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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【掌編】センス/ 3333リクエスト 

先日、3333Hit記念にリクエストを頂戴しました。
(1)シリーズとは舞台設定も登場人物も、あらゆる意味で関係しない、1500字くらいのワン・アイデア・ショートショート by ポール・ブリッツさん
(2)【海に落ちる雨】と逆パターンで真(またはマコト)がひょっこりいなくなって焦る竹流。コミカルでもシリアスでも by limeさん

そこでまず、ポール・ブリッツさんから頂いたお題を書いてみました。
読んでいただいてわかるように、掌編って本当に苦手なんです。ポール・ブリッツさんのような、切れ味鋭いセンスあるショート・ショートは書けません^^; しかもワン・アイディアとも言えないような……
まずは、お読みいただけたら嬉しいです。





センス

 ふたりは向かい合って、赤く暗い部屋で三十七週間と三日を過ごした。
 ひとりは少し小さく、いつも不安だったので、時折誰かが部屋の外からそっと触れる音さえ聞き逃さないようにと思っていた。もうひとりは少し大きく、やはりいつも不安だったので、部屋の外からノックするような音が響くと身を縮めて耳を塞いだ。
 同じふかふかのベッドで眠っていたが、ふたりの間には少しだけ距離があった。それでも、時々互いの未完成の身体の一部が触れ合い、その時だけは不安が少し和らいだ。

 そしていよいよ、暗い部屋を出て、光の方へ進む日を迎えた。
 ふたりは初めて光を見た。
 ついにその時、光の中に投げ出されようという一瞬に、彼らに語りかける声があった。
「次の世界では、お前たちは見て、聞き、味わい、嗅ぎ、触れることによって世界を感じることになる。しかし、その感覚を受け取る脳には、そのすべてを一度に処理するだけの能力がない。そこで、望むならば何かひとつだけ特別に優れた感覚を授けることができるが、如何に」

 小さいひとりは、初めて見た光が怖かった。誰かが部屋の外から触れる音がもっともっと聞こえればと願った。そこで、優れた聴覚を望み、オレッキオと名付けられた。
 大きいひとりは、いつも部屋をノックする音が怖かった。今この先にある光は眩く、それをあまねく見ることができればと願った。そこで、優れた視覚を望み、オッキオーネと名付けられた。
「ただし、より優れたものを望めば、他のものを犠牲にしなくてはならないが、それでもよいか。ただありふれた五つの感覚を持つこともできるが、如何に」
 より優れた能力があれば、それによってより優れたものが手に入ると、ふたりとも信じて疑わなかった。

 オレッキオの優れた聴覚は、何キロメートルも離れた湖のそよぎ、吹き渡る風が揺らす花の囁き、熟した実が落ちて枯葉に触れるキスを聞き分けた。交響曲を奏でるひとつひとつの楽器の音色を聞き分け、その調和を楽しんだ。
 オッキオーネの優れた視覚は、昼間でも遥か天空の星を探し、海の底で光を跳ね返す小さな魚の鱗を見分け、暗闇の中でも生き物たちの放つ微かな光を見つけることができた。絵画の中の小さな色の違いを見分け、その共演を美しいと感じた。
 ふたりは、自分の能力こそがより優れていると信じて疑わず、また感じる世界があまりにも異なるために、同じ場所から生まれ出たにも関わらず、お互いのことをまるで理解できなくなり、離れていった。

 やがて成長したオレッキオの聴覚は研ぎ澄まされ、何キロメートルも離れたビルの中の諍いや陰謀の声を聞き、原子炉の底で大地を揺るがす不穏な音を聴き、やがて人の身体の内側で育つ醜い細胞のうごめく音さえも聞こえるようになった。音楽は調和を失い、ひとつひとつの楽器は自分自身を主張し、ただ煩い騒音が、起きても寝ても耳を震わせた。
 やはり成長したオッキオーネの視覚も研ぎ澄まされ、何キロメートルも先で起こった残酷な殺人を目撃し、空に昇って行く穢れた粒子までも網膜に写し取り、口にしようとする野菜や肉の中でうごめく細菌までも見えるようになった。絵画の中の色彩は、溶け合うことなくそれぞれが存在を主張し、寝ても起きても網膜を刺激した。

