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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【8888Hitリクエスト第1弾】半にゃライダー危機一髪! 宿敵の魔の肉球迫る! 

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末広がり・8888Hitのリクエスト、今週から1つずつ消化していきます。
まずは、【scribo ergo sum】の八少女夕さんからのリクエスト、「半にゃライダー危機一髪! 宿敵の魔の肉球迫る!」です。


八少女夕さんは、本当に精力的に物語やエッセイを書いておられる、尊敬するブログのお友達。
もう私がここで敢えてご紹介する必要はありませんね(*^_^*)
夕さんの企画・scriviamo ! がいかに大変か、よく分かります。
発想力の豊かさと柔軟性と、そしてウィット。書くということに対する情熱と、他の人の作品をきちんと読み昇華する力。どれが欠けてもできない企画と思いました。
たった3つ書くのにこんなに足掻いている自分が悲しい((+_+))

さて、リクエストくださったタイトル。
これをどう料理できるか。
これを普通に書くと、できの悪い15分番組くらいのシナリオにはなるんだろうけれど、内容があまりにも陳腐になりすぎる。
そこで苦肉の策としてこのようにさせていただきました。


テーマは、生存所属を異にするものの魂の流通共鳴(またか!)
ちょっと新鮮な「あの人」の一人称、お楽しみください(*^_^*)

リクエストを下さった夕さん、ありがとうございます!!



半にゃライダーとは……limeさんのイラストに物語を書いた際に湧いて出た謎のヒーロー?
「はんにゃ」と打ち込んだら「般若」より先に「半にゃ」に変換されるという話題から生まれました。
詳しくはこちらを→【般若の面】【秘すれば花】 
【秘すれば花】の前書きに登場していますが、実は中身は全くない。
ただの番組名として登場しただけでした。これを如何に料理するか……

基礎知識は全く不要です。
猫と人間の心の交流?
独立した短編でもありますので、ぜひお楽しみください(*^_^*)


<登場人(猫)物>
マコト:まだまだ半人前の茶トラ猫。最近のお気に入りはヒーロー番組『半にゃライダー』。
タケル(語り手):ちょっぴりSなマコトの飼い主。『半にゃライダー』を一緒に見てやる優しいところも。

   
【迷探偵マコトの事件簿】(11)
半にゃライダー危機一髪! 宿敵の魔の肉球迫る


[SCENE1] ねこも萌えるOEDO八百八町

ご飯、鰹節、昨日築地で貰った残り物の鯛の刺身。
それに大好物の、炊き込んだ筍。
ねこまんまを作る手を止めて、俺は背後の気配に振り返る。

日曜日の朝。
マコトは何時になくそわそわしている。
いつもより早く起きて、俺をねこキックで起こし、ねこまんまを強請る。
俺がねこまんまを作っている間に顔を洗って、それから足に纏わりつく。
俺が見下ろすと、絶妙のタイミングで、すっと離れる。
素直には甘えてこないのだ。

食べた後は毛づくろいと、おしっことうんち。
すっきりした顔で、テレビの前のソファに陣取る。
そう、日曜日の朝。『半にゃライラー』の時間だ。

『半にゃライダー』は謎の番組だ。
ターゲットとして3歳くらいの子どもを狙っているのか(それ以上の子ども相手にしては内容が稚拙すぎる)、あるいはモデルになったという某イケメン能楽者のファンを掴もうと言うのか、あるいはピュアさを失った大人に何かを訴えたいのか、本当によく分からない。

だが少なくとも、ここにねこのファンがいることは製作者も知らないだろう。
「ねこのファン」ってのは、俺の気のせいか?
最近、こいつとずっと一緒にいるから、ねこを擬人化して考える癖がついてしまったのか。

俺がまだ台所で片づけをしているうちに番組が始まった。
にゃあ、とリビングから俺を呼ぶ声がする。
……どうやら、一緒に見ろ、ということのようなのだ。
何で俺が一緒に見なきゃならんのだ。俺には他にいっぱいすることがある。

でもまぁ、日曜日の朝くらいは。
……俺は淹れたてのコーヒーを持ってリビングに行く。
マコトは俺を待っている……ような気がする。
俺が座ると、ちょっとだけ俺と距離を置いて座り直す。
ねこにすれば、正座もしくは気を付けの格好なのか、きっちりとお行儀よく座るのだ。

テレビを見るのにそんなにかしこまらなくてもいいと思うのだが、こいつはどうやら半にゃライダーに尊敬の意を表したいようなのだ。
半人前のヒーローに、半人前の自分を重ねているのかもしれない。

この間買い換えたデジタルのテレビは、どうも味わいがない。
アナログなら、たまに映りが悪くなった時に、ブラウン管の脇っ腹をどついてやるという楽しみがある。コツを掴んで、一発で映るように腕を磨いてきたというのに。

そんなことはともかく、妙にオーケストレーションの豪勢なオープニングテーマが終わって、今日のタイトルが画面の大写しになる。
『半にゃライダー危機一髪! 宿敵の魔の肉球迫る!』

かしこまっていたマコトは、このタイトル画面で、いつもくるくると回る。
謎の行動だ。興奮しているのかもしれない。

さて、『半にゃライダー』について、少し説明しなければならないだろう。
(何で俺が説明しなければならないんだ)
OEDOの町に住む半七という金魚屋に飼われているひ弱な仔猫・モモタロウが主人公だ。
(そもそもこのコンセプトがよく分からん)
OEDOには世界征服を企むジゴクの軍団がいる。
(たかが江戸の町で世界征服とは、また大きく出たものだ)
彼らは触蚊屋という見世物小屋を隠れ蓑にしていて、大目付など権力者と癒着しているらしい。
(何だって、そんなありきたりな設定なんだ? いや、何よりプロデューサーは誰だ!?)

