【迷探偵マコトの事件簿】(10)ぼくらの秘密基地

【迷探偵マコトの事件簿】第12作目『ぼくらの秘密基地』をお届けいたします。
これまでもこの作品には、幾度かブログのお友達のところからゲストをお招きしていたのですが……
今回、ゲストに来ていただきましたのは、『だぶはち宝来文庫』のスーパーアイドル、宝来くんです。
『だぶはち宝来文庫』さんはファンタジー小説を書かれる大和かたるさんの広報ブログ。
その看板息子がダブル八割れラッキーにゃんこの宝来くんなのです。
ママさんの愛息子への優しい視線、面白すぎるお写真、絶妙の語りに癒されない日はありません。
その宝来文庫の宝来ママさんにラブコールを送ったところ、『迷探偵マコトの事件簿』への出演を快く受けて下さり、宝来くんとマコトの共演と相成りました。
宝来くん、ママさん、大和さん、ありがとうございます(*^_^*)
<登場人物>
マコト:まだまだ半人前のツンデレ猫。大きくなったら豹になるつもり。いつも一人ぼっちでお留守番。
タケル:ちょっぴりSなマコトの飼い主。趣味はマコトをおちょくって遊ぶこと。お仕事は修復師兼ギャラリーのオーナー。
宝来くん:『だぶはち宝来文庫』の看板息子。頭の前後に八割れ模様を持つ大和かたる家の招き猫。
ママさん:宝来くんの飼い主(というより、まさにママ)。とっても優しい。
<参考文献>
*『アヤメさま、宝船に乗る』のポスター→→2013/12/30の記事
*NEccoSunさんの描かれた宝来くん像→→2014/2/2の記事
*布団基地→→2014/1/29の記事、2013/12/9の記事
では、宝来くんを迎えての『迷探偵マコトの事件簿』、お楽しみください。



【迷探偵マコトの事件簿 その12.ぼくらの秘密基地】
[SCENE1] マコト、置いてけぼり
今日からタケルはお仕事でお出かけみたい。
またぼく、おるすばんなんだね……
ぼくはわざと平気な顔をしてみたり、やっぱりしょんぼりしてみたり。
タケルはぼくを時々ちらっと見るけれど、お出かけの用意で忙しそう。
……今回は、ぼく、どのくらいひとりぼっちなのかなぁ。
でも、お出かけカバンを持ったタケルは、ぼくを抱っこして家を出た。
わ~、ぼく、連れてってもらえるの?
タケルはぼくを車に乗っけてくれたけど……
なぜか、知らない人のおうちに入って行った。
タケルはにこにこしながら女の人とお話をしている。
女の人はぼくの顔を見て、とても優しそうに笑った。
こんにちは、マコトくん、よろしくね。
じゃあ、マコト、いい子にしてるんだぞ。
タケルはそう言ってぼくのあたまを撫でた。
え? タケル、どこ行くの!?
ぼくはあわててタケルを追いかけたけど……ドアがパタン、と閉まった。
わ~~~!! タケル、タケル、タケル!!!
ぼくはテンパっちゃった。
ドアを引っかいてみたけれど、おおきなドアはびくともしない。
……ぼく、知らない人のおうちに置いて行かれちゃった……
……ぼく、悪い子だったから、捨てられちゃったの?
このあいだ、嘘つきのお手紙書いたから?
タケル、ぼくのこときらいになっちゃったの?
女の人はちょっと心配そうにぼくの頭を撫でてくれて、それからぼくを部屋に連れてく。
ぼくは女の人の腕から飛び降りて、部屋のすみっこの壁にくっついた。
……ぼく、捨てられちゃったの?
聞いても分かんないよね。
その時、突然、ぼくのしっぽがけばけばに膨らんだ。
ね……ねこがいる!
