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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【奇跡を売る店】サンタクロース殺人事件(6) 

【奇跡を売る店】(6)、大団円です。
年内に終わった!! 喜びもひとしおです。
クリスマスを過ぎているけれど、お付き合いくださってありがとうございます。

これが年内最後の記事になります。1月末にブログを始めたので、このブログの1周年はあともう少し先ですが、こんな辺境ブログに遊びに来てくださって、本当に感謝申し上げます。
さっき見たら、コメントは1776、拍手は1818……暖かいメッセージもいっぱい下さって、本当にありがとうございます。皆様のお言葉が、書いている原動力だと、改めて感謝しながら、とても嬉しくなりました。
それに、皆様のブログを巡らせていただいて、色々教えていただくことも多くて、世界がちょっと広がった気がしています。今年1年本当にありがとうございました m(__)m

ちなみに
1776年はアメリカ独立の年、平賀源内がエレキテル(発電機)を発明した年。
1818年はなんと、12月25日にオーストリアのオーベルンドルフの聖ニコラウス教会で『きよしこの夜』が初演された年だそうです。
なんという偶然。

さて、
お正月は、マコトが皆さんに新年のご挨拶をします!
ん? 何?

あのね、ぼくね、タケルと一緒に北海道にいるんだよ!
雪だるまになったり
おみかん、転がしたり
お餅のお化けと闘ったり、いっぱい忙しいの。
それでね、それでね、スケトウダラとか、鮭とか、ホタテとか、イクラとか………・
それでね、あのね、宇宙人がね……・
(ちょっと仔猫が1匹、初めて尽くしで興奮しすぎているようです。では、で~んとタイトルコール!)
【迷探偵マコトの事件簿】マコトの冬休みとX-file、お楽しみに!

あ、その前に、本当の最終回をどうぞ^^;
ちなみに今日は(5)(6)と続けてアップしています。(5)から読んで下さいね(*^_^*)





 クリスマスイヴは忙しい一日になった。
 もちろん、夜は『ヴィーナスの溜息』は例のごとく満員御礼、クリスマスイベントのショウも熱が入っている。
 もっとも世間はただの平日の火曜日だ。にこをいつものように自転車の前に乗せて、堀川通りを南へ下る。
 朝の空気が一段と冷たい。
 結局、まだにこにクリスマスプレゼントを買っていない。ランドセルは正月に渡すことに決めた。クリスマスプレゼントは今日、笙子と一緒に母親が入院する病院に行く前に、付き合ってもらって買うことになっていた。

「よく考えたら、蓮さん、私から調査費を取ってませんよ」
 とは言え、調査らしい調査は何もしていないし、こういう「話を聞いてあげる」「サンタクロース(結果的には白骨死体)を一緒に掘り起こす」「母親と話をするのに立会人になる」に幾ら貰えばいいのか分からない。それは魁の残した調査費用表にも載っていないのだ。
 だから、その代りに、買い物に付き合ってもらうことにした。
 昨日、同じ道を自転車で走りながら、サンタさんに何をお願いするんだとにこに聞いたら、「れんには言わない」と冷たく言われただけだった。こっそりとお寺の奥さんにも聞いてもらってみたが、やはり何も言わなかったらしい。

「やっぱり、教えてくれてもいいんじゃないかな」
 蓮の前に座って、じっと堀川通りの車の流れを見つめたまま、にこはだんまりだ。
 無駄だなと思った。にこを引き取ってから、一度も蓮はにこの笑う顔を見たことがないし、蓮が話しかけても、たまに二語文程度の簡単な答えは返ってくるが、にこから話しかけてきたことはない。
 もしかしたら、いや、多分、俺はにこに嫌われているな、と思う。
 保育所に送り届けて、自転車に跨ってから、去り際にふと振り返った。
 その時、園庭の隅を保育士さんに手を引かれて向こうに歩きながら、にこもこちらを振り返っていた。蓮と目が合うと、びっくりしたような顔になって、すぐに、つん、と目を逸らしてしまった。

『奇跡屋』の扉を開けると、玉櫛婆さんがじろっと蓮を見た。
「お前、あの娘とできてんのかい」
 笙子が朝から来て待っているという。待ち合わせは昼過ぎだったはずだ。何か予定が変わったのだろうか。
「まさか。仕事の依頼だ」
 話を切り上げようとして、ふと婆さんを見る。
「ひとつ聞いてもいいか」
「ほお、お前が前置きなんかするとは、珍しいね」
「どうして親子石のひとつがこの店に残ってたんだ?」
「さあね。魁がいなくなってから覗きに行ったら、事務所の引き出しに残ってたのさ」
「勝手に事務所に入ったのか」
「私の店だよ。魁もお前もただの店子だ。偉そうに言うんじゃないね」
「魁おじさんが買ったものだろう。勝手に取り返して店に並べて置くなんて」
「馬鹿言っちゃいけないよ。引き出しの中に仕舞われたままじゃ、石は自分を持つべき相手と出会えないじゃないか」
 蓮はしばらくじっと玉櫛婆さんを見ていた。持つべき相手と出会う?
 魁は、誰かを待っていたのか。誰を?

 事務所に上がると、笙子が接客用のソファに座って、一所懸命に何かをやっていた。
「はい、後は蓮さんがやってください」
 それはラピスラズリの小さなルースだった。
 ルース、すなわち裸石だ。ラピスラズリは、単一の鉱物ではなく、鉱物学的には主としてラズライト、アウィン、ソーダライト、ノーゼライトが集合したものだ。美しい群青色はウルトラマリンと言われ、様々な国で聖なる石と大事にされてきた。笙子の手にあるのは、小さいとはいえ、金色のバイライトが美しく浮かび上がった石だった。
「どうしてにこの誕生日を知ってるんだ?」
 幸運の石とも言われるこの石は、九月の誕生石だった。

「お婆さんに聞きました」
「またバカ高い金額を請求されただろう」
「この間、石をもらったままになってから、こっちはタダみたいなもの?」
「天河石は君のものだ。石が決めた」
 笙子は蓮の話など聞いていない。
「じゃあ、後は自分で磨いてくださいね。蓮さん、お裁縫できます?」
「裁縫?」
 そんなことはしたことがない。
「ですよね」
 笙子が小さなバックから取り出したのは、京友禅の着物の端切れだった。赤い生地に細かな菊の花模様が描かれている。用意のいいことに裁縫道具一式持って来てある。
「私の言う通りに縫ってください」

 それから約一時間、蓮は小さなお守り袋を作るのに格闘した。もっとも、手先は比較的器用な方だと思うし、小児科医だったとはいえ、人間の皮膚や血管に糸針くらいはかけられるのだが、裁縫となると勝手が違っている。
「これ、母の古い着物の端切れなんです」
 いい子だと思った。もちろん、あれこれと計算高かったり、一方では不思議な発言をしてみたり、ギャップ萌えで世間を賑わせたりしているかもしれないが、若いのだから、まとまりのない所があって当然だ。
 舟の奴、今度会ったらきっちり話をしよう。ちゃんと好きな女ができたら、あいつもあんな喧嘩ばかりしているヒモ生活を辞めるかもしれない。……そう願いたい。

「何かを買ってただ渡すよりずっといいと思いませんか」
「どっちにしても、俺から何かを貰ってにこが喜ぶとは思えない」
「確かに、愛想の悪そうな子でしたね。でも、女の顔って、正直な気持ちが表れているとは限らないですよ。それに、蓮さんからじゃなくて、サンタクロースからの贈り物ですよね」
 それは重々承知している。
 それでも、何とか裏地もきちんとつけて、小さなお守り袋を縫い上げてみたら、もう昼前になっていた。笙子は細い革ひもを結わえて、小さなラピスラズリのビーズ玉で長さを調節できるようにしてくれた。
「これで首からかけておけるでしょ。後はしっかり石を磨いてあげてくださいね。心を籠めて、ですよ」
 瑠璃の深い青。
 ここに奇跡が宿るように。

 実は今日、ヒューストンに向けて出発するという出雲右京と昼食を一緒にする約束をしていた。幸い、場所は蓮の事務所のすぐそばの天婦羅屋だったので、笙子も誘った。
 笙子と出雲は初めまして、と挨拶を交わした。
 店でも会ったことはなかったようだ。
「学会って、こんな年末にあるんですか?」
「いや、学会自体は一月なんですよ。クリスマス休暇は妻と一緒に過ごすことにしていましてね。実は今日まで授業だったのでクリスマスにはギリギリなのです。時差のお蔭で助かりますけれどね」

 実は右京には事実婚となっているアメリカ人の奥さんがいる。仕事でNASAに行っていて知り合ったのだという。お互いの仕事のことを考えて、籍も入れず離れて住んでいる。それでよく続いているものだと思うが、右京にとっては丁度いい距離感らしい。定年したら、どこに住むか、二人で考えるのも楽しいようだ。目下の第一候補はマダガスカルらしい。
「さて、蓮くん、来年こそ一緒に行きましょう。ぜひともエイダに君を紹介したいんですよ」
 いい人ですね、と笙子が言った。
 蓮くんの恋人ですか、と右京が確認した。
 笙子はいいえ、と気持ちいいほどの即答ですっぱり否定した。確かにそうなのだが、照れもなく慌てるでもなく、そんなに気持ちよく否定しなくても、と蓮は苦笑いした。