モモタロウは普段、天秤棒と一緒に半七に担がれて、OEDOの町をうろうろしている。
(まさかとは思うが、バイクの代わりに天秤棒に乗っているから「ライダー」ってことはないよな?)
実は、身体の弱いモモタロウは苛められっこだ。
ある日、半七とはぐれた隙に、大八車に轢かれて死んでしまった。
(おい)

嘆き悲しむ半七の前に、妖術使いが現れて、モモタロウを怪人にする手術をすることによって生まれ変わらせてくれたのだ。
(なんでやねん!)
それでも、モモタロウ、つまり仔猫の格好をしている時のモモタロウはひ弱だ。
(ありがちな設定だ)

だが、ひとたび般若のお面をかぶると、ちょっとだけ強くなる。
(その時に、ねこのくせに決め台詞を言うんだ。どんな台詞かって? それは聞かないでくれ。……ってのか、誰だ、プロデューサーは!!)
まぁ、所詮ねこだから、強くなる程度は知れているのだ。だからモモタロウには逃げ足となる乗り物、つまり半七の天秤棒は貴重な戦力であり、半七はなくてはならない相棒だ。
(この辺りは、ちょっと泣かせるんだ……いや、感心している場合じゃない)


[SCENE2] 出逢い

実は、俺がちょっとじんとくる理由は、このモモタロウと半七の関係なのだ。
そもそもモモタロウは、まだ目も開くか開かないかの頃に親にはぐれ、悪ガキどもに苛められているところを半七が拾ったのだ。

そういうわけだから、モモタロウは人間が怖くて、始めは半七をも警戒していたのだが、少しずつ心を開いていったという過去がある。
そして、今や人間と猫を始めとする生きものたちのために、世界征服の野望を持つ強大な敵と闘うようにまで成長した。
(どちらかというと、先に三味線屋と闘った方がいいんじゃないのか?)

そのエピソードを見た時、俺は隣でマコトがちょっとびくっと震えたのを感じた。

実は、俺とマコトの出会いも同じだったのだ。
マコトは築地の近くで雨の中、中学生らしい不良どもに汚いドブに嵌められて、竹の棒でつつきまわされていた。
俺は不良どもを蹴散らし、ドブの中からどろどろの黒い塊を拾い上げた。
(言っとくが、相手が子どもだろうと、人道に反することをする奴に対して俺は容赦はしない)

始めはそれが何か分からなかったのだ。
何しろ真っ黒で、ドロドロで、必死で毛を逆立てて唸っているだけだった。
掴み上げた俺の手を蹴り、噛み、必死で逃れようとするのを、上着で包んでマンションに連れ帰った。

洗ってみて、茶色のトラねこだと分かった。
(山猫かと思った)
まだ仔猫だ。
それなのに、必死で俺に向かって唸り続けている。
傷に薬を塗ることもできない。ご飯も食べない。水も飲まない。
仔猫は直ぐに弱っていき、正直なところ、俺はもう諦めていた。

そして、ついにぐったりとしてしまい、もう唸ることもできなくなった仔猫に、俺はせめて名前を付けてやった。
天啓のように降ってきた名前は『マコト』。

名前を付けた途端、何が何でも助けてやらなければ、と思った。
俺はタオルで身体を包んでやって、スポイトで少しずつ水を与え、それから少し飲み込めたら、薄めたミルクを与えた。
1週間は無理矢理仕事を休んだ。

それから数週間。
マコトは、何とか身体の方は元気になってきたが、俺に対して心を開いたわけじゃなかった。
とにかく、唸る。噛む。逃げる。ミルクの中に足を突っ込み、部屋中を走り回る。
部屋は戦場のようだった。

俺は「無視する作戦」に出た。
ミルクと離乳食のようなねこまんまは置いておくが、一切構わなかった。
目も合わさない。
マコトは部屋のすみに陣取って、一日中唸っていた。

そんなある日。
俺は酒のつまみを用意していた。
ずいきの酢のもの、パリパリに揚げたエイヒレ、タコわさ。やはりこんな日は日本酒だ。
食器棚からコレクションのお猪口を取り出す。
その時。

……何となく視線を感じるのだ。
だが、振り返っても、誰もいない。
俺はまたツマミの用意に戻る。
また視線を感じて振り返る。……誰もいない。

俺は何となく楽しくなってきた。
懇意にしている福島の酒蔵から取り寄せた生酒を、酒専用の冷蔵庫から取り出す。
すっかり作業に専念しているふりをし続けて……不意打ちを狙って唐突に振り返った。

リビングとの境、ドアのすきまからそっと覗いていた小さな頭が、びくん、と動いた。

それが、始まりだった。
一歩ずつ、一歩ずつ、マコトと俺の距離は短くなっていった。
マコトはそーっと俺に近付く。
俺は気付かないふりをしてやる。

もうあと一歩のところで顔を上げて、目が合うと、マコトはびくん、として逃げていく。
普段はあまり気にならないが、苛められたときに足を悪くしていたのか、椅子から落ちたりすると、ちゃんと足で立てない。逃げていく時も、幾分か足を引きずるような時がある。後ろ足に少し力が入らないようだった。

触ろうとして手を伸ばすと身を翻し、あるいは噛みつく。
それでも、最初は加減なく噛みついていたのが、だんだん力が抜けていった。
今でもたまに唸っているが、俺もつかず離れずの距離感を楽しんでいる。

そんなわけだから、ちょっと半七とモモタロウの逸話には、俺としたことが、たまにうるっとしてしまうのだ。


[SCENE3] 半にゃライダー危機一髪!

このところ、ストーリーは盛り上がってきている。
半にゃライダーことモモタロウは、ついにジゴクの軍団のアジトが触蚊屋にあることを突き止めんとしていたのだ。
最終回に向けてラストスパートということだろう。

ちなみに、最近は番組の最後に『半にゃライダー2』の宣伝が流れる。
何と舞台はスイスに移る。どうやら山羊飼いのヨーゼフに飼われている半人前の仔猫・ペーターが主人公らしい。もしかしてと思うが、山羊に乗っているライダーなのか……

タイトルの後、例のごとく半七の担ぐ天秤棒の一方の桶に乗って、モモタロウがOEDOの町を走る。もう一方の桶には金魚が入っている。
若い娘や子供たちが触蚊屋の評判を聞きつけてやって来る。小屋の中では現代風に言うとマジック、つまり妖術のショウが行われているようだ。

マコトは何時も番組が始まると、姿勢を正して座っている。
俺との距離は50センチメートルくらい。微妙に離れている理由は知らない。

ショウはたけなわ。若い娘や子供たちは夢中になって見ている。
その時、舞台の上で妖術使いが突然タコに変身した。
(何でタコだけそんなにリアルなんだ)
始めは見世物だと思っていた観客は、タコの足が伸びて襲い掛かってきたとき、初めて異変に気が付いた。

見世物小屋の中に悲鳴が響く。もちろん、妖術で出口の扉は開かない。タコの足が伸びる。逃げそうな子どもの身体に巻きつき、「新鮮魂」とやらを吸い取る。
これはジゴクの軍団の世界征服のエネルギーにもなる。
そして「新鮮魂」を抜かれた人間は怪人の妖術師の言うなりになるのだ。
(おい、女の子の素足を朝っぱらからそんなに見せるんじゃない)

場面は変わって、触蚊屋の主、つまりジゴクの軍団の元締めが大目付の松井の屋敷を訪問している。
「松井さま、あと少しで新鮮魂が壺いっぱいになります。そうすれば、EDO CASTLEもEDO中の蔵の大判小判も松井さまのもの」
(壺いっぱいくらいでいいのか!)
「女も美少年もたのむぞ~」
(おい、朝の子ども向けの番組だぞ!)
「それはもう、松井さまのお好みの美男美女を……いひひ……」
「触蚊屋、お前も悪よのう」
(番組、間違ってないか!?)

