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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【掌編・桜(2)】桜の恋人(後篇) 

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ユズキさんの描かれた桜のイラストから起こした掌編その2『桜の恋人』後篇です。

昨夜、最後のチェックの途中で寝落ちしてしまい^^; 朝起きて読んでみたら、あちこち気に入らず、ちょっと手直ししました。あぁ、仕事の原稿がぁ~~~(T_T)
でも、書きおえてみると、自分でうるうるしちゃいました^^;
いや、感極まったのではなく、疲れたからかも^^;^^;

前置きはさておき、『続きを読む』からどうぞ(*^_^*)





優人は張り切った。自分の中の何かが認められていることを感じていた。
実際に、優人と信也に挟まれたチームは、最大限の伸び代を見せた。二年生の終わりには全国大会の出場を勝ち取り、二十四校中五位という成績を残した。
春休みには卒業生の歓送会を兼ねて、ボート部恒例の部内学年対抗レースがある。
三年生にとっては残していく後輩たちに贈る言葉のようなものであり、一年生にとっては去っていく先輩に自分たちの成長を見せるチャンス、そして二年生にとっては自分たちが引っ張っていく時代を示すレースだ。

そのレースを前にして、二年生で最強と言われる優人たちのチームのコックスが、突然部活を辞めることになった。
優人と信也はせめてレースが終わるまでは残って欲しいと説得に行ったが、俯いた顔は、彼の力ではどうしようもないことだと告げていた。父親の仕事の都合で、千葉へ引っ越すことになったのだという。
「参ったなぁ。俺らのコックスはあいつしか考えられないし、借りるにしても具合の悪いことに割り切れちゃってるんだよなぁ」
そうぼやいた信也の目が、突然ぱっと明るくなった。
「そうだ、柴崎さんに頼もう!」
え? と優人が顔を上げた時には信也は飛び出していっていた。

清花は二つ返事だったという。
それから一か月。
ストロークである優人の前にはいつも清花がいた。まだ春の陽射しは薄く、湖面が凍るような日もあったが、清花が前に座っていると、そこだけは風が避けて通っているような気がした。岸辺の桜も咲かないうちから、優人にとっての春が目の前にあった。
いつもふわふわと風に舞っていた清花の髪は、コックスの定位置ではきちんと纏め上げられていたが、ほんの少し零れた後れ毛が湖面の光を照り返して、金に溶けた。

いつも部員たちのボートを見つめ、一人一人の動きを確認し、記録を取っていた清花の指示は明確だった。水の上でなくても彼女の目配りや気配りは、部の誰もが眩しい思いで見つめていた。
だからこそ、突然の代役であっても、清花にはぶれるところがなかったし、誰もが彼女を信頼した。
優人はただ清花の目を見つめていれば良かった。
真っ直ぐに彼女を見つめ、オールで水を切った。オールはあらゆる抵抗の隙間を縫うようにボートを走らせる。
背中に感じるクルーたちの息遣い、無限の時間と空間を漕ぎ抜ける身体中の細胞がざわめく気配、そして風の色を変える清花の声。

声など聞こえなくても、優人には感じることができた。
いつか清花をボートに乗せると約束した言葉は、今現実になっている。清花の目はフィニッシュラインと優人を見つめている。
そう信じることができた。
このレースが終わったら、今度こそ清花ちゃんに謝ろう。いや、もう清花ちゃんとは呼べない。
清花さん。
謝って、それから……

そして春休み、桜の花びらが舞う中、学年対抗レースの当日。
学校内でのレースだというのに、優人は遠足前の子どものように眠れずに朝を迎えた。信也がにやにやしているのは気が付いていたが、構っていられなかった。
このレースに勝つのは、毎年、二年生だ。しかも優人のチームは来年の全国大会で入賞を期待されている。勝利は確信していた。
だが、ただ勝つつもりはない。文字通りぶっちぎりで勝つ。
そんなふうに心の中で強く思う。思うけれど、また、自意識過剰の癖に自分を信じきれない弱虫の「優人くん」が顔を出しそうになる。

「頑張ろうね」
珍しく、清花の声にも少しだけ不安の色が見えた。顔が心なしか白い。
「柴崎さん?」
「ちょっと緊張してるかも……」
そう言ってから、清花は何かを振り切るように顔を上げた。
花びらが一枚、彼女の髪に止まった。

無意識のうちに優人は清花の髪に手を伸ばした。
清花が驚いたような顔をする。
ほら、と髪から摘み取った花びらを差し出すと、清花が優人の手から白い溶けない雪のような花を受け取って微笑んだ。
「大丈夫、きっといけるよ。どんな試練も、やっつけるのは難しいけれど、やられっ放しということはないんだから」
優人だけではなく、自分自身に言い聞かせるようにそう言って、彼女は自分で頷いた。

レースになると清花の顔からは緊張の色が消え去った。逆に優人は咽喉が引きつりそうになっていた。
レースへの緊張ではなく、多分他のことだ。でも、今はこのレースに集中しよう。
清花が優人の前に座る。清花が頷く。優人も頷き返した。

スタートの合図、一斉に動き出すオール。目一杯の力を振り絞るようにボートをトップスピードに上げる。艇尾からバウである信也の声。光の中に溶けてしまいそうな清花の髪。風は目一杯の抵抗を見せる。オールは水を切る。

動き始めた途端、優人の心から不安が消えた。
練習が苦しい時にも、清花が見ていると思えば力が入った。なかなか記録が伸びない時も、上手くいかないことも、仲間と一緒に乗り越えてきた。
いつも言い出せない気持ちは空回りだったけれど、いつも百パーセントの力を出してきた。
月並みだけど、練習は裏切らない。そう信じるものがこの腕にある。

背中から感じる他の三人の漲る力。ラストスパートのために力を残す必要などなかった。清花も的確にクルーたちのコンディションを読んでいた。今日はいける。指示はただひたすらゴールを目指せ、だった。
完全な無酸素状態。もしも今、呼吸が止まっても平気だった。
清花もまた呼吸を忘れるほどに、四人のクルーと同化していた。

信じてるよ。
清花の唇が動いたような気がした。

その時、不意に、風の音も声援も水の音も、そしてオールの重みも、何もかもが消え去った。
それは初めての経験だった。
目一杯漕いでスピードを出しているはずなのに、極限まで行くと、不意に止まっているように感じる瞬間がくるんだ。
そう、先輩から聞かされたとおりだった。
特別な物理の数式の中に放り込まれたように、エネルギーも抵抗もゼロになっている。
その中で、八本のオールは完全に一つの生き物のように強調していた。
清花の顔が光の中に溶けている。

我に返った瞬間、風が歓声のように耳のすぐ近くを通り抜けていった。

やった、という清花の声。それから、よし、という信也の声が聞こえた。
イージーオール。
あいつは本当に元気だな、と思った。振り返ると、力を出し切った中二人のクルーはぶっ倒れそうになっていたが、信也だけは両手を空に突き上げていた。
清花が手を叩いてくれている気配は感じたが、何故か顔を上げることができなかった。

岸にボートを寄せる時、初めて清花の顔を見た。
その時、優人が目にしたのは清花の横顔だった。清花は岸辺に立つ誰かを見つめている。
湖面から照り返す光のせいなのか、清花の頬は白く、まるで消えていきそうに見えた。
その横顔の清花の視線の先にいたのは、上条だった。

