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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【8月の転校生】(3) 転校生、ふたたび 

最終回です。考えてみれば、1回でアップしても良かったような内容なのですが、ちょっと長いかなぁと思って切ったのに、結果的に勢いで立て続けにアップして、あまり意味はありませんでしたね。
ホラーって、一気に読んでもらわないと、あまり面白くないということが分かりました。
(あ、ホラーというほどのものではありませんでした。すみません)

最終回、少し落ちがついているでしょうか。ウゾさん、こんな感じでいかがでしょうか。
ちょっとだけ、逢魔が時に、8月の誰もいない教室に入る場合は、みなさん、お気を付け下さいね。
転校生があなたを待っているかもしれません。





「それ、『八月の転校生』だよ」
 享志が昨夜の顛末を話して聞かせると、さっきまで怒っていたクラブの同級生たちは真っ青になった。

 彼らが怒っていたのは、まずひとつに、享志が結局シュミレーション表を取ってくるのを忘れてしまったことだった。
 今朝、守衛のおじさんに鍵を開けてもらい、筧先輩にそれを見せて事なきを得たものの、昨日は待ち合わせた校門のところにいつまでたっても享志が現れなかったというので、怖くて取りに行かずに逃げたと思われていたようだった。
 言い訳なんて聞きたくないね、と言っていた連中が、ちょっと黙り込む。

 八月の転校生?
「何だよ、それ」
「だからさ、新聞部が『逢魔が時の音楽室』の続編を刷ってたんだ。休刊のはずの八月号の記事。俺、印刷室で見たって言ったろ。『八月の転校生』って言ってさ、音楽室から幻聴のようなショパンの『別れの曲』が聞こえて来たら……出るんだよ」
「出る?」

「それを聞いてしまった生徒のクラスの教室でさ、待ってるんだ。綺麗な男子生徒が。で、『ここのクラスの人?』って聞くんだ。それがさ、前の学校でいじめに遭って自殺した中学生の霊が、いや、失恋して自殺したんだったか、その辺は諸説あるみたいだけど、この学校に憧れてて、転校したいって思う気持ちが彷徨ってるんだって。その子はピアノが上手で、でも泣きながら弾いているから途切れ途切れなんだって」

「冗談だろ。だって、ちゃんと普通にしゃべってたし」
「でも消えたんだろ……それに、どうやってその子、教室に入ったんだよ。学校の子じゃないから、倉庫部屋の窓のことは知らないだろうし。そもそも夏休みの八月に転校生なんか来ないよ。足、ついてた?」

 そう言えば、微かに記憶をたどると、足音はずっと享志のものだけだった。外灯に伸びた影もひとつだった。重なっているだけと思っていたけれど……
 今更だが、ちょっと冷や汗が出てきた。

「それでさ、『学校を案内してくれる?』って聞くんだってさ」
 さーっと血の気が引く。
「……確かに、そう聞かれた」
 同級生たちもみな、さーっと青くなった。

「な、なんて答えたんだ?」
「もちろん、って。で、礼拝堂の裏の中庭に案内しようとしたところで消えたんだ」
 皆が申し合わせたようにほっと息をつく。
「それさ、断ったら呪われるんだって。良かったよ~。級長が呪われなくて」
 呪われたらどうなるんだ、と聞いたが、誰も知らなかった。だから『学園七不思議』なんてのはいい加減なものに違いない。


 そろそろお盆が近づいていた。
 クラブは一週間だけ休みになった。
 実はあの日から、クラブの部室の鍵が見当たらなかった。
 持っていたのは享志だったはずで、多分あの時教室かどこかで落としたのだ。スペアがあるから困らなかったのだが、明日からクラブが再開という日になって、今度はそのスペアキーが見当たらなくなった。

 享志はその連絡を受けて、これはコックリさんの呪いかもしれないと真面目に思いながら、夕方、学校へ走った。明日、部室に入れなかったら大変だ。二年生の失態ということになる。
 クラブを引き継ぐときにこれでは、大問題になるに違いない。

 今日は守衛さんに鍵を開けてもらおうと思ったのに、間合いの悪いことに見回りなのか、守衛室にいなかった。
 日が暮れてしまっては困ると思い、ええい、と思って、また倉庫部屋の窓からエヴァーツ館に忍び込んだ。
 逢魔が時までまだ時間はある。

 と思ったのに、音楽室からショパンが聞こえてくる。
 まじかよ~
 俺もう、頭おかしくなっちゃったのかも。
 もう見ちゃだめだ。何も聞こえない!

