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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【石紀行】12.大分のストーンサークル:佐田京石 


さて、こちらは大分の安心院にあるストーンサークル(環状列石)、佐田京石です。
今回、時間的な都合もあり、道路沿いのこの列石のみ見てきましたが、じつはここは巨石群のある山の入り口に過ぎないようです。
この山は米神山(475m)。山頂にも環状列石があり、中腹にも月の谷、陽の谷という奇妙な岩が密集したところがあるようです。
佐田京石は人間の背丈ほどの石が並んでいる列石です。
ストーンサークルと認識されている中では、日本でも最大級とのこと。

ストーンサークルと言えば、誰しもがあのストーンヘンジを思い浮かべると思いますが、世界の列石からするとずいぶん小さなものですね。
でも確かに、日本の他の列石は、比較的小さな石でできているものが多いのです。
日本で最も列石が多いのは東北や北海道ですが、かなり小さな石がたくさん環状に並べられているところがほとんど。

さて、じっくり見てみましょう。
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全体像は写真に写しにくいのですが、大体こんな感じ。
紙垂と縄の付いた石が中心でしょうか、その周りに、完全ではありませんが半円のサークルになっているようです。柵で囲われた部分が神域なのかもしれません。その周りを取り囲むさらに大きな半円があるようにも見えるので、もしかするともともとは二重だったのかもしれませんね。
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オリジナルでここにあったものは9体とのこと。
倒れていたものもあったようで、説明を見ただけではどれとどれがオリジナルなのかよく分かりませんが、多分坂道の左手がほぼオリジナルなのでしょうか。
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道路から見るとこんな感じです。奥の方がオリジナルと思しき列石、右手の森の中は、田んぼなどから掘り出された石をそれらしく並べた「平成の列石」だそうです。
他にも、近くの田んぼにひょっこりと立っている石もあるので、もしかすると辺りはもともと石だらけ?
山から運んだと思われるのですが、一体何のために?

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道路側から見たところ。下は列石から見た道路。目の前に駐車場があります。
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道路側から「平成の列石」のある林を見る。
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この列石にはどんな意味があるのでしょうか?
米神山を神とすると、その神を参詣するための道の鳥居の原型、太古の祭祀場、埋納経の標石(一部の石の下から一字一石の写経が出土したとか……でも全部ではない)、あるいは天体観測所?
このあたりの地名に米という文字が多く残っているところからすると、農耕に関係している可能性がありますね。
農耕のためのカレンダー?

でも、林の中に立てた石はまるで墓標のよう。
これは後で立てたもののようですけれど。
あるいは、子どもならかくれんぼ大会ができそう(^^)

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そんなこんなで、何かはわからないのですが、今でも気がみなぎっているパワースポットとして注目を集めているようです。
周辺はこんなのどかな風景。
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実は今回訪れることができなかった大分の石たちの中に、国東半島の猪群山もあり、ここにもストーンサークルがあります。米神山の山頂まで登ってみることも含めて、次回の楽しみに取っておきたいと思います。

次回は、同じく大分県の八面山へご案内したします。
びっくりするような石が待っています(*^_^*)

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Category: 石の紀行文(写真つき)

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コメント


 こんにちは。
ほんとにーー 謎ですね。
結構な労力をかけて 石を立てて 並べて… 何がしたかったのだろう。

米神山かぁーー どんな神なのかなぁ 和やかな神なのか荒ぶる神なのか 其れとも 災いをもたらす神なのか…
災いを齎すモノならば 封じる為の石っぽいし…
ああっなんか 墓石のようと言う事で 昔って 十歳程度までに亡くなった子供は 家族の墓に入れなくて 子供ばっかりの墓地に入れて 戒名とかいっさいつけない風習があったと聞いたなぁ…
なんか 凄く脱線する事 思い出してしまった。

ウゾ #- | URL | 2013/11/06 16:37 [edit]


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# |  | 2013/11/06 19:57 [edit]


ウゾんさん、ありがとうございます(^^)