清花と付き合っていた元キャプテンだ。関東にあるボートの強豪大学に進み、一年生から全日本大学選手権に出場を許されたと聞いている。
一瞬にして、優人の手から色々なものが零れていった。
疲れ果てた腕に、オールが異様に重く感じる。
ありがとうと言いながら、清花がクルー一人一人と握手をかわした後、彼らを残して上条のところへ歩いていく後姿を、優人はただ見送っていた。

清花にとって、優人は後輩の一人に過ぎないのだ。
まだ清花の温度が残っている自分の手を、ぼんやりと見つめる。その掌の上に、桜の花びらが舞い落ち、一瞬だけ留まり、また風に浚われていった。
「あらあら、優人ちゃん、告白する前から振られましたか」
「うるせぇ」
優人は、肩に載せられた信也の手を振り切った。

清花はゆっくりと歩いている。優人から遠く離れた場所へ、本当に小さな歩幅で進んでいるように見える。
上条は悠然と待っている。小さな清花の影は上条の前で立ち止まった。
清花がとても頼りない、小さな女の子に見えた。
距離が離れていくごとに、優人ちゃんは私が守ると言っていた、逞しいけれど、本当は強がりで根の優しい女の子に戻って行くようだった。
すっと上条の手が清花へ伸びる。立ち止まった清花が、一瞬、上条に小さな身体を預けたように見えた。

清花は卒業したのだ。突然、当たり前のことを思い出した。
春からは大学生になるはずだった。どこの大学を受験したのか、あるいは推薦などで決まっていたのか、何も聞いていなかった。この一か月、清花は優人たちの練習に付き合ってくれていた。受験だから困るとも言わなかった。
今でもやはり優人は清花のことを何も知らない。
清花は優人に自分のことは何も話さなかった。
もしかすると、上条を追いかけて関東へ行ってしまうのかもしれない。
優人は夕陽に黄金に照りかえる湖と、その中で何かを確かめ合うように寄り添う二人の影に背を向けた。

だが、四月が来て、桜が散った後で優人の耳に届いたニュースは、全く予想外のものだった。
大学に進学したと思っていた清花は、京都の病院に入院していた。
小学生の終わりに発症した骨髄性白血病は、二年間と少しの治療で寛解に至っていたのだという。
寛解の状態で五年が過ぎれば、再発率はかなり低いというが、病気が再発したのはその節目でもある五年目だった。
クラブ内ではお見舞いに行こうという話が出たが、入院先を知っているはずのコーチに止められた。家族からの希望で今はそっとしておいて欲しいということのようだった。

清花の顔色があまり良くなかったのは、光の加減ではなかったのだ。
光を湛えた湖があまりにも綺麗で、彼女の病気も不安も覆い隠してしまっていた。
清花はいつも優人たちクルーをじっと見つめていてくれたのに、優人は彼女の何も見ていなかったのだ。

どんな試練も、やっつけるのは難しいけれど、やられっ放しということはないんだよ。
あれは病気のことだったのかもしれない。彼女の不安や孤独に対して、優人はなにひとつ、手を差し伸べてやれなかった。
もしも親しい間柄なら、見舞いに行くことも許されたかもしれない。
彼女を傍で励ますこともできたかもしれない。
だが、優人は、一方的に彼女に想いを寄せている、ただのクラブの後輩だった。
それだけではない。

清花ちゃんなんか死んじゃえ。
あの幼くて残酷な自分が放った言葉が、今も呪いのように清花に貼りついている。
そして清花は、あの時死んじゃえと言った優人を、今でも許していないに違いない。
ネットで調べると、再発した白血病の生存率は優人にとっては絶望的な数字に見えた。
その数字と、清花への残酷な言葉が、自分と清花の間に厚い壁を立てていて、彼女の姿は見えなくなってしまった。

優人はますますボートにのめり込んだ。信也と共に、鍛えたチームと共に、三年生で出場した全ての大会で、入賞に手が届くところまでになった。
大学受験は一度失敗したが、二年目には信也と一緒に、ボート部のある関西の強豪大学に合格し、大学生活の半分以上をボートに費やした。気がついた時には、優人自身も、優人たちのチームも、入賞の常連になっていた。
ボートを続けるために滋賀に本社のある企業に就職し、腐れ縁となった信也と共に企業の選手となった。

大学生の時も、就職してからも、合コンに熱心な信也に付き合って、女の子と知り合う機会は多かった。
だが、誰と付き合っても長続きはしなかった。交際がスタートするときはいつもそれなりに真剣だったが、ボートと比べると優先順位は低くなり、自然消滅していた。

一度だけ、大学生の時に清花の噂を聞いた。大会で鉢合わせた上条先輩からだった。
再び寛解に導入でき、バンクからドナーが見つかって骨髄移植を受けることになったらしいという。退院したら保育士になる勉強をしたいと言っていたともいう。
今でも付き合っているんですか、と聞く勇気はなかった。
「でもなぁ、移植してもまた再発の可能性はあるわけだから……」
だから何なのだとは聞けなかった。
猛然とした気持ちは闘志になり、その年、優人と信也のチームは初めて上条の大学を越えた。

就職して三年目に信也が合コンで知り合った女の子と結婚した。いわゆる、できちゃった婚だ。信也はしきりに騙された、と言っていたが、二人は喧嘩をしていても仲が良さそうだった。
合コン参加資格を失った信也は、「嫁さんの友だち」を何度か紹介しようとしてきたが、優人は断った。信也の信用を無くすのは申し訳ないと思ったからだ。信也夫婦を見ていて羨ましいと思うことはあったが、自分には結婚する資格がないのだと思っていた。

時々ネットを開いて、骨髄性白血病の生存率、再発率、骨髄移植の成功率などを片っ端から確認した。どの数字も優人を安心させてくれるものではなかった。
あれから五年以上が経っている。
もしかしたら清花はもうこの世にはいないのかもしれない。それを確かめる手段が優人の手近にはなく、あったとしても確かめることが怖かった。

あの時、一緒に琵琶湖の風の中を駆け抜けた清花の視線、匂い、そして動いた唇。
信じてるよ。
ボートの上にいる時だけは、優人は孤独ではなかった。

春は幾度も巡ってきた。琵琶湖を見下ろす公園の前は通るものの、夫婦桜と呼ばれる二本の桜の下に行くことはなかった。
春になって水が温むと、シーズンが始まる気配に心が浮き立つ。
信也とはダブルスカルでここ何年も幾つもの大会で三位内入賞を果たしてきたものの、優勝だけが何故か遠かった。だが今年こそは、と二人とも力が入っている。
全日本ではエイトのチームとしても、今年は優勝候補と言われている。
「フォアの構成だけど」
優人が話しかけると、椅子に斜めに座っていた信也がテーブルに身を乗り出してきた。
「なぁ、祇園に飲みに行かない?」

また始まった、と優人は思う。このところ、信也がしきりに京都に飲みに行こうと誘ってくるようになった。
「こんなむさ苦しい部室で話しても、いい案が浮かばないだろ」
「そうでもないけど」
宴会部長を自任する信也は、先輩後輩、あるいは社内外問わず、多くの飲み仲間を持っていた。そんな中で馴染みの店でもできたのだろう。
だが優人にとって、京都という名前には不安が付きまとった。

「最近お前、ますます頑なじゃね? 身持ちが固すぎるのもちょっとどうよ」
「お前こそ、子持ちになったのに柔らかすぎないか?」
「社会順応能力が高いのよ」
そう言って、ふうと信也は息を吐く。しばらく考えてから、一枚の名刺を差し出してきた。
祇園の店のカードのようだった。

