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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨86] 第18章 その道の先に(1) 

【海に落ちる雨】第18章です。
蓮生千草とのシーンですが、彼女はまだ事件の核心に触れてくれるわけではないようです。
しばらく謎解きをお休みして、古い一族の終焉を迎える、異国の血が混じった女のイメージをお楽しみください。

この次からは、真の長い回想コーナーです(多分3回に分けてお送りします)。
まともな文芸作品ならやってはいけないことをあれこれ、好き勝手にやっております。
ブログのありがたみを感じます。
回想コーナー、特に人物の来し方を感じられるようなエピソードはとても好きなのですが、本筋から離れるので鬱陶しいと思われる方もいるだろうと思います。
でも、この話は過去のあれこれの感情が今に繋がっているので、開き直って回想シーンを入れているのです。
そう、以前お断りした、ちょっと公開しにくいシーン(の一部)なのですが、引かないでやって頂けたら嬉しいです。
(あ、次回予告になっている)




 上蓮生家に着いて、門を潜りながら、真はふと屋敷の全景を見渡した。勿論、広すぎて見渡せるわけではないのだが、下蓮生家よりも敷地も広く、庭も大きい。ただ、手入れの行き届いた下蓮生と異なり、自然の風景、植物を生かしたままの姿が目立っている印象があって、英国の庭園を彷彿させる。

 建物と門だけは純和風だが、屋敷内は比較的垢抜けて洋風だった。
 当主の千草の好みなのかもしれない。調度は古いが、全体には機能的で現代的なインテリアも目立つ。
 千草が真と仁を招き入れたのは、以前に真と美和が案内された洋風の応接室だった。

 ソファを勧めるなり、千草が言った。
「お顔の色が優れませんわね」
「いえ、大丈夫です」
 真が返事をすると、千草は少し微笑んでみせた。信じていない、という顔だった。

「それで、親族会議とやらはどうなったんだ? あんたとこの跡目を決める会議だったんだろ」
 仁が遠慮なく聞いた。相変わらず、今日出会ったばかりの他人と交わす会話に相応しい口調ではないが、厭味でない印象は一体どこで身に付けてきたのだろう。
 千草は驚いた顔もせずに、僅かに唇の端を吊り上げるようにして笑ったように見える。
 誰が何を知っていても、何を言おうとも、彼女の存在は揺るがないというような凛とした気配が漂っていた。

「ま、部外者に話すことでもないだろうけど、あんたとこの絵のせいで、こいつにとって大事な人間が行方不明だ。少しはそっちにも責任がある話だからな」
「別に構いませんわ。弥生さんから何か聞きだされたのでしょう? 蓮生には時政の息子以外、他に親戚の男子はおりません。女子はおりますが、嫁いでいるか、あるいはまだ小さい子どもだけです。蓮生家の血を曲がりなりにも繋いでいくためには、時政の息子でなければならないと、一族の者はそういう考えなのですわ。でも、時政の息子が特殊な性の嗜好を持っていることを認めさせました。だから、養子にはできない、と」

 もっとも、千草は言外に、それは口実なのだという気配を漂わせていた。本当は性の嗜好など、彼女にとってどうでもいい理屈なのかもしれない。
 千草は仁に煙草を勧め、真にも差し出した。真はさすがに断った。千草は自分でも一本、煙草を咥えて火を点ける。
「しかし、そうなると、千草さんの後は誰もこの家を継がないのですか」

 千草は穏やかに微笑んだ。
「今では上蓮生に残るものはこの土地くらいなものです。でも、こんな田舎では二束三文ですわ。大した生業もありません。この家の歴史が終わるのも時間の問題でしょう。それが今であっても、問題にはなりません。もっとも、下蓮生にはあのろくでもない男がおりますし、今この時に、蓮生家が全て終わってしまうというわけではありません。好きに食いつぶして恥を晒していけばいいかもしれません」
「あなたは、蓮生家が滅びることを希望しているのですか」
 千草は煙草を吹かして、それから赤く艶のある唇で微笑んだ。