 とにかく目を瞑って走り抜け、一気に教室のある二階へ駆けあがった。
 ガラッと、気合いを入れて大きな音で扉を開ける。

 ……
 冗談でしょ。

 ……『彼』はそこにいた。

 夕陽にけぶる明るい髪、まっすぐ伸びた綺麗な首筋、まだ成長途中と思われる華奢な肩、背中はすっと伸ばされていて、バランスのいい肩から腕へのラインも、今日もやはり綺麗だった。
『彼』は振り返る。ふと惹きつけられるような印象的な顔立ちだ。夕陽でオレンジ色に染まった頬、野生の山猫のような光を宿した目、通った鼻筋と、きりっと結ばれた唇。

 違っていたのは、今回は席に座っていなくて立っていたことと、学園の制服を着ていないことくらいだ。ジーンズを穿いて、真っ白のシャツを着ている。そのシャツもオレンジに染まっていた。
「あ、あ、あの、え……と」
 享志はしどろもどろになった。

 彼の唇が少しだけ、開きかける。

 知ってる、知ってる。このクラスの人? って聞くんだよな。

 だが『彼』は、薄く開けられた唇をそのままに、何も言わなかった。そして、黙って享志を見ている。

 別バージョンがあるのか?
 このクラスの人? の質問は飛ばして、先に、学校を案内してくれる? って聞くのかな。
 とにかく断っちゃだめだ。

 だが、彼は相変わらず何も言わない。というよりも、どこか怯えたような顔で、あるいは何か言われたら飛びかからんとでもいうような追い詰められた野生動物のような目で、享志を見ている。あの時と同じ碧の目。いや、一方の目は光の加減なのか碧色に光り、もう一方の目は暗く沈んで見える。

 きっとこれは別バージョンだ。この『試験』に合格しないと呪われる! 
 先手必勝だ!

「が、が、がっ、学校を案内しようか?」


 彼の表情がわずかに変わった。いささかきょとんとしたような顔で、享志を見ている。
 改めてその顔を見ると、先日の『幽霊』とは少し顔つきが違うような気もする。綺麗なのは同じだけれど、何というのか、現実味のある顔だ。光に霞んでいるような感じではなく、しっかりと吊り上った形の眉も、顎のラインも、輪郭が明瞭に見える。
 でも、なんて印象的な顔なんだろう。綺麗、というより、惹きつけられる。

 その時、ぴたりとショパンが止んだ。
 音が聞こえている間は気にならなかったのに、止まった途端にはっと気が付いた。

 その瞬間、彼は何も言わずに、まるで猫がしなやかに身を翻すように、扉の所に突っ立ったままの享志の側をすり抜けた。そして、ほとんど足音も響かせずに野生の獣のような俊敏さで廊下を走り抜け、跳ぶようにくるりと階段の角を曲がって消えた。

 呆然と見送っていた享志は、ふと視界の隅で何かが光ったような気がして、教室の中を見た。すぐそばの机の上に、鍵が二つ乗っている。
 部室の鍵だ。あの時落としたものと、それから同級生が無くしたものと。
 享志はようやく我に返り、鍵を二つ引っ掴んで、階段のほうへ走った。
 

「お兄ちゃん、ベーゼンドルファーだよ。スタインウェイじゃなくて」
 微かに声が聞こえたような気がして、享志は階段の踊り場で足を止めた。女の子の幽霊も一緒なのか。……それは聞いてない。
 だが、享志が一階の廊下に降り、見回した時にはもう誰の姿も気配もなかった。
 やがて、どこかの扉が閉まるような音が、夕闇に響いた。


 八月に転校生は来ない。夏休みなのだから、当たり前だ。
 しかも学校を案内し損ねた。
 呪われるのだろうか? で、呪われたらどうなるんだよ! 新学期になったらさっそく新聞部に聞かないと。

 学園の七不思議とか怪談話とかいうのは、生徒が怪談好きな年齢であるために生まれてきたか、子どもが学校で悪さをしないようにするための抑止力に利用されているだけに違いない。
 そう思うものの、腑に落ちないまま、いささかびびっている級長・富山享志は、九月の始業式の後、院長に呼び出された。