その場では断ったものの、意味深な信也の態度に、何となく胸騒ぎがして落ち着かなかった。信也に押し付けられたカードを何度も見つめ、三月の終わり、結局優人はひとりで祇園に出かけた。
京都の小路は、大通りから一本入るとややこしくて迷う。何度も同じ道を行き来して、ようやくそれらしいビルを見つけた時、優人は思わず身を隠した。
知っている人の顔が見えたのだ。

上条先輩。
ビルの味気ないエレベーターから降りてきて、今、通りに出たところだった。コートのポケットに手を入れ、ふと空を見上げている。
その後ろに、いかにもホステスといった衣装の女性が付いてきている。桜色のロングドレス、結い上げた髪、白い頬、綺麗だが似合わない化粧。
客を見送りに来たという風情の女性を見ても、しばらく優人にはそれが誰だかわからなかった。
その時、上条がすっと彼女を抱き寄せようとしたように見えたが、彼女はするりと身をかわした。
その二人の影が重なった瞬間、優人ははっとした。

優人は信也を問いつめた。信也は頭を掻きながら、部室の不安定なパイプ椅子に座り、落ちつけよ、と言った。
「上条先輩に連れてってもらったんだよ」
「上条さん、結婚しただろ」
「結婚してるからって馴染みのホステスに会いに行って悪いって法はないで。別に付き合ってるわけでもないみたいだしさ」
信也はふぅと息を吐いた。

「上条さん、柴崎さんに振られたんやってさ。卒業の時、向こうの大学で待ってるって言った時も、あの部内対抗試合の時も、その後柴崎さんの治療が一段落した時も。お前がどう思ってるのか知らないけど、あの人、ボート馬鹿だけど、ええ人やぞ。それなのに、なんで振られたんやと思う?」
知るか、と優人は思った。
「どうしてさや……いや、柴崎さんがあんなところで」
「治療費、けっこうしんどかったんだと思う。あんまり身の上話はしたくないみたいだったけど。病気って、そのものもしんどいのに、家族の誰かが病気になるってことは、経済的にもかなり追い込まれるものなんやなぁ」
信也はもっと何かを聞いたのかもしれないが、それ以上は言わなかった。

「……柴崎さんと話したんか?」
「何回か行ったからな。そりゃぼちぼちと」
「その、病気のほうは……」
「カンカイ、っていうの? 今は検査には行くけど、何とか落ち着いているんやってさ」
再発から五年以上経っている。もちろん、もう二度と再発しないわけではない。次に再発したら今度こそ助かる見込みは低いだろう。

それでも、彼女は懸命に生きて、闘っている。
どんな試練も、やっつけるのは難しいけれど、やられっ放しということはないんだから。
清花の言葉が耳にまだ残っている。
「あのさ、俺が言いたかったんは……」
信也はそう言いながら、リボンをかけた細長い箱を優人の方へ滑らせた。

促されて箱を開けてみると、淡いピンク色のネクタイだった。
「加奈子が選んだんや。お前、葬式用と営業用のネクタイしか持ってないやろ。告白するときは、気持ちが一番やけど、格好も大事なんやからさ」
一度言葉を切った信也は、立ち上がりながら言った。
「柴崎さん、今もずっと、ひとりやで」

迷いが吹っ切れるわけではなかった。頭の中の半分は、初夏の大会のフォアの編成のこと、その後秋の日本選手権のエイトのことでいっぱいだった。
優人は、個人よりも団体競技の方が好きだった。それも人数が多い方がずっと頑張れるような気がした。チームの一体感、それは些細なことで崩れることもあるが、一方で達成感は、エイトなら九倍にもなった。
九人でひとつの船だ。一人が欠けても成立しない。
高校時代、マネージャーとして、その一人一人を見つめていた清花の目。
あるいはただ一人を見つめていたかもしれない彼女の目。
優人は、いつもコックスの位置に、彼女が座っているように感じていた。そう感じながら、水の上を走ってきた。彼女を見失った今でも。

そして、今年も桜が咲いた。それは自然の摂理だ。何があろうとも、花は時が来れば力の限りを尽くして咲こうとする。
その日は西日本の企業チームが集まる練習試合だった。
早めに家を出た優人は、いつものようにあの琵琶湖を見下ろす公園の前を通りかかり、ふと中を見た。
いつもと光景が違う。
その違和感に足が自然と中に向かっていた。

「どうしたんですか?」
「腐って倒れたんや」
市の職員らしき年配の男性が、幾人かの若い職員を指揮している。
彼らは、倒れかけた木を切り、軽トラックの荷台に片付けていた。
「何とか今年の花が終わるまではと思っとったけど、子どもらが遊ぶから危ないて、切ることにしたんや。だいぶ歳を取っとったからなぁ」
名残惜しそうに男は荷台に乗った木の幹を撫でた。

それはあの夫婦桜の一本だった。公園の中に入ることはなかったので、桜の木が一本、弱っていたなど知ることもなかった。
こうして見ると、荷台に乗せられた老木は、半分朽ちた幹といい、すっかり乏しくなった枝といい、悲しいほどに小さく見えた。
残されるもう一本の木はどう感じているのだろうと見上げてみるが、明日には満開になろうという桜は、倒れた木のことなど構わずに、ただ誇らしげに空と湖を背景に、光を受けて真っ白に輝いている。

それでも、倒れた木も、最後まで戦い抜いたのだ。
そしてまた、残された木も、闘っているのだ。
優人は戦い終えた老木の幹にそっと触れた。
荷台に載せられた桜の木には、まだ花のついた枝が残っている。

「それは?」
職員の手には水を入れた紙コップがある。そこに幾つかの小さな枝が入っていた。
「あぁ、去年伸びた枝や。この桜、なかなかいい木やったからなぁ、挿し木をしてやろうと思ってるんや」
「また育つんですか?」
「上手くいったらな」
「それって誰にでもできますか?」
「兄さんもやってみるか」

年配の職員は、車の中から紙と鉛筆を持って来て、丁寧に挿し木の仕方を書いてくれた。それから優人に紙コップに入った枝を数本分けてくれる。さらに自分の名刺を出して来て、分からなかったら連絡を、とまで言ってくれた。
倒れた木も、それで終わりじゃない。
精一杯生きた最後の年の枝が、次の世代を生み出していくことがある。
一旦小さな枝を家に持ち帰り、優人は急いで着替えた。
スーツに着替え、信也から贈られたピンクのネクタイを結ぶ。
……今日、レースが終わったら。

もう一度公園の前を通りかかった時、中を覗き込むと、すでに切り倒した木の片付けは大方済んでいた。
遥か霞んだ空を背景に、残されたもう一本の桜が風に微かに揺れた。
琵琶湖から吹く風が、満開の花を揺する。まだ若い花びらが数枚、優人の前を行き過ぎた。

もしかして八十年生きたとしても、桜の花を見れるのは一生にたったの八十回なんだよね。八十年って長いけれど、八十回って思ったら短い。十回でも二十回でも八十回でも、そんなに変わらない。本当に僅かの回数だよね。

だからこそ、その一回一回が尊い。
もしかしたら、清花の病気はまた彼女に襲い掛かってくるかもしれない。次の桜が最後の一回になるかもしれない恐怖と闘いながら、彼女はこれまで一人でそれをやっつけてきたのだ。
清花ちゃんなんか死んじゃえ。
もしもその言葉で清花に呪いをかけたのが優人なら、その呪いを解くことができるのは優人しかいない。

