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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨42] 第6章 水死体(4)/ 昔イラスト第2弾(4) 

添島刑事と真の会話、後半です。今回、第6章『水死体』、そして第1節の完結です。


「三年半ほど前……ICPOにいた?」
 添島刑事が何を聞くのか、という顔で真を見た。
「えぇ」
「竹流とは、その頃からの知り合い……ですよね?」
「知り合ったのはもっと前だけど。それがどうかしたの?」
「一九七六年の一月ごろは? 彼が何をしていたのか知りませんか」

 添島刑事は厳しい目つきになった。
「それが何か関係あるの?」
「彼が火傷を負ったのはその頃だ。丁度ロッキードの頃」
 真がそう付け加えると、添島刑事は少し考えていたが、やがて呟いた。
「ソ連」
「ソ連?」
「ロシア貴族の末裔がウクライナに住んでいた。ロシア帝国の財産の一部がそこにまだ隠されていて、それが日露戦争の頃に幾つか新潟へ持ち出されたという噂があったの」
「財産? 金塊か宝石? それとも美術品ですか」
「絵画よ。何百億かって話だったわ。何しろものはレンブラント、ルーベンス、デューラー……、値段のつけられないものもあったかもしれない。ところが蓋を開けてみればそれは贋作で、新潟県は贋作を安く買い取ったことはあって、それはそんな古い時代の事ではなくて、近年のことだって言ってたけど。鑑定家が贋作の確認をしたと思うわ」

「新潟」
 真はその地名を繰り返した。今の話はまさに高瀬の言っていたことと一致する。
「彼は贋作を盗むんだと言って笑ってた」
「贋作? それで見逃した?」
「えぇ、まぁ、そういうことになるかしら」
 添島刑事は明言を避けた。彼女が覚えていたのは、彼女なり職業意識への罪悪感が残っていたからなのかもしれない。
「本物だった、ということは?」
「新潟県が鑑定を複数の人間に依頼したの。そういう可能性は十分に検討されたはずよ」
「本物ではなく、贋物であることを証明する為の鑑定ですか」

 真は呟くように言ってから、初めてこの理屈のつかない事件が同居人のテリトリーに入ってきたと思った。
 三年半前、竹流が寺崎昂司と『贋作を盗みに』新潟に出掛けていた。何があったのかはわからないが、そこで竹流は寺崎昂司を庇って背中にあんな火傷を負った。
 丁度その頃、新津圭一は誰かを脅迫していたが、『自殺した』。この二つの出来事の接点は不明だが、竹流は高瀬のところに新津の自殺の新聞記事を残していた。
 そして今、竹流は河本、つまり内閣調査室長が追いかけている人物の関係者と接触している。それが多分、美和がつけていった男の事なのだろう。美和がどこかで会ったことがあるようで、思い出せなくて気持ちが悪いと言っていたその男。
 その男を、何故か楢崎志穂もつけまわしている。彼女は、香野深雪が新津圭一の恋人、いや不倫相手だったという。その上、何故か彼女は香野深雪を『肉親』と言い、更に澤田顕一郎を恨んでいるようなことを言っていた。

 河本が追っている相手は誰なのか、河本自身も分からないらしいと添島刑事は言う。勿論、河本がこちらに情報を全て広げてみせるわけはない。だが、その『誰か』を澤田も香野深雪も捜しているらしいという。
 そして、澤田顕一郎の親代わりだったという田安隆三が殺された。
 まるでばらばらに思える出来事が、静かに絡まり始めている。

 自分の事として考えてみれば、深雪と付き合うようになったのは一年以上前のことだ。澤田顕一郎はずっと自分の『愛人』の若い恋人の事を知っていたはずなのに、今までは何も言ってこなかった。真の父親が特別な仕事をしていると知って、初めて接触してきた。澤田にとっての相川真の意味は、愛人の恋人ではなく、相川武史またはアサクラタケシの息子ということだ。それは河本にとってもそうなのだろう。

 二年半前から、大和竹流と同居している。
 そのきっかけになったのは、真が付き合っていた小松崎りぃさの自殺だった。あの時、胃潰瘍と肺炎でひっくり返っていた真を庇いながらも、真の看病を知り合いのロシア人女性に任せて、竹流はどこかへ出掛けていた。
 ソ連だ。彼の専門分野の一つに聖画があるので、彼がソ連に出掛けることはそれほど珍しいことでもないのかもしれない。もっともそれは、イコン画家だったという、そのロシア人女性の夫の絵を捜しに行っていたからだと聞かされている。今度の事と関係しているのかどうかは分からない。

 竹流はいつも仕事に出掛けるときは楽しそうだった。嫌な顔をしていたことはほとんどない。真自身が引っ掛かっているのは、彼が今回出掛けるとき、珍しく乗り気がしないような顔をしていたことだった。ただ絵のことなら、彼はあんな顔をしなかっただろう。何か嫌なことが絡み付いているのだ。
 それが澤田顕一郎や、河本が追いかけている誰かや、真の父親のことと関係しているのだろうか。
いずれにしても、始まりは多分新潟にあるという『贋作』なのだろう。

「もう大丈夫?」
 不意に添島刑事が優しく気遣うように話しかけてきた。
「どうして今度は田安さんのことに関わっているんですか。上からの命令って」
 ようやく吐き気が落ち着いてきて、少しだけ頭が働いてきた。
「私にもよく分からないのよ」
「あなたは捜査一課でしょう? 何故こんなことに首を突っ込んでいるんです?」
「今回は特別な手伝いをするようにと言われているわ。それ以上はあなたに説明する義務はないと思うけど、でも私もちゃんと説明を受けているわけではないのよ」

 真はしばらく部屋の硬質な床を見つめていた。
「河本さんに聞けば、竹流の居場所はわかる?」
「どうかしら。でもあなたはあの人がどういう種類の人間か知っているでしょ。無害そうな顔をしているけど、彼が要求してくる代償は高いわよ」
「代償?」
「あなたのお父上が何を考えているのかわからないし、今回彼がどこからどんな命令を受けているのかも知らないけど、河本に接触すること自体は問題がないんでしょうね。彼があなたを心配して駆け引きという危ない橋を渡ろうとしているのでなければ」

 真はまだ床を見たままだった。窓の外の大きな楡の木が作る光の小さな輪は、ちらちらと揺れながら、単色なのに複雑な景色を足元に展開している。
 そして、十分に三度は頭の中で彼女の言葉が廻ってから、真は顔を上げた。
「父に、会ったんですか?」
 添島刑事は真を見つめ返した。
「河本は私に言ったの。しばらく一課を離れて、特別な任務につくように、上との話はついていると。ジョルジョ・ヴォルテラ、つまり大和竹流が病院に担ぎ込まれたと連絡があった日よ。私が受けた命令は、大和竹流と、澤田顕一郎と、そしてあなたを見張っているように、ということだった。あなたを見張っておく理由は二つだけでしょ。一つはあなたが大和竹流と接触すれば、あるいは相手はあなたと彼の関係を知っているのだから、あなたに接触してくるかも知れない、そうすれば相手の尻尾が捕まえられる。もう一つは、それでもあなたが危ない目に遭うのは困る、なぜならそれを回避させることであなたの父親に恩を売ることができるから。でも、昨日私が呼び出されて会ったのは、澤田顕一郎よ」