 右京と別れてからはまず図書館に行き、古い新聞を確認した。
 それから河原町通りを二人で自転車を押しながら歩いた。急いでいるわけでもなかったし、気持ちがまとまる時間が必要だと思った。
「舟のことが好きなのか」
 今さらと思いながら聞いてみたが、笙子はしばらく前を見つめたままだった。
「蓮さんの方が優しいのにね」
「あいつが無茶苦茶なのは知っているだろう?」
「うん。でも、初めて会ったとき、危ない奴らに絡まれているところを助けてくれたの」
 ありがちな出会いの話だ。
「あいつは喧嘩がしたいだけなんだ」

 笙子はぼんやりとした声のまま、ちょっと蓮の弱点を突いた。
「蓮さんも、正直な気持ちを話せない人なんですね」
 そう言って、笙子はしれっとした顔で、今朝のにこと同じように、通りを行く車を見つめている。
 その後は蓮も黙っていた。
 昼間だけは少しだけ陽が暖かい。それでも建物の陰に入ると芯から凍りつくような寒さが昇ってくる。ポケットの中に忍ばせたラピスラズリをこっそり擦ってみると、何だか少しだけ暖かいような気がした。


 大学病院に入院している笙子の母親、安倍清埜、本名彩希子は、笙子によく似ていた。歳を取っても、病に伏していても、可愛らしい童女のような顔をしている。それでも、目を開けると厳しい表情を浮かべた。蓮を見たからなのかもしれない。一体、誰が娘と一緒にやって来たのかと思ったのだろう。
「見舞いになんか、いちいち来んでもええって言うたのに」
「うん。でも今日は大事な話があるん」
 そう言って笙子は蓮を紹介した。
「この人は探偵さん。釈迦堂探偵事務所の釈迦堂蓮さん」
「探偵?」
 彩希子は怪訝そうな顔をした。蓮もあれ、と思った。

 十五年前のことを忘れてしまっているのかもしれないが、釈迦堂探偵事務所を自ら探し当ててきたのなら、この名前は記憶に引っかかってもいい、珍しい名前のはずだ。
「お父さんを見つけてくれたんよ」
 彩希子はますます不可解という表情になった。それはそうだろう、彼女の夫は、自分たち親子を捨てて他の女のところに走ったことになっているのだから。
 だがすぐ先に、彩希子の顔は不思議な表情になった。ほっとしたような、そんな印象だった。
「お父さん、どこにおったん?」
「神社の土の中」
 はっとした顔になり、それからしばらく天井を見つめたまま、彼女は涙を流した。静かな深い涙だった。

「一緒にサンタクロースの衣装と、お酒の瓶が何本か埋まっていて、お父さんはその上にいたんや。私、お父さんがサンタクロースの衣装を埋めているところを見てしもうたんやね。小さかったし、サンタクロースの衣装のイメージだけが残ってて、だからお父さんがサンタクロースを殺しちゃったんだと思ったのかも。でもそれはもうひとつの怖い記憶を消すための混乱だったのかもしれへんと思う」
 笙子の声は思ったよりもしっかりとしていた。
「警察の人がね、十五年前に幼い女の子が何人か続けて殺されるという事件があって、犯人が捕まらないままになっているんだって教えてくれた。さっき、蓮さんと一緒に図書館に行って調べてきた。お父さんはもうほとんど骨だけになってたから、死因までははっきりとは分からへんけど、肋骨に幾つか傷があって、刺されたんだろうって。お母さん、私、お父さんが『笙子、逃げろ』って言った声を覚えてる」
 笙子の母親はほうと息をついた。

 長い沈黙の後、ゆっくりと言葉を選ぶようにしながら話し始めた。
「お酒をやめて欲しいって、何回も言ったんよ。離婚の話も何回も出た。お父さんはその度に止めるって言ったけれど、その時だけやった。それでもいつもは優しい人だったんよ。きっと、私が演奏会や家の行事やらで家を空けているのが、お父さんには不満で、寂しかったんやって、今になったらそう思うけど、あの頃の私には分からへんかったんやね。お酒飲んでるお父さんとは喧嘩にしかならんくって。おじいちゃんはお父さんが浮気してるって何度も私に言ったけど、それだけは信じられへんかった。けど、あの年、十二月の始めにお父さんがお酒の席で仕事相手の人に怪我をさせてしまって、会社を辞めることになって、いつもより深刻な離婚話になって……」

 蓮は笙子の様子を窺っていたが、笙子はピクリとも動かず、じっと話を聞いていた。そう決めていたのだろう。
「お父さん、本当にお酒を辞めるから、って、それからしばらく別々に暮らしてちゃんと仕事を見つけて、それから迎えに来るからって、そんな話になってたん」
 だから笙子はあの頃、よく母親の実家の方にいることになっていたのだろう。笙子の記憶は所々笙子なりの解釈が混じっていたけれど、大筋としては合っていたようだ。

 それから彩希子は少しだけ表情を和ませた。
「サンタクロースには因縁があってね。笙子が生まれた年に、クリスマスに重なってこっちの演奏会があって、お父さんはせっかくサンタクロースの衣装を借りてきたのに残念がってて。笙子はまだ赤ちゃんだったのにね。で、その衣装で私と笙子を安倍の家まで迎えに来たんよ。そうしたら、おじいちゃんが無茶苦茶に怒って。おじいちゃんは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって気持ちだったんでしょうね。うちは雅楽の伝承者の家系や、サンタクロースが何や、って。お父さんったら、意固地になって、毎年衣装を借りてきて、最後はついに買っちゃってた。笙子のためやって。本当に笙子のこと、大事やったんやって思う。いつも笙子を楽しませようと思ってたんよ。お酒には負けちゃったけど」

 蓮は彩希子に、叔父の探偵事務所に依頼に来た理由を尋ねた。
「いいえ、私は行ってませんけど」
 1999年12月18日、依頼者は安倍清埜。その依頼内容は書かれないまま、ノートの隅に石の絵が描いてあった。そして、その上から名前を消して、新しく安倍真伍の名前が書かれていたのだ。安倍真伍の依頼は、娘の夫の浮気を確認してほしいということだった。いや、正確には、そういう報告書を作ってくれということだった。
「そうですか、あれは父が……」
 彩希子はしばらく口を閉ざした。

「夫が失踪した時、私はしばらく訳が分からなくて、鬱のような状態になっていました。失踪なのか、何か事故に巻き込まれたのか、何もわからなくて、警察にも何度も行きました。気持ちもそぞろで、ふわふわしていて、演奏中に倒れたりして、演奏活動も幾つもキャンセルして。その時に父から、夫が水商売の女性と浮気をしていて一緒に姿を消したという、その報告書を受け取りました。こういうことやから、もう忘れてしまいなさい、と言われました。笙子もいるんやから、しっかりせんと、と」
「あなたは信じたのですか?」
 彩希子は少し微笑んだ。
「いいえ。信じてあげましたけれど。だって、夫にはそんな甲斐性はなかったと思います。ただ、父はそんな芝居を打つほどに、心配してくれていたんです。だから、信じたふりをしました。でも、私が信じなかった理由はそれだけではないのです」

 彩希子は身体を起こそうとした。笙子が慌てて助けようとする。細くやつれた身体だが、まだ気持ちはしっかりとしているように見えた。
 その引出しをあけて、と彩希子が言う。笙子は言われるままに床頭台の引き出しを開けた。
 そして、中から何かを包んでいる桜色の袱紗を取り出した。
 袱紗を開いて、蓮も笙子もあっと声を上げた。

 三つ目の天河石だ。
「これは……」
「その年の衣替えの季節に、夫の服を仕舞ってあった箪笥から見つけました。手紙が付いていたんです。手紙というよりも、何かの下書きみたいな感じで、その石を包んだ紙に書いてあった。必ず迎えに来るから、これを持っていてほしい。そうしたら、笙子と一緒に三人で、笙子の石を迎えに行こうって。意味はよく分からなかったんですけれど、大事なものだ、これはきっとあの人の本当の気持ちだと信じたんです」

「では、最初に叔父の事務所にやって来た12月18日の安倍清埜さんは……」
「清埜はもともと夫のペンネームだったんです。それを私が貰いました」
「ペンネーム?」
「学生の頃、あの人、詩を書いていたんですよ。上手ではなかったと思いますけれど。私たちが付き合うきっかけになったのは、熱烈なラブレターでした。歌の詩みたいな」
 蓮は笙子と顔を見合わせた。では、やって来たのは彩希子ではなく、笙子の父親、三澤正興のほうだったのだ。正興が三澤ではなく安倍と名乗った真意は分からない。ただ、自分と妻を結びつける名前を、魁に名乗ったのだろう。

 笙子はポケットから自分の天河石を取り出した。
「それは……」
 今度は彩希子が驚く番だった。
「蓮さんの事務所は、『奇跡屋』っていう石屋さんの二階にあるんよ。私、そこでこの石を貰ったん。これは私の石やって」
「三つ目の石は、お父さんが持っていました。持ったまま、土の中でじっと十五年間、眠っておられた。いや、土の中で、あなたたちに会いたいと闘っておられた。この石は親子石なんです。もとはひとつの石で、三つに割れた、もしくは割ったものだ。だから強い力で惹かれあうんです」