 そして、オレッキオはついに、もう何も聞きたくないと願い、優れた聴覚を誇った耳を自ら潰した。聴覚を選んだオレッキオの視覚は十分ではなく、足元の石ころさえ見分けることが難しかった。オレッキオは闇の世界に閉じ込められた。
 そして、オッキオーネも、もう何も見たくないと思い、優れた視覚を誇った目を自ら潰した。視覚を選んだオッキオーネの聴覚は十分ではなく、そばを通り抜ける車の音さえも聞き分けることが難しかった。オッキオーネもまた闇の世界に閉じ込められた。

 それでも、オレッキオの拙い視覚でも、オッキオーネの涙だけは微かに見えた。
 オッキオーネの拙い聴覚でも、オレッキオの嘆きの声だけは微かに聞こえた。
 暗闇を彷徨うふたりはやがて再び出会った。

 ふたりには鋭い聴覚も、鋭い視覚も残ってはいなかった。けれども、そっと指を伸ばせば、互いの涙に触れることができた。ふたりは手を握りしめ合い、お互いの背中を慰めるように抱きしめ合った。
 ふたりは、優れた聴覚も優れた視覚も失った今でも、そよぐ風が頬に触れる優しさを分かち合い、肌に落ちる光の温もりを確かめ合うことができることに気が付いた。
 そして不思議なことに、ふたりで触れ合っていれば、もう失ったと思っていた未来が感じられ、この世界に生れ落ちて初めて微笑み合った。





DSCN2497_convert_20131004052242.jpg

双子ちゃんのお話、大海Versionというわけではありませんが、脳の処理能力って限界があるよなぁ、一生懸命見ている時は耳はお留守だし、目を閉じたらいろんな音がしっかり聞こえるし、というのが発想の原点。
あ、発想と言うほどの内容じゃありませんでしたね……
すみません、何しろ、書けば長編になる大海の掌編って、ほんとつまんないですよね^^;^^;
ついつい起承転結を守ってしまって、突き抜けた魅力もなく……

あ、はい。最後は触覚が残ったって感じでしょうか。そして、実は、未来を感じるシックスセンスも。
(って、解説するなって!^^;)
で、題名を考えていたら、「樅の木は残った」が頭から離れなくて「触覚は残った」にしそうになり……
(どうしてもおちょくりたい大阪人)
で、嗅覚と味覚はどうなったの?とか聞かないでくださいね^^;
(次は4つ子でチャレンジ?)

掌編って、書いてみて、毎回がっかりするのです。
本当に難しい。ポール・ブリッツさん始め、掌編を書きまくっている方々の頭の構造が羨ましいです。
さらに、最初あまりにも短くなっちゃって、少し膨らませたら1800字くらいになっちゃいました。
ポール・ブリッツさん、こんなので許していただけるでしょうか。

参考までに、
オレッキオはイタリア語の耳、オッキオーネも同じくイタリア語で大きな目、の意味です。

もうひとつ、別の赤ちゃんネタも考えていたのですが、オカルトチックになったのでやめました。
あと一つ、まったく別の話も思いついたので、それはまたいずれお目にかけたいと思います。
私の中の『ダーウィン』ネタ(例のNHKの番組)。

limeさんのリクエストも鋭意ねりねり中。
というのか、アイディアは出来上がっているので、また近日中に。
まずはマコトでチャレンジ(ってことは、真でも書くつもり??)。

