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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【旅2017・スペイン】(11)サン・パウ病院~ガウディのライバルが遺した建築・その2~ 

サン・パウ病院
(少し、間が空いてしまいましたが)前回に引き続き、19世紀末・モデルニスモ建築の立役者、ガウディと同じ時代に活躍したもうひとりの建築家、リュイス・ドメニク・イ・モンタネールが設計した建造物にご案内します。こちら、外観からは「何?」ですが、実は病院。モンタネール設計、銀行家パウ・ジルの遺言で1902年着工、1930年に完成したサン・パウ病院です。
モンタネールの設計のコンセプトは「芸術には人を癒やす力がある」。総面積14万5000㎡、48棟の建物がほぼ対称型に並んでいます。場所はサグラダ・ファミリアからそう遠くないところ。病院の前で振り返ったら、サグラダ・ファミリアが見えます。
病院からサグラダファミリア
道に面した入り口は、言われなければ病院だと気がつかない豪奢な雰囲気。正面、そのまま入り口です。
他の観光地に比べて人も少ない。するするっと入って見学ができます。
見取り図
勝手に見学コースと、ガイドツアーがあって、ガイドツアーでは一般見学ツアーでは入れないところにも入れてくれるようです。私たちは普通の見学でしたが、十分満足でした。ちょっとハウステンボスに来たみたいな?
病院敷地内
ネット予約していったのですが、多分不要。入ったら地下から敷地内に入るという感じになるので、順路では建物の中から見学が始まるのですが、とりあえず写真は敷地内風景をずらっと並べてみます。
まずは、正面入り口の裏側。
病院敷地内3
この建物の中は、まさに「ロビー」なのですが、こんな豪奢なロビー、病院にいる? って思っちゃった。つまり、普通の病院のロビーの部分が独立してひと棟ある、というわけなのです。中は後でご紹介。
病院敷地内4
こちらは上の地図のBに相当する建物です。
病院敷地内5
地図で見るよりも、実際の敷地、つまり建物が建っていない部分が異様に広いことが分かりますよね。なんか、健康的にリハビリできそうだな。ちなみに、全部かどうかは確認していませんが、建物は地下で繋がっているようです。
病院敷地内6
ディズニーランドです、って写真をアップしても、知らない人が見たら「そうかな」って思うような、おとぎ話に出てくるイメージの建物。ちなみに、こちらの建物は2009年までは、ちゃんと病院として使用されていたとのこと。現在は、この見学可能地域の奥に新しく病院が建てられて、そちらで診療がなされているそうです。
病院敷地内7
さて、建物の中はどんな感じでしょう? こちら、何をする部屋に見えるでしょうか?
手術室
答えは手術室。床などは水でざ~っと洗い流せそうな構造。天井につり下げられた丸枠は、照明をつり下げるところでしょうか。そして、何よりも面白いのは、なぜこんなにオープンな空間? ってことですよね。もちろん、カーテンを引けば済むことでしょうけれど、それならこんな立派な窓は必要ないでしょうし、もしかして公開手術? それに、窓の前には柵が見えますよね。窓の前、柵との間に一段高くなった通路状態の部分があって、ここはもしかして見学コーナーなんでしょうか。
何にしても興味深い手術室です。
病院内部1
次に登場するのは、ある建物の1階部分。アートな展示物は、病院と関係しているわけではありません。この建物は病棟のよう。
2階に上がると、病棟だな、とよく分かります。
病室
使用時にはパーティションなどを使っていたのでしょうか。あるいは、あまりプライバシーとか考えていなかったかも。
次に、入り口の建物、見学者出口のあるロビーの方へ戻っていきます。病院入り口ロビー
病院の天井、ピンクですね。看護とか介護のイメージって、こういう色なんでしょうかね。昔は「白衣の天使」と言われていましたが、いつもの間にか、病院の看護師の服もピンク色が多くなり、その後はさらに変わって、今は「色々」ですよね。なんか、ハワイの人?みたいなのもあるし。
でも、こういう優しい色がイメージなんですね。
ロビー2階への階段
ロビー脇の階段を上ります。宮殿みたいですね。2階に上がったらこんな広間が。
ロビー2階
最近の病院の造りは、こういう、普段はちょっと無駄っぽい空間が多く作られていますね。震災・大規模事故などの際には、ロビーや廊下なども使えるようになっているのですが、古い時代の欧米の病院は、やはり戦争などの有事の際にも多くの病院・けが人を収容できるような造りになっているのですね。こういう広間は、もちろん、何らかの儀式的なこと(礼拝なども含めて)にも使われていたのでしょうけれど。
ロビーの窓
窓から見るおとぎ話風建物。
そして、広間の壁には美しい彫刻やモザイクが。
壁の装飾
宮殿っぽいけれど、それでも音楽堂とかに比べたら、やっぱりシンプルですね。
壁の装飾2
建物の中は、当時の状態が再現されている、というわけでもないので、がらんどうな感じだし、どの建物も大体似たような造りなので、幾つか見て回ったらもういいか、って事になるのですけれど、広い敷地はゆったり感があって、街の喧騒からも切り離されているし、きっと良い季節に行ったならくつろげたのでしょう……
病院敷地内8
そう、私がバルセロナに行ったのは7月。太陽燦々で、うろうろしていたらもうひからびそうになる暑い毎日でした。
早々に引き上げて、街に戻り、美味しい野菜ジュースにありついたのでした。
……また冷たい野菜ジュースを……これが私の旅の後半を苦しめる事になろうとは、この時はまだ知るよしもなく……

さて、次回ご紹介するのは、夜のバルセロナツアー、タパスとサグラダ・ファミリア夜景です。
お楽しみに!
夜のサグラダファミリア
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Category: スペインの旅2017

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