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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨38] 第5章 誰も信じるな(5) 

18禁です。相変わらず、大したことのない18禁ですが……
*第5章最終回です。
*前回、すごく中途半端なところで切ったことに、今更ながらに気が付きました。井出が「(大和竹流が)何で行方をくらましてんだ」と聞いたところでした。




「分からない」
 真が俯き加減で言ったので、井出が珍しく真剣な顔で真を見た。
「まずい話なのか」
「みたいだ」
 井出は返事をせずに真を見つめている。それから徐に煙草をもう一本出して咥えた。美和がテーブルの上から真のライターを取り上げて、それに火をつける。酔っ払っていてもそういうところにちゃんと気が付くのが、美和のいいところだ。
「高くつくけど、調べといてやるよ。他に、何かあるか」
 井出の声が、いつもの『井出ちゃん』ではなくなっていた。
「その新津って記者のこと、もっと分かるだろうか」
「あぁ、そりゃまぁね。何疑ってる?」
「本当に自殺なのか」

「そう来たか」井出は面白そうににやりと笑った。「そりゃあ、あり得るねぇ。子煩悩な男で、自分の罪を悔いて死ぬのはいいとしても遺書一つ残さないってのもね。しかもブンヤの端くれとしては、ブンヤが真実を明らかにしないで死ぬってのも気に入らないんだよねぇ。大体脅迫される相手にも落ち度があるわけだから、自分が死ぬくらいなら真実を暴いて死にたいね。いい路線だよ、真ちゃん」
「この週刊誌の記事、伏せ字や暗号が多くても、読む人間が読んだら、ちゃんと何かが分かるようになっているんだろう」真が聞くと、井出は頷く。「じゃあ、このIVMってのもあながち見当違いの文字でもないってことじゃないのか。綴りの似た会社のほうには、それらしい問題はなかったんだろう?」
「まぁね。こだわるね」
「他のところは大方伏せ字なのに、具体的なアルファベットはこれだけだ」
「人捜しの名人は目の付け処がやっぱり違うねぇ。それってホテル宿帳、調べるときの確認事項?」
 真は頷いた。
「名前は結構、縁もゆかりもないものを思いつきやすいけど、具体的な数字やアルファベットはどうしても大きく外れられないものなんだ。数字は十個しかないし、アルファベットは高々二十六。だから特に追い込まれていると、組み合わせのバリエーションが少なくなってしまう。もしもこれを書いた記者が何かを訴えたかったんだとしたら、尚更、特定の誰かには分かるようになっているはずなんじゃ」
「ふーん、そりゃそうか」

「それにこの記事を書いた記者は、どうやってフロッピーの内容を知ったんだ? 新津圭一が恐喝をしようとしていたってことくらいしか新聞記事には書いていないし、具体的な説明は何もない」
 井出はにやにやしている。真が何だよという顔で井出を見ると、井出はにやにやを二乗したような顔になった。
「俺、やっぱり真ちゃん、好きだなぁ。俺もさ、あの時、ロッキードにかまけて頭からその事件のこと、追い出しちまったことが、後からなんか後ろめたくってさ、幾らか引っ掛かってたんだよね。けど時間が経っちゃうと、記憶から薄れていくってのか、今更掘り返すのが難しいっていう先入観に縛られちゃうってのか。時間がないってのも事実だけどさ、それに逃げちまってたかなぁ」
 少ししみじみした声になった井出は、美和が注ぎ足したお猪口の中の酒をゆっくりと飲み干し、カウンターに置くなり言った。
「俺に協力できることだったら、ちょっとくらい無理もするかな」
「ただ」

 真は井出が話をしている間に急に心配になった。添島刑事の言いようでは、相手はどこの誰とも知れず、しかも残忍で竹流をあんな目に遭わせている。もしかして、井出をそこに巻き込むかもしれない、と思った。
「ただ?」
「気をつけろと警告されている。もしかして、相手は隣の優しいお兄さんかお姉さんかもしれない」
「どういう意味?」
「よく分からないんだ」
 井出は注意深く真の顔を見ていた。気のいい酔っ払いではなく、ブンヤの目だった。
「了解。Trust No One、だな」
「え?」
 真は竹流が言った言葉を、井出が英語で同じように繰り返したことに驚いた。
「あるブンヤの言葉さ。俺としては、その先に何か欲しいんだけどね」
「その先?」
「Trust no one, but me」
 真は井出の顔を思わず真剣に見つめた。
 彼らの隣で美和は無言で飲んでいた。
 彼女なりに心配していてくれている気配は真にも伝わっていた。ただ、時々真が時計を見るのが気に入らないのもあるのだろう。あるいは、竹流の話題を出すことで、深雪のことから意識を逸らせたかったのかもしれなかった。

