07 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【物語を遊ぼう】16.名作を書き換えよう 



「このお手てにちょうどいい手袋を下さい」
すると帽子屋さんは、おやおやと思いました。狐の手です。狐の手が手袋をくれと言うのです。これはきっと木の葉で買いに来たんだなと思いました。そこで、「先にお金を下さい」と言いました。子狐は素直に持ってきた白銅貨を二つ帽子屋さんに渡しました。帽子やさんはそれを人差し指の先にのっけて、カチ合わせてみました。
しかし、白銅貨からは何の音も聞こえません。やはり木の葉のお金でした。

子狐が手袋を買いに帽子屋さんにやってくるシーンです。
最後の一文だけは、原作通りではありません。
私ったら、何で狐が本物の白銅貨を持っていたんだろ? って天邪鬼な疑問を抱いておりまして。

さぁ、この先をどうしましょう?


久しぶりに『物語を遊ぼう」シリーズの記事を書くことにしました。
物語を練っている時、行き詰まることってありますよね。あるいは書きたいけれど、ストーリーが全く思い浮かばなくて焦っちゃう。
そんな時に難しい「小説の書き方」のノウハウを考えて思いつめると、ゴルフで言うところのイップス、つまり固まってしまって手が動かなくなってしまうことがありますよね。
実は私もノウハウ本を結構読んでみたことがあるのです。一度は文章教室に行ってみたことも(ひやかしだったので、たった半年しか続かなかったけれど^^;)。
確かにそれが全部できたらすごい小説が書けるよなぁ~っていつも思っていましたが、実際にはノウハウ本を読んだら余計に書けなくなってしまいました……ダメな私。物書きのプロになるような人は、このノウハウをきちんとできる人、なんでしょうね。
そう、高みを目指す人は、この「筋トレ」に耐えなければなりません!(小説を書くのは筋トレ、というのも先生の名言)

でも、そんな高みを目指しているわけではない、一介のアマチュア物書きにも、スランプ、あるいは、書く気が全くしない時もあるのです。


そういう時は気分転換にこういう遊びをしてみてはいかがでしょうか。
いえ、実はこれ、文章教室で教えてもらったのです。あれこれやった中で一番面白かった授業でした。
もっとも、その時に使った「名作」はもっとお堅いものでした。聞いたこともないような、日本純文学で、そもそも元のラストを知らないという作品だったり。

ここで言う書き換えは、登場人物の名前や設定を借りて自由な物語を展開するというタイプの二次創作とは違って、基本的にストーリーの途中まではもとのままで、途中~ラストを変えてしまうというものです。
一応ルールがあって、基本的には物語の途中までは原文のままで設定は変えない(自由枠アリ)、物語の流れに違和感がないようにする(原文の部分~改変部分の継ぎ目に違和感がないように)、などなど、いくつか決まりがありました。
だから自由度は思ったより低かったんですけれど。

でも、ここでは遊びですから、自分が気になっている「あの有名な」物語をいじくってみるのが一番いいですね。
悲劇が気に入らなければハッピーエンドに変えちゃう。
『ごんぎつね』なんて、それにぴったりじゃありませんか。
ごんが死んじゃうなんて! ってきっと皆さまも一度は思ったはず。
逆に、ご都合主義は気に入らないというのなら、「いつまでも幸せには暮せませんでした。なぜなら三年目には王子が浮気を……」ってことにすればいい。(そして昼メロへ……、いや、昼顔? あ、あれは浮気するのは奥さんの方か……)

そういう意味で大きく自由枠を広げて考えると……
「書き換えの名作」と言えば、ディズニーの『リトルマーメイド』ではないでしょうか。
私自身、『人魚姫』の物語については語りたいことがいっぱいあったりしますが……(なぜなら、真シリーズは(『人魚姫』+『源氏物語』)÷2なのです。ちなみに、息子の慎一の時代はロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』、ラストのシリーズになるやしゃ孫の時代は映画の『麗しのサブリナ』)
それはさておき、海の中に暮らす人魚たちの世界という素敵な設定に目をつけたディズニー、でも悲劇的結末は夢の国にとってはNG。それならハッピーエンドにしちゃえ。
実に大胆な書き換えですよね。しかも大成功。楽曲の力も大きいですけれど。
ただ、ラストを大きく変えるときは、少し設定も変更・追加しなければならないことが多いようです。