「澤田?」
「自分の恩人の店が爆破されたということで、どういうことか所轄も警視庁も飛び越えて、河本のところへやって来た。澤田は自分が捜している相手が、河本の捜している相手と同じだということを知っている」
「澤田はあなたたちの味方ではないのですか、あるいは利害を一致させているわけでは?」
 添島刑事は首を横に振った。否定というより、分からない、というような感じだった。真は続けた。
「今回は澤田が竹流をさらっていったという可能性は? 澤田に彼をあんな目にあわせる理由はなくても、その『誰か』に接触するために必要な駆け引きの切り札になるかもしれない、ということは? 相手は何かを探していて、それを竹流が持っていると思っているのでは」
「考えられなくはないわね」

 真は、添島刑事自身が何もかもを知らされて動いているわけではないことを知った。上の考えには理由など問わずに従うしかない、というのが彼女の立場だ。自由にやっていられる真とはずいぶん違う。
「でも、澤田が大和竹流の素性を知っていて、尚且つ賢明な人間ならば、彼には手は出さないでしょうけど」
「どういう意味ですか」
「ヴォルテラの跡継ぎに手を出すということがどういうことか、多少はこういう世界の事情を知っている人間なら分かっているはずよ」
「澤田は分かっていると?」
 添島刑事が真を見つめる目は思慮に富んでいた。

 改めて見ると、厳しく鋭いとばかり思っていた彼女の眼は、深みのあるハシバミ色に近いブラウンで、奥に芯が強く深い優しさを湛えているようにさえ見えた。人というのは、近づいて語り合ってみなければ分からないことがあるのかもしれない。
 いや、どこかで、何かを期待している。同居人につながる人間の誠意というやつを、だ。組織や上からの圧力とやらに屈することなく動いてくれることを。もちろん、それは真の虫のいい願いに過ぎないのだろう。

「澤田は田安隆三とは古い付き合いよ。田安隆三は傭兵を辞めた後でも、情報を売って生きていた。ヴォルテラの名前を知らないはずはないわ」
 真はしばらく添島刑事と目を見合わせていた。
「それは、つまり、竹流をあんな目にあわせた奴は、彼の叔父のことを知らないということですか? それとも、知っていて挑戦状を叩きつけた?」
 添島刑事も真から視線を逸らさなかった。
「どうかしらね。駆け引きをする気なら、あえて挑戦状を叩きつけたくはない相手であることは確かね。何より敵にするよりも、利害を一致させたほうが得な相手だし。大体、もしもあのイタリア人が彼のあの姿を見たら」
 それは真も同意見だった。
「では、知らない、と?」
「分からないわ」

 竹流に勝算があって自ら消えたのなら問題はないと信じたい。真は両手を組み、額を乗せた。自分の手が異様に冷たい気がして、心のうちまで震えた。
 田安隆三の店の地下の射撃場。あれは一体どうなったのだろう。添島刑事は何も言わないが、知っていてあえて黙っているのか、それとも誰かが恣意的に隠匿したのか、多少は気になったが、ここで真がそれを追求することはあまり賢いことではないような気がした。
 それから長い間二人とも黙っていた。

 締め切った部屋にいるからなのか、昼間とは思えない静けさだった。今頃、検屍官が田安の遺体から何か情報を探り出しているのだろう。田安ほどの人間が、あんな死に方をするのかと思うと、人間の人生の終わりというものに対しては、あまり多大な期待をしないほうがよさそうだった。
「もう大丈夫? もし辛いなら、少し横になって休んだら? 顔色悪いわよ」
 真は返事をしなかった。女に気遣われるというのも、多少有り難くない感じがする。
「女に慰められるのはいい気分じゃないでしょうけど、私は単に慣れてるだけだから」
「慣れてる?」

 真が聞き返すと、添島刑事は穏やかな優しい声でゆっくりと話した。
「水死体よ。ICPOで仕事してるとき、盗難美術品の担当だった。ICPOってほとんど事務仕事みたいな組織なの。現場に出ないと事情が摑めないって上司に掛け合って、一年ばかりマルセイユに住んでいた。色々、地元の警察と揉めたりしたけど、いい経験だった。盗難品の出入りと一緒に随分水死体にもお目にかかったわ。あまり有り難くないことに、慣れちゃったのね」

 真はしばらくぼんやりとその言葉を考えていた。
「そこで、竹流と知り合ったんですか?」
「マルセイユで私に住まいを提供してくれたのは、フランスでは知られた収集家の一人だったわ。そこで随分と絵の事を教えられた。その男の自慢は数点のジョルジョーネと言われている作品だった。ジョルジョーネ自身は生涯も謎に包まれているし、同時代のティツィアーノの作品と見分けのつかないものもあるし、本当かどうかは定かじゃなかったけど、ジョルジョはそれを見るために年に何度かはマルセイユに来るのだと言っていた」
 真は少し懐かしむような顔をした添島刑事を見て、それから視線を逸らせた。

「彼の仕事を知っていたんでしょう? 単に絵を見るためだけに来ていたのではないと」
「どうかしらね。ジョルジョは上手く尻尾を摑ませないで仕事をしていたし。それに、そうだと確信したときには既に特殊な関係になった後だったし、それでも暫く悩みながら仕事をしていたけど、丁度父が亡くなって、ICPOを辞めるいいきっかけになったわ。続けていたら何時か彼を追い込まなくちゃならなかったかもね」

 真は暫くの間、添島刑事が彼を本名で呼んだことに僅かな抵抗を感じながら黙っていた。二人きりでいる時に、彼女は彼をその名前で呼んでいるのだろう。それは真が永遠に呼ぶことのない名前だった。
 自分の感情の中に湧き上がる何かを押さえつけるように、真は質問した。
「その、新潟の事件に詳しい人は?」
「事件? 噂と声明でしょう。事件とは言いがたいけど」
「でも、あなたはICPOで盗難美術品に関わっていた。そういう分野に暗いわけではありませんよね。何か妙な感じはなかったんですか?」

 添島刑事は暫く何をどう答えるか考えていたようだったが、とにかく差しさわりのない事を答えたように見えた。
「あいにく、彼が何をしようとしていたのかは知らないわ」
「でも贋作を盗みに行くと、そう言っていたのでは?」
「あの男は時々酔狂で妙なことをしでかすから」
 酔狂とは言え、贋作を盗みにいく、とはどういうことだろう。当然のことだが、わけもなくそういうことをする男ではない。

