん、って鈴がなってる。ぼくはむっくりと起き上って、窓から外を見る。
あ! となかいのソリだ! じゃなくて、イルカのソリだ!!
ソリがぼくの窓のまえで止まる。ソリにはサンタさんが乗ってる!
とんとん、って、窓をノックするサンタさんの手に、ほうたいと、青と星のリボン。
窓を開けようと、のばしたぼくの手にも、ほうたいと、青と星のリボン。
窓が、じどうドアみたいにひらく。
『メリークリスマス! マコト、行こうか!』
サンタんさんのタケルだ! じゃなくて、タケルのサンタんさんだ!
わ~い!! ぼくはイルカのソリにとびのった。

見上げると、お星さまの海には、ヒトデも、エイも、タイも、カレイも、タコも、イカも、イワシも、ピラニアも、サメも、クラゲも、いーっぱい! 
『さぁ、お星さまの海に出発!!』
クリスマスイブの夜、イルカのソリが星の海にかけあがった。

マコトから愛を込めて、Merry Christmas !!!


何とかクリスマスに間に合いました(*^_^*)
読んでくださって、ありがとうございます。
次はお正月。いつも北海道で美味しいモノ三昧のマコト。来年のお正月は、初めての沖縄で海に潜っちゃおうかな? タケルが猫用潜水服を特注してくれた、みたい?

<追記>
先日テレビでアマゾン川流域の人々の暮らし、という番組をやっていて、ピラニアは美味しい!って言っていました(^^) そうかぁ、美味しいのか……タケルは結構世界各国を旅していそうだから、実はピラニアくらい食べていると思うけれど……^^; しまった。

Category: 迷探偵マコトの事件簿(猫)

tb 0 : cm 8   

[雨158] 第33章 太陽の破片(1)ラブホテルの廃墟 

【海に落ちる雨】第33章が始まります。この物語のクライマックスの3章分、最後の章です。
ラストスパートですので頑張ってアップしようと思います。追い込まれたジャガーの子どもみたいに牙をむいている主人公の探偵。このままでは探偵が犯罪者になりそうな勢いで、どこへ行きつくのか、際どいシーンが続きますが、もうしばらくお付き合いください。ここを読んで、悪人(一寸の虫)にも「五分の魂」なんて思っていただけるのか、やっぱりこういうシナプスの結合のおかしい奴は欠片も魂が無いと思われるのか。色々と思いを巡らせていただけたら、嬉しいです。

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --

Category: ☂海に落ちる雨 第5節

tb 0 : cm 8   

【石紀行】37.福島飯野町・UFOの里の巨石(1)~留石公園の巨石群~ 

千貫森
見るからに素敵な形の山が向こうに見えています。こういう丸いお椀を伏せたような形の山といえば、そう、UFOです!(ほんと?)
でも、いかにもUFOが出てきそうな山ですよね。千貫森です。
実は本当に複数のUFO目撃談があるという場所なのですが、空から見たら特別な形に見えるのでしょうか? と思って上空からの地図を確かめたらやはり真ん丸でした。