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Category: その他の掌編

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コメント


双子ちゃん

この長さなのに、ぎゅっと濃縮された深い世界があって、ああ、こういう掌握、いいなあって思いました。
この二人は、人間ではなくて何かの象徴だろうかと冒頭で思いましたが、あながち間違いではなかったようですね。
過ぎた能力は、やがて身を滅ぼす。
超能力ものを書くとき、いつもそう思います。
逆に、何かが欠けてしまっても、別の何かがちゃんと補ってくれる。研ぎ澄まされる。生き物の不思議は、神の言葉なのかなあ。
ポールさんの難題、私だったら白旗を上げるところでしたが、やはり今まで文章の鍛錬をされた大海さんは、逆に更なるインスピレーションを沸かせてしまわれたようですね。
ああ、そのひとかけらでも欲しい。
掌握、書いたことがないのです。リクエストもらっても書けないんじゃないかと不安で、そんな企画もした事ないし。

こうやって読むことで、掌握というものの研究をしていきたいです。
あ、私の方は、本当にいつでもいいですからね^^
マコトのお話、のんびり待っています。
素敵なお話、ありがとうございました。

lime #GCA3nAmE | URL | 2013/10/09 07:34 [edit]


よかったです(^^)

読み終えて、闇の中の一筋の光のような希望、それを感じました。

石森章太郎先生の「サイボーグ009」に出てきた003フランソワーズも、こんな厳しい毎日をおくっているのだろうか(^^;)

掌編もいけますよ! 自信を持っていいですよ!。

ポール・ブリッツ #0MyT0dLg | URL | 2013/10/09 12:47 [edit]


 こんにちは。
掌編とは思えない 内容の濃さ そして 文章が流麗。
大海さんらしい 大海さんにしか書けない掌編ですよ。

此の ふわぁと暖かい読後感が心地よいです。
こーゆー話って難しい… 僕には書けないです。

ウゾ #- | URL | 2013/10/09 14:26 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

ありがとうございます。掌編って、この中に全部閉じ込めて、語らなさすぎず、語り過ぎず、っていう加減が難しいんですよね。その塩梅が自然にできる人と、そうでない人がいて、私は自然にはできない人なのですが、頭の中では結構いつも起承転結を考えているので、それに当てはめるように物語の構成を考える癖はついているような気はします。ただ、0か100かの世界なので、ダメなときは全然だめで、どちらかと言うとダメなときのほうが多いんですよね^^;
これって、アイディア勝負ですよね……そのアイディアが浮かばない時はもう真っ白で。
でも、今回、赤ちゃんの視覚についてこの間から考えていて、それをきっかけにしてこの話に発展しました。

そう、まさに寓意小説ですね。ちょっと神話チックな部分もあって、詩的に、ちょっと韻を踏むみたいにシンメトリックに仕上げようと思ったら、登場人物が双子になっていたという……
そう。今って、本当に人間の頭が抱えきれる以上の情報が飛び交っていますよね。それは過剰な感覚刺激で、過剰に受けてしまった脳は壊れてしまいそうになる。もしかして本当に大事なことなんて、ほんのちょっとかもしれませんのにね。
私はあまり器用な人間ではないので、ちゃんと音楽を聴く時は目を閉じることにしています。
そういうのをちょっとお話にしてみたのですが……言葉の足りないところを、あれこれ察していただいて、感謝です。

いや、これはまさにポールさんからの挑戦状?? じゃなくて果たし状?? じゃなくて??
ワン・アイディアというのがミソですよね。無事に応えられたのかどうか、まだ自信はありませんが、取りあえず書いた!というところです。
文章の鍛錬というほどのことをしたわけではないのですが、ちょっとの間、文章の書き方を勉強したりして(ま、サボってばかりのダメな生徒で、半年も続きませんでしたけれど。月に1回くらいしか参加してないし^^;)、でも何の役にも立っていませんが、一番大事なことは、起承転結と思うようになりました。
limeさんは自然にそれをやっておられるので、全然問題ないですよ!
リクエストは、limeさんのように本編でちゃんと勝負?できている場合には、拘らなくてもいいような気がします。でも、お題を頂いて書くのは、頭の鍛錬にはなるように思います。でも、疲れる場合もあり、アイディアが枯渇している時もあり、かく言う私も、毎回ゾロ目でやろうとも思っていません^^; 
読んでいただいてありがとうございます(*^_^*)
これからもよろしくお願いします(*^_^*)