コマーシャル。
ふと見ると、横でマコトは固まっている。
……

時々俺は不思議に思う。
ねこが番組の内容を理解しているとは思い難い。
たとえば、マコトは2時間ドラマも好きだが、それは崖もしくは魚のいる海が好きなだけだと思う。あるいは画面が変わるのが面白いだけに違いない。
……だが、たまに、内容がすっかり判っているように見えたりする。
ものすごく一生懸命に見ているように見えるのだ。

そして番組は後半。
半にゃライダーに変身する前のモモタロウが、半七の担ぐ桶に乗って見世物小屋の前にやって来た。
扉が開かない。押しても引いても。
その時、半七が天秤棒を投げた。
(って、そんな程度で開くのか!)

すごい音がして、扉が開く。しかし敵は察していた。
待っていたようにオオダコの足が飛び出してきて、半七もモモタロウも地面に叩きつけられた!
(お、いきなりピンチか。ちなみに、般若の面は半七が持っているんだ。って何で俺、そんなことを知っているんだ)
半七がやられそうになりながら、モモタロウの方へ、懐から取り出した面を投げる。
モモタロウは般若の面をつける!
(って、俺が興奮してどうする)

「ひとぉつ、人の世の生き血を啜り、ふた~つ、不埒な悪行三昧、みぃっつ、醜い浮世の鬼を、退治てくれよう……」
(だから、番組が違うだろ! プロデューサーを出せ!)
ぼふっ!! 突然何か黒くて大きな塊が半にゃライダーのつけた般若の面を弾き飛ばした。
(前から言ってるだろ。そんな長ったらしい口上言ってる隙にやられるって)

ただの軟弱でダメな仔猫に戻ったモモタロウは、地面に叩きつけられたまま動かない。
(え、おい、もうすぐ30分だぞ。そんなやられっ放しでどうする?)
「ふふふ。愚かなライダーよ。わしはお前の弱点は何もかも知っているのだ。なぜなら」
(なぜなら、なんだ、早く言え!)

「われこそは、お前を怪人に変える手術をした妖術師、魔の肉球なのだ」
(え~、何だって!?)

俺は思わずコーヒーを零しそうになった。
ちらりと横を見ると、マコトは気を付けの姿勢のまま、文字通り目を画面に釘付けの状態で、固まっていた。

確かにその姿は巨大な肉球。さっきまでタコだったくせに。
人間から抜き取った「新鮮魂」を吸い込んで巨大化していく。
なんと、触蚊屋の主人の本当の姿は妖術師・魔の肉球だったのだ。

気を失ったままのモモタロウ。
ついに、巨大化した肉球がモモタロウを踏みつけた!

つづく。
(つづく~~~????)


[SCENE4] 正義は勝つ! 

『半にゃライダー』始まって以来の前後編だった。
最終回が近いからか?
子ども向けの30分番組だぞ。30分でまとめてやれよ。

そして、それからの1週間。
俺はよぼど番組宛に投書をしてやろうかと思った。

子ども向けの番組で、ヒーローをやられたまま放置するなんて何事だ。
番組は1週間に1度しかないんだぞ。
その1週間、子どもたちはどんな気持ちで過ごすと思っているんだ!
ヒーロー番組で前後編なんて、あり得ん!
しかも、半にゃライダーに夢を託している仔猫もいるんだぞ!

俺が本気で投書用の葉書を買ってきたほどに、マコトは落ち込んでいた。
いや、俺の気のせいなのかもしれない。
ねこにテレビ番組が理解できているはずがないじゃないか。
ごはんが進まず、おなかを下したりもしていたようだから、ただおなかの調子が悪かっただけなのかもしれない。

しかし、夜寝ていても、何かに魘されているように見える時もあった。
まるで何かに上から押さえられているかのように。
……まさかね。

俺はそっとマコトを抱き寄せ、頭を撫でてやった。

猫じゃらしで遊ぶ時も、しっぽ追いかけごっこ遊びをする時も、影踏みをしている時も、魚が釣れるのを待っている時も、ご飯を食べる時も、うんちやおしっこをする時も、マコトは何時も一生懸命なのだ。
この小さい頭の中にはどんな世界が広がっているのだろう。
深くて広いのか、それとも本当は何もないのか。
でも、もしも何もなくても、離れ離れになっても、俺のことは忘れるな。

そして次の日曜日の朝。
いつもならとっくにねこキックで俺を起こしているはずのマコトが、タヌキ寝入りなのか、起きようとしない。
負けてしまった半にゃライダーがショックで、続きを見たくないのか?

俺はねこまんまを作り、いつもの場所に置く。
まだマコトは起きてこない。
自分の分のコーヒーを淹れる。
それでもまだマコトは起き出してこない。
オープニングテーマが始まってしまったじゃないか。

プロデューサーめ、絶対裏から手を回して辞めさせてやる。
こんな幼気な仔猫の気持ちを弄んでどうする。

俺はそんなことを考えながら、寝室にマコトを迎えに行く。
そして、マコトを抱き上げた。
「おい。どんなにショックでも、もしかしてやっぱり負けるんじゃないかって思っても、信じているなら最後まで応援するんだ。起死回生の一発ってのもあるんだよ。正義は必ず勝つ!」
(それが阪神ファンの流儀だ。野球は9回2死からって言うじゃないか。って、関係ないな)

通じたのかどうか、マコトはしばらくきょとんとした顔で俺を見ていたが、急に走ってトイレだけ済ませ、息を切らせながらいつもの定位置に座った。
いや、いつもより10センチメートルだけ、俺の傍に。

先週の続きだ。
長い1週間だった。
踏みつけられたモモタロウが呻く。呻いたモモタロウの脳裏に走馬灯のように過去の出来事が蘇っている。
大八車に轢かれて死んでしまった時のこと。
そして、半七に出会った時のこと。
半七との思い出のあれこれ。
(なんだ、泣かせるじゃないか)

そして……半にゃライダーの生みの親でもあり、宿敵でもある妖術使い・魔の肉球がぐいぐいとモモタロウを踏みつけている。
もう息ができない!
モモタロウの意識が遠のいていく。

その時、半七が意識を取り戻した。
モモタロウを探すが見当たらない。
彼の前に人間の欲望を吸い込んだ超巨大な肉球が、どすんと視界を塞いでいる。

「貴様、おいらたちを騙したのか」
(いや、その辺はお前がこいつに頼んで無理矢理モモタロウを生き返らせたから、何とも言えないんだよ)
「気づくのが遅かったな。もう遅いのだ~~。あと少しで我々は世界征服を成し遂げるのだ~わはは~」
(壺いっぱいになったからな)
「モモタロウ! モモタロウ!」
(おい、半七、叫んでばっかりいないで、なんとかしろよ!)