 大きな窓と濃い緑色のビロードのソファを背景にした異国の血を引く女性は、和装のままだったが、この世のものとも思えない空気を背負っている。もっとも、それは儚さからではなく、逆に、この世のうたかたを思えば、強く確かな根拠を持って存在しているように見えた。存在の確かさというものは、実在しているか幻であるかということを超えたところに、その根拠があるようだ。
「いいえ、私が希望しているのは、正しい生き残り方ができるかどうか、ですわ。あるいは正しい終わり方と言うべきかもしれません」
 この女性は実に誇り高い人間なのだと思えた。

「下蓮生のご主人にも、そう仰ったのですか」
「そうね、そのようなことを言ったかもしれません。あの男はボケたふりをしていますけど、なかなか強かな男です。蓮生の男は、ああいうタイプが多いのかもしれません」
 千草はそう言って、煙草の灰を落とす。微かに俯いた時、はらりと頬に髪が落ちた。
 和装に煙草。上層の人間には似合わない姿だが、何もかも千草の手にかかると悠然とした絵になる。

 その時、不意に、蓮生千草が北条仁に向けた視線に、真の方がどきっとした。明らかに女が男を誘う目だと思った。しかも、仁のほうもそれを受け止めている気配がある。
 美和は自分の女だと真に凄んでおいて、平気で別の女とこういう視線を交わす。それどころか、真にも五年で落とす、などと言いながら、その目の前でこういう露骨な態度を示す。やはり北条仁はわからないし、恐ろしい面がある。
 一緒に来てもらったのが正解なのか、不正解なのか、分からなくなってきた。

 応接室は決して狭いわけでもなかったのに、仁と千草が吸っている煙草の煙で気分が悪くなってきていた。自分も煙草を吸うのに、今はその煙が気持ち悪い。
 幾らか意識が曖昧になっているのは感じていたが、それをここで晒していいものかどうか、辛うじて保っている思考は、警鐘を鳴らしているようだった。

 千草がお手伝いの女性を呼んで、シャンパンを用意させていた。酒、という時点で、千草が今日真たちをここに泊める気であることを示しているのだろうが、それをどう考えるべきかわからなかった。
もしかして本当に蓮生千草のほうも、北条仁との一夜を求めているのだろうか。
「お食事、食べられますか?」
 穏やかな年配の女性が真の横から、心配そうに語りかけた。
「あ、いえ」
 どう答えるか、躊躇っていると、仁が口当たりのよい果物か何かないか聞いてくれた。

 まだ夕方になるかならないかだが、食事の準備ができたと言われて、座敷に誘われた。千草も一緒に席を暖め、いつの間にか日本酒を振舞われていた。
 仁と千草は、この場にそぐわないほどの朗らかな笑いを交えながら、世間話を淡々と続けている。真は何とか苺や甜瓜を口にして、あとは半分朦朧とした意識のままで何とか座っていた。

 話題は蓮生家の起源の話になり、源義経説や奥州藤原氏説や羽黒山山伏説が紐解かれていった。眉唾なのが面白い、と仁は笑っている。富山の薬売りとも交流が深く、色々な薬類が伝わっている、しかも薬の材料を大陸から仕入れて大もうけをした時代もあったようだという。龍の鱗とか、麒麟の鬣とか、河童のミイラとか、とにかくあり得ない薬の材料が蔵に眠っていた、とも。
「そう言えば、蓮生に古くから伝わる薬湯があって、万病の回復に効きますのよ」
 時々、仁が真の具合を気に掛けるからか、千草はそう勧めた。

 湯飲みに入った薬湯は、確かに身体には良さそうだが、口当たりは極めて具合が悪い代物だった。それを飲んだら精力がつくのか、と仁が千草に聞いている。そのようですわね、と千草が答えると、仁が、俺も貰おうかなと呟いている。あなたの場合は精力がつきすぎたら何をするか分からないからだめだ、と真が言うと、千草がくすくすと笑っている。
 千草にも、寛いで穏やかになっている気配があった。

