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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨58] 第10章 県庁の絵(4) 

第10章『県庁の絵』最終回です。竹流とつながった事件。
しかし、彼の足跡はやはりわからないままだった。新潟のどこかに彼がいるのか、それとも。
失われた同居人とつながる何かを必死で思い出し、足跡を探す真。
豪農の館に眠っているのは、過去の亡霊たち…?





 上蓮生家は下蓮生家よりもこじんまりとした造りだった。あの壮大な本家の建物を見た後なので、そう思えたのかも知れないが、入母屋造りで、明治の初期に造られた日本瓦葺の家だった。呼び鈴を押すと、凛とした冴えた表情の女が現れて、真が訪問の趣旨を告げると、あっさりと通してくれた。

 応接室は洋風のインテリアで、革のソファに座って待つと、かなり年配の女性が紅茶を運んできた。それから直ぐにこの家の女主人が現れたが、それはさっき真と美和をここへ案内した女性だった。女性は髪を結い上げていて、上品なグレイのスーツ姿に着替えていた。

「東京の雑誌社の方ですのね。時政から伺っております」
 真と美和は顔を見合わせた。手回しがいいように思えたからだった。
「実はたまたま蓮生邸を見に来たものですから」

 それには何とも答えずに、女主人は真に灰皿を薦めて、自分も煙草を取り出した。年は四十にはなっているだろうが、肌の艶も表情の張りも、十分現役の美人と言えた。
「本当に雑誌社の方?」
 真を正面から見て、彼女は問うた。真は思わず返事も忘れて彼女を見つめ返した。
「絵が盗難にあったのじゃないかとお疑いだったとか」
「いえ、それはちょっと弾みで」

 女主人は余裕のある笑みを見せた。
「自己紹介が遅れましたわね。私、上蓮生の主で千草と申します。あなたも、本当の目的と身分をおっしゃってください」
 真は美和ともう一度視線を合わせた。
「私、嘘をおっしゃる方は直ぐに見分けられますの」

 蓮生千草は不思議な笑みを見せた。真はひとつ息をついて、名刺を差し出した。千草は真から視線を逸らさないまま、その名刺をテーブルから取り上げた。
「調査事務所って、すなわち探偵さん?」
 真はとりあえず頷いた。千草はその名刺をテーブルに戻して尋ねた。

「何をお調べですの?」
「絵のことです」
「絵の、何を?」
「あの絵がどういうルートでここにあるのか、ということです」
「それは、どなたかから依頼を受けて?」
 真は暫く用心深く千草を見つめていたが、今更嘘が通用するとも思わなかった。

「いいえ。実はその絵に関係して私の友人が失踪してしまったので、彼の行方を捜しています」
 千草は暫くの間、真を真っ直ぐに見つめたままだった。
 この女には旧家の主という誇りが感じられた。さっきの下蓮生の若旦那とは全く違う、高貴で優雅な誇りだった。

「その方があの絵とどういう関係が?」
「それは多分、あの絵の出所と関係があるのではないかと思っています」
「蔵から見つかる前はどこにあったか、つまり、下蓮生があれをどうやって手に入れたのか、ということをおっしゃっているのですね」
 真は頷いた。千草はまだ真を見つめていたが、やがて煙草を一つ吹かすと、ふと天井のほうを見上げ、また真に視線を戻した。

「下蓮生の主にお会いになったかしら?」
「というと、若旦那さんではなく?」
 千草は煙草の灰を落とした。
「あぁ、あれは駄目な男よ。もっとも、ああいう男だから生き延びたのかもしれませんけど」
「生き延びた?」
 美和がその言葉を繰り返した。
「お聞きになりませんでしたかしら。呪われた蓮生の話」
「本家の跡継ぎが皆、亡くなられたという話ですか」

 千草は何とも言えない不思議な笑みをこぼしたように見えた。それはそういう伝承が馬鹿らしいと思っているが、こういう旧家の者としては伝承も馬鹿にはできないのだ、少なくとそれを信じる人間が周りに多ければ、対応はしなくてはならないのだ、という自嘲のように真には思えた。千草はまた一つ煙草を吹かした。彼女の細い綺麗な指には血の色のようなルビーの指輪が嵌められていた。
「下蓮生のご主人は、その」
 真が言いよどんだのを千草が引き取った。