 真は添島刑事が差し出した煙草を断った。
 気分はまだ悪くて、とても煙草を吸う状態ではなかった。いつの間にか空は重く暗くなり、光の輪は床から消えてしまっていた。

 田安隆三の解剖の結果、相当量のアルコールが体内から検出された。死因は明らかに溺死、しかも東京湾の水で、ということだった。死亡推定日は六月二十三日、四日前である。勿論時刻までは綿密にはわからない。水路部の情報も合わせると、入水場所はやはり芝浦の近くではないかということだった。他に死因と結びつきそうなものは何も出てこなかった。腹の傷はやはり死後のものだということだった。
 追加の報告があれば知らせると言われて、真は事務所の電話番号を残して東京に戻ることにした。多くは期待しないでくれ、というような気配だった。

 パトカーで送ろうかと問われたが、断って電車に乗った。
 電車の揺れは気分の悪さを増長するばかりだった。何が自分を苦しめているのか、考えたくなくて手は震えていた。電車の扉に体の右半分を預けて外を見ていると落ち着いてくるかとも思ったが、気分の悪さは変わらなかった。
 さっき見たばかりの遺体の残酷な姿と、電車の中の人間たちが、同じ種類の生き物だとは思えなかった。それはつまり、誰にもいつでもそのような姿になる可能性があるということだ。
 真は目を閉じた。
 今はもう何も考えたくないと思った。

(第6章 完結・第1節 完結)



さて、これで事件は起こりました(って、どんだけ長い『事件』なんでしょう。普通はひとつ死体を転がしておけばいいのに……あれこれ起こって、やっと第6章で水死体ひとつ^^;)。
ここからは、ひたすら足跡を追いかけていく第2章に入ります。
因果関係はともかく、水死体を見てからはすっかり不安の塊になっている真は、よからぬ想像を打ち消したいからか、やたらと過去を思い出す始末→『若葉のころ』。
高校生のころの可愛い(かな?)真をじっくりお楽しみください。

以下、コラムです。

続きを読む


さて、Eroica300ページ記念コーナーも最終回です。
実はこんなものは山のようにあるのです。
歴史が長いからというのもあるし、あの頃の情熱が半端なかったというのもあるのでしょう…
今はもう残りかす??
eroica4
繰り返しますが、これがジョルジョ=竹流だという決定版イラストではありませんので、本当に皆様のお好きに想像なさってくださいませ。そもそも拙い私のイラストでは、限界がありますので^^;
めいっぱいの男前!←これが肝心です^^;
男前なのに、どこか残念なところがある、これがこの人のテーマですので。
ちなみに、髪の毛は軽くウェーヴした金髪です。
イタリア人、黒い目に黒い髪、という気もしますが、この人は北欧系の血が混じっているのと、やはり特権階級は特別なものがあったようでして。

さて、膨大なノートの中には、相川真シリーズの長編が2作あります。
1作目は、姉妹の幽霊(というより怨霊?)が出てくる話。2作目は、高校生なりに感じていた『都会』のイメージを87分署をイメージして書いたものだったようで。そこに何故か、アイヌ人の娘が絡んでいます。
しかし、本当に驚くような設定が…日本地図をなめとんのか!と(すみません、あまりいい言葉ではなくて)言われそうな、すごい設定があったり(恥ずかしくて言えません…火山帯が…なんて…)。
これはさすがに日の目をみることはありませんが、自分で楽しむにはいいですね。
いえ、まぁ、自分の馬鹿さ加減と、設定のいい加減さを楽しむ…という自虐的な遊び。
でも、その「いい加減な設定」の大胆さは、今は願っても持ちえないものなので、刺激にはなるかも。
火山帯が~~~~^^;
しかも落書きが面白すぎる。自分の落書きと、友人たちの落書き……

それに、作者の若気の至りか、真がよくしゃべる(でも肝心なことが言えないのは一緒)……今では基本無口、言いたいことの半分もしゃべらない人になっている。
竹流はもともと薀蓄好きなので、よくしゃべりますが。
そう、落書きのページがいっぱいあるので、そちらはまた公開しましょう(*^_^*)

次回は、ちょっぴり休憩の、人物紹介です(多分)。
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Category: ☂海に落ちる雨 第1節

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コメント


NoTitle

追いついた……。
ミステリーだから当然なんだけれど、まだ事情を把握しきれていないかも。後で謎が解けてから、ちゃんと書いてあるにもかかわらず「知らなかった〜」と平然と言ってしまいそう。もっと先を読んでから戻るのが一番かなあ。とりあえず、今は真の心の闇も含めて、その人となりを追っておこうと思いました。あとで、ここまた戻ってきますから! 

イタリア人にも金髪碧眼いますよね。ローマ時代からゲルマン人がガンガン来ていたので、不自然さは皆無かも。私がStellaで書いている「夜のサーカス」もイタリアが舞台ですがヒロインは金髪で金色の瞳です。で、ドイツ人らしい(謎の)男は茶髪(笑)

竹流のイラストv-238。私が子供の頃に書いていたストーリーだと45歳って人生の終わったオッサン、オバサンばかりで、いい男は卒業だと思っていたのですが、いやあ、45歳はいい男の現役ですよね。これは、誰か読者に向かって書いていたものかしら? 語れるって、楽しいですよね。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/05/15 05:01 [edit]


NoTitle

ぁぁ・・ ついうっかり読んでしまった・・。
今日の夜の楽しみが~ぁぁあ(*ノД`) *:・゚

私って携帯から読ませていただく事が多いじゃないですかぁ・・。
でも携帯からだと、コラムの画像がとっても小さくて字までは読めないんですね。
だから今日こそはじっくり追記を読むぞーッ!!っと♪
(もちろん、仕事の合間に。笑)
そしたら、大海さんの筆跡が素敵すぎてヤバイ!!(←ぇ?そこ?!笑)
フォントとしてダウンロードして
落書き詩に使いたいくらい素敵(>_<)

ako #G5P3Ad7M | URL | 2013/05/15 15:00 [edit]


夕さん、ありがとうございます!

