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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

NEWS 2013/8/14 世界の文字 

今日は、うちの本棚から一冊の本をご紹介。
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時々、ページをめくるだけで何となく楽しくなる本ってありますよね。
これはまさにそのような1冊。絵本のようでいて、結構アカデミックで、でも眺めるだけで楽しいという。

世界には5000-6000種類の文字があると言います。
それをある程度系統づけて紹介しようという本。もちろん、それでもすべてが網羅されるわけではありませんが、その種類の多さに圧倒されます。
ここでは、絵文字(シュメール、マヤなど)、エジプト文字(ヒエログリフ)、楔形文字、エーゲ海地方の古代文字(クレタ、キプロス)、西セム文字とその系統(ヘブライ、シナイなど)、アラビア文字、アルファベット(ギリシャ、ローマなど)、インド系文字、漢字、どうしても分類できない文字、などに分類されています。ついでに音符や点字、モールス信号まで挙げてあります。
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写真が暗くてごめんなさい。
マヤの文字。これを見ると、噂のマヤのカレンダーを思い出しますね。
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言わずと知れたヒエログリフ。
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この、鳥が魚かミミズか、足元を探している図→「見つける」とか、魚を取ったところ→「捕える」とか、同じ鳥を3つ並べて→「霊魂、化身」ってのが、うーん、なるほど、なんですけれど。
分身の術?
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これはアラビア文字。そう言えば、アラビア文字って、書道があるのですよね。確かになかなか芸術的な文字ではありますものね。夜中に時々アラビア語講座を見るのですが(全然わからないけど^^;)、そこに「キターバの迷宮」というコーナーがあって、書き方(綴り方)を教えてくれるんですね。
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こちらはカンボジア文字。このあたりの国々、隣の国と似たような似ていないような、独特の文字ですね。
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そして分類できないコーナーに入れられているイヌイット文字とかヴァイ文字とか…見たことのない文字。
ごく少数の隔離された民族が使っていた文字のようですが、もう使う人が減ってきて、やはりアルファベットを使うようになったりしているのだとか。

大好きなトンパ文字がないのは残念ですが、これだけの文字の数々、本当にめくっているだけで楽しい本です。
そう言えば、トンパ文字も最近はあれこれ芸術的な用途があるようで、ハンコにしてみたり、名刺に使ってみたり。お茶の宣伝で使われていた「喜ぶ」(人が飛び上がっている図)など、実に楽しそうだけど……
書くのが大変かも。

面白いのは、これだけの数の文字を色んな民族が使う中で、文字を持たない民族/文明があった/あること。
言葉はもちろんあるのだけれど、表記する文字がない。
ケルト、アイヌ、インディアン、アフリカのいくつかの民族、などなど。
国際社会の中で生きていかなければならなくなると、何らかの形で表記文字を選んでいるようですが……
そういった民族や文明は、伝承や口承によって「教え」を伝えてきているのですね。

文字で書かれたものを扱えると、多くの知識をストックしておくことができる。
古代において、アレキサンドリアの図書館が叡智の集結する場所であったように、人間の頭の外に空間を借りて、知識を集めて置いておく。コンピューターも、携帯/スマホも、人間の脳が覚えきれないことを覚えておいてくれる。
でも、使うのは人間ですから、そのページをめくらなければ、その叡智にたどり着くことはできない。

しかも、こうして過去から伝えられてきた文字を、コンピューターで打ち込むようになって、漢字も忘れていくし、国際社会になってアルファベットが最も有力な統一された文字になっていって、特に少数民族の文字は失われていくし。

逆に文字のない文明。
口承ではそれほど多くのことは覚えていられないかもしれない。
でも、本当に大切なことは、繰り返し繰り返し、世代を超えて伝えられていく。
人として本当に守らなければならないことや、知っておかなければならないことは、案外少ないのかもしれないと思ってみたりします。

もちろん、現代社会で生きていくためには、覚えきれないルールを扱わなければならないのですけれど……

あれこれ想いを馳せながら、文字を巡る旅、皆さんも出かけてみませんか?
(夏は忙しくて休めないので、旅行に行けないから……空想の世界へGO? ^^;)

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Category: 本(ご紹介・感想)

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コメント


うわー、楽しそうです

「世界架空地名辞典」なんてものを持ってますが、私もこういう感じの本、大好きです。
こういう本は高価でしょうから、貧しい私には買えませんが、図書館にもあるかな?