「ボケたって聞いたのでしょう? あの人がボケたのは、門と蔵が焼けてからよ」
「放火だとか? 犯人は分からないのですか」
 すかさず、真は問いかけた。
「犯人は分かっているのよ。何故って、状況から言って明白ですから」
「明白?」

 千草は脚を組みなおした。綺麗な脚で、思わず視線がいってしまった。美和がそれに気が付いて、真をちょっと睨んだように見えた。
「灯油を撒いて火をつけたのよ。下蓮生の主人がその現場に突っ立っていて、灯油の匂いをさせていたんです。これは私の勘だけど、彼はボケた振りをしているのじゃないかと思っていますわ。本当のことを話したくないからでしょうね」
「本当のこと……」

 その言葉を真はただ繰り返した。千草の視線は痛いほどに突き刺さってきた。それはまるで身体の芯を燃やされるような視線だった。内容は全く異なるのに、この蓮生の家の人間は特異な視線を持っているという共通点があるように思えた。見つめられていると、身体がそれに反応してしまうような。
 思わずさっきまで受けていた、下蓮生の若旦那のねっとりとした目つきを思い出した。

「私が子供の頃には奇妙な鞠つき唄があって、子供たちがそれを歌っていました。母は本家の脇腹の子でしたが、私がこの唄を耳にすることを拒みましたから、何か蓮生に関係のあるものかもしれません。異国から女の子がやって来て蔵に閉じ込められてしまった、夜になるとお国が恋しくて泣いていると」
「女の子?」
「何かの比喩かも知れませんわね。絵が略奪されてきたことかもしれませんし」

 真は、千草がそういった様々な過去からの連鎖を全て飲み込んで、この強い視線を送ってきているのだと思った。
「あなたは、その絵をご覧になりましたか」
「えぇ。弥彦の江田島さんの鑑定に立ち会いました。更に詳しい鑑定が必要だというので東京にも行きました。正直言って、本物でも贋物でもどちらでも構わないと思いましたわ」
「絵は火事の後、蔵の整理をして見つかったと聞きましたが、その後はどこに保管されていたのですか」
「見つかった当初から県に寄贈することになっていました。本物なら美術館に行くところだったんでしょうけど、偽物と分かって、それでもそれなりにはいい絵だというので、県庁にでも飾ることにしたんでしょう」

 千草は興味深げに真の目を見つめている。それは悪意でも善意でもないように思える。
「あの二枚だけではありませんでしたよね。他にも、レンブラントやデューラーの作品があったと聞いています」
「そうね、専門家が科学的に分析して贋作だと鑑定した絵ばかりでしたけど」
「本物が混じっていた可能性はありませんか」

 千草は面白そうに笑った。
「誰かが悪意を持って、偽の鑑定をしたということかしら? それとも偽の鑑定をするように私たちが仕組んだのかしら?」
「あなた方にその気がなくても、悪意のある人間はいるかもしれません」
「さすがに、そこまでは責任が持てませんわね」

 千草は何かの合図のように、細い煙草を灰皿で揉み消した。
 絵が見つかったのが偶然だとしても、利用価値を見出した人間にはいつでも必然に転じる機会があったはずだと、そう思った。だが、それ以上、何かを千草に確認するきっかけはなかった。真は礼を言って、上蓮生家を辞した。

 新潟に戻ってホテルにチェックインすると、疲れきって出掛ける気もしなかったので、ホテルの中で簡単に食事を済ませた。珍しく美和が少食だったので気になったが、昼間の言い合いがまだ美和の気に障っているのかもしれないと、そう思った。
 だが、聞きただすことはできなかった。

