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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【迷探偵マコトの事件簿】(12) トモダチのわすれもの 

『迷探偵マコトの事件簿』、事件を解決しているのではなく、いつも自分が事件を起こしているマコトですが、今回はお盆にちなんで亡き人を想う物語をお送りいたします。
登場人物は(いや、登場犬物かも)こちらをご参照ください→(5)ちょっと切ない事件簿
重要なアイテムとして登場するのはオニキス。石です。まるで『奇跡を売る店』シリーズのようですね。
オニキスオニキスペンダントトップ2
まっくろなオニキスが、こんなふうにアレンジされているものをイメージしています。

大事な人を想う時間となれば幸いです。

<登場人物>
マコト:茶トラのツンデレ仔猫。大きくなったら豹になるつもり。飼い主のタケルがお仕事で忙しいので、いつもひとりでお留守番をしている。
タケル:ちょっぴりSなマコトの飼い主。でも本当はとても優しい。
トモダチ:亡くなった老犬。飼い主が死んでしまって取り残され、最期を看取るためだけにタケルが引き取っていた。



【迷探偵マコトの事件簿】(12)トモダチのわすれもの

[SCENE1] ぼくの「おもいでだま」

タケルは今日もおでかけ。ぼくはひとりでおるすばん。
でもね、ぼくこの頃ちょっとだけだいじょうぶなんだ。
タケルにはないしょだよ。
あのね、ぼく、宝物があるの。

このあいだ、ベッドの下で見つけたんだ。
銀の籠みたいな飾りの中に、まっ黒な、まあるい玉。
ころころ転がしてみたら、ふしぎなことが起こったんだ!

とっても懐かしい匂いがするんだよ。
会ったことないけど、ママの匂いってこんなのかなぁ?
ねこまんまを作ってくれてるタケルの後ろ姿がうかんだりもするの。
いっしょに『半にゃライダー』見てるような気持ちになったり。
モノレールに、ぼくとタケルがならんで乗って、お空に手をふってるとこが見えたり。
センパイといっしょに布団基地にもぐっている感じがしたり。
それからね、トモダチにも会えたんだ!
トモダチのおっきなお背中の上で、ぼく、上がったり、下がったり、落っこちたり。

これ、まほうの玉なのかも。
ぼく、タケルにも見つからないように、こっそりベッドの足のすみっこに隠してるの。
だって、もしこれを見たら、タケルもきっとほしくなると思うんだ。
でも、これはきっと、がんばってひとりでおるすばんしてるぼくへの神さまからのプレゼントだよね。

とくにきれい好きのおばさんにはみつからないようにしなくちゃ。
捨てられちゃったら大変だもの。
だからいっぱい転がしたあとは、またこっそりベッドの足のすみっこに、おばさんにぜったい見えないようにかくしておくの。

ぼくは今日もころころ、まあるい黒い玉をころがしてみる。
ころころ、ころころ、ころころころころ。
ころころ、ころころころ、ころころ。
そうしたら、ぼく、さみしくないんだ。
ママの匂い……タケルの匂い……布団基地の匂い……トモダチの匂い……

トモダチ、今はお空にいるのかな。
ぼくは前足でまっくろの玉をなでてみる。
なでてみたら、あったかいトモダチを思い出すよ。
トモダチのせなかで、上がったり、下がったり、下がったり、上がったり……
ぼく、これ「おもいでだま」って呼んでるんだ。

……あれ?
ぼくはびっくりして飛びのいた。
今、何か見えたね?
ぼくはじっと「おもいでだま」を見て、それから辺りを見回す。
なにもいない。

……ぼくはゆっくり近づいて前足でちょんちょんしてみた。
「おもいでだま」は、周りを囲む銀のかざりできらきら、きらきら。
きっと光がはんしゃしたから、何か変なものが見えたんだね。

でも……
いっしゅん、おじいちゃんと小さい女の子が見えたんだ。
もしかして、おばけ?
それとも、うちゅうじん?
でも、カッパ寿司のこまーしゃるに出てるのとはちがって、ふつうのおじいちゃんと女の子だったから、うちゅうからきたのでも、立体ほろぐらむでもないよね。

と、その時。
とつぜん、おへやのドアが開いた。

わ!
ぼくはあわてて「おもいでだま」の上に乗っかった。
おなかの下にかくして、知らん顔をする。

……タケルだ。
み、見つかったかな?
ぼく、おじいちゃんと女の子のおばけ?にびっくりしてて、タケルが帰ってきたの、気が付かなかったよ。

でも、時すでにおそし、だった。
タケルはぼくの首っこをつかまえて、抱き上げた。
ぼくは床を見下ろす。
床の上では「おもいでだま」がぽつん、と光っていた。
真ん中は黒く、まわりは銀できらきら。

……タケルに見つかっちゃった。ぼくの宝物。
ぼくはちらっとタケルを見る。
タケルは「おもいでだま」をつまみ上げる。不思議そうにそれを見つめて……ポケットにしまっちゃった!

ぼくはがっくり。
そうだよね、タケルだってやっぱり欲しいよね。
でも、ぼくの宝物だったのに……

それからタケルはぼくを車に乗っけた。車の後ろには釣り道具。
わぁ、海に行くんだね!
「おもいでだま」は取られちゃったけれど、海に行くのならいいや。
そのかわり、おさかないっぱいとってね!