ですよね~ いったいこのストーンサークルってなんでしょうね。
石が丸く並べられているのを見ていると、私も実は結界じゃないかという気もしていました。
この山を神と見立てて、何かの形で結界を作りたかった?
ウゾさんのおっしゃる通り、荒ぶる神かもしれませんね。
高千穂で夜通し夜神楽を見ていると、神楽の大半は、神との対話なのです。
それも内容を聞いていると、「どうしてこんな天災をもたらすのか」と人が神に問うていて、神はそれに対してはにべもない様子。人は神をもてなして、一生懸命懐柔している。そういう問答がいっぱいあるのです。
でも中にはまつろわぬ神もいたでしょうし。

確かにここにあるのは、今までご紹介した石よりはかなり小さめですが、それでも動かすとなるとべらぼうに重いと思うのですよね。そしてそれを複数個。
あちこちの田んぼや山の中から倒れたものや土中に埋まったものも見つかっている……

> ああっなんか 墓石のようと言う事で 昔って 十歳程度までに亡くなった子供は 家族の墓に入れなくて 子供ばっかりの墓地に入れて 戒名とかいっさいつけない風習があったと聞いたなぁ…
あぁ、そんなことが…… それは奈良の風習でしょうか?
10歳までと言えば、子どもは神のものって感じで、ヒトとはみなされなかったのでしょうかね。
不思議な風習ですけれど、何か意味があるのでしょうね……
う~ん。気になる話です。
コメントありがとうございました(^^)

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2013/11/06 21:35 [edit]


鍵コメHさん、ありがとうございます(^^)

ここは、安心院のインターからも近くて、アプローチもしやすいところです。
駐車場の真ん前で道の真横ですものね。
でも、本当に石たちは車がないと、行きにくいところにばかりありますよね……
そもそも石って辺鄙なところにしかないかも……
あ、でも、たまにはありますよ! 例えば、広島の弥山の石とか……(^^)

でも、このストーンサークルは山の入り口で、この山の上にもまだまだ謎の石がいっぱいあるようです。
本当に昔から人々は色々なものに神を見出していたのですね。
そうそう、大分の国東半島はびっくりするほどの田舎です。
大昔ですが、車で回った時、多くの廃寺を見ました。あるいは、無人のお寺。
住職さんがいないお寺がものすごくたくさんあるようでした。
多分今もそうなのだと思います。
でも、国東半島は魅力的なところです。ただアプローチは大変ですけれど(^^)
実はその国東半島にまだもうひとつストーンサークルがあります。次回はきっと行ってみたいです(^^)
いつもありがとうございます。今度は耶馬溪近くの山にご案内いたします(^^)



彩洋→鍵コメH様 #nLQskDKw | URL | 2013/11/06 21:53 [edit]


大分にもこのような石の集まりがあるのですね。
しかも人工的に其処に「移動した?」と?
なんか「えらい人」の墓地なのかな〜?
それか、「霊感強かった人」お墓で、後に残された人が彼女の霊感に頼ろうとしたとか・・・・。
ウーム、古代の人は、飢饉なんか深刻だっただろうから「天候の神」の機嫌は気にしていたと思うけど・・・。

ペチュニア #- | URL | 2013/11/07 06:12 [edit]


ペチュニアさん、ありがとうございます(^^)

大分にも結構いい石がたくさんあるのです!
そう言えば大分って、耶馬溪という景勝地があるんですものね。岩山っぽいところがいっぱいですよね。
でも、この明らかに人為的に並べらた石は何を語っているのでしょうか。
とても不思議ですよね。
そもそも、石って、無茶苦茶重いですよね……この重いものを、重機もない時代にどうやって動かしたのか。石の遺跡ではいつで問題になりますが、不思議ですよね……
墓地説もありかもしれませんねぇ。骨はそもそも残らないと言いますし。
あるいは、魂のみの墓地かも……
謎だからこそ惹かれるのですよね……(^^)
次は、自然の石です。またよろしくお願いいたします(^^)

彩洋→ペチュニアさん #nLQskDKw | URL | 2013/11/08 19:51 [edit]

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