 何よりも、万代橋の夜景でも見ながら言葉を尽くして美和を慰めてやるほどに、自分の感情が熟していないことを、真はよく分かっていた。それでも、責任のある立場としては何かの行動を起こすべきはずだったが、それもできないままに、美和がシャワーを浴びている間に真はさっさとベッドに潜った。

 水音が止まって、美和がバスルームから出てきたのを背中で感じながらも、真は身動きもしなかった。美和の気配は背中に突き刺さるようだったが、どうしても声を掛けることができなかった。
 竹流が病院から消えてまだ何日も経っていないのに、その日の事が随分昔のように感じられる。一秒一秒が彼と自分の間を引き裂いているようでたまらなかった。今日、あの額縁を見たとたんに、自分自身の感情の中の何かが否応無しに反応してしまった。それを美和にどう説明していいものか、分からなかった。

 高校生の頃から、どこかでそういう自分自身の心の向かう先を自覚していたかもしれないが、何となく認められなかった。ちゃんと女の子と付き合っていたし、それについて不自然な自分を感じたこともない。自分が特別な性に対する嗜好を持っているとも思わない。大体、そういうことを公言して憚らない北条仁のような人種と一緒いても、仕事で出会うその手の連中に誘われても、特別自分の中の何かが刺激されると思ったことはない。唐沢風に言えば、相手は誰でもいいから尻を差し出して突っ込んでもらいたい、などとは全くもって思ったこともない。

 そういう行為自体は女の子とするものだと思っていたし、それにちゃんと興奮している。美和のことも、心から愛おしいと思っている。それなのに、どうしてもそれだけでは満たされないでいる。美沙子と付き合っていたときもそうだった。確かに彼女を好きだったと思うのに、彼女と会って、別れ際に離れたくないと思ったことがなかった。葉子の手を握りしめることができなかったのも、ただの優柔不断と言ってしまえばそれだけのことだったが、どこかでやはり迷っていたのだ。

 それが恋や愛だとは思わない。むしろ、それは生存のために絶対に必要な何かだった。
 そう思うと、俺は、親を捜して彷徨っているアヒルの子と変わらないな、と感じた。それならば、やはり武史に会ったことが自分の感情を刺激したのかもしれない。
 あの人が親だとはどうしても認められない。母親に至っては顔も知らないし、生きているのかどうかも知らない。

「眠れないの?」
 何度も真が寝返りをうっていたので、美和が気にしたようだった。
「すまない」
 美和は少しの間黙っていたが、小さな声で言った。
「大家さんのこと、心配で?」

 彼女に説明してやる言葉がなかった。心配というのは頭を使ってすることだ。だが、実際は頭以外の部分であの男の不在を嘆いていた。いや、それはむしろ恐怖に近かった。彼が留守のことなど珍しいことでもなかったのに、無理矢理にもぎ取られたことが深く堪えているに違いなかった。

 真には幾つかの恐怖の種があって、時々予告もなしにそれが芽吹くことがある。自分がこの世に存在しているのが、何かの間違いだったと思っているからかもしれない。
 子どもをその手に抱いて間もなく引き裂かれた両親が、どういう経緯であっさりと子どもを諦め、捨てていったのか、澤田の言うように、彼らが真が生まれてくるのを本当に待ち望んでいたのだとしたら、何故簡単に捨ててしまえたのか、理屈で何を説明されても、真の頭は理解できないような気がしている。

 父親に対して何の感情もないと思い続けてきたのに、実際に会えば、わけのわからない心のうちの暗い塊が増幅して渦巻いているような感じがする。

 母親というものについては、全く想像さえできない。唯一想像されるものは、自分の首を絞めた人だけだった。その人を自分の母親として認識しているのではないが、心の底に女という生き物に対する恐怖があるのだろうか。
 いつか、ゲイバーのチーママの桜が言っていたことは、真にもあてはまるのかもしれない。彼(彼女?)は子どもの頃母親に虐待されていて、女に対する潜在的恐怖があってホモセクシュアルになったのだと、精神科医に言われて治療に通っていた事があるらしい。女性に対する曖昧な不安や恐怖が、性の嗜好に影響しているという理論だ。しかし、桜はそういう時期を乗り越えて、今や逞しい『オカマ』に成長した、と本人が語っている。

