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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨99] 第20章 ローマから来た男(6) 

【海に落ちる雨】第20章(6)です。今回で第20章が終わります。
チェザーレの与太話から、一転、真もようやく巻き返しに成功したようです。
と思ったら、今度はタヌキも登場。真の周りには、物事をややこしくしてけむに巻く悪い大人が沢山いるようです。

さて、今回、【海に落ちる雨】はなんと99話目なのです。
ということは次回が100話目!
栄えある100話目から第21章『わかって下さい』がスタートです。
こちら、この物語最後の回想章。本編を読んでおられなくても無関係に読めます。
でも、まずは真の巻き返し、お楽しみください。





「あなたは、彼の居場所について何か心当たりがあるのですか」
「先ほど言ったとおりです。私はあなたに教えてもらえると思って来たのです。私が知っているのは、あれの立場と知識と血を欲しがっている人間の事だけです。だがあれの値打ちはヴォルテラの跡を継いでこそ意味があるものです。今、あれをどうにかしようとしている人間が、その人物自身とは思っていません」
「では、全く心当たりもないと?」

 失望というよりも微妙な違和感を覚えながら、真は確認した。チェザーレは黙ったまま、真を見つめている。まるで、話すのは真のほうの仕事だとでも言うように。
「幾つかの国家組織が戦争の尻拭いのために、それぞれの立場を正当化するために動いているということは分かりました。そして、宝や宝の地図を埋め込んだ絵の何枚かが、新潟のどこかに埋もれてしまうことを危惧している秘密結社の亡霊がいるということも分かりました。でも」
 そんなものが今、現実に竹流をどうこうする理由は思い至らない。本気なら、その人物はチェザーレ・ヴォルテラを、もしくは教皇庁を恐喝するのが筋というものだ。

「アイカワさん、戦争には正しいものなどありません。それは起こってしまえば、誰にも正当性を裁くことなどできない化け物になってしまうのです。あの戦争に参加した全ての国に、お互いを裁くだけの正義も権利もない。兵士たちは組織に逆らうことはできません。よい兵士というものは命令に従うものです。誰も自分の道徳観念に従うことは許されない。彼らに大局は見えません。ただ目の前の作り上げられた敵と、殺せという命令があるだけです」
「大局を知っている誰かが、動かしているということですか」
 チェザーレは笑ったようだった。

「大局を知るものなど、いないでしょう。戦争に参加する軍の上層部ですか? それとも命じた政治家か。彼らの誰もが大局など分かっていません。そこにあるのは、漠然とした大きなムードなのですよ。そしてそこから生まれた残酷な環境は、人の精神を壊します。もはや、敵の兵士だけを撃つような冷静さはありません。相手が一般人であろうが、女子どもであろうが、見境などなくなる」
 真はしばらくの間、チェザーレの目を見つめていた。そしてこの男が語ったことを、始めから思い出し、確認した。
「ムラノ、という男は死んでいると」
「そうです」
「符号が一人歩きをする、と?」
 チェザーレは微かに頷いた。
「戦争が終わったことを知らずに、ジャングルの中で銃を撃っている」真は呟いて、自分の手を見つめた。「流れ弾を受けてしまう人もいる。死者にはもう命令を下すことも、辺りに飛び火した小さな燻りを消すこともできない」

 添島刑事が言っていたことを思い出した。大物が絡んでくる割には起こっていることが小さい、と。それは全く真実だったのかもしれない。つまり、起こっていることは全て小さな連鎖に過ぎないのかもしれない。
 絡まった糸に騙されてはいけない。
 そうだったのか。大きな人間が動きすぎていたので、すっかり騙されていたのだ。代議士、代議士の秘書であり戦争中に麻薬・阿片で大儲けをしていた黒幕、米国の国家組織のスナイパー、内閣調査室の人間、そして何かを知っているかもしれない元傭兵の老人。そして誰よりも、教皇庁を支える裏組織の後継者。

 大物が動く理由はそれぞれにあったのかもしれない。だが、始めから違和感があったのだ。
 大物が動く割には起こっていることが小さい。
 添島刑事は始めからこの違和感を持っていたのだ。
「あなたが、ビッグ・ジョーなどと組んだのは、つまり……ケチな日本のヤクザが絡んでいると思ったからですか。やはり、あなたは、竹流がどこに囚われているのか、見当がついているんですね。その上で、どうして僕の父がここにいることが困るのですか」
 チェザーレは小気味よく笑ったように見えた。そして、ようやく満足そうに、すっかり寛いだような顔でソファに凭れた。
「やはりあなたは私の見込み通りでした。結構です。前置きはおしまいにしましょう。これでようやく、私の打った布石も役に立ちます」