 真が井出に断って席を立ったときも、美和は何も言わなかった。真は先に支払いを済ませて店を出た。
 駅まで歩いていると、直ぐに後ろからどすどすと走り来る音がする。
「先生、美和さんから、伝言っす」
 その声に振り返ると、宝田が息を切らすようにして真に箸袋を手渡した。真は、美和が酔っ払ってちょっと踊った字で『早く帰ってきてね』と書いた文字を見つめた。
「分かったって、伝えてくれ」
 宝田はうんうんと頷いて、それでも立ち去る気配がなかった。
「何だ」
 宝田は口籠っていたが、やがて言った。
「先生、俺、先生が大和さんを好きなら、それは美和さんには悪いっすけど、仕方ないと思ってます。美和さんにも相手が悪いって言っときます」
 何を言いたかったのか、それだけ言うと宝田は走り去っていった。大きな身体を揺らせている後姿を真は呆然と見送った。誤解だ、と口を挟む隙もなかった。
 電話の話のあたりから宝田が真剣な顔をしていたように思ったが、そんなことを考えていたのかと思って驚いた。
 真は、宝田の事をちょっとばかり頭の弱い男だと思っていたことを、申し訳ないような気持ちになっていた。彼は彼なりに自分を心配してくれているのだと思って、有り難い気持ちだった。

 誤解は誤解だけど、と思いながら、真は事務所の駐車場に戻り、車を取って銀座に向かった。気分が悪いので電車には乗りたくなかったし、今はとにかく一人になりたかった。少なくとも車の中という個室では、他人に気遣う必要はなかったし、電車の吊広告を見なくて済むという最大のメリットがあった。
 昨日からの出来事に頭がまだ混乱していて、どこにもまとまりがつかなかった。
 未だに、竹流の怪我と失踪と、添島刑事や楢崎志穂が言っていたような澤田の件とが繋がっている確信がなかった。いや、何よりまだ、竹流が本当に失踪したとは思えなかったし、思いたくもなかった。
 それは、竹流があんな怪我をしていたのに察していなかったと添島刑事に責められたからかもしれないが、言葉だけでは起こっている出来事の重大性がつかめなかったせいもあった。
 どうせひょっこりと帰ってくるのだろう。大体これまでもさんざんややこしい所に出かけて行っていたのだし、今に始まったことでもない。大胆で勝手で、だが強運で天運が味方している、そういう人間だ。

 特別な運命の元に生まれている人間はいるのだろう。
 真がローマのヴォルテラの屋敷で放り出されて一人熱を出している時に、様子を見に来てくれていた医者が、竹流を幼少の時から知っている人だった。
『あれはちっこい頃からどうにも人を惹きつけてやまない子どもでな、本人も、神様だって自分の味方だと思っておる。いや、生まれたのも、ファシズムと闘って謀殺されたヴォルテラの先代が亡くなったのと同じ日でな、しかもドラゴンを打ち倒した聖人の記念日だ。だからその聖人の名前をとって名付けられた、初めから祝福された子どもだったんだな。まぁ、だから当代はあれを跡継ぎにと言って譲らないんだがなぁ。だが、あの子は一方では半端じゃない努力家だ、あの当代のスパルタにも耐え抜いたんだからな』
 そうだ、無謀そうに見えて、本当は人一倍の努力家で、するべき事への集中力と用意周到さは半端ではない、他人にもスパルタだが、自分に対してはもっと強い集中力と厳しさを持っている。だから、ただ無謀に敵に挑んで行ったりはしないに違いない。きっと何か勝算があるのだろう。ついでに言うと、逃げるが勝ち、という引き時も十分に知っている男だ。身が危ないと思ったら、うまく逃げているはずだ。
 今は、ただそう信じたかった。
 だからこそ、新聞記事を残していったに違いない。真に捜しに来いと言っている。彼があの新聞記事を高瀬に渡したのは、真が昨日竹流のところに行った後なのだろう。
もしも何かあったら、お前が俺を捜しに来いと。
 だが、本当に竹流の切り札が自分なのだとしたら、それはいかにも頼りない切り札で申し訳ない気がした。
 いくら何でもさすがにそれだけって事はないな、と思い直す。彼がそれほど真を当てにしているとは思えない。
 とにかく、今自分にできることだけを考えていればいい。深雪に会いに行けば、一つくらいは何かつかめるかも知れないと思った。