 笙子の父親は、酒ともサンタクロースやらの世俗とも縁を切って、静かに考え、仕事も探して、もう一度家族三人でやり直したいと思っていたのだろう。
 多分、その日、婆さんは何かの理由で魁に店番を頼んで留守をしていたのだ。年末で忙しい時期だ。十五年前と言えば、まだ婆さんは花街でも顔役だった。
 魁は三澤正興から身の上話を聞いて、石を託したに違いない。

 まず夫婦二人できちんとやり直しなさい。そして、三人で一緒にお嬢さんの石を迎えに来てください。それまで私がこのお嬢さんの石を預かりましょう。困ったらここに帰って来てもいいんですよ。私が、あるいはこの石があなたの支えになるから。
 叔父が言いそうなことは想像できた。石を渡してしまって終わりにするのではなく、繋がりを感じていてもらいたかったのだ。家族だけではなく、ここにも心配している誰かがいることを伝えたかったのだろう。その印として、依頼者の名前と石の絵を調査記録に残していた。叔父にはそれだけで十分だったのだ。

 だが、数か月後、笙子の祖父がやって来た。叔父は何か違和感を覚えたに違いない。だから、安倍清埜の依頼の上にわざわざ名前を書き替えた。
 この男を探して欲しい、という依頼ではなかったのだ。叔父は、娘の哀しみに終止符を打ってやりたいという安倍真伍の気持ちは汲んでやりたいと思った。だが違和感は消えなかったのだろう。三澤正興が、あの石を受け取って間もなく女と逃げるなんて信じられないと。

 依頼を受けたわけではないから行動を起こすことはできない。だから、その違和感を忘れないために、わざわざ消した跡を残したのだろう。
 もしもあの男の行方を捜すとしたら、それは叔父のするべきことの範囲を越えている。小説によく出てくるお節介な探偵ならそうするかもしれないが、よく知りもしない家族の事情を掘り返すことにもなりかねない。叔父は、現役刑事であった頃に、真実を突き止めようと越権行為をして、何度も痛い目にあってきていたのだ。
 だから、待っていたのだろう。いつか石が結び付けてくれる絆を。

「お母さん、私の知りたいことはひつとだけやねん」
 笙子がぴしっとした声で言った。
「お父さんのこと、愛してたん?」
 三澤彩希子はふと目を伏せた。
「嫌いやったら、とっくに別れてたよ。十五年も、三澤のままで待ってへんかった」
「そんなら、ええねん」
 笙子は頷いた。それだけでええねん、ともう一度確かめるように呟いて、そしてあっさりと立ち上がる。

「ほんなら、お母さん、私もうリハーサルに行かんと」
「『華恋』のか」
「知ってたん?」
「知ってたよ。笙子のことは何でも知ってる。笙の演奏家になって伝統を守って欲しいって気持ちは今でも強いけど、だから笙子に嫌われてもと思って厳しく教えてきたけど、最後は、笙子が一所懸命になれるものを選んで欲しいって思ってる」
 笙子は答えずにマフラーを巻いて、じゃあと言った。彩希子は頷いた。
 蓮を促して出ていきかけてから、ふと足を止める。
「明日、警察にお父さんとお父さんの石を迎えに行ってくる。お母さん、どうする?」
「一緒に行こう。外出できるか、聞いてみるね」



「てことは、犯人はまだ捕まってへんて言うことやん」
 クリスマスイブの朝の新聞には、神社の境内から掘り出された白骨化した遺体のことが載っていた。もちろん、『ヴィーナスの溜息』でもちょっとした話題になった。
 笙子がわざわざライブの前に『ヴィーナスの溜息』に寄って、あの時はお騒がせしました、蓮さんのお蔭で事情が分かりました、と挨拶をして行ったのだ。

「そんで、これ、遺体の方が笙子ちゃんのお父ちゃんやったんでしょ? じゃあ、笙子ちゃんが見たサンタクロースは?」
「馬鹿ね、それは衣装だけだったのよ」
「じゃあ、笙子ちゃんのお父さん、何でサンタクロースの衣装を埋めてたわけ?」
「ただ酒を運ぶのに使ったんじゃないの。妻と子のためにもうお酒は絶つ、って決心したのよねぇ。愛よねぇ。私には絶対無理だけど」
「あんたの酒は陽気だからいいのよ。しかも、どんなに飲んでも、ざるみたいにこしてるだけじゃないのよ」

「でも、これは儀式なんじゃないの」
「儀式?」
「酒とか過去とか、あれこれ埋めて、自分を新しくする儀式よ。だから神社の境内で誓ったんだわ。なんか、分かるわぁ」
「笙子ちゃん、けなげやったわねぇ。今度うんとサービスしてあげよ」
「結局、それで犯人は? 笙子ちゃんのお父さんを殺して埋めた犯人。つまり、十五年前の幼女連続殺人事件の犯人? 笙子ちゃんのお父さんは笙子ちゃんを守ろうとして殺されちゃったんでしょ」
「こんなやつ、死刑よ、死刑。生きたまま埋めてやったらええわ」
「ちょっと、怖いこと言わんといて。クリスマスイブなんよ」
「十五年も経ってたら、もうお宮入り間違いないわよねぇ。時効がなくなったとはいえ……」

 多分、父はあの日も酔ってたんですよね。だから私を逃がすのに精一杯で、自分はやられちゃって。結果的に自分の掘っていた穴に埋められて。
 笙子は声の震えを押さえていたが、彼女の静かな怒りが蓮にも伝わって来た。

 話題はそれ以上長くは続かなかった。看板の灯りをつけた途端から、怒涛のような忙しさになった。蓮も全く立ち止まる時間がないくらいに、カウンターとテーブルを往復した。この日ばかりは、たまに客との会話にも参加しなければならなかったし、一、二杯の酒の相手もしなければならなかった。
 それでも、何となく、笙子のことは大丈夫だという気がした。彼女は結局打たれ強い、その力を秘めている気がする。

 結局、空回りして前に進めないのは俺だけか。

 事もあろうに、その日、舟がどうやらその手の相手の一人と『ヴィーナスの溜息』にやって来た。相手の男はきちんと上等のスーツを着ているが、目つきからは只者ではない。ヤクザの幹部といった風情だった。
 蓮は丁度カウンターに入っていた。
 わざとらしく身体を引っ付ける二人に、蓮は思わず水をぶっかけてやろうかと思った。それでも、海との会話のことは聞けそうになかった。

「これ、俺の兄ちゃんなんや」
 へぇ、と相手の男は低い声で相槌を打っただけだった。
「そういや、笙ちゃんからの依頼、無事に完了したみたいやん。どうせ蓮、ただ働きやったんやろ」
 舟はもうほとんど自力で座っているようには見えない。
「お前、ええ加減にせぇよ。どんだけ飲んでるんや」

「あら、珍しい、蓮の関西弁」
 ママが煙草を燻らせながら言う。
「うんにゃ。蓮はいつも関西弁やで」
「店では標準語しか聞いたことないわねぇ。それだけ、舟には心を許してる、ってことなんね」
「俺も、蓮には心を許してるんやぁ」
 ふにゃふにゃで舟が言う。いらっとして蓮は低い声で答えた。
「関係ない。従兄弟だからだ」
 海には言えても、俺には言えないことがあるくせに。

 あの日の朝、蓮は舟に叔父の描いた石のような三つの印を見せた。舟は直ぐにそれは天河石の親子石だと言った。
 これ、魁の石や。大きいのが魁、中くらいのが蓮兄ちゃん、で、少し小さいのが俺。でも、蓮兄ちゃん、あの頃、グレてたやん。一緒に住もうって魁が言ったのに、いややって断ったんやろ。ほんであの暴力和尚のいる寺に行っちゃって。せっかく魁が石を三人のためにって、置いてたのに。
 舟は父親のことを親父とかパパとか呼ばずに、魁とファーストネームで呼んでいる。魁がそう仕向けたようだ。

 グレてたって、小学生の時のことだ。自分にだけ親がいないのが気に入らなかった。それならいっそ、まるで関係のない場所に住みたいと思った。……ような記憶がある。もっとも、小学校三年生の自分が、そんなに大きなことを考えていたわけはなく、恐らくただその瞬間に何かが気に入らなくて、魁にあたっただけなのだ。
 しかも、その時、舟は三歳だ。何も覚えているわけがないくせに、まるで自分がその現場に言わせたように話すのが、ちょっとだけ蓮の気に障った。

「でも、石と俺のお蔭で一件落着。あとは、幼女連続殺人犯を捕まえなくちゃね~」
「石がどうした?」
 渋い声のヤクザだ。こんな騒音の中でも下から響いてくる。
「俺の親父ね、石屋の二階で探偵事務所してたわけ」
 あ、今はこの人が留守番探偵ね、と蓮を指す。
「探偵事務所に相談に来るやつって、ちょっとこことここがやられてるやん」
 舟は胸と頭を指した。
「で、たまに切羽詰った顔してる依頼者には、石をお守りや言うて渡しとったみたい。その石がねぇ、石屋の婆さんの念力ですごいパワーを発揮するんやなぁ。ドラゴンボールみたいやろ~」
 魁が本当に石の力を信じていたのかどうかは知らないが、少なくとも石の力を信じることで、人が前に向かって歩けるならば、それでいいと思っていたのだろう。