この山(千貫森)の中ほどに『UFOふれあい館』という町おこし的施設があり、ちょっと怪しい展示などもされていますが、食事処には家族連れなど、結構人が集まっていました。お休みの日だったからかな。ゆるきゃら的な石の宇宙人たちも山の中に点在しているようでした。
そのふれあい館の売店では『飯野町 巨石探訪』という冊子を売っています。
巨石探訪1巨石探訪2
そう、ここはUFOの里というだけではなく、巨石の里でもあるのです。さすがに全ての巨石を巡るだけの時間がなかったので、その一部をご紹介したいと思います。今回はその1回目で留石公園周辺の巨石を巡ります。
留石公園案内板
冒頭の写真はこの留石公園から千貫森を見たところです。車道を挟んで、一方に4つ、もう一方に1つ、巨石があるようですが、行灯石の方は少し離れていたので断念。
留石公園へ上がる
車道から車でも上がれそうですが、何しろ先が見えないので降りれなくなったら大変と、徒歩で上がりました。写真では分かりにくいですが、ちょっとハードな登りです。舗装はされていませんが、後から考えると車で上がれるよう。もっとも、相当急な斜面なので、車でも降りるときは結構怖そうな気がします。舗装された車道の道端に車を停めておける小さなスペースがありましたので、そこに車を停めました。
留石公園1
綺麗に草が刈られて整備もされていましたが、誰にも出会わず……でも綺麗な景色を堪能しました。
留石1
こちらが公園の名前の元となった留石(とめいし)。米沢藩の所有地から幕府直轄領となり、代官が1671年から約3年半かけて検地をおこない、この石の場所で検地を終えたため、ここで「留る」という意味でこの名前が付いたそうです。最近の調査で、この場所が館跡ではないかということも分かってきたようです。周囲の山林にも昔の遺構が残っているそうです。
留石2
確かに見晴らしがよく、いかにも山城や館が置かれていても良さそうな場所です。
留石公園からの眺め
留石を背にして、さらに奥へと進んでいきます。
留石公園歩く
山の上は綺麗に切り拓かれていて、公園になっています。広場もあって、お弁当を食べるのに良さそう。後の方に小さく留石が見えています。
少し歩くとすぐに分かれ道が見えてきて、その脇に小さく『モアイ石』と書かれた道しるべがありました。
モアイ石立て看板
看板通りに進みます。竹林の奥を抜けていくと、斜面が下りになっていて、その下り斜面の途中に唐突にこの石が現れます。
そう言えば写真って斜面がかなり緩く写りますね。実際にはすべり落ちそうなんですけれど。
モアイ石上から見る
横に回ってこの巨石を見ます。
モアイ石横
なるほど、モアイ石と呼ばれる所以が分かります。傍の立て看板によると。
『「これはまさにイースター島にあるモアイの石に似ている」ということから、昭和末期ごろから「モアイ石」と呼ぶようになりました。以前は「大石」と呼んでいて、子どもたちの恰好の遊び場だったそうです。モアイ石の頭部に当たる部分には星座らしき穴が数か所あるのが確認できます。
モアイ石のある山林は、大桂寺の所有となっていて、大桂寺が現在の場所(大久保字普門)に移る以前は、このモアイ石のある山裾にあったと言われています。
また、モアイ石の近くには一段低い凹みがありますが、そこは大桂寺の和尚が修行した場所と言われています。』
モアイ石正面
顔を正面? から見ると、こんな感じです。確かに、目が2つあって眉毛つき。もうひとつおまけ。
モアイ石正面2
石って少し立つ位置を変えると、まるで表情が全然変わるんですよ。このちょっとした変化が面白いので、できる限り360度、1周しても見るようにしています。しかし、時にはとんでもない斜面だったりして足場も悪いので、無理はできませんけれど。
モアイ石斜め前
一番大きな石が比較的大きく傾いて、後の石にもたれかかるような形になっています。分かりやすい石で3つ、さらに後ろに2つほどは半分地面に埋もれているみたいです。
モアイ石祠2
一番表にある大きな石と二番目の石の間には祠が見えています。
モアイ石祠
顔の左側に登っていくと……(足場は悪い)。ちょっと顎の尖った猪木さんちっくなお顔に。
モアイ石左横
ぐるっと祠の反対に出てみると(ますます足場要注意)、こんなふうに顔には見えないのですけれど(ちょっとごつい感じ)、味わい深い石ですね。
モアイ石左横2
この辺りで標高は230mくらいだそうで、多くの巨石と同じように、周辺の岩(山)が割れて崩れて風化する中で、コアストーンが残った形になっています。それにしても、このコアストーン(石の中の特別に硬い部分)の形のバリエーションって、本当に面白いですよね。地球に何か意図があったわけでもないのに、もしかして自然の意志がそこに見え隠れしているかのように感じてしまう。石に意志……(すみません^^;)
次は高石へ
周囲はこんな道。一応は巨石までの道の草は払われているので、難なく歩けます。
分岐点まで戻って別の道に入り、高石(たかいし)に向かいます。
高石看板
看板発見。え? ここを行くの? って感じの向きに看板が立っていて、すぐ下に結構大きな石が見えていたので、それかと思って降り始めると、更に下の方に相当巨大な石が見えてきました。
高石へ降りる
ちょうど最初に見えた石たちの隙間を抜けたところ、下方に矢印のついた巨石が。
何度も書きますが、こうして写真でみると大したことのない斜面ですよね。でも、枯葉の積もった相当な斜面で、結構滑って危ないんですよ(何度も杖生活を強いられたのはこういう斜面を侮っていたから、ですね。油断禁物の巨石巡り。でも止められない^^; なぜなら、そこに巨石があるから……)。もっとも今回の到達目標までの困難さは、これまでに比べると全然ふつう。

それよりも、もうすぐ5年経つという今でも、福島という地名に付きまとう風評による心理的距離の方が障害だったかもしれません。行ってみて、そこに住む人々と話をしてようやく分かった色々なことがあり、こうして山に入ることが自然への畏敬の気持ちの表れであり、そういうものを前にしては人智の限界を改めて感じざるを得ない、そういうことを自分なりにしみじみと噛みしめる時間ともなりました。
改めて、今回の旅の機会を与えてくださった福島の人たちに感謝しながら(そして、その地で闘い抜こうとする姿に敬意を表しながら)、さて、用心しながら竹林の斜面を降りましょう。
だって、私にできることは、この地域の素晴らしい石たちをご紹介することくらいしかないのですから。
高石裏側
この時点では、大きな石だなぁ、と思うだけなのですが……この巨石の表に下っていくと……
高石へ降りる2
遠近感が多少ありますので、石は人物のイメージよりもさらに大きな印象です。
高石正面2
こちらの留石公園の最大の見せ場といってもいい、素晴らしい巨石です。→のついていた石の部分は、こちら正面から見ると上半分の石のさらに一部分の裏側、なんですね。その部分だけでも人の背丈をはるかに越えており、表から見るとおそらく10mはありそうな高さ。
高石正面
中央にはまるで棚のような平面があります。ここには稲荷神社が鎮座しており、久能家(?)の氏神として祀られています(と『巨石探訪』に書かれていました。久能家? こちらの地方の古い有力者のお家でしょうか)。胎内くぐりもできるし、と書かれていましたが、いや、斜面が厳しくて、どうしたものやら。
高石左横
確かに竹林の中の、意味ありげな巨石の姿には圧倒され、しばし見入ってしまいます。周囲にも相当石が埋もれていると思われ、その昔にはどんな姿だったのだろうと偲ばれます。
高石右横
右横裏側にはこのように重なる巨石があり、こうしたどこかで胎内くぐりとかもできたのかもしれません。割れ目から孟宗竹が生えだしていたり、なかなか魅力的な石たちですが、足場はあまりよくありません。
高石祭壇?
巨石の真ん前の斜面に大きな岩がありました。写真撮影にもってこいだわ、と思って近づいたら、「危険」の文字。確かにここでボンヤリと巨石に気を取られて写真を撮っていたら、落っこちる人もいたのでしょう(経験者)。
しかし、この石、本当に巨石に向かっていい位置にあるのです。ということは、写真を撮るための石ではなくて……
更に下に降りてこの石の全貌を見てみましょう。
高石祭壇2?
下から見ると、平板のような表になっています。ひとつ上の写真はその上面だけが写っていたわけです。
高石全体
それを一歩下がって全体を写るようにすると、まるでひとつの神社のように見えませんか。
この手前の石は拝殿もしくは祭壇石、奥の高石は本殿、つまり磐座です。もしここの竹林が払われて、少し整備されて、他の石たちもちゃんと顔を出していたら……ここはまさに巨石信仰の重要な場所だったのではないかと思われる荘厳なムードを醸し出しています。
これらの石はもともと一塊のものだったのかもしれません。割れて、落ちてきたのでしょう。背面にある石たちも、割れて今の形になったように思われます。だから意識してこの形に置いたわけではないのでしょうけれど、結果的にこうなった。これはやっぱり石の意志……(..)
すぐ下に廃屋
しかし、下を見ると、そこには廃屋が。少し離れてみると巨石自体も竹林に埋もれてしまいます。
竹林の巨石
道らしい平坦な部分もあるのですが、集落に抜ける道がその先途切れているように見えました。留石公園から見ると丁度裏側になるのですが、昔はこちらの方からも参道があったのかもしれません。竹林の中ですが、明るくて雰囲気の良い場所でしたので、ちょっと勿体ないなぁと思ったのでした。こちらの磐座は今でも所縁の人が大事されているのだろうと思いますが、色んな事情で周辺を整えるのは難しい状況なのでしょう。