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2013/10/09 20:51 [edit]


こんばんは。

ポールさんのお題は少し捻ってあって難しいんですよ。
でも、不思議な雰囲気のちょっと身につまされる掌編です。
短くてもきちんと構成されていますし、内容も興味深く読めますし、面白いです。
双子のそれぞれの設定がとてもいいですね。
それぞれの才能に目覚めて挫折を経験し、そして回帰する。
厳しけれども最後に暖かくなる、とても濃い作品でした。
「生れ落ちて初めて微笑み合った」印象的なフレーズでした。
ではでは。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2013/10/09 23:43 [edit]


拍手鍵コメP様、ありがとうございます(^^)

2つ目の拍手コメありがとうございます!
前回頂いた分に気が付いておりませんでした……すみません(/_;)
そうですね。仕事との両立は難しいというわけでもなくて、仕事をやったうえで余力があればする、という感じなのです。だから何も進まない日も多いです。
ちなみに【海に落ちる雨】は完成作品なので、読みやすいように改行するくらいの作業時間なので、実は更新するものがない時は【雨】^^;
【死と乙女】は書きながらなので、少し時間がかかっていますね。でも、実はこれも、すでに完成作品なのです。ただ、手書き時代のものなので、入力しなくちゃならないのと、25年ほども前に書いたので、手直しが多くて^^; ついでにかなり修飾して枝葉をつけているので、ちょっと時間がかかります……
時間がかかると言えば、文字数は少ないのに、写真が多いのは、写真を縮小したりするので結構手間ですねぇ。でも、写真を選んだりするのは結構楽しいかも。
余力のない日が最近は多いので、なかなか進みませんが、これからもたまに覗いてやってくださいませ(*^_^*)
いつもありがとうございます。Pさんも仕事しながらのお仲間なので、仕事の大変話とか楽しかった話とか、結構楽しく読ませていただいております。これからもよろしくお願いします(*^_^*)

彩洋→拍手コメP様 #nLQskDKw | URL | 2013/10/10 07:31 [edit]


ポール・ブリッツさん、ありがとうございます(^^)

お題、と言うのか、リクエスト、ありがとうございました。
数日、ちょっと悩みました^^;
始めに浮かんで練った題材は没にしちゃったのですが、ちょっと別の意味で面白い気もするので(自分だけは^^;)、またいずれアップしようと思います。
で、こちらはある時、うちの職場で赤ちゃんを見て、不意に浮かんだもの。
(あ、仕事は真面目にまじめにやっていますが、たまに何かが降りてくるときが……)
赤ちゃんの視覚って、本当にいい加減で、人の顔なんてにこちゃんマークにしか見えていないんだよねぁ、でもにこっと笑うとは、うむ。みたいなところから、最初はちょっと「視覚」について話を考えたら、オカルトになっちゃって、いったん没(オチが無くなったので)。
でも、アイディアがまとまってホッとしました。いや、3日くらい、ずっとアイディア探ししていたのは久しぶりです^^;
出来上がったものが良かったのかどうかは……ですが、ポールさんに及第を頂いて、良かったです。

でも2000字以下のお話って、生れて初めて書きました。
今までの最短物語で、原稿用紙15枚。大体5000字にはなってしまうのです。
でも、書き方ってのがあるんでしょうね。ただ、人間以外を主人公にする作戦は正解かも!とか自分で思ったりして(赤ちゃん?も一応、英語ではit?)。人間だと、ついつい心理を掘り下げてしまうので、長くなるんですね……ポールさんの掌編を拝読して、またお勉強させていただきます(^^)
でも、ネタが豊富で、難しくて、時々頭がついていっていないお馬鹿な大海なのです……

あ、003! 確かにそうでしたね!
でも、彼女には仲間がたくさん……「サイボーグ009」昔、周囲が嵌っていて、自分もあおりをくらいましたが、あの頃の漫画・アニメ、やっぱり心にずずーん、と残っていますね。
コメント、ありがとうございます(^^)
そして、リクエストも、ありがとうございました。楽しい執筆時間を頂きました(*^_^*)