あ、半七はまたぶっ飛ばされてしまった。
それでも半七は立ち上がり、肉球に体当たりをくらわす。
(そんなのでやっつけられるわけないだろ!)
「くそっ、くそっ!」
弾き飛ばされても弾き飛ばされても、モモタロウの名前を呼んで食らいつく。
何だか俺は急に、ちょっと涙が出そうになってしまった。

そして、半七の声がモモタロウの耳に届く。
肉球に踏まれて息を塞がれ、死に掛けているモモタロウの耳がぴくんと動く。
(あれ、1回死んでるんじゃなかったっけ?)
「何が妖術使いだ! 妖術でおいらたちの目をごまかしているだけなんだろ!」
(お、半七、お前、意外にいいところつているんじゃないか?)

その時、モモタロウが蠢いた。
半七ははっとして、見世物小屋の傍の茶屋に駆け込み、蕎麦を食っている町人の手から箸を奪い取って半分に折った。
(隣の見世物小屋が大変なことになってるのに、何で悠長に蕎麦食ってるんだ!?)
「うお~~~!!!」
(お、半七、頑張れよ!)
叫びながら半七は巨大な肉球に、折れた箸を突き刺した。
「ぎゃあ~~!」

ぷしゅ~~~~~~~
(まさか……)

あまりにも他愛ない。そうだ、妖術使いなのだ。つまり肉球は張りぼてだった。
空気の抜けた「張りぼて肉球」はみるみる萎んでいく。
(おい。いくらなんでもちょっと安直過ぎないか?)

寸でのところでモモタロウは息を吹き返した。
「モモタロウ!」
半七が落ちた般若の面をモモタロウの方へ滑らせる。
モモタロウは仮面をつける。

「ひとぉつ、人の世の……」
(ってか、やっぱり言うのか……その台詞。そんな悠長なことしてるからやられたのに)
そして、あんまり強くないけれど一生懸命のモモタロウ、変じて半にゃライダーと半七は力を合わせて、今や普通の大きさになった肉球もとい妖術使いと闘う!
(てか、肉球、じゃなくて妖術使い、お前、半にゃライダーの弱点は何でも知ってるんじゃなかったのか?)

そんな設定のいい加減さはどこ吹く風、モモタロウと半七の友情が、見事にジゴクの軍団の世界征服の野望を打ち砕いたのだ!
(ま、世界っても、たかが江戸の町のレベルだけど)

……

マコトは最後の戦いの場面では、すっかり俺の後ろにかくれるようにして見ていた。
それでもやっぱりやられてしまわないか、心配していたようだ。
そして、半にゃライダーが勝って最後の決めポーズ、つまり歌舞伎の見栄を切るようなポーズを見た後、ようやく安心したようだった。
(でも、能をイメージした番組じゃなかったのか?)

マコトはよほど嬉しかったのか、ぴょこぴょこ跳ねて、それからお腹がすいたことに気が付いたのか、ねこまんまのところへ飛んで行って、はぐはぐと食べ始めた。

……1週間、長かったけれど、俺は元気にねこまんまを食べるマコトを見て本当にほっとした。
まったく、危うくプロデューサーを陥れるところだったよ。

それはともかく、やっぱり『正義は必ず勝つ』んだなぁ。
何だか妙なことをストレートに感心して、俺はマコトの小さな頭を撫でた。

この小さな頭の中にあるお前の世界が、いつでも幸せであるように。


<夕さん、リクエストありがとうございました!>



なお、文中に「筍好き」とありますが、うちのねこがまさにそれでした。
かつお節の出汁で煮ていたからかしら。
筍を煮ていると、飛んできていました。
さらに、足がちょっと悪かったのも本当のこと。

さて、この『半にゃライダー』、特撮なのかアニメなのか、そのあたりは皆様のご想像にお任せいたします。
CG? 時代のイメージは少しだけ古い。
だって、投書にハガキですから!

そして、恒例の(?)「この物語にテーマソングを」?
NHKの生き物番組『ダーウィンが来た』のテーマソング。
番組の最後に「赤ちゃん」が巣立っていくシーンにこの曲が重なると、泣けるんです。
マコトも少しずつ、大人になっていっています。(かな?)
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Category: 迷探偵マコトの事件簿(猫)

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コメント


おおお、特別番組!

ありがとうございます〜。
半にゃライダーが前後編の特別仕様になっている上、タケルとマコトの出会いまで明らかにされた重要エピソードになっている!
あはははは。触蚊屋。何かと思ったら、そうですよね、ライダーだから。
そして、そんなものに乗っていたか。かわいい〜。でも、逃げ足は飼い主の半七なんだ。他力本願なライダーで半にゃだぁ。そして「魔の肉球」ってラスボスの名前だった(笑)

そして、このシリーズでは初めてのタケル視点ですね。文句を言いつつもやっぱり「半にゃライダー」を楽しみにしているんですね。そして、この危機一発のおかげで、マコトが近寄ってきてくれたし、プロデューサーに感謝状を送った方がいいかも。

それにしてもこの番組、ターゲットが全くわからない。お江戸の大タコ+子供たちなんてかなり危ない絵柄だから大きいお友達がメインターゲットかしら。それにしてはこの脱力系ストーリー。これがクセになった大人たちの中に、きっと熱烈ファンがいそう。私も日曜日の朝なんて普段なら無視して寝ている時間ですが、この番組のためなら起きるかも。

そしてタケルったら阪神ファンなんだ。判官びいきなんていったら阪神ファンに怒られそうですが、竹流ってそういうイメージあります。常勝が当たり前みたいなチームには興味なさそうな。

そ、そして「半にゃライダー2」はスイスで? って、これは彩洋さんが続編を書いてくださるのか、それとももしかして44444あたりで私が書かされるのか〜? 覚悟しておこう、いちおう。

