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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【雑記・音楽】ピアノの正体~我が家のベルリン・ヤマハくんと姫~ 

まさに貴婦人
ようやくピアノの発表会と三味線のコンサートが終わりました。日常業務は落ち着いている時期だったのですが、職場外の業界の仕事(表現が妙だなぁ。要するに断れないボランティアみたいなものですね)が目白押しで、発表会の前日は横浜で仕事、日帰りして翌日、午前中最後に発表会に出て、午後からまた東京入り。翌日早朝から会議、帰りは新幹線内で会議続き。そんな感じで「降りかかる火の粉を思い切りかぶる」という事件は続いております。
コンサート終わったら「曲弾き」を作ります(独奏)と宣言したので、自分で自分の首も絞めていますが、今月はこれから月末まで出張仕事が続くので、頑張らねば。
ちょっと生命予後が心配になってきたこの頃です。

上の写真は、グランドピアノの契約を終えてから行ったベーゼンドルファーのショールーム。
もうメロメロになっていた大海です。この貴婦人のような姿、木目は蓋を閉じたら、着物の柄みたいに全部合わせてあるんですよ。そしてこの音。木の音がします。よく「ベーゼンはもわっとした音がする」と言われるのですが、私にはもわっと聞えない。むしろ、くっきりとした木の音がする。個体によるのかもしれませんが、このショールームのベーゼン、どれも最高でした。もちろん、お値段は可愛くありません。したがって、私には買えません。
ベーゼンの神さま降臨しないかなぁ。
ボストン
(写真の奥の方に、某ビール会社のハートランドビールが写っているのは気にしないで(^^))
前回の記事でおだまきみまきさんとTOM-Fさんに言い当てられておりましたが、そう、うちに来たピアノの正体は、Bostonというピアノでした。以前は単にスタインウェイが設計してカワイの工場で作っているというだけでしたが、現在の機種になって、カワイの工場で作った後、スタインウェイ・ジャパンに運ばれて最終チェックを受けてから市場にでてくるようになりました。色々な部分が改良されて、なかなか面白いピアノになっているとの話。

選んだ理由は一言では言えませんが、まずは許容範囲の値段かどうか、でした。プリウスより高いのは買わない(買えない)。
最初にヤマハのC3Lという少し前の機種で素敵な中古を見つけていたので、それを買うつもりだったのです。でもたまたま勉強会の会場のすぐ近くに某楽器店のスタインウェイのショールームがあって、覗きに行ったら、この子がおったわけです。
ピアノ探しのすごいところは、「グランドピアノ探してるんですけれど」と言ったら、どんなピアノにも触らせてもらえるということ。ほぼ断られません。スタインウェイだって、ヤマハのCFX(フルコン)だって、ベーゼンもベヒシュタインも! で、あわよくばスタインウェイに触ってみたいと行ってみたのです。
ボストン2
「10年以内に新品のスタインウェイに買い替えて頂いたら、このボストンのお値段分、全部お引きいたします」って!
にゃはは~
どこからどう見ても庶民な私。スタインウェイって、ちらっと見たら桁がひとつ多いのよ。そんなの、買えるように見えます~? 
ま、それはともかく。実はこの子、最初は「これはない」と思った子。高音がキラッキラでちょっと響きすぎているように感じたのです。でも、低音が素晴らしくて、腹に響いてくる感じ。なんだこれ? と思って興味は覚えたものの、その後もあちこちの楽器屋さん、ショールーム、工房、11軒ほどまわりました。
皆さん、「自分の好きな音色で決める」っていうけれど、そもそも自分の好きな音色って何? 色々聴いていると、もう分からなくなってくるのです。この曲にはこのピアノが合うけれど、あの曲はあっちのピアノ、って感じですしね。
結論。ピアノ探しは婚活と同じ。結局、最後はフィーリングより勢いとタイミング?

最後までヤマハとは迷ったけれど、「10年後、面白いと思ってるかどうかじゃないかな」(ピアノの先生)、「音色は(何がいいか)分からなくなるかもしれないけど、ピアノから感じる音圧が決め手かもしれませんよ」(ある調律師さん)と言われて、最終的にこの子が来ました。
来てからも、やっぱりあっちだったかなぁと思うピアノが数台あって、マリッジブルー状態でしたが、うちに来て約2か月。ようやく「あれこれあるけれど、やっぱりうちの子」になりつつあります。
新品ピアノの宿命と言われたのですが、音は落ち着かない。この倍音がすごくて芯がぼやけた高音部の一部は、数年我慢して整音してもらおうと思っています。でも低音は本当に迫力あるいい音です。心配なのは、ピアノはこれからもっと「鳴る」ということ。環境的には大丈夫だと思うけれど、家の中で響きすぎないかと心配。

カワイ系なので、他の個体では結構もやっとしたこもった音のものもあったのですが、この個体はどちらかというとヤマハみたいなクリアな音。さらに、ひとつひとつの音の粒立ちが良くて、下手なのはごまかせないという印象。それぞれが主張しまくっているという点ではまさに「ベルリンフィル」。調律師さんに「ピアノは低音から高音までバランスが取れているほうがいい」と言われたにも関わらず「3年後には調整してくれる」という言葉を頼りにじゃじゃ馬を選んじゃったのでした。
そう、愛称つけるのが好きなもので、この子は「ベルリンくん」とか「ヤマハくん」とか呼ばれています。(スタインウェイ・ジャパンさんに怒られそう)
グランドピアノ搬入p
あと、もうひとつ、Bostonの良かったこと。奥行きが短いのです。いえ、もちろん、小さいサイズのものもあるのですけれど、いわゆる普通の家に丁度いい、ヤマハで言うとC3タイプのものはだいたい180cm以上あります(ヤマハは186cm)。でもこのBostonは響板の形がずんぐりむっくりで、ピアノのえぐれた部分が小さいので、同じサイズでも奥行きが短い(178cm)のに響板が大きい。
家の中でこの8cmの違いは大きい。おかげでダイニングに真横に置いても後ろを悠々と通れる空間が残りました。
運んできた業者さん「ボストンは重いんですよ。肩にずっしりくる」とな。
といわけで、1階なのになぜかクレーン登場。吊っちゃった方が楽ちんだからって。
ばいばい
今回のピアノ購入計画で最も印象深かったシーンは、去って行く50歳のヤマハのアップライトピアノを見送ったことでした。高音はもう本当に鳴っていなかったのですが、本当はオーバーホールするつもりが、今回のピアノ探しの旅で巡り合った素晴らしい調律師さんのところの工房で出会いがあって、オーバーホールではなく新しいアップライトピアノをお迎えすることになりました。
アップライトの方は弱音ペダルがついているので夜中でも練習できる。防音室作るよりは安上がりです。グランドに消音ユニットつけることも考えたのですが、なんかピアノに穴開けるのはちょっとなぁ~と。
もっとも「新しい姫」といっても、昭和46年くらいの製造のようで、去って行ったU3E(昭和44年製造)とほとんど変わらない。でも、弦もハンマーも交換してあるので、まだ50年くらいは使えるみたいです。そうそう、ヴァイオリンなどと違って、ピアノは基本は消耗楽器。もちろん、お手入れ・部品交換で100年くらいは使えるとしても、使えば使うほど消耗するのは三味線と一緒ですね。でも、少なくとも私よりは長生きしそう。
「姫」と呼んでいる我が家の新しいアップライトピアノ。
ご興味のある方は、続きを読むからどうぞ。
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Category: 音楽

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