彩洋→ポール・ブリッツさん #nLQskDKw | URL | 2013/10/10 07:46 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

いえいえ、もう本当に、冷や汗書きながら書いていたのです。
そもそもこの長さは初挑戦。
某BL作家さんのところでお題つきのSSにチャレンジ!ってのをやっていたので、それに参加した時も、どう頑張っても5000字を越えていました。
普通に書いたら5000は越えちゃうんですよ。どうしても、起承転結をつけたいタイプなので(^^;)、自分であれこれ説明してしまうんですね。これを思い切って省いて……ちょっと頑張りました。
初2000字以下です。
詰め込み型であるのは、短くても長くても一緒でしたね^^; 内容が濃いというより、あれこれ詰め込んでしまう癖……昔言われたことがあります。「詰め込みすぎ」……うむ、変わっていません。
でも、読後感が悪くなかったようで、良かったです。
最後に暖かい光を感じていただけたらいいなぁと思ったので……
触れるって、本当はとても大事ですよね。遠くのものが見えても聞こえても、電波でどんなに繋がっても、やっぱり触れるの一番。そんな思いで書いてみました。

ウゾさんはさらりと掌編を書かれるじゃないですか。ああいうのが羨ましいのですが、なかなか自分ではできません。でも、実はちょっと寓意的にしたのは、ウゾさんの影響かも?
コメント、ありがとうございました(^^)

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2013/10/10 07:54 [edit]


サキさん、ありがとうございました(^^)

サキさん、ありがとうございます(^^)
いやもう、ポールさんは、「内容はともかく、短いの書いてみなさい!」と痛いところをついてこられるなぁとドキッとしたのですが、何とかお題をクリアできたみたいで良かったです(*^_^*)
短いものって、テーマと言うのか、テーマと言うほど壮大なものじゃなくても、言いたいことがはっきりしていないと、読んだ後で何も残らないことも多くて、気を遣うような気がして、避けていたのですけれど。
しかも1500字って!
とか唸りながら、あれこれ数日考えたのは、頭の体操みたいで面白かったです。でも、いくつか浮かんで消えたのはどれも最後がホラーちっくになって、ホラーちっくになるとオチが微妙……なので、消えたアイディアがいくつか……何とかまとまりました((^_^;)
主人公が人間だとあれこれ説明してしまうのですね。だから、長くなることに気が付いたので、人間をやめて(!)、ちょっと不思議な感じにしてみたのですけれど、皆さんの優しいコメントがとても有難いです。
起承転結をつける、というのが癖になっているので、短くてもできるだけそれを落とさないように考えるのですが、短いのに4つの要素を織り込むって結構大変で、今回はたまたますんなり嵌った気はします。
でもやっぱり、こういう短いのを書き続ける人って、本当にアイディアが豊富で、知識も豊富で、ずっとこれを考えているんだろうな、と思うと、とてもまねはできません^^;

頂いたコメントのお言葉、嬉しいです(*^_^*)
ちょっと苦労したところとか、それなりに頑張って込めたメッセージとか、読み取っていただいていて、サキさんのあったかい、そして真面目なお人柄を感じながら、読ませていただきました。
ありがとうございます(*^_^*)

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2013/10/10 08:08 [edit]


掌編とか、字数うんぬんよりも、テーマによよっとなってしまいました。
最初にすみません。

タイトルからびび。
この、何ともいえないもじもじ感を、
そうじゃなくて、という言葉を言わずにどう表現するのか。

感覚って理屈じゃないところにあって、人それぞれで、
表現もしにくいし、理解もしにくいのですが、なんのなんの。

そうかあ、と目からうろこです。感動^^
全体的にイミフなコメですみません(><)

けい #- | URL | 2013/10/10 17:26 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

おぉ、なんだか素敵なコメント、ありがとうございます(^^)
確かにちょっと難解?な部分もあるコメントなのに、何かが伝わってきました(*^_^*)
って、変な言い方でごめんなさい^^;

