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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【物語を遊ぼう】14.物語はストーリーかキャラか 

本棚

このネタはもう少し熟してからと思ったのですが、よく考えたら、意外に浅い内容なのではないかと思い始めまして、ちょっと書いてしまおうと。なぜ浅いと思ったのか、というと、自分の記憶力の問題が大きいのではないかと思ったりしたのですね。

物語を読む時、ストーリー重視かキャラ重視か。
もちろん、両方いいに越したことはないのですけれど、そんな100点満点の120点みたいなお話にはなかなか出会いません。
ちなみに私は書くときには絶対ストーリーテラーでありたいと願ってしまう。そして当然、玉砕するのですが。
ストーリーテラーの作家さんの書くものは『起承転結(+転)』という感じでしょうか。この最後の括弧内は、それ自体を『結』と考えることもできるのでカッコつきですが、最後に何か一捻りしてあって、いいところへ落として、楽しませくれる。
読んでいる間は本当に面白くて、まさにページをめくる手が止まらない。
多くのミステリーはまさにこの範疇に入ります。

でも、最近分かったのです。自分の記憶力のなさが……。
たくさん読んだミステリーの内容をほとんどを覚えていない^^; 気が付かずに二度目に読んで、途中で私この犯人知ってるわ…ってなことがしばしば。確かに面白いんだけど、何故か読んだ先から忘れていく。
複数回読めば忘れないかもしれない。あるいは小学生以来していないけれど、読書感想文でも書けばいいかもしれない。多くのブログさんで、小説感想などを載せていらっしゃるけれど、あれはもしかして忘れないため? 

だけど。
魅力的な人物(キャラ)、大好きな人物が何をして、何を言ったか、全部ではないけれど、覚えている。その人の人生が鮮烈であれば、そのことは覚えている。しかも一度きりしか読んでいなくて、それがたとえ20年前であっても。
そうか、記憶に残るのは『人』なんだ。と、わが身を顧みて思った。

今でも私の書きたい気持ちを支えているかの【戦争と平和】(トルストイ)にしても、ナポレオンの時代だということは覚えていても、下手すると舞台の背景さえ何も覚えていないのに、アンドレイ侯爵の死のシーンだけは鮮烈に覚えている。彼がナターシャに惹かれていく場面も、彼の人生がどう動いたかも、話すことができる。ナターシャは、私が読んだ小説の中でも相当魅力的な女性で、彼女の人生や言葉も、読んだのは20年以上前だけど、まだ覚えている。

【銀河英雄伝説】(田中芳樹)で、どんな戦闘があったのかは全然覚えていないけれど、ヤンの人生がどんなので、彼がどんなことをして、どんなことを話し、どうやって死んじゃったかはやっぱり覚えている。
(でもこの話は、男女で読み方が大きく違うんだろうなぁ。男の人は戦闘シーン、絶対面白いんでしょうね。いや、かく言う格闘シーン好きの私も、意外に楽しみましたが……(^^))

ちょっと身近な物語にしてみると、【新宿鮫】(大沢在昌)がすごいのは、警察小説としてかなりリアルであろうということもあるのだろうけれど、晶の存在が大きい。鮫島が一人で何やっていても、ひとつのよくできた警察小説で終わってしまったかもしれないけれど、彼女がいることで記憶に残った……ような気がする。

……枚挙にいとまがない。ちなみに、ここに挙げた小説は、特に私が好きで好きでたまらないというわけではなくて、記憶という意味で挙げています。
最近読んだものは、20年後の自分がおぼえているかどうかで、自分の中での価値が分かるのかな? もっとも、年々記憶力は磨滅しているので、自信はあまりないけれど。

本棚
本棚
というわけで、ストーリーは、現在進行形で読んでいる時には大事なんだけど、世の中にこれだけたくさんの小説が溢れていると、よくできた話だな、と感心することはあっても、複数回読まなければきっと覚えていられない。
しかも複数回読むことは、間違ってもう一度読んじゃった場合を除いて、まずはないと思う。