「あの」
軽トラックに乗りかけた職員に話しかける。
「その枝、一本、頂けませんか?」
優人は、まだ見事な花を咲かせながらトラックの荷台に放り込まれている枝を指差した。
「えぇけど……なんか思い入れでもあるんか?」
「はい」
「生け花に使うにもあんまりええ枝振りと違うし、すぐ散ってしまうで」
そう言いながらも嫌な顔もせず、年配の職員は大きな枝切り鋏を取り上げて、一番花の多い枝を選んで切ってくれた。

「兄ちゃん、プロポーズか?」
その様子を見ていた別の職員が声を掛ける。着替えてきた優人の格好に何か感じたのだろう。
「あほか、桜なんて、散るような花でプロポーズするアホがおるか。プロポーズなら真っ赤な薔薇の花束やろ。な、兄さん」
「いえ。僕にはこの花が必要なんです」

そう、清花にはきっと分かる。この花にどんな意味があるのか。優人の想いがどれほどなのか。
言葉は呪だ。でも、その言葉があったから、優人の想いは清花から離れることはなかった。いや、本当はそれはただの照れ隠しだ。
その言葉がなくても、きっと優人はここにたどり着いた。スタートを切ったボートが、ただ一筋にフィニッシュラインを目指すように。

一瞬、職員の目が丸くなったような気がしたが、優人のために切った桜の枝振りを確認しながら、こいつはいい、と呟いて渡してくれた。
それは、ほとんど白と言ってもいい淡いピンクの花を丸くつけていて、まるで花嫁が持つブーケのようだった。
職員の男性は、ぽんぽんと優人の腕を叩いた。
「ま、気張りや。おや、兄さん、いい腕しとるなぁ。なんかスポーツやってるんか」
優人はふと琵琶湖の方を見た。
「ボートを」
「ほんまか。俺もボートは好きやで」
「親父さんは競艇の方やろ。この兄さんは別のボートや、なぁ」
優人は微笑んで頷いた。
風が耳元を掠める。走り去る軽トラックから、倒れた木を惜しみ蘇らそうとする職員の声が飛んでくる。

「頑張れ!」




……岸からは応援の声が飛んでくる。
だが優人たちにはもう何も聞こえない。目の前のコックスも何も言わない。
静かに時が止まっている。止まりながら猛スピードで動いている。
あと百メートル。
腕はもう意識を離れている。呼吸はまるきり止まっている。
八本のオールはキャッチもフェザーも一切の乱れなく水を切る。
あと五十メートル。
先頭を行く艇を抜いた。
風が背中から強く吹き付けていた。
向かい風でも現実の風でもない。
それは優人の後ろにいる七人の仲間の想いだった。
常にこの瞬間を求めて、ともに駆けてきた仲間たち皆の明日への希望だった。
想いは重なり、そして、優人たちのボートは今、先頭を切ってフィニッシュラインを越えた。




西陽のあたる小さな部屋で、清花はそっとスクラップブックを閉じた。
それを見れば、何でも耐えることができた。
病気も、この現実も、全て、やっつけることは難しいけれど、やられっ放しにはならない。
今日もまた長い一日が始まる。
清花は出勤のための少し派手めの服に着替え、化粧台の前に座り、似合わない濃い口紅を引いた。
そして鏡の前で自分の姿を確かめ、一息つき、それから出かける前にもう一度スクラップブックを開く。

全日本高等学校選手権 舵つきフォア 湖東高校 第3位……
全日本大学選手権 男子エイト 京滋大学 準優勝……
全日本大学選手権 ダブルスカル 近藤優人・宝田信也 準優勝……
全日本選手権 ダブルスカル 近藤優人・宝田信也、第3位……
全日本社会人選手権 男子エイト マルハ紡績滋賀 準優勝……
「理想のチーム作りを目指して」 インタビュー マルハ紡績滋賀 近藤優人
次大会優勝候補 マルハ紡績滋賀 宝田信也さん・近藤優人さんに聞く

いつか清花の髪に止まった花びらを優人が取ってくれた、その花びらがすっかり色も変わった今も、スクラップブックに貼りついている。

頑張れ、優人くん。頑張れ、私。
小さく声を掛けて、清花は部屋を出る。
四条通りを曲がり、一本上がった角の花屋に寄る。
薔薇、チューリップ、カーネーション、カンパニュラ、スイートピー、トルコキキョウといった定番に加えて、桜の枝も並んでいる。
すっかり日が落ちている。春にはなったが、まだコートを着ていても寒い。

桜を少し見つめてから、トルコキキョウとスイートピー、チューリップといった優しい花を選んだ。
「おはようございます」
ママに挨拶をし、花をいけ、店の掃除をし、開店の準備をする。
グラスの汚れを確認し、酒の残りを確認し、出勤してくるホステスたちと一緒に着替え始める。
小さな店だが、ちょっとした序列はある。清花は一番下なので、出勤も一番早い。
だが不満に思うことはない。

店は七時から開いているが、客で賑わうのは九時を回ってからだ。同伴出勤の者もいて店の中は不思議な静けさに包まれている。音楽もなく、会話もない。
「はよ誰か来はったらええのに」
ママはいつもぼやく。だが清花はこの、待つだけの時間が嫌いではなかった。
誰かが扉を開けて入ってくるのを期待して待つ。その先にある未来は、昨日まで私が思っていたよりもきっと素晴らしい、そう感じられる時間だ。

目を閉じる。微かな空調の振動。空調で揺れる花の匂い。
誰かが階段を上ってくる音が、床から身体に直接伝わってくる。
ドアを開ける音。
「まぁ、ようおいでやす」
ママの声。馴染みの客に対する声ではない。
会話が続かない。でも足音はカウンターの前に立つ清花へ近付いてくる。
微かに、懐かしい匂いがする。

目を開けた時、清花の目に飛び込んできたのは、ほの暗い店の中で真っ白に浮かび上がるひと枝の花だった。

「たとえ数回でも、あるいはもしかして十回、できるならあと五十回、春には清花ちゃんと一緒にこの桜が見たいんだ」
桜のブーケは直ぐに涙で曇って見えなくなった。
代わりに、今日までただオールを握りしめてきた人の力強い腕が、清花がただ一人ずっと見つめてきた優人の暖かい腕が、清花を抱き締めていた。


(『桜の恋人』完)



ここでもう一度どうぞ(*^_^*)

ほんと、泣けますね~

そう、ユズキさんが描かれたこの桜はブーケに見えたのです。
だから桜でプロポーズするシチュエーションをこしらえました(^^)
掌編で終わるはずが、そこそこ長くなっちゃいました。
実は、1作目の『さくら舞う』を書いている間に、このお話が浮かび上がり、桜と一緒にキラキラ光る湖が浮かび、そのまま『every little thing every precious thing』が頭の中に浮かび……
ほとんど筋は決まっていたのですが、ちょっとボートに嵌りすぎました^^;

そう言えば、恋愛小説なんて絶対書かないと思っていた私が……(遠くを見つめる(゜゜))
お楽しみいただけたなら幸いです。

改めまして、素敵な桜のイラストを使わせていただきましたユズキさん、ありがとうございました(*^_^*)
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Category: 桜の掌編集(恋愛)

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コメント


とっても……
とっても……素敵なお話しでした。
……感想が書けないほどです。
ありがとうございました。

ちなみにトルコキキョウはサキの思い出の花です。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2014/03/23 17:19 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

わ、さっそくありがとうございます。
最近アップしてから、読み返して、あちこち誤字脱字、変な表現に気が付くことが多くて、後から後から直しているのですけれど、こんなに早くに読んでくださって、感謝です。
しかも所々変なことに…すみません m(__)m

気に入ってくださって嬉しいです。
しまった、お涙ちょうだい系恋愛、って自分が読むのは最も苦手な分野なのに、またやってしまった、と自分ではおろおろ。書いているうちに、どんどん熱が入ってきて、あれこれ紆余曲折が……
でも、サキさんに読んでいただいて、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
トルコキキョウに何か素敵な思い出があるのですね。
綺麗な花ですよね。私も大好きです(*^_^*)

コメント、ありがとうございました!