[SCENE2] 大事な人が帰って来る日

でも、タケルは釣りに行く前に、花屋さんに寄って、お花を買った。
あれ? 海じゃないの? どこ行くの?
たどり着いたのは、海じゃなくて山。
四角い石がいっぱい並んでた。

いい匂いのする木を燃やしたにおい。
石の前には、お花とか、お菓子とか、おいてある。
タケルはバケツに水を入れる。
キラキラ、水が光ってバケツの中に落ちていく。
タケルはバケツを持って、たくさんの石の中のひとつに向かった。

ぼくはトコトコ、ついて行く。
タケルは石の周りの草を抜いたり、石のくぼみをきれいに水で洗ったりしておそうじをする。ぼくは小さな虫が飛んでいるのを見て追いかける。
マコト、おはかで虫をいじめちゃだめだ。
……おはか?
ぼくは言われた通り、虫を追いかけるのをやめて、タケルといっしょに草をぬくお手伝い。
それからタケルは、石のくぼみに水を入れて、お花を入れた。
きれいだね。
それから細いムラサキの棒に火をつける。けむりが風に流れる。
タケルは何も言わないで、じっと四角い石を見つめていた。
ぼくもよこに座って、タケルを見てから石を見上げる。
字が書いてある。ねこには読めないけれど、きっと大事なことが書いてあるんだね。

おぼん、なんだよ。
死んだ人が、帰って来てくれるんだ。だから、今日はお迎えに来たんだよ。
ふ~ん。
死んだ人って、お空に行っちゃって、もう帰ってこないのかと思ってた。

それからやっと海に行く!
海は「おもいでだま」の銀のキラキラよりももっとキラキラしてた。
風が吹いてる。太陽はとってもあつい。キラキラって海の上で光る。
いっぱいいっぱい光る。
海の上をお船がすべってく。
タケルはイスに座って、ぼうしをかぶって。でも今日はどうしたわけか釣りばりの先っちょにエサのミミズをつけないんだ。
エサがなくてもおさかながとれるのかなぁ。
タケルはエサの代わりに、ビンから水を海にこぼした。
おさかなが集まって来るのかな?
ビンには『田酒』って書いてあるよ。たんぼのおさけ?

いつも海に釣りに来たら、おさかなが釣れるまで、ぼくは待ってるの。
タケルからちょっとはなれたところで影ふみごっこ。
ぼくは自分のしっぽを追いかける。
それからトリさんの影を追いかける。
しっぽにも、トリさんにもぜんぜん追いつかない。
くるくる、くるくる。目が回ったらきゅうけい。

時々人が通りかかると、ぼくはあわててタケルのところへ飛んでもどる。
タケルのかげからそっと人が通り過ぎるのを確かめて、いなくなったらまたタケルからちょっとはなれて、くるくる、しゅわっ。くるくる、くるくる。
車の音が聞こえたら、またタケルのところへ飛んでもどる。
タケルのかげからそっと車の音が聞こえなくなるのを待つ。
海の音だけになったら、またタケルからちょっとはなれて、くるくる、くるくる。

でも今日は、タケルはつり針にエサをつけないで釣り糸をたれる。
それから、思い出したようにポケットからぼくの「おもいでだま」を出してくれた。
ぼくの前に置いてくれる。
わぁ、タケル、ありがとう!
ぼく、タケルが取っちゃったのかと思った。

だからぼく、今日は「おもいでだま」をころがす。
ころころ、ころころ、ころころころ。
海に落っこちないように、タケルから少し離れたところで、ころころころ。
人が通りかかったら、いそいで「おもいでだま」に乗っかって、見つからないようにかくす。
だって、だれかにとられちゃったらたいへんだもの。

ころころ。ころころ。ころころころ。
海の風がとっても気持ちいいけれど、ちょっと暑くなってくる。
タケルは釣りをしているというよりも、何か考えごとをしているみたい。
遠く遠く、海の向こうのほうを見てる。
ぼくはころころ、ころころ、ころころころ。

その時。

ぼくはあわてて「おもいでだま」の上に乗っかった。

……


[SCENE3] 探しびと・探しもの

またあのおじいちゃんと女の子だ。
女の子は、おじいちゃんとつないでいた手をはなして、ぼくのほうへ走ってきた。
ぼくは目をまん丸にして女の子を見上げる。
白いワンピースとむぎわらぼうし。風とははんたいの方向に、スカートがひらひらゆれている。
女の子は近付いてきて、じっとぼくを見る。

そして、がっかりしておじいちゃんのことろへもどっていった。
ぼくはじっと様子をうかがう。
あの人たちも「おもいでだま」が欲しいんだ。
これはぼくのだから、だれにもあげない。
おじいちゃんと女の子がいっしょにちかづいてきた。
ぼくはもっとしっかり、「おもいでだま」にはりつく。

……もし、その玉を見せてもらえませんかの。
おじいちゃんがぼくに話しかけてきた。
ぼくは目を合わさないようにしてうずくまる。

……おじいちゃん、この子はねこだよ。フジマルじゃないよ。ぜんぜんちっさい。
……しかし、わしがフジマルにつくってやった玉とそっくりだ。もしかしたら、フジマルの玉かもしれない。
ちがうよ。これ、ぼくのだ! フジマルのじゃない。
だいたいフジマルって、だれだよ!