ねこだよね……
じ~っとぼくを見てる。
ぼく、置いて行かれてテンパってて、気が付かなかった……
白くて、背中には茶色の縞々模様。しっぽはぼくと同じしましま。頭は前も後ろも、茶色の八の字模様。
ぼくよりずっとオトナのねこ……
じ~っとぼくを見てる。
ぼく、ぼく以外のねこをこんなに近くで見ること、ほとんどなくて。
なんか分かんないけど、頭がくらくらしちゃった。
ぼ、ぼく、おいしくないよ……
あ、ねこはねこを食べないよね。
でも、ぼくは壁にへばりついたまま。
だぶはちねこ(だぶる八割れねこ、のこと。頭の模様が八の字みたいなの)は、じ~っとぼくをうかがっている。
女の人はぼくとだぶはちねこを交互に見て、ちょっとため息。
だぶはちねこはするすると女の人の後ろにかくれる。
ぼくは背中の毛までけばだってる。
……あ、まだ、こっち見てる。
ね、ホウライ、年下のねこさんだから、めんどう見てあげて欲しいんだけど……
女の人がだぶはちねこに話しかける。
だぶはちねこは女の人の足にぴったり張り付いたまま無視してる。
ごめんね、この子、ホウライっていうんだけど、実はこう見えてへたれで人見知りなの。
女の人が今度はぼくに話しかける。
ヒトミシリってなに?
それから女の人はご飯の用意を始めた。
だぶはちねこは女の人の後ろから離れない。
ぼくはまだ壁に貼りついたまま。
しばらくすると、女の人は、何か買い忘れたと呟いて、ぼくとだぶはちねこに言った。
ちょっとお買い物に行ってくるね。すぐに帰ってくるから、仲良くしてて。
そして、ぼくとだぶはちねこを残して、パタン、とドアが閉まった。
[SCENE2] ぼくらの秘密基地
ぼくとだぶはちねこの距離はマックス!
部屋のすみとすみ、できるだけ離れるようにして、向こうがちょっと右に行ったら、向かい合ったぼくもちょっと右に。ぼくがちょっと左に行ったら、向こうもちょっと左に。
ず~っと長い間、コウチャク状態。
そのうち、だぶはちねこは飽きちゃったみたいで、ちょっとあくびして。
それからジャンプして台所の流しに飛び乗る。
あ、お水、飲んでる。
……ぼくもお水飲みたいなぁ。
でも、ぼくは壁で固まったまま。
そのあとだぶはちねこはテーブルの上に飛び移って。
じーっと壁にかかった絵をみていた。
あ、だぶはちねこがもう一匹いる!
となりには宇宙の絵。
あ、お船だ。ぼく見たことあるよ。
タケルといっしょに海に行ったことあるもん。
おふね、お空に浮いてるね。
ぼくはそろりそろりとソファに登る。
ぼく、ちっさいからテーブルの上には登れない。
ソファからじーっとお船の絵を見つめた。
……
……タケル。
ぼくを置いてった。
ぼく、捨てられちゃったんだ。
ぼくはしょんぼりとうな垂れた。
……タケル、ぼくのこと、キライになったんだ……
その時、ソファがポン、とはねた。
ふと見ると、すぐ横にだぶはちねこ。
だぶはちねこは何も言わずにぼくの横に座って、じっとお船の浮かんだ宇宙の絵を見つめてる。
ぼくはしばらくの間、だぶはちねこの横顔を見て。
それからぼくも宇宙とお船の絵をじっと見つめた。
……すごいね。宇宙。
ぼくもあんなお船に乗りたいなぁ。
……でも、ひとりぼっちだったら、やっぱりさみしいよ。
……タケルといっしょだったら、さびしくないのに。
ちらり、とだぶはちねこがぼくを見て、それからまた宇宙を見る。
すごいだろ。
……うん。
これ、おいらのパパさんのお話にでてくるアヤメさんが乗る宝船。
……うん。
こっちはおいら。
……うん。
かっこいいだろ。
……うん。
ちょっとかっこよすぎるかな。
……うん? ううん。そんなことないよ。
だぶはちねこはにっと笑った……ような気がした。
おいら、ホウライって言うんだ。
……ぼく、マコト。
ぼくはしょんぼりのままお返事する。
だぶはちねこ・ホウライくんはまたじーっと宇宙の絵を見つめる。
それからずいぶんして、ぼくに話しかけた。
おいらの秘密基地に来る?