 真には何のことかさっぱり分からなかった。黙ってチェザーレの顔を見ていると、チェザーレは厳しい顔で先を続けた。
「アサクラタケシは誰かの尻拭いをしに来ただけではないのでしょう。たとえ大きな戦争の傷跡でも、当事者にとっては大問題であっても、その当事者たちはあと数十年ほど我慢すればこの世の人ではなくなってしまう。記憶は失われていくのです。そして国家としては、ただ『その時』を待っていればいい。問題を解決する気など誰にもありません。あるいは、国家間には解決しないまま宙に浮かせておくほうがいい、そんな問題が山のようにあるのです。ですから、アサクラタケシが今更、この国で尻拭いのために貴重な腕前を披露する必要などありません。彼が周囲に、大きな仕事をしに日本に来たように思わせているのは、本当の仕事をやりやすくしているだけでしょう。あるいは、偶然が重なって、周囲が彼の仕事を誤解したか」
「本当の仕事?」
「そうです」
「父は……何をしに来た、と?」
「私が、あなたを手に入れると思っている。もちろん、私はそのつもりですが」
 真はそれでも何を言われているのか分からずに、チェザーレをただ見つめていた。

「あの馬鹿者は、わざと雑誌のインタヴューに応じたんですよ。どういう意味かお分かりですね。あの雑誌はヨーロッパに姉妹社があり、日本で発売されるよりも前に同じ内容の記事がヨーロッパ中で売り出される。これは些細なことではありません。あなたを愛しているなどと馬鹿げたことを言ったことは大目に見るとしても、ヴォルテラを継ぐつもりはないと、こんな形で宣言することは許されません。あれの一言が、ヴォルテラの内にも外にもどれほどの波紋を投げ掛けたか、想像したことがありますか。もちろん、あの馬鹿者はそれを狙ったのでしょうが。そして、あなたの父上は、私が次に出る行動を読んだのです」
 真は歯が噛み合わなくなっているような感じを覚えた。
 今、この目の前の男は何を言っている?
 自分は蚊帳の外だと思っていた真に、お前こそ、事件の核心にいる人物だと告げているのか。

「でも、父は、あなたが来たら会うようにと、僕に言いました」
「えぇ。そして私があなたに、これまで話したような、まるで国家を動かすような壮大かつ馬鹿げたドラマを語り、そしてあなたがヴォルテラの置かれている状況を理解した上で、賢明に判断し、この状況から身を引くと、そう考えたのでしょう。だが、私は、どうあってもあれを取り戻すつもりで来ています。私には勝算がある。あなたは、あれの傍に居ざるを得ない。あれと離れることはできないはずです。私の勝ちですよ。あなたの父上は、あなたの気持ちを知らないが、私は私の息子の心の内をよく知っています」

 真はしばらく黙ってチェザーレの言葉を頭の中で転がしていたが、ひとつの言葉が頭の中に重く残ると、やがて顔を上げ、勤めて冷静に言った。
「よろしいのですか。僕に、ジョーカーを見せるようなことを仰って。僕は、あなた方の弱味を握ったと、そう考える人間かもしれませんよ」
「構いません。真実を知っているのは、私と、あれの母親と、ヴォルテラの医者と私のもう一人の息子だけです。そこにあなたが加わっても何の問題もない」
 だがあくまでも竹流はこの男のことを「叔父」だと言っていた。つまり彼は、自分は直系の血の繋がりのないヴォルテラ家の養子なのだと、そう信じている。

「竹流は……彼は知らないのですか」
「知りません。話すつもりもありません」
「あなたの国では、このことはスキャンダルでしょう」
「そうかもしれません。しかし、今更誰がそれを証明できますか」
 確かにその通りだ。会ったことはないが、竹流の父親、少なくとも竹流がそう思っている男と、チェザーレ・ヴォルテラは、一卵性双生児だと聞いている。
「なぜ、僕に」
 チェザーレはようやく穏やかに笑った。
「息子があなたをどう思っているか、私はよく知っています。あなたの父上はあなたを繋いでおく鎖を持っていませんが、私はあなたを繋いでおく方法を知っています。あなたは、私が打ち明けた真実を、きちんと担保として預かってくださるでしょう」