もっとも、巨石のあるところって、基本的にこういう感じなのです。今でも磐座として大きな神社で祀られている石たちもありますが、半数以上は山に埋もれ、歴史に埋もれ、既にその正体も分からなくなっている。ただ、地元の人は何世代も前から「何となくご先祖様が崇めていた」ということを知っておられて、今も通りかかれば手を合わせる。子どもたちはこういった場所を遊び場所にしているのですね。

結局、別ルートを諦め、斜面を登って、元来た道に戻りました。
留石公園頂上に戻ります。そこからまた別の分岐を行くと(約80m)、ほどなく巨石が見えてきます。公園の中心部分からは見通せないので、ちょっと見落としてしまいそうですが、すぐそこに在るので行ってみましょう。
ドンドン山大石道側1
ドンドン山大石です。歩道から見ると2.6mほど、でもこの石は山の斜面に少し斜めに突き出して立っているようなので、この草むらの中に入って行くと(やはり、巨石は出来れば360度見たいですからね!)、やはり斜面下方からは巨石感満載でした。
ドンドン山大石側面
側面から見ると、実はかなり迫力がある。
ドンドン大石下から
斜面下に降りていって見上げると、こんな感じです。細い、ようやく通れる道なき道があるだけなので、離れて全景を撮ることはできませんが、こちらからは3.5mほどもあるでしょうか。
どうやら、この公園になっている山全体がもとは大きなお館だったのかもしれませんね。あの高石などは、そのお館の祭祀場だったかもしれません。そう言えば、モアイ石のところにはあるお寺の所有地と書かれていました。次にこの町に行く時は、ぜひ由緒をお聞きしたいものです。

考えてみれば、古代にはこの南東北から北はまつろわぬ人々(大和朝廷にとって)の住む場所でした。坂上田村麻呂が遠征にやってきたのもこの辺りから北。大和朝廷の政策が届かぬ地方ですが、縄文時代の人口は西日本よりも東日本の方が多かったと言いますから、集落をまとめる長がいて、国家でなくても大きな文化が息づいていたと思われます。あるいはそんな古代ではなくても、中世などにはここは豪族の館だったかもしれませんね。私たちが歴史について知っていることって、本当にわずかなのです。

私が全集を持っているたった2人の執筆家のひとりが歴史学者の網野善彦先生ですが(もう一人は夏目漱石)、その著作を拝読して学んだこと……歴史を権力者から見ているから我々はとぎれとぎれの時代しか読めない。歴史はひとつの流れとして見るべきで、民俗学や地方の人々の視点から見れば、歴史を見る目が変わり、もっと歴史は開ける。
そう思いながら、地域でひっそりと祀られている巨石を探し求め、その横顔を見つめているのです。
ドンドン山大石見上げる
石たちは言葉を持ちませんし、ここには文字が刻まれていませんが、歴史と時間は刻まれています。
私たちが感じる心を失わないこと、それが一番大切なのかもしれません。

次回は飯野町の巨石その2です。今回、美味しいお料理と旅館のご紹介が遅れていますが、近々乞う御期待。

Category: 石の紀行文(写真つき)

tb 0 : cm 0   

【雑記・小説】さりげない小道具~物書きブログテーマ(4)~ 

花束
(花も素敵な小道具になりますね)
本当はlimeさんのネタ(あちゃ~って思ったこと)に追従しようと思ったけれど、あちゃ~が多すぎてまとまらなかったので、ちょっと別の話題を。
【物語を遊ぼう】4. 『京都殺人案内』:小道具の使い方で一度触れたテーマなのですが、今回もう一度触れてみることにしました。再掲みたいになっていて、すみません(..)

お話の中で小道具を使うってのは、その人物や場所のイメージをくっきりさせるのに役立ちますね。
前回の記事で触れた、『京都殺人案内』の音川音次郎刑事がいつも折り畳み傘を持ち歩いているのは、本当にさりげなくてカッコいいのです。その理由はある回で語られましたが、その後は何の説明もなく、でもどんなに回が重ねられても彼は傘を持ち歩いている。それを見咎めた視聴者さんが「なんでだろ?」と思われても説明はない。
そのおかげか、うちのブログの検索ワードで、時々「京都殺人案内、折り畳み傘」ってので来ていただいているようなのです。何でこの人、いつも傘を持ち歩いてるのよ? って思われたんでしょうね。

あんなふうに小道具を使いたいわぁ、といつも思うのですけれど、なかなかうまくいきません。
あの傘の事情を知ると、音川さんの人間味が理解できるし、それに知っている者には見るたびに「よしよし」と思わせて悦に入る?という効果も出していて。

