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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【勝手にコラボ企画】【迷探偵マコトの事件簿】(21) タケル、緑色のあの人になる 

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(イラスト:小説ブログ「DOOR」のlimeさん。著作権はlimeさんにあります。無断転用はお断りいたします。)
本当はいったんマコトの物語を括ろうと思って少し大人になる物語を書こうと思っていたのですが(もちろん、番外はいくらでも後から出すんだけれど)、ちょっと気が変わって。

気まぐれで時々やってみることにした【勝手にコラボ企画】
limeさんに許可を頂いたので、いや、正確には許可を頂く前に、さっそく新幹線の中で書いちゃいました。
(ただいま東京。帝国劇場のSHOCKに浸ってきました。夜の部はその日のうちに帰れないのが痛いけど、余韻に浸るにはよいかも。大空が美しい、それはきっとそうさ、僕らがいる大地があるから~♫ ヘビーローテーション中)

アマゾンプライムの宣伝で、赤ちゃんが大きなゴールデンリトリバーに泣き出してしまうのがありますよね。
両親に見守られながら、ライオンのぬいぐるみには怖がらずに手を伸ばす赤ちゃんと、その家族の暖かい光景を遠くからしょんぼりと見つめているリトリバー。
優しそうなお父さんが彼をちらっと見て、うん、と頷き、スマホをぽちっ。
お父さんが買ってくれたのは、ライオンのたてがみのかぶり物。リトリバーがそれをつけて赤ちゃんの元にやってくると、赤ちゃんはそっとリトリバーに手を伸ばす。

大概のCMの時間ではここまでなのですが、実はこの先があるんですよね。
そこでは、リトリバーがなんだか鏡に写った自分に納得していないような微妙な顔をしている。確かに、犬にしてみたら、俺、ライオンじゃないんだけど、ですよね。
そうすると、お父さんがリトリバーからかぶり物を取って、鏡の前に立ち、自分がこっそり着けているんです。

これはどう解釈するのかしら? 
かぶり物なんか着けちゃってすまないね、ってわんこに対して思ったのか。
あるいは、今度はお父さんが「ママがいい~」とかって赤ちゃんに泣かれちゃったのかしら?
でも、この長いバージョンの方が私は好きだなぁ。

このマコトバージョンは、そのCMからイメージを得て書いてみました(*^_^*)
勝手にコラボ企画、お相手は緑色のあの人(お名前だけですけれど……)
何のことか分からなくても大丈夫。
お楽しみくださいませね(*^_^*)

<登場人物>
マコト:茶トラのツンデレ仔猫。大きくなったらヒョウになるつもり。
タケル:ちょっぴりSだけど優しいマコトの飼い主。


【迷探偵マコトの事件簿】
(21)タケル、緑色のあの人になる



ぼくはさいきん、とっても気になることがあるんだ。
あのね、どうしてタケルにはおしっぽがないの?
それからね、どうしてお耳はそんなふうによこっちょについてるの?
あとね、お手てに、にくきゅうがないのはどうして?

タケルがねてるとき、ぼくはタケルのかみの毛のなかをさがしてみる。
でも、あたまのてっぺんの方には、お耳はないんだ。
おかしいなぁ?
こんどはお手てをなめてみる。
でもやっぱり、ぼくみたいな、ぷにぷにのにくきゅうはないんだ。
それからね、ときどき、おしりにかぷっとしてみる。
でも、やっぱりおしっぽは生えていないんだ。

にんげんとねこはちがうの?
……なんかつまんない。

しかたがないから、ぼくはおふとんにもぐりこんで、ゆめを見る。
タケルとぼくはならんで、にくきゅう文字のオテガミを書く。
タケルとぼくは、いっしょにおしっぽをぐるぐるする。
それからときどき、いっしょにおみみをぴ~んとのばしてとおくの音を聞く。
ぼくとタケル、おんなじだったらいいのに。


最近、寝ている時に、マコトが俺の手を嘗めてみたり、髪の毛の中を何か探すみたいにほじくったり、ついでに尻に齧り付いたりするんだ。一体どういう意味なんだろう。
せっかくこの間、ねこ検定に合格したのに、まだまだ猫は謎がいっぱいだ。
でもある時、ネットで本を注文しようとして、ふと思い立った。