私も文字って好きです。日本語以外はさっぱりわかりませんので、漢字がいちばん好きですね。
昔、ハングルに挑戦して敢え無くギブアップしましたが、家族が今、自己流で韓国語の勉強をしていまして、いい年をしててもちょっとずつはわかってくるものなのだなぁと、彼を見ていると感じます。

語学の才能のあるひとっていますよね。
私にはそっち方面もまったくないようですので、せめて日本語を極めたいです。
短歌も習って、私には短すぎる、やっぱり小説がいい、と思ったこともあります。

そうそう、ちらっと篆刻をやったこともあります。むずかしかったです。。。
そのうちには書道を習いにいきたいと思いつつ、なかなか……行動しないといけませんよね。

あかね #- | URL | 2013/08/15 01:03 [edit]


あかねさん、あrがとうございます(^^)

いかにも図書館にこそありそうな本です。
そして、この本、実は、漢字のコーナーもかなり充実しています。漢字の変遷とか、しっかり文字ひとつひとつを解析してあります。ついでに、ひらかなもあります。
ハングルは、文字としては比較的新しくて、まるでコンピューターのように合理的なつくりだと聞いたことがあります。でも、アラビア語もそうだって言うんですよね。わたしにもさっぱり分かりません^^;

この本の面白いところは、最後のほうにモールス信号やら点字まで載っていること。
これも文字のうちに入るのかしらと、ちょっと不思議ですけれど、何かを伝えるための表現方法と言う意味ではやはり文字に相当するものなのかもしれませんね。音符まで書いてありましたから。
そう思うと、文字の上にどのような気持ちを乗せるか、それが一番大事なような気がしてきました。

短歌を習っておられたのですか? それはすごい。
短い文章の中に、あるいは言葉の中に何を織り込むか、どのような気持ちを入れ込むか、語りすぎず、かといって伝えるべきことはきちんと伝えなくてはならない。まさに俳句や短歌はその最たるものですよね。
私も時々、俳句の本を見ますが、とても自分には出来そうにありません^^;

しかも篆刻も……結構いろんなことをされているのですね!
何でもちょっとやってみるってのもいいですね。やらずに置いといたら、見えないことってのもありますものね。
書道もそうですが、言葉や文字を楽しむというのは、素敵なことだと思います。
そう考えたら、もっと一語一句、大事にお話を書かないとだめですね……^^;

しかし、その「架空地名辞典」気になります(*^_^*)
コメントありがとうございました(*^_^*)

彩洋→あかねさん #nLQskDKw | URL | 2013/08/15 02:42 [edit]


 こんばんは。
暑いですねーーー 暑すぎて眠れなくて遊んでいます。
僕も 此の類の書物好きです。
世界の珍発明の類とかの 古めかしい図解入りの本とか持っていますよ。
僕 以前記事にしたのですが 今すごい勢いで言葉が消滅しているのですよね。
百万人の話者がいて やっと 其の言語が今後百年間存続できるとか… 絶望的な数字なのですよね。
僕も趣味で古代ギリシャ語を微妙に習っていますね。と言うか 町内に古代ギリシャ専門の教授がいるので 分からない処は聞けるので 独学でもないのですが… 
原書で読みたいモノがあるので… 凄まじく鬼畜言語です。何というか 現代では全く使うあてのない言語を学ぶ 酔狂だなと思っています。
あっ そうそう 此の前の修学旅行で沖縄に行ったとき 民家に泊まったのですが ジャミセンの先生宅で 少し教えて下さったのですが… 難しかったーーー ピアノの方が楽です。  

 

ウゾ #- | URL | 2013/08/15 03:04 [edit]