……もし、ちいさいねこさん、実はわれわれはフジマルとはぐれてしまっておるのです。われわれはフジマルを迎えに来たのだが、見つからない。われわれとフジマルを引き合わせてくれる目印は、わしがフジマルに作ってやったオニキスの玉だけなのですよ。もしかして、フジマルをご存じじゃありませんかね。

フジマルなんか知らない!
これ、ぼくのだ。ぼくが見つけた「おもいでだま」。
タケルがいない時も、これがあったら、ぼく、さみしくないんだ。
ころころ、ころがしたら、タケルが近くにいるみたいだし、会ったこともないけれどママの匂いがするし、それに布団基地とかトモダチのこととか思い出して、ぼく、さびしくてもがんばれるんだ。
だから、神様からぼくへのごほうびなんだ。
だから、これ、ぼくのなんだ。

……フジマルはまだこの世をさまよっておるのです。いつまでもフジマルが三途の川にやってこないので、われわれはこの世にフジマルを探しに来たのですが、そばにいたとしても目印がなければ魂を見つけることができない。われわれはお盆の間しかこの世に来ることはできない。だから、時間が限られているのです。

何のことか分からないよ!
あっち行って!
ぼくの「おもいでだま」、取らないで!

タケルは今日、おさかなをつかまえるつもりじゃなかったみたい。
少しの時間、海を見たかっただけなのかも。
いつもよりもずっと早くに釣りはおしまい。
お盆だからね、殺生はいけないんだ。ちょっと海にご挨拶をしにきただけだよ。今日はお前も、缶詰でいいかな。
うん、ぼく、カンヅメもきらいじゃないよ。

タケルが作ってくれたカンヅメのねこまんまを食べて、ぼくは「おもいでだま」をころころしてから、タケルを見上げた。
タケルは「おもいでだま」をつまみ上げて、ベッドの上のぼくのお気に入りの場所に置いてくれた。
ぼくは「おもいでだま」を抱いてねむる。
今日はトモダチの夢を見るんだ。

…………

あれ。ここはどこだろ。
ぼく、夢の中かなぁ。
知らないおうちだ。
……誰かいる。……おうちの中を歩いてる。
おばけ?
あ、そうか。夢の中だもんね。
ぼくはまっくらな家の中を歩きまわっている影の正体を見ようと、じっと目をこらした。
何か探してるみたい。
くんくんと鼻先を鳴らすような音がしている。

……!

トモダチだ!
ぼくを上に乗っけてくれてた大きなからだが見えた!
ぼくはあわてて隠れた。
なんでだろ。ぼく、何だか見つかっちゃいけない気がしたんだ。
トモダチはずっとくんくんと音を立てながら、何か探してる。
それから顔をあげて、悲しそうな顔をした。

トモダチはいっしょうけんめい、おへやの中で何かを探して。
それから家の外に出て行った。
お部屋の中に黒い大きなハコ。いい匂いの木の燃えカス。
そのハコの前に写真がかざってある。
トモダチと、あのおじいちゃんと女の子。
……ここはトモダチの家だったんだ。
今はもうだれも、住んでいないみたい。

写真の中のトモダチはくびわをしていて、そこにあの「おもいでだま」が埋め込まれていた。
ぼくはトモダチを追いかけて庭に出てみた。
トモダチはお庭にある小さな小屋の中に入って、ごそごそ、中を探している。
……犬小屋なんだね。そこには、下手くそな字でなまえが書いてあった。

……ぼくは目をさました。
どきどきしてた。
タケルはすやすやと眠っている。
お部屋はまっくらで、ぼく以外、だあれもいないみたいだった。
ぼく、「おもいでだま」をぎゅっとにぎりしめた。
トモダチ、これを探してるんだ。
トモダチの名前は、フジマルっていうんだ。

でもこれ、ぼくが見つけたんだから、ぼくんのだ。
ぼく、これがあったら、ひとりでおるすばん、がんばるもん。
だから、これ、……ぼくんのだ。

ぼくは「おもいでだま」をベッドの足のうらにかくした。
だれにも見つからないように。
ぼくがころころしなくなったので、タケルはちょっと不思議そうだったけれど、何も言わなかった。

それから毎日、ぼくは探しものをしているトモダチの夢をみた。
トモダチは探しものが見つからなくて、とても悲しそうだった。
でもぼくは、やっぱりこれ、返したくないんだ。

それから何日かたって、タケルはもう一度、石のいっぱいあるところに行った。
今日でお盆はおしまいだから、お見送りに行くんだって。
ぼくはとぽとぽついて行く。
……ねぇ、タケル。ここにはタケルのだいじな人がいるの?
タケルは何も言わないまま、帰りにまた海に連れて行ってくれた。


[SCENE4] あったかいキモチ

タケルはじっと海を見ている。
それから思い出したようにポケットから何か出して来て、ぼくの前においた。
あ。「おもいでだま」。
かくしてあったのに、持ってきちゃったの?
見つかったら、取られちゃう! 
ぼくはあわてて「おもいでだま」の上に乗っかった。

周りを見たら、少しはなれたところでじっとぼくを見ているおじいちゃんと女の子と目が合っちゃった。
……やっぱり、あれ、フジマルのだよ!
女の子が言った。
ちがうもん! ぼくんだもん。……ぼくんのだ。
ぼくにポケットがあったら、うまく隠せるのに!
ぼくは「おもいでだま」を隠したおなかにきゅっと力を入れた。

……もし、ちいさいねこさん。われわれは今日でもうあの世へ帰らなければならないのです。もしフジマルに会ったら、われわれがずっと三途の川の向こうで待っていると、お伝えください。
ぼくは耳をふさいだ。

その時。ふいにタケルがぼくの頭をなでた。
……でも、俺にはまだお前がいるんだな、マコト。
タケルは遠く、海の向こうを見ている。
タケル、だれか大事な人をお見送りしたの?
その人はまた遠くへ帰っちゃったの?