 舟はヤクザの腕に絡み付きながらしゃべっている。ヤクザはしょうがない奴だと言わんばかりに舟の身体を抱き止めている。
 どっちでもいいが、殴ってやりたいと蓮は思って、カウンターの内側で拳を握りしめていた。わざわざここに来て絡むな、と言いたい。

 その時、ポケットで携帯が震えた。
 少し時間が開いた時に裏で確認すると、海からだった。
< 昨日はごめんね。ちょっといらっとしてて。今日は急患で、朝までかかりそう。明日、会える? 和子ちゃんのことも相談しないとあかんし。
 舟のことを相談してくれと思ったが、蓮はいつものように短い返信を送った。
< 了解。じゃあ、明日、うんぷで。
 うんぷは、病院の近くにあって、いつも蓮と海が夕食兼飲みに行っていた店だ。運否天賦から取った店名らしい。同世代の若者がやっている。

 クリスマスイブはショウが終わる十一時で開放してもらうことになっていたが、予定が変わったから最後までいると言うと、ママは抱きつかんばかりにして「助かるわ~」と言った。その代り、明日は早めに切り上げててもいいですか、と断っておく。
 店内に戻ったら、舟はいなかった。あのヤクザとクリスマスイブをいちゃついて過ごしてやがるのか、と思ったら腹が立ってきた。全く、女でも男でもお構いなしだ。
 だが何より、舟の言うこともやることも、ちゃんと理解できていない自分に最も苛ついていた。
 いや、何となく、分かっているのだ。それを舟が自分に言ってくれないことに苛ついていた。
 舟は、魁の行方を捜している。だから、危ない奴らに絡んでいっている。
 舟が蓮に何も言わないのは、蓮には和子がいるからだ。和子にもしも危険が及ぶとしたら、たまらないと思っているのだろう。

 店が終わって、例のごとく飲みに行く話になった。
 イベントの日に店がはけた後、この店の打ち上げの場所は決まっている。人の家のような店で、実際にママの兄弟分、いや姉妹分にあたる人の家兼店だった。人の家に上がり込むような感じで、昼まで飲むのも食べるのも、踊るのも歌うのも、寝るのも自由というところだ。
 誘われて、少しだけ顔を出そうと思ったが、和子に渡すラピスラズリがポケットの中に突っ込んだ手に触れた。
「済みません、今日は帰ります」
「あらぁ、誰かいい人と待ち合わせ?」
「ええ、サンタクロースの仕事があって」

 本当に和子が欲しいのは、誰か、自分を一番に考えてくれる誰かが傍にいることだということくらい、蓮にも分かっている。
 親に捨てられたのは、蓮も、和子も同じだった。
 だから、蓮は和子と一緒にいる。

 自転車を押しながら鴨川を渡ると、雪がちらついてきた。
 今年も暮れていく。新しい年が来たら、和子と一緒に初詣に行こう。
 どうせ和子は楽しいとか嬉しいとか言わないけれど。
 携帯が震える。
 コンクリートの橋の欄干に自転車を凭れかけさせて、冷たい指で確認する。
< 星が綺麗だな。
 蓮は空を見上げた。雲が少しかかっているが、切れ間に星があるのだろう。街は明るくて、多くの星は見えない。もしもどんなに遠くも小さなものも見えたら、この空は暗い所がないくらい星が瞬いているのだ。
 それでも、街の灯りにもかき消されずに瞬く数少ない星が、愛おしく思える。
 あの男が住んでいる大原の村では、多分もっと多くの星が見えるだろう。

< 見てるよ。
< 何してる?
 電話をかけようかと思った。だが、声を聞けば心配になる。顔も見たくなる。
 俺は、やっぱりどこか変だな。色々なものに捕らわれている。
< 橋を渡ってる。
< 早く帰れ。風邪ひくぞ。
 人はみんな不器用だ。上手く伝えられない心を持て余す。恋人でも、家族でも。

 すぐにもう一度、メールが来た。
< おやすみ。
 しばらくじっと白い画面に浮かぶ文字を見つめていた。何かもっと気の利いた言葉を言いたかったのに、何も出てこなかった。
< おやすみ。
 蓮はしばらく橋の欄干に冷たい身体を預け、鴨川の流れを見つめていた。
 粉雪がちらちらと川面へ落ちていく。
 笙子の歌声がまだ心に残っていた。

あたしには分からない言葉がある
愛とか恋とか、まるで異国の言葉のよう
ただあなたを想うと
この胸は苦しくて切なくて
どうしようもないのに
心の中には真っ白な別の世界があるように
充たされている




 朝起きたら、粗い木彫りの小さな仏が寺に届いていた。
 円空仏のように勢いのあるノミの跡だが、どこかに優しさが沁み込んでいた。
 そのノミの跡を指で触れるだけで心が落ち着いた。
 お前が必要だろうって、早朝に大原から届けに来たぞ。
 何が伝わるのだろうと蓮は思う。聖夜には魔法がかかっている。
 蓮はそれを笙子と彩希子に届けて、十五年も土の中で石を握りしめて、家族を待っていた三澤正興へのせめてもの供養にしてもらおうと思った。

 和子はいつものようにむすっとした顔のまま、首にラピスラズリの入ったお守り袋を下げて、自転車の前でヘルメットを持って蓮を待っている。
 蓮は今日も和子を自転車の前に乗せて、堀川通りを下る。

 年が明けて間もなく、『華恋』のメジャーデビューが報じられた。
 デビュー曲は『道』、そしてそのカップリングになっている新曲に、蓮は度肝を抜かれた。
『あたしは知っている』
 この曲には笙子の過去と共に、逃げ得は許さない、時効廃絶に伴い更なる捜査協力を求めるという警察からのメッセージがつけられて、話題を呼んだ。

「いやぁ、あの子、やっぱりぶっ飛んでるわねぇ」
「どこか不思議ちゃんだものねぇ」
「でも俄然、応援しちゃうわぁ」
『ヴィーナスの溜息』はまたもやその話題でもちきりだった。

 蓮はどいつもこいつも、と思わず悪態をつきながらも、笙子の決意は怖いくらい清々しいと思った。舟とあの子はどこか似ているのかもしれない。
 犯人が出てくるかどうか、笙子は囮になるつもりなのだ。もしかすると、その男は玉櫛婆さんのかけた石の呪いで、どこかでのたれ死んでいるかもしれないけれど。
 何もかもこれからだ。あの三つ揃った親子石の力が過去を打ち砕いて行くだろう。
 天河石、アマゾナイトの力、それは過去のトラウマを打ち砕き、前に進む道を示すこと。未来の希望を見せるホープストーンなのだから。

あたしは知っている
パパを殺したその男の顔を
あたしは知っている
パパがどれくらい
あたしを愛していてくれていたかを


【奇跡を売る店】サンタクロース殺人事件・了……または、続く
もう1話、エピローグに「真実」があるかもしれません。続きは『サンタクロースの棺』で。




さて、この物語、全く新しい登場人物たちでお送りいたしました。
クリスマス企画として、もっと短いお話(前後編)でお送りする予定が、あまりにもキャラたちが濃くて、長くなってしまいましたが、お楽しみ戴けましたでしょうか。

私の中では、真を幸せにする企画ではありますが、実際は真シリーズとは独立しております。
設定の一部(寺に住んでいるとか、両親がいないとか、叔父(真シリーズでは伯父)が失踪しているとか)は被っていますが、あまり関係ないとも言えます。蓮と舟は、足して2で割ったら真に近いけれど。

書きたい石はいっぱいありますが、またいずれ、ゆっくり石を語りましょう。
巨石ではなく、こちらは小さなパワーストーン。
でも、石の力を引き出すのは、自分自身なのですね。

この設定のプロローグとして書いたものですが、本編を書く予定は今のところありません。
でも、単発で登場するかもしれません。真シリーズがだんだん苦しいお話になっていくので。
ちなみにもともと考えていたお話は、にこと蓮の話。だから次の主人公はにこ、かも。
笙子と舟も、実はいいカップルなんじゃないかと思ったりしています。
あ、笙子は、きっと笙もやると思いますよ。
ロックと雅楽、それもまたいいじゃないか、と。

さて、笙子の名前と設定は、大昔のドラマ『不良少女と呼ばれて』から取りました。
リアルタイムでは見ていなかったのですが、大筋は知っていたので、ちょっと頭に残っていて。

笙子の書いたぶっ飛びの新曲
「誰よりもあなたが知っているはず
 自分がしたことを」
何て感じの歌詞をくっつけようと思ったけれど、語呂が悪いし、パパへの愛で終わりたかったので端折りました。
でも、歌のBサビくらいにはこの言葉がついているんじゃないかな。

最後に登場した、名前も出てこない、大原に住む仏師こそ、竹流が原型になっている人物なのですが、今回はチラ見だけでした。多分、設定はこの人が一番、当の竹流に近い。ヴォルテラの御曹司の予定なので。
でも、結論が違う。
蓮とどんな関係って?
えーっと
隠すほどでもないので白状。

蓮は、自分がある女性と間違いを犯したので、海と自分は婚約を破棄したと思っている。
海は、蓮には好きな男がいるので、蓮と自分は婚約を破棄したと思っている。
(それに実は、海は結婚によって仕事をセーブしたくなかったんですね。今の距離が心地いいと思っています。)
で、その真実は……気持ちはものすごくあるけれど、エッチな関係ではないのです。
でも、蓮はあれこれ心配ごとが多すぎて(舟も和子もいるし、魁も探したい気持ちもある)……

天麩羅屋も実際にあります。あの頃は、ランチは500円だった……
ボリュームもあったけれど。
味噌汁が美味しかったなぁ。


では皆様、よいお年を!!
お読みくださいまして、本当にありがとうございます(*^_^*)

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Category: (1)サンタクロース殺人事件(完結)

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コメント


半分当たった!