秘密基地?
くいって顎を動かして、ホウライくんがぼくを誘う。
と思ったら、もう秘密基地に着いていた。
……ソファの上の……おふとん?
ホウライくんは頭からおふとんの中に入って行って……
あれれ、消えちゃった!
でも、ごそごそ音がする。
しばらくすると、こんどはホウライくんの頭が出てきた。
来なよ。
ぼくの頭の中でぴん!と電気が灯った。
ぼくはうん、と頷いて、ホウライくんと一緒におふとんの中にもぐる。
わぁ。おふとんの中は不思議な色だね。
だろ?
暗いような、明るいような。狭いような、広いような。
でも、一番素敵なのは……あったかいこと!
ぼくとホウライくんは並んで布団基地にもぐって、しばらく黙っていた。
じっとしていたら静かだね。
静かで……ちょっとさみしい。
ぼくはホウライくんに聞いてみた。
ホウライ先輩も家ねこ?
まぁな。
さっきの女の人は?
おいらのママさんさ。あと、パパさんはお仕事に行ってる。
ホウライ先輩はひとりでお留守番なの?
そうさ。
さみしくない?
ホウライ先輩はちょっと黙っていた。
ほんとうは少しさみしいのかな。でも、横顔はちょっぴり自慢げだった。
おいらが大和家を守っているのさ。
ママさんとパパさんの帰りを待ってて、お帰りって言ってあげて、それだけだけどさ。
それだけでいいんだ。
それにさ、おいらだって、けっこう忙しいんだぜ。
家の中に悪い奴がいないか、見張らなくちゃなんないし、水飲み場の水の具合も確かめなきゃなんないし、ママさんとパパさんのコレクションもかぷっとしとかなきゃなんないし、ママさんとパパさんが帰ってきたときにすりすりとかされても大丈夫なように、毛づくろいもしとかなきゃなんないし、引っかいちゃって痛くないように爪も研がなくちゃなんないし。
ま、たまにはちょっとだけいじけて、悪さもしておくんだけどさ。
でもさ。
そんなおいらだって、たまにはちょっと寂しいんだぜ?
その時は、この布団基地にもぐって、好きなところに行くんだ。
どうやって?
そんなの簡単さ。目を瞑ってみてさ。
こう?
それから、耳を澄ましてみるんだ。
うん。
ひげをヒクヒクさせて。
うん。
鼻をぺろって舐めて。
こう?
それで、ちょっと想像してみるんだ。
何を?
何でも。たとえば、さっきの宇宙。おいらとアヤメさんが一緒に宝船に乗って宇宙旅行するんだ。ほら、足元にも頭の上にもいっぱい星が見えるだろ?
わぁ。ほんとだ。いっぱいお星さまが見えるね!
おいらが宇宙に行って、いっぱい宝物を発掘して、パパさんとママさんに持って帰るんだ。
かっこいいね!
お前は何か好きのものある?
ぼくは海とお魚!
じゃあ、海に潜ってみようぜ!
ぼく泳げないよ。
お前の頭ん中だからさ、何だってできるんだよ。ほら、鼻舐めてみなって。
うん。(ぺろん)
ほら、泳げるだろ?
わ、ほんとだ! お魚いっぱいいる~! わ~!
ぼくはお魚と一緒にすいすい泳いで。
頭の上を見たら、水面がキラキラ!
光がいっぱい。お魚もいっぱい。海は大きいね!
あ、センパイ、チョウザメだよ!
大丈夫、あいつは歯がないんだ。でも呑み込まれたら大変だから逃げなくちゃ!
わぁ、大きいエイがいる~~
背中に乗ってみようよ!