ぼくをなでてくれるタケルの手があったかい。
ぼくはタケルといっしょに海を見る。キラキラ、キラキラ。
波は上がったり、下がったり、下がったり、上がったり。
まるでトモダチの背中みたいにぼくを運んでくれる。

……トモダチ、おじいちゃんと女の子が遠くに帰っちゃったら、ひとりぼっちなんだ。
ひとりぼっちで、ずっと探さないといけないんだ。
これがないと、おじいちゃんと女の子に会えないんだ……
ぼく、ぼく、トモダチの大事なものをとっちゃったんだ……
でも、ぼく……

……まだ間に合う?

ぼくはタケルに言った。
あのね、トモダチんちに行きたいんだ! それでね、ぼく、この「おもいでだま」をトモダチに返さなくちゃ! でないと、トモダチがね、だいじな人に会えなくなっちゃうんだ! ぼくのイジワルのせいで、トモダチが悲しんでるんだ! だから……!
今日でおぼんがおわっちゃうんだ!
トモダチの大事な人たちが、行っちゃうよ!

……でも、ぼく、ねこだから、タケルにうまく説明できない……

ぼくはいぬのまねをしてみたり、「おもいでだま」をころころしてみたり、あれこれやってみた。タケルはふしぎそうにぼくを見ていたけど、そのとき「おもいでだま」がきらって光ったんだ。
タケルはひかりの中をじっと見ていた。
そして、あ、という顔をして「おもいでだま」を拾い上げ、太陽にかざしてゆっくり回しながら何かを確かめると、ぼくを車に乗っけて走り始めた。

……そこは夢で見たとおりの家だった。
トモダチはひとりぼっちでさみしそうに家の庭にすわっていた。
タケルがぼくの前に「おもいでだま」を置いてくれた。
トモダチがぼくを見た。
……ごめんね。きっと怒ってるよね。
でも、ぼく、ちゃんとあやまって、これを返さなきゃ。

ぼくはころころと「おもいでだま」をころがして、トモダチの前に行った。
……あのね、ぼくね、えっとね……ぼく、ぼく……
ぼくはトモダチを見上げた。
……ほんとうにごめんなさい! これがあったから、ぼく、さみしくなかったんだ。だから、ぼくのものにしたかったの。言えなくて、かくしちゃってて、ごめんなさい!

……

おへんじがない。きっとトモダチ、怒っちゃってるんだ。
ぼく、わがまましてたんだもんね。

そのとき……

ぽん。
トモダチのおっきな手が、ぼくのちっちゃい頭にやさしく乗っけられた。
それから、その手は、そっと、とっても大事そうに「おもいでだま」の上に乗っけられた。

きらっ!!!
わぁ!
突然、「おもいでだま」から虹いろの光が飛び出した!
あたりは光色に染まって、太陽が落っこちてきたみたいだった。
フジマル!
ひかりの中からあの女の子が走ってくる! おじいちゃんもいっしょだ!
フジマル!
トモダチが立ち上がった。わん! って吠えて、大きなしっぽをせいいっぱい振った。

わん! わん、わん!
フジマル! フジマル!

……わぁ、よかった。
お盆が終わる前にみんながまた会えて。トモダチがひとりぼっちじゃなくなって。
おじいちゃんと女の子と、トモダチはお互いを抱きしめあった。
それからぼくを振り返る。
……ねこさん、ありがとう。
……ううん。あのね……ぼく、いじわるしてて、ごめんなさい。
……なに、こうして無事にフジマルに会えたのだから、もういいんだよ。ちいさいねこさん、本当にありがとう。
そう言って、三人でいっしょに光の輪の中へ歩き始めた。
ぼくはじっとその背中を見送った。

ばいばい、トモダチ。ばいばい、ぼくの「おもいでだま」。

と、その時だった。
光の中から、ころころころころころ……
あれ、「おもいでだま」だ!
ころころころころ、「おもいでだま」は転がってきて、ぼくの前で止まった。
ぼくは返ってきた「おもいでだま」をじっと見つめる。

……ありがとう、小さいともだち。これ、だいじにしておくれね。
「おもいでだま」から、トモダチの声が聞こえたような気がした。

あのね、ぼく、分かったんだ。
さびしくてもがまんできるのは、またちゃんとタケルがぼくのところに帰って来てくれるって分かってるからなんだ。
またちゃんと会えるから、なんだね。
だからぼく、ちょっとくらいさびしくてもがまんする。

ぼくは時々窓からお空を見上げる。
あ、ほら、トモダチがいるよ! 真っ白な雲になって、ぼくを見てくれてるんだね。

それでもやっぱりさびしい時は、ぼくは「おもいでだま」をころがす。
ころころ、ころころ、ころころころ。
楽しいこと、幸せなこと、だいじな人へのキモチ、そんなのがいっぱいつまってる。だからころがすたびに、あったかい場面が転がり出してくる。
ママの匂い、トモダチの匂い、タケルの匂い、それからぼくとタケルがいっしょにいる時のキモチ、トモダチのあったかいキモチ。