「あなたは父に会われたのですか?」
「いいえ。だが、私の協力者を既に抹殺した。それが答えだと思っています」
 真は驚いてチェザーレを見つめた。
「何の、話ですか」
「聞く勇気がありますか?」
 真は浮き上がりかけた上半身をソファに戻した。
 灰皿から葉巻の煙がゆるりと立ち上っている。その向こうでチェザーレはしばらく黙ったままだった。彼が何を言っているのか、真にはすっかり理解ができていた。
「それとも、父上から直接、聞かれますか」
 真は首を横に振った。いつの間にか視界が覚束なくなっていた。

「田安隆三は、あなたの協力者だった、と」
「そうです。あなたに銃の使い方を教えるようにタヤスに言ったのは私です。私は、あなたを私の息子の夜伽の相手に雇うつもりはない。馬鹿息子ですが、いずれあなたがあれの盾にさえなってくれることを期待して、そのように頼んだのです。あなたの父上はそれが気に入らなかったのでしょう」
「田安さんは、溺死だったと……」
 真は最後の藁にすがる気持ちで呟いた。
「アサクラタケシはこの世界でも十本の指に入る優秀なスナイパーですが、五本の指に入る立派な暗殺者です。何も銃だけが彼の武器ではない。彼は彼なりに、私に忠告をしたのでしょう」
 真は唇が震えてくるのを、チェザーレの前で隠すこともできなかった。

 だから、チェザーレ・ヴォルテラはここにやって来たのだ。息子を探し出すためだけではない。後継者を傷つけた者を二度と立ち上がれないまでに叩き潰し、自分の意にそぐわない状況を覆すために。そして、彼の言葉によれば、アサクラタケシの息子を手に入れ、後継者の忠実かつ確実な盾とするために。
 このような世界に足を踏み入れることが、本当に自分にできるのか、と思った。そして父は、それでも息子にこの世界に足を踏み入れて欲しくないと、そう願っていたのだろうと思った。だが、その親心を表すために、田安隆三を抹殺するような理屈が成立していいものではない。
「あなたから父上に、黙ってワシントンに帰るように話してください。ご自身のお気持ちも」
「僕は、竹流を取り戻したいと思っていますが、あなたに協力するとは言っていません」
「えぇ。だが、私の息子を救ってくれるのは、あなたではありませんか」

 真は初めて、このチェザーレ・ヴォルテラという男の恐ろしさを知った。
 この男は、まともなことを言っているのだ。筋を通し、ただ事実だけを正面から話している。事実を隠蔽し曲げ、騙すようなことは、この男には考えられないのだろう。そしてその直線的で直情的な事実を通すためには犠牲を厭わない。もっともなことを力を持って言われると、それが正しくても間違っていても、もう逆らう隙を見出すことができない。
 そういう一面を、折に触れて竹流もまた見せることがある。

「父に、報復をしなくてもいいのですか」
「タヤスのことで? という意味ですか」
「あなた方の世界では、それが必要なのでしょう」
「おっしゃるとおりです。ここで私が協力者のために何もしてやらないということになれば、私の協力者たちは皆不安に思うことでしょう。示しがつきません。だが、これはあなたへの契約金にしましょう。黙ってワシントンに帰ってもらえれば、私はそれで納得します。幸い、タヤスの死がアサクラタケシの仕事だと思っている者はないでしょう。まさかアサクラタケシが自分の息子を守るために個人的な仕事をするような人間であるとは、誰も思わないでしょうから」
 真はもう逆らうのは無理だろうと思っていた。
 この男の声を聞き、瞳の色を見ているうちに、ただ無性に同じ声と瞳を持つ男に会いたいと思った。それがこの世の地獄でも、あの世の闇でも構わなかった。


 ホテルのロビーから真は電話を掛けた。
 高い天井からは煌びやかな灯りが降り注ぎ、日常を抜け出した人々が優雅な時間を楽しんでいる。そのロビーの隅の電話ボックスは小さな闇に見えた。
 いつものように一旦切った電話が鳴り始めるのに、数分とかからなかった。
「父の居場所を教えてください」
 相手はしばらく黙っていた。真も、次の言葉はなかったので、黙っていた。
「どうなさるおつもりですか」
「会って確かめたいことがあるだけです」