実はこれ、scribo ergo sumの八少女夕さんが時々提案される企画(神話でタイトル、とか、地名でタイトルとか)に加えていただけないかしら、なんて思ったりもして。
書き換え部分だけでいい、あるいはアイディアだけでもいい、もちろん期限なし、って遊びです。
行き詰まった時にはぜひ、物語で遊んでみてください。


さて、冒頭の『手袋を買いに』の続きを書き換えてみましょう。


帽子屋さんは木の葉のお金と、寒さで震えている子狐の小さな手を交互に見つめました。
今日、帽子屋さんの家には小さな孫が遊びに来ていました。雪遊びで冷たくなってしまった孫の手に、新しい手袋をはめてあげた時のかわいらしい笑顔を思いだしたのです。これから大きくなっていく小さな孫の手は、どんな未来をつかんでいくのでしょう。
それはこの子狐の小さな手も同じです。
帽子屋さんは棚から子供用の毛絲の手袋を取り出してきて子狐の手に持たせてやりました。

やれやれ。
孫に新しい靴を買ってやろうと思っていたのに、しばらくはお預けです。
帽子屋さんは、明日には木の葉に戻ってしまっているに違いない音のしない白銅貨を、亡くなった奥さんの仏壇の前に置きました。
お前、今日は子狐が手袋を買いに来たよ。小さなかわいい手がすっかり冷たくなっていたから、つい新しい手袋をやってしまった。仕方ない、また明日、新しい手袋を編もうかね。
写真の中の帽子屋さんの奥さんはにこにこと笑っていました。

次の朝。
帽子屋さんは仏壇の前を見て驚きました。
何と、昨日子狐が持ってきた白銅貨を置いた場所にあったのは、木の葉ではなく、春を告げる白い花だったのです。
帽子屋さんはお店を開けました。夜のうちに雪は止んでいたのでしょう。もう子狐の足跡はありませんでしたが、向こうの山から子狐とお母さん狐のこーん、こーんと啼く声が聞こえていました。

さあ、新しい手袋を編まなくては。
こうしてまた、帽子屋さんの忙しい一日が始まりました。
春はもうすぐそこまで来ているようです。
(おわり)


あれ? このお話は、どうしてもハッピーエンドになりますね(*^_^*)
春告草=スノードロップ、です。でも、春になったら手袋要らないじゃん、って突っ込まないでね^^;
来年に備えるのです(#^.^#)
本当は「ありがとう」という花言葉の花を思ったのですけれど、カーネーションとかダリアとか、季節も何もかもおかしいし……冬のお話だけど、早春はあり、ということで。

ちなみにちゃんとした「筋トレ」としてやってみる場合には、文体や表現も元の物語に合わせて書くのです。どこから書き換えたのか、分からないくらいに。そうすると、表現なども工夫するようになって、文章のいいトレーニングになります。
ちなみに私、「こころ」でこれをやろうとして玉砕しました^^;

何はともあれ、物語は楽しまなくちゃ! 読むときも、書く時もね。
DSCN1119_convert_20130629125553.jpg
DSCN1117_convert_20130629125507.jpg
この本(ダースベイターの子育て本)は……少し違いますけれど^^;
関連記事
スポンサーサイト

Category: 物語を遊ぼう(小説談義)

tb 0 : cm 10   

コメント


 こんにちは。
以前一度書いた事ありますよ。
王子様を拒否した姫バージョンとして シンデレラは何人もの女性に履かせたガラスの靴を あなたのモノでしかと返す様な無神経な人物は嫌だと拒否
白雪姫は 棺桶に入った死体とキスするような変態とは… 命の恩人でも嫌だと拒否。
人魚姫は毎日傍で看病していたのに 別の女生と間違えるなんて信じられない こんな人の為に泡になって消えるなんてと拒否。
此の三人が愚痴を言いつつお茶を飲んでいるという話。