 院長室の扉はいつも開け放たれているので、部屋に入る前からそこに『彼』の姿は見えていた。
 ほんと、呪われちゃったのかも……

 だが、享志の目は釘づけだった。咽喉がカラカラで顔が引きつるのに、足は前に向かって進んでいる。
『彼』は振り返り、享志を見て一瞬、あ、という顔をしたような気もしたが、一瞬の先には表情を殺してしまった。

 山猫の目。あれから享志は何となく動物図鑑を見ては、彼を思い出していた。
 やっぱり、どうしたわけかドキドキする。幽霊だとしても、綺麗な子だった。いや、そっちの趣味はないけれど。でも手を伸ばしたら、噛まれそうだ。もっとも、噛まれる程度の呪いなら、いっそ噛まれてもいいかと思う。

 などと馬鹿なことを考えていたら、爽やかな宝塚の男役スターのような印象の院長が、いつものように清々しい声で言った。
「あぁ、来たわね。紹介するわ。彼が君が編入するクラスの級長、富山享志くん。頼りになる男よ。富山くん、アメリカからの帰国子女で、この時期に編入になったの。困ることが多いだろうから、相談に乗ってあげて。相川真くん。級長、頼むわね」


 妹がいる? って、まずは聞かなくちゃ。
 しかもその子、ピアノ弾く? って。
 いないと言われたら、今度は女の子の転校生の幽霊を撃退する方法を、新聞部に聞いた方がいい。
 それから、鍵、どこで拾ったの? って。
 いや、拾ってくれて、ありがとう、だよな。

 ……ところで、もちろん、最初の『彼』も君だったんだ、よね?
 いや、やっぱりいいよ、それには答えないで!


【8月の転校生】了
 



やはり、大海のホラーもどきでは涼しくなりませんでしたね。
すみません^^;
しかも、天然くんにかかると、ホラーもコメディに化けてしまうらしく。

解説するのは野暮ですが、真の育ての親である伯父さんはこの院長の友人なのですね。
で、ひどいいじめにあってた真は、しばらくその伯父さんの仕事の都合で、カリフォルニアにいたんです。
で、戻ってくるときに、普通の学校は難しくて、このちょっと楽しげな?学園に編入したのです。
編入試験は、受けたと思うけれど。できたのかしら?
で、学校に行くことがまず勝負、という精神状態だったので、夏休みの間に一回見に行っておこうと。
だから守衛さんは、あちこち連れまわされて、いなかったのですね。
子供たち、結構自由にうろうろさせてもらっていて、妹まで。
院長と伯父さんも近くにいたと思うのですが、タカシくんはそれどころじゃなくて……^^;

しかし、幽霊はあんなにしゃべるのに、真はなぜしゃべらない?
本当に、この人は、言葉は苦手ですね。いえ、今はそうでもないのですが、この頃なんて、ほとんど1日なにも話さない日もあったのでは。

相川真くん、中学生の一時期、本当に怖いくらい『綺麗』と親友に思われていたようですが(他にも証言者あり)、それを過ぎると、ただの兄ちゃん。今や、ちょっとオッチャンになっています。
よく言いますよね、天才も20歳過ぎればただの人、いや、それじゃないか。
ロシア人も、なぜあの天使がそうなる?みたいな。

ともあれ、ウゾさんにご満足いただけたかどうか……
読んでくださった皆様に、ほんの少しでも涼をお届けできたかしら……(いや、涼しくならないって)


さて、ここしばらく真面目に小説もどきを更新しすぎたので、ちょっと他の記事を、と思うのですが、涼しい記事がないなぁ。海? カキ氷?
  
実は、長らく放置しているソ連旅行のその後。
当時の手記!!が見つかったので、生々しくレポートをお送りしようかと思ったりもしてます。
でも、ウゾくんの話、書かなくちゃ。
そして【海に落ちる雨】の続きと、並行して、【死と乙女】(夕さんリクエストの指揮者の話)もcoming soon!です。

読んでいただいて、本当にありがとうございましたm(__)m




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Category: (1)8月の転校生(完結)