ぼくはいっぱい海の中で遊んで……疲れてきたら、やっぱり寂しくなってきた。
でもね……センパイ、ぼくね、ちょっと心配なの。
なんだい。何でもおいらに言ってみな。
ぼく、捨てられちゃったのかもしれないんだ……
何で?
だって、ぼく、知らないおうちに置いて行かれちゃったんだもの。
馬鹿だなぁ。お前が一人ぼっちで留守番してたら寂しいかもしれないって思ったんだよ。
ほんとに?
そうさ。おいらたちの飼い主は、離れているときだって、いつだっておいらたちのこと、とっても大事に思ってるんだから。
ほんと?
うん……おいらも今まで色んなことがあってさ、辛いこともあったけど、でも今は心から信じることができる人たちがいる。おいらが信じたら、パパさんもママさんもおいらを信じてくれて、パパさんとママさんがおいらを信じてくれるから、おいらも信じるんだ。
……タケル、迎えに来る?
当り前さ。ほら、もう一回鼻を舐めてみ。
ぼくは鼻をぺろりと舐めて目を閉じる。
耳をヒクヒクさせる。
風が吹いてる。海のにおい。
車が走ってる。ドアの開く音と閉まる音。階段を上ってくる足音。
足音は遠くのほうからどんどん近づいてくる。
……ドアが開いた!
あ、お帰り、タケル!
……ぼくとホウライ先輩はいっぱいお話して、眠くなって……
布団基地、あったかくて、ふわふわで。
ぼくはママも知らないけれど、ママみたいにあったかいね。
ううん、ママじゃなくて、タケルといっしょに眠るお布団の中みたい。
それに……小さくて狭いおうちの中にいたって、ぼくたちはこうやって想うだけでどんなに遠くにだって行くことができるんだね。
そして、いつだって大好きな人と一緒にいることができるんだね。
あの……あのね。
ホウライ先輩。……ありがと……ね。
ぼく、タケルのこと信じて待ってるよ。
だから……タケルが迎えに来てくれるまで、一緒にいてね。
[SCENE3] 今度はぼくんちに遊びに来てね
帰って来たママさん。
家の中を見回しても二匹の姿は見えない。さては……
ソファの上の布団をめくる。
「あらあら、布団基地にご招待なんて……すっかり仲良しになったのね」
ママさんはそっと布団を戻して、布団基地の中で大宇宙の冒険に出かけているに違いない、ねこたちの旅を思って微笑んだ。
「すみません。何日も預かっていただいて」
「いいえ。二人(二匹?)ともかなり牽制し合ってて、始めはどうなるかと思ったけれど、結果的にはウマが合ったようで。うちの人見知りの宝来も、マコトくんなら大丈夫だったみたい。また是非、遊びに来てくださいね」
「有難うございます。でも、今度はぜひ、宝来くんにもうちに来てもらいたいですね」
「まぁ、それはまた素敵な計画ですね」
そう、宝来くんのママさん・パパさんとタケル。
実は、ギャラリーのオーナーでもあるタケルが企画した展覧会『ねこ・ねこ・ねこ』の会場で知り合ったのだ。
苗字も同じ「大和」、そして猫好き、となれば意気投合。
タケルはいつも一人ぼっちでお留守番のマコトが可哀相で、ちょっと長く家を空けるときは預かってもらうことにした。
だって、放っておいたら、また誘拐の自作自演をやったりしちゃうかもしれないから。
そして、ママさん・パパさんとタケル、今度は新しい企画『七福神と宇宙の旅』にて再会。
「その後、マコトくん、お変わりはありませんか?」
「えぇ。ただ、ひとつだけ謎の行動をするようになったんです。ソファの上に夏用の掛布団を引っ張って行こうとするんですよ。片付けても片付けても、また出して来て……」
もちろん、ママさんは直ぐに理由がわかった。
でも、あまりにも面白くて……わざと、タケルに謎の答えを話さないまま。
そう、また今度、宝来くんがもう一つの大和家、マコトのおうちに遊びに行ったときに、タケルにもきっと理由が分かるはずだから。
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Category: 迷探偵マコトの事件簿(猫)
« NEWS 2014/2/22 やっぱり真央ちゃん(*^_^*) | [雨105] 第21章 わかって下さい(少し長い同居の経緯)(6) »
コメント
まず、絵本タッチの可愛いイラストに声を上げてしまいました!!しかも、「アヤメさま、宝船に…」です!!