うーーん 永遠にループする時間の中で生きる サザエさん。
全ての謎を知るのは ダーとした喋らない あの赤子。
しかし… 時間は流れていた… 次回予告 サザエさんが携帯電話を持つ日。
… すみません 色々とコメント暴走してますね。

ウゾ #- | URL | 2014/09/17 16:58 [edit]


恥ずかしながら「手ぶくろを買いに」というお話は知りませんでしたが、「ごんぎつね」は初めて読んだときから無情な結末が不条理に思えたものです。もっとも、不条理な結末だからこそ、記憶に残り続けるお話なんでしょうけど。

ああでも、こういうお遊び要素のある「筋トレ」は面白いですね。「手ぶくろを買いに」の改編版は、大海彩洋さんらしい優しい結末ですね。

ところで、最後に出てきたダースベイダーの子育て本、なんですかこれ(笑) ベイダー卿って、子育てしてませんよね。いや、おんぶ紐して哺乳瓶持ちながら、ライトセイバー振るってる姿も怖いけど(爆)

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2014/09/17 19:15 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

お。ウゾさんはこういうの、お好きそうですよね!
うんうん、王子様を拒否した姫シリーズもいいですね。そもそもディズニーも、王子をないがしろにして姫をやんちゃにする傾向がありますからね~~
お茶を飲むシーンはこの「書き換え筋トレ」には使えないのが残念だけれど、そんな蛇足も加えたくなるラインナップですね(^^)

> 人魚姫は毎日傍で看病していたのに 別の女生と間違えるなんて信じられない こんな人の為に泡になって消えるなんてと拒否。
ほんとだよ。うちの竹流は子どもの時に「僕が王子なら絶対に間違えない」と豪語しておりましたが……
人魚姫にしても、お魚の王子はおらんかったんかい、って気がするし^^;
サザエさんが携帯電話を持つのはダメですよね~。お魚追いかけて欲しいし、ちゃぶ台でみんなでご飯食べててほしいし、ねこ付き縁側もね。しかし、サザエさんはそもそもどういうラストなんだろ??
ドラえもんみたいに終わる系じゃなさそうですものね。かなりの難題になりそう^^;

色々楽しい作品紹介、ありがとうございました!

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2014/09/17 20:23 [edit]


大海さんのこだわり^^

ああよかった。朝、このページにどうしても入ってこられなくて。
PC壊れたかと思ったw(何度も足跡のこしちゃったかな)

「てぶくろを買いに」は、私が一番好きな童話なので、書き換えようとは思わないのですが、大海さんがいつもあのお金の事にこだわるのが、すごくツボです。人って、どうしても譲れない部分ってあるんですよね。

「ごんぎつね」は、子供心にとてもショッキングでしたが、あのどうしようもない悲しみも、物語として必要なんだなと、今は思います。ぬるいハッピーエンドだったら、きっと記憶にも残っていないし、命の儚さ、大切さを考えることもなかったろうし。

とはいえ、私の周りには「死にネタは絶対ダメ。そんなの読まない」という人がとても多いです。やはりみんなハッピーエンドを願うのかな。でも私が今までに心に残っている作品は、けっこう悲劇が多いんです。(全部といいなさい)

あ、そんなテーマじゃなかったですよね!
ラストを書き換えるという作業ですよね。
大海さんの「てぶくろを買いに」。元が温かいお話なので、やっぱりいいお話になりましたね^^(ちょっと人間寄りの方向で)
なにより、銀貨の決着がついて、大海さん納得のお話になって良かったです♪

lime #GCA3nAmE | URL | 2014/09/17 20:24 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