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コメント


ああ、やっぱり真でしたね。
最初に「真は、出てくる?」って聞いちゃった私が悪い!
でも、聞いてたから、真だ~って、楽しめたんですが。
級長、いい性格ですね。
ちょっと、欲しいキャラです。
ラビットの稲葉くんや、玉城とか、きっと子供の頃はこんな感じだったんじゃないかな、なんて(笑)
中学生の頃の真。綺麗だったんだろうな~。目に浮かびます。
ゾッとはしなかったんですが、ゾクゾクしました (〃´∀`〃)
久々に中学時代のあの噂話や7不思議の感覚を思い出して、楽しかったです^^

lime #GCA3nAmE | URL | 2013/07/31 08:19 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

はい、やっぱり出てきましたね。チョイ役ですけれどね^^;
で、書きながら、幽霊のほうが真よりよくしゃべる!と思って、自分でツボに嵌っていました。
言語能力が幽霊以下の真って……なんて情けない^^;
でも、それが真っぽいと言えば、そうかもしれません。
しかも、噛むとか、見抜かれてるし。思えば、竹流に噛み付いたのは、小学校6年生のころ?
言い合いしても言葉では負けそうだったので、噛んじゃった!って、どんな野生……

ホラーというより、コメディになったのはこの天然の級長のせいです。
これでないと、真の友人はできません。
いちいち言語能力の乏しい真の言い草に尖っていたら、やってられませんものね。
聞き流すというより、「とがっていることに気が付かない」性格でないと…
富山享志、かなりの大物です。【海に落ちる雨】の第5節で、ヤクザ(美和ちゃんの彼氏)に見込まれましたからね。オヤジに勘当されたら仁道組に来い、と。

そうそう、確かに、稲葉くんや玉ちゃんに通じるキャラですよね~
密かに私もそう思っていたのです(^^)
いやいや、リクとか真の友人をやっていくのには、こうでなくちゃ!
(すっかり、作者二人共が認めている、似た者同士のリクと真……^^;)

> 中学生の頃の真。綺麗だったんだろうな~。目に浮かびます。
そうですね~、写真見た美和ちゃんが萌え萌えでしたからね~
それが、今ではただの…(って、しつこい?)

> ゾッとはしなかったんですが、ゾクゾクしました (〃´∀`〃)
> 久々に中学時代のあの噂話や7不思議の感覚を思い出して、楽しかったです^^
楽しんでいただけて嬉しいです。第2弾、来るかどうかは???

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2013/07/31 13:24 [edit]


 こんにちは。
うん ホラーと言うよりも もっと透明な… 子供の頃だけ感じる何かのような…
うーーん 上手く表現できないのですが 怖いと言うよりも
不思議な感覚の小説でした。
学校って 昼でも夜でも 人がいないとミステリアスになるのですよ!!!!
其の学校の場自体の不思議さと 妙に多感な年齢の相乗効果
何か ザワッと神経を触られている感覚を覚えました。

うん リクエスト小説 綺麗に料理して頂いて ありがとね!!!

ウゾ #- | URL | 2013/07/31 13:24 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

はい。ホラーにはなりきれませんでしたね^^;
これでも、十分、書いている最中怖かったのです…だって、時々ラップ音みたいなの、鳴るじゃないですか。
ついでに、うちの時計は1時間ごとに音楽が鳴るのですが、これも怖い……
などとビビりまくっていた大海でした。

そんな風にビビりながら書いたものですが、現役中学生のウゾさんに受け入れていただけるか、ちょっと心配していたのです。だって、私など、中学生をやっていたのは〇十年前……^^;
かすかな記憶を手繰り寄せながら、それっぽく書けたかなぁと…
不思議な感覚…になって頂けたのなら、ちょっとは良かったような気もします(*^_^*)

> 学校って 昼でも夜でも 人がいないとミステリアスになるのですよ!!!!
そうなんですよね。いつもたくさん人がいるところだけに、逆にいないこと自体が怖いですよね。
ギャップがあるのが、ミステリーの一要素ですものね。
だから、学校って舞台になるんだろうなぁ。
確かに、夏休みって、いつものように人がいなくて、でもクラブがあって、そんな時にあれこれ色々起こっていた記憶があります。別に怪奇現象ではないけれど……普段見慣れたものが、別のものに変っているような感じ、あちこちに充ちていました。
でも、それはウゾさんのおっしゃる通り、その年齢だから感じられたものかもしれませんね。

今、怪奇現象のテレビ番組をやっていて、不覚にもちょっと見てしまった(;_:)
こわーい(/_;)
やっぱり映像は強烈だわ、と思いました。
すぐ野球に切り替えました(*^_^*)