……ころころ、ころころ。ちょん、ちょん。
……ころころ、ころころ、ころころころ。ちょん。
転がしてから手を乗っけてみたら、ぼくはちょっとだけ強くなった気がした。



オニキス。その漆黒の色は迷いのない信念の象徴。
辛い時、苦しい時もあきらめず、前に進むための忍耐力や意思の強さを与えてくれる石。

(『迷探偵マコトの事件簿』(12)トモダチのわすれもの 了)


註) 『田酒』:青森県のお酒。
少しずつ、マコトもオトナになっていっているんですね。
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Category: 迷探偵マコトの事件簿(猫)

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コメント


お盆にふさわしい、やさしいお話でした。
そうか、あのトモダチはまだ、この世を彷徨ってたんですね。
あの宝物を無くしちゃったから、おじいさんたちの所へ行けなかったのかな。
マコトが宝物にしてたんですねえ。誰にも取られたくないってところが、マコトらしくて可愛かったけど。
マコトの決心で、トモダチが無事に渡っていけてよかった。

私は死者の魂の行方という物を、宗教的(仏教的)に捕らえることはあまりないのですが、(それゆえ勉強不足な面もあったりするのですが)それでも魂、霊、念という物の存在はあると思っています。だからもちろん、その魂が安らかに送られていくための祈りではあるんだと思うんだけど。死者の魂を優しく想い見送るとき、今生きて居る人間たちの魂が同時に健やかに浄化され保たれる。そのためにこう言う風習や行事があるのかもしれない・・・・とか、想うのです。
そういう風に考えると、宗教の違いや風習の違いがあっても、すべてそれは正しいことで、ほほえましいことなのだなと。
最近そんなことをふっと思うようになりました。
トモダチの幸せを願ったマコトは、ちょっとひとつ、魂のランクがアップしたんじゃ無いでしょうか。
何か、話がそれちゃったな。
すべてを見守って静かに釣り糸を垂れるタケルが、今回はすごくスナフキンっぽいなと・・・これまた失礼なことを思ってしまいました。

lime #GCA3nAmE | URL | 2014/08/10 14:04 [edit]


号泣・・・・・・・
すごく切なかったけど
あったかかったです・・・
良かったなあ~~良かったなあ~~
マコト!!!
フジマルもおじいちゃんも女の子もみんな喜んでいるよ!!
すごく偉かったね!!!

素敵なお話をどうもありがとうございました!!!
いつでも、すっと読めるように
みんなにも読んでもらいたいから
ツイートしてお気に入りに入れます(^v^*)

台風の影響は如何でしたか?
まだ暴風域が抜けてませんから
今後もくれぐれもお気を付け下さいね(^^*)v-238


かじぺた #- | URL | 2014/08/10 18:41 [edit]


limeさん、嵐の中ありがとうございます(^^)

このお話、ちょっと分かりにくかったですよね~
マコトのお話は、ある程度字数を少なめにして、しかもできれば起承転結をつけたいのですが、なかなか私の力では上手くいかないことも多くて。
大体、このシリーズ、脱力系、しょうもない内容のない話のはずだったのに、だんだん複雑化しているような気がしてきました^^;
いえ、それはあくまでも書くほうの気分で、実際には大した内容じゃないのですけれど。

はい、あのトモダチは自分の飼い主さんからもらった大事なオニキスの玉(首輪にくっついていた)をなくしてしまっていたのですね。それが割符というのか手形みたいなもので、飼い主さんと三途の川で会えるってことになっていました。
下敷きになったのは、青森県の金木にある三途の川に見立てられたお堂で聞いたこと。亡くなった子どもたちのために供えられたものにはみんな名前が書いてあるんだって。名前がないと、子どもたちは自分のためのもの草鞋や頬かむりを見つけられないというのを聞いて、そうか、魂が大事なものを捜すためには、名前ってやっぱり大事なんだ。それを形で表してみようと思ったのでした。
犬だけれど大事な家族。でも三途の川で出会うのは結構大変。迎えに行ってもなかなか見つけられなくて、でもこれを目印にしようねって感じで。
あの最期の日々に竹流のマンションで過ごす間に取れて転がっちゃってたんですね。
それをマコトが見つけて宝物にしていた。
トモダチは自分の元いた家にあると思っていて探しているけれど見つからない。
病気になって動けなくなってから連れてこられたタケルのマンションのことは、場所も所縁もあんまりなくて行きつけなかったのかも。

なんて、あれこれどうでもいい設定は置いときましょう!
自分でもあれこれ考えていましたが、ま、基本、内容のない話なので^^;^^;

子どもって、時々どうでもいいものを宝物にしているじゃないですか。
しかも絶対捨てない。で、自分のものだって主張して、譲ってあげなさいって言っても、言われれば言われるほど「いやだ!」って。
そんな姿をマコトに重ねてみました。
でも、マコトにも、それが他の人にとっても大事なものだって分かったみたいですね。

私もlimeさん同様、実は「死」に対する感覚はドライです。ついつい生物学的に受け入れてしまう(だから逆に人から人への暴力による死は受け入れられない。自然災害は……もう仕方ないと思うけれど)。
魂が天国へ、とかあまり思わないので、宗教的に「魂の救済」とか言われても面食らうけれど、生命の神秘は心から信じています。そもそも科学的に考えれば考えるほど、神秘だとしか言えない。その延長で魂があると思うのです。
だから、宗教の定義がはっきりしない頃から、死者を祀るという儀式があったことにはやはり心を打たれます。死者を祀る・悼むという気持ちは○○教という枠を超えていると思うのですね。だから私、結構お墓詣り率、高いんです^^; 石を見に(感じに)行くのも、ある意味かつてこの石に祈りを捧げた人々を悼む気持ち、かなぁ。

> 死者の魂を優しく想い見送るとき、今生きて居る人間たちの魂が同時に健やかに浄化され保たれる。そのためにこう言う風習や行事があるのかもしれない・・・・とか、想うのです。
本当にそうですね。生死を想う話を書くのは、とても疲れるけれど、やっぱり大事な自分の「仕事」かなぁと思ったりしています。
マコト、何だか分かっているようでわかっていないねこですが、一生懸命な気持ちはいつも真っ白。
ちょっとオトナになったかな?