大きく考えると、服装や外観というのも、ひとつの小道具ですね。例えば、怪盗ルパンやシャーロック・ホームズ、金田一耕助など名探偵には何某かの服装・外観の特徴があります。これがその人物を構成する一要素としてお話の中で生かされている。
ヒーローものや魔法使いものでは変身グッズがそれにあたるのかな。『ひみつのアッ子ちゃん』のコンパクトなどは、もう定番中の定番。あれが無いと始まらないし、魔女たちの箒もそうですよね。妖怪ウォッチが流行ったのは、やっぱりあの小道具ですか。
あるいは特殊能力も小道具の一つかも。エスパーたちの登場するお話ではその特殊能力で人物が浮かび上がります。「アムロ、いきま~す!」みたいな。
落語では『はてなの茶碗』がウマい話だなぁと何回聴いても面白いんだけれど……あれは小道具が主役。

私の理想は、小道具はやっぱり小道具だから、大きな顔をしていていはだめ。こっそり、端っこの方でちらちらと見え隠れしていて、お話の中で何の要にもならないけれど、でもやっぱり気になって惹きつけられるもの。さりげなくその人物やシーンに寄り添っている、そしてその人の人となりを説明している。
水戸黄門の印籠は小道具中の小道具だけれど、ちょっと厳つすぎる小道具。変身道具と同じように、ちょっと多くを語りすぎる。

前回も書きましたが、うちの場合は、ジョルジョ・ヴォルテラ(大和竹流)の指輪がその小道具かもしれません。
この指輪が彼の人物像を説明もしていて(ある家系の後継者)、他の人物たちとの関係に障害になっていたりする。家を継ぎたくないと思っているなら捨てればいいのに、どうしても捨てられないシガラミであり、絶ち切れない家族や国への想いの象徴でもある。何かあると、これがふっと顔を出してくる。そういう感じ。

でもやっぱり、音川さんの折り畳み傘には届かないなぁ。傘って、そういう意味では結構いいアイテムかもしれません。ある時にはなくちゃ困るけれど、普段は無用の長物。それだけに、何かの瞬間だけふいっと表れていい仕事をしてくれる。
「小道具」ですからね、主張してはだめで、こそっとそこに在る感じ。あぁ、難しい。

時々、本当に小道具が上手く使われていて「くぅ~」と唸らせられるお話があるけれど、書くほうとしてはまだまだ精進が必要ですね。

Category: 小説・バトン

tb 0 : cm 6   

[雨157] 第32章 焼ける(3)探偵の堕落~18禁~ 

【海に落ちる雨】第32章最終回です。この辺りは書いていた時の勢いを切りたくなくて、1回分がやや長くなっていますが、ご容赦ください。また、18禁につき、ご注意ください。大した描写があるわけではありませんが、いささか痛いところもありますので、半分目を瞑っておいてください。多分、ここが最後の山……この先はもう禁がつくようなシーンはありません。
丁度「探偵は風」なんて市川昆監督の名言(?)をご紹介した矢先に、うちの探偵は堕落しております。早く魔物界から戻っておいで。

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --

Category: ☂海に落ちる雨 第5節

tb 0 : cm 8   

[雨156] 第32章 焼ける(2)女贋作者の告白 

【海に落ちる雨】第32章その2です。
楢崎志穂に続いて、その姉である御蔵皐月が語ります。と言っても、ビデオの中のこと。これを福嶋がどうやって手に入れたかって。それはもう、なんやかやと言いくるめて寺崎孝雄から取り上げたんですね、多分。
友人Aと話していて、福嶋の裏設定があれこれとできていたんですよ。本編では出しませんが、例えば、生れは大阪の八尾で、小学校の時に京都に引っ越してきた当初は「八尾だって」とか言われて苛められて、それを姐御のように優しかった淑恵(珠恵の母親)とその腰ぎんちゃくだった寺崎孝雄に助けられていた。そのうち、持ち前の大阪人根性を発揮していじめっ子に変わったかも?
でも、その時の恩義がありますからね。あんな奴でも、これまで寺崎孝雄を見捨てられなかったんですよ、きっと。そして淑恵への恩義があるので、珠恵のことは手を握るぐらいで我慢しちゃってる。実は結構律儀な男なんです。
戦時中は部隊の副隊長って立場で、隊長さんのことをすごく尊敬していて、仲間からも結構慕われていたんじゃないかって思うんですよね。けれど、部隊は全滅。偶然一人だけ生き残ってしまって、気が付いた時、累々と横たわる仲間たちの屍の中にいた。
そんな過去を持っていて、今でも時々魘されている。だからこそ、戦後はのめり込むように仕事をして、むしろ命などどうでも良かった。のし上がって今の立場にいても、もう明日はどうなってもいいって思っている。あの時死んでいたはずなんだから、ってね。早く仲間たちのところに行かないと申し訳ないと思ってるんです。
でもこんな渋い過去があるなんて、絶対真には言わないだろうし、ここでも書かないぞ。あ、書いちゃったけれど、これは本編には出て来ない裏設定。そんなことよりも、今は存分に悪人度をお楽しみくださいませ。

登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --

Category: ☂海に落ちる雨 第5節

tb 0 : cm 8   

【物語を遊ぼう】18-3.探偵役の造形~探偵は風~ 

【物語を遊ぼう】18-2.キャラの魅力~探偵役の造形~に続く話題。
そうそう、もうカテゴリ【雑記・小説】と【物語を遊ぼう】の違いが自分でもわからなくなってきちゃいました。なので、本当に適当です。小説についてのいろんな話題がどちらにもあれこれ詰まっていますので、よろしければカテゴリからお楽しみくださいね。