そうなんです。字数とかよりも、テーマかもしれませんね。
短い話ってアイディア勝負ではあるのですが、こうだ!って短い中でも「でん!」と主張する気持ち、結構大事かもしれないと思いました。
びび、と来ていただいてありがとうございます。
いや~、このタイトルはですね、苦肉の策です。というよりも、何も思い浮かばなかったので、まんまにつけました。何もこっていないのがかえって良かったんでしょうか?
いや、危うく「触角は残った」にするところでした……(台無し??^^;)
でも、シンプルなタイトルのほうが、かえって読んでくださった方が想像する幅が広がるのかもしれませんね。

> 感覚って理屈じゃないところにあって、人それぞれで、
> 表現もしにくいし、理解もしにくいのですが、なんのなんの。
はい。本当に、理解しあえないことって、いっぱいありますよね。
視覚とか聴覚って、今自分が聞いたり見ているのと、他の人が聞いたり見ているのと、同じかどうかなんて永遠に分からないと思うし。
でも、だからこそ一生懸命伝えたいのかもしれませんね(*^_^*)
コメント有難うございました(^^)

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2013/10/10 20:57 [edit]


彩洋さんらしい掌編ですね

彩洋さんがどんな掌編を書くんだろうと、実はドキドキして見守っていたのですよ。(そして、自分のリクエストチャンスを使い損ねた……)
そして、これを読んで、うわあ、まさに彩洋さんだと思いました。(意味不明ですみません)

私が短いのを書く時って、起承転結は全く考えないのですが、彩洋さんはものすごくちゃんと組むんですね!

美しい物をみたくて欲しかった視力が醜いもので一人を苦しめ、心地よい音が聴きたくて望んだ聴力が、ひどい音でもう一人を苦しめる。この世の縮図でもあるようですが、救いが人より優れた能力にではなく、お互いが大切にしてこなかった別のところにあるというのも、何か人間への戒めと言うかアドバイスを含んでいるように思います。

いい作品をありがとうございました。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/10/11 03:44 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

自分ではあまり自分らしいのかどうかわからないのです。
でも、こういう掌編には結構本音が?出てしまうのかもしれませんね。
ちょっと説教くさい感じがして、自分では微妙だったのですが……皆様にコメントを頂いて、一応は合格点だったのかしらとほっとしました。
夕さんの掌編はシーンの綺麗な切り取りで、そういうのも好きなのです。短い中に長い物語の流れを感じさせるシーン、それも掌編としてとてもいいなぁと思うし、またそんなものも挑戦したいと思います。
でも私がそういうものを書くと、長くなっちゃうんですよね……(幻の猫もやたらと長くなっちゃいまして…)
で、書いてみて分かったのは、私って、短いものほど起承転結を考えちゃうらしいということでした。
きっと、短いものが苦手だからなんでしょうね…・頑張っちゃった感じだったのかも。
でも、色々感じていただいて、本当に嬉しいです。
作品って読んでくださる方の想いがあって初めて完成なのだなぁと、改めて思いました。
ありがとうございます。
しばらくはまた本編に戻ります。【雨…】もまたよろしくお願いいたします(*^_^*)

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2013/10/11 20:31 [edit]


更新、お疲れさまでした。

字数制限&お題つき、なかなか厳しい条件ですが、さすがにお見事な掌編だと思いました。
双子に違った能力を与えつつも、同じ境遇に置いたところに、大海彩洋さんの優しさが感じられました。これがもし、片方が「普通」の五感を選んでいたとしたら、悲劇性は増したでしょうけれど、このお話のような暖かな結末にはならなかったでしょうね。
人間の感覚や能力は、もともと必要な質と量を持っているのだから、その能力以上の感覚を求める必要はない。それがあったとしても、受け入れる力はないのだから。同時に、視覚と聴覚に頼りすぎると、本質を見落とす可能性があるのかなぁとも思いました。
冒頭の「ふれあい」から始まり、結末で「ふれあい」に戻る。綺麗なループで閉じられていて、短くてもきちんと構成が組まれている作品ですね。お手本のような掌編だと思います。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2013/10/12 00:07 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