 また、どうすることもできない間があった。やがて電話の相手はいつものように淡々とした声で言った。
「チェザーレ・ヴォルテラに会ったのですね。何を言われたか知りませんが、頭を冷やしてください。相手はあなたの弱味をよく知っているのですよ。どうせあなたを煙に巻くようなことを話して、あなたの反応を窺っていたのではありませんか」
「どういう意味ですか」
「あの男のやり方です。相手を値踏みする時に、百ほどもありそうな話を並べて、一体相手が何に反応するかを見ている。ヴォルテラが欲しがっているのは、数ばかりが売りで勢いを士気と勘違いしているような、どこぞかの国の軍隊のような有象無象の集団ではない。どんな状況下でも要となる真実だけを見抜き、敵の心臓部だけを直接に狙えるような精鋭を、そして守るべき相手のためなら、躊躇わずに自らの身体を盾として差しだし、敵の攻撃を受け止めるような忠実な僕を求めているのです。もちろん、あの男は相手を騙そうなどとは微塵も思っていない。ただ真実だけを真正面から話している。嘘偽りがないだけに、逆に本当に大事なことを見抜くのは難しい。あなたについては特に慎重に値踏みしていることでしょう。もしかすると将来、大事な跡取りの親衛隊の要になる人物かもしれないのですから」

『河本』は一旦言葉を切り、わざとらしく間を置いた。そして、子どもを諭すようにゆっくりとした口調で続けた。
「ご存知と思いますが、チェザーレ・ヴォルテラは真っ向勝負で来るタイプの人間ですが、彼の後継者のためなら、同じ理屈で卑怯にもなる男です。あなたを利用するなど、赤ん坊の手を捻るようなものですよ」
『河本』は淡々とそれだけ言うと、またしばらく間を取った。それから僅かに声のトーンを変えたようだった。
「相川さん、馬鹿なことを考えるのはおやめなさい。あなたがヴォルテラの元に身を寄せるということは、あなたの将来を決して良い形にはしません。もちろん、あの男が話したことには嘘偽りは入っていないのでしょう。しかも、あの男はもしも相手を認めたら、その相手のために自らを危険に晒すことも平気でする。彼が選んだ精鋭のためなら、彼自身の命でさえ差し出すのです。それがイタリア人の恐ろしいところだ。そして本当に手に入れたいものがあれば、一番大事な手の内を、つまり自分の弱みを簡単に見せるのですよ。それが、自分たちの懐に相手を引き込むという彼らのやり方だ。だが、理屈や感傷は差し引いて考えるべきです。結局のところ、あの男はあなたを自分の後継者の盾にしようとしているだけです」

「あなたにしても同じ事を僕に提案されましたよね」
「ヴォルテラは決して合法的な組織ではありません。たとえヴァチカンと表裏一体の関係にあっても、です」
「あなたたちの組織は合法的だというわけですか」
 次の間合いは、とてつもなく長く感じた。
「そうです。大和竹流の捜索はチェザーレ・ヴォルテラに任せて、少し休まれてはいかがですか。身体がまいっていると、ろくな考えが浮かばないものです。そのように他人の言葉に簡単に踊らされたりします。全て忘れることも、あなた次第で可能なことのはずです。あなたが決心されるのなら、あなたの立場を守ることは、私には簡単なことです。元の生活に、ただし、大和竹流のいない生活にお戻りください」

『河本』の返事は、それ以上の問いかけを全て拒んでいた。真は息を吐き出した。『河本』と父の間に何某かの取引があったことは間違いがないのだろう。
 簡単な話だった。竹流が言った通りなのだ。誰も信じてはいけない。
「では、そうさせてもらいます。ただ、ひとつお願いがあります」
「なんでしょうか」
 電話の声が幾らか遠くなった気がした。
「せめて、すぐにでも事務所に戻れるようにしてください。このままでは日常に戻るにも、仕事にならない。警察とあなたの関係が良好でないのはわかりますが、あなたの力ならそのくらいのことは簡単なはずですね」
 心は冷たく固まっているような気がした。
「わかりました。一晩、お待ちください」

「それから」真はついでだ、と思って付け加えた。「刑務所に面会に行きたいのですが、手間を省けるようにしてください」
「唐沢正顕ですか。あのろくでもない男にどのような御用が?」
 真はしばらく黙り、それから息を吸い込んだ。
「それでも、私の恩人です」
『河本』は少し間を置いて、わかりました、と答え、そのまま電話を切った。真はしばらく受話器を握ったままだった。
どこに行けば答があるのか分からないまま、突然、今、道が途絶えたような気がした。





第20章、長い章にお付き合いいただきまして、ありがとうございます(*^_^*)
さて、次回は少しお休みの回想章。
彼らが同棲に至った過程をお楽しみください。


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Category: ☂海に落ちる雨 第3節

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コメント


衝撃的な告白?