こんばんは。

うふふ。ご遺体が誰かは予想通り! でも、犯人は違っていた。探偵は無理と判明しました。

蓮の間違いの末に和子ちゃんが生まれたので海と別れたのかなと思っていたけれど、そういう関係じゃなかったのかな。このワールドも氣になるので、本編でなくていいのでときどき出していただきたいです。

笙子さん、度胸ありますね。思っていることを詩にする強さも、それに捕まっていない殺人犯への挑戦も。

舟は笙子のこと、完全にアウト・オブ・眼中なのかと思っていたら、意外とそうでもなさそうな。でも、海とも、あれ? 

石の使い方、絶妙です。パワーストーン関係って、下手するとただの眉唾な嘘っぱちというイメージが強くなって、書いている本人の思い入れと読者の白けと乖離が生まれてしまうんだけれど、この使い方ならそういうことになりませんよね。それに玉櫛婆さまに「石ってのはだね」と言われれば「おっしゃる通り、異論はございません!」って言いたくなっちゃう。あのキャラは、いいですね。

よし、次のリクエストはこの世界にしよう。

彩洋さん、この一年、正確に言うと十ヶ月、大変お世話になりました。彩洋さんとブログのお友だちになれたのは、今年のブログ生活の特筆事項でした。来年も構ってちゃんでうるさいかと思いますが、どうぞ懲りずにおつき合いくださいませ。

どうぞよいお年を!

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2013/12/31 04:17 [edit]


 おはよう御座います。
サンタクロース… 風邪が治ってから読ませて頂きます。
頭がぼっーーーとしていて こんな状態で読むのはもったいないので。

マコト!!!! 大はしゃぎですね 可愛いーーー。
そして 海の幸山盛り 猫の楽園ですね 宇宙人って何だろう 楽しみです。

此の一年 楽しませて頂きました。来年も 宜しくです。
良いお年を お迎えください。

ウゾ #- | URL | 2013/12/31 08:58 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

夕さん、さっそく読んでくださって、本当にありがとうございます!
> うふふ。ご遺体が誰かは予想通り! でも、犯人は違っていた。探偵は無理と判明しました。
いえいえ、とんでもありません。遺体が誰か、だけがこの物語の唯一のミステリー部分ですから、お見事、です。犯人は物語に出ていないので、これはミステリー小説にはあるまじきことですよね。
ミステリー小説では犯人はちゃんと小説内に既出していないといけないので、まだ見つかっていない、まだ読者も知らない人である、というのはズルですもの(^^)
実は、このお話の筋立ては2つあったのです。すでに既出の人(名前だけでも)が犯人であるパターンと、この書き上げたパターン。多分、私が没にした「正しいミステリーパターン」なら、夕さんの推理は合っていたのでは、と思います(*^_^*)
でも、それで行くと、ちょっと『幻の猫』みたいに、悲しいものが残っちゃって親子の愛が書きにくくなっちゃうのと(石の力も)、最後の笙子のぶっ飛び(犯人に物申す!)が生きない……ミステリーを取るか、それとも笙子のぶっ飛びを書くことを取るか、で、ちょっと迷って「笙子の不思議ちゃんぶっ飛びパワー全開」方向へ走りました。
この時点で、ミステリーではなくなってしまったのですけれど、笙子という人物が生きたかなぁと自己満足しています。そもそも15年前の事件ですし、関係者が犯人でなかったら、時効が無くなっても簡単には捕まりませんよね……でも、何かがきっかけで捕まったらいいなぁと願いを込めて。
この最後の歌、実は続きに「そして誰よりも あなた自身が知っている あなたがしたことを」ってさびがあるんですよ。怖いでしょ、笙子ちゃんって^^;
でも、これは、ミステリーというよりも群像劇かもしれませんね。「石ミステリー」ではあるかもしれませんけれど。

> 蓮の間違いの末に和子ちゃんが生まれたので海と別れたのかなと思っていたけれど、そういう関係じゃなかったのかな。このワールドも氣になるので、本編でなくていいのでときどき出していただきたいです。
そうですね~ 和子は蓮の実の子ではありません。でも関係した女性の子なのです。
直接的には、それが蓮が医者を辞めた理由なのですけれど(根は深い)。
和子が生まれた時、多分、蓮はまだその女性と会っていないはず。

> 舟は笙子のこと、完全にアウト・オブ・眼中なのかと思っていたら、意外とそうでもなさそうな。でも、海とも、あれ? 
そうなんですよ。どうなんでしょうね^m^
舟は笙子がアウト・オブ・眼中というよりも、真面目な恋愛は今は出来ないと思っているのかも。
海は、「蓮兄ちゃんの奥さんになるはずだった」=「自分のお姉ちゃんになるはずだった」人なんですよね。
だから、恋愛じゃなくて、信頼。海にとっても「弟」、だと思います。
今のところ……^m^

私も石好きではありますが、パワーストーンは眉唾だと思っている部分もあって、でも、これって持つ人の気持ち次第だなと思っています。石はきっとそこにあるもの、なんですよ。
でも、琥珀とか見ていると、閉じ込められた地球の歴史を感じる。
パワーかどうかは分からないのですが、祈りの対象になることは理解できる気がしています。
そう、そしてこれを物語に使うと、下手すると「マンガ」ですよね^^; なので、石のお蔭かどうかは分からないけれど、石を持つことで人の心が動く、という形にしています。でも、実は、この石本当にパワーがあるのかも、と思わせているのが、夕さんもおっしゃる通り玉櫛ばあさん(*^_^*)
玉櫛節炸裂で、いつか次作も……(いつになるやら^^;)
こういう人、書いていると楽しくて楽しくて。「いじわるばあさん」のような。

こちらこそ、夕さんのブログにお邪魔して世界が広がりました。私にとっても、夕さんと出会えたことがものすごく大きな出来事。これからもこちらこそ、構ってあげてくださいませ(*^_^*)
来年もよろしくお願いいたします(*^_^*)
夕さんも、よいお年を!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2013/12/31 09:17 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

だ、大丈夫ですか~???
受験の大事な時ですよね。早く治して、初詣行って、ばっちり合格祈願もしてきてくださいね。
もちろん、ウゾさんは大丈夫そうだけれど。
サンタクロース、時期が外れてすでに間抜けになっているので、いつでも、いつか、暇つぶしに読んでくださいませ。受験後でもいいくらい……^^;

> マコト!!!! 大はしゃぎですね 可愛いーーー。
> そして 海の幸山盛り 猫の楽園ですね 宇宙人って何だろう 楽しみです。
そうなんですよ。北海道の猫って、寒いけれど、贅沢~
でもって、ウゾさんのおっしゃる通り、大はしゃぎです。
毎日、初めて見るもの尽くしで……まず、「北海道でっかいどう」にビビり、馬にビビり、タケルと一緒にスキーで盛り上がり、そして何よりもご飯ですよ!
こんなの食べさせたら、東京に戻ったらどうするんだろ??
宇宙人は……真のじいちゃん・長一郎もとい現代の宮本武蔵とともに、撃退します!
お楽しみにね!
そして、こちらこそ、ありがとうございました(*^_^*)
ウゾさんのお蔭で、楽しい物語が一編生まれました。
来年もよろしくお願いいたします。良いお年を!

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2013/12/31 09:26 [edit]


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# |  | 2014/01/01 07:45 [edit]


☆謹賀新年☆

あけましておめでとうございます♪

彩洋さんにはよい新年をお迎えだったでしょうか?
最新のブログ記事をブログを読ませていただくと、元旦までお仕事だったようで、本当にお疲れになったことだとお察しいたします。
お休みに入られましたら、どうかゆっくりお正月を堪能されてくださいね♪

というところで、新年早々お邪魔させていただきました(^-^)年末に連載されていた頃からずっと気になっておりました【奇跡を売る店】「クリスマス殺人事件」を一気に読破し、素晴らしい読後の余韻を漂いながら、ただいま無上の幸せに浸っております。

私が大好きな四条河原町界隈が舞台で、かなり好きなツンデレっぽい子持ち男が主人公で、もうこの二つのツボだけで私のテンションは読み始めから上がってしまいましたよ!!