文字ってのはもともとはイラストでしたが、
それが伝達のツールとなり、共通概念が生まれ、
意味づけがされて、文字が言語へと変化しましたからね。

漢字もそういう面では奥深い文字っすよね^^

シュナイダー #- | URL | 2013/08/15 23:34 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

本当に毎日暑いですね。ウゾさん、いささか夜行性になっています?
昨日、ジムのインストラクターの方が「この時期、霊感の強い人は寝苦しいらしいですよ」と言っていましたが、「でも、霊感関係なく寝苦しいですよね~」と言う話に落ち着き…(^^)

確か、ウゾさんとは持ってる系本が似ていたような記憶が…(月子さんも)
そうなんです、この手の日常生活には何の役にも立たない、でもかなり気合の入った研究をした本(特に図録)って、何だか面白いのですよね。

言葉って生きていますものね。
言語って文化だから、その言語が使われる民族や国の風習や考え方や自然環境など、色んなものがその中に洗われていますよね。だから使う人がいなければ廃れていってしまって当然なのですが……
言語がひとつ消えるということは、ある文化が消えるということなんですね。
一方で、言葉はコミュニケーションの手段ですから、当然相手が必要で、相手によって変わっていき、その相手が世界へ広がっていけば、共通の言葉が必要になって、少数側は相手に合わせる必要が出てきて…
やむを得ないような気もするし、寂しい気もするし、ですね。

って、ウゾさん、古代ギリシャ語って!
しかも、その辺に古代ギリシャ語の先生がいるウゾさんの町って……
しかも原書で読みたいものって…????
う~ん、さすがです。
> 何というか 現代では全く使うあてのない言語を学ぶ 酔狂だなと思っています。
いや、酔狂すぎます。
とは言え、私も大学生の時、ラテン語を習っていました。
少なくとも自分は全く使うあてのない言語でしたし、案の定、今では全く記憶にございません^^;
ま、その後イタリア語をずいぶん長い間習っていたので、素地にはなったかな?程度。
今度、古代ギリシャ語講座、してください(^^)

そうでした。ウゾさんはピアノをお弾きになるんでしたよね。
ピアノは、少なくとも調律されていたら、その鍵盤を押せば(叩けば)その音は出ますものね。
それが音楽になるかどうかは別ですけれど。
弦楽器って、音を出すところからハードルですから、とっつきが悪いみたいです。
かく言う私もピアノしかしたことがなくて、えらく歳とってから三味線を初めて触って、おののきました。
調律の時、何に合わせるのか、と聞いたら「人の声に」と言われて??????
でも、ある意味ファジーなところもあって、同じ曲なのに、弾いている人によってツボが微妙に違ったりします(ずれているんじゃなくて、12のツボを押さえる人もいるし、13のツボを押さえる人もいる、という感じ)。
三線は三味線のルーツ。本州にこの楽器が上陸した時、ニシキヘビがいなかったので、猫とか犬を使ったのだとか。だから、三線は三味線のお兄ちゃんなのです。
ウゾさんは、ギターは弾かないのですか?
にしても、一度ウゾさんのピアノ、聴いてみたいわぁ(*^_^*)

コメントありがとうございます(*^_^*)

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2013/08/16 05:57 [edit]


シュナイダーさん、ありがとうございます(^^)

そうですね。トンパ文字とか見ていると、感情の表現などはまんまの形ですものね。
まさにおっしゃる通り、イラストですね!
同じように伝達や記録の手段であっても、絵から出発したようなものもあれば、線のようなものもあって、そのあたりも面白いです。線のようなものは基本的に発想の根本が今のコンピューター言語に通じるものがあるのかも、とも思います。要するに数を数えたんでしょうか(家畜の数、ですよね多分…)。
歴史やその当時の生活が反映しているのでしょうね。
残念なことに、多くの文字が消えて行こうとしていますが、それも時の流れなのかもしれません…
漢字は…多様過ぎて、逆にそれが中国4000年の歴史を感じます(^^)
コメントありがとうございました(^^)

彩洋→シュナイダーさん #nLQskDKw | URL | 2013/08/16 20:42 [edit]

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