 いつものホテルに着くと、車を駐車場に入れてエレベーターに乗り、ロビー階で乗り換えて最上階の深雪の部屋まで上がった。それは一年半以上前から当たり前に繰り返されている行動で、それをなぞる間に、今日が決して特別な日ではなく、何度も繰り返されてきた逢引の日に過ぎないような気がしてきていた。
 そして、深雪の部屋のドアをノックして、バスローブ姿の彼女に迎えられた時、当たり前の時間が流れ出した。
ドアを閉め、いつものように抱き合ってキスを交わした。その間に、真は美和の事も竹流のこともどこかに置き忘れそうになっていた。駐車場を降りた瞬間から、この部屋に上がって深雪と肌を合わせるところまでは、朝起きて歯を磨くくらいに習慣のようになっていしまっている、そのことに今さらながら気づかされる。

 だが、キスを交わしている間に、ドアの外を通る人の足音が聞こえた。
 その他人の足音が、ここに来る前に後ろを追いかけてきた宝田の足音に重なる。
 唇を離すと、いつもと同じ艶やかな深雪が真を見つめていた。
「どうしたの?」
 真は、その瞳や声や指や全てが自分をどのくらい高ぶらせるのか、よく分かっていた。
「預けたいもの、って?」
「帰りに渡すわ」
 穏やかな声で深雪が囁く。
「今日は……」
 真は言いかけてやめた。もう十分に泥沼で、今更綺麗に別れようなどというのが虫のいい話だと分かっていた。
真の表情の細かいところを読み取ったのか、深雪は微笑んだ。
「あのお嬢さんと寝たの?」
 真は答えなかった。カマをかけられただけかもしれないと思ったが、返事はできなかった。
「私と別れたいのね?」
 深雪の指が自分の頬に触れかけたとき、真はようやく覚悟した。

 別れるなどとんでもないことだった。理性は言い訳を捜していたが、身体のほうは別の反応をしていた。深雪に薦められるままにシャワーを浴びていると、直ぐに彼女が入ってきて、石鹸をつけた身体で後ろから抱きついて真の背中を洗い、その綺麗な指が真の前を弄った。
 私と離れられるの、と聞かれている気がして、逆らいようもない気分になった。深雪に触れられると、簡単に真自身は反応し、居ても立ってもいられなくなった。やがて深雪は真の前に来て膝をつき、いつものように真の中心に手を添えて咽の奥深くまで銜え込んだ。何度も吸われているうちに耐えるという行為が馬鹿らしくなってきた。真は深雪の頭を押さえ、彼女の咽の奥へ自分の欲望を流し込んだ。下半身から吐き出した瞬間に、意識はどこかへ半分弾き飛ばされたような気がした。
 それからもシャワーの雨の中で立ったままひとしきり結び合って、お互いの身体を洗い、ベッドに入った後も、深雪はあらゆる手で真を喜ばせた。

 どこかに後ろめたさや良心があっても良かったのに、もう何も考えたくなかった。だが一方で、深雪自身の事を理解しようとする機能もなくなってしまっていた。彼女が今までにないくらいに真を喜ばす技巧を披露したことも、ただ商売の女がすることと心のどこかで思い込んでいた。
 もう数えられないほど極めた後で深雪が真の身体の上で上半身を起こし、自分の顔を見つめていた間、真はもう少し冷静になるチャンスがあったはずだった。後からそう思ったが、その時は頭の中の思考回路はどれも動いていなかった。下半身は合わさったままで、少し動くだけで異常な戦慄が身体の中心から背中を昇ってきた。
 もうこれ以上はどこにも何も残らないというほどに全てを奪い合った後で、深雪が枕もとのバッグを取り、印鑑とメモと封印された封筒を出してきて真に渡した。