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2014/03/23 18:41 [edit]


更新、お疲れさまでした。

とても素敵な恋愛小説でした。
サクラの淡いピンクの色が、琵琶湖の湖面に映える光とオールの水飛沫が、そしてとても優しくて強い女性と、まっすぐに一途に生きる男性が、とても眩い作品でした。
大海彩洋さんの恋愛小説って、結末がとても優しくて、明るい未来が見えていて、ほんとうに読後感がいいです。このお話も、難病と闘う女性という設定がサクラの花とともに描かれるという儚さを持ちながらも、咲き誇るサクラの持つ生命力を感じさせられるせいか、この二人は人生で八十回目のサクラを一緒に見ているんだろうな、と思わせられました。
はぁ、こんなお話を書きたいなぁ(遠い目)

またまた、とてもいいお話を読ませていただきました。ありがとうございました。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2014/03/23 22:12 [edit]


サキはずっとハラハラし通しでした。
だって清花が今にも死んでしまいそうなんですもの。
早く結末を知りたくて。でも、はやる気持ちを押さえつけ、確実に文字を拾っていきました。彩洋さんの事ですからそんなに無碍ない結末は無いだろうとは思いましたが、ひょっとして……なんて考えてしまって気が気ではありませんでした。
幼い頃の出会い、成長、そして決別、そして更なる後悔、そしてそして再会。
ボート部での展開はとてもワクワクさせられました。
彩洋さんはボート部に何か縁がお有りなんでしょうか?
そしてそれ以上に心臓病や白血病、治りにくい病の描写に、なんとなくリィアリティーを感じます。その描写に引き込まれ、一生懸命読んでしまいます。何とか上手く収まりますようにと祈りながら……。
こういう展開は反則だなぁ、と思いながらもサキはやっぱり引き込まれてしまいますよ。しかも桜に乗せて。
学年対抗レースの展開ではサキはホッとしていました。清花の姿の描写、素敵ですね。これで収まるところに収まるのかな……と、でも、え?上条?
上位を目指してがむしゃらに頑張る優人にサキは哀れみすら感じてしまいます。でもドンドンお話しは続いていく、これはひょっとして、と思い始めてようやくエンディング、桜のプロポーズ、思わずうるっとしちゃいました。(サキはこういう所は単純です)桜のブーケ、あり得ないですけど納得です。2人だけのブーケですね。よかったです。何十回も桜が見られるように祈っています。

ようやく感情が落ち着きましたので、感想を書かせていただきました。
二重のコメントになってしまいましたが、お許しください。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2014/03/23 22:18 [edit]


素敵でした♪

彩洋さん、こんばんは♪

怒涛の年度末ですね~(T_T)
多忙を極めていらっしゃるようですが、お体の調子は大丈夫ですか?当方もわけのわからない人事異動やら引継ぎ業務やらに追われて、すっかり桜の頃であることさえ忘れてしまっておりました。

たまたま今夜、大学時代以来の友人から、
……「願わくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」と詠った坊さんの心にあった「花」は本当に桜花だったのだろうか?……
と問いかけるメールが来て、「桜花のような女性だったのかもしれないね」と返信し、「桜花のような女性」について思いを馳せていたところでした。直後こちらに来て「桜の恋人」を読ませていただいたのも、何かしらのご縁のような気がして殊のほか感慨深かったです。

私のイメージの中に芽生えた「桜花のような女性」は、まさしく清花そのものです。可憐に咲き誇っても、わずか一週間ほどでその花を散らしてしまう桜。美しく儚げな花の命の代名詞のような桜だけど、毎年春になる頃には必ず次の花を咲かせる生命力を有している。優しく美しく、そして芯の強さを秘めた女性。
『どんな試練も、やっつけるのは難しいけれど、やられっ放しということはないんだから。』
この言葉が、真のリアリティを持って心に響きます。何度でも咲き返そうとする彼女の生き様には本当に心が打たれました。

対して、花を自分が散らしてしまうかもしれないと、怯えた子どもの心を有しながらも、一途にその花を求めずにはいられなかった優人の直向きさはとても感動的でした。

物語の背景をなす琵琶湖周辺の描写や、ボートレースの息詰まる展開も実に見事で、深みのある素晴らしい恋愛物語を読ませてもらったと、読後は爽やかな余韻に浸ることができました。
こんなお話が書ける彩洋さんは本当に素晴らしい作家さんですよ。お世辞などではなく、心からそう思うのです。

本当に、本当に、素晴らしいお話でした。
こんなにも素晴らしい物語を描いて下さり、読ませて下さったことに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました(*^_^*)

三宅千鶴 #- | URL | 2014/03/23 23:56 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

素敵と言っていただけて、とても嬉しいです(T_T)
1作目の『さくら舞う』に合わせて、短くする予定だったのですが、あれこれ設定を書き加えていったら、どんどん長くなり、挙句の果てに、よく知りもしないボートに嵌ってしまい……結構泥沼にはまっておりました。
結果的には、色々と普段の仕事とか生活の中で感じていることがそこかしこに出てしまったような気がします。
でも、「やられっ放しってことはない」と思いつつ、書いておりました。

恋愛小説、難しいですね。自己満足になるかどうかの瀬戸際で戦っている感じがしました。
『天の川で恋をして』を書いている時は、半分まで遊んでいましたので、そんなに苦痛ではなかったのですが、短めにもかかわらず、今回は悩み多き作品です。
病気を恋愛に絡めるのは卑怯だと思っているのに、何だか勝手にこんな話になってしまい、自分でも右往左往。ただ、ここで言いたかったのは、桜は儚いだけじゃないよ、ということなのでした。
花だけ見ていたら儚いように見えるかもしれないけれど、1年を通してみたら、結構図太く生きているのかも。
枯れても、挿し木で生き延びる、河津桜を見て思いました。結構図太い。
それを感じていただけて、とても感謝です。
主人公二人は出来過ぎですね^^;

そもそもブログを始めるまで、こんな恋愛ものは一切書いたことがなかったのです……何とか、合格点がもらえるものを書けていたんでしょうか。
TOM-Fさんにちょっと褒めていただいて、とても嬉しいです(*^_^*)
こちらこそ、読んでいただいて、そして素敵なコメントを頂いて、ありがとうございました(*^_^*)

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2014/03/24 00:42 [edit]


サキさん、ありがとうございます(*^_^*)

わぁ、サキさん、二度もありがとうございます!!
ハラハラさせてすみません。そこはちょっと意地悪をしてしまいました m(__)m
確かにこの展開は反則ですね^^;
そうなんですよ、恋愛に病気を絡めるのは反則なんです。自分でも、読むときはそう思うのですけれど、実はこのお話にはモデルというほどではないのですけれど、イメージに使わせていただいた女性がいるのです。
彼女はもう十年以上前に亡くなりましたが、今でも彼女の言葉は私の支えになっていて、まだ生きてそこにいてくれているような気がしています。もし私が男だったら、病気とかどうでもいいから彼女を選びたいと思ったくらいの人で、実際に私の同僚が同じことを思っていて、亡くなる数年前に結婚されたのです。
書き出す前は具体的に思い出していたわけではなかったのですが、書き終えてから、そうだ、ここに生きていてくれている、と思えました。だから、清花は絶対死なない、死んでもらうわけにはいかない、という設定にいつの間にかなっていたのかも。