お仕事がとてもお忙しい時に、無茶なお願いに快く応えてくださりまして、ありがとうございました! 堪能しました。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2014/05/18 03:41 [edit]


夕さん、ありがとうございます(*^_^*)

頂いたお題、無事にクリアできていたでしょうか。
そのままストーリーにしたら、ただの下手くそな30分ヒーロー番組の脚本以下になってしまう、と思い、マコトを絡めることにしました。
最初はマコト視点でいつものように書きはじめたのですけれど、なんかしっくりこなくて(と言うのは、番組の内容の解説がマコトの頭ではついて行けない^^;)、タケル視点にしてみたら、ちょっとしっくりしました(^^)

「出逢い」の話を書くことは以前から考えていたのですけれど、これだけで1話にするのは、あまりにも内容が無さ過ぎる。そうだ、ここで使っちゃえ!と。
お話を書く時には、短くても長くても「起承転結」がないと気持ち悪いんで、これを起承転結にするのに少しだけ頭を捻りました。
『転』は「盛り上がったところの『つづく』」です(^^)
これ、いつも思うんですよね。壮大で長い物語ならいざ知らず、30分の番組で「つづく」ってのはどうよ! 30分でまとめてよ!と(^^)
大人でも思うのに、子どもとか(ねことか)にしてみたら、1週間、長すぎますよね!
でも実は、一番ショックだったのは、タケルでは……^^;

> あはははは。触蚊屋。何かと思ったら、そうですよね、ライダーだから。
あ、よかった! これ、ふりがなを打つべきか、迷ったのです。
でも、引っかかる人は引っかかって下さるだろうと。「越後屋」とかありきたりじゃなくて、変な字だし。
声に出して読んでみたら、あはは、ですよね(^^) 良かった、気が付いていただけて。

> そして、そんなものに乗っていたか。かわいい〜。でも、逃げ足は飼い主の半七なんだ。他力本願なライダーで半にゃだぁ。そして「魔の肉球」ってラスボスの名前だった(笑)
乗り物は考えました。あの「桃太郎」を使いたかったので、舞台は江戸と決めていたのですが、さすがにバイクってわけにはいかないし。大八車は庶民が普通に使っていそうだし、職業的に使っていて、猫が乗れそうな乗り物はやはり天秤棒に桶。じゃ、仕事は何にする? シュールに金魚屋はどう? って感じ。半七もちょっと弱そうなイメージになって丁度いいし。
そうそう、そして、半人前なので、逃げるのは他力本願!(^◇^)
いや~、あり得ないヒーローものですね!
宿敵については、「魔の肉球」とお題を頂いた時から、これはもう妖術師だなと決めていて。

> そして、このシリーズでは初めてのタケル視点ですね。文句を言いつつもやっぱり「半にゃライダー」を楽しみにしているんですね。そして、この危機一発のおかげで、マコトが近寄ってきてくれたし、プロデューサーに感謝状を送った方がいいかも。
そうなんですよね。タケル、実は無茶苦茶楽しんでいますよね。
というよりも、結局自分が後篇を見たかったんじゃないか?って気がします(*^_^*)(そして、マコト以上に『つづく』がショックだった^^;)
タケルから見たマコトは、ものすごく不思議な生き物なんでしょうね。
考えていることが分かるような、分からないような、でも勝手にあれこれ思って(きっと外れていないんだろうな)、先回りして心配しちゃったりして。
ねこ相手に「正義は必ず勝つ」ってもねぇ……^^;

> それにしてもこの番組、ターゲットが全くわからない。お江戸の大タコ+子供たちなんてかなり危ない絵柄だから大きいお友達がメインターゲットかしら。それにしてはこの脱力系ストーリー。これがクセになった大人たちの中に、きっと熱烈ファンがいそう。私も日曜日の朝なんて普段なら無視して寝ている時間ですが、この番組のためなら起きるかも。
あはは~~ そうなんですよ。いったいどんなコンセプトだ??
自分で書きながら突っ込みまくり。でも、ヒーローもの、時々職場で子どもらと一緒に見ますが、この突込みどころが楽しいのですよね。まさに脱力系……そして、癖になるのかも。
最近はライダーもイケメンを配して、子どもと一緒に見るママをターゲットにしているようで。

> そしてタケルったら阪神ファンなんだ。判官びいきなんていったら阪神ファンに怒られそうですが、竹流ってそういうイメージあります。常勝が当たり前みたいなチームには興味なさそうな。
いや~、これは成り行きで……^^;
阪神ファンは、負けることに自虐的な楽しみを見出しているのです…・・多分^^;
でも、タケルは絶対に巨人ファンではないな、うん。

> そ、そして「半にゃライダー2」はスイスで? って、これは彩洋さんが続編を書いてくださるのか、それとももしかして44444あたりで私が書かされるのか〜? 覚悟しておこう、いちおう。
うふふ。最終回が近づいたら、必ず「2」の予告があるじゃないですか!
そう、続編があるなら、舞台はやっぱりスイスしかないぞ、と思いまして。でも、スイスで乗るとしたら? 馬? 猫が乗るにはでかすぎるから却下。じゃ、羊か山羊……→遊んじゃいました。またまた他力本願だけど、天秤棒とは違って、生き物だから、どうなるんだろう??
しかも、テーマソングはぜったいヨーデルだな……
44444のリクエスト! よし、頑張ってゲットするぞ!(突然、燃えるv-42

> お仕事がとてもお忙しい時に、無茶なお願いに快く応えてくださりまして、ありがとうございました! 堪能しました。
こちらこそ、面白いお題を頂き、ありがとうございました!
楽しんでいただけたなら、無上の喜びです(*^_^*)

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2014/05/18 11:16 [edit]


おもしろい~

タケル視点でのお話になるとは。

そしてなんて完璧なSS。この設定の緻密さ、さすが大海さん、どんなことにも手を抜かないなあと感動します。
しかし、タケルのツッコミはいちいちもっともで、笑いながら読ませて頂きました。
ありますよね、誰対象に作ってるんだこの幼児番組!とか思ったり、そう言いながら続きが気になってしまったり。

マコトの様子を見つめるタケルの視線が、とっても愛情あふれています。そして、正座して一喜一憂するマコトの可愛いこと^^
2人(?)の出会いのエピソードも読めて、なんて濃厚なお話。

後半の妖術使いとの対決、ツッコミを全部書ききれないほど突っ込みながら見ました(読みました、か)
こりゃあタケルも、思わず見ちゃいますよね^^;