 真は黙って身体を起こし、それを受け取り、メモを見た。そこには長い数字が並んでいた。
「この番号は?」
「I銀行の貸金庫の口座番号。その手紙と印鑑をあなたが持っていけば、開けてくれることになっている。これを一ヶ月、何も聞かないでそのままで預かっていて欲しいの」
「一ヶ月経ったら?」
「あなたのものよ。好きにして」
「何が入っているんだ?」
 深雪は一瞬、どう答えたらいいのか、まるで彼女自身もその答えを知らないかのような困惑した表情を見せ、真の手元に預けられたものをしばらく見つめていた。
「きっとつまらないものなの。その判断もあなたに任せるわ」
 深雪の声は淡々としていて、心のうちの何かをつかみ取ることはできそうになかった。真はしばらくの間、印鑑と封筒を見つめていたが、その意味合いも重みも、無機質な形からは何も感じることはできなかった。
「俺が、これをあなたに返すチャンスは、勿論あるんだろうな」

 深雪は暫くその言葉を受け止めるのに時間がかかっているような気配だった。やがて、ただ俯くように微笑んで視線を逸らせただけだった。
「帰るんでしょ。あのお嬢さんのところへ」
 真は暫くの間、深雪の白い項を隠す髪を見つめていた。深雪の声は決して責めるようでもなく、悲しそうでもなく、ただ静かだった。その静けさが、真を急にどうにも堪えられない気持ちにさせた。
 何かとんでもない間違いを犯しているのか、あるいは大事なことを今にも取りこぼしそうな気がして、真は深雪を抱き寄せた。
 突然湧き起こった感情の意味は自分でもわからなかった。
 だが、腕の中の深雪はやはり静かなままだった。なぜこんなにもこの女が静かになってしまったのか、理解できない自分に混乱してしまう。真は深雪の頬に触れ、その頬が陶器のように白く冷めていることが苦しくなり、そのまま唇を重ねた。
 もしかすると、それは真が深雪に示した初めての、そして最後の意味のある口付けだったかもしれなかった。
 もう何ひとつ残らないほどに抱き合った後だというのに、真はふともう一度この女に触れなければ後悔するのではないかとまで思っていた。もしかして深雪に何かが伝わればと、彼女の胸に触れようとしたとき、その口付けから深雪が身を捩るようにして逃れた。
 これ以上ここにいることはないのよ、と言われている気がした。

 真がベッドから起き上がり衣服を整える間、深雪がただ黙って自分を見つめている気配を身体の側面で感じていたが、顔を向けることができなかった。その視線を感じながら、収まりのつかない違和感や、意味不明の後悔や、何かやり残したことがあるような満たされない思いで頭がいっぱいになりながらも、表には出すこともできず、真は慌てるのでもなくシャツのボタンを留めていたが、ふと何かに刺激されたように振り返った。
 真の目に何か閃きが飛び込んできて、ひとつ引っ掛かっていたものがパチンと外れたようになった。
「……妹が、いるのか?」
 深雪は不思議そうに真を見つめていた。何を言っているのか理解できない、という顔だった。
「どうしたの? 幽霊を見たような顔をして」
 楢崎志穂は、真のことを『肉親の恋人』と言った。
「妹はいないのか」
 もう一度真が繰り返すと、深雪は冷めた穏やかな顔で答えた。
「いいえ。妹なんていないわ。私は親も知らないの」
 彼女から返ってきた答えはそれだけだった。深雪はその一瞬、白い皮膚の表に、突き通すことのできない透明な鎧を身に付けたようだった。





さて、次回からは第6章:水死体です。
誰の水死体かって…えーっと、結構あちこちで書いていたので、今更ネタバレもないのですが…
どちらかというと、気持ちが追いつめられていく真をお楽しみいただけると幸いです(^^)

多分、ここに至るまで、真はかなり突っ張って、一人前の男のつもりでいたと思います。
女ともいっぱしに付き合ってるし、しかも相手はかなりいい女で、自分たちは身体だけの関係、なんて恰好つけたりもしている。
事務所の所長として、それなりに面倒をみなければならない従業員(とまで言えるかは不明…一人はヤクザの情婦だし、一人は給料出しているのはそのヤクザだし、もう一人は押し掛け弟子だし)もいるし。
街は新宿だし、ある程度いきがって生きていかなくちゃならないし。
でも…根は、高校生の時から、あるいは大学生の時から変わっちゃおりませんでして……