既に神話の時代から、物語は語りつくされたとまで言われている。よく似た物語やモチーフがたくさんあるし、もう斬新なストーリーなんてものは存在しないかもしれない、とまで言われることも。だから、書き手さんは、新鮮さを求めて一生懸命書き方を工夫されるけれど、新しいと言われる手法も、読んだその時はへ~面白いな~、で、やっぱり忘れちゃう(ごめんなさい)。どれほど手法をいじくられても、文学的に面白くても、読み手の記憶に残るかどうかはかなり微妙です。
以前『短編は難しい』で書いたO・ヘンリーの話などは、半分は勉強のつもりで、何度も読んでいるから覚えていられるのですが、一度きり読んだ『面白いストーリー』を10年後に覚えているか、と言われると、私の場合、まったく自信がありません。

大海、お前の記憶力は本当にニワトリくらいしかないのか(3歩歩いたら忘れる)、自分なんて読んだストーリーはきちんと覚えているし、書き手ならば当たり前だろう、と言われるだろうな、と思うけれど……

だって、忘れるのだから仕方がない。
でも、この記憶力の悪い私を物語に惹きつけ、側頭葉にきちんと居場所を作ってしまうのは、やっぱり魅力的な人物なのだと、最近は開き直っております。
心魅かれた人物は……ストーリーの細かい所は覚えていなくても、心にその人の存在が刻まれて、多分忘れないのです。

一読者としてみれば、とにかく魅力的な人物を、私が10年後も覚えている人物を、その人の言葉やその人の生き様を、私に語ってください、と書き手さんに願う。
一アマチュア書き手としてみれば、どれだけ魅力的な人物を書ききるか、そのことがすごく大事かもしれない、と思う。
だからこつこつと、『その人』のことを、今日も心を籠めて綴るのです。


…ちなみに、ストーリーかキャラか、優劣をつけるつもりの記事ではありませぬ(..)
もちろん、どちらも素晴らしいに越したことはないのですが……
あくまでも、私の場合(記憶力の問題?)ということで・・・
何より、時間を忘れさせてくれる、そして心にちょっと光を灯してくれる、そんな物語であれば、何でも素晴らしいと感じます。
現実の波は厳しいけれど、ひと時、物語の世界に遊びたいと思うのです。
だから、本音を言えば、その場所へ連れて行ってくれる作家さんは、プロでもアマチュアさんでも、関係なく有り難い存在です。


(以下、蛇足)
ちなみに、本棚の片隅に、バイブルのように置いてある本は、浅田次郎さんの『霧笛荘夜話』と村山由佳さんの『星々の舟』。
いつか私もこんなふうな物語を綴りたいと思っている、憧れの物語の『形』なのです……

あ、別格の【鬼平犯科帳】は神棚です(*^_^*)

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Category: 物語を遊ぼう(小説談義)

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コメント


NoTitle

 こんばんは。
確かに 小説の細かい部分なんて覚えていないですよねーーー
僕 自分が書いている小説も読み返さないと 忘れている…

結構 小説って 其の小説を読んだ時の雰囲気 気持ちが色濃く反映されている様に思いますね。
小説の内容を忘れてしまっても 何か 其の小説に纏わりつく雰囲気として覚えている。

ウゾ #- | URL | 2013/06/04 21:01 [edit]


そうそうそう!

ああ、私がずっと思っていたことを、全くそのまま書いてくださって、ありがとうございます。(いや、私のためじゃないって)
え、これ、私が書いた記事?って思うほど、同意見です。

どちらがいいとか、そういう問題ではなく、記憶(心)に残っているという点では、やはりキャラが際立っている物語です。
中学生の頃は、エラリークイーンの大ファンで、全ての作品を読みました。どれも堪能したんですが、実は内容を覚えているのは「Yの悲劇」だけで・・・。(ごめんなさい、エラリー)
私の記憶力なんて、ミミズ程度です(涙)
社会人になっても、通勤時間は必ずミステリーを読みましたが、やはり覚えているものはほとんどありません。
けれど、キャラクターに魅力のある作品は、その会話や仕草、そんなことまではっきりと記憶に残っているのです。

私も、自分が書く場合には、なるべくストーリーテラーでありたいと思っています。でも、トリックを目当てに物語を作っていても、なんだかワクワクしません。
私は、パズルゲームを書いてるんじゃないんだ、物語を書いているんだ!と、自分の中から声がするんです。

でも、キャラばかりを描きたくなると、危険です。独りよがりになってしまうかもしれないし、その人物が、本当に魅力的かどうかは、読者にしかわからないんですから。怖いです^^;
ブログだと、読者様は優しいので、甘えてしまうのですが。