とにかく最初から最後までマコトくんが、とっても愛らしいです。
本当にそうなったら素敵だな…
なんて思いながら、最後まで楽しく読ませて頂きました。
まさか、我が家が物語の舞台になるとは!
マコトくんとの出会いのシーンは、本当にそうなるだろうな、いや、ビビリの宝来はトイレに隠れるかも、とか…
これまでの宝来記事もこんな形で紹介して頂いて…
特に宝来はかっこよく、私まで素敵な女性に設定して頂いて…恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ち、感謝の気持ちでいっぱいです!!
最後のシーン、マコトくんがおうちでも布団基地を!には思わず笑ってしまいました。そして、現実には宝来は家からは一歩も出ることはできないだろうけど、またマコトくんと会えたらいいなって… 物語の中で、展覧会で出会い、同じ「大和」で意気投合とありますが、彩洋さんといつか本当にお会いできたらと思いました。
本当に最後まで楽しかったです。
こんな素敵な可愛い物語に宝来を(私と大和も)登場させて頂いて凄く幸せです。この物語には続きがありそうですし(笑)是非、また宝来を参加させてください。
この度は、本当にありがとうございました。
宝来ママ #zDv3fVm6 | URL | 2014/02/20 07:45 [edit]
可愛い二匹
ニマニマしながら、読ませていただきました。
マコトと宝来ちゃんのツーショット、想像しただけでたのしくなります。
トップの挿絵がとってもいいですね。大海さんのあったかさが伝わってきます。
いつもビビリのマコトだけど、今日はさらにビクビクでしたね。
宝来ちゃんは堂々としているように見えるから、よけい?(食べられたりしませんてw)
でも優しい兄貴分でよかったですよね^^寂しい時の対処法も教わったし、水の飲み方も・・・。
大和家に、お宅訪問したような気分も味わえて、とても楽しかったです。
マコト、今度はどんな冒険するのかな。
本当にヤマトに乗って、宇宙の旅とか・・・?
lime #GCA3nAmE | URL | 2014/02/20 08:05 [edit]
こんばんは。
可愛いですねーーー 猫さんが ゆっくりと仲良くなっていく感じが素敵です。
うんうん 猫さん 布団基地つくるよね。
此の マコト君の何気ないシリーズ いいですね 春先の暖かい陽だまりの様です。
ウゾ #- | URL | 2014/02/20 18:20 [edit]
かわいーーーo(´Д`*)o
かわいいねえ~~かわいいねえ~~~
こうやって
にゃんこやワンコが考えてることや
お話してるとこ想像するの楽しいね!!!