今回、探偵役の造形について、その2を書くに至ったきっかけは……ケーブルテレビで市川昆監督・石坂浩二主演の横溝正史シリーズをずっとやっていまして、ことごとく見てしまったのですね。そこで石坂浩二さんのインタビューコーナーがあって、探偵役(つまりここでは金田一耕助)のキャラ像について語られていたのです。

原作を読んだのはもう○十年前。そこに描かれていた金田一耕助像についてはちょっと記憶が曖昧で、その後に見た映画やドラマのイメージに引きずられちゃっているかもしれません。そもそも石坂浩二さんは7代目くらいの金田一耕助で、それまでは結構二枚目で、あんなマントにぼさぼさ頭の金田一ではなかったそうで。
そこで石坂浩二さんが金田一のキャライメージについて市川昆監督に尋ねたところ、「金田一耕助は風なんだよ」。

風? つまり探偵役は事件のドロドロに染まらず、通り過ぎるだけという立ち位置、って意味のようです。金田一は物語の主人公ではなく、主人公はあくまでもドロドロを生み出したり、どろどろに巻き込まれている○○家の人々。だから彼の立ち位置は(外見はともかく)「風」なんです。

そもそも、金田一は桃さん(桃太郎侍)よろしく「しまった!」ってな感じで、全然事件を未然に防げていないし、大概犯人は毒をあおったり飛び下りたりあれこれで死んじゃうし。職業的には探偵としては役に立っていないみたいに見えることもあります。もちろん、物語の最後に謎解きはしてくるので小説的には十分役にたっていますが、大体主要人物は死んじゃっていますしね。
でも、彼が主人公ではないと言われると、あ、そうか、と納得です。

金田一は○○家の人たちに感情移入をすることなく、むしろ事件の成り行きの方に興味を覚えているようで、自分が事件に巻き込まれたり「誰かを守らなければ!」というヒーロー的義務も持たない。まるで読者と同じ立場ですよね。そういう立ち位置で、最後は風のように去っていくのです。
市川昆監督の映画の最後では、いつも金田一は経費だけを受け取り(謝礼は断る)、見送りの人を躱して(見送りされるのは苦手なので)、列車にこっそり飛び乗って去っていってしまう。「不思議な人だったね」と周りの人に好印象を残して……

あ、そうか。探偵小説における探偵の役割はやっぱり「事件の語り部」であり、自分は「事件に振り回されない」ってことなんだな、としみじみ。いや、前回の結論とは少し違う方向ではありますが。
そもそも○○家の事情なんて、もうそんな事情の家がどこにあるんだろってくらいすごい世界だけれど、そのどろどろを見せられた後でも映画の印象が陰湿ではないのは、金田一の「風」的存在感のおかげ、なんだろな。

この○○家。これは日本の映画ならではのドロドロぶりだそうで、海外の映画ではどちらかというとつながりは「横」。恋人とか職場関係とか、家族にしてもせいぜい2世代ほどの世界。でもこの百年単位の怨念渦巻く血族の「縦」のドロドロは、さすが日本映画というおどろおどろしさなのだと……海外の映画でも血脈ドロドロは無いわけではないと思うけれど、そうなると大体○○王家みたいな話になるのかな? やっぱり歴史のあるところにドロドロが生まれるのか……

で、わが身を振り返る。うちの探偵、事件に巻き込まれ過ぎだなぁ……気がついたら渦中も渦中、自分が事件の引き金だったり、感情的にも巻き込まれまくり。猫の迷探偵に至っては、自分で事件を作ったりしてるし^^;
ふむ、探偵小説って難しいものです。

ところで、昔の映画って、本当によく首が転がるので、「制作者の意図により敢えて当時の作品のまま放送いたします」ってコメントが出るのですけれど、確かに、現実とファンタジーの区別がつかない子どもらには見せられんなぁ~と思った次第。何しろ最近は映像にリアリズムを求めすぎていますから。ただあそこまで「作り物」って印象が強いと、それほど「見ちゃいけない!」感は強くなくて、それでも作品が浮き上がらないのは、人の心の描写部分にはちゃんとリアルがあるからなのかもしれません。

Category: 物語を遊ぼう(小説談義)

tb 0 : cm 4   

【雑記・小説】タイトルとサブタイトル~物書きブログテーマ(3)~ 

本棚
タイトルについてはこれまでバトンなどでは回答してきたのですが、【物語を遊ぼう】でもまとめて記事にしたことはなかったかな。というのも、私の場合は結構いい加減なので、あんまり書くことが無くて。
でも本当ならもっとこだわるべきなんですよね。タイトルは作品の顔でもあるし、インパクトのあるタイトルならそれだけでも本を開いちゃうかもしれないし。
それなのにいい加減な自分は、まぁ……いいか!(って、ここでマコト化してどうする?)
でもこれで終わったら身も蓋もないので、ちょっと実際のところを吟味してみます。

まずは(大)タイトルから
真シリーズの場合
実は最初の【清明の雪】は随分こだわりました(いい加減ではなかった頃もあったか)。このタイトルは二転三転して、ここに落ち着いたのですが、このタイトルの意味は、ラストシーンでその言葉が鍵になって扉が開くって感じで、自分でも結構満足しています。

2作目の【海に落ちる雨】は、書き始めた頃はタイトルがありませんでした。途中でたまたま村上春樹さんの小説を読んで(私はハルキストじゃないですが)、その文中の一語(「海に降る雨」)からつけました。これがまさにこの作品のイメージにぴったりだったのです。
実は、序章で大和竹流もといジョルジョ・ヴォルテラが若いころ、貿易船に乗ってアメリカに渡った時、海に落ちる雨を見て命や人間の来し方行く末を思うというシーンがあるのですが、この序章は物語をラストまで書いてから、一番最後に書いた部分。その時にはタイトルが決まっていたので、後からイメージを刷り込んだ形になっています。でもこちらもタイトルにはかなり満足。