そう、この女性は亡くなっているのかもしれないと思わせながら、実はしつこく負けずに頑張っている……その命の頑張りを書きたかったのです。そして、その彼女の頑張りを感じるから、優人は奮起できていた、ただ好きとか嫌いとかじゃなくて、命がつながっている感じ、子どもの時にひどいことを言ってしまったけれど、だからこそ、そんなもの踏みつけて、やっぱりこの人の命と共に生きていこうって思う感じ……そういうのが出ていたら、うれしいなぁと思いながら書きました。

でも、サキさんはいつも、私が思っている以上のことを感じてくださるので、本当にここで変な「実は…」話は必要ないんですよね。いつもありがとうございます(*^_^*)
恋愛小説と言いながら、結構、普段の想いをちょこちょことぶつけてしまったので、中途半端にしつこい話になってしまいました。
ボートは……実はまったく知りません。これ以上長い話にったらボロが出る……と思いながら必死でした。
全部想像です^^; あ、尻豆以外は……
大学の時に同じ実習の班だった人がボート部で、尻豆の話で盛り上がっていたことくらいしか覚えていなくて……^^;^^;
上条先輩は、嫌な奴じゃなくて、実はいい人だったんですねぇ……今思えば、なんか可哀そう^^;
がむしゃらに頑張るアスリートって、そうなんですよ、少し痛々しいんですね。でもだから、応援する方も力が入っちゃうのかも。
そして、桜のブーケ。ふと思いついたものの、私も「桜はないやろ」と自分で突っ込みを入れていました^^;
で、公園課のおっちゃんに代弁してもらいました。でも、この桜はしつこそうなので、散らないかもしれません^^;
読んでくださいまして、そして素敵なコメントを頂いて、本当にありがとうございます(*^_^*)

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2014/03/24 01:07 [edit]


千鶴さん、ありがとうございます(^^)

千鶴さん、こちらも読んでくださったのですね!
ありがとうございます。怒涛の年度末の中、本当に、ありがとうございます!!
そうなんですよ、本当にあれやこれや壮大なる計画を練る上層部がいて、もう本当に振り回されっ放しです。
毎日暴れています(T_T)
春休み、ただでさえ忙しいのに。うちの職場だけは年度末をずらしてほしい(T_T)
そんな中、千鶴さんのご友人さんはなんと風流なメールを下さるのですねぇ……
そんなメールを送ってこられるなんて、何だか素敵すぎます。そして千鶴さんの返答も素敵です。
なるほど、桜花のような女性……だったのかもしれないですね。

そして、千鶴さんが書かれていたことは、まさに私が書きたいことでした。
世の中では桜は儚いとか、死体が埋まっているとか、あれこれものの憐れみたいなイメージを桜に押し付けているけれど、本当にそうかしら?というのが出発点。
私の答えも、まさに千鶴さんが書かれていた通りです。花だけ見たらぱっと咲いてパッと散るように見えるけれど、それだって1週間ほどは咲いていて、それを言えば他の花だって結構短い期間しか咲かないものは多くて、一方で河津桜なんて、1本の木なら数週間は咲いているし……この木は花のない時期だって、たくましく生きているじゃありませんか!しかも枯木みたいになるのに、また必ずその季節になったら咲くなんて、なんと逞しい!……ってのがうちの庭の桜の木を見て思うことで……
私の頭の中のイメージの桜は、実は「逞しい」「転んでもただでは起きない」「必ず蘇る」って感じです。
それを形にしたら、こんな話になってしまいました。
ちょっとゴテゴテしすぎて、自分でもあっちこっちに振り回されながら書いたので、少しイメージが定まりにくいんじゃないかと思ったのですけれど、こうして千鶴さんがぴったりのイメージを持ってくださったのでほっとしました。
ありがとうございます。

桜の1話目の、地面から腕が……を書いている時に、キラキラの湖と桜の木、というイメージが頭の中でちらちらしていて、これは何だろうと思っていたら、このお話が出来上がっていました(^^)
私の話には珍しく、まるきり腹黒い人が出てこない、いい人尽くしのお話……あ、そうか、恋愛小説を書くとこうなるんですね。恋愛小説に出てくる腹黒い奴ほど憎たらしいものはありませんものね。
一方で、真シリーズ、腹黒い人がいっぱい^^;^^;^^; あれは恋愛小説じゃないから仕方ないか……

読んでいただいて、そして素敵なコメントいただいて、とても嬉しいです。
最近、皆さんのお話を拝読していて、う~ん、本当に商業小説よりずっとすごい、と思うことが多くて、千鶴さんのお話でも、ストーリーも散りばめられた言葉も、本当に文学的にも素晴らしくて、自分の語彙や表現の乏しさにがっくりすることが多かったので、ちょっと褒めてもらうと舞い上がってしまう大海なのでした。
こちらこそ、本当にありがとうございました(*^_^*)

彩洋→千鶴さん #nLQskDKw | URL | 2014/03/24 01:38 [edit]


淡いけど力強い・・・

私もあまり恋愛ものは読みませんし、書くことはほとんどないのですが、大海さんの恋の物語はとても色彩鮮やかで、ぐぐっと引き込まれます。
きっと病気で亡くなってしまう展開には、大海さんはもって行かないだろうと一方で安心しつつ読んでいました。(すみません、すぐに全体像を想像しながら読む癖が・・・。)
でもその効果で、細部を楽しみながら読むことができました。
ボートの試合の描写、呼吸が必要なくなる無の時間。勝負が決まる瞬間の描写はとても見事でした。
この競技をやったことがあるとか、無いとかは、もう大海さんには関係なくて、本当にその世界観を作り出してしまわれる。これが物書きの力だなあと、つくづく感じます。
経験、知識、それよりも大事なのは想像力と感性。
しみじみそう思い、そしてなんだかうれしくなりました。
この二人の、思いが合わさる瞬間もまたそうですね。
桜に想いを重ねる優人の気持ちが大部分を占めましたが、最後、清花に視点が行ったあたりから、がぜん色鮮やかになり、盛り上がり効果が秀逸。
この物語、演出もとても映像的で素晴らしかったです。
ユズキさんの桜の絵からすぐに発想を得、短時間で物語を生み出してしまう大海さんは、やっぱり作家なのだと感じました。
うーん、が、がんばろう><
私はやっぱり恋愛ものは書けないと思うのですが、大海さんのスタンス、とっても勉強になります。
いつもお忙しくて大変だとは思いますが、またどんどん、皆を唸らせる作品を書いていってくださいね。

lime #GCA3nAmE | URL | 2014/03/24 01:43 [edit]


聖奈さん、ありがとうございます(^^)

拍手コメ、鍵がなかったのでいいのかしら、と思いつつちょっと心配ですが……コメントありがとうございました!