2人は仲良しになったから
逢うのが楽しみだね(^^*)
かじぺた #- | URL | 2014/02/20 19:04 [edit]
宝来ママさん、ありがとうございます(^^)
宝来ママさん、いっぱいいっぱいありがとうございます(*^_^*)
何だか、いきなり下手なイラスト、というよりも落書きを載せてしまったと思ったのですけれど、『アヤメさま、宝船に乗る』のポスターだと気が付いてくださって(!)ありがとうございます(^^)
やっぱり、下手な絵は描いちゃいかんなぁと思って、後からちょっと冷や汗でした^^;
しかも、宝来くんのお背中の模様がこんな感じかなぁと、あれこれ写真を確認したつもりでしたが、なんだか絵が下手過ぎて、わけが分からない模様に……^^;
マコトはもうすっかり、「ホウライ先輩」とか言って懐いてしまいましたね。
きっと、あかんたれのマコトには宝来くんがすごい大人のナイスな猫に思えたと思います。
そうそう、本当は宝来くんもちょっとヘタレ系なのですよね……そんな宝来くんの色んな魅力が上手く出ていたら嬉しいなぁと思いながら書いておりました。
はじめの出会いのシーンでは、実は私も宝来くんがトイレ?とか隣の部屋とかに逃げ込んでいってしまうかなぁと思ったりもしていたのですけれど、視界から消えてしまうとあまりにも話が長くなりそうなので、牽制し合いながら見合っていることにしました(^^)
勝手に大和家に侵入する話になっちゃってすみません(^^)
しかも勝手にママさんに登場いただいて、すみません(*^_^*)
そして、構想の段階から(って、そんな構想というほどの中身はないのですけれど)やっぱりお話のポイントは布団基地だよなぁと思って、使わせていただきました(*^_^*)
すっかり宝来くんの布団基地の虜になったマコトは自分ちにも基地を作りたかったみたいで…^^;
タケルは「??」って感じみたいですけれど、そのうち理由が分かったら、マコトのために布団基地用お布団を買ってくれるかもしれません(^^)
宝来くんもマコトも、家ねこで外に出ることがなくても、布団基地の中では自由に世界を旅することができる、そんなイメージで……
> 物語の中で、展覧会で出会い、同じ「大和」で意気投合とありますが、彩洋さんといつか本当にお会いできたらと思いました。
そうそう、タケルと大和家の人々(あ、タケルも大和家の人^^;)が出会うとしたら、展覧会しかない!と思っておりました。そして。私も、いつかお会いできたら嬉しいです(*^_^*)
この物語……そう、続編がありそうですね。今度は、「かぷっと」の講義かも??
こちらこそ、快く共演依頼にお応えいただき、とてもとても感謝です。
本当に楽しく書かせていただきました(*^_^*)
彩洋→宝来ママさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/21 04:03 [edit]
limeさん、ありがとうございます(^^)
トップの絵、というよりも落書きをしながら、どうしてlimeさんにイラスト依頼をしなかったのかと後悔しておりました^^;
お目汚しですみません^^;^^;
でも、中身は、宝来くんとママさんのお蔭で楽しいお話になったような気がします。
家の中でじっと過ごす家ねこだって、でっかい夢を見るんだよって話にしたくて、布団基地に目をつけたのです。二匹一緒に布団基地に潜ってるのを想像して、私も楽しくなっておりました(*^_^*)
マコトはすっかり気に入ったみたいで……布団を一生懸命引きずって自分も布団基地を作ろうとしているみたいですけれど、きっとソファにまでは行きつけていないだろうなぁ……ちっこいし。
> でも優しい兄貴分でよかったですよね^^寂しい時の対処法も教わったし、水の飲み方も・・・。
はい。もう完全に「ホウライ先輩」などと言って懐いておりますね(*^_^*)
マコトもこうしてねこさんのお友達を作っていくことになりそうです。
そうそう、水の飲み方! ついでに次回はかぷっとも教えてもらわなくちゃ。
でも、マンションで蛇口を舐めてたら、タケルに怒られそう^^;
> マコト、今度はどんな冒険するのかな。
> 本当にヤマトに乗って、宇宙の旅とか・・・?
そうかもしれません! う~ん、でも森雪は??
ちょっとだけ成長したマコトを、これからもよろしくお願いします(*^_^*)
彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/21 04:15 [edit]
ウゾさん、ありがとうございます(^^)
ウゾさん、ありがとうございます(^^)
ねこ同士、牽制し合いながらちょっとお互いを覗っている……そのシーンをもうちょっと長々書いてもいいなぁと思っていたのですが、それではお話が進まない!と気が付いて、ちょっと短めになっちゃいました。
マコトや宝来くんの性格からは、打ち解けるまで本当はもっとかかったんじゃないかと思うのですけれど、ただ、マコトの寂しさを理解できる家ねこの宝来くんが、気持ちを汲んでくれたのかも、と思ったりしています。
布団基地。宝来くんに教えてもらって、マコトはすっかりお気に入りです。
醤油ちゃんのウゾさんの半纏も、布団基地ですよね(*^_^*)
> 此の マコト君の何気ないシリーズ いいですね 春先の暖かい陽だまりの様です。
ありがとうございます(*^_^*)
あまりにも力を抜きすぎな気もしますが、時々骨休めに登場します。
またよろしくお願いします!