> すべてを見守って静かに釣り糸を垂れるタケルが、今回はすごくスナフキンっぽいなと・・・これまた失礼なことを思ってしまいました。
あはは~。こりゃまた、なんとも的確な!(^◇^)
そうか、あんなとんがり帽子だったのか……^^;
コメント、ありがとうございました!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/08/10 19:00 [edit]


かじぺたさん、ありがとうございます(*^_^*)

かじぺたさん、ツイッターでもご紹介いただき、ありがとうございました!!
うう。ツイッターでも書いたのですけれど、これ、実はかじぺたさんのおかげで生まれたお話かも。
だって、お正月のマコトのあいさつのところで、マコトがみかん転がしてたら、北海道のおじいちゃんに「食べ物をそまつにしちゃいかん!」って怒られて。でもマコトにしてみたら「ぼく、おみかん、大事に転がしてるよ」ってのを書いたら、かじぺたさんがウケてくださって。
大事に何かを転がすマコト、ってのが最初にイメージにあったのです。
そうしたら、それがオニキスの玉になって。あとは芋ヅル?

そしてそして。マコトもいつも甘えてばっかりいないで、ちょっと大人にならなくちゃね。ということで、自分であれこれ考えて何かを起こす、という話にしました。
いつも一人ぼっちで寂しいマコト、でも反面「蜘蛛の糸」じゃないけれど、自分が我慢したらいいことが待っているのかもね。ご褒美に「おもいでだま」を返してもらえたことよりも、もっと大きなものが返ってきたかな?
頑張りました! こねこなりに……

> いつでも、すっと読めるように
> みんなにも読んでもらいたいから
> ツイートしてお気に入りに入れます(^v^*)
ほんとにありがとうです~~~~~

台風、今は静かです。でも川のあるところとか崖とかの近くにお住いの人は大変ですよね。
うち、実はさっき見に出たら、ジャカランダの木が曲がっていました。
修復できそうにないので、枝を切り落としてきました。
もたれかかられて、杉の木が迷惑そうです。今まで木が曲がったことなんてなかったのに……
風の力って、すごいんだなぁ。
そうですね、まだまだ注意を!
コメント、ありがとうございました!!!!!

彩洋→かじぺたさん #nLQskDKw | URL | 2014/08/10 19:23 [edit]


 こんばんは。
僕は基本的に 死後の世界とか 死後の存在とか信じてなくて 所詮 電気が切れる電化製品のように ぷつりと終わってしまうと思っているのですが…
猫のブログとか掲示板でよく語られる 自分よりも先に逝ってしまった猫は 虹の橋を渡った先で待っていてくれると
死後を信じていなくても 自分に関わった猫たちが 待っていてくれたらいいなぁと思ってしまいます。

マコトの小さな頭の中では 色々な事が目まぐるしく駆け巡って 凄い速度で学んでいるのだろうなぁ。
マコトの真直ぐさが オニキスに似つかわしい感じがしました。

ウゾ #- | URL | 2014/08/10 20:52 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

> 僕は基本的に 死後の世界とか 死後の存在とか信じてなくて 所詮 電気が切れる電化製品のように ぷつりと終わってしまうと思っているのですが…
うんうん。私も同じです。死後はそれで終わりでいいというのか、それが生物的に普通であろうと思っています。若いころはそういうのってやっぱりあれこれ考えていたことがあって、その時に『戦争と平和』のアンドレイ侯爵の死のシーンですごく納得したのです。すごく愛した女性(ナターシャ)のこともどうでもよくなっていって死んでいくというのか。どうでもいい、と言ったらだめだけれど、感動的じゃなくて普通に意識が薄れて(まさに脳内幸福物質の作用?)命が終わるだけ。あ、そうか、そういうことだ、と。
藤原新也さんの『メメント・モリ』にもインドの写真で「人間は犬に食われるくらいに自由だ」ってのがあって、衝撃的でも何でもなくて、あぁそうだなぁと思った次第でした。
でも、自分以外の人の死は、自分の中ではすごく意味があるんですよね。
だから、生物学的死とは別の次元で、そこには深い意味付けがあると思っています。だからこそ、縄文時代から人は死者を祀って来たんですよね。

起こったことは全てマコトの妄想かもしれないけれど(ねこがこんなふうに妄想してくれたらいいなぁと)、でも猫さんたちとは(もちろん犬も)また別の世界で一緒に過ごせたら。
きっと猫好きさんたちの思いは一緒でしょうね。
虹の橋の向こうで待っててくれるのかぁ、いいですね。

ねこって最初の1年ですごく大人になるんですよね。
マコトは時間軸をはっきりと書いていないものの、いつも小さい仔猫のイメージなんですね。いつまでも歳をとらない某シリーズの探偵さんみたいに。
でも、もしちょっと大人ねこになっても、やっぱり甘えん坊な子供の部分はいつまでも残るのかな。

> マコトの真直ぐさが オニキスに似つかわしい感じがしました。
漆黒のオニキス、大好きな石のひとつです(^^)
でもマコトは、やっぱりタイガーアイかな?