掌編を書くのは本当に難しくて、ブログを始めてから、最初はBL作家さんたちがやっておられるSSの会に数度、参加させていただきました(出来上がった作品はあまりBLではありません^^;)。テーマがあって、お題があると、結構書けるんだなぁと思う反面、この長さで話を纏めるのは本当に大変、とつくづく思いました。それから何度かチャレンジしたものの、SSは本当に難しくて……まだまだ勉強中です。……多分、一生勉強中^^;
イラストなどは、見ていると不意に物語が浮かぶことがあるので、物語を書く有難いきっかけです。花や音楽をテーマに書いておられる方もいるので、それは一つのトレーニングになるなぁと思うのですけれど……う~ん、なかなか難しいですね。
聖奈さんのように、詩のように短い言葉の中に色んな物を詰め込めたらいいのですけれど……散文どころか雑文になってしまうことがしばしば……

「今日の日はさようなら」、私も見ました。実はこういう病気のお話は私も見るのが少し苦手です。極めて身近に辛い病気の人がいて、あれこれ思ってしまうからかもしれません。実は大野さんのファンなので、あのドラマを観たのですけれど……恋人とのこととか、結構シビアな面も織り込んでありましたね。
時々言われますが、病気は一つの個性、というほど生易しいものとは思えません。子どもの頃からの病気は、子どものときは子どものときで大変だけれど、大人になったらもっと試練が増える、と身近で病気と共に生きている人から言われました。
それでもやっぱり、やられっ放しじゃない、と信じています。しぶとく、しつこく、図太くあってほしいと祈りをこめて書いています。……なかなか上手く言えないのですけれど。
優人の色々な気持ちの一部は私の気持でもあり、この清花には亡くなった私の大事な友人のイメージが重なっています。
聖奈さんに読んでいただいて、そして優しいコメントいただいて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
私もコメントを書きに行こうと思いながら、ちょっと読み逃げになっておりました。また参りますね!

あ、8000を踏んでくださったのですね! 何か差し上げたいけれど~^^;
そ、そうなんです、もうすっかりキリ番リクエストをする元気がなくて……
末広がりの8888はやりたいと思っているのですけれど、まだ500のが終わってない(>_<)
が、頑張らねば……

彩洋→聖奈さん #nLQskDKw | URL | 2014/03/24 02:21 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

こんな夜中にありがとうございます!
仕事をしながらブログを覗くと……皆さん、なんと遅い時間まで、って私もですが。
寝落ち、よくするのですけれど、時々宵っ張りになることも……(T_T)
やることが多すぎて、何が何だかわからない状態になったりしています。

恋愛もの、本当に困りますよね。
何が困るって「恋愛」という縛りがひとつ、既に存在しているという、お題小説の面があって……
そうなんです、絶対生涯書くことはないと思っていたのに、ブログを始めてすでに2作目^^;
自分でもびっくりしていますが、こちらは掌編(にしては長いので短編?)なので、偉そうに数えるものでもないのかもしれませんけれど^^;
で、恋愛小説だけはバッドエンドはないやろ、というのが私の持論でして、そこをやはりlimeさんには見抜かれていましたね^^;^^;
そうそう、絶対死なない(*^_^*)(ちょっと冷や汗^^;)

ボートの件は、もうイメージが先走っちゃって、本当はどんなのか分からないのですが、ランナーズハイは何となく分かるのと、荒川静香さんが、競技人生で一度だけ無の世界に入ってものすごく気持ちよく滑ることができた演技があった、っておっしゃっておられたので、どんなスポーツにもそういうす~っと無に入る時間があったりするんだろうなぁ、と思って勝手に書いちゃいました。
ボート部の人に怒られそう^^;
尻豆しか合ってない、とか言われて^^;^^;
でもエイトのあのオールの動きは、見事ですよねぇ。単純な動きであんなに魅せられる画像はありません。
書きながら謎だったのは、1本のオールを1人で操作する競技と、2本を1人で操作する競技があるけど、選手ってどちらかに特化するのかしら、ということでした。スケートで言うと、シングルとペアくらい違うのかしら? でもわかんないので、するする~と誤魔化し^^; 
時々書きながら、分からない時は、Yahooとかの質問コーナーを利用したくなることが^^;
ま、二度と書かないので、いいか^^;(再び冷や汗)

そしてまたまた、突然、視点が変わるところも、苦肉の策を見抜かれてしまったんですね~^^;
これ、映画だったなら、桜の花を持って店に行くラストまで優人視点になるんですよね。で、タイトルロールが流れた後で、最後に清花の部屋が映って、西日のあたる部屋の小さいテーブルの上に、優人の記事の切り抜きとかネットからのプリントアウトでいっぱいのスクラップブックが映って、セピアになって……終わる、ってパターン。この「清花も優人のことをずっと思ってた」ってのをどうやって表すか、映像と文章ではこんなに違うというのか、文章って本当に難しい、と思いました。
だって、どうしても最後は優人のプロポーズ(告白)で終わりたかったので、そのあとに2人の会話があって「実は私もずっとあなたが好きだったのよ!」なんて間抜けなのはないよな~と^^;^^;
しかも、優人から見たら、清花と上条はラブラブ~に写っていたわけだし。
> 桜に想いを重ねる優人の気持ちが大部分を占めましたが、最後、清花に視点が行ったあたりから、がぜん色鮮やかになり、盛り上がり効果が秀逸。
> この物語、演出もとても映像的で素晴らしかったです。
←そう言っていただけて、良かったです(T_T) でもかなり、苦肉の策……

ユズキさんの桜のアップは、結構ば~ん、と来ましたね。素敵な絵でした。
季節もぴったりだったし、何より、桜にも色んな顔があるって感じの幾種類もの絵が良かったですよね。
ついつい、以前から温めていた、桜の木の前の地面から腕が……を書きたくなり^^;
ついつい、桜のブーケなんてとんでもないものを書きたくなり^^;
limeさんの絵も、いつもイメージを膨らませてくれます。そう言えば、いつもついつい勝手に妙な話を作ってしまっておりますものね(す、すみません^^;)
私の中では、絵から湧き出した物語の一番は『幻の猫』なのです。

limeさんのすごさは、イラストも、物語も、本当に縦横無尽(あれ、なんか変な言葉の使い方だな?)、思うままってことですよ! どちらもクオリティが高くて、本当にすごい。
思いつきで書くので、書き出してからぐちゃぐちゃになって、長くなって……ってのが私の悪い癖で、limeさんみたいに完璧なプロットを立てて書くべきだといつも思いながら……ぐちゃぐちゃ~~
(いえ、頭の中のプロットは完璧なんだけれど、すぐにぐちゃぐちゃに^^;)
掌編ならぐちゃぐちゃになる前に終わるから大丈夫だと思っていたけれど、やっぱりぐちゃぐちゃ~
もっと精進したいと思いました(T_T)
暖かいコメント、いつもありがとうございます!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/03/24 03:16 [edit]


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# |  | 2014/03/24 23:58 [edit]


涙が出ます

素敵な素敵な恋物語をありがとうございました(*´∀`*)

ラストはもう涙が止まらず、これ打ってる今も感涙状態です!
なんでこんなに泣けるんだろうって思うくらい、ちょっと泣いてます…

ポキポキ折られる桜と男の根性比べ(違)も切なくて、桜の木の下で膝を折る男の姿が強烈な印象だったお話も切なくて良かったですが、こちらの物語は清花の具合にハラハラしつつも、優人の心の成長と幼い頃からの懺悔と恋心に決着をつけた決心がとても印象深かったです。

大海さんの書かれる物語も、絵が浮かんでくる素敵な綴りで感動します(*´∀`*) ボート上の優人の心象シーンとか、色々な場面が頭の中で勝手なイラストになっていきました~。

ページを飾るアクセントに使ってね~て感じでフリーイラストにして出してみたら、こんなに感動の素敵な物語になって大事に使っていただけるとか、出して良かったな~って心底思いましたヽ(*´∀`)ノ

感動の物語をありがとうございました。今度は下心丸出しでなにかフリイラ描いてみようかなっとか思ってみたり…(・_・;)
あと、勝手ながらリンクを貼らせていただいちゃいました><!(事後報告)