3作目はまだ未公開ですが【雪原の星月夜】と仮題をつけています。えぇ、実はまだ仮題なんです。でも、こだわりはありまして……分かります? 気象・天体シリーズになっているんですよ。雪、雨、星月夜……あ、雪が被っているのでどうしようかな~って悩み中。実はこのお話のサブ主人公(なんと、本人は登場しないのにサブ主人公)が絵本作家で、彼女の書いた作品のタイトルがそのままタイトルになる予定なのです。

そして、その他の短編たち。【幻の猫】も【人喰い屋敷の少年】も【死者の恋】もほとんど仮題状態のまま。そう、ニックネーム的に付けたタイトルのまま放っているのですね……ひどい^^; う~ん、でもニックネームのほうがインパクトあるかも。単語の力が大きいんですね。「猫」「人喰い」「死者」という単語、かなぁ?

私の中で、これはやられたなぁと思ったタイトルが加藤廣さんの【信長の棺】です(いや、私ごときが言うことじゃありませんが)。あれは「信長」で思わず本を開いちゃうんですよ(人によりけりですけれど、私にとってインパクトのある単語が「信長」だったので)。しかもまた、「信長」と「棺」という組み合わせが憎いんですよね。う~ん。
私の温めている時代物も信長は全然出てきませんが(回想には出てきますが)『信長の○○○』なんです(仮題ですが……結果的に真似っこになっちゃった^^;)。○○○は今はまだ内緒です(*^_^*)

他の作品の場合
シリーズ名というのか、大タイトルとなっているもので【奇跡を売る店】は自分の中の大ヒットなんですけれど、インパクトはどうかなぁ。もちろんこれは奇跡と貴石(奇石)をかけているのですけれど、登場人物たちに奇跡が起こるといいなぁという気持ちも籠めています。
クラシックの話なので、慎一の話の場合はすべてクラシックの曲名になっています(なる予定です)。でもこれがまたちょっとイメージが引きずられ過ぎてしんどい理由になったりするんですよね。しかも「○○協奏曲第○番」ってのはタイトルにはできないし……

その他は本当にいい加減になっているなぁ。もう少し練った方がいいかしら。もしどこかに投稿するとかになったら考えないといけないなぁ(そんな予定も能力も全くないけど)。
あ、珍しく先にタイトルがあったのが【天の川で恋をして】。「天の川」は大阪の枚方市にある交差点の名前なのですが、この交差点の看板を見た時にタイトルだけひらめいたんです。でも中身がなくて。こういうのは珍しいので、自分の中の意外なパターン。

そして、サブタイトル
真シリーズの場合
章題はついていますが、実は長編のため、自分が迷子にならないようにサブタイトルをつけたのです。その最たるものが【清明の雪】。例えば、最初の3章分をあげてみるとこんな感じです。
1. 古い寺 龍の天井 幽霊の掛軸
2. 五右衛門風呂 不動明王 消える龍
3. 美沙子 指輪 月の宴

まさに自分が迷子にならない道しるべで、その章に登場するシーン・ものを3つずつ選んでタイトルにしただけなのでした。でもこれは結構正解で、校正する時も何のシーンか直ぐに分かるという。それが途中のクライマックスになる14章と15章でいきなり文章になっているのもミソ。
14.修行僧 逆打ち いつかあなたに会いたい
15.汝の足元を深く掘れ、そこに泉あり

そして最終章で初めて、その章に出てこない(前章で出てきたシーンを追いかける)タイトル(『同行二人』)になるという変則がもう一回あって、作品全体のタイトルも登場して、大団円。
20.同行二人 清明の雪 天の鶴群
実はこのお話、最初につけたタイトルが【清明の雪 天の鶴群(たづむら)】だったのですが、長いので却下したのです。物語を読んでくださった方は、この後半をカットしたもう一つの理由も何となくわかって下さるような気がします。そう、説明し過ぎちゃいけないってわけです。

【海に落ちる雨】も第1節なんてひどいんですよ。あくまでも道しるべですから、
1.同居人の留守
2.同居人の入院

って感じで……しかも1章分が長いので、アップする時に幾つかに区切ったのですが、1回分に付けたのは番号だけ。最近になって章題の下にアップしたそれぞれの回に子サブタイトルを付けました。迷子にならないために必要な措置だったんですね。今から以前のところを触る元気はないんだけれど、そのうちにちゃんとしようかな。
第5節になってようやく少しいい感じの章題になっていると思います。
31.何の矛盾もない
32.焼ける
33.太陽の破片

この3章は実は歌のタイトルや歌詞から取ったものですが、一番お気に入りの部分。何しろ書きながらしんどかったのです。実は、他の章のタイトルは書き終えた後からつけたのですけれど、この部分だけは最初に章題があった(もちろん、中身は決まっていました)。そして最終の2章もちょっと説明くさいけれど、キライじゃないんです。
37.絵には真実が隠されている
38.そして、地球に銀の雫が降る

この『銀の雫』という言葉は序章の章題名(『銀の雫、降る』)と被っていて、真のテーマであるアイヌの唄と繋がっています。あ~、この辺は少しこだわったんだなぁ。
でも、今のところは結局自分が迷子にならないための道しるべとしての役割しかないのがサブタイトルかも。他のお話も適当に付けて、後でこそこそ手直ししていますが、少し考えた方がいいなぁ。
いくら考えても、物語の顔なのに扱いが酷い大海のタイトルでした。……反省。

