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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【清明の雪】物語の背景とあらすじ 

京都にある架空のお寺の不動明王と龍にまつわるハートフル?ミステリー殺人はありません(室町時代の伝説は別にして)。ちょっと妖(あやかし)もどきが出てきますが、ファンタジーではありません。二時間ドラマの舞台になる京都の観光案内的要素も満載。メインの舞台になるお寺は架空ですが(白川~修学院にあるいくつかのお寺をモデルにしています)、登場人物たちが歩くいくつかの場面には実際のお寺などが出てきます。
BLではありませんが、同性の恋愛感情(というよりも正確には疑似親子の情愛?)が絡みますストーリーとしてはそれがメインではありませんが、そういう気持ちがベースにあって物語のエッセンスになっています。なお、この『清明の雪』には話の流れとしての性的な場面の回想(男女)がわずかにありますが、具体的な描写はなく、18禁の要素はありません。
・時代は高度成長期の終わりかけ、1970年代です。多分気にならないと思いますが…。なぜこの時代に設定されてしまっているのかは、この物語が親子四代にまで繋がっているからなのですが、それはまた後の話。
相川真(21)は保護者に断りなく大学を中退し、恋人とも別れて、流されるままに以前からアルバイトをしていた調査事務所で働いていた。両親のいない真の保護者・大和竹流(30、和名であるが実は外国人)は、それが気に入らない。美術品の修復師である竹流は、京都のある寺から、幽霊が描かれた掛け軸の紙を剥がして寺のどこかに隠されている不動明王を探してほしいという依頼を受けていた。寺では夜な夜な鈴が鳴って、小僧たちが怖がっているというのだが、鈴は不動明王が持っていて、寺の危機の時には鳴るという伝説があった。真は竹流に無理やり京都に連れ出され、不動明王探しの手伝いをすることに。実は竹流にはもう一つ目的があった。寺の広間の天井には龍が描かれていて、早春の早朝にだけ消えることがあるというので、その謎を解きたいと思っていたのである。不動明王と龍の伝説や、京都の水の物語に、室町時代の親子の悲しい物語が重なり、謎が解けた時、彼らの前に姿を現したのは…
・相川真は少し精神的に脆いところを持っています。今で言うところのパニック障害のようなものがあって、いささか不安定であります。原因の一つは、実の親、育ての親から捨てられたという過去があるからなのですが(親には親の事情があったのですが、それもまたいずれ)、それでも何とか自己処理しながら頑張っています。でも、時々ごねます。このお話では、高校生のころから複雑な感情を抱いている相手=保護者である大和竹流に対するいろいろな思い、思慕やら対抗意識やら独立したいという気持ちやら、その裏側にある不安がベースにあって、さらに親に捨てられた過去が絡み付いております。そんな中で、室町時代の親子の悲劇にまつわる物語が紐解かれていくと、不安がいささか増幅してしまったのですが……複数のエピソード・伏線が絡んでいますが、次作(すでに完結しています)にまで続くため、長い物語の一つの入り口としてお楽しみいただければ幸いです。もちろん、独立した一つの物語としてもお楽しみいただけます。
・長く住んでいた大好きな京都を舞台に、古い時代の出来事が絡んだミステリーを書きたくて、物語を紡いでみました。全20章です。よろしくお願いしますm(__)m

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Category: ❄清明の雪(京都ミステリー)

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