 親族会議からも、固執していた蓮生家の存続問題からも切り離されて、あるいは蓮生千草は久しぶりに一人の女として会話を楽しんでいるのではないかと、そう思えた。それを作っているのは、話術もムード作りも満点の北条仁だった。この男はヤクザでなければ、水商売にしっかり向いている。新宿でも、北条仁と寝たいと思っている女も男も数多いると聞いている。しかも、一度で捨てられてもいいから寝てみたい、というような話だ。

 世の中間違っていると思うが、そう思う人間がいるのは分からなくない。蓮生千草も、仁から特別なムードを感じ取っているのだろうか。それとも、本当にただ、久しぶりに土地のものではない人間と、しかも会話のテンポが非常に心地よい男と話して、打ち解けて癒されているのだろうか。

 真は勧められて風呂を使わせてもらった。仁が一緒に入ろうか、と言ったが、断った。今、仁が蓮生千草を口説くのに一生懸命で、自分に手出しをしないと思っても、仁と一緒に風呂に入るのはやはり困るような気がした。
 風呂場に行って、自分の選択が正しかったことを確認する。

 所謂、五右衛門風呂だった。狭いし、一緒に入るような場所でもない。真は、風呂の広さとは不釣合いな広い脱衣所で服を脱ぎ、全裸になってから改めて自分の身体を見た。
 薄暗い裸電球の脱衣所は、ゆうにそれだけで六畳はある。雨の日の物干しも兼ねているのだろうが、機能の割に広すぎる空間は薄ら寒い気がした。

 身体にはあちこちに痣がひどく残っていた。赤味がかった色が青く変わってきているが、まだ腹や足に腫れが残っているところもあった。あまり真剣に見ないほうがいいと思いながら、タオルを一枚手に洗い場に入る。
 風呂の中は一段と暗かった。桶に汲んだ湯を体にかけると、本当に飛び上がるほど傷が痛んだ。身体を洗って、試しに少しだけ湯舟に身体を沈める。

 あまりの痛みに強烈な熱さを感じたが、暫くするとそれも去っていった。思ったほど湯は熱くなかった。
 深い湯舟でぼんやりしていると溺れてしまいそうだな、と思い、何か気が紛れることを考えようとしたが、思いつかなかった。ふと、今日仁に触れられた自分のものを軽く握ってみた。軽く扱きかけて、何を馬鹿やってんだろうと思った。気が紛れるわけでもない。やはりあの薬湯くらいで本当に精力がつくわけでもないらしい。それどころか、逆に気だるい気分になってきた。溺れる前に上がったほうがいいと思って、立ち上がった。

 案の定立ちくらみがして、思わず湯舟の縁につかまる。それから、ゆっくりと洗い場に出て、固く絞ったタオルで身体を拭いた。
 脱衣所に出ると、バスタオルと浴衣が置かれていた。
 もう一度身体をバスタオルで軽く拭いて、浴衣を手馴れたように着ていると、お手伝いの女性が入ってきた。

 御手伝いしなくてもお上手に着る、と彼女は感心してくれた。祖母に教えられて、着物は一人で着ることができると言うと、お若いのに感心、と褒められた。
そのままその女性が離れに案内してくれる。

 離れは母屋からは少し歩かなければならなかった。母屋から渡り廊下が続き、一旦履物を履いて、飛び石を辿る。数十メートルは離れているようで、母屋の気配は何ひとつ伝わってこない場所だった。
 玄関と思われる扉の上に明かりが点っている。
 扉は引き戸で、小柄な年配の女性は力を込めて開けた。ごろごろという重いものを引きずる音がする。玄関のたたきは思ったよりも広く一間はありそうだった。そのままの広さの廊下が続き、右手に襖が並んでいる。

「随分重そうな扉ですね」
「へぇ、何でも昔は蔵だったそうです。蓮生にはいろは蔵があったと言いますからねぇ」
「四十八の蔵ですか」
「そうです、ご存知ですか」
「民謡にそういうのがあります」
「あら、本当にお若いのに」
 年配者にそう言って褒めてもらうのは悪い気がしない。多分、自分がお茶のお手前ができることや三味線まで弾くことを知ったら、この女性はもっと感心してくれるのだろう。