ユズキ #mQop/nM. | URL | 2014/03/25 03:46 [edit]


鍵コメH様、ありがとうございます(^^)

わざわざありがとうございます!
春……眠いですよね! 分かります(^^)
それなのに、わざわざご挨拶くださり、ありがとうございます。
はい、本当に眠くなくてお暇なとき(なんてなかなかないと思いますが^^;)遊びに来てくださいませ(*^_^*)

彩洋→鍵コメH様 #nLQskDKw | URL | 2014/03/25 07:20 [edit]


ユズキさん、ありがとうございます(^^)

> 素敵な素敵な恋物語をありがとうございました(*´∀`*)
いえもう、全てユズキさんのイラストのお蔭です(*^_^*)
この花がブーケに見えたんですよね。桜のブーケなんてありえないものが頭に浮かび、大体そんな明日散りそうな花でプロポーズするシチュエーションはないよな~、どんな男やねん、と思いながら、ポキポキ折られる桜と男の根性比べ(笑)を書いている時、頭の隅になんかきらきら光る湖と桜の花が見え隠れしていて、男がついに根気負けした瞬間(笑)、別の新しい恋物語が生まれていました。
だから、このお話とあの根性比べ物語は、テイストは違うけれど対のお話なんです(^^)
多分、ホラーが嫌いなのに、ホラーっぽい話を書いてしまったので、反発で泣けるハッピーエンドを求めていたのかも……
(いや、あの根性比べも、見ようによってはハッピーエンド?? 男も女も恋を成就したという気がするから……)

つまりは、ユズキさんの描かれた色んな顔の桜が、脳に刺激を与えてくれたんですね。
(って、痴呆予防じゃないんだから^^;)

> ラストはもう涙が止まらず、これ打ってる今も感涙状態です!
> なんでこんなに泣けるんだろうって思うくらい、ちょっと泣いてます…
うぅ。ありがとうございます(T_T)
実は私も初めて読み返したとき、自分で書いておきながらちょっとうるうるしておりました。
でも、それは、「いい話だわ~」じゃなくて「やっと書けた~。ボートって知らんから、しんどかったよ~」でした^^;

> 大海さんの書かれる物語も、絵が浮かんでくる素敵な綴りで感動します(*´∀`*) ボート上の優人の心象シーンとか、色々な場面が頭の中で勝手なイラストになっていきました~。
わぁ、ありがとうございます(*^_^*)
イラストを描かれる方にそう言っていただけるのは、本当に嬉しいです。
実は後から、優人がどんな容姿かとか、全く書いてないなぁと気が付いたのですが、読んでくださる方が勝手に想像して、あるいは自分が優人の目になって下さったらその方がいいなあと思って、あえてそのままにしました。
そこそこ男前、と信じたい^^;

> 感動の物語をありがとうございました。今度は下心丸出しでなにかフリイラ描いてみようかなっとか思ってみたり…(・_・;)
←おぉ、これはぜひ、やってみてください。きっとみな、楽しませていただくことになると思います!!!

> あと、勝手ながらリンクを貼らせていただいちゃいました><!(事後報告)
わぁ、私もお願いしようと思っていたのです。
訪問者リストから探していたので、ちょっと面倒だ、と思っていて……
嬉しいです。わたしもさっそくリンクさせていただきました(*^_^*)

素敵な桜のイラスト、ありがとうございました。
そして暖かいコメントもありがとうございました(*^_^*)

彩洋→ユズキさん #nLQskDKw | URL | 2014/03/25 07:47 [edit]


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# |  | 2014/03/25 23:45 [edit]


鍵コメH様、ありがとうございます(^^)

そうなんですよね……庭の木々を見ていると、実はなかなかへそ曲がりなのが多くて、毎年ベストで咲いてくれるわけではなくて、花芽がとても少ない年があったりで、実際には80年生きても80回も見れないよなぁ、とか思ったりしています。まだ桜は律儀に綺麗に咲くので、むしろいいほうかもしれないです。
だから……桜は結構、図太い感じのイメージ^^;?
そうかぁ、Yさんとはそんなお話をされているのですねぇ。素敵なご夫婦、羨ましいです(*^_^*)

「言葉は呪」というのは、陰陽師からの受け売りです^^;
「呪」は悪い意味じゃなくて、その人や物の運命に関わること。
たとえば人の名前。
強い名前を付けることで、赤ん坊を悪霊から守ろうとした昔の人々の想いも、やはり呪なんですよね。
つまり、言霊ってことなのかなぁ?
そういう考えとか感じは、何だか日本人の中には当たりまえの様にありますよね。
この考え、好きなんです(^^)
そして、「どんな試練も、やっつけるのは難しいけれど、やられっ放しということはないんだから」……はい、思わず力が入ってしまって、繰り返しちゃいました^^; いえ、もう、日々自分に言い聞かせています(*^_^*)
しつこいかなぁと思いつつ……でも気に入って頂けて良かったぁ(*^_^*)
この二人は何だか一緒にいるとパワーアップしそうなカップルですよね、きっと二人で幸せに暮らしていくことと思います。多分、50年後も(*^_^*)
読んでくださって、そして素敵なコメントを下さってありがとうございます(*^_^*)

彩洋→鍵コメH様 #nLQskDKw | URL | 2014/03/26 00:24 [edit]


青春の恋バナ~ (大興奮)
まぶしいなあ。湖水のきらめきとともに、画面がまぶしいっす。

愛は無条件にそこにあるものだけれど、恋って育てていくものかもとか思いました。
けど、時には何年もかかるのよね。

二人が物理的には離れていた時間。
実は精神的にはお互いを気遣い、離れずにいようとしていたところ、泣けます~。

桜、実は何年も見ていない。写真でない生桜の話。
やばいなあ、何回も損しているような気になってきた・・・

けい #- | URL | 2014/04/02 11:39 [edit]


けいさん、再びありがとうございます(*^_^*)

わ~い、けいさん、引き続き、ありがとうございます(*^_^*)
ブログを始めなければ、絶対に書いていなかった恋愛もの。
自分でもまぶしいです!^^;
しかも青春。ほとんど忘れかけています^^;(いや、あったのか??)
でも、琵琶湖のキラキラは比較的身近だったので、ちょっとだけ青春の思い出とともに残っています。
先輩のバイクの後ろに乗せてもらった比叡山の山越え……(遠い目(゜-゜))

> 愛は無条件にそこにあるものだけれど、恋って育てていくものかもとか思いました。
> けど、時には何年もかかるのよね。
ありがとうございます(*^_^*)
書いている時はあまり意識していなかったのですが、きっと二人を強く結びつけていたものがあったんですよね。それはやっぱり「こころ」なのかも。それに、子どもの時にも強烈な思い出があり(しかも後悔も絡まり)、青春時代はもう思い切り青春して……こうなると離れられない呪縛みたいなものですよね。
清香の気持ちは途中書きませんでしたが、決して強い女の子だったわけでもないのに、子どもの頃から一つ年下の隣の坊やを一生懸命庇っていたわけで……(*^_^*)

いや~、でもですね、実は、この話、恥ずかしくって、後から読み返せません^^;

> 桜、実は何年も見ていない。写真でない生桜の話。
> やばいなあ、何回も損しているような気になってきた・・・
おぉ、桜の写真、夕方なのであまり綺麗ではありませんが、いっぱいアップしました。
今週末にはうちの枝垂れも満開かも。
生花じゃありませんが、気配だけでも、今年の桜、お楽しみくださいませ(*^_^*)
連発コメント、ありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2014/04/03 07:21 [edit]

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