コメントありがとうございました!

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2014/08/10 23:13 [edit]


フジマルだったのか

こんばんは。
トモダチが再登場して、ちょっと嬉しかった私です。かなりお氣に入りのキャラでしたから。

石大好きの彩洋さんらしい選択だなあと思いました。
特に書いていないけれど、出会いと、別れと、決断と、パワーストーンとしての意味を考えると一番の石をわざわざ選んであるし。

三途の川が実際にあるのかどうかは別として、どの国の、どの文化圏の信仰でも、わりと三途の川的なイメージありますよね。もしくはしばらくは彷徨っていて、その後は決して帰れないどこかに行くのだと言うイメージ。私は行った事がないので「ある」とも「ない」とも言えませんが、自分には見えないからという理由で否定するのは傲慢だなと思っています。私の知覚なんてそんなに確かなものじゃないと思うし、人類の持っている科学も大したものじゃないので。

それはともあれ、誰かにとって大切である何かを、自分が好きだから手放せないその執着、それを乗り越えて誰かのために何かをしようとする決断、そして「金の斧」をご褒美にもらう木こりにも似た結末、ツボでした。フジマルにもらったオニキスが、これからもマコトの決断に力を貸してくれるといいですね。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2014/08/11 00:31 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

トモダチ、応援してくださっていたとは……ありがとうございます。
フジマル、というのは、何だか「大きい」というイメージでお相撲さんみたいな名前がいいかなぁとか思って、千代の富士にしようかな、とか考えているうちに変遷してこうなりました(^^)

大きな犬と小さい猫の組み合わせは、わたし的にはものすごく好きなのです。何と言っても、図柄的に萌えます(って変かな?)。大きい犬の背中でもこもこしている小さい猫! それを書きたくてあの1作目があったのですが、なぜか老犬になってしまって……
というわけで?再登場となりました。丁度お盆シーズンでしたし。
で、設定的には、トモダチは老人に飼われていて、先にその老人が死んじゃって身寄りのない犬だったはずなのですが(だからタケルが引き取ってきた)、お化けになって出てきたときには何故か女の子が引っ付いていた(これも単に図柄的に^^;
きっと女の子が先におじいちゃんしか身寄りがなくて死んじゃって、それから老人、でトモダチが取り残されたのかな。女の子はおじいちゃんの娘だったかもしれませんね。もうずっと前に亡くなっている。
とかあれこれ思いながら、結果としてはマコトの成長物語になりました。

実は私も、因果応報、というのか、正直に物事に向かい合い努力を重ねていれば報われる、って話、好きなんです。もちろん、現実はそうはいかないと思うのですけれど、これはお話ですから、物語の世界くらいは「人に気が付いてもらえないけれど、陰で頑張っている人にはいいことがある!」ってしたいですよね。
小さい子供が何かに執着して、それに固執するイメージをマコトに重ねて、そして「他の人(犬)の気持ち」に気が付くことで成長していく……のかな?

オニキスは好きな石なんです(安いし^^;)。あの漆黒のイメージは、黒なのに白い……じゃなくて、え~っと、黒なのに清浄・清純という感じがして。死と再生のイメージにはぴったりの石ですね。
でも、マコトはやっぱりタイガーアイ? いや、全てを見通していないからだめか。

死に関しては、私は生物学的には極めてドライな感覚の持ち主なのですが、これは肉体としての死が細胞の定めだと思っているからで、魂に関しては何ともわかりません。ただ、現世と同じような「死後の世界」があるとは思わないというだけで……でも、夕さんの仰る通り、観たことないから分かりませんよね。
そもそも、死んだら絶対池波正太郎先生を捜して、鬼平の続きを聞かなくちゃ!とか真面目に思っているし。
ただ魂の意味は残された人にとっては特別で、あるいは生命自体の神秘にとっても大切なんだろうなと、そう感じています。う~ん、表現するのって難しいですね。
だからきっと私は生死に関する話を書き続けてしまうんだろうなぁ。

コメント、ありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2014/08/11 13:03 [edit]


ああ、死んでからでもこういう世界があるのなら結構安らかなのかなぁ。
なんて思ってしまうじゃないですか。
サキは表向きは(死んだら全てお終い。だから考えてもしょうがない)と考えていることになっています。
けど、そんなに割り切って単純に考えられるのなら世の中苦労しないんですよ。

マコトの純な心と、吸い込まれるように真っ黒なオニキスのエピソード。
お盆の時期、生と死についてちょっと考えさせられる作品でした。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2014/08/11 20:01 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

私も一緒です。基本は死んだらそれで終わり、と思っているけれど(だからこそ、命は大切なんですよね)、でも一方では、あの世に行ったら○○ちゃんと○○くんと話しをしなくちゃ、とか、池波先生をお探しして鬼平犯科帳の続きを聞かなくちゃ、とか真剣に思っていたりもします。
以前、青森の記事で書きましたが(http://oomisayo.blog.fc2.com/blog-entry-182.html)、特に子供を失った家族が子供たちのあの世での人生を想って結婚相手と見繕った人形を奉納したり、三途の川をわたるときにって名前を書いた草鞋を奉納しているのを見て、何だかホッとしたんですよね。上手くいえないんですけれど……終わりだけれど、そこで終わりではない、というのか。
そう、本当に、割り切るという問題じゃないんですよね。
何はともあれ、まずは生きている時間、大事にしたいですね。

マコトはほんとに何でも一生懸命なので、「おもいでだま」はぼくのだ!って気持ちも100%だったんだけれど、トモダチの平安を願う気持ちも100%だったんだろうなぁと思います。少しだけ、大人になりましたね(^^)
オニキスの漆黒、ほんとにあまりにもピュアな黒なので、むしろ純真という言葉がぴったりに思えますよね。この黒さには原点に返るようなニュアンスがあるように思います。
コメントありがとうございました!