 廊下の板敷きの先には手洗いがあると教えてもらった。その先が右手に折れて、階段になっている。
 先は真っ暗だった。廊下の手洗いの側だけ、出入りができるように勝手口あるいは掃き出し口になっているようで、引き戸になっていた。ガラス張りで一応外が見えているようだが、暗くて景色までは分からない。
 廊下には腰の高さよりやや低いところから頭の上までの程度の窓が並んでいて、外側に向けて、重い壁がそのまま切り抜かれた扉のような雨戸が開かれている。
「蔵でしたんで、二階に上がれるようになっているんですけどね、お蔵は空っぽだってことですよ。おっかなくて、誰も確かめませんけどね」

 案内された部屋は、蔵が改造されたにしてはきちんとした造りの和室だった。
 部屋には穏やかに電気が点っていて、暗くはなかったが、しっとりと沈むような色合いに見える。布団が二組敷かれていて、頭の方に寄せられた座敷机にポットのお茶と湯呑みが用意されていた。床の間もあり、きちんと季節の花が生けられているし、松の掛け軸も下がっている。

「ごゆっくりお休みください。枕ものとの電話はインターホンですから、御用があればお呼びください」
 旅館みたいだな、と思いながら、さすがに疲れていた真は直ぐに横になった。布団の中はヒヤリとして冷たく、気持ちがよかった。
 仁はここで寝ないだろうな、と思いつつ、隣の布団を見た。千草と仁が今夜をどのように過ごしても勝手なわけだが、何となく納得がいかない気もした。
 何より、仁は美和のことで真を随分脅したわけだし、その日のうちに他の女を真の目の前で口説いて寝るというのは、ひどい話に思える。

 美和は今頃どうしているのだろう。仁が帰ってきたことはまだ知らないだろうし、九州から帰ってきたかどうかも分からない。三上のところに連絡を入れていないことが気になったが、事務所に電話したときに美和が帰っていたなら賢二がそう言うだろう。
 考えてみれば、自分と美和の間の事は、決してけりがついたわけではない。仁に何と話そうとも、美和自身と話さない限りは、はっきりとこれからのことが決まったわけではないはずだった。美和はまた、犬猫じゃないから勝手に持ち主を決めるな、と言いそうだ。

 身体が重いのに、眠れない。本当に精力のつく薬湯だったのかも知れない。何度か寝返りを打った。だるいのに眠れないというより、だるすぎて眠れないという嫌な感じがする。アドレナリンが過剰分泌されているのだろう。
 電気を消そうかな、と思ったが、昔の癖で何となく天井の染みを見つめていたくなって、消さなかった。板の天井には染みはなかったが、木目の文様が水の流れのように、始点も終点もはっきりしないまま泳いでいる。

 彼がいなくなって一体何日経つのだろう。それほど経っていないのか、随分経ったのか、数えられない。何日、というレベルの話だろうに、もう次元が切り離されたくらい遠く感じる。それと同時に深くなっていく、この自分自身の存在の危うさは一体何だろう。
 あの男に支えられていた相川真の命は、支えがなくてもこの世に存在し続けられるほど堅固なものではない。彼が生きていなかったら、自分も消えてしまうような気がしていたが、離れているだけでも自分自身の姿がこの世から薄くなっていく。

 そう、明らかに、自分は一度死んだ身なのだ、と思った。





次回からの回想シーンは、真が大学の受験を控えていた時のエピソードです。
多分、予想されていてることだとは思いますが、主人公二人には特別な関係があります。
でも、よくあるその道のカップルのような、つまり男女関係に置き換えられるような関係ではありません。
それを言葉で説明するのは難しいです。

美和曰く、「2人の関係を兄弟か親子か恋人かと聞かれたら、一番近いのは親子」という部分もあり、それ以外の感情ももちろんあり、ついでに言えば、敵対の気持ちさえもある。
したがって、ラブストーリーは期待しないでくださいませ。


*詳細はこちらの回の『追記』をご覧ください→カミングアウト
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Category: ☂海に落ちる雨 第3節

