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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【石紀行】2.尾道:岩屋巨石 

ご挨拶でカルナック巨石群を出したものの、やはり国内の巨石から始めることにしました。
尾道三部作で有名な尾道、千光寺。
その千光寺から海のほうを眺め、少し東に目を向けると、低い丘が見えます。向島という島にあります。
今回の舞台はこの小高い丘、ちょうどこの↓矢印の先くらいの丘です。この丘の上にあるのが岩屋巨石。
尾道2
丘は見えるものの、いったいどうやって登ればいいのやら、周囲を車でぐるぐる回ること半時間。
細い道に入り込み、ようやく見つけた登り口。
後からわかったのは、尾道側から橋を渡ってすぐ左の細い登り坂を上がるべきだったようですが、その坂は車で登ろうとはちょっと思えない細くて急でカーブしている坂でした。結局、人々の生活道路に入り込み、人に尋ね、どっちにしても細い道を上がるとこの登り口を発見。
尾道3
登り口には杖が用意してあります。この赤い旗には『尾道の古代ミステリーゾーン』と書いてあります。
そう、石はミステリーなのです。
ちなみに小さく写っているのは私の愛車、チリテレ君です(三味線する人にしかわからないですね、すみません)。
まず急なコンクリートの坂を上り、そこからは山道です。登る時間は短いものの、かなり急峻で息が切れます。頑張って登ると…始めに巨石の横側が見えてきます。
石の下は祠のようになっています。
岩屋巨石2
ちなみに、さりげなく写っているのは、いつも私の巨石めぐりに付き合ってくれている母。
始めは『おまえと旅行に行ったら、墓と石ばっかり』とぼやいていた母も、今では『いったい誰が何のためにこの石を…考えるだけでもわくわく』なんて日記に書いています(ごめんなさい、お母さん、盗み見してしまいました……)。
この時はなぜか、ほかに親戚が二人、母を含め三人とも60台ですが、元気です。
そして、この大きな石の上に載っているのが、私が出会いたかった石。
岩屋巨石1
これは瀬戸内海側に向いている顔。
さらに登って、この石の裏側に上ると、こんな姿をしています。
尾道1
二つに割れた石? あるいは割った石? 始めからこんな形? 
なんと、この隙間から夏至の太陽が昇り、冬至の太陽が沈みます。
たまたま自然の中にある石の隙間から夏至の太陽が昇ったので、祀ったのでしょうか。
それとも、そうなるように置いたのでしょうか。
とても置いたり、割ったりはできないような大きさに見えますが…割れた石肌は結構ぱっくり、な姿…
本当にミステリーですね。
感動のあまり、思わず岩に抱きついてしまいました。
古代、カレンダーも時計もなかったころ、人々は太陽で種を植える時期、作物を刈り入れる時期を知りました。
母も言っていますが、今年は気温が低いからもう少し後かなと思っても、やはり『その日』になると種をまく気候・気温になるのだとか。そして遅れると、やはり作物はうまく育たない。
太陽は偉大です。だから、この石は『その日』を知るための古代のカレンダーだったのでしょうか。
でも、今ここに残る石のこの姿には、ただただ圧倒され、感動させられます。
ちなみに、岩には磨崖仏が描かれています。

岩屋巨石3
丘の上には他にも巨石があります。
これはクジラ岩。私には『もののけ姫』のおっことぬしさまに見えます。

さて、尾道の石の遺跡を巡る出発点とも言うべきなのが、有名な千光寺です。
千光寺には有名な鏡岩があり、真中が白く丸く輝いています。
この石は木々に隠れて見えていなかったそうですが、2000年に発見されました。石のまん中が丸く区切られています。この部分はその後磨いて白くなったということですが、古代にはやはりこのように真中は磨かれて白かったのでしょう。
灯台代わりに海を照らしていたのでしょうか。
尾道には多くの石があり、それらにまつわる伝説、四神相の伝説があります。
詳しい研究もされています。興味を持たれた方は、いろいろなHPやブログを探してみてください。
鏡岩

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Category: 石の紀行文(写真つき)

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コメント


千光寺

千光寺を降りたところに
昔、ばあ様が住んでおったそうな
ちなみに、向島には、ばあ様の兄弟も住んでおります

石のこと知ってるかな?
今度聞いてみよっと。

としあき #- | URL | 2013/03/04 17:38 [edit]


としあきさま、はじめまして

【石紀行】にコメントをいただいたのが初めてで、とてもうれしいです!
ご親戚が石の傍に住んでおられるのですね。何だかうらやましい…きっと近隣の方にとっては散歩道だったりするんだろうなぁとか思ったりします。
しかも素晴らしい瀬戸内の景色。また私も訪ねたいと思っています。
できれば夏至の太陽、冬至の太陽が見たいです。

あれ、今気づいたけど、確か梼原? れれ?

大海彩洋 #XbDIe7/I | URL | 2013/03/05 01:43 [edit]


NoTitle

でけえ~~~~~。
石ですね。岩になるんですかね。
何にしても、それだけの岩になるだけで奉る価値がありそうな岩ですね。

LandM #- | URL | 2013/05/15 20:40 [edit]


LandMさん、ありがとうございます

そうなんですよ!!
この石(えーっと、確かに岩ですけれど、一応巨石ということで石)、本当に感動します。
多分、一生懸命探して、登って、で目の前が開けたときにで~ん、と現れて、その瞬間の感動を皆さんにおわけしたい~!という気持ちです。
この石は本当に山(というほど大きな山ではないのですが)の上にあって、見晴らしも良くて、しかもこの太陽との関わりも素晴らしく、まさに古代の息吹を感じる、しかもその息吹はそよ風ではなくて、海からくる偉大な力のある風って感じです。
ぜひぜひ、チャンスがあれば皆様にも行っていただきたいのです!!
観光地でもないし、たどり着きにくい場所でもあるのですけれど…… 
またまた石紀行、遊びに来てくださいませ!!
(あぁ、力がはいってしまいました。石になると興奮度が50%増しに(もっと?)なってしまって…)

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/05/16 06:25 [edit]

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