【旅2017・スペイン】(7)グエル公園~ガウディの建築を巡る・その3~
スペインの旅2017・続編です。
今回お届けするのは、『ガウディの建築を巡る・その3』ですが、正確には建築じゃないですね。でも別カテゴリを作るほどでもないので、ここに入れちゃいました。のっけから、写真は曲がってるし暗いし(一応補正したのですが)、まったく写真の腕のないのがよく分かる残念なスタートですが、お付き合いくださいませ。
ちなみに、お天気が良くて、太陽の光がきつい(これは関西弁なのかな。自覚してないけど。強いってこと)と、こんな風に影もきつくなって……って、なんだか哲学めいた話ですが、夏の南ヨーロッパ写真のあるあるですよね。

グエル公園といえば、この「大階段」ですね。観光客がひしめいていますが、この階段が正面入り口(現在は有料エリアの「出口」)から階段の上にある「市場(ギリシャ風柱の見えているところ)」(後述)を繋ぐメイン通路、ということになるのでしょうか。階段には、「市場」の下にある貯水槽の水を排出する機能もあるようです。
って、そもそも「グエル公園」って?
しばしば登場する「グエル」というのは、ガウディのスポンサーだった人の名前なのですが(それなのにコロニアグエル教会を途中でほっぽっちゃったガウディ)、この場所に住宅街を作ろうとしていたのですね。
ここはバルセロナの街を見下ろす高台、いわゆる「山の手」です(ということは、ここに行くためには結構坂をのぼらなくてはいけないのです)。「山の手」と言えば、芦屋のような高級住宅街のあるところ。こちらも閑静なイギリス風高級住宅60邸の計画がグエルさんによってなされ、その住宅街のパブリックスペースの設計・都市デザインがガウディに任された、わけなのですが……なんと、グエルさんとガウディさん以外には1軒しか売れなかったそうで……
あの時代にもそんなことがあったのですね。どう考えても街の中の便利な場所の方がいい。
結果、ここは公園として残されたわけです。本来なら、素敵な公共公園というわけなのでしょうが、観光客がひしめくので、今や半分は有料エリアになってしまっているのですね。
ただ、有料エリアも、定められた開園時間(8:00~、閉園は季節により異なるが夏は21:30、冬は18:15くらい)以外なら、ただで入れるようです。って、早朝にここにたどり着くのもちょっと気合いがいるし、暗くなってから行くのも微妙~な場所ですけれど。
昼間でも根性のない私たちはしっかりタクシー利用しました(だって、坂なんだもん)。
と言うわけで、まずは無料エリアからご案内しましょう。

いわゆる正面入り口に着きました。でも、現在ここは有料エリアの出口になっていて、入れません。無料エリアの入り口はいくつかあって、分かりやすいのはこの前の道を右奥へ進んだところ。

入って行きます。中は階段、遊歩道が整備されていて、その一部がこんなふうに天蓋付き通路になっています。

なんでこんなに「ごりごり」? 思い出してみると、ガウディの建築には常に「自然の具現」「自然との一体化」がテーマに掲げられていましたよね。このごりごり感も、緑に囲まれた敷地内に大地をイメージさせるものだったのでしょうか。

階段を上ったり、スロープを上がったりすると、このごりごり通路の下に出たり上に出たりします。ごりごりの上の道から上の写真の通路を見ると、こんな感じです。

天井もごりごり。しかも、場所によってみんな同じではなくて、少しずつ柱の形、天井の造りも違っているようです。天井の石、落ちてきそうですよね。多分落ちてこないんでしょうけれど、網掛けなんてしてありませんから、ちょっと怖い。

無料エリアはだだっ広くて、全部を回っていませんが、散歩には良いところのようです。
そうこうしている間に時間が来てしまいました。何の時間? そう、予約していたグエル公園有料エリア入場時間です。
この予約は、私たちは日本からオンライン予約していったのですが、当日券も買えます。でも、何時でもいいというならともかく、ここは場所も離れているし、待ち時間が長いとしんどいと思うので、時間が制約されている場合には、オンライン予約がよいですね。旅行会社さんからのアドバイスでも、サグラダ・ファミリアとグエル公園は予約していったほうがいい、ということでした。
もちろん、待ち時間には無料エリアでゆっくりくつろいでいてもいいのですが……

いくつかある有料エリア入り口のひとつです。看板にご覧頂けるように、そう、私たちの入場時間は19時なんですよ。
夏はいいですね、この時間でもこの明るさ。
私は夏に長期休みをとるのがたいてい難しいので、よく秋休みをとっていたのですが、旅行代金が安いのはいいのですが、17時にはもう暗くて、結構損をした気分になることがあります。いえ、夜ライフをコンサートとか食事で楽しむってのもありなのですが、やっぱり夜に異国の街を出歩くのはそれなりに気合いがいるもので。だから夏に高い料金で旅行するのも、コストパフォーマンス的には決して悪くないのかも。
というわけで、有料エリアに入ったら、冒頭の大階段が登場するわけです。
以下、この記事も「有料エリア」に入ります。というのは冗談で、写真が多いので記事を畳みます(*^_^*)
引き続きどうぞ。
トカゲちゃん、登場!
今回お届けするのは、『ガウディの建築を巡る・その3』ですが、正確には建築じゃないですね。でも別カテゴリを作るほどでもないので、ここに入れちゃいました。のっけから、写真は曲がってるし暗いし(一応補正したのですが)、まったく写真の腕のないのがよく分かる残念なスタートですが、お付き合いくださいませ。
ちなみに、お天気が良くて、太陽の光がきつい(これは関西弁なのかな。自覚してないけど。強いってこと)と、こんな風に影もきつくなって……って、なんだか哲学めいた話ですが、夏の南ヨーロッパ写真のあるあるですよね。