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コメント


おふろ♪

今回は、物語の筋に進展はなさそうですが、こういう「生きてる時間」を感じさせてくれる描写も、好きです。
千草さんを、どこかで狙ってる仁さんの目とか、古い屋敷の感覚とか、匂いとか。
一番好きだったのは、真の入浴シーンですが(笑)
(私の実家も五右衛門風呂だったので、あの小ささはわかります)
ひとりでいるときの真の色気も、すごいんですよね。
次回はちょっと重い回想シーンになりそうですね。
まだ、今までに挙げられていない記述でしょうか。
私は物語を書くとき、なるべく本編と関わらない過去を省こうとするのですが、本心をいえば、その人物を知ってもらうために、いろんな過去のエピソードを入れまくりたい願望は確かにあります。
まあ、私の場合は、本当に蛇足なので、あとでやっぱりいらなかったな、と思うんですが。
でも大海さんの作品は素直にその部分が書き出されているので、読みながら羨ましくもあります。これが、厚みになっているんだなあ~と。
では、次回もとことん付き合いますよ、真くん^^

lime #GCA3nAmE | URL | 2013/11/03 07:41 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

そうなんですよね。さっさと進めろと自分でも思うのですが、後半の怒涛のような真の感情の流れを理解してもらうには、ある程度の過去回想も必要で……
でもこれって、入れ方が難しいですね。
盛りだくさんのエピソードで、欲張りすぎたなぁというのが本音です。
でも、私もこんな「普通のシーン」書くのが好きなんです^^;
書いていると、なぜか風呂シーンと食事シーンが多くなってきちゃうんですね。
しかも色気のあるシーンではなく、普通に風呂入っているとか、普通にご飯食べてるとか。
(風呂と言えば、いちゃいちゃして欲しいという期待を全く裏切り……)
【清明の雪】なんて、風呂→ご飯→幽霊→ご飯→寝る→幽霊、みたいな話でしたものね^^;
五右衛門風呂、小さい時は普通だったんですけれど……ね。
暗くて狭くて……みたいな。経験者がいてくださって嬉しいです(*^_^*)
でも、真の色気って……いつも自分でも不思議なのですが、考えてみれば、ただのあんちゃんなんですよね~
少なくとも、きれいな色気じゃないですね(だからBLにはならない…^^;)。

> 千草さんを、どこかで狙ってる仁さんの目とか、古い屋敷の感覚とか、匂いとか。
はい^^; 仁はもう放っといていただいていいようです。
どうせ、元から好き勝手な人なので。

> 次回はちょっと重い回想シーンになりそうですね。
> まだ、今までに挙げられていない記述でしょうか。
はい。「そういうことがあった」というのは、すでに竹流が暴露していますので、真新しい情報ではないのですが、それを真視点からまともに書いています。
(参考までに、ラストのほうで、今度は竹流視点が雪崩のように出てくる……^^;)
そして、【幻の猫】と重なるイタリア旅行の流れまで。
これ、どこに入れるか悩んだのです。
でも、後半の疾走の邪魔にはしたくなかったので、この中盤で入れてあります。
興味本位でも読んでいただけると嬉しいです(*^_^*)
多分ここを読むと、あぁ、こんなのだからBLの仲間には入れなかったのね、と分かるような……^^;

> 私は物語を書くとき、なるべく本編と関わらない過去を省こうとするのですが、本心をいえば、その人物を知ってもらうために、いろんな過去のエピソードを入れまくりたい願望は確かにあります。
いえ~、もうこれは絶対正しいです。
回想はできるだけ避ける、原則ですものね。
でも、もうこの作品は、物語では「やっちゃいけない/できるだけ避ける」ことのオンパレードなのです…
どれくらいゴテゴテにしても、物語の世界に入ってもらえるかという試みみたいになっていますが、でもやっぱり、limeさんの「本編と関わらない過去を省く」が正しいと思います。
limeさんの場合は、特に、ストーリーを見せるという部分が大きいじゃないですか。
だから自然にそうなるのだと思います。
この話は、人物を見せるのがメインになっているので、もう開き直っちゃったという感じです。
厚みというより、鬱陶しいとは思うのですけれど、ま、こんなのもありかな、ということで……
そう、本当に、プロの作家さんのお話を読むときにも、キャラに惚れると、結構筋はどうでもよくなっちゃうときがあって、人物にのめりこんで読んでいることがあるので、書くときにもそれが出ちゃったのかも……
ちょっとダメダメですね^^;