あぁ、本当にすみません。ややこしい上に、真がうだうだしているので、なかなかすっきりしない話で。
多分、これはミステリーの名を借りた暗夜行路、いやいや青春の門、いやいや、そんないいものではないのですが、結局は真のうだうだに付き合っていただく話、というのが本当のところでして、本格的謎解きなんていいものは含まれていません…
なので、夕さんのおっしゃるように事情をよく把握しないままでも、謎解きとか、出来事を覚えておこうとか考えずに、流れるままに、真に付き合っていただければ、と思います(^^)
推理小説のような解答編があるわけではないのです…つまり、多くの人間の人生や欲や自分勝手が交錯して、そのことが小さな物事を前へ前へ、時には嫌な方向へと進めていってしまう、その怖い感じが出ればいいのかな、と思って書いていた覚えがあります。
【清明の雪】が陽の話なら、こっちは完全に陰の話ですから、多分『解決しない』『苦しい』『痛い』みたいな話かもしれません…もちろん部分部分の出来事にはちゃんと解決はつきますので(伏線振りまきすぎて、私が忘れているものもあるかも^^;)、それは流れの中でまた適当に楽しんでいただければ……

> イタリア人にも金髪碧眼いますよね。ローマ時代からゲルマン人がガンガン来ていたので、不自然さは皆無かも。私がStellaで書いている「夜のサーカス」もイタリアが舞台ですがヒロインは金髪で金色の瞳です。で、ドイツ人らしい(謎の)男は茶髪(笑)
あぁ、まだ読めていないシリーズがあるのは知っているのですが、気になる~
でも、まずは『大道芸人…』を読破します。
そして、そうなんですね、イタリア人も貴族となると結構金髪碧眼系ありという話を聞いて、なるほど、ちょうどいいわという安易なキャラ設定。もっとも、キャラという形で設定する(ということを意識する)以前から存在する人なので、後から理屈を探したような気もします(*^_^*)
夕さんのヨーロッパの香りが濃厚に漂うお話、旅行にパワーを使っていたころを思い出して、とても懐かしくて幸せな気持ちになります。そして、こそこそと自分の中のイメージを修正したりしています^^;
読む楽しみがいっぱいあって、嬉しいです(^^)

竹流のイラストは……いやいや、これは、もう私にとってはただの若気の至りで……
もうイラストなんて〇十年描いていないので、今見ると恐ろしいわ…と思います。
で、もう絶対描けないと思います。
そもそも今の時代、みなさんPCなどで描いておられるんですよね!?
もうその時点で、私には謎です。
だって、このイラスト、スクリーントーンなどという代物を買い込んで嬉しそうに張った記憶が…^^;

> 私が子供の頃に書いていたストーリーだと45歳って人生の終わったオッサン、オバサンばかりで、いい男は卒業だと思っていたのですが、いやあ、45歳はいい男の現役ですよね。
分かります! これ…
自分がある歳にならないと分からないこと、その年になったから分かることって、ありますよね。
そういう感性が作品に出てくるのって、自分ではとても楽しいのですが…
実は、私の場合、そもそもこのEroicaという45歳のおっさん=竹流を主人公に書いていたのは大学生の頃…いったいそんな頃から、という気もしますが、実はおっさん好きだったらしく、私の話にはおっさん率が高いというのがそのころから友人にも言われておりまして……
もう喜んで45歳の渋い、でも我儘な暴君話を書いていた気がします。
登場人物がみんな、大変癖のある人ばかりで、それを楽しんでいたあの頃の私って……

> これは、誰か読者に向かって書いていたものかしら? 語れるって、楽しいですよね。
はい、これは一応、内輪で作っていたコピー誌に載せていたものです。
中高からの友人10数人で、毎月作っていたコピー誌。
大学生になってばらばらになったので、基本は近況報告のための冊子だったのです。
でも、みんな中高のころから小説を書いていたので、結果、同人誌みたいになっていたという。
登場人物への突撃インタビュー(もちろん、インタビューするのは編集者(持ち回り)、質問は募集形式)や、その『今月の人』のカレンダーがついていたり、編集後記(ダケカンバ、というコラム名つき)が妙に充実していたり、いやはや、あの頃のエネルギーが懐かしい…

コメ返が遅くなってすみません(寝ちゃってた…)。
いつもありがとうございます。そして第2節もお楽しみください。
何より、この話、後半はかなりハードなので、嫌わずにお読みいただければとても嬉しいですm(__)m

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/05/16 04:57 [edit]


akoさん、ありがとうございます!

> ぁぁ・・ ついうっかり読んでしまった・・。
> 今日の夜の楽しみが~ぁぁあ(*ノД`) *:・゚
わぁ、何だか嬉しいお言葉をありがとうございます!いえ、いつも嬉しいお言葉、ありがとうございます。
あぁ、でも、いつもこちらがakoさんの詩にパワーをもらっているので、それが何よりありがとうございます、です!
しかも、レイトショー疲れの私は、更新する力がなくて…
今夜はまた頑張りますので、よろしくお願いいたします(*^_^*)

> そしたら、大海さんの筆跡が素敵すぎてヤバイ!!(←ぇ?そこ?!笑)
> フォントとしてダウンロードして
> 落書き詩に使いたいくらい素敵(>_<)
え~~!?
そ、そんな、何だか、思わぬびっくりなお言葉、嬉しいような不思議なような恥ずかしいような!?
筆跡、というほど立派なものでは…いやいや、しかもかなり字が躍っているし…
でもこれ、手書きの時代の面白みかもしれませんね。
これを載せていた当時のコピー誌、当たり前だけど筆跡だけで誰がかいたものか分かるし。
書かれた文字の魅力、ネット時代だからこそ、確かにあるのかもしれませんね…

ついでに、拍手コメントも、ありがとうございます!
体調に気を付けて、いつか時間を追い越して、頑張ってくださいね!
身体は資本ですし。
でもでも、しんどい時はコメントもお返事もなくてもいいけれど、詩だけは読ませてくださいね!
私にパワーをくれるakoさんの言葉、ですから。
って、しんどい時にも書いてくださいね、とか言ってる私って……

次回、ちょっと登場人物紹介も入れていきます。
お楽しみに。
あ、掘り出し原稿はまた探してきます。
ついでにリア友の許可があれば、コピー誌の味わいある世界もお見せできるかも……(*^_^*)
いつも本当にありがとうございます(*^_^*)

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/05/16 06:14 [edit]


第1節、読了♪

って、どんだけ読むの、遅いんでしょう、私。
でもここら辺は、事件の鍵が隠されてるかもしれないので、慎重に読まなければ。
と、言いつつ、私の記憶はポロポロこぼれていくので、あてになりませんが。
まだまだ、謎がいっぱいですね。真の頭の中を通してしか、組み立てられないでいます。
ミステリーを読むときはいつも、なんにも考えないで読むので、このあと、真と一緒にたどっていきたいです^^

ああ、ほんとうだ。大海さんの直筆が、素敵すぎる・・・。めちゃくちゃ達筆ですよね。うらやましい!
私も結構長く習字をやっていたのですが、字を書くのもやはり、センスですね。もう、全く上達しません^^;
今でも、子供のような字で、署名の時など、かっこ悪くって。
ああ、話がそれてしまいました。
では、次に突入します。ちょっと昔の、かわいい真に、会ってきます^^

lime #GCA3nAmE | URL | 2013/06/29 22:42 [edit]


limeさん、ありがとうございます!