今のマコトが、タケルの元で幸せいっぱいな様子が見れて、とても楽しいSSでした。
「半にゃライダー2」も、楽しみにしています(誰が書くのかな、わくわく)

lime #GCA3nAmE | URL | 2014/05/18 11:46 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

> タケル視点でのお話になるとは。
はい(^^) タケル視点、実はほんのちょっとだけ以前にもあったのです。
例の、香月くんをお借りした、マコトが海で溺れちゃってた回に、ほんの少しだけ。
でも、今回はみっちりタケル視点を貫いてみました。
マコトの語りと違って、多少は人間にもわかりやすい、かな?
そして、意外なタケルの素顔もあれこれと分かりますね。
そうか、結構いい人だなぁ、と書きながら思っていました(^^)
いい人というよりも、お茶目なのでしょうか。本人はあれこれ何でも真剣になる人。
だからツッコミもかなり真面目にやっていたと思います。

でも、ヒーローものとかって、何でよ~っての多いですよね。
かなり複雑度を増しているのかと思ったら、勝つときはあっさりだったり。
え、そんな切り札持っているんだったら、最初からやれよ、っていつも思う。
ま、「やられても立ち上がる」……それが醍醐味なんですけれど。
番組の中身にも、一緒に突っ込んでいただいて、感謝です(*^_^*)

でも、幼児番組って、侮れないんですよね。
実は「おジャ魔女ドレミ」の番組制作にかかわっていた人が知り合いにおりまして、子ども相手だからって手を抜くと、すぐに飽きられるので、製作会議は白熱して毎回ものすごく大変だと……

何せ子どもの集中力、5~15分がいいところ。
それなのに、前後編はだめだろ、といつも思う。
もしかすると、ターゲットは子どもと一緒に番組を見るママたちなのかも……
だから、イケメンを配し、やられるシーンなどは何故かちょっと色っぽく……^^;

> そしてなんて完璧なSS。この設定の緻密さ、さすが大海さん、どんなことにも手を抜かないなあと感動します。
もうちょっと娯楽のつもりだったのですけれど、なぜか真面目になっちゃいました^^;
起承転結を作ったからかしら。せっかく書くからには、まとまったお話にしたかったのです。あ、でも、設定の緻密さは全然ない……limeさんにそう言っていただくと、ちょっと照れます…・・(緻密さと言えばlimeさん。私などはほんと、行き当たりばったりで)

で、マコト視点だともうハチャメチャ。でもタケル視点も、意外にハチャメチャでしたね。
この人、やっぱり実は面白い人だったんだなぁ。
ねこ相手にも、幼児番組相手にも、いつも真剣勝負(*^_^*)
そのあたりはちゃんと竹流の性質を受け継いでいます。
実は今回の笑い所は、『マコト』という名前が天啓のように降ってきた、って辺り^^;と、半七とモモタロウの関係に自分たちの関係を重ねている辺り^^;(子供向けの番組だよ?)……じっと考えたら、おかしいんですよね(^^)

limeさんのお題の方は……どうなるかな。
いつものことですが、大筋は決まっているのですけれど、それをどう遊ぶか……それが問題で。
(って、何を遊ぶんだ!?……いえ、物語ですから、やっぱり楽しまなくちゃ)
遊びすぎたら長くなるので、それをどう1回で読める分量に収めるかも問題なんですが……頑張ります(^^)

> 「半にゃライダー2」も、楽しみにしています(誰が書くのかな、わくわく)
や、それは……やっぱり夕さん!?

コメント、いつもありがとうございます(^^)
limeさんの新作も、無茶楽しみです~~~(*^_^*)

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/05/18 13:50 [edit]


かわいい~~みんなかわいいなあ。
タケル視点、タケル突込み。 つづく。は?つづく? もう、受けまくりです^^
シーンごとに別れていて、舞台でも見ているよう。
ステージにテレビとソファがあって、タケルとマコトがいて、みたいな。

マコト、どろどろで拾われてきたのですね。
二人(?)が近づく様。じっと視線を送るマコト。だるまさんがころんだするタケル。センチメートルレベルで近づく二人(?)。くぅ~~

半七が粋じゃあないですか。さすが江戸っ子!
モモちゃんは強いんだか弱いんだか、もうどうでも良いくらいの活躍。
最後復活するのはお約束。友とともに野望打破はお見事おー^^
これで日曜の朝は無事に守られた・・・

タケルとマコトの日々がずっと平和で幸せでありますように^^
なでなで^^ (←させてくれる?)

けい #- | URL | 2014/05/18 18:25 [edit]


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# |  | 2014/05/18 19:18 [edit]


 こんばんは。
あははっーー あるある 結構ライダーモノのお約束 入ってますね!!!!!
ライダーと言いつつも 電車に乗っている… 通勤客かと突っ込みたくなるのとか…
乗り物がなくて 走っているライダーとか… 自転車に乗っているのもいたなぁ。
結構 江戸時代にタイムスリップして 江戸舞台でって夏休みライダー映画の常連ですからね。
そして 視聴者設定が謎というのも ライダーモノのお決まり!!! 楽しませて頂きました。

ウゾ #- | URL | 2014/05/18 20:26 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

けいさん、受けてくださってありがとうございます(*^_^*)
書いているうちに、真面目な話を書いているのか、ただふざけているのか、よく分からなくなってきておりました^^; でも、マコトの可愛さ(真と違って)とタケルのたまに行きすぎる愛情(投書とか裏から手を回すとか、本当にやりかねない^^;)とか、書きながら十分に楽しみました。
あとから読み直してみると、実は何が可笑しいって、ねこ相手に、真剣に説教しているタケル……
この人らしい、という気もします。

このシリーズも最近はシーンごとに……というくらいに、ストーリー性が生まれてきて(たいしたストーリーじゃないけど^^;)、一応考えるようになりました。でも所詮ねこ……あまり大したこと考えていませんね^^;
タケルも……最初はマコトをおちょくることを楽しんでいたのに、最近は単に本人が面白い人間であることを暴露しているだけのような。

そして、2人(?)の出会い、楽しんでいただけて嬉しいです。
そう、こんなふうでなければ、多分タケルがねこを拾ったりしなかったろうな、と。
もしかすると、マコトにとって一番のヒーローはタケルなのかもしれませんね。
最近は、様子をうかがいながら、わざわざタケルから見えるところで遊んでいるマコトです。

> 半七が粋じゃあないですか。さすが江戸っ子!
> モモちゃんは強いんだか弱いんだか、もうどうでも良いくらいの活躍。
本当だ。確かにどうでもいいくらいの活躍でした^^;
何の役にも立っていない……でも半七と二人で頑張る話、なんですね、きっと^^;

> タケルとマコトの日々がずっと平和で幸せでありますように^^
> なでなで^^ (←させてくれる?)
はい、なでなでしてあげてください!(*^_^*)
……読んでくださいましてありがとうございます!