『あたしの場合はねぇ、本当にただ男が好きなのよ。それを医者が理屈付けしたから却って悩んじゃったのよね。女と寝たこともあるけど、あんまり良くなかったのよ。認めちゃったら、何だ、それだけのこと、って、そういう感じ』

 桜の場合とは違って、自分は女性との行為には身体はちゃんと感じているが、ただ感情の中では、心から彼女たちを信じていないのかもしれない。葉子の手を握りしめることができなかったのは、それでもやはり、彼女が自分の首を絞めた女の血を引いているという、恐怖の黒い塊が心の底で渦巻いていたからなのかもしれない。
 だが、桜と違って、自分は父親という種類の生き物に対しても、どこかで恐怖を抱いているのだ。だから、そういう性癖に走らなかっただけかもしれない。

 結局は、自分は存在の始めに、待ち望んでいたはずの両親から否定されたのだと、そう思っているのだろう。だから、足元が崩れてしまっていて、何よりも人間を恐怖している。それでも、懸命に何かを信じたいと思う気持ちが、具体的な対象を求めて彷徨っているのだろうか。子どもの頃は、それが馬や犬たちやこの世にはいないあやかしたちで、ある時からそれが別のものになっただけなのだろうか。

 自分自身の中の黒い何かが咽元を締め上げるように思う時はいつでも、あの男が黙ったまま抱き締めて慰めていてくれた。そして、今ほど不安で堪らない時はないのに、彼がいないのだ。
 それを頭ではなく、心と身体で感じている。





さて、次回は再びの『若葉のころ』です。
真、高校生、剣道部に入部して、ちょっと青春しています。
こちらもまた独立した回想の回ですので、本編の流れとは関係なく読むことができます。
よろしければどうぞ、お楽しみください。





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Category: ☂海に落ちる雨 第2節

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コメント


No title

こんばんは。
って、彩洋さんいないんでしたっけ。

このシーンに限らないんですけれど、彩洋さんの小説には癖のある人物が満載ですね。この蓮生家のみなさんが再びどういう形で登場するかはわからないんですけれど、それぞれが主役として別のお話にも出て来れるくらい個性的です。謎の視線の一族。

それと美和が、「大家には勝てん」とわかっているくせに絡む、その女としての業みたいなものにちょっと共感してしまいます。こういう事を繰り返していると、男には逃げられちゃうんだけれど、それでも止められない。ううむ。相手が悪かったのかも。(いったいどの回の感想を書いているんだか)

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/06/23 03:38 [edit]


夕さん、ありがとうございます

ネット環境になくて、お返事が遅くなっていてすみません。
タブレットは持ってきているのですが、慣れなくて、文章を考えながら打つことが難しく・・・
今日帰ったら、お返事します!
今は、滋賀と岐阜の境目くらいの山奥にいます。
また後ほど・・・(*^_^*)

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/06/24 06:57 [edit]


夕さん、ありがとうございます!

やっと無事にネットのあるところへ戻ってきました。
コメント、ありがとうございます(*^_^*)
癖のある人満載……ありがたいお言葉です。書いている時、いつも一癖も二癖もある人を書きたいと思っているのですが、やはり若い時は抵抗があって書けなかったりもしていたのです。でも、最近、結構楽しめるようになってきて、主人公がちやほやされないのも当たり前になってきて、平気で主人公はやたらといろんな人から嫌われたり(って、単に恋敵だから?)しています。
癖のある方が、書いている時は楽しいですものね。読んでくださっている人に好かれるかどうかは別問題として……

でも、夕さんのところにも、結構癖のある人々、出ていますよね(^^)
何より、主人公級の人たちが、やたらめったらかっこいい、とかいい人ってのがなくて、自然な感じで、それぞれの性質がストーリーに生かされていて、すごくなじみやすい。
私もそういうのを目指したいのですが、なぜか……癖がありすぎる??