> マコトの純な心と、吸い込まれるように真っ黒なオニキスのエピソード。
> お盆の時期、生と死についてちょっと考えさせられる作品でした。

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2014/08/11 23:58 [edit]


マコトくんへ

マコトくん

この間は私に話しかけてくれてありがとう。
マコトくんってほんと、可愛いよねぇ。
すねてないもん……?
はいはい、そうね、すねてないもんね(^o^)

マコトくんは大きくなったら豹になりたいのか。
スズメの兄弟が電線で、大きくなったらなんになる、って歌もありましたね。
「綿の国星」のちび猫は、大きくなったら人間になるんだと信じていたっけ。
マコトくんの夢がかなうといいな。豹になっても心はマコトくんのまんまで、無邪気に人間とも遊んでね。

うちの幸生おじちゃん(俺はお兄ちゃんだっ、とイカってますが)が猫フェチで、マコトくんと遊びたいってうずうずしてるの。
いつか遊んでやってくれますか?

以下、大海さんへ

マコトくんの一人称小説を読ませてもらって、彼に直接話しかけたくなりました。
幸生とマコトくんの大冒険みたいの、書きたいんですけど、なかなか形になりません。
もしも書けたら発表してもいいですか。

あかね #- | URL | 2014/08/29 10:58 [edit]


あかねしゃん、ありがとです(=^・^=)

あかねしゃん、おてがみ、ありがとにゃんでしゅ。
えっと、ぼくね、にくきゅうでたっちしてもつけれるテレビを買ってもらったんでしゅ。
あかねしゃんのおかげで、半にゃらいだーが生まれたので、ちゃんとお礼をいいなさいって大海しゃんから言われました。ありがとでしゅ!
ぼくね、でもすねてないつもりなんだけど、つんでれしちゃうの。
ほんとはでれでれしたいけど、つんつんしちゃうんでしゅ。だって、びみょ~なねこ心にゃの。
でも、がんばって大きくなったらひょうになりましゅ!
ひょうになったらね、きっとタケルとお話できると思うし、ぼくがタケルをたすけてあげることもできると思うの。
幸生おじちゃんもこんちには。こんど遊んでくだしゃい!
でも、ぼくほんとは人しみり(マコト、人見知りだよ!)なんでしゅ。はこいりねこなの。
だからそ~っとあそんでくらさい。←イミフ^^;
じゃ、またね。あかねしゃん、ありがとでしゅ。

……う~む。本当にだんだんわけのわからない猫になってきましたが^^;
> 幸生とマコトくんの大冒険みたいの、書きたいんですけど、なかなか形になりません。
> もしも書けたら発表してもいいですか。
おぉ、これは嬉しいですね!!!
大冒険、というと、もしやピーターパンチックな? いやいや、どこへ出かけようとも、楽しそうです。楽しみに待っていますね!! 幸生とマコトの半にゃライダーごっこもいいかも!
いや、大人しく待っています!
コメント、そして素敵な申込み、ありがとうございます!!!

マコト→あかねさん #nLQskDKw | URL | 2014/08/29 17:38 [edit]


出会い編

マコトくん、再びありがとう。
マコトくんの夢をちょっとだけでもかなえてあげたくて、考えたのですね。
あ、そだ、美月さんっていうお友達が貸してくれている、魔法使い犬がいるじゃないか。

その犬、ポチに手伝ってもらって、「出会い編」を書きました。
ユキも出てきます。
このユキはおじちゃんじゃなくて、おにいちゃんのころです。

わけわからんといえば全然わけわからん話になってしまって、半にゃライダーとか「ひょう」とかの解釈もおかしいのかもしれませんが。
とりあえず書けましたので、報告まで。

limeさんのイラストも貸してもらえたら(これからlimeさんと、美月さんにも報告とお願いにいってきます)、アップさせてもらっていいですか?
先に鍵コメにして、大海さんに読んでいただいたほうがいいでしょうか。

あかね #- | URL | 2014/08/31 16:57 [edit]


あかねさん、ありがとうございます(^^)

あかねさん、ご報告ありがとうございます!
何だか豪華なラインナップになっているようですね(^^)
半にゃライダーはすでにみんなのヒーローになっているので(これも絡んでくださった夕さんやけいさんのおかげです)、もうどんなんでも思うままでいいのでは、と思います(^^)
豹は……単に、自分が大きくなったら豹になれると思っているみたいです。
そうそう、鍵コメなど気にせず、どうぞアップしてやってくださいませ(*^_^*)
楽しみにしています(^^)/~~~

彩洋→あかねさん #nLQskDKw | URL | 2014/09/01 01:34 [edit]

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