> では、次回もとことん付き合いますよ、真くん^^
すみません、ありがとうございます。そう言ってただけると、本当に嬉しいです。
真がどうなっていくのか、どう壊れそうになって、再生していくのか、見守っていてあげてください。
回想シーンは、後もう一つ、異様に長いのがあります。
こちらは章が独立しているので、読みやすいし、省いてもいいようにしてあります。
(同居の過程です。自分で言うのもなんですが、書いていて楽しかった…)
こちらもまたお楽しみに!
コメント本当に嬉しいです。ありがとうございます(*^_^*)

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2013/11/03 11:48 [edit]


釜ゆでのお風呂

実は入ったことがないんですよ。
どうなるんだろうと、いつも思うのです。お湯は熱くなくても下でパチパチやられるとそこはすごく熱くなるんじゃないかとか……。

千草が視線を送っているのを見ただけなのに、仁が誘っていると感じる真が面白いなあと思いました。まあ、断らない時点でどっちから誘おうと同罪なんですけれど。

limeさんの感想に便乗して。
本編のメインストーリーに関係のないもの、あってもかなり筋からは遠いものをどうするかって、確かに悩みどころですよね。切り捨てるのも正解だし、残すのも正しいと思うのですよ。

新聞の連載のように、何枚ずつを何回と決められた小説に書いていくとなると、それにあわせて増やしたり減らしたりも必要だと思うのですが、そうでない限りは作者にとって大事なこと(切り捨てると決めることや、残すと決めること)がその作品そのものなんだと思うのですよね。

で、私の場合ですが、意識的に切り捨てたり、あえて残したりしている訳でなくて、かなりその場で適当に書いているだけなので、これはよろしくないなと思ったり。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/11/03 23:39 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

あ、日本にいらっしゃるんですよね??
ネット環境は一応整っているようで、良かったです(*^_^*)

五右衛門風呂を知っている年代って、かなり限定されると思うのです。
実際に私と同じ年代の人でも、入ったことがない人が多いので、いったいどのくらいの年齢がボーダーなのかしら……もちろん、田舎のおばあちゃんちで入ったという方はそこそこいるのですが、自分ちにあったというのは少なくて(でもうち、一応、大阪府北摂地方なんですけれど)……
でも、毎日炊くのは大変なので、週に何回かは銭湯に通っていました。
あれは、底だけが熱くて、側面は全く熱くないのですが、人が入っていない時は底の板敷が浮いているのです。で、そこに上手く乗って、底へ沈めるのですが、子どもの体重では上手く沈まないことがあって、大人と一緒に入らないと不安だったことを思い出します。

> 千草が視線を送っているのを見ただけなのに、仁が誘っていると感じる真が面白いなあと思いました。
本当だ。真ったら、ひどいですね。はなっから仁を疑ってかかっている。
きっと普段の仁の行いに問題があるのでしょうね(*^_^*)

> 本編のメインストーリーに関係のないもの、あってもかなり筋からは遠いものをどうするかって、確かに悩みどころですよね。切り捨てるのも正解だし、残すのも正しいと思うのですよ。
どういう形の物語かということにもよっているのでしょうね。尺もあるだろうし、テーマというのか目的にもよるだろうし。あまりにもエピソードを省くとスカスカになってしまうし、書きすぎたらゴテゴテになるし。
切り捨て方にも作者の人となりが出る、と考えるとちょっと緊張しちゃいますね。
でも、夕さんの場合は、上手く毎回、過不足なくコンパクトにまとめられているので、すごいです。
これは感性の問題だろうなぁと思ったりしています。
私の場合は、【清明の雪】はかなり気合を入れて切った話。
【海に落ちる雨】はとらわれずに詰め込んだ話。考えずに書いていたんですね、きっと。だから長い……^^;
でも、なんだかんだと言いつつも、書いている時は楽しかった!
次回からのエピソード、楽しんでいただけたらとても嬉しいです(*^_^*)