いきなり親子宣言!
話半分で聞けというのはこれかなと思ったけれど、でも彩洋さんが「嘘は言っていない」と言っていたから、これは本当なのか? 「息子を傷つけたヤツは許さん」はわかるけれど、お家の方は、「もう一人の息子に継がせりゃいいじゃん」と思うんだけれどなあ。嫌がっているんだし。

誰か真と関係ない人が関係ない所で竹流をひどい目に遭わせた話だと、真も私もそう思っていたのが、もしかして完璧な当事者だったのでしょうか。

次回は第100回目ですか、すごいなあ。
次回からの展開をまた楽しみにしていますね。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2014/01/12 03:45 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

この不定期・気紛れアップにいつもお付き合いくださって、本当にありがとうございます m(__)m
はい……いきなり親子宣言でしたね。
でも、まぁ別に「なんだよ、分かってたよ」的な印象なのですけれど。
あの尋常ならぬ愛情は、そうとしか言いようがありませんものね。
で、この事実は別に衝撃的なわけでもなくて、それを真ごとき雑魚(!)に知らしめたところにあるのかも?
きっとですね、ヴィルの父ちゃんと同じなのでは……いえいえ、ヴィルの父ちゃんはヴィルを愛しているのか、才能を愛しているのか……ってのはあるのかもしれませんけれど、なんか固執してしまうって感じ、なのでしょうか。
ジョルジョ(竹流)は性格上トップ体質なのですよね。基本的に幼少時から帝王学を施されていますし、上に立った時に大らかというのか鷹揚であったりするし、それに何よりもオーラのある人間。もう小さい時に「この子だ」と思ったんでしょうね。
一方のもう一人の息子は、いい奴で頭も切れるけれど、参謀タイプ。
何だろうなぁ。親子なんだから均等にと思うけれど、愛情は絶対傾いている……
嫌がっていても、「跡継ぎはこの子しかおらん」状態。教皇にも可愛がってもらっていたし、それにもう宣言しているし、予言もあるし、ってところでしょうか。でも、一番は「最後は手許に」ですよね。
というわけで、本来は邪魔な真ごと取り込んじゃえと……

> 誰か真と関係ない人が関係ない所で竹流をひどい目に遭わせた話だと、真も私もそう思っていたのが、もしかして完璧な当事者だったのでしょうか。
わはは^^; もうコメントできません^^;^^;
そうそう、完璧な当事者ですね。真は特に「え?俺?」的な状態です、今……
ただ、傷つけた奴は……またちょっと関係のないところにも(「にも」??)いそうですけれど。
というわけで、始めに戻る、なのです……
ここから先には謎解きというよりも、物語のcell構造の解説、になっていくかなぁ。
でも、次回からは「同居に至る過程」気楽にお楽しみください。
そう、100回目なのですね。びっくり。こんなにだらだらなお話、お付き合いくださって、本当に感謝しています(*^_^*)
コメントありがとうございました(*^_^*)

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2014/01/12 07:37 [edit]


そうか・・・

全話で、ものすごく壮大な話になってきたので、ヤバ・・・とか思ってたけど、すっかりチェザーレさんに乗せられそうになってました。
流れがピンポイントになってきて、ホッとしています。
でも、竹流のいないところで、意外な事実の暴露。そうか、以前、親同士の争いになるって大海さん仰ってたような。

面白くなってきました(私の頭で理解できるレベルになってきたし^^)
ここで真のお父さんが濃厚に絡んでくるとは思わなかったし、いままでちょっと忘れかけてたことが、また浮き上がってきて、動き出した感じです。
あの雑誌のインタビューが、そんな大きな意味を持っていたとは。
このあと、真のお父さんも登場するのでしょうか。
竹流のことも合わせて、いろいろ気になります。

lime #GCA3nAmE | URL | 2014/01/13 07:28 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