ところで、タイトルを名詞じゃなくて、動詞止めや文章的にするってのは、最近よく見かけるような気がしますが……実は科学的な論文でも「○○は△△をXXする(or するか?)」という感じのタイトルが結構あるんです(昔はそんなのまずなかったのに)。なんかカッコいいのかなぁ?
私の大先輩は「タイトルを文章にするのはけしからん! それじゃ超短い抄録じゃないか。結論の文章じゃないんだから、タイトルはタイトルらしくつけろ!」って言っておりましたが。
うん、私もサブタイトルはともかく(こういうのはたまにやるからいいんですよね……って自分は言い訳)、タイトルは作品の「顔」ですから、やっぱり名詞で止めてあるほうが好きかな。本の表紙や論文のトップに書かれていると、なんかこそばい気がして……

Category: 小説・バトン

tb 0 : cm 6   

【石紀行】36.福島本宮市・岩角山(2)~巨石街道を往く~ 

前回に引き続き、福島県本宮市岩角山の巨石の森を歩きます。
その前に前回のかぼちゃ、というよりもひよこちゃん? な石を比べてみましょう。
ひよこちゃん?ひよこちゃん2
絶対似てる……郵便局で袋入りチキンラーメンをもらったので、写真撮ってみました。
岩角山(17)2
さて、気を取り直して、巨石の森を再び歩いていきましょう。
こうして木々の生える様子を見ていると、岩なのか地面なのか分からなくなりますね。そもそも日本の山は花崗岩系の岩山なんだから、まぁ、当然と言えば当然なのですけれど、この石が割れて崩れて土になって、そこに木が生える……でもこうして石から木が生えているように見えると、木々の力強さを感じますね。
岩角山(18)
でもこの辺り、顔を出している部分より土の下の大きさが想像できるように思いませんか?
岩角山(19)
上3枚は順番に17~19番の観音様が彫られた石たちです。思えば、このような石たちもいつかは土になっていくのですね。それでも私たちが住む町よりもずっと長くこの姿を保ってきているのですから、地球の歴史、深いですね。
岩角山山頂へ
少し順番が入れ替わっているかもしれません。前回ご覧いただきましたかぼちゃ、もしくはチキ●ラーメンっぽい石を少し上がっていくと、どうやらこの山のほぼ頂上らしきところに出てきます。ここに遥拝所があるのです。
遥拝石1
遥拝石2
この遥拝所は二本松城主が万民豊楽を祈念した場所です。眺めも大変よく、お天気なら安達太良山も綺麗に見えるだんそうですが、この日のお天気はちょっと微妙。でもこの景色を楽しみながらお昼ごはんにしました。
遥拝石から望む
あ、巨石紀行中のお昼ご飯は道の駅とかで買ったちょっとしたもの(果物とかお饅頭とかおにぎりとか)程度。朝ご飯もばっちり旅館で食べているし、夕ご飯がまたどっさりなので、お昼を食べたら大変なことになっちゃうからなのです。
遥拝中。
遥拝中の城主ならぬ母ちゃん。
さて、この辺りからは道は比較的平たんになりました。木々と一緒に巨石が地面から生えているとでもいうような、穏やかな散歩道になります。そこにもうひとつ胎内くぐりがありました。
胎内くぐり(2)1
木の根が石の隙間から這い出しています。イメージは少し違いますが、カンボジアのタ・プローム遺跡みたいですね。
胎内くぐり(2)2
こちらは天井は低めですが、比較的通り抜けしやすい胎内くぐり。
胎内くぐり中。
入口は低めなのですが、出口の方は結構広かったりして。
胎内くぐり(2)3
反対から見ると、上の石がちょっと怖いけれど、いいバランスで止まっているようです。
岩角山(24)
24番の観音様……やっぱり彫られたお姿は見えませんね。でもこの木々との競演をお楽しみください。
岩角山の散歩道
この辺りは少し平坦になっていて、まるで巨石街道です。
岩角山丸い石
こんなふうに鎮座されていると、何も彫られていなくても手を合わせたくなるような、不思議にまろやかな石。でも、こちらは名もなき石なんですけれどね。この森の中じゃなかったら、磐座になってもいい石なのに。
岩角山祠
ここの近くは奥ノ院となっていて、阿弥陀堂があります。雪除けの囲いの中の阿弥陀堂です。近くに鐘楼もあります。
石がごろごろ
周囲にはゴロゴロと岩が集まっていました。
27.jpg
27番辺りは山肌自体が岩の塊でした。こんな形で寄り集まると迫力があります。
岩角山六地蔵遠景
まさに巨石街道ですよね。これでも背丈より全然高い石たちです。
岩角山六地蔵山中
素敵な石組ですね。名前がついていたわけではないのですけれど、近くに六地蔵、って場所があって、私はこれがお地蔵様の集まりなのかと一瞬思ってしまったのです。神々、いえ、ここでは仏様たちが寄り集まっている感じですよね。
六地蔵さんはこちら。やっぱり彫られていたんですね。石そのものを磐座とするのはより古い祈りの姿で、仏教となるとそこに仏様や観音様を彫り出しているんですね。でも、そこに神々しいもの、聖なるもの、何かパワーのあるものを見出す心のあり方は共通しています。
岩角山六地蔵尊
この辺りは石たちが色々な顔をして点在しているのですけれど、こんな意味ありげな石もあります。
座禅石
写真に全体像が入らないのですけれど、座禅石です。左手の方に上に登る踏み石があって、上はまるでテーブルのようになっています。
座禅石踏み石
ここで座禅を組むんですね。さらに古い神様に対してなら、舞を奉納したいところです。
座禅石2
でもちょっと斜めなんですけれどね……
岩角山石たち
この表情豊かな石たちの顔を見ながら、そろそろ巨石街道も後半、あと少しです。
岩角山石たち2
こうして石組になっているのを見ると、自然の造形なのかどうか考えちゃいますが、この山の中にある石たちを見ていると、まず人工的に組み上げたところはないようです。周囲が崩壊してコアだけが残ったのですね。
岩角山石めぐり終着
斜面に顔を出した石たち、また平地に残った石たちも、全てものすごく力がありました。石のサイズ、数の多さ、石たちの表情のバラエティ、多分どこをとっても、ここは日本の中でも特別な石の聖地ではないかと思います。
養蚕観音堂
終着点にはいくつかの祠が並んでいました。こちらは養蚕観音堂。
養蚕観音堂2
祠の中には大きな石に彫られた観音様がいらっしゃいました。
岩角山岩に映るもみじ
岩に映る紅葉の美しい影を見ながら、福島県の最大級の石の聖地・岩角山からお別れです。あ、ところで何て読むのか、今更ですけれど「いわつのやま」です。
最後に。
前回記事のトップの写真は、山に入っていくまでの車道の入り口に立っている看板なのですが、その車道に面して大きな石があります。
蛇舐め石1
蛇舐石。ちょっとおどろおどろしい名前ですが……
蛇舐石2
こちらの石にはこの地域の伝説が関係しているようです。
蛇舐石3
少し悲しい伝説ですが、最後に載せておきましょう。