読むのが遅いと言えば、私のほうが恐ろしいかも^^;
おそくて済みませんと言わなくちゃならないのは、私のほうですね。
で、事件のカギが隠されているとか、あまり心配せずに読んでいってくださいませ。
そう、真視線で楽しんでいただければと思います。
本当に、絡み合っていますので、とにかく流れのままにがお勧めです。
書いていた私まで、よく分かってなかったという……
色々な登場人物の多彩性を楽しんでいただければと思っています。
そして実は、皆が自分の立場で何かをしているのです。
答は多分、もう始めに書いてあるのかも??

え…っと、直筆コーナーは、なんか恥ずかしいですね^^;
最近は本当に字を書かないので、何だか字まで下手になってきているような。
あの頃、コピー誌を作っていて、1ページをどんなふうに演出するか、結構凝って考えていたような気がします。そういう意味では、ブログって、その辺の極め所がありませんねぇ……

第2節、少しずつ物語が前へ動いていますが、一方で真の心は過去へ過去へと…^^;
じわじわ楽しんでくださいませ。えぇ、もう謎解きなんて、あって無きがごとしですから^^;
って、そんなに投げてどうする?
これからもよろしくお願いいたします(^^)

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2013/06/30 02:08 [edit]


第一節読了。したのはゆうべ。
水死体のお話がゆうべのベッドタイムストーリーでした(^^;)

謎(?)が出揃って、ほんのミクロンの世界のような事実が見え隠れして・・・
この、刑事さんもとい彼女さんの話の切れがすぱすぱと気持ち良いです。頭が良いねえ。
で、みなさんなんとなくつながっているのですね。
まだまだつながる糸は細くて薄そうですが、それが太くなっていくのを見守っていきますね。

直筆のコーナー! 達筆ですよ~~。すご~~い。
私はワードのお世話になりっぱなしです。これでなきゃ書けないしっ。

私は今現在にお話を読まさせていただいているので、今現在にキャラのみなさんもあるわけですが、大海さんの中では、長い時代に一緒にいらっしゃるのですよね。
それだけで世界と時間(歴史)が膨大。なんだか近道しちゃっている感があって申し訳ないなあなんて思いますが、どうかお許しを~。

こちらはかなり遅めのジャカランダがまだ咲いています。
紫がきれい。大海さんに見せてあげたい^^

けい #- | URL | 2013/12/02 21:05 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

わぁ、けいさん、すみません……水死体などで安眠のお邪魔をしなかったでしょうか??
なんか、夢に出て来そうですよね^^;
これを書いた直前に、法医学の先生の書かれた『水死体は語る』って感じの本を読んだので、死体=水死体状態になっていました……
でも、何はともあれ、第1節を読んでくださってありがとうございます。
ここで謎もだいぶ出揃って、後は証拠集めに動き回る真なのですが、謎解きをするぞ~みたいな上等な物語ではないので、流れに任せて、真の旅路に付き合ってやってくださいませ。
この話に出てくる女性、タイプは色々ですが、それぞれテーマみたいなのがあって、添島刑事はこの表面の切れ味の鋭さはもちろん、実は思いやり深い女で、負けたくないから仕事を捨てないという強さと弱さの混じっている人だということ。弱さは絶対に出さないんですけれど。
繋がりはなかなか太い糸にはなりませんが、その細い糸が絡まって絡まってややこしくなっている感じ、そして後半ではその糸をほぐしていく過程、としてゆっくり毛玉を転がすのにお付き合いくださいませ(^^)
第2節には、真と竹流の過去話、しかも妙にいちゃいちゃしていたころの楽しい章が挟まっています。
ぜひ、そちらもお楽しみにくださいね(*^_^*)

直筆のコーナー、さすがに今ではこんなことをしていませんが、これは多分20年以上前の、友人たちと作っていたコピー誌に出していた原稿です。懐かしいので掘り出してみました(^^)
彼らとも長い長い付き合いですが、古くから付き合っているとはいえ、まだまだ分からないことの方が多かったり、今更ながら新しい発見があったりしていて、私自身も楽しみながらアップしていっています(^^)
近道どころか、読むのにも時間がかかると思うのですが、ゆっくり楽しんでくださいませ。

ジャカランダ、うらやましい!
並木道、見たいです。
コメントありがとうございました!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2013/12/02 23:43 [edit]


読めば読むほど

面白さと深さを増していくお話ですよね~!!

って、のっけからいきなりの感想でごめんなさいです(>_<)
でもって、久しぶりのコメントになってしまった重ねて申し訳ありませんヽ(´Д`;)ノ

ようやっと年末の仕事を片付け、ちょこっとずつ読み進めてきた第1節を読了することができました。

本来の速読ペースでいったら、きっと年内に最新更新分にまで追いつけると考えていたのですが、いつになくじっくり読んでいるのは、どこに謎解きの鍵が隠されているかわからないので見落としたくないのと、何より、もっともっと長く物語の世界観に酔っていたいからなのだと感じました。

たくさんの登場人物が、生き生きと魅力的に活躍するだけでもワクワクするのに、謎を追って進むお話の展開が読み手の期待をそそり、本当に惹きつけられてしまいます。
いやもう、こんなスケールの大きな作品の書き手さんがブログ世界にいらっしゃるなんて、って、毎回目からウロコが落ちていく心持ちになっておりますよ。

それにまた、物語の設定された年代幅が懐かしすぎて……ロッキード事件って(笑)いや、あの冷戦時代は、世界各国の動き自体が怪しい物語じみていて、今になって振り返ると本当に面白い時代でした。

お話はこの先、真との心の旅となっていきそうで、ますます楽しみです♪

今年は、彩洋さんとの出会いを通してこちらにある素晴らしい作品群を読ませてもらえるようになり、本当に幸せな年となりました。本当にありがとうございました。

彩洋さんもお体に気をつけて、どうか良いお年をお迎えくださいね。来年もワクワクさせていただきにこちらに寄せていただきたいと願っております。
どうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)

三宅千鶴 #- | URL | 2013/12/28 00:18 [edit]


千鶴さん、ありがとうございます(^^)

すみません(>_<) 本当に長ったらしいお話で、しかも始めの部分では、何度も見直しているのですが、目が行き届かなくて、文章が粗いのですね……読みにくいことこの上ないとは思いますが、温かいメッセージを下さって、本当にいつもありがとうございます。
多分、あれこれ書かなければ気が済まない性格なのですね。
登場人物が一人出てくると、この人はどんな人かしら、とあれこれ考えるのが好きで、深みにはまっていくという……ブログでお話を書いておられる皆さんは、あれこれ考えていても、それを何もかも書かずにさらりと流されるので、そんなに読みにくくないお話に仕上げられているように思いますが、私の場合はどんどん複雑化していく、という(>_<)
でも、このたび新しく「真を幸せにする試み」として出させていただいた【奇跡を売る店】ですが、書いていて思ったのです。私って……どうしていちいち登場人物に絡むのかしら、と。
でも、どうやらそれが楽しいみたいです。というわけで、読者様には本当に申し訳ないのですが、複雑化していくお話と勝手に増幅していく人物をお楽しみいただくことにしています^^;