客観的に自分のキャラを見れないと、やばいですね。
最近、客観的に過去の作品を見直してみて・・・表現の薄さに、焦りまくっているのですが・・・><ちょっと見て見ぬふりをさせてください。

柴田よしき先生なんか、キャラ作りがうまいですね。
どうしたって、脇役だって魅力的。
だけど、キャラが魅力的すぎて、・・・本筋のミステリーの結末は、どうでもいいかも・・・と思ってしまうから、やばいです。
ミステリーの捜査も緻密で、凝ったこうせいになっているのに・・・。そんなことを思って、ごめんなさい、柴田先生(汗)

そうなんです。
やっぱり、人物の魅力を味わいたいのです。
そのステージとしてのミステリ・サスペンスでありたいと、最近思うようになりました。

ああ。ごめんなさい、長々と。ちょっとクールダウンしてきます(笑)

lime #GCA3nAmE | URL | 2013/06/04 22:10 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

そうなんです…細かい部分どころか、読んだことも忘れていることが……(;_:)
多分、ウゾさんはまだお若いのでそんなことはないと思うのですが、年を取るとどんどん新しい記憶が入らなくなり……(;_:)
確かに、自分の書いたことも忘れていること、ありますね。
恐ろしいです。でも、人間は忘れる生き物だと言いますから、それでいいのかもしれません。忘れるから、新しい物語を楽しめるのかもしれませんね!

確かに、読んだ時の気持ちとか、反映するのって分かります。
これは映画とか音楽にも言えてるかも。
よく歌番組で、この曲を聴くと、昔の恋を思い出すってのがありますが、確かにそんな曲、あります(^^)
小説も、確かにあるかなぁ?
私の銀英伝の思い出は、若かりし頃の仕事場の楽しい雰囲気と一緒にあるような気がしますし(^^)

コメントありがとうございます(^^)
なんだかちょっと寂しい気持ちになっていたので、嬉しいです(何で?)。

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/06/04 22:16 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

同意見、と言っていただいて、感無量です。
最近、本当に自分の記憶力のなさにびっくりするばかりでして…歳とともにどんどんやられていっちゃってるんでしょうか。思えば、小さいころはそんなにたくさん本も持ってなかったし、図書館で借りても、すぐ読んじゃうと何回か読んでから返すし、反復学習を自然にしていたんでしょうか?
でも、さすがに長編文学は二度読みしていません…(^^)
さっき、あれこれ考えていて、書かれた文章ってのは、読み手の想像にお任せって面がありますよね。想像だから、強烈な印象を残しにくい。その点、映像は強烈に残りますよね。
まさに、百聞は一見に如かず。脳に刻まれやすい。
所詮、小説は、記憶という意味では、映画とかドラマにはかなわないのかしら。
でも、今の時代みたいに強烈な映像に晒されまくっていたら、逆に脳がおかしくならないのかしら。
何だか、それはそれでやっぱり心配。
ポケモン痙攣事件とか、まさにそうですよね。
そう考えたら、やっぱり多少忘れていく方が、脳の健康のためには良さそうです(^^)

そう言えば、文章教室で言われたことを思い出します。
書き手が思っているほど、読み手は親切ではない。だから「汲んでもらえる」と思わずにきちんと書きなさいと。
ネットで書いていると、反応があれば、修正とか確認とかできるけれど、プロの方々は反応が直接わかるってことは少ないだろうし、大変ですよね。汲んでもらっているのかどうか。喜んでもらっているのかどうか。
(編集者はある意味ではプロなので、素人の読み手の理解度とか、どの程度わかるんだろう)
つくづく、プロの書き手さんを目指す人たちを尊敬してしまいます。

私もエラリークィーン、好きでしたよ~でも、確かに、ほとんど何も覚えていません^^;
エド・マクベインの『裸の街』シリーズも大好きで、でもあれは内容は覚えてないけど、確かにキャラは数人覚えています。やっぱりキャラを軸にして、つまり人を軸にして、記憶の回路って成り立っているのかもしれませんね。そう言えば、赤ちゃんは始めに『顔』を認識するといいますものね(正確には目)。関係ないか。
記録より記憶に残る…って、どこかで聞いた言葉だけど(って、何の記録^^;)、一人でも記憶に少しだけでも残してもらえたら、すごく嬉しいだろうなぁと思います。