後半にもっと癖のあるオッチャンが出てきます(真の…えーっと…言えない……)。癖のあるヤクザも出てきます。でもこのヤクザがこの【海に落ちる雨】の中で、なぜか一番カッコいいです。美和ちゃんの彼氏です。
蓮上の人たちも、まだまだちらちら絡んできます。
というより、この絵のことに絡んで、この家がこれからどうなるのかというのも一つの大きな動きでもあるのです。

美和ちゃん、絡んでいるように見えますね……(^^)
でも多分、結構楽しんでいるのかも……彼女は芯がたくましい系の子で、しかも『大家には勝てん』けど、『大家と先生がくっついているならいいか、他の女はいや』というスタンスだったりもする……のでは……と^^;
でも、なんだろうな、旦那はいるのに、苦しいくらい他の人を好きになっちゃった、というシーンって、あると思うのですね。もちろん、その先に行くかどうかは別の話です。
でも結局、旦那の顔を見ると…ってことになるのかも(^^)
第3節から登場の美和ちゃんの彼氏にこうご期待です!

あ、実は、夕さんの大道芸人たちの私の中のテーマソングというのがあって、今日車を運転しながら急に思い出したんです……それが面白いことに、夕さんの出しておられたのと曲想がちょっと似ていて……また今度紹介します!

取りあえず、返ってきたので、一番にお返事を書かせていただきました。
仕事、行ってきます!

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/06/24 12:46 [edit]


県庁の絵、訳ありでしたねえ。
長生きしている分、歴史とエピソードがたっぷり。
この絵、このまま県庁に掛かっていくわけでもないのですね。
どこにどう渡り歩いていくのでしょう。

二つの蓮生家の螺旋も深そうです。
本物の家主が語るときがあるのでしょうね。ふふ。待たねば。

竹流ぅ~~
真がこの人とこんなに距離と時間離れて大丈夫なんですかあ。
じゃないですよね。切ないを超えて、痛々しいですよ。寝てくれ。
美和ちゃんと喧嘩になっちゃうし・・・ったく。

けい #- | URL | 2014/04/14 14:38 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

はい、この絵のエピソードは気に入っているのですけれど、実はちょっと不完全燃焼で、どこかで再度使いたいとも思うのですけれど、一応、最後の最後に素敵な話が待っています。
そこに行きつくためには、かな暗いトンネルを潜っていかなければならないのですけれど(..)

日本海側は大陸に向いていたので、その昔は日本の表玄関は太平洋側じゃなくて、日本海側だったんですよね。
当たり前のことだけれど、現代に生きているとその感覚がなくなってしまう。
青森に通うようになって、改めてそのことに気がついて、いつか北前船を題材に何か書きたいと思っているのです。このお話はその一環、かなぁ。
蓮生家のような北前船長者が出てきて、48の蔵があって、家の中では金の屏風立て回して、御老体のキセルとか小物もみんな金でできてて……ってどんな成金話^^;

蓮生家のエピソード、実はけっこうこだわってて、お気に入りです。
ちょっとドロドロしすぎだけれど、歴史には、表に出てこない負の部分があって、きっと歴史に名は残らないけれど、本当にたくましく生きた人、美しく生きた人、やっぱりとんでもない人、悪人善人問わずいろんなものが蠕いて、歴史が流れてきたんですよね。
綺麗ごとではなくて、世界が動いていく、それが好きなんです。

> 竹流ぅ~~
> 真がこの人とこんなに距離と時間離れて大丈夫なんですかあ。
> じゃないですよね。切ないを超えて、痛々しいですよ。寝てくれ。
> 美和ちゃんと喧嘩になっちゃうし・・・ったく。
わはは~。美和ちゃんとはほんと、痴話げんかにもなってませんね。
でも、この二人、結ばれなかったけれど、生きているときも真の死後も、永遠に恋人同士だったかも。
多分、こんなにも真が心を隠さなかった女人(?)はいないんですね。妹よりも、奥さんよりも。
竹流とは……早く会いたいのですけれど……(;_:)

コメントありがとうございます!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2014/04/15 20:14 [edit]

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