そして、次はいよいよ、けいさんのリクエストです。
大筋はきまっているのですけれど、後は少し肉づけを、という段階。
今週末にアップしたいと思います。
コメント、ありがとうございました(*^_^*)

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2014/05/19 06:34 [edit]


鍵コメH様、ありがとうございます(^^)

わぁ、読んでくださったのですね! ありがとうございます(^^)
最後の一文、私も気持ちをこめて書きました。
タケルの気持ち、きっとここにギュッと詰まっているのだろうな、と思います。
そして、きっと猫を始め、生き物と一緒に暮らしている人は、みんなそう思っているんですよね。
何を考えているのか、分かるような、分からないような、でもいつも幸せでいて欲しい。そのために何でもしてあげたいって。
きっとHくんはものすごく幸せだと思うのです。
YさんやHMさんに出会えて、そして、一緒に暮らせて。
聞けないけれど……

番組へツッコミ、気合が入っていましたね^^;
いや、もう、普段自分がやっているツッコミをそのまま書きました。
ツッコミがいくらでも出てくるヒーロー番組、ある意味では最強の娯楽かもしれません(^^)
コメント、ありがとうございました!

彩洋→鍵コメH様 #nLQskDKw | URL | 2014/05/19 06:40 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

ライダー、いまやすごい人数ですから、色んなバリエーションがあるのですねぇ。
自転車はかなりいけてるかも。で、電車ってのは……確かに、通勤客??
乗り物に乗っていたら何でもいいんですね、基本^^;
江戸時代の乗り物と言えば、籠、とか思ったのですけれど、猫がそんなものに乗るのもなぁ、と桶と天秤棒にしました。けれど、スイス編は……生き物になりそう。生き物っても、話が通じる生き物ではなくて、勝手気ままな生き物の可能性が高そうなので、どうなる、ライダー、現場に行きつけるのか!?ってことになりそう。

> 結構 江戸時代にタイムスリップして 江戸舞台でって夏休みライダー映画の常連ですからね。
> そして 視聴者設定が謎というのも ライダーモノのお決まり!!! 楽しませて頂きました。
あ、そうなんだ。ライダー、タイムスリップしてたんですね!
そう言えば、ウゾさんは弟さんと夏休みの映画を観に行っておられる……(^^)
そして、視聴者設定、謎ですね。最近はやっぱり、子どものママを狙っているのでは、と思います。
金を出すのは親ですから、親のハートを掴まないと……(嵌った人を何人か知っている……(^^))
読んでくださいまして、そしてコメント、ありがとうございました!

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2014/05/19 06:45 [edit]


ぷふふ、半にゃライダー、盛り上がってますね。
あ、今、「はんにゃ」を変換したら「伴にゃ」と出ましたよ。同伴にゃんこ……とまた、話がそれますのでもとに戻します。

マコトくんはごはんとかつおぶしと、筍も好きなんですか。
うちのくぅはごはんは食べません。かつおぶしも煮干しも嫌いです。
おコメのごはんは匂いをかいではふんっ。
かつおや煮干しの入ったドライフードだと、それだけ残します。

一昨年に死んだ猫は煮干しもかつおぶしも大好きだったのに、くぅの好きなものはチーズ、クリーム、マヨネーズなどです。
やはり21世紀生まれの現代っ猫(こ)だからでしょうか。

まずそこでひっかかっていたわけで、結局、話がそれてますね。

先日、ウルトラマンをメインとする円谷プロの特撮展に行ってきたのですよ。
そこでもなんとなーく仮面ライダーのことも思い出していました。

そういえば、息子と一緒にヒーローもののドラマを見ているうちに、お母さんのほうがはまってしまって、なのに息子が飽きてしまって、ひとりで見るわけにもいかず悶々とする、という小説もありました。

マコトくん、面白いですね。
一度彼と会話がしてみたいなぁ。
夢に出てきてくれないかな。

あかね #- | URL | 2014/05/19 18:08 [edit]


あかねさん、ありがとうございます(^^)

> ぷふふ、半にゃライダー、盛り上がってますね。
そうですね~。あかねさんのコメントから生まれたんですものね。
でも、やっぱり、あかねさんと私のPCだけだったのかしら?『半にゃ』^^;
そして、次は『伴にゃ』ですか。同伴にゃんこ……となると、今度はイケメンのホスト猫を想像しちゃいました。
次はそれで行きますか!

> マコトくんはごはんとかつおぶしと、筍も好きなんですか。
ご飯は……きっとちょっとだと思います。うちのねこは、基本的に寿司のネタしか食べませんでした。
(そして、母は残ったシャリを食べる……)
あんまり糖分を採っちゃいけませんものね。
でも、基本的には好きなものの味が染みているかどうか、なのかなぁ?
しかし、同じ猫と言っても、ほんと色々なんですね。くぅちゃん、本当に現代っ猫ですねぇ。
でもマヨネーズは控えた方が……^^;
じゃ、うちのにゃんたは昭和な男だったか……男は黙ってかつお節!

> まずそこでひっかかっていたわけで、結局、話がそれてますね。
いやいや、もう、この話はあちこちで引っかかってくださいませ。
3行に1回は引っかかる、10行に1回は笑える、がコンセプトでしたから(?)(^^)

> そういえば、息子と一緒にヒーローもののドラマを見ているうちに、お母さんのほうがはまってしまって、なのに息子が飽きてしまって、ひとりで見るわけにもいかず悶々とする、という小説もありました。
そんなのも小説になってしまうのですね(^^)
私の知り合いは、ひとりで悶々とすることなく、息子をほったらかしてしっかり見ていました。
確かに、子どもを取り込むだけではだめですよね。捕まえるべきなのは大人の女、だったのかも。

> マコトくん、面白いですね。
> 一度彼と会話がしてみたいなぁ。
> 夢に出てきてくれないかな。
マコト、どこでも出没するので、もしかしたらあかねさんの夢の中にも行くかも(^^)
コメント、ありがとうございました(*^_^*)

彩洋→あかねさん #nLQskDKw | URL | 2014/05/20 02:32 [edit]