「手ぶくろを買いに」……前半は子狐が初めての雪に驚いて楽しく遊ぶ描写がとても美しいです。子狐の「お手てがちん/ちんする」の台詞が可愛すぎて……で、手が冷たくなったので手袋を買いに行くのですが、母親狐は人間に追いかけられて命からがら逃げた過去があって怖くて一緒に行けない。で、子狐の手を片一方だけ人間の手に変えてあげて、一人で行かせるのです。ところが、子狐、帽子屋さん(手袋を売っている)に来て、ドアの隙間から「このお手てに合う手袋をください」と言って、間違えて狐のままの手を出していまうんです。
原作ではちゃんとした白銅貨で、帽子屋さんは普通に手袋を売ってくれるのですが、実は私、ここでいつも引っかかっていて。何で、狐が本物の白銅貨を持ってるんだ??? で、この下りとなりました。お話は最後まで狐目線なので、帽子屋さん目線はありませんけれど……
「ごんぎつね」は書き換えたくなる代表ですが(多分「フランダースの犬」もですよね)、TOM-Fさんの仰る通り、不条理だからこそいつまでも心に残るんですね。後悔……こうならないように何かできたんじゃないかという感情を残すんですよね。でもこの書き換え、実は生きてました!って簡単にやっちゃうのは面白くないって言われちゃうんですよね。ほんと、厳しい「筋トレ」です。
本当は書いてみることが大事ですけれど、頭の中で話を作るだけでも楽しいですよね。

> ところで、最後に出てきたダースベイダーの子育て本、なんですかこれ(笑) ベイダー卿って、子育てしてませんよね。いや、おんぶ紐して哺乳瓶持ちながら、ライトセイバー振るってる姿も怖いけど(爆)
↑かなりいい線ついていますよ! だいたいそういう趣旨の?本です。 
これ、有名な本なのだと思っていましたが……実はマイナー?
無茶面白いですよ! 絶対TOM-Fさんはお好きだと思います。もちろん、完全なるギャグで、ダースベイダーが子育てをしていたら、って設定なんです。ルークの方はなぜなに攻撃・好奇心旺盛なチビすけ設定で、振り回されるダースベイダー。レイアのほうは「オヤジがウザい」思春期の娘で、やっぱり振り回されるダースベイダー。しばらく思い切り笑えます。
コメントありがとうございました!!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2014/09/17 21:02 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

> ああよかった。朝、このページにどうしても入ってこられなくて。
> PC壊れたかと思ったw(何度も足跡のこしちゃったかな)
あら、そうだったんですか?? まさか、人喰い屋敷の話なんか書いているから、呪われてた?
でも、無事に来ていただけて良かったです(^^)

実は分かりやすい例で新美南吉さんのお話を出したのですけれど、実際に「筋トレ」として宿題に出されたのは、純文学の有名作家の短編でした。絶対に文学部の人でもなければ読まないよな~という聞いたことのない作品。だからもちろん、ラストなど知らないし、渡された課題には途中までしか載せてありませんでした。で、宿題を提出したら本物のラストの部分を貰える、という。

童話は本当は書き換えにくいですよね。
お金に拘ってごめんなさい^^; だって、不思議なんだもの……(@_@)
「ごんぎつね」は私、大好きなんです。悲劇が好きだってわけじゃないんですけれど、ああいう結末だけれど納得できる部分がいっぱいあって。「フランダースの犬」も不条理だけれど、受け入れて読んでいました。狐と人も、人と人も、分かり合おうという努力をしなければ、ダメなんですよね。

> とはいえ、私の周りには「死にネタは絶対ダメ。そんなの読まない」という人がとても多いです。やはりみんなハッピーエンドを願うのかな。でも私が今までに心に残っている作品は、けっこう悲劇が多いんです。(全部といいなさい)
あぁ、そうなんですね。確かに、私の友人もそんなことを言っていました。歳をとったら弱くなるのかなぁ、なんて。
私はもともと「真の死」というのが絶対に譲れない作品を主軸にしてきたので、何だか「死」が無ければ続きが生まれないみたいな考えがあったのです。そう、感動を生むわけじゃないけれど、生死の問題ってやっぱり永遠のテーマだと思うので。
あ、そうそう、ここはそんな話じゃなかったですね^^;

「手ぶくろを買いに」、limeさんの好きなお話をちょっと変えちゃいましたが、一応こうであれば納得できる話にしました^^; いや、これで、お金の話の解決が……(^^)
コメントありがとうございました!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2014/09/17 21:26 [edit]


おお

これまた面白い企画ですよね。

書き換えで思いつくのは「フランダースの犬」かなあ。あのラストは号泣したから。

でも、私が書きかえると、氣がつくと全然違う話になっちゃうんだよなあ。

「樋水龍神縁起」とか「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」とか、原形がほとんど残っていない。前者はもうご存知ですよね。で、後者の設定が何をネタにしているのかはまだ秘密です。だってその肝心の所はまだ先だし。