> うん リクエスト小説 綺麗に料理して頂いて ありがとね!!!
こちらこそ、面白いリクエストを頂き、ありがとうございました(*^_^*)
楽しく書かせていただきました(*^_^*)(*^_^*)

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2013/07/31 20:46 [edit]


楽しかったぁ♪

って、
ホラーなのにそれじゃ失礼になっちゃうのかしら?(汗)

でも私は大海さんと同じく
ホントに怖がりで
遊園地のお化け屋敷の前を通るもイヤ(>_<)
息とめてかけ抜ける。
何かを吸いこんでしまわないように。(笑)

そんな私でも
ちゃんと最後まで読めましたぁ♪
文章のテンポ?がとてもよくて楽しかったです♪

ako #- | URL | 2013/08/01 01:09 [edit]


こういう人がいてよかったですね〜。真は、壮絶ないじめの後、最初の日本人の学校であるいみ緊張していたんじゃないかと思うんですよ。それがこの未来の義弟との出会いだったんですものね。

ホラーテイストが強いと読めないけれど、これなら大丈夫!転校生の幽霊は怖くなかったけれど、実はコックリさんが、ちょびっと怖かったです。 しかし、「別れの曲」。「Dum Spiro Spero」にも出てくるなあ。幽霊が弾くのかあ。

でも、ちょっと待って! 「死と乙女」って、ホラーのリクエストはしていないのに、なぜそんな怖そうなお話が?! どきどき……

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/08/01 03:15 [edit]


akoさん、ありがとうございます(^^)

いやいや。楽しかったと言っていただいて、本当に良かったです(^^)
もう、途中から覚悟を決めて、コメディに走っていました。
ホラーで落とすのは私には無理だから、やっぱり笑いで落とすしかない、と。
というのか、天然級長パワー炸裂になってきて、もう、ここは彼に任せようと。
任せたらこんなことになってしまいました^^;
テンポよく書けたのは…天然の語りだからでしょうか。

でも、笑いに走った?半分以上の理由は、私が怖くなってきたから。
だって、普段は気にならないいろんな音が、書いている間は妙に気になって^^;
ほんと、怖がりなんです。
でも、akoさんのこれ↓
> 遊園地のお化け屋敷の前を通るもイヤ(>_<)
> 息とめてかけ抜ける。
> 何かを吸いこんでしまわないように。(笑)
無茶苦茶面白い!!! 何を吸い込むんでしょう!!!!
ひとりで大うけしておりました\(^o^)/

ほとんど敵らしい敵のいない、この級長。彼のお蔭で真は無事に学校に行くことができていたのかもしれません。
読んでいただいて、本当にありがとうございます(*^_^*)

彩洋→akoさん #nLQskDKw | URL | 2013/08/02 01:50 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

はい、本当に。この富山享志さん、実は某声優さんからまんま名前を戴いてしまったという(だから、あわてて漢字だけ変えた!^^;)ウルトラいい加減な初期設定だったのですが、登場した時からこのキャラで、もう自然に真が生きていくに欠かせない人になっていました。
竹流はね、必要なんですけれど、彼だけではだめなんですよね。だって、授業中、隣にいてもらうわけにはいきませんしね^^; 夕さんのおっしゃる通り、彼がいたから、真は学校に通うことができたようなものですから。
この天然夫婦(実は、真の妹(従妹)もかなり天然系でして。ただ彼女は隠れ天然)あってこそ、真は東京で生きてこれたんだと思います。
持つべきものは、天然の友人と、素っ頓狂な姫君ですね。

> ホラーテイストが強いと読めないけれど、これなら大丈夫!転校生の幽霊は怖くなかったけれど、実はコックリさんが、ちょびっと怖かったです。
おお、夕さん、実は私も、コックリさんの描写を詳しくしなかったのは、怖かったからです。
コックリさんって、本当に、多感な年頃の子どもにはダメですね。あの頃、自分もしたことがあるのですが、思い出すだけで怖い……
「別れの曲」、やっぱり定番ですよね。髪の長い美人が弾いている映画とか、ありがちですが。幽霊は、まぁ、置いときましょう。ショパンは定番すぎて、使う時にはちょっと考えますが、でも、いいんですよね。