こんばんは。

彩洋さん、楽しんで書いてらっしゃいますね。

でも番組の内容や設定なんかぶっ飛んでいるわりに、きちんと作りこんであって何となく納得させられてしまいます。案外優秀なプロデューサーかも。
タケルの自嘲気味の説明や解説も愉快です。特に括弧に囲まれた突込みとか……。
でも触蚊屋って、先しかわかりませんでしたョ。
そして般若のお面でちょっとだけ強くなるところも味噌ですね。
モモタロウの台詞、やっぱりあれを使いますか。

マコトとタケルの交流もとても楽しいです。タケルの語りを使って書かれていますから、タケルからマコトの心理を推測している部分なんか特に面白いです。
本当に当たっているの?なんて考えてしまいます。
2人の出会いのエピソードなんかも公開されて(初公開ですよね?)マコトがタケルに寄せる信頼の原点を見せていただきました。浦島太郎ばりですね。
この状態から懐いてもらうのはなかなか困難だと思うのですが、タケルにはこれまでのお話から、動物に対する愛情の強さを感じていましたので、これも納得です。

軽快な文章を読ませていただきながら、きっと筆の運びも早かったのかなと、拝読しながらの感想です。
サキは最近とみに遅くなっているのでとても羨ましいです。

楽しく読ませていただきました。
『正義は必ず勝つ』!これでなくっちゃ。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2014/05/23 20:34 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

サキさん、コメ返、遅くなってすみません m(__)m

> 彩洋さん、楽しんで書いてらっしゃいますね。
分かりますか! はい。こういうノリで書くものって、楽しくないと書けないものですよね。
全体的にはぶっ飛んでいますが、「あるある」的にはちゃんとしてるかも?
いや、本当に、タケルが投書しなくて良かったです^^;
タケルの括弧つき解説(と言うよりも心の声)は、普段自分がやっている突っ込みなので、普通に書いただけだったりしますが、きっとみんな少しはそう思っていますよね~

> でも触蚊屋って、先しかわかりませんでしたョ。
す、すみません^^;
でも、先さんがわかって下さってよかった!
これ、夕さんも指摘してくださいましたが、それなりの年齢の人か、仮面ライダーに興味のある人しか分からないかも、と思って後で解説しようかどうか迷ったのですが、分かる人に分かったらいいや、と。
当て字的には「か」を「過」にしようと思ったものの、「触り過ぎる」ってなんか変な方向に……と思い、「世界征服を企んでいるけれど、蚊ごときへなちょこさ」というイメージにしました^^;
って、そんな解説いりませんね^m^

> そして般若のお面でちょっとだけ強くなるところも味噌ですね。
半にゃですから、「ちょっと」なのですけれど。しかも、ほとんど半七に他力本願。
半七も半人前だけれど、力を合わせたら何とかなる系、あるいは火事場の馬鹿力系。
そして、セリフは、もう、あれしかないですよね^m^

> マコトとタケルの交流もとても楽しいです。タケルの語りを使って書かれていますから、タケルからマコトの心理を推測している部分なんか特に面白いです。
> 本当に当たっているの?なんて考えてしまいます。
分かり合っているようで、そこはやっぱり猫と人。
ギリギリなんでしょうけれど、これはマコト側から書く時はファンタジー、タケル側から書く時はやっぱり現実味を少しだけ重くして書いています。
この間「猫のきもち」という雑誌のネット立ち読みをしていたら、「実は全然違う」ということがあるらしいとわかりました。まぁ、勘違いでもどちらも幸せならいいよね!

> 2人の出会いのエピソードなんかも公開されて(初公開ですよね?)マコトがタケルに寄せる信頼の原点を見せていただきました。浦島太郎ばりですね。
はい、初公開です。実はこれだけで一つの話にしようと思ってたのですが、あまりにもあっけないのでどう使おうか考えていたところにこのリクエストだったので、乗っかってしまいました。
「だるまさんが転んだ」期間は長かったと思うけれど、それに今も、マコトってタケルから見えるところで遊んでいるけれど、基本「構って」というように寄ってきたりはしません。「見えるところで」というのがミソですけれど。見えていないと不安、でも必要以上には寄らない。
真と竹流も同じような感じなのです。

> この状態から懐いてもらうのはなかなか困難だと思うのですが、タケルにはこれまでのお話から、動物に対する愛情の強さを感じていましたので、これも納得です。
タケルも竹流も、子どもはキライと言いつつ、面倒見がいいんですよね。
お山の大将ですから、自分の所に来たものに対しては本当に大事にします。

> 軽快な文章を読ませていただきながら、きっと筆の運びも早かったのかなと、拝読しながらの感想です。
> サキは最近とみに遅くなっているのでとても羨ましいです。
遅くなる時、というのか、書けない時というのはあります。
書けない時は、私の場合、書かないので、苦しむことはないのですけれど、こちらのような「筆休め」的物語、ある意味では刺激剤になるのかもしれません。
サキさんにも、またするっと書ける時が来ますよ!

> 楽しく読ませていただきました。
> 『正義は必ず勝つ』!これでなくっちゃ。
はい(^^) ヒーローものは基本、この姿勢で行ってほしいです。
そして、前後編はやめてほしい((+_+))
読んでくださって、そして素敵なコメントを、ありがとうございました!!

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2014/05/25 11:51 [edit]


一つ人の~って言いそうと思って読んでたら
本当に言ってました
まさかのコメディつい笑ってしまいましたです

なるほど~般若の面をかぶった半人前のねこってことですな
半にゃ~(ヒゲじい風)

ダメ子 #- | URL | 2014/06/22 06:48 [edit]


ダメ子さん、ありがとうございます(^^)

ダメ子さん、ありがとうございます!
半にゃライダーはスイスでもやっぱり活躍できず、脇に乗っ取られておりましたが(^^;)こちらでも、中途半端で他力本願なところがまさに「半にゃ」です(^^)

> 一つ人の~って言いそうと思って読んでたら
> 本当に言ってました
そうなんですよ! これはもうお約束。必ず印籠が出てこなきゃダメってやつで^^;
あるいは、誰かが何かを言ったら必ずみんなですっころぶとか。
先は分かっているのにやっぱり見てしまって、やっぱり笑う。まさに関西風笑いの番組でした!

> なるほど~般若の面をかぶった半人前のねこってことですな
> 半にゃ~(ヒゲじい風)
ヒゲじい、出ましたか!(笑)
あ、今日はヒゲじいの日だ! 見なくちゃ(*^_^*)
コメント、ありがとうございました!!!

彩洋→ダメ子さん #nLQskDKw | URL | 2014/06/22 17:57 [edit]

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