柴田よしきさんの小説は確かに、すごくキャラが魅力的ですよね。でも、私も、(きっと素晴らしい展開なのだろうけど)謎解きがすごく面白い!とあまり思ったことがありません^^;(すみません…『聖なる黒夜』など何だかキャラで押し切られた気がして…いえ、もちろん、山内連にどっぷり嵌った私が悪いんだと思います^^;)。
あ、でも、『少女たちがいた街』は良かったです。

そう、キャラって確かに書いている方としては怖いですね。
自分はすごく素敵なキャラを書いているつもりでも、地に足がついていないと浮つくんですね。
これもよく言われたことですが……たとえば描写で『美しい』と言ってはいけない、と。それは書き手の感想であって、読者には分からない。どのように美しいのかちゃんと書きなさい、と。美しいで終わってしまうと、読み手を置いてきぼりにしてしまうのですよ、と。
独りよがりになるのが一番怖い。書いている作者が溺れると、読者はついていけなくなる。
それ本当によく分かります。

limeさんのキャラはそんなことはなくて、誰もみんなよく作りこまれていて、魅力的だし、感動します。
ちゃんと距離を取っておられるように感じますし。
ストーリーも練ってあるし、しっかりストーリーテラーですもの。本当に羨ましいです(^^)

実は【幻の猫】を書きながら、RIKUを読み始めちゃって、しまった!と思ったのでした。
女の子の死体が埋まっているところは一緒で、女の子の幽霊が出てくるもの同じで、なのにさらさらと物語が滑るように進んでいく。これがストーリーというものだわ、読み手をちゃんと惹きつけて、読ませる物語だわ、愛されるのもわかる気がする~~と。
それなのに私たっら、真の感情に捕まり、竹流の言い訳に捕まり、ついでに遊びすぎちゃって…あたふた。
そして、どんどん長くなっていって、収拾が…お、終わらない…(;_:)
削って流してしまうべきところがいっぱいあるんだろうな、と思いながら、そこがどこかもわからなくなってしまって。
これはまさに、書き手の独りよがりってやつで、きっと初めてこのブログに何かの間違いでたどり着いてくださった方などにとっては、思い切りなんのこっちゃの世界だろうな、この二人、何をいちゃいちゃしとるねん、ってな感じで、申し訳ないな、とかあれこれ……ぐずぐず……
で、ちょっぴり落ち込んじゃっていました。
だから、ついつい、リクの真似して『探さないでください』…(__)
> 客観的に自分のキャラを見れないと、やばいですね。
まさに、おっしゃる通りです。

でも、もう少し頑張ろうかな。
せっかく始めたのだし。
とかあれこれ、おろおろしながら、終わらない言い訳を書いているのでした(;_:)
なぜ、ここで?

でも、limeさんと同意見でとても安心しました。
色々悩むことも多いし、うまくいかないことの方が多いけれど……
これからも、登場人物たちの思いをきちんと届けられるように、頑張りましょうね!

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/06/05 00:34 [edit]


こんばんは。

思うんですけれど、日本の皆さんの読書量って、半端なく多いですよね。
脳内キャパを考えると全部憶えているなんて絶対無理だと思います。

実は、私は読書量がものすごく少ないんです。
まあ、スイス人よりは多いですけれど。(本棚のない家が多いんですよ!)
で、氣にいった本を狂ったように読むので、そのうちの五冊くらいは、かなり暗記しているかも。
もちろん、絶対量が少ないので、読めば氣にいるかもしれない95%くらいの本とは出会えていないんですが。

それでもいずれは忘れますからね〜。ほぼ一字一句暗記したはずの自分の小説ですら、いずれは忘れてしまうし。

あと、文章教室の先生のご意見は確かに正しいでしょうが、私は本当に大切な事でなければ正しく伝わらなくてもいいんじゃないかと思います。読者は親切に読みとってもくれないけれど、それ以前に書き手が願っているほど我慢強くあってくれるわけでもないから。どうしても言いたい事を伝えるまでに去られてしまうと、それでおしまいじゃないですか。かといって、詳細がなければ小説ですらないし。その辺のさじ加減がとても難しいと思います。で、結局うまく匙加減できていないんですが。

「私としてはここは大事、譲れない」と思って書いていたのが、簡単にスルーされ、「なぜこんなところに、これほどのコメが!」とびっくりするようなところがあったりもします。それで食べていくプロではないので読者に媚びる必要は全くないのだけれど、自分の感覚と多くの人の感覚のギャップを意識しておく事も、独りよがりでないものを書くためには必要かなあと反省したり。

ストーリーとキャラとどっちが大切か。答えは「わからない」です。キャラがなければストーリーは動かないし、ストーリーがないとキャラが魅力でも言いたい事が伝わらない。どちらかに重心が振れる事はありますが。ただ、短編やお遊び掌編は別として、既に誰かが同じ主題で同じ結論をもって書いたストーリーをキャラだけ変えて書くような事は意味がないだろうなと思うので、ストーリーの方がちょっと上かも?