【奇跡を売る】という不思議な店から物語が始まるあたり、ファンタジーの要素を強く感じましたが、読み進めるうちに登場人物たちの抱える内面がリアルな手応えとして感じられてきて、これはミステリーのテイストを借りた「群像小説」なんだなと最後に感じ入りました。

どうなっていくのかわからない展開を、これだけテンポよく進めて読者の意識を散らさないあたり、ほんとに文章の力なんだと感心するばかりです。
それにまあ、彩洋さんらしい人物の描き方が見事で、今ではお話に出てきた全員が、私のかつてからの知己のように懐かしい存在になってしまいました。とくに連と舟の従兄弟コンビは大好きです。舟くん、色っぽくてサイコー!!(≧∇≦*)

お話がここで終わってしまうのがすごく寂しくて、残念なようにも感じていますよ。
でもきっと、これはプロローグみたいな作品と書いてありましたので、この懐かしくも魅力的な登場人物たちがまた新たな世界に現れ、それぞれの活躍を見せてくれると信じています。これ、私からの小さなリクエストにしてもらっていいですか?大きすぎます?(笑)

それでは、年頭から心ときめく素敵な小説を読ませていただいて本当にありがとうございました。
また、本年も彩洋さんの描かれる小説世界を堪能しに度々お邪魔させていただきたいと考えておりますよ。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます(*^_^*)

三宅千鶴 #- | URL | 2014/01/01 17:33 [edit]


明けましておめでとうございます^^

やっと、読みに来れました。
これはもう、短編というより、大海さんの込めた思いの放出のような、内包されたエネルギーを感じます。
うーん、養分をいっぱい溜め込んだ卵のような。
表に出ていない部分に、これから枝葉を伸ばして伸びて行こうとしてる新芽が、うずうずして待っていますよね。
これはもう、いつか小出しにしていくしかないです。

事件は、最後には親子の愛情を感じられるものとして終わって、本当に良かった。
悲劇は嫌いじゃないのですが、親子…というテーマは、どうしても幸せに終わってほしいという気持ちがあるので。
じゃあ恋なら悲劇でいいのかと聞かれたら・・・(小さくYES)
蓮とにこのかんけいも、とてもいじらしいものがあっていいですよね。
ちょっと殻に入りかけている感じの、多感な女の子。蓮はこの先、どんな風に手を焼き、愛情を注ぐのか想像すると、それだけでドラマが湧き上がってきます。
右京さんが、もしや竹流?とか思ったんですが、外れました。今回はまだ、陰ながらの応援という感じですね。
舟は、しゅう、でいいんですよね? 海さんは、うみ?かい?(すいません、いまごろ)
舟くんの動向がとても気になるところですが、きっとこの先短編で出てくるのだろうと、期待して待っています。

だってこのプロローグで収まりそうにないですもんね。
SSで、小出しというのも楽しいかも^^(自分に書けないのに無茶ブリする)

なにはともあれ、濃厚な短編を、ありがとうございました。
またもや、大海さんの想像力の広がりを堪能出来て、たのしかったです。
そして、石に対する愛情も^^
私は、ご利益があるからと、人から勧められるものには拒否反応があるのですが、ふっと手に持った感じで、肌に合う小石には、なんとなく愛情を感じてしまいます。
気持ち次第なんですよね。きっと。

あ、まただらだらと書いてしまいましたが。

ではでは。お正月、まだ気ぜわしい日々が続くと思いますが、またぼちぼちと、ネットで戯れましょう^^

今年もどうぞ、よろしくお願いします。

lime #GCA3nAmE | URL | 2014/01/01 18:29 [edit]


鍵コメH様、ありがとうございます(^^)

H様にほっとしていただけるラストにして良かったです。
あれこれ別のパターンも考えていたのですが、結局はミステリーの常道から外れた、犯人は物語中にはいませんでしたパターンにしてしまいました。笙子ちゃんのお父さん、きっとダメなところのいっぱいある人で、でも最後は娘を守るために必死だったと、そういう場面を、はっきりとじゃないけれど、笙子ちゃんは覚えていたのだと思います。人って100%じゃないけれど、どこかで100%の思いで行動する瞬間があるんですよね。

お父様との思い出に繋がって……とても嬉しいです。
ちなみにこの不思議お嬢ちゃん、これからきっとそこそこメジャーになって……そして舟とどうなるのか、まだ決めていないけれど、自分でも楽しみです(^^)

石に絡んだお話で、何とか胡散臭くないようにしようと思って始めたのですけれど、石の力で未来が見えたのじゃないんですよね。未来への扉は、笙子がお店でカミングアウトした瞬間に開いたのかもしれません。笙子はそれが石の力だと思っていたのですけれど。あるいは舟に打ち明けた時点で。
誰かに話して、何かが始まる。それがまた人との縁を繋いでいくのかもしれません(^^)
親子石。今度は魁と蓮、舟を無事に再会させてくれたらいいのですけれど。
でも、このお話、コンセプトは、真を幸せにする!ですので最後はハッピーなはず。

ちなみに……真シリーズも、最後の最後はハッピーなのですけれど。
真自身はちょっと……微妙。
ただ、これは考えようでもあって、彼がいかに人を想って生きたか、というお話なので、ハッピーエンドとかバッドエンドとか、そういう括りでは決められないお話なのです……

> 大和もどんな作品でも最後は後味が悪くならないよう心掛けているようです。
これは大事ですね。後味。すごくよく分かります。私もこれは本当に大事だと思います。
ただ、悲しいお話が必ずしもバッドエンドとは言えないかな、と思ったりもしているので、少し悲しいラストでも未来の希望が見えたらいいのかな、と思っています。
少し悲しい面があったとしても、未来への光がある物語、そんな物語をこれからも紡いでいきたいなぁ。
楽しい、嬉しい、ほのぼの、悲しい、辛い、色んな表現のある中で、どんなことがあっても大事なこと、それは希望を失わない物語であること、ですよね!

今年もよろしくお願いいたします!

彩洋→鍵コメH様 #nLQskDKw | URL | 2014/01/04 20:53 [edit]


千鶴さん、ありがとうございます(^^)

千鶴さん、あけましておめでとうございます(^^)
何だかバタバタしていて、新年のご挨拶が遅くなって申し訳ございません。
実家に帰っていてネット環境があまり伴っていなかったので……
(読めるのですけれど、文字を打ち込むのはちょっと難しくて……)

そして、年末ぎりぎりまでかかっていて、少し時機を逸してしまいましたが、クリスマス企画「サンタクロース殺人事件」、お楽しみいただけましたようで何よりです。
そしてまた、千鶴さんの褒め上手にひっかかってしまいそうな、素敵なコメントを頂き、恐縮です。

さて、このお話……京都を舞台にして自由に話を進めたら、という自分自身の満足のためにあるようなものなので、一番楽しんでいるのが自分自身かもしれません。
しかも真を幸せにするという大きな目的があるので、余計に楽しめています。
いきなりあれこれたくさんの人物が登場することになり、戸惑わせちゃったかもしれませんが、目的のひとつが「登場人物紹介」だったので、楽しく読んでいただけたらそれだけで十分でもあります(^^)

自分に馴染みのある舞台なので、実際にあるお店なども(名前を伏せてあるけれど)登場させています。今はもう無くなってしまったお店なども……自分の大事な時代を作ってくれたお店への感謝の気持ちも込めて。
そして、登場人物は、多分、真シリーズなら、ひとりの人間の内面が複雑なんですけれど(多面性がありすぎる?)、こちらでは割と単純な人物ばかりにしています。だから、蓮+舟÷2=真になるのかもしれません。
どうなっていくのか分からないのは私も同じですが(いいのか、それで^^;)、書いている楽しさがテンポに表れているのなら嬉しいです。舟と連、2人とも気に入って頂けて嬉しいです。

全体的に、真シリーズがちょっとブログっぽくないので、こちらはブログっぽいことを心がけました(*^_^*)
お話は、頭の中で三年も前に形になっていたものを、ちょっと小出しにしてしまおうという企画で、またいつか続きはあると思います。いつになるかは不明ですけれど…・・^^;

> お話がここで終わってしまうのがすごく寂しくて、残念なようにも感じていますよ。
> でもきっと、これはプロローグみたいな作品と書いてありましたので、この懐かしくも魅力的な登場人物たちがまた新たな世界に現れ、それぞれの活躍を見せてくれると信じています。これ、私からの小さなリクエストにしてもらっていいですか?大きすぎます?(笑)
わ、了解いたしました! 5555のリクエストですね(*^_^*)
では、いつか、最初に頭の中にできていた物語(中心人物は蓮とにこです)を……そのうちに(^^)

> 年頭から心ときめく素敵な小説を読ませていただいて本当にありがとうございました。
いいえ、こちらこそ、いつもありがとうございます(^^)
千鶴さんのお蔭で乗せられて^^; また今年も楽しくお話を書けそうです。
今年もよろしくお願いいたします(*^_^*)

彩洋→千鶴さん #nLQskDKw | URL | 2014/01/04 22:04 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

あけましておめでとうございます(^^)
そして、ちょっと終了が遅くなってしまったクリスマス企画『サンタクロース殺人事件』をお読みくださって、ありがとうございます m(__)m