俺は「ナイルぷらいむ」のホームページを開く。
検索ワードは「猫ぐっず」。
あった、これだ。

「みどりねこプロジェクト」が販売しているホームウェア。
大人用、子供用、猫用もあるのか。
うん、こいつはいい。
猫耳、肉球、もちろん尻尾もついた全身つなぎの着ぐるみ。
色は、黒、白、三毛、とら、それから、水色、緑、黄色、ピンク、藤色。
俺は大人用を選んで、身長を入力し、カラーは「とら」を選択する。
それから「OK」のボタンをポチッとした。


ぴんぽ~ん。
あ、タケル、しろねこさんからオテガミ来たよ。
タケルはげんかんに出て行って、はんこをぺたっと押す。
あれ? オテガミよりうんと大きいね。
わ~い、だんぼーるだ~。タケル、あとでぜったいちょうだいね。

がさごそ、ごそごそ。
タケルが包みをあける。ぼくはだんぼーるにロックオン。
タケルはなかみを出すと、ぼくにだんぼーるをくれた。
それから、ちょっと待ってろ、と言って出て行っちゃった。

ぼくはさっそくだんぼーるにだ~いぶ!
はしっこをかじかじ、たまにがぶっ!
それからおさえこんで、れんぞくねこき~っく!
わ~いい、だんぼーるだいすき!

そうしていると、すぐにタケルがもどってきた。
「どうだい、マコト」
あとにしてくれる? ぼく、いま、だんぼーるでいそがしいんだ。
「ちょっと見てくれよ」
もう、うるさいんだから!
って、え? え? えぇ~?
タケルがおっきい茶トラねこになってる!!

タケルもぼくも、お耳はあたまのてっぺん。
長いおしっぽもいっしょ。いっしょにぐるぐる回して、ふたりでしっぽおにごっこができるんだ。
それから、にくきゅうハイタッチ!
日曜あさは、ぼくとタケルはならんで半にゃらいだーを見る。

ねぇタケル、タケルはどうしてぼくのきもちが分かったの?

それから、ぼくたちはいっしょにネットショッピング。
なになに。
「みどりねこプロジェクト・いちおくそうねこかさくせん」?
あ、これがタケルがぽちっとして買ったねこの服だね。

わ~、これ、ねこ用のもあるんだね。
ねぇねぇ、タケル、こんどはぼくにも水色のねこ用の、かって!
でね、タケルはみどり。
それでね、いっしょにおさんぽにいくの!

「言っとくけど、マコト、さすがにこれで外に散歩には行かないからな」

(【勝手にコラボ企画】featuring with 緑色のお友達(from 小説ブログ「DOOR」) 了)


(あ、親ばかタケルにも一応理性は残ってたのね^^;)
「いちおくそうねこかさくせん」→一億総猫化作戦はやはりNNNの仕業でしょうか? てことは、緑猫企画の背後にはNNNが……
ちなみにNNNって「ねこ検定」の練習問題に出てるんですよ。どうなん、それ?

でも後から見たら、水色ネコも緑色のお友達も、手のところは出してた(ちゃんと5本指)^^;
これはきっと、よくある取り外し可、というのか、くっついてるけど、かぶせたり、手を出せたりするようになっているに違いない。
で、もしかして、これって、緑色さんの手縫いだったりして!(どんな内職?)

しかもタイトルは誇大広告だった。タケルは緑じゃなくて、とらの服、買ってた^^;
まぁ、動物にかぶり物や服は(寒さに弱くて散歩行くときに必要な子もいると思うけど)どうかと思う部分もありますが、どうせマコトは買ってもらってもお布団代わりだろうな。タケルは緑ネコの着替えができて満足かも。

……「ナイル(ぷらいむ)」は「アマゾン」に比べると何だか品薄なイメージですね。
命名、イマイチかぁ。もっとジャングルっぽいところ……?


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Category: 迷探偵マコトの事件簿(猫)

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