はい、もうまさに、始めから添島刑事が言っていたことが答えだったのです。
「大物が動く割に起こっていることが小さい」
壮大な話になってしまうのは、もともと竹流のいる世界がそういう世界だから、ある程度はやむを得ないのですが、その中で真の立ち位置がどうなのか、彼のいる場所はもっと卑近な場所で……
このお話は多分多重構造になっているので、事件は重なり合っているのですね。
大仰なことも卑近なことも、みんな共存していて、絡み合っている。
もちろん、竹流のいる場所はこれである程度推測がつくようになっているのですけれど。
でも、何よりも、何気なく送っていた生活、その中で自分のいる場所がこんなに不安定な場所だったのかというのが、真の素直な気持ちかもしれません。
いえ、これは私たちの誰にとっても言えることなのかもしれませんけれど。
実際には、大仰な話の部分も、最終的には少し行く末をはっきりさせていると思います。
またそちらもお楽しみに(*^_^*)

> でも、竹流のいないところで、意外な事実の暴露。そうか、以前、親同士の争いになるって大海さん仰ってたような。
よく覚えていてくださいましたね。ありがとうございます。
意外な事実の暴露。ま、さもありなんって感じでもありましたけれど(^^)
始章でのあの異常な愛情も、息子ならでは、ですしね。
> 面白くなってきました(私の頭で理解できるレベルになってきたし^^)
いえいえ、始めから実は卑近な話だったのですけれど、振り回してしまいましたね。
決して読者さんを混乱させようとしたわけではないのですけれど……(^^)
あぁ、でもそう言っていただいて、ほっとしました。こんなにややこしいお話、本当に書きながらどんどん雪だるまが大きくなっていって、いつかこれ解けるのかしら、と書きながら不安になっていたのですけれど。
でも最終的にはそれなりにしっかり解いたつもり……
読んでくださる方にどれくらい伝わるかは自信がないのですけれど、これからもよろしくお願いいたします。

そう、ここでちょっと暴露話。
この物語のラストシーンは、父親同士のシーンなのですよ(^^)
ゴジラ対キングギドラ、と言われています。
真と竹流なんて、本当にお釈迦様ならぬゴジラの背びれから落ちないようにしがみついている小者に見えるはず……悲しいけれど(^^)
そして、あの雑誌に振り回された人が他にもいて……
真に味方がいないのは、もとはといえば、あの雑誌のせい……
お楽しみに!
いつも応援くださいまして、ありがとうございます(*^_^*)

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/01/13 14:46 [edit]


楽しみです♪

彩洋さん、こんにちは♪

またしてもお久しぶりの書き込みとなってしまい申しわけありません!
滅多にないことなんですが、風邪をひいて先週から撃沈しておりました。
この第20章は、その前に読ませていただいていたのですが、コメントも書き残せないまま時が経ってしまい、あらためて今回読み返させていただいたところです。

仁と美和ちゃんの今後も気になるところですが、この章で圧巻だったのはやっぱりチェザーレのオッサンですよ。
黒い雄弁家(笑)チェザーレ、おそるべし、といったところでしょうか。
竹流の実の父親、といわれたら「そうでしょうとも」と頷けますが、このオッサンのことだから事実告白の裏に何を隠しているのかまで疑ってしまいます(笑)
真、こんな男(竹流も含み)を信じちゃダメよ(笑)

ここにきて、点であった事件やら人物やらがそろそろ線として繋がってきましたね。お話はこれからますます面白くなっていきそうで、続きを読ませていただくのが楽しみでなりません!

次章からは真の回想となっていくようですが、お話の間の伴奏のように読ませていただきたいと思います。
いつも心ときめくお話を読ませてくださり、本当にありがとうございます(*^_^*)

三宅千鶴 #- | URL | 2014/03/13 13:54 [edit]


千鶴さん、ありがとうございます(^^)

風邪は大丈夫ですか? 確かに季節の変わり目、苦しんでいる人が多いような気がします。
お忙しいのに、お気遣いいただいて、コメント有難うございます m(__)m
あまり無理をなさらずに、お体大事にしてくださいね!