あ~、やっぱりlimeさんには見抜かれてしまいますね。
そうなんです。きっと、このお話は自分の世界に精神的にものすごく近いんですよ。
だからそのエネルギーがlimeさんに伝わったのかも……好きな町、好きだったお店(今はないところも)、少し昭和な建物・町家、そこにある少し現代的な混沌、そして蓮の環境、にこという女の子。
気持ちはあれこれありますが、できるだけ淡々と書きたいかなぁと思っています。

真シリーズは想いが空回りしそうになるまで入り込んでいるので、こちらは出来るだけ軽く書いているつもりではありますが……その分、ストレートにあれこれ伝わるのかもしれませんね(*^_^*)
人物が多彩な分、エピソードがいっぱいあるのですが、その新芽がそのまま腐らないように、いつか少しずつ書いていこうと思っています。
これから【海に落ちる雨】が少し複雑度を増すので(心理的に?)、それをこちらで浄化しようかと……(*^_^*)
もっとも、余裕があれば、の話ですけれど。

親子の情愛、というものを感じていただけて良かったです(^^)
残念ながらミステリーではなくなってしまいましたが、ミステリーもどきとして、少し不思議な世界を描けていたら、まずまず成功かなぁ。不思議さは玉櫛ばあさんのお蔭かもしれませんが……
石ミステリーと言えば、それもいいかも。でも石が謎のパワーを発揮するというお話にはしたくなかったので、あくまでも人が動くお話にしています。
あ、でも玉櫛ばあさんが謎のパワーを……^^;

親子と兄弟というテーマ、私は結構好きで……でも、必ずしも血は繋がっていなくてもいいと思っています。
真シリーズでも血の繋がっていない親子・兄弟がいっぱい出てきますけれど、こちらも負けず劣らず……なにより蓮と和子がその筆頭ですものね。
半端な親の蓮を応援してやってください(*^_^*)
そして、半端な娘の和子も。お互い上手く言えないけれど、結構思い合っているのかも。
この二人が核になって物語があります。
ちなみに、実は真シリーズでも和子にあたる娘が出てきます(次作ですが)。
そちらもまたお楽しみに(*^_^*)
そして、謎のちら見だけだった竹流に相当する仏師……どんな絡みになるのか、全てこれからですね。
そうなんです、完全にこれはプロローグ。でも続きがいつになるのかは不明^^;
あ、舟は「しゅう」、海は「うみ」です。……ふり仮名がいりましたね。
limeさんみたく、カタカナ登場も必要かも(limeさんのカタカナには注意しなくちゃ!)。

> じゃあ恋なら悲劇でいいのかと聞かれたら・・・(小さくYES)
うふふ。limeさんのちょっとSさが好きです(*^_^*)
コメントありがとうございます(*^_^*)

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/01/04 23:36 [edit]


こんにちは~。

 笙子の静かな物腰がとても良いです。歌とのギャップが鮮やかで、キャラクターとしてとても魅力があります。でもそうであっても全然矛盾はないんですよね、伝統的な和楽器の奏者でもあるのですから。
 “にこ”の様子がとても良いです。蓮に対する態度に何か気持ちが表れているようで、そのむすっとした愛想のない態度のなかに、心が解れ始める糸の端を見つけたように嬉しいです。和子と2種類の表記を使っておられるのは何か意図があるのでしょうか?
 『奇跡屋』の玉櫛婆さん、サキは最も苦手とする感じの人物です。その様子がとてもよく表現されていて、サキはどんどん退いてしまいます。でも人間的な暖かみが奥の方に隠れていて、それが見える時サキはとても嬉しいです。
 海はそつがないいい女、第一印象ではそう思っていたのですが、なにやらよく分からなくなってきました。何を考えているんだろう?
 サンタクロース殺人事件の顛末は正直上手く納得できていませんが(サキは相当に理屈っぽいですから)、結末自体は明るくてサキの気持ちをホッとさせてくれます。
 この事件は登場人物の人間関係の構築のきっかけになったと同時に、新しい人生の出発点になったと思います。すべてが動き始め、もう止められない、そんな印象です。
 長編になる予感がしますが、サキはこのお話の出だしに立ち会うことが出来てラッキーです。読み続けていきたいと思います。
 
 彩洋さん、サキは読み込みも書き出しも相当に遅いです。更新もコメントも滞りがちになりますが、覗きに来ていただけたら嬉しいです。
 本年もよろしくお願いいたします。

山西 サキ そして 先

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2014/01/05 12:35 [edit]


ファミリーもの、好きなんですよ~^^
構想三年。さすがです。
出だしの、ん? から、人が出て、アイテムが投げられ、だんだんとピースが近づいてくる流れにやられまくりです。
ここに描き出す前の、大海さんの頭のどこにこれが熟成されていたのか。
大海さんの脳内検索に伺いたい。見せて^^

毎回思うのですが、読後感がほんわかするのです。
読者が納得する謎解き(?)と、読者がその先はと気になる張りもの(?)の絶妙なバランスにドキドキです。
個人的に、ほんの少しだけどんでん返しだったのは舟くん。あ、良い意味で^^
だから、大海さん、続きとまでは言わないまでも、いや、やっぱりここは正直に。つ・づ・き・よろしくお願いします。ね^^

けい #- | URL | 2014/01/06 11:52 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

アップするのが年末ぎりぎりで、クリスマスもとうに過ぎているのに読んでくださってありがとうございます!
笙子のイメージはまだ自分の中で上手く出来上がっていないところからスタートしたので、まだ小娘というまとまりのないところと、そしてがっしりした芯のある部分とが入り混じっています。最初は多重人格設定だったのです。でもそんなにはっきりと病的な人物である必要もなかったので、少しそういう傾向がある女の子、でもいくつもの顔を持っている、という形にしています。魅力的だと言っていただいて嬉しいです。

和子は、私の知っている幾人もの子どもたちにちょっと味付けをしていますが、このくらいの年の子って、きっと大人が思うよりも大人で、でも上手く表現できないんだろうなと思います。もともとこのお話自体が、蓮と和子の物語だったので、プロローグに続く本編は彼らが中心になる……予定。表記が「和子」「にこ」になっているのは、和子を「かずこ」と読ませないためのルビがわりなのですが……「にこ」という響きがこのお話には必要なので……次作からは、どうしようかな。ずっと「にこ」で通してもいいかなとも思い始めています。

そして、あ、玉櫛ばあさんはサキさんの苦手なタイプだったのですね。
確かに、現実にいたら、嫌かも^^; お話ですので、その人の腹の中をあれこれ思い描くことができるので、書くほうは楽しいけれど……^^; そう、実は、いい人なのかもしれませんし、そうでもないのかもしれません。
そうでもない方が、人間的だけれど……でも、愛人だった大物財界人という後ろ盾を亡くしてから、女一人で荒波を潜って来たのです。その勢いが出ていたらいいなぁと思います。

海は、多分、まだこれからですね。まだ彼女については何も書けていませんので、今後をお楽しみに。
ただ、女がこの仕事をしていく覚悟を、彼女は迷いながら探っていると思います。恋愛も大事、結婚も憧れた、でも、というところ。いい女ではなくて、不器用な女だと思うのです。ただ、蓮や舟のことはやはり大事な友人、家族のように思っているのかも。

さて、そして結末ですが。
出そうかどうか迷っていた本当のラストシーン……書いてあったのですが、実は伏せてありました。
でも、サキさんが上手く納得できていないと言って下さったので、ちょっと嬉しくなって(?)出してみることにしました。
これは、かえって物語を混乱させるというか、せっかく白黒つけてほのぼのしたのに、またグレイに戻すのかって話ですが、現実ってこうなのかも……という、天邪鬼な大海の本心です。
(というよりも、大海が普通に書いたら、こうなる……^^;)
サキさんにはまた、さらに納得できない、と言われちゃうかも?? どきどきです。

プロローグとして、色んな人物を楽しんでいただけたなら嬉しいです。
長編になるのか、あるいは気紛れになるのかわかりませんが、これからも登場した時には可愛がってやってください(*^_^*)
そして、丁寧に物語を作っておられるサキさんの世界、遅くてもOKです。ゆっくり待ちます。そしてしばしば覗きに行きますね!
こちらこそ、今年もよろしくお願い申し上げます(*^_^*)  

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2014/01/07 06:48 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

ファミリーものと言っていただいて、ちょっと嬉しいです。
全く血の繋がりのない家族(一部繋がりあり)なんですけれど、そういう人間たちが寄り集まって思い合っている関係ってとても好きなのです。真の本編でも、そしてこちらの企画でも……
構想三年、なのは、逆にお恥ずかしい。そんなに本編を書くのが辛かったのかって話なのですが、うん……と、辛かったのではなくて、幸せの定義が難しいなと思ったりしていて。
でも大したことの無い三年ですから(中身のない)、つらつら楽しんでいただければと思いまする。
変な人がいっぱい出てくるのが、この物語の一番の醍醐味です!
頭の中……^^; いやいや、頭の中には変な人たちが詰まっているのです。
現実にいたら鬱陶しいなと思う人も含めて……熟成されてたいのは人だけで、物語自体は付け焼刃ではありますが、次作(いつになるのやら)は始めにできていた物語なので、もう少し練ってから、いつかお目にかけたいと思います。次は、和子と蓮のお話。
そして、実は舟はかなり後から湧いて出た人物。蓮の中にない「真」のブラックな部分を抽出してみました。
そう、この子が一番私も気になります。
何故か、アンパンマンよりもバイキンマンが気になるのと同じですね??
彼の動向にもご注目下さいませ! って、いつになるのか分かりませんが……^^;
ただ、この物語の登場人物、みんな不器用な人ばかり。あるいは人物だけを見れば、真シリーズよりも少し現実に近いのかもしれません。色んな人物のあれこれを書いていく予定なので、よろしくお願いいたします(^^)