グエル公園といえば、この「大階段」ですね。観光客がひしめいていますが、この階段が正面入り口(現在は有料エリアの「出口」)から階段の上にある「市場(ギリシャ風柱の見えているところ)」(後述)を繋ぐメイン通路、ということになるのでしょうか。階段には、「市場」の下にある貯水槽の水を排出する機能もあるようです。
って、そもそも「グエル公園」って?
しばしば登場する「グエル」というのは、ガウディのスポンサーだった人の名前なのですが(それなのにコロニアグエル教会を途中でほっぽっちゃったガウディ)、この場所に住宅街を作ろうとしていたのですね。
ここはバルセロナの街を見下ろす高台、いわゆる「山の手」です(ということは、ここに行くためには結構坂をのぼらなくてはいけないのです)。「山の手」と言えば、芦屋のような高級住宅街のあるところ。こちらも閑静なイギリス風高級住宅60邸の計画がグエルさんによってなされ、その住宅街のパブリックスペースの設計・都市デザインがガウディに任された、わけなのですが……なんと、グエルさんとガウディさん以外には1軒しか売れなかったそうで……
あの時代にもそんなことがあったのですね。どう考えても街の中の便利な場所の方がいい。
結果、ここは公園として残されたわけです。本来なら、素敵な公共公園というわけなのでしょうが、観光客がひしめくので、今や半分は有料エリアになってしまっているのですね。
ただ、有料エリアも、定められた開園時間(8:00~、閉園は季節により異なるが夏は21:30、冬は18:15くらい)以外なら、ただで入れるようです。って、早朝にここにたどり着くのもちょっと気合いがいるし、暗くなってから行くのも微妙~な場所ですけれど。
昼間でも根性のない私たちはしっかりタクシー利用しました(だって、坂なんだもん)。
と言うわけで、まずは無料エリアからご案内しましょう。

いわゆる正面入り口に着きました。でも、現在ここは有料エリアの出口になっていて、入れません。無料エリアの入り口はいくつかあって、分かりやすいのはこの前の道を右奥へ進んだところ。

入って行きます。中は階段、遊歩道が整備されていて、その一部がこんなふうに天蓋付き通路になっています。

なんでこんなに「ごりごり」? 思い出してみると、ガウディの建築には常に「自然の具現」「自然との一体化」がテーマに掲げられていましたよね。このごりごり感も、緑に囲まれた敷地内に大地をイメージさせるものだったのでしょうか。

階段を上ったり、スロープを上がったりすると、このごりごり通路の下に出たり上に出たりします。ごりごりの上の道から上の写真の通路を見ると、こんな感じです。

天井もごりごり。しかも、場所によってみんな同じではなくて、少しずつ柱の形、天井の造りも違っているようです。天井の石、落ちてきそうですよね。多分落ちてこないんでしょうけれど、網掛けなんてしてありませんから、ちょっと怖い。

無料エリアはだだっ広くて、全部を回っていませんが、散歩には良いところのようです。
そうこうしている間に時間が来てしまいました。何の時間? そう、予約していたグエル公園有料エリア入場時間です。
この予約は、私たちは日本からオンライン予約していったのですが、当日券も買えます。でも、何時でもいいというならともかく、ここは場所も離れているし、待ち時間が長いとしんどいと思うので、時間が制約されている場合には、オンライン予約がよいですね。旅行会社さんからのアドバイスでも、サグラダ・ファミリアとグエル公園は予約していったほうがいい、ということでした。
もちろん、待ち時間には無料エリアでゆっくりくつろいでいてもいいのですが……

いくつかある有料エリア入り口のひとつです。看板にご覧頂けるように、そう、私たちの入場時間は19時なんですよ。
夏はいいですね、この時間でもこの明るさ。
私は夏に長期休みをとるのがたいてい難しいので、よく秋休みをとっていたのですが、旅行代金が安いのはいいのですが、17時にはもう暗くて、結構損をした気分になることがあります。いえ、夜ライフをコンサートとか食事で楽しむってのもありなのですが、やっぱり夜に異国の街を出歩くのはそれなりに気合いがいるもので。だから夏に高い料金で旅行するのも、コストパフォーマンス的には決して悪くないのかも。
というわけで、有料エリアに入ったら、冒頭の大階段が登場するわけです。
以下、この記事も「有料エリア」に入ります。というのは冗談で、写真が多いので記事を畳みます(*^_^*)
引き続きどうぞ。
トカゲちゃん、登場!
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