ではまた次回、お楽しみに(^^)
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Category: ☂海に落ちる雨 第1節

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コメント


第5章も、緊迫~。

遅くなりましたが、第5章まで読みました。
謎が更に深まってきましたね。登場人物や、会話の上だけの人物も増えてきましたが、ちゃんと整理されてて、わかりやすいです。
キャラのかき分けが上手くないと、登場人物の多いミステリは、読みづらいものなんですが、みんなキャラが生きていて、楽しいですね^^。
真を挟んでの、女たちの牽制が、じわじわ熱い(真にとっては、冷や汗ものですが^^)

おお、井出さん。脳内はすっかり彼で演じられていましたよ。
いいですねえ、こんな役、やらせてみたい。
ドラマではとにかくコミカル(過ぎる)役が多くて、なんだかいつも気の毒になるのですが。
あっさりした、でも憎めないこんな役、さらっと演じてもらいたいですね^^

このあと、真はさらに追い詰められていくんですね。
竹流がいないのに、大丈夫かなあ。
真を追い詰めるのは、竹流の事件か、それとも・・・。
また、じわじわ読ませてもらいますね!

lime #GCA3nAmE | URL | 2013/06/06 19:07 [edit]


limeさんへ:よく考えたら…

書いている時は気が付かなかったけれど、今更新しながら、この話、おもしろいのかどうか分からないなぁと思って、いささか自信がなくなってきております。
まぁ、ここまできちゃったので、最後まで行くしかないのですが……やっぱり短くてコンパクトにきゅっとエッセンスの詰まったお話のほうがいいんだろうなぁ、とか思いながら。
でも、たくさんの人が出てきて、これだけ交錯した話はもう書けないかもしれない、という思いもあるので、頑張って続けようと思いまする。
人物に関しては、結構普通にいそうな人を書いているつもりなんですが、それぞれそれなりに役割があって出てきています。簡単に言うと、真を追い込む役割、導く役割、ただの同行者、何があっても味方の役割、とりあえず引っ掻き回す係、真に依存している人間……一部あいまいだったり、どっちに転ぶか流動的な人もおりますが。物語であるからには、主人公中心に回っておりまして。
でも、それぞれの人生が錯綜する話なので、ちらちらと色んな人の事情も楽しんで戴けたら嬉しいです。このうちのどの人生が竹流を追い込んで、竹流と絡んで、そして真に絡んだ事情が何なのか、最後には全部落ちるとは思うのですが……
でも、やっぱりブログって、長編小説を載せるものではないのだなぁ、と最近しみじみ(__)
でも!
頑張りますね。一人でも読んでくださる方がいる限りは……

そして……女たちの牽制は確かに怖いかもしれません^^;
で、留めが真打・珠恵さん登場ですから、真はもう萎えまくりです^m^
書くほうは、いろんなタイプの女性を書いて、結構楽しかったのです。珠恵(耐える女)、麻子(自分の仕事がやっぱり大事)、涼子(恋をした女のしんどいところを全部被っている)……深雪と美和のことについては、もう最初から最後まで楽しんで書いています(^^)

洋ちゃんの役柄、私も不満なんですよ!
ドラマでは確かにコミカルすぎますよね。そういう意味では『探偵はバーにいる』は良かったかなぁ、と思います。
limeさんが井出ちゃんに興味を示してくださったので……ネタバレしてどうって話でもないので、こそっと?打ち明けますが、実は井出さん、最終的に美和と結婚します。真も、恋人の仁(ヤクザです…お楽しみに!いい男です)も亡くなった後ですが。しかもあれこれ紆余曲折の後ですけれど(^^)

はい、追い詰められる真を楽しんでくださいませ(^^)
でも、もう27ですからね!
この人は結構性格が雄なので、この年になると、あまり可愛げがなくて。もともと可愛げのない子供で、竹流のお蔭で一時的に可愛かっただけなのかもしれませんが……そうなんです、【幻の猫】の真が可愛くて可愛くて、親ばかになっている作者なのでした。

ゆっくりと、お付き合いくださいませ(*^_^*)
いつもありがとうございますm(__)m

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/06/07 00:41 [edit]


