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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【物語を遊ぼう】13.ロケハンと聖地巡礼:前篇 

【物語を遊ぼう】のちょっぴり息抜きバージョン。前後編でお届けします。
もしかすると、旅のおすすめ、みたいな回かもしれません。

旅の目的・テーマを決めるとき、物書きならやっぱりロケハンをテーマにしてはどうかしら、と。
旅と言っても、別にすごく遠くに行くばかりとは限りません。

最近ちょっとマイブームのロケハン。
映画やドラマの舞台を探すlocation huntingの真似事ですが、ただ町をぶらぶらするのではなく、あれこれ具体的妄想を頭に描きつつ歩くと、ごみ箱一つでさえも意味があるように思えてしまうのです。
私は関西在住ですが、真の事務所は新宿。
で、たまに友人の小説とちょっとコラボをしていて(これはいつか登場するのかどうかは不明です^^;)、じゃあ舞台をきちんと探していこう…ということになったのです。

そして始まった東京町散歩。
えっと、自分自身のロケハンなので、うちの小説の登場人物の例で失礼いたします(^^)

新宿二丁目、歌舞伎町、新宿西口…に始まったのですが(この辺りは複数回散策)、特に歌舞伎町はちょっと怖いので休日の朝歩くという…まだ昨夜の興奮?冷めやらぬ街の景色は、何だか独特のムードがありまして。
もちろん、真の時代は少し古いのですが、新宿歴史博物館もきっちり押さえ、本も購入。
真の事務所の場所も、真が時々行っていたバーも、ある人と雨宿りしたガード下も…
【雨】に登場するゲイバー『葵』(葛城昇の店)も、何かで出てくるに違いないコマ通りも(^^)
全部チェックしました。

真の祖父母が東京の定宿にしていたのが、白山のお寺。
ここに真は結婚後住んでいるのですが、隣に神社という描写があって、まさに白山神社。
白山~神楽坂あたりは、彼が犬の散歩およびランニングをしていたに違いない場所。
ランニング中に神楽坂をテリトリーにしている誰かさんと鉢合わせとか、あるかなぁ?
よし、歩いて確認! みたいなのがロケハンの醍醐味。
おみせ
これは白山から少し歩いたところにあるお店(食事処)。
多分、歴史が古そうなので、真の生きていたころにもあったはず。
嫁とご飯食べに来たりもしたはず。で、誰かさんと鉢合わせ?
どんな顔するかな?…などなど、走る妄想。

竹流のマンションは築地の近く。もちろんレストランのための実益兼ねてこの立地。
彼のギャラリーとレストランは銀座なので、徒歩圏内。
同棲していた頃、真は多分川沿いをランニングしていたはず。

【雨】第5節には助平なおっちゃん(裏社会と表社会の繋ぎ目くらいにいる元警察関係者)が出てきますが、そのおっちゃんの事務所は帝劇の裏、とか、アパートは川口アパートメントだよねとか言いながら歩く。
などなど……

ついでに、真の故郷、浦河や牧場のあるあたりにも時々行ったりしています。特に四季の差が激しい地方は、いい季節だけを見ても意味ないし、と。
唯一、確認できていないのが冬の襟裳岬。
どなたか北海道の方に教えていただきたいと思うこの頃です。


思い起こせば、私のロケハンの第一歩はローマの町でした。
そう、ジョルジョ・ヴォルテラの町…でも、実はその時書いていたのが、真の息子・慎一(ピアニスト)の話で、このため(だけではないけれど)に私はザルツブルグ~ウィーン~ローマを見て歩いたのでした。
(今は流行らないのかもしれませんが、バックパッカーというやつですね)
でもあの頃、カメラはデジタルではなかったし、記録のように写真を撮るということはできず、記録より記憶と印象で勝負、だったような。


そしてそれから……最近は旅をしたから舞台に選ぶのか、舞台に選んだから旅をするのかは、微妙なときもあるけれど、テーマのある旅って結構楽しい。
結果的には、好きだから行く⇒ますます好きになってどうしても書きたくなる(私の場合は志明院がまさにそうです)ってことになる場合も。
もう一つ、シエナがありました。
シエナも、好きすぎて、ふたりに歩かせました。
【石紀行番外編】か何かでまたご紹介したいと思うのですが、我慢できないので?ここでちら見を(^^)

「世界中で最も美しい広場へようこそ」
イタリアに来てから時々不安がっている、まだ可愛かった頃の^^;真に、竹流が路地を抜けた瞬間に言った言葉。
シエナ
あの路地を2人は抜けてきて…そして塔の上からこの景色を…
(そのためにはかなり気合入れて塔を登らねばなりませんが)
カンポ広場
そう、貝殻型/扇型で、緩やかな斜面になっている広場なのです。
で、座り込んで、日長一日、人間ウォッチング……を何度やったことか。
他にあちこち行けばいいのに、なぜかリピーターになる私でした。
ここで町同士で馬に乗って騎馬戦みたいなお祭りで争ったりもする。
本当に、世界で最も美しい広場と思っています…もっとも、見た広場はごく一部だけれども。

こうやって、大好きな場所を舞台に使う…舞台に使うために、再びその目で見ると、また違う町の顔が見えてくる。道のごみひとつ、看板ひとつも、何もかも、物語の世界を構成するために新しい顔を見せてくれる。


ひとつ言えていること。
物書きにとって、ロケハンは楽しい!


後編は聖地巡礼です。
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Category: 物語を遊ぼう(小説談義)

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