すみません、まとまりのないコメントです。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/06/05 04:35 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

確かに、とりあえず結構な量の本は読んでいるようですし、覚えているのは無理ですよね…
小学生のころから図書館の本を借りまくっていた(大概は推理小説の類+動物系)のですが、でもあの頃は字も大きかったからか、わりと何回か読んでいた気がします。
思えば、いま日本は活字が溢れすぎているのかもしれませんね。
ネット環境を考えても。
ただ、夕さんのおっしゃるように、気に入った本を何度も読むって、結構大事なことなのかも。
人間の脳の容量は確かに、あまり大きくはなさそうですしね。中にはすごい人もいるかもしれませんけれど(^^)
この電子の世界の文字も、いつかは消え行く、というよりも書いたはなから消えていくものかもしれないし、文字を持たない民族が伝承という形で、幾度も繰り返し繰り返し子孫に大事なことを口頭で残していったのも、覚えていられる大事なことは、せいぜいこのくらいの量、ってのがあったのかもしれませんね。

そう、確かに読む人を引き付けるものって、大事ですね。
それが自分にはないのは自覚しているのですが、克服するのは難しい。
キャッチコピー、魅力的なタイトル、冒頭。
これらはやっぱり大事ですね。まずは読み始めてもらわないと。
私の場合は、あと本をめくった時の印象(^^)
あまりにも会話ばっかりで空白が多いと、無駄な気がして買わない。

読者が我慢強くないというのは、わが身を顧みてもよく分かります。
特にブログやネットでの発表の場は、複雑だし、クリックとかもしないといけないし、人間の脳はどこまでもアナログなのに、その脳にデジタル的思考を強要するし、ぱっと見渡して全体像が読めないのはかなり辛くて、溺れそうに…^^;
そのうち、人間の脳はデジタル向きに進化するのでしょうか。

沢山の記事を書いてこられて、たくさんの読者さんと交流されてきた夕さんの言葉、確かにしみじみ納得です。我が身を省みると、読者って、勝手ですものね…^^;
多分夕さんが力を込めて書かれたところとは違うところに結構コメントとか入れているのかも^^;
でも、時々、いいことが書いてあったり、すごく納得したりするとき、反応できないことってあるなぁ。
分かります、これ、私も感じてました…って一言を書き込むのも変な気がして、行き過ぎちゃう。
となると、コメントを書いてもらえる『隙』も必要なのかも。恋愛と一緒だなぁ。

> ストーリーとキャラとどっちが大切か。答えは「わからない」です。キャラがなければストーリーは動かないし、ストーリーがないとキャラが魅力でも言いたい事が伝わらない。どちらかに重心が振れる事はありますが。ただ、短編やお遊び掌編は別として、既に誰かが同じ主題で同じ結論をもって書いたストーリーをキャラだけ変えて書くような事は意味がないだろうなと思うので、ストーリーの方がちょっと上かも?

うん、私も、分からない、が正解です。実際にはこれらは両軸なので、片一方しかないというのはあり得ないと思うのですが(いや、あるのかもしれませんが)、あくまでも読んでいる時の自分がどうかなぁ、というのでこの記事を書いてみました。
それがどうやら記憶力と関係しているらしいと…^^;
そうしたら、議論する前に、自分の中でどうしようもない結論があるらしい(覚えていられない、という)とわかった、みたいな感じだったのです^^;
実は以前このネタを記事にしようとしたとき、頭の中での結論は、やっぱりストーリーかな、というものだったのです。それがちょっとぶれたのは、記憶力が落ちたから? 何だか悲しい…(;_:)
でも『人』を記憶する=その人の生きる姿を覚えている=ストーリーとも言えるので、やっぱり、わけられないものかもしれませんね。

夕さん、いつもありがとうございます(^^)

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/06/06 04:11 [edit]

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