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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

2013/5/9 津軽からの帰還(4) 

やっと最終回です。
ここでもパワースポットにこだわって、津軽をご紹介したいと思います。かなり、偏っておりますが^^;
しかし、まずは腹ごしらえ。津軽半島には十三湖という、宍道湖と並ぶしじみの生産地があります。
そこの特大しじみの入ったラーメン。卵と比べてみてください。
このラーメン、塩味で、かなり美味しいです。
『和歌山』というお店が地元人のお勧めです。
ちなみに、宍道湖ではしじみどんぶりが美味しかった。
しじみラーメン

では、高山稲荷神社へご案内いたします。
お稲荷さん
お稲荷さんですから、狐さんだらけ。
入り口にはこんな微笑ましい親子の狐さん……
実は私、これをウサギを捕まえたところかと勘違いしました…罰当たりですみません(;_:)
頑張って階段を上ると拝殿があり、周囲にいくつかの社があり、その先また階段を下りると、この光景です。
伏見稲荷ほどには鳥居がみっしりと並んでいるわけではないのですが、これは一見の価値あり。
高山稲荷
高山稲荷
高山稲荷
この鳥居を抜けた先に、古い祠や狐さんが置かれています。引退した祠などが全国からここに預けられるみたいです。
それにしても狐さんたちの表情の豊かなこと。
きつねさん

そして最後は、西の高野山、弘法寺です。
西の高野山
始め、北(もしくは東)にあるのに、何で西?と思いましたが(関西から見たらだめでした…)、これは極楽浄土が西にあるという意味で、津軽半島の西端にあるお寺だからなんですね。
ここには、ちょっと有名な『お休み大師様』がおられまして、そっとご挨拶してまいりました。
お休み大師
大師様の横には、なぜかこのカエルさん。ちゃんと阿吽になっているところがすごい。
カエルの狛犬版?
かえる
このお顔が何とも優しい像は、最古の弘法大師像と言われています。
五頭身くらいのお姿も可愛い(と言ったら失礼ですが)。
最古の弘法大師像最古の大師像
実はここは、川倉地蔵尊と同じように、やはり花嫁人形や花婿人形が奉納されるというお寺です。
本堂の脇には人形堂があって、入ることはできませんが、その心を感じることのできる場所です。
本堂


というわけで、津軽の精神世界の一部をお目にかけることができたでしょうか。
私は津軽人ではないけれど、この『あの世は結構近い』という感じ、『死者との距離が近い』という感じは、よく分かる気がします。ある人が亡くなった時、私も、その人がいるならあの世は結構いいところかも、と思いました。まだまだ語りたいことがあったからです。
ついでに、どうあっても池波正太郎先生をお探して、鬼平の続きを聞かなくちゃ!とか大真面目に思ったりもしています。
大事な人を亡くした家族やその周囲の人にとっては、死者がそんなに遠くに行ってしまったわけではないという感覚は自然であり、ここ津軽はそれを体感できる場所なのではないかと思うのです。
そして、これは死者のための場所でもあるけれど、残された生者のための場所でもあります。
三途の川を渡るときに、足が冷たくないように、怪我をしないように、草鞋にその子の名前を書いて置いてあげる、その子が小学生になるはずの歳になったら、ランドセルを贈る、妻を夫を得るはずの歳になったら花嫁人形や花婿の人形を奉納する、あるいは歳の見合った2人を親同士がお見合いして娶わせてあげる。
亡くなったところで終わったわけではない死者のと語らい合いができる場所です。
イタコ、というのは、そのきっかけを与えてくださる人なのですね。
そして、カミサマ。カミサマというのは人ですが、この世と大きな生命(それが何かは分かりませんが)を繋ぐ人であり、そうあろうと懸命に道を探す人であるようです。
ちなみに、津軽には道のあちこちに小さな祠があって、扉が付いていますが(冬は寒いので)、中には白くお顔を塗って、服を着たお地蔵様(のような)が並んでいます。道々、『お邪魔します』という思いで手を合わせながら歩くと、常に前を歩いてくださっているような、そんな気持ちがいたします。これはかつてこの世に生きていた人たちが道や辻で、生者を見守ってくれているということのようです。

では、またまた別の旅の物語でお目にかかりたいと思います。
次は多分石紀行。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m
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Category: 旅(あの日、あの街で)

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コメント


彩洋さん、こんばんは^ ^

彩洋さん、こんばんは^ ^
津軽の旅、かなり興味深くじっくりと読ませて頂きました。
司馬遼太郎さんの『空海の風景』を読んで歴女で仏女の友人達と高野山に行きましたが、高野山も別の世界のような…空気と場所が沢山あって、不思議な感覚だったのを思い出します。青森も空海所縁の場所があるんですね、 9月の連休に旅行いこうかと思っているので、五能線乗って温泉入って白神山地に行こうかな。空海のお寺とお稲荷様は車じゃないと難しいですよね。
月子はアイヌ語を色々調べていましたが、難しすぎて断念した経験があります。また勉強し直そうかな。
素敵な記事を読ませて頂いて、ありがとうございます(*^_^*)

高橋月子 #- | URL | 2013/05/10 20:12 [edit]


月子さん、ありがとうございます

空海、旅をしすぎですよね^^;
一体どこまでが伝説で、どこからが本当の話かわかりませんが、でもその足跡を見るとやはり同行二人という感じがいたします。高野山は独特ですよね。小学校の林間学校が高野山なのですが、いやもう、小学生にとっては完全にあっちの世界でした。考えてみたら、結構罰当たりのような気もしますが、お決まりの肝試しもありました…^^;
五能線、実は私も乗ったことがないのです。
指定席の切符を取ったことはあるのですが、結局旅程に合わなくて断念したという…でも、ずっと海岸べりを走るのですから、景色は本当によさそうですよね。よく写真にもなっていますし。
青森は、正直、線路から外れるとどうしようもない感じです。私も、東北の旅はもっぱらレンタカーです。今回は優しい青森県人が助けてくれましたが…
人数がいるなら、1日でタクシーをチャーターするか、でしょうか。十三湖のしじみのところも、車でなければなかなか行けませんし…
でも五能線の旅は楽しそうです。車を借りちゃうと、今度は列車には乗りにくいのがネックになりますし。

あぁ、実は私も、アイヌ語は勉強まではいきませんが、何冊か本を持っています。辞書みたいなのも。実は、うちのメイン小説の主人公の真は、アイヌ語が結構わかっているという人なので…
彼らは文字を持たないので、やはり謡として耳から覚えるべきなんでしょうね…

コメントありがとうございました。
旅の記録を楽しんで読んでいただけて、とても嬉しいです。
感情が入ってしまうと、なかなか落ち着いた、読みやすい記事が書けないのがもどかしいですけれど…

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/05/11 01:28 [edit]

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