ううむ、まだ考えつかないけれど、遠からずトライしてみようと思います。あ、「フランダースの犬」じゃないと思いますが。だって、あのラストを変えたらかなりどうでもいい話になっちゃう。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2014/09/18 04:03 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

> これまた面白い企画ですよね。
あはは。でも、みなさん、あまり喰いついては下さいませんね……
やはり企画は企画大臣にお願いすることにしましょう(*^_^*)
「フランダースの犬」は日本のアニメが放映された時、子供に見せるのは辛すぎるからラストを変えてくれと、すごい投書が来たんだとか。でも製作者は原作通りを貫いたと。
思えばあの頃、デビルマンにしてもキャシャーンにしても、何だか哀愁を負っていましたよね。人生の辛さをアニメから学んだのかも。今は魔法が簡単に使えて……だけれど、あの頃の作品は残念な武器しかなくて、残念な結果も待っていたりして。
そう言えば、高校野球に燃える日本人の気持ちがよく分からんとアメリカ人の記者に聞かれて、ある監督(だったかな)が、「高校野球は負けることを学ぶ場だ」と言ったのだとか。確かに甲子園は「負けることを学ぶ場」だわぁ(え? 何の話って……また来年頑張るわ^^;!)。

> でも、私が書きかえると、氣がつくと全然違う話になっちゃうんだよなあ。
そうなんですよ。実際の宿題はかなり縛りがあって、なかなか難しかったんですが、この「縛りがある」中での創作って、落語の三題噺みたいで面白いなぁと思いました。
でもこれは、創作というよりも、トレーニングみたいなものなんですよ、きっと。だから書き手のテーマや意志が明瞭に表れるようなものではないのかも。

夕さんの「樋水龍神縁起」や「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」に原型があっても、これは書き変えとかというのとは違って、こちらは夕さんのれっきとした創作なんですよ。世の中に聖書や神話を原型にした話がたくさんあるのと同じように。
で、こちらのほうは、その書き手が何を考えているかということが表れますものね。つまり、何を原型に選ぶかで志向(嗜好かも)が分かっちゃう。
えっと……たしかに私は源氏物語や人魚姫に翻弄されているなぁ……^^;

コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2014/09/18 08:13 [edit]


こんばんは~(^0^*)ノ

わあ!!!
なんか・・・・・ついつい単純に
大海さん版の『てぶくろを買いに』に、ほろりとして(;w;)
素敵なお話だったなーーーと思いながら
ここに来て、皆さんのコメント読んだら・・・・・
皆さん、高尚!!!!!
これが小説を書く方々と素人の差か?!!!Σ(゜Д゜;;)

新美南吉さんの故郷は
たまに通るんですよね・・・・・・
それはそれは美しい彼岸花の咲く場所だそうで
有名らしいんですけど
季節に見に行ったことは無いんです。
でも、通るたびに
こういう場所で育った方だから、あのような物語を
紡ぎだせたのだなあ・・・と思います(^^*)

そうなんですよね~~~
悲劇は切ないんですけど
じゃあ、その話を悲劇ではなくしたらどうなるのか?
っていうのは永遠のテーマかと・・・

あしたのジョーは原作者(梶原一騎氏)と作画(ちばてつや氏)で
大もめにもめて
結局、真っ白な灰になったジョー
(ジョーの生死とか、あとは想像にお任せします。)だったけど
原作の段階では
廃人同然になってヘラヘラ笑ってるカーロス・リベラと
ジョーが、戯れるように
施設の庭で拳闘ごっこをするのを
葉子がベンチに座って微笑ましげに見てて
野外から始まったジョーの拳闘人生は野外に帰った。
的な終わりかただったそうです。

私はそっちでも良かったかなあ?って思うけど
でも、真っ白な灰になった方が、きっと断然カッコいいし・・・

鉄腕アトムも、手塚治虫先生が漫画の最終回で
太陽が異常な核融合を起こして
このままでは太陽系が消滅してしまう。というので
アトムが爆弾(?)を抱えて太陽に突っ込んで
それを止めて、太陽系消滅を回避したけど
アトムは帰ってこない。ってお話を1回描いたけど