謎解きの鍵は……拘らずに、お読みください^^;
何しろ、この話、ほとんど読者さんを欺いています。ただ、全ての物事は全部絡まっているので、少しずつは関連しているのですけれど、物事の本質はものすごく単純なのです。
でも、お忙しいのに、そんなことをあれこれと探りながら読んでいただいているなんて、書き手冥利に尽きます。ありがとうございます m(__)m
スケールが大きいというのか、ほとんど無謀ですよね^^;
でも、昔はもっとすごいものを書いていたりして^^; いえ、これはとても発表できませんが、北海道から某火山帯を経由してうにゃうにゃ、みたいな話が^^;^^;
でも、お楽しみいただいていると勝手に解釈して、喜んじゃっています。
いつも励ましのコメントを下さって、本当に感謝いたします。
今でも、この話、書いたままブログに載せていくかどうか、いささか躊躇いながら進めています。
まだその部分までもう少しあるのですが、本当に足掻いていまして……読んでくださる数少ない読者様の気配を伺いつつ、アップしていくことになりそうです。
またアドバイスなどいただけましたら、とても嬉しいです。

> それにまた、物語の設定された年代幅が懐かしすぎて……ロッキード事件って(笑)いや、あの冷戦時代は、世界各国の動き自体が怪しい物語じみていて、今になって振り返ると本当に面白い時代でした。
そうですよね! ますます千鶴さんと自分の年齢がかなり近いことを確信しております。
あの頃って、本当にドラマも事件も、何だか身近にあったなぁと思います。
今は何かが起こっても、事実が小説を越えてしまったみたいで、その分逆に現実味が薄れているというのか。
ちなみに、私がどこで確信したか、それは実は『エロイカより愛をこめて』だったのですけれど^^;

> お話はこの先、真との心の旅となっていきそうで、ますます楽しみです♪
はい。実は、自分が関係ないと思っていた真、実は……なんてのもあるかもしれません。
お楽しみに!
第2節は、真の過去回想篇が楽しいはずです(*^_^*)

> 今年は、彩洋さんとの出会いを通してこちらにある素晴らしい作品群を読ませてもらえるようになり、本当に幸せな年となりました。本当にありがとうございました。
とんでもありません、こちらこそ、本当に楽しい時間を頂いております。
またまたこちらもお邪魔させていただきますね。千鶴さんも良いお年を!
コメント、本当にありがとうございました。

彩洋→千鶴さん #nLQskDKw | URL | 2013/12/28 17:38 [edit]


うおう

序章から第一節まで、拝読しました。

大海彩洋さんらしい重厚で濃厚な文章世界に、どっぷりと浸り、堪能させていただきました。
登場人物も多彩で、存在感もありますね。真と竹流は多少エキセントリックですが、彼らを取り巻く人物たちは、ほんとうにそこにいるかのような感触がありました。
真の浮遊感、竹流の底しれなさ、それぞれにとても興味がひかれて、どんどん読み進められます。
とくに美和ちゃんは、すごく可愛らしいですね。胡散臭い人物が多いなかで、物語に清涼感を与えています。
真と竹流の壮絶な生い立ちから、事件の提示部までという部分ですが、その内容が深く、そしてとても丁寧に出来事や心理を追っていて感心しました。まだ全体像などはわかりませんが、なにやら裏世界で虚虚実実な暗躍がありそうで、今後の展開にわくわくしています。一癖も二癖もありそうな人物が多いので、「誰も信じるな」と自分に言い聞かせながら、読み進めさせていただきますね。

またキリのいいところで、感想にお邪魔します。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2015/05/23 19:28 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

わあ、私がだらだらと『フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス』を拝読している間に、こんなところまで~。あ、ありがとうございます!!
いや、もう序章だけでもかなりしんどかったと思うのですが、こんなところまで一気に有難うございます……本当に読みづらい文章ですよね。恐縮です。
こうして読んでくださる方がいると、時々以前書いたところを読み返すことになるのですが、もう穴があったら入りたいくらいダメな文章だな~とがっくり。ま、仕方ないですね。
この辺りは、多分恐ろしく昔に書いたのです。ま、ロッキードとか言っているので、如何に古いか想像していただけるかと思うのですけれど(あ、ロッキードのころに書いたわけではありません)。しかも私、その頃はICPO=銭形警部みたいに拳銃持って国を股にかけて犯人を追いかけている警察組織と思っていたのだから、お粗末です。割と最近、新聞で特集されていて、おや、これは事務屋組織なのねと理解した次第(もちろん、ただの事務屋ではありませんが)。あれこれの誤解を後で幾らか訂正しながら進んでいる物語なので、本当に読みにくくて申し訳ありません。
えっと、キーワードは「袖擦り合うも他生の縁」です。なので、ひとつひとつのエピソードは繋がっていますが、タイトでない繋がりのものも多く含まれています。全くの無関係という「だまし」はありませんが。でもきっと、長すぎて忘れちゃうと思うので、ぼんや~りと読んでいただけたらと思います。後半は謎解きというよりも「早く助けてやってくれ~」なので^^;

そして。はい、美和ちゃんですね! この子は「語り部」です。モデルは「中高時代の私たち(私や友人たち)」のイメージなのです。興味津々、わくわくドキドキ、でもちょっとシリアスな時もあるのよ、みたいな。彼女は確かに「裏表」が全くありませんので、安心してお読みください! 他の人間は、「誰も信じるな」です^^;
あ、もう一人、裏表のないのがいます。美和ちゃんの彼氏、「ヤのつく自由業」の北条仁。こちらも安心してお読みください。あ、まだ出て来てないか……いや~これが、真と竹流があまりにもうだうだしている時があるので、誰かにすぱっと切り捨てて欲しい! 単に作者がすっきりしたいというために生まれたキャラなのです。ただ、この人、最後の最後は真を道連れにしちゃいますけれど(まだまだ先の先の続編の話)。
このお話、多分、チョイ役まで含めたらすごい数の登場人物だと思います。ややこしく怪しい奴ばっかりでご迷惑をおかけします。が、ポイントはおっちゃんたちです。おっちゃんに注目しながら読んでやってくださいませ(いいのか、それで?)。
「真の浮遊感、竹流の底しれなさ」←これ、いい表現ですね^^; 今度どこかで使わせて頂こう……わが友の「クロネコヤマトのロゴマーク見てたら竹流と真に見える」に匹敵する、分かりやすい表現、いただいちゃいます(*^_^*)
でも、あの、本当にゆっくり、お時間のある時に……ご無理なさいませんように。
いっぱい有難うございます!! 私も、またコメにお伺いいたしますね!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2015/05/26 20:57 [edit]