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2013/11/04 01:39 [edit]


仁さんだから許す^^
仁さんは立ち回れる人だと思うんです。
お料理で言うなら、4つあるコンロを全て使いこなしてなおかつオーブンだって使っちゃうし、その間に洗い物だってやっちゃう、みたいな。
真は4つあるのに一つにしか集中できなくてほかは焦がしちゃう(?)
だから竹流がご飯作る、みたいな(?)
えっと、何の話? 仁さんの話ですっ。

あぁぁ。真、また眠れないのですね。
真視点の回想は見てみたいですが、真がしんどそうで・・・
回想の度にどっと疲れているのではないかと。
けど、楽しみにしています(←矛盾)

回想シーンは私も自作の中で結構入れていますが、よろしくない(の?)とは知らなかった。
でも、どうなんだろう。作品にもよりますよね。
基本、バランスが崩れなければ良いのではないかとも思いました。
法則とかもないのではと。
結局は読者様が決めるのではないかな。なんちて。

だから、真、寝てくれー。もとい、回想見してくれー(←超矛盾)

けい #- | URL | 2014/07/15 21:46 [edit]


けいさん、もうひとつありがとうございます(^^)

こちらにもありがとうございます(^^)

> お料理で言うなら、4つあるコンロを全て使いこなしてなおかつオーブンだって使っちゃうし、その間に洗い物だってやっちゃう、みたいな。
> 真は4つあるのに一つにしか集中できなくてほかは焦がしちゃう(?)
> だから竹流がご飯作る、みたいな(?)
> えっと、何の話? 仁さんの話ですっ。
あはは、これはいい得て妙です。
そうそう、4つあるコンロを使いこなす!まさにその通り。
竹流は4つのコンロをちょっと時間差で使う、みたいな(^^)
真は確かに1つしか使えないなぁ^^;
人それぞれですね^^; でも、私、時々ひとつでも焦がしている……(@_@)
いや、真もひとつでも焦がしている派かも。美和ちゃんも焦げてたし、竹流も焦げてた……って、そんな話じゃない??

そして、真に睡眠をプロジェクト推進運動家のけいさん、ありがとうございます(^^)
けいさんの励まし、「寝てくれ~」光線を浴びて、真も少しは休めているかもしれません。
回想は……いやいや、本当に眠れぬ夜の友=回想、ですものね。

> 回想シーンは私も自作の中で結構入れていますが、よろしくない(の?)とは知らなかった。
> でも、どうなんだろう。作品にもよりますよね。
> 基本、バランスが崩れなければ良いのではないかとも思いました。
いや~、私もあんまりやりすぎると良くないのだろうとは思うのですけれど、『清明の雪』と違って、こちらはもう書きながら何でもかんでもてんこ盛りにして、自分の好きなように書いていたので、法則も何もあったものではありませんでした。
小説の書き方指南によると、小説は基本的に時系列で書け、ということになっているようで、素人は回想シーンを入れ過ぎる、という戒めなのかも。でも、回想シーンが短ければ問題ないのでは、と思ったりします。
こちらでは、章ごと回想シーンなのでちょっと問題なのかしら。
でも、色々な感情の裏を説明するには必要だったりもするので、私も好き勝手にしています^^;
けいさんの回想シーンは多分、気になるほどの分量ではないので、まるで問題ないように思います。
そうそう、好きなものを好きに書いているのですものね!
自分がここで回想を読みたい!と思うから書いている(*^_^*)

> だから、真、寝てくれー。もとい、回想見してくれー(←超矛盾)
はい(^^)
ちょっと照れまするが、ぜひ回想に付き合ってやってくださいませね。
コメントありがとうございました!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2014/07/17 01:25 [edit]

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