「死と乙女」、大丈夫です。ホラーではありません。
う~ん、でも、弦楽四重奏ではなく、歌曲のほうをイメージして書き始めたので、中身はそこそこ重めなのですが、それこそ、青春の日々ですから、青い青いお話です。ご期待ください(^^)
(って、程にいいものでもないのですが…ちなみに真の息子、真とは壊れている方向が違って、また困った子ですが、作者が言うのもなんですが結構可愛いです)

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2013/08/02 02:30 [edit]


ほっ、なあんだと思ったけど
最初の彼はやっぱり…?
あっ答えなくていいです

ダメ子 #- | URL | 2013/08/06 14:09 [edit]


ダメ子さん、ありがとうございます(^^)

> ほっ、なあんだと思ったけど
> 最初の彼はやっぱり…?
> あっ答えなくていいです
あはは。はい、答えないでおきます(^^)
でも、天然の彼にとっては、可愛い転校生に見えたようで^^;
天然系の人物を主人公にすると、意外に物語が進むことが分かりました(^^)
読んで下さって、嬉しいです(*^_^*) ありがとうございました。

彩洋→ダメ子さん #nLQskDKw | URL | 2013/08/07 02:13 [edit]


タイトルに惹かれました

ホラーというより素敵な掌小説ですね。
学園の光景が絵に浮かびましたよ。
こんな学園で青春を過ごしたかったなぁ・・(^∀^)
16ミリの映写機で映像化したらきっと趣深いショートムービーになりそうです。

おのみちたかし #- | URL | 2013/08/17 00:43 [edit]


たかしさん、ありがとうございます(^^)

いらっしゃいませ。いつも楽しませてくださるたかしさんにお越しいただいて、ちょっと感動です。
そうなんです。ホラー、って実は書くの難しいんですね。
映像ではなく文字で怖さを演出するっていうのが大変と言うことがよくわかりました。
もっとも、私は怖がりなので、そもそも「コックリさん」と書くだけで、背中が寒くなっていました^^;
そして、この学園は、私が通っていた中高一貫教育の学校がモデルです。
結構楽しい学校でした。中にいるときはもちろん、あれこれ思うこともあったけれど、今となってはただただ楽しい思い出しかありません。もう○十年も前のことを思い出しながら書いたので、光景が浮かぶようだと言っていただいて、とても嬉しいです。
> 16ミリの映写機で映像化したらきっと趣深いショートムービーになりそうです。
わぁ、なんて素敵なことをおっしゃって下さるのやら……
またイメージソングを考えなくちゃ!
コメントありがとうございました。とても嬉しいです(*^_^*)
また私もお邪魔しますね(*^_^*)

彩洋→たかしさん #nLQskDKw | URL | 2013/08/17 08:43 [edit]


素敵でした♪

彩洋さん、こんばんは♪

このたびは相互リンクしてくださり本当にありがとうございました(*^_^*)さらには我社にもご訪問&コメントをくださり本当に嬉しかったです。ありがとうございました!

今夜は一言お礼を申し上げたくてお邪魔したのですが、ここまで来たからには小説を読まないと気がすまなくなりまして、こちらの素敵な短編を拝読させていただきました。
実は私、書くのより読むほうが断然好きなんですよ(^_^;)面白い小説なら月に百冊は軽く読めます←密かな自慢です(笑)

前フリはこれくらいにして、「8月の転校生」は本当に透明感のある素敵な小説でしたね。
前回の作品でも強く感じたのですが、彩洋さんの文章からは独特の光といいますか、煌きのようなものを感じます。時として眩しいほど強く、時として包み込むように柔らかに、様々に表情を変えた光りが作品を彩っているようです。

それにまた、登場するキャラが実に魅力的でたまりません!主人公の富山くんはじめ級友たちも、あの若い世代独特のパワーと陽気さに溢れていて読んでいて実に楽しかったです。対照的にお化け役を買って出た(本人の意図するところではなかったでしょうが……笑)真くんの妖艶なる美少年ぶりが目にも鮮やかで、美しい文章と映像美が相まってゾクゾクしてしまいました。

最後のオチがまたいいですね。
天然なる級長、富山くんの続きのお話もまた読ませていただきたいなと思いました。

今回も爽やかで心に残る青春小説を読ませていただき、本当にありがとうございました(*^_^*)

三宅千鶴 #- | URL | 2013/11/04 23:09 [edit]


千鶴さん、ありがとうございます(^^)