彩洋さんこんにちは!
こちらのコメント欄ではご無沙汰しております。
遅ればせながら「海に落ちる雨 第一節」読ませていただきました。

皆様も仰っておられたように重厚で濃密な世界にそれはそれはどっぷり浸からせていただき、生活の合間を縫って確保した読書の時間はまさに至福の時。「贅沢な時間」ってこういうことをいうのだなあ、と久々に「本」に嵌る感覚を思い出させていただいておりました。

「清明の雪」が陽だとしたらこちらのお話はまさに「陰」のお話で、それは物語自体がそういう色合いに染まっているからというのもあると思うんですけれど、一番の要因は「27〜8歳の真視点」だからなのかな、って思いました。それも、山猫になりかけ(?)ている真視点。

「清明の雪」の頃は確かまだ真は21歳で、そのせいかどうかわからないんですけれど、まだどことなく少年期の揺らぎが残っていたように思うんです。
でもこちらの真は、すっかり「大人のいい男」になっていて、決して女顔ではない、という描写や、髭を剃る描写なども手伝ってまるで昔の彼とは別人のよう。
実はわたしが「第一節」を読ませていただいてまず驚かされたのはそこだったんです。

「清明の雪」や「始章」の頃と比べて遥かに「人間」になっているっていうのかな、それも「男」になってるっていうか。
もちろん、彼が持っている色気や透明感は健在なんだけれど、視点が明らかに地に着いたものになっていて安定感を感じさせられたんです。でも文章の隙間から今にも「何か」が「人間の皮(?)」を喰い破って出てきそうな危うさも感じさせられました。その「何か」が何であるのかはまだわからないのですけれど……^^

彼が少年期の頃の写真集。
いいな〜この写真集欲しい! って真剣に思ってしまいましたよ(笑)
この時代ってこういう未成年の露出に寛容な時代で、この手の少年の写真集って実際にあったんじゃないかと思わされました。
で、この写真集を通して美和が真との出会いを回想するシーンがありましたが、そこの一文で
「こういう時期の少年の側にいた人間は大変だったんじゃないだろうか」みたいな描写があったかと思うんです。一読して、「これって竹流のことなんじゃないだろうか」と思ってしまったのですが、わたしの深読みしすぎでしょうか。彩洋さんが美和の視点を借りて「竹流実は少年真の側にいて、欲望抑えるのに大変だったんだよ」と伝えているように感じられました(わたしの勝手な妄想ですw)

こちらのお話、有象無象の人間の欲望が絡み合ったミステリーとしての面ももちろん秀逸なのですけれど、わたしとしては所々入る「男とは」とか「女とは」とかの哲学的要素に興味を惹かれたり。
特に真の女たちに対するそれぞれの感情の違いには注目せずにはいられませんでした。

なんだろう、もし、真が普通の平穏な環境で育っていたら、すんなり美和ちゃんみたいなタイプに着地するんじゃなかろうか、とも思わされました。
でも彼は世間一般でいうところの「穏やかな愛情」に身を委ねきれないんですよね。
それは竹流に魂レベルで惹かれてるから、というのとはまた別次元の問題で、彼の「肉体」がそういうふうに「学習」してしまっているっていうのかな、「安定した愛情」の礎を彼は獲得していないように感じられたんです。自分のなかで「これが愛情」というロールモデルが存在しないから、美和のように「愛しい」と思う相手がいてもそこからどう発展させればいいか分からないというような。

そういう意味では彼にとってはまた深雪も欠かせない存在で、仮に美和ちゃんが妊娠して「責任」取ることになっちゃっとしても、彼には深雪のような女性が不可欠のように感じられたんです。

この二人の関係は有り体にいうと「セ◯レ」なのかもしれないんですけれど、でも「セ◯レ」という域を通り越して雄と雌としてのがっちり結び付いていますよね。
雄を否応なく意識させられる相手。
これもまた気なる要素です。
この二人の関係も実は気になっていて、今後別の展開を見せるのか、はたまた平行線のままなのか、その行方も目が離せません。

そして彼がそうした「枝葉」に絡め取られているのも、本当に掴みたい手がそこにないからなのだろうな、と思ったのです。
心と身体が常に喘いでいる印象です。
女の誰と何をしていようとも身体の芯が常に飢えているのは、竹流でなければ彼の身体と心が重ならないからなのかな、と思わされました。

第一節ということで、様々な謎を散りばめつつも事件の概要が掲示された印象です。
これからまた第二節に進ませていただきす。
また読了しましたら書込みにまいります。
情熱のままに書き込んでまたもや長くなってしまってすみません^^;(本当に……)
それでは、また〜(^^)/

canaria #- | URL | 2016/12/12 18:28 [edit]


canariaさん、ありがとうございます(^^)

canariaさん、コメ返がおそくなってすみません! 書きかけては寝落ちしていたので、どんどんずれ込んじゃいました^^;
えっと、まずはお礼を! 時々こうして間を置いて読んでくださる方がいらっしゃると、ちらちら読み返しては、あぁ、書き直さなくちゃ、何てひどい文章だ、と反省するんですが、書き直すパワーが無いまま、ひどい作品をさらしておりますが、それでもこうして読んでくださるcanariaさんに、とても感謝ですm(_ _)m
そう言えば、この第1節は、まだ紆余曲折しながら書いていたなぁという記憶があります。最後のオチ部分は決待っていて、そこに向かって書いているのですが、そもそも長い旅になるのは分かっていたのですね。そして、読んでくださる人をもっていなかった当時の作品なので、独りよがりな部分が多くて、でも自由に、自分の思うように、書いていたなぁと思います。だから、こうしてブログにアップする時に少し加筆をしたりもしたのですが、あのときの勢いみたいなのは消したくなくて、結局のところ大筋は変わらないままになっております。でも、アップし始めた当時は、本当に読んでくださる人がいるなんて、まだ実感もなくて、それでも平気だったのですが、時間が経つと、読みにくくて本当に申し訳ないなぁと。ただもう、今更書き直す元気がありません^^; いや、もう、プロじゃないから、許してもろうと。

【清明の雪】はかなりよそ行きのお話というのか、書き方になっているのですが、【海に落ちる雨】のほうはいろんなものをぶつけすぎて、ごった煮というのか、闇鍋になっちゃってます。その分至らないところも多いのですが、もう二度とこんなふうには書けないなぁと思う部分もあって、それだけに愛しい面もあります。読んでくださる方にはものすごく面倒なところも多いと思いますが、それを押して読んでくださる奇特な方々には本当に感謝しても仕切れません。そもそも、取っつきは悪いし、引きも弱いし、主人公はスーパーヒーローじゃないし、でも、読んでくださった方が最後の最後にちょっと満足してくださったら嬉しいなぁと思います。
そして、第1節ですね。ありがとうございます。貴重な時間を割いて読んでくださったこと、本当に感謝いたします。そして、「本」って言っていただいたのは何よりも嬉しい言葉です。

