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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【石紀行】3.下呂:金山巨石群 

少しメジャーな巨石をご紹介します。
岐阜県下呂市の金山巨石群です。
時々、とんでもないところにある巨石とは違って、ここはアクセスがしやすいので、もしも下呂温泉に行くことがありましたら、ぜひお立ち寄りください。
私は高山市から川(そしてダム)沿いを南下してきてしまったのですが、かなりな山道でした。後で考えたら、下呂温泉方向から迂回すれば、幹線道路からそんなに離れていなかったんですね…

ここにもミステリーがあります。
火山が噴火した時に散らばった岩なのですが、こんなに大きな石が、後から動かされたのではないかというのです。マグマが冷えて固まるときには、岩に含まれる鉱物が地球の磁気によって一定方向に揃うので、同じ場所にある石たちは磁化の方向がみな同じはず。それなのに、ここに散らばる岩たちはバラバラなのだとか。
誰かが後から動かした? もしくは回転させた?

そしてここにも、季節を刻むカレンダーの役割があります。
金山1
案内の看板があります。下の写真が『岩屋岩陰遺跡巨石群』です。4つの岩が組み合わさっており、この岩が作る岩屋に冬至の前後120日間だけ、太陽光が差し込むようになっているのです(…と看板に書いてあります)。
金山4
春分と秋分には、岩のわずかな隙間から太陽の光が射し込みます。
古代エジプトでも同じような仕掛けがありますね。ファラオの像に春分の日だけ光が当たる、というような。
農耕が国を支えていたころ、そして今のようなデジタルなカレンダーのなかったころ、暦を統べるものは国を統べる、つまりその国の王が農耕に適切な時期を民に示すためには、こうした天文学的知識を生かした仕掛けが必要だったのでしょうか。
それにしてもこの岩の存在感はいかがでしょうか。
金山2

ちなみに振り返ると、こんな感じで、意外に整備されています。
金山5
小さい小屋みたいなところには、『春分/秋分に一緒に観測しましょう』みたいな案内があります。研究所があって、ツアーをしているようです。私もいつか参加したいと思っています。

すぐ脇にも、巨石が散らばったところがあります。
DSC_0599_convert_20130122223940.jpg
この岩の集まった内側にも、冬至の前後60日間太陽の光が射し込むところがあったり、岩の側面に残された線刻が、夏至の前後120日間の太陽の位置と一致しているのです。
下の写真が岩に残された線刻です。
金山7

もう一度振り返ります。
金山6

さて、近くには意外に見どころがありました。山道を南下したおかげで見ることができたダム。
ダム
岩屋ダムです。なだらかな形状の、女性的なダム。コンクリートダムとは違って、ロックフィルダムという種類だそうです。細かい土、フィルターになる少し荒めの石、そして大きな石が重ねられている。
考えてみたら、これもまた石ですね。
そして、道すがら立ち寄った東林寺。浄土真宗のお寺のようです。見事な天井絵でした。
天井絵
下呂温泉の旅館、しょうげつさん。
しょうげつ

DSC_0663_convert_20130122234052.jpg
そして、少し離れたところ、中津川にある星ケ見岩に至る道。
実は、この丘?山?を登る途中でひどい捻挫をしてしまい、まったく歩けなくなりました。這うように山を下り、救急病院へ…何とか固定してもらって、泣きそうになりながら車を運転して(6時間くらい)家に戻りました。
たぶん、もう一回おいで、と言われているのだと都合よく思っています。途中で拾った竹の杖が助けてくれましたが、それから3日間は車いす、数週間は杖が離せませんでした。実は4か月経った今もまだ痛くて走れません。
教訓:石に会いに行くには準備が必要。ということで、登山靴と杖を車に常備するようになりました。
もちろん、懲りていませんけれど…
この写真は、この道の先にあるくだんの星ケ見岩(昼間でも北極星が見える石室が巨石の下に…)をいつか見に行くぞ、という宣言です。しかし、ここ、足元注意です。なにせ、道の半ばから巨石がゴロゴロで、興奮しすぎて上ばかり見ておりました。ちゃんと下見て歩きなさい、ということですね。

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Category: 石の紀行文(写真つき)

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コメント


NoTitle

確かにそういう場所に行くときにはそれなりの準備が必要ということですね。岐阜県かあ~~~。・・・生粋の出不精と引きこもりの私には縁がなさそうな場所ですねえ。。。写真ありがとうございます!!おそらく私が行くことはないと思いますので、とてもこういうのは貴重です。どうにも仕事人間はですね、プライベートでは引きこもりなもので。。。

LandM #- | URL | 2013/05/18 13:45 [edit]


LandMさん、ありがとうございます

はい、私が訪ねる石たちは結構とんでもないところにありまして。
車道からぱっと見える、なんてのは、この金山巨石群くらいかもしれません。
したがって、登山靴と杖は必需品、のはずなのですが、結構今までは軽装で出かけておりました。
歳もとったし?用心しようと思いました。でも、登山用の杖、本当によくできています。

私も結構引きこもっているのは好きなのですが、あちこち見るのも好きなので、頑張って出かけています。
仕事が不規則でハードだったので(今も変わらないけど)、休みのときは全く違うことをしてストレス発散をしようと思って何かを始めるのですが……なんでも頑張りすぎるので、ひっくり返るのかも……
でも、LandMさんが、私の写真などを楽しんでくださると、さらにいい記事を書こうと思えます。
体力がどこまで続くか分かりませんが、新しい石たちをまたアップしていきます(^^)
でも、行く先々、ほとんど人がいないことが多いので、自然界への引きこもり、とも言えるかも^^;
コメントありがとうございます。とてもとても嬉しいです(*^_^*)

大海彩洋 #nLQskDKw | URL | 2013/05/18 18:17 [edit]

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