『玉絹物語』
今から700年ほど昔、正覚という若い僧が岩角山に草庵を結び、里人に信仰を説き養蚕と機織りを教えて貧しい人々に生きる喜びを伝え救済に務めておりました。
当時の地頭、和田宗基は妻に先立たれた後、酒池肉林にふけり重税を課しましたので、貧困の中に亡くなった人たちの怨霊は白蛇となり館の岩に群がって崩してしまいました。これが蛇舐石です。
宗基の娘、玉絹は、秘かに貧しい里人に金品を施し、機織りを手伝い父の罪を償っておりました。その玉絹に正覚は心魅かれ、二人に愛が芽生えました。また、玉絹の教えた草木染の織物はすばらしく、暮らしは次第に楽になっていきました。
しかし、宗基が更に重税を課したので、正覚は税の軽減を訴えましたが、悪僧として死刑を宣告されてしまいました。その夜、玉絹は正覚を救うために牢を開きましたが、正覚は「私一人の死で里人を救えるなら」と断り、
『恋しくば 南無阿弥陀仏と 唱うべし 我も六字のなかにこそあれ』
と書き残し、刑場の露と消えました。玉絹もまた池に身を沈めてしまいました。さすがの宗基も目が覚めたと伝えられています。


次回は福島市に戻りましょう。市内にも大変魅力的な石たちが点在しているのです。

Category: 石の紀行文(写真つき)

tb 0 : cm 0   

[雨155] 第32章 焼ける(1)女記者の語り 

【海に落ちる雨】第32章のスタートです。「焼ける」……ちょっと意味深なタイトルの章ですが、もうここまで来たら諦めてお付き合いくださいませ(..)
まずは、雑誌記者だと言っていた楢崎志穂のその後です。自殺した(ことになっているけど実は殺された)新津圭一(雑誌記者)の後輩で、彼を大変尊敬していた。その新津を不倫に走らせた香野深雪(またややこしいことに、一応真の恋人)には複雑な感情を抱いていて、真に対しても複雑な態度を取り続けていました。同じ施設で育った姉・御蔵皐月を探していて、や~さんの荒神組に近づいてみたり、かなり大胆なことも。姉への思いと新津への思い、そして深雪やその保護者である澤田への敵意、もちろん真もその一人です。
まずは彼女の事情をご確認ください。ちょっと長くてごめんなさい。ワンシーンで切りどころがなかったのです。

登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物
-- 続きを読む --

Category: ☂海に落ちる雨 第5節

tb 0 : cm 8   

【雑記】アルファポリスさんのエッセイブログ大賞にエントリーしました 

尾道岩屋巨石
巨石を巡る旅【石紀行】……アルファポリスさんのエッセイブログ大賞にエントリーしてみました。
小説じゃないし、こっそり参加しようとも思いましたが、一応宣伝しちゃおうかな。
トップの巨石は私が大好きな広島県尾道の岩屋巨石。この石をご紹介した頃の石紀行は随分とあっさりしていました。まだブログを始めたばかりで、ブログでどんなふうに記事を書くのか模索していた頃だったので、短くシンプルだったのですが、だんだん抑えていた石への思いが爆発して(?)、良いのか悪いのか、長くなってきました。
SDカードに残っている写真の数も、最初の頃に比べると全然違う……皆様に少しでも石たちのいい顔を届けたいと思う気持ちも強くなったからかもしれません。でも……ちゃんとお届けできているかなぁ?
この岩屋巨石も、石が立っている場所とその雰囲気をもっとお伝えしておくんだったとちょっと不完全燃焼。またリベンジも考えています。瀬戸内海の素晴らしい風の吹きぬける素敵な場所なんですよ。
カルナック
この石紀行では海外の巨石は少ないのですけれど(私の時間的+体力的+αな問題でなかなか海外までは遠征できない……)、こちらのカルナックは巨石紀行を書こうと思った出発点でもあります。いつかは行っておきたい海外の巨石がまだいくつかあるのですが、最近数えてみたら、この調子でいくと日本の巨石を巡るだけでも一生の間に行き尽くせそうにないなぁって。
でも、出来る限り頑張って石巡りをして、この国の古の心の源みたいなものをお届けし続けたいと思います。
あ、少しだけ海外の巨石もご紹介しています。あわせて、巨石巡りの際に宿泊した素敵な旅館とお料理もご紹介しちゃってます。巨石を巡って、温泉に泊まって美味しいものを食べる! 最高です(^^)
よろしければ応援してくださいね(*^_^*)
巨石を巡る旅記事はこちらです⇒【石紀行】

Category: あれこれ

tb 0 : cm 12