誰も信じるな。このフレーズを残しつつ、読ませていただきました。
うん。謎が色々で、すべてを抱えたまま先に行くのですね。
しかも、誰も信じないで? 行けるのかそれで。真一人だし。

真実を語っているのが誰で(美和ちゃんと高瀬さんとか)、
嘘またはひっかけを言っているのが誰か(うん、これは・・・?)、
なんとなくそんなことも考えながらきました。

竹流がいなくなったというのに、真は何もできなくて、いや、雄してるか。(おっと、それだけぢゃないし)
じりじりするスタートのような感じがします。
色々なことがあって、色々な人間模様があって、駆け引き(?)があって・・・

いやいや、ここまで来てまだまだ始まったばかりな感じです。
あれやこれやを気にかけつつ、追っていきますね。

けい #- | URL | 2013/11/27 17:32 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

> 誰も信じるな。このフレーズを残しつつ、読ませていただきました。
> うん。謎が色々で、すべてを抱えたまま先に行くのですね。
> しかも、誰も信じないで? 行けるのかそれで。真一人だし。
ありがとうございます(*^_^*) 本当にこの話は、主人公を含めて誰も信じちゃいけませんよ^^;
ただ、嘘をついている人はあまりいないかもしれません……本当のことを言ってくれない人は沢山いるけれど(一緒か^^;)。だから、誰一人、完全に頼れる人はいないのです…
そして、その本当と本当がぶつかり合って、大変なことになっちゃっている…らしいです。
しばらくの間は、どんどん毛糸が絡まっていく気配を感じていただけたら、と思います。
後半戦は、どんどん糸が解れていきます。
そして、本当に頼れない人ばかりなのか、それはまた物語の中で明らかに……

そう言えば、けいさんのお話の中にはいい人ばかりでてくるのに、この話の中には悪い奴ばかりでてくるなぁ。
ちょっと自分でもびっくり。
いえ、悪いというよりも、勝手な奴ばかりというのか。
ただ、悪人にも一分の魂? 事情? そして時々善意? などがあるらしく、その辺をお楽しみいただければと思いまする。
でも、残念ながら「いい奴だなぁ」ってのは、一人もいない…・・^^;
主人公も含めて^^;
そもそも【清明の雪】とは裏表、陰陽の関係の物語ですので、その辺をぜひぜひ大目に見ていただけましたら^^;
あ、でも、美和はすってんてんに?陽かもしれませんね。この話の中では、一筋の光明??
彼女の乙女な(漫画チックな)恋物語も、この話に花を添えています。それもお楽しみに。
高瀬も…確かに100%信用できるかもしれません。竹流にとっては……
真には何も言ってくれないけれど、怒涛のような彼の告白?はラストに取ってあります(*^_^*)

> 竹流がいなくなったというのに、真は何もできなくて、いや、雄してるか。(おっと、それだけぢゃないし)
真は、どちらかというと、竹流は一人で何でも何とかしている人、勝算がないということはない、それだけ完璧で強い人間、と信じ切ってここまで来たんですね。だから、今きっとまだ、何が何だか分かっていないと思います。だから途中から急に不安になってくる。その心の動きも、また楽しんでくださいませ。
雄? あはは(*^。^*) 確かに、もうお子ちゃんじゃありませんものね。
> 色々なことがあって、色々な人間模様があって、駆け引き(?)があって・・・
色々詰め込みすぎたかなぁというのは反省点なのですが、それも含めてお楽しみ頂けれはと思います(*^_^*)
読んでくださって本当にありがとうございます(*^_^*)

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2013/11/27 20:18 [edit]


わぁ

読んでくださってありがとうございます(;_;)
このお話は「心棒」みたいなものがあって、ひたすら最後のキラキラに向かって突き進んでいたけれど、読者さんには何ら気遣いすること無く(そもそも書いていたときには、最後の第5節になるまで一人も居なかったので)好きに書いていたので、もう本当に読みにくいと思いますが、読んでくださって本当に嬉しいです。細部に関してはあまり計画していなかったのですが、恐ろしく多重構造にできあがっていて、自分の頭の中を暴露しているようで恐ろしいですが、楽しんでいただけたら何よりです(*^_^*)
あ、本当に無理をなさらないでくださいね!
でも本当にありがとうございますm(_ _)m

彩洋→鍵拍手コメCさん #nLQskDKw | URL | 2016/12/11 22:31 [edit]

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