ちなみに、続きエピソード、読後感をほんわかにしない、ちょっと残念なお話になっていますが、今度は「竹流」をもう少しご紹介してみました。どうぞお楽しみくださいませ。
本編はいつ出てくるのか、あまり期待せずに?お待ちいただけると嬉しいです^^;
読んでくださって本当にありがとうございますm(__)m

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2014/01/07 07:20 [edit]


しっとりした雰囲気がとても好感のもてる良作でした(^^)/
描写が非常に丁寧ですね。
文章がスッと頭に入ってくるので、すいすい読めました。
展開がすべて自然に流れていて、安心して読むことができました。

魅力的なキャラが満載でしたが、やはりとくに舟が光を放ってました。すごい色気のある人だ~。これは男にも女にもモテて当然でしょう(*^^*)

アルファポリス、投票してきました~。

さて次は『~おけら参り』へ読み進めませう。

※あ、龍馬ってアスペルガーなんですか?(^^;

西幻響子 #U8GV5vt2 | URL | 2015/07/09 11:32 [edit]


響子さん、ありがとうございます(^^)

わ。こちら、読んでくださったのですね! ありがとうございます!!
ミステリーとか言いながら、むしろキャラたちに力が入っている、という「なんちゃってミステリー」ですが、楽しんで書いておりました。実は、もともとシリーズにするつもりだったわけではなく、構想の段階では和子と蓮の短発ミステリーだったのですが、「留守番探偵」という言葉が浮かんだのと、設定のベースに真シリーズがあって、伯父の失踪という設定をそのまま持ってきたので、これは解決するまでシリーズだなぁと……その過程で舟というキャラも生まれてきました。蓮だけでは「いい子」過ぎるような気もして(足して2で割って、真です(^^))。
京都が舞台なので、書きやすいというのもありまして、書き出したら、するするっとあれこれ浮かんできてくれます。好感が持てると言って下さって、すごく嬉しいです(^^)
文章は……ほんと、自分でも癖があるのが分かっているので、自信がないのですけれど、読みやすいと言って下さって、それも本当に嬉しいです。

そして……キャラたち、楽しんでいただけて、何よりすごく嬉しいです(^^)
何だか群像劇状態になっていますが、みんながそれぞれ世界を持っている感じに書けたらいいなぁと思っていました。そして、そこらへんにいそうで、でもいなくて、みたいな人物が、小説では一番いいですよね。
舟……ですね^^; いや、あいつはほんとに、どうしようもない感じが出たらいいなぁと(^^) どこまで本気なのか茶化しているのか、自分でももう分からなくなっているのかもしれません。でも気に入ってくださって嬉しいです。
西幻さんのキャラたちも、ものすごく魅力的で、いそうで、いなさそうで、お話の中でばっちり世界を作っている感じ、素敵だなぁと思いました。あ、半分まで来たので、またコメをさせていただきますね(^^)

> アルファポリス、投票してきました~。
うお! ありがとうございます! 放置していましたが、気まぐれにでもポチをしてくださる方がいて、なんかちょっと頑張っているみたいで嬉しいです。また、ずるずる~と落ちてくるとは思いますが^^;

> さて次は『~おけら参り』へ読み進めませう。
はい! ありがとうございます。ちょっと人物関係、ややこしい部分ですけれど、年が明ける日の暖かいムードを感じていただけたら嬉しいです。季節、真逆ですけれど^^;
これからもよろしくお願いいたします。

> ※あ、龍馬ってアスペルガーなんですか?(^^;
あ。私はそうだと思っているのですが、どうでしょうか。そういう人だから、他の些細なことには目もくれずに、ひとえに「貿易がしたい!」→「攘夷は困る」→「あれ? もっと自由な国でなきゃこまるなぁ。取りあえず、倒幕?」ってことになったのだろうと。でも私、龍馬研究会のメンバーで……(いや、もういいって^^;)
コメント、そして応援、ありがとうございました!!

彩洋→響子さん #nLQskDKw | URL | 2015/07/10 20:40 [edit]


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# |  | 2015/07/18 21:40 [edit]


鍵コメF様、ありがとうございます(^^)

わぁ、こちら応援いただいて、何よりも読んでいただいて嬉しいです!!
あまりぱっとしない、引きの弱いお話なので、もうすっかり戦線離脱している感がある作品ですが、こうして少しでも読んでくださる方が応援してくださると、すごく嬉しいです。ありがとうございます!!!
鍵コメでも何でも、ほんと、ありがとうございます!!!!

しかもよく見たら、全然季節が合っていませんでしたね^^;
何でこの暑苦しい夏に冬のお話……^^; で、ミステリーにはあるまじき、解決しない物語。『サンタクロースの棺』なんて、もっとすっきりしませんが、それでも一生懸命生きている人々の気配が伝わったらいいなぁと思います(*^_^*)
うん。深いお話、きっとブログ小説では全く求められていませんよね。最近、しみじみそう思うようになりました。もっと読みやすいお話を書きたいと思いつつ、私には無理だということもつくづくわかってきたので、どこまでこのスタイルで行くのかしらと、ちょびっと悩むこの頃です。
でも、こうして時々読んでくださって、良かったよと言って下さる方がいると、またちょっと頑張ろうって気持ちになります。本当にありがとうございます(;_:)

舟はどうやらちょっと皆さんに心配していただいているようで、有難いです。
でも実は、蓮よりも生活力(他力本願を利用していますが)はありそうだったり。
蓮は放っておいたら、生きていない気がするけれど、舟は生き延びそう。
皆不器用ですよね。上手く言葉にできない。でも一生懸命生きてる。それをショウパブ『ヴィーナスの溜息』でみんなが吐き出していく、それがいいかなぁなんて思いつつ書いておりました。
まだまだこの作品、続きますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。

石については、私もパワーストーンを身につけたりはしていないし、すごく信じていますか、と言われると「持っている人の気持ち次第」と思っているんですけれど、でもその気持ちが大事だなぁと思っています。
何がきっかけであって前向きになれるのなら、いいですよね。そして石のほうでも、そんな人を求めていっている。お互いに引きあうってことがあったりしますよね。その不思議がこのお話に出ていたら嬉しいです。
婆さんは、はい、人の財布みて「ちょっと高いなぁ」という金を吹っかけて「出すのか?出さないのか? 欲しいものを手に入れたいなら、ちょっと無理をしなよ」って言っている感じがします。

お! そして懸賞に当選! しかも、1名様!!
これって「宝くじは買わなきゃ当たらない」方式ですよね。そう、求めよ、さらば与えられん、なのですね。きっといいことがありますよ! しかも天使の羽! 手元に届いたらぜひアップしてください!!!
あぁでも、自分で買うほどじゃないけれど、もしかして欲しいもの、あるいは誰かからもらうからこそ有難いもの、しかもこのタイミングで! っての、ありますよね。Fさんがゲットしたものもきっとそういうもので、自分の手元にやってきたら、きっと何かが変わるんじゃないかなぁ。楽しみですね! 新しいことが始まるときに、背中を押してくれるもの。
仰られるように「必要な時に、必要なご縁がある」んですよ。
このお話も、きっと必要なときにそれが手元にやってきたんですね。
うんうん、Fさんがそうおっしゃって下さって、改めてなかなか良い話を書いたと思えました(だから自画自賛はダメだって^^;)。
ありがとうございます(*^_^*)

> (でも石に頼りっきりだと石が困ると思うので(なんとなく)、自分の意志も大事なんだろうな~と思いながら待っています。)
いいんですよ。石はきっとね、そんな人間のこともよく分かっていて、じっと見守っていると思います。
Fさんにも新しい未来が開けますよ! 努力も大事だけれど、自分を信じる気持ち、それが一番大事ですよね。

この犯人についての考察が『サンタクロースの棺』なのですけれど、きっとすっきりしないなぁって話なんですよね。でも、ある意味、ちょっと「そうなんだな」っていうのも思ってもらえると思います。
そして、暖かい新年のシーンもお楽しみくださいね。
笙子がこの先も登場するかどうかは分かりませんが(うん、どうなんだろ。何しろメジャーデヴューしちゃうから)、何かの形では出してやりたいなぁと思います。
そして……何故か人気のある玉櫛ばあさん。ありがとうございます! そうなんですよ。きっと意地悪ババァは世の中に蔓延っていけるにちがいない。この先もまた応援してやってください。
コメントありがとうございました!!

彩洋→鍵コメF様 #nLQskDKw | URL | 2015/07/19 10:46 [edit]

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