こちらこそ、リンクをしていただいて、本当にありがとうございます。
実はまたあれからこそっと訪問させていただいていたのですが……それはまた後程そちらで。
そして、再び、ご丁寧な感想を、ありがとうございました m(__)m
私も実は……ある共通点を発見してしまい、ちょっとニマニマしておりました。
ひとつは書くと長編になるということです。そしてもうひとつは……そちらに訪問時に(^^)
でも相違点も発見してしまい、あぁ、なんと羨ましいと思いました。
何より、すごいスピードで本を読まれることにびっくり! 
私はもう、すごく読むのが遅いほうなので、書くと読むのが止まってしまう感じです。
でも読んでいる時の方がアイディアが浮かんでくるというのか、本の中の単語から物語が走り出すことが多いので、読まなきゃ書けないのですけれど……^^;
月に100冊! 読んでみたい!!

そして早々に「8月の転校生」を読んでいただいて、本当にありがとうございます。
いや、もう、ブログを始めてから、短編・掌編にチャレンジしまくりです。
もともと1人で書いて1人で楽しんでいたのですが、真を自分以外の人にも知ってもらえたらと思って始めたブログです。なので、このシリーズ以外の作品は少ないのですが、今は少しだけ他の物語もちょっと書いてみたりしています。
こんな風にスピンオフみたいな形で書くのも初めてで、上手くいっているのかどうかも分かりませんが、楽しんでいただけたようで、嬉しいです。
この話、ホラーをリクエストしていただいて、ホラーと言えば学校しか思いつかなかったので、浮かぶままに書いてみたものもです。ホラーの予定が、ほとんどホラ話、という落ちつきで……(^^)
級長はやっぱりこういうキャラがいいですよね(^^)
この天然級長だからこそ、真の親友などと自称してくれちゃうのだと思いますので、大事にしていこうと思います。とはいえ、彼もまた25年以上も付き合っているキャラでして、書けば書くほど天然度を増しているような気がします(^^)
文章には本当に自信がないので、せめて魅力的なキャラが書けたらと思うのですが、これもまた難しいですね。でもあれこれもったいないくらいお褒め頂き、舞い上がってしまっております。
ちなみに、真の「美しさ」は級長の独断と偏見です^^;
彼は、お化けの真に恋をしたようでして、さらにこの後で、真の伯父さんから「色々問題がある子なので、よろしくお願いします」と言われて律儀に一生守り抜いた馬鹿な奴なのです。真の妹(実は従妹)と結婚しますが、これがまた大ボケ。ちなみに妹は兄貴に恋をしていたのですが、兄の親友=級長から「君たち兄妹を一生守る」とプロポーズされて、「君たち」の部分が嬉しくてOKしたというボケボケ夫婦。

彼の続編は、高校生探偵・真の助手として学園のミステリーに挑む編、を用意しているのですが……
ちゃんとひとつずつ終わらせないといけませんので、まだ手を出していません^^;
でも、いつか!

コメント、ありがとうございました(*^_^*)
これからもよろしくお願いいたします。

彩洋→千鶴さん #nLQskDKw | URL | 2013/11/05 00:56 [edit]


って、本当の転校生かい!!
いやいや、最初の彼と同一人物だったのかどうかは・・・・・・。

学生時代ってやっぱり楽しいですよね。
あの頃に帰りたい。

ところでまた別の作品も読ませてもらいたいんですが、筆者としてのオススメはどれですか?

是非教えてくださいね。

ヒロハル #- | URL | 2013/12/11 00:18 [edit]


ヒロハルさん、ありがとうございます(^^)

はい、最初の彼と同一人物だったかどうかは……^^;
(多分、違うんでしょうね^^;)
学校には、そんなのあり?っていうローカルルールがあるんですよね。
そんな開いている窓なんてあっていいんか、と思いますけれど、あったりする。
それが学校の七不思議を生み出すのかも!?
ものすごく気楽に書いた短編でしたが、一応落ちをつけることができて良かった^^;
ちなみに、ヒロハルさんの学生時代は、どのくらい前なのでしょうか。
私はかな~り(すご~く?)前なので、懐かしいというのか、記憶が適当で、適当感丸出しで書いちゃいました。でもムードが伝わっていたら嬉しいです。
読んでいただきましてありがとうございますm(__)m