アトムが可哀想!!っていう嘆願やら批判の声が殺到!!!
なので、
アトムは太陽に突っ込んで表面が溶けて
爆弾的なものと一体化してたけど
宇宙を漂ってるとこを
親切な宇宙人に助けられてて
帰って来た。って続きを書いたら
それはそれで
あのラストが悲壮でカッコ良くて良かったのに!!!
って批判が殺到!!!!
手塚先生が「読者って難しいですね。」って
作中で嘆かれてました(^^;;)

あ・・・なんか趣旨と違うお話になっちゃいましたね(^0^;)\
すみません~~~

こういうの楽しいですよね~~~!!!
家では結構、普段の会話の中で
漫画の続きやエピソードを勝手に作ったり、
お話の改変を楽しんでるので(笑)
面白そう!!!って思っちゃいました(^^*)

ダースベイダーの絵本は知ってますよ~~!!!
買ってないけど、
買おうかなあ~~って見る度に毎回思います
ベイダー卿、可愛い(笑)

かじぺた #- | URL | 2014/09/18 21:38 [edit]


かじぺたさん、ありがとうございます(^^)

かじぺたさん~、ありがとうございます。ちょっとあれこれつじつま合わせに失敗している『手ぶくろを買いに』^^;でしたが、楽しんでいただけたでしょうか。
えっと、でも、これはみんな好き勝手に楽しんでいるだけなので、そんなに高尚ではないのですよ、多分。逆に、かじぺたさんも十分に「高尚」ですってば!(*^_^*)

あぁ、彼岸花が美しく咲く場所、そうなんですね。新美南吉さんの故郷……
本当にそんな気がします。あの物語の生まれた場所。
きっと生まれた場所はその人の紡ぎだす作品に影響するんでしょうね。
ということは……うちはやっぱりこてこての話になるわけやね!(って何の言い訳??)
新美南吉さんのテーマ『生存所属を異にしたものの魂の流通共鳴』、これって私もテーマにしているつもりなのです。恐れ多いのですけれど。
そう言えばうちの彼岸花、綺麗に咲き始めましたよ。うちの実家から嫁入りした花です(*^_^*)

うん。悲劇。ギリシャ神話の時代から悲劇と喜劇は裏表で、一方だけじゃダメってのが定石でしたものね。
私が選んだ『人魚姫』も『源氏物語』も悲劇の範疇だろうから、私はどちらかというと悲劇が気になって仕方がない人なのかも。でも、悲劇の中には人間の真実がありそうな気がしています。
『リア王』のハッピーエンドは……ないなぁ。『ロミオとジュリエット』も二人が生き返ってハッピーエンドだったら、やっぱり笑っちゃうかも…(@_@)

『あしたのジョー』の原作はそうだったのですね!
かじぺたさん、すごい雑学王ですね!
う~ん。私もその施設の庭で健闘ごっこバージョン、いいかもって思います。
真っ白な灰はカッコいいけれど、何だかその廃人バージョン、リアルでいいかも。
鉄腕アトムの話は私も聞いたことがありました!
そうそう、読者って難しいんですよ!
あれこれ頭の中で自分なりのバージョンつくっていますから、それからはずれるのは嫌だったり、一方で期待を裏切って欲しいキモチもあったり、複雑なファン心理なのですよね(*^_^*) 

かじぺたさんは実はこういうの、お得意なんじゃないかと思います。
あのSSなどを拝読していると……いっぱい引き出しがありそう!
実際に書くことはなくても、考えているだけで楽しいですよね。

さてさて。ダースベイダー育児本、ご存知でしたか!
私ったら、なんも考えず、即買いしちゃってました^^;
いやもう、しばらく笑えます。
(やっぱり私って、関西人なのね。常に笑いを求めている……)

色々いっぱいありがとうございます!!

彩洋→かじぺたさん #nLQskDKw | URL | 2014/09/19 23:41 [edit]

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://oomisayo.blog.fc2.com/tb.php/506-1f6e103d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)