あぁ、そうかぁ、年齢のことを指摘してくださってありがとうございます。そうそう、私は真を書く時は、どの年齢でも違和感なくす~っと入っていけるんですよ。21歳の真も、14歳の真も、27歳の真も、自分の中では何の違和感もなく同居しているので、一度28歳の真を書いたからと言って、あるいは書いている最中でも、すぐに10歳の真も書けてしまう。短い人生ってのもあるのですけれど、この人、割とその時々の状況・感情の在り方が(竹流という存在で区切られて)はっきりしているからかもしれないなぁと思いました。
27歳の真、実は21歳よりも危ないですよね……一触即発じゃなくて、えっと、一歩踏み外したらどこかに落っこちちゃうって感じで。実は、結婚してからの方が、ケイじゃありませんが、さらにもっと、ある方向には危ないんですよ。以前、どこか彼とは似てるってコメントを書かせていただいたと思うのですが、それは結婚してからの方がはっきりするような気がします。【雨】に出てくるヤバい親爺とも関係が続いていたりして、その上、初恋の彼女とは焼けぼっくいに、もう一歩で火がつくとこだったりして(それにしても、思えば何でその子と結婚しなかったんだろうな~。そう考えるとすべてはタイミングなんですね)。

その年齢らしく書く事って、結構難しいですね。私、中高の時演劇部にいたのですけれど、大学生の先輩から「この役は中年の役でしょ。それじゃダメ」ってすごいだめ出しされたことがあって、「中学生に向かってなんて高度なことを要求してるんだ、この人たち」ってびびったことがありましたが(その先輩x2は私のすごいあこがれの人たちでした(^^))、芝居じゃなくて文章でも「それらしい年齢を出す」って難しくて、そして楽しい事かもしれませんね。そう言えば、この第1節を読んでくれた時に友人が「真がすごいおっさんになってる!」と言ってくれました(褒め言葉と勝手に取っている)。子どもっぽいところも残しつつ、おっさんくさいところも出しつつ、そんなので上手くバランスをとれていたらいいなぁと思います。
だから、canariaさんの「人間になっていて、男になっている」というお言葉にはほくほくわくわくうるうると嬉しくなりました。そして、その中にも危うさが潜んでいる! そう、そうなんです。まさに第1節や第2節辺りはその危うさを潜ませたままの彼を、そして第4節以降はその危ないものが食い破って出てきてしまった彼を、じっくりと味わっていただけたらすごく嬉しいです。でも決して無理なさらず、長い話で本当に申し訳ないので、ゆっくりとお時間のある時に楽しんでいただけたらと思います。
なぁと思うのですけれど、

少年時代の彼の写真集!やや、ここに触れてくださったのが何とも嬉しいです(^^)
というのか、ここに言及してくださる人って、きっとどこかで同じ釜の飯を食った、じゃなくて、多感な年頃に違う場所で同じ世界をのぞき見していた仲間なんだなって、妙に安心したりします。はい、この辺はもう、完全に自分自身が楽しんでいる、ドラマなんかで言うところのサービスシーンです。もちろん、書いている本人へのサービスシーンなんですけれど、読んでくださった人も楽しんでくださったら、ものすごく嬉しい! でも確かに、現代だったら絶対、法律に抵触してますよね。
美和の目線は、まさに「私(たち)」視点なので、彼女はもう「真を楽しむ立ち位置(=書き手、そして一部の読者さん)」です。そして美和の「その時この少年の側にいた人」っていうのは、canariaさんのおっしゃるとおり、私どころか、美和自身も、大家さん(竹流)を意識して言っていると思います^^;

このお話の原点は、ボストンにしばしば通っていた頃、科学博物館に入り浸っていて、そこにあった「でっかいピタゴラスイッチ」なのです(えっと、本当はなんていう名前なんだろ?)あれをなが~い時間眺めていた頃の自分も懐かしいけれど、あれを見ながら、人の一生や社会・世界って、こんな感じで、一瞬触れたものがきっかけになって別のルートへ放り込まれて、もう止まらなくなっちゃうものなんだろうな、しかも自分をそこへ走り出させたものとは、もう出会わないこともある。すごく世界を感じていました。このお話の構想が最終的にまとまったのは、思えばあの科学博物館で、だったのかも。
そんなふうに人と人が絡み合っていく様をちらちらと楽しみつつ、真の「ヒーロー」らしからぬ、身勝手な男の部分も読んでやってくださったらと思います。
そう、真の女たちに対する感情の違い、本当に男って勝手だよ!ってところ、canariaさんがそこに注目してくださったことも嬉しいです。美和ちゃんね、ほんとに、何でこの子と結婚しなかったんだろ(こんどはそっちか)と思いますが、これもタイミング。でも、美和ちゃんにはもっとでっかい役割があるので、ここで普通に真とくっついてもらっては困るのですね(え? そんな理由? でも、この二人は、ある私の知り合いのカップル未満への思いもあるかも。どうして先に出会わなかったのよ、あなたたち!って)美和ちゃんと葉子は、そして真の悪妻は命を先に繋いでいく、重大な役割があるのですね。
真は真で、canariaさんのご指摘のように「穏やかな愛情」では満足しきれませんしね……うん。まさにその片鱗がこの先にどんどん出てくるので、そこを読んでくださったcanariaさんにやっぱり!っておっしゃっていただくのが楽しみになってきました(^^) 
本当に、竹流がいてもいなくても、この人の本質は変わらないところもあるんですよね。竹流のおかげで人間の皮を被ることもできたのですけれど、逆に皮を剥ぎ取られる結果にもなるというアンビバレンツ……結婚したのが、ある意味悪妻で良かったです。いや、これがものすごくいい子だったら、真はものすごい悪人になっちゃうし……でも人って、ある意味どこか悪人ですものね。「せ○れ」のコメントもどきっとしました。わ~、次作の【雪原】の冒頭をのぞき見られちゃったのかと思うくらい、鋭い……やっぱりケイを書いている作者さんです。深雪との物語も、最後まで見てやってください。この身勝手な男が最後に何を言うか、なんですけれど(^^;)
身勝手な男ですけれど、多分、もう少し先に出てくる真の回想シーンに本音がちらりと出てきて、それがまさに、canariaさんがここに書いてくださったことと重なっています。竹流に初めて…・な辺りのエピソードですけれど、まさに「今まで知らなかった!」な感じでして。わ~これは、もう、読んでいただく時が私の方でも楽しみです(*^_^*)

心から、読んでくださったことに感謝いたします!!
そして、今年もくれていきますが、忙しい時期、ご自愛くださいね!

彩洋→canariaさん #nLQskDKw | URL | 2016/12/23 21:54 [edit]

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