> ところでまた別の作品も読ませてもらいたいんですが、筆者としてのオススメはどれですか?
ありがとうございます m(__)m
ヒロハルさんはじめ、皆様のようにたくさんの引き出しがないもので、お恥ずかしい限りではありますが……
そうですね…

読んでいただきやすいのは、読者を選ばないという意味で、ファンタジーを書かないと宣言していた私が書いている『百鬼夜行に遅刻しました』でしょうか。
こちら、ブログのお友達・ウゾさんのブログのタイトルをお借りして、鬼の世界で遊んでいます。連作短編で、まだ終わっていませんが、読み切り連作なので、読みやすいと思います。
内容は少しシリアスなところもあって、ヒロハルさんが以前に書いておられたことにも通じますが、作者の思いや考えがさく裂していますけれど^^;

limeさんちの登場人物にも来ていただいているのが『幻の猫』……登場人物については、カテゴリの中の『真シリーズ・あれこれ』から『海に落ちる雨・登場人物』を選んでいただくと、分かるようになっています。

一番気合を入れて書いたのは『清明の雪』ですが、何しろ、ブログにあるまじき字の多さで……読む人にも気合を要求してしまうかもしれません(>_<)
でも、一番、自分の大好きなものを詰め込みまくった作品だと思います…・・ファンタジックな世界ですが、現実世界と乖離しないように書いています。

すごく乙女な恋愛小説なら→『天の川で恋をして』
後は……すごくしょうもないものを気楽に読みたいときは『迷探偵マコトの事件簿』
そして、小説ではありませんが、巨石紀行なども実はおすすめです(*^_^*) ぜひ、魅力あるれる巨石の世界に遊んでください。ほとんど写真なので、気楽に気楽に訪ねてくださいませ。

私も、ヒロハルさんの膨大な!作品、ちょっとずつ拝読したいと思っております。
私も早くこんなくらいタイトルを並べたい~と思いました。
あ、トイレは朝になってから行きました(*^_^*)
コメントありがとうございます(*^_^*)

彩洋→ヒロハルさん #nLQskDKw | URL | 2013/12/11 20:32 [edit]


読み終わりました-!
真くんだったんですねΣ(゚Д゚)あ、でもはじめの子は幽霊だったのかな……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
返答に間違えたら呪われてしまうところでしたね……。呪われたら……きっとテストが0点になるとかお母さんに怒られるとかそういうことになるんだ!

しかし、享志くんが面白い(笑)「別バージョンか」ってとこ笑いました(笑)
友達にほしい感じです。享志くんみたいな子がいれば深刻な問題も楽しくなっちゃいそうです(^_^)

また他の作品も読ませてもらいたいと思います(^_^)なにかオススメありますかー??

たおる #- | URL | 2015/08/30 16:16 [edit]


たおるさん、ありがとうございます(^^)

> 読み終わりました-!
ありがとうございます~(^^)
そうそう、天然ボケ級長、幽霊に対しても「級長ぶり」を発揮していたおかげで呪われずに済みました。いや、人徳ってやつかもしれませんね(^^)
呪われたら……うん、きっとお母さんに怒られるのかも^^;

享志は本来は「真の親友(自称)」という立ち位置なので、このシリーズでまさかの主人公昇格でした。でも、彼が語りだと軽妙になってなかなかいい感じになったので、時々主人公として登場することになりました。もちろん、脇でもいい味出してくれているのですけれど。
> 友達にほしい感じです。享志くんみたいな子がいれば深刻な問題も楽しくなっちゃいそうです(^_^)
うんうん。彼は友だちがいがあると思いますよ! 何しろ、頼れる級長だけれど、「いい人」で終わってしまって、彼氏にするのはちょっと……と言われている人です^^;

> また他の作品も読ませてもらいたいと思います(^_^)なにかオススメありますかー??
おぉ~、気楽に読めるものが少なくすみません。えっと、このまま引き続き『学園七不思議シリーズ』の『図書館の手紙』はいかがでしょうか。少しレトロな時代の学院ですが、ハリポタトリオが初活躍する物語です。
もしくは毛色を変えて、『奇跡を売る店シリーズ』も比較的短めなので読みやすいし、お楽しみいただける内容かもしれません。
読んでくださって、そして、コメントありがとうございました!!

彩洋→たおるさん #nLQskDKw | URL | 2015/09/03 05:26 [edit]

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