コメントありがとうございます(*^_^*)
彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/21 04:22 [edit]
かじぺたさん、ありがとうございます(^^)
わぁ~、かじぺたさん、ありがとうございます(*^_^*)
そうなんですよ。『吾輩は猫である』に始まって文学の素晴らしいスタイルのひとつ??
こちらはそんなにいいものじゃないけれど、一生懸命のねこさんの姿を書くのはとても楽しいです。
こんなこと考えてたらいいなぁ、と思って。
でも実は……餌のことしか考えてなかったりして^^;
かじぺたさんちの御実家の美男美女ねこさんたちは、なんかかっこいい事を考えていそうだけど(^^)
マコトはいつも一人でおるすばんなので、さびしんぼさん。
時々いじけているのですが、今回は新しいお友達ができて(先輩)良かった(*^_^*)
家ねこだけど、気持ちひとつで冒険の旅にも出かけることもできるし……
かじぺたさんに可愛がっていただいて?嬉しいです!
コメント、ありがとうございました(*^_^*)
彩洋→かじぺたさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/21 04:32 [edit]
ああ、そうでした
宝来さんのところも「大和」さん家でしたね。
そして、愛猫と、彩洋さんと趣味の合いそうな宝来ママさんと、かなり共通点が多いブログでした。でも、この共演は意外で思いつきもしませんでしたよ。この前文を見てはじめて「ああ、そうじゃない!」って新鮮に驚きました。
はじめての仲良し猫さんですよね。すっかり懐いて、秘密基地の真似がしたくなるマコト(真しか出なくなった! なぜ?)が、可愛いですね。
少しずつ逞しく成長していくマコトが微笑ましいです。
八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2014/02/21 05:12 [edit]
ひとつお伝えしたいことを忘れていました。
布団基地で「ふたり」が想像する時に…
「鼻をぺろっと舐める」というところが凄く好きです!
私の頭の中で「ぼくらの秘密基地」という作品は
すでにアニメーションになっています。(笑)
宝来ママ #zDv3fVm6 | URL | 2014/02/21 21:15 [edit]
夕さん、ありがとうございます(^^)
そうなんですね、なんという符号か、大和づくし??
以前に老犬が亡くなるお話を書いたときに、皆さんからマコトにもトモダチができたらいいのに、と言っていただいていたので、誰か友だちになってくれないかなぁと思っていたのです。
宝来くんだったらいいなぁと思っていたのですけれど、家ねこ同士だし、出会いの機会があるかしらと思ったけれど……よく考えたらタケルはギャラリーのオーナーだし、ねこ関係の展覧会とか企画してもいいんじゃないか、と。多分、マコトを飼っていなかったらやっていなかった企画でしょうけれど(^^) で、きっとママさんは来てくれるはず(*^_^*)
もうすぐトニーも登場すると思いますが(トニーはアニキ、宝来くんはセンパイ)、こちらはもうちょっと大人になってからのお話になりそうです。
まずは宝来くんから家ねこの流儀を伝授してもらうことにします(*^_^*)
不思議な共演、驚いていただいて、そして面白がっていただいてありがとうございます(*^_^*)
宝来くんの布団基地が羨ましくて、マコトが布団を一生懸命引きずっている姿を想像しては喜んでいます(*^_^*)
「マコト」と書き入れたかったら「真」になるし、「真」と書き入れたかったら「マコト」になるし、不思議ですね^^; PCに心が通じない??
彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2014/02/22 12:16 [edit]
宝来ママさん、ありがとうございます(^^)
わ~い、宝来ママさん、ありがとうございます!!
そうなんです。夢の世界に飛ぶときに、なにかまじないをして(アッコちゃんのテクマクマヤコン、とか)…と思っていたのですね~。鼻を舐める…時々猫がやっているけど、何してるんだろうと思っていたので、それを使ってみました(*^_^*)
気に入っていただいて、とてもとても嬉しいです(*^_^*)(*^_^*)
> 私の頭の中で「ぼくらの秘密基地」という作品は
> すでにアニメーションになっています。(笑)
わ~いい! 嬉しいお言葉です。
ほんとうだ、誰かアニメにしてくれないかしら??
彩洋→宝来ママさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/22 12:22 [edit]
こんばんは~。
今回はマコトに加えてホウライの登場ですか。
サキはこちらの方はよく知らないのでちょっと行って見てきましたよ。
う~ん、人間としては良かれと思ってやってるんでしょうけど、この状況は猫にとって不安以外の何物でも無いのでしょうね。
でも、ホウライの様子がとても微笑ましくて、それに秘密基地の様子など想像して楽しくなってしまいますね。
とても面倒見が良いんですねホウライ。
こういうことをしている間、猫は本当に夢中になってしまって人間の相手をしてくれない時もありますからね。
そういうとこ、また可愛いんですけど。
山西 サキ #- | URL | 2014/02/23 00:00 [edit]
私もなかなかタイムリーにコメントが残せずに申し訳ないです><
このイラストを初めて見た時
わぁぁ、たくさんの夢が詰まったイラストだなぁ♪
って、しばらく眺めてました^^
お話の中の2人もとっても可愛かったぁ♪
ako #- | URL | 2014/02/23 01:50 [edit]
サキさん、ありがとうございます(^^)
はい。以前に老犬が亡くなったお話を書いたときに、幾人かの方からマコトにも友達ができたらいいのに、と言っていただいておりましたので、このたびようやく宝来くんにお友達になっていただきました。
もちろん、私が結構脚色した宝来くんなので、少しイメージが違う面もあると思うのですけれど……
そうですね~。現実には家ねこ同士が仲良くなるかどうかは微妙という気がしますが、これはファンタジーなので、いいことにしましょう! うん!
ただ仔猫は結構順応性が高くて、そこそこ馴染みやすいみたいですし、マコトはタケルと離れる不安はあっても、それなりに成長して、一応他のねことの付き合いも覚えて、そろそろ自分でも頑張るってところがあってもいいのかなぁと思ったりしています(^^)
宝来くんは家ねこの先輩なので、マコトにいろんなことを教えてくれると思います(*^_^*)
頼りになる先輩ですね! 確か大和家に来て6年?ということでしたから……
> こういうことをしている間、猫は本当に夢中になってしまって人間の相手をしてくれない時もありますからね。
ほんとですね~。そのうち、タケルが迎えに来ても、帰りたくない~とだだこねたりして^^;
コメント、ありがとうございます!
彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/23 18:30 [edit]
akoさん、ありがとうございます(^^)
わぁ、akoさん、ありがとうございます(^^)
コメントは気になさらず……akoさんがお元気なのが一番ですから!
そうそう、宝来文庫さんのところの記事にあったこのポスターが頭に残っていたのです。で、このお話の構想が頭に出来上がった時に、二匹が並んでポスターを見ている、というのがすぐに浮かんで(^^)
後ろ姿なのがポイントですね(^^)
でも、私のイラストが下手過ぎて、ごめんなさい^^;^^;
> お話の中の2人もとっても可愛かったぁ♪
ありがとうございます(*^_^*)
2人(2匹?)がこれからも時々共演しそうなので、また応援してやってくださいませ(*^_^*)
コメント、ありがとうございます(*^_^*)
彩洋→akoさん #nLQskDKw | URL | 2014/02/23 19:06 [edit]
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