仁と美和ちゃんは、なんだかんだ言いつつラブラブなので、ま、最後はもう、漫画みたいな感じになりますけれど、それもまたお楽しみに。もっとも、この話ではいいのですけれど、次作ではちょっと残念なことに……
仁さん、任侠の世界で見込まれていますから、偉くなってしまうと、あれこれ困ったことになっていまして。
本当に、世の中思うようになりません……

「チェザーレのオッサン」←わはは~、本当だ、オッサン^_^;
いやもう、このオッチャンは、私の中ではまさにゴッドファーザー。
なんて奴だ、と思う反面、どこか憎めない。なんだかんだ言いつつ、息子を溺愛していますから。
本当にイタリアのマフィア丸出し状態ですから。あ、マフィアじゃないのですけれど。
真は一生懸命なのですけれど、所詮、手のひらの上でコロコロコロコロ~~~
> 真、こんな男(竹流も含み)を信じちゃダメよ(笑)
あ、竹流もですか^^; う……否定できないのが悲しい^^;

回想章は骨休めに読んでくださいませ。
第4節からは怒涛の展開なので(『雨のリグレット』なみに(^^))、いったんエネルギー充填をお願いします。
ポイントは、おもろいロシア人おばちゃんと、大間のマグロ漁師のオッチャンです(^^)
オッチャン好き大海の趣味丸出しで……物語はすっかり「老人と海」???
こちらこそ、いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます(*^_^*)

彩洋→千鶴さん #nLQskDKw | URL | 2014/03/14 00:28 [edit]


オヤジの与太話まで来ましたあ^^

この章で、美和ちゃんと仁さんのツーショットが見られて、会話が聞けて、妙に安心しております。この二人は硬いと。
この後は色々あるようですが、この硬さだけは崩れないのだろうなあという安心。いえ、今も十分色々あるのですよね。ま。ま。

で、オヤジですよ~。オヤジ、語る語る。(←すみません)
このオヤジの解説(?)で、背景が大分わかってきましたね。
ここ、オヤジ率高くて。でも、どんなオヤジが何を言おうとも、真がぶれないところが良いです。

おっと、先に行きたいところですが、この先も大事な事情が。
また追ってまいります^^

けい #- | URL | 2015/01/22 13:38 [edit]


けいさん、ありがとうございます(*^_^*)2

オヤジの与太話、お付き合いいただきありがとうございました。
はい、まずですね、オヤジの与太話です。こちらの話、そもそもオヤジたちが、一部は勘違い(『河本』ら偉いさんたち)、一部は真を値踏み(ヴォルテラのおじちゃん)、一部は言い出せないけれど息子がちょっと心配(真のパパ)、そして自分の何だか関わっているらしいし若者のことも心配(澤田のおじちゃん)、って感じにみんなが寄ってたかってそれぞれの立場で話をややこしくしてる、というのがありまして。
でも、実際には無関係に見えて、それなりには関係しているのです。
大元は、雑誌記者の死でもあり、そして……ここまで読んでいただいたらもうネタバレもないので言っちゃうと、あのどうでもいいように出てきたかの雑誌のインタヴュー。あれこそスタートだったのです。竹流は、不用意にあんなことを言っちゃったみたいにも見えますが、彼なりに覚悟の発言だったのですけれど、彼の覚悟の方向とは逆方向へも余波が行ってしまったのですね。
さて、あとは後々のお楽しみに(*^_^*)
そう、この話のオヤジ率の高さには皆様、引かれているのじゃないかとも思うのですけれど、それも一癖も二癖もあるオヤジばかりで。そんなオヤジの物語も楽しんでいただけたらと思います。

仁と美和は……最後はあれこれあるのですけれど、恋を通り越して愛に移行する時が来ます。
始めは恋から始まった二人ですけれど、この物語ではきずなが深まって……そして次作では、愛ゆえにうまく行かなくなって、仁の死によって余計に深まったかな。この二人の関係と真の関係はすごく深くて、その関係の中には負の要素もいっぱいあって。でも真と美和の関係も深いのです。この二人、恋愛関係としては成就しなかったけれど、魂的には常に向かい合っていたのかなぁ。和解する(美和の心の中で)のは、真の死後、息子の慎一が彼女のところを訪れてから、なんですけれど。
そうそう、誰かと誰かがくっつくとか、恋愛とか、家族とか、そういうのを超えた関係を書き続けておりまする。

まだまだ、交錯する人生の一場面、じっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)
いつもありがとうございます!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2015/01/24 10:43 [edit]

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