勝手にバトンで絡みを作ってしまって、すみません!!
あのバトンがあまりにもお見事だったので、ちょっとやり始めたんですけれど、難しすぎてダメでした。
で、簡単なのに逃げちゃったのです……でも、もうちょっと頭を捻ってみます。
あのバトン回答、かなりの名作です。何回も読んじゃいました。

字数って、ものを書く人にとってとても大事ですよね。仕事で(理系ですが)、よく字数制限のある文章を書くのですが、その時もとにかく削って削って……の繰り返しなのですが、あまりやりすぎるとスカスカになるし、本当にいつも悩みます。
だから普段はいくらでも書けちゃう長編を書いちゃっているのですけれど、今回の1500字程度は未知の世界で、最初はどうしようかと思いました。
でも、よく考えたら仕事ではいつも800-1200字の文章を書いているじゃないか、私!と自ら叱咤激励し、頑張ってみました。
短いのって、ポールさんのおっしゃる通り、アイディアが大事なんですね。10個くらいあれこれ浮かんでは消え、やっと物語にまとめられるものができました。
アイディアだけ湧いても、ストーリーにならないものの方が多いんですねぇ。掌編をたくさん書く方って、本当にアイディアが無限にわいてくるんだろうなぁ……

> これがもし、片方が「普通」の五感を選んでいたとしたら、悲劇性は増したでしょうけれど、このお話のような暖かな結末にはならなかったでしょうね。
なるほど、本当ですね。そこまで考えていませんでした! さすがTOM-Fさん。
書いている時は、対にすることしか考えていなくて……韻を踏んだり、シンメトリーにすることの纏りを選んでしまったので、ちょっとまとまりすぎて、予定調和的になって、突き抜けた魅力に乏しいのが難点かなぁと思ったりしていましたが……
感覚を受け入れる脳の容量、それはいつもすごく考えちゃうことなのですが、なかなか物語にすることは難しくて……これ書きながら、マサイ族の人の視力について考えておりました……自然の中で生き抜くための能力なら、やっぱり優れたものであるほうがいいですよね。

> 冒頭の「ふれあい」から始まり、結末で「ふれあい」に戻る。綺麗なループで閉じられていて、短くてもきちんと構成が組まれている作品ですね。お手本のような掌編だと思います。
あ、気が付いてくださったんですね!
これは説明することでもないし、自分の中での丸く閉じた輪としての満足だったのですが……
う~ん、やっぱりTOM-Fさんは鋭いです。構成と言うほど考えたわけでもなかったのですけれど、こういう呼応を書くのって、楽しいですよね……(^^)
もったいないお言葉、そして見抜いてくださって、ありがとございます。
よし、頑張ってあのバトンのネタを考えるぞ!(って、なぜそんなに悔しい??)

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2013/10/12 01:39 [edit]


鍵コメAさま、ありがとうございます(^^)

トーナメントでは準決勝で脱落してしまった記憶が……それなのに見つけてくださってありがとうございます(^^)
初めて書いた超SSだったので、何だかまとまりがつかなくて書きたいことが言葉足らずだったような気もしたのですが、今から読み返しても、これはこれで精一杯かしら、という気がします。
人の感覚って、記憶と一番直接的に結びついているのが嗅覚、そして最後まで残るのが聴覚と言いますから、Aさんが聴覚を残したいかも、とおっしゃるの、分かる気もします。
ここでは触覚を、触れ合うことの大事さとして表してみたのです。子どもがお腹痛い時も、お母さんの手に撫でてもらったら治るっていう、あの感じ。今って、「繋がっている」とか言ってるけれど、実際に触れていないことが多いので、本当に大事な人とは触れ合わなければダメなんじゃないかなと思ったりしておりました。
コメント嬉しかったです。私もまたお伺いしますね!

彩洋→鍵コメAさま #nLQskDKw | URL | 2014/03/12 23:08 [edit]

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