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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【海に落ちる雨】第25章に向けて 

【海に落ちる雨】第4節第25章に突入します。

ここから2話分、試しに一定期間「公開限定記事」にしてみます。
皆さま(っても、ごくごく少数の方ですが)の反応をお聞きしてから、ほとぼりが冷めたら(?)普通の公開記事に戻そうかな、と。
このお話を書いていた頃、ある映画の原作本を読んで、何だか怒りに駆られていたのですね。
そのアドレナリンが妙な方向へ行っていて、「こんなのは許せない」という気持ちになっておりました。
この私の気持ちは、最後までくすぶっているので、最後に「神」が断罪しますが(この物語の神的存在はあの男しかいませんが、これはその断罪行為を肯定するものでもありません)、その是非もよく分かりません。
断罪するためには「罪」がなくてはならないので、主人公たちにはちょっと申し訳ないことになってしまいました。でも、これはある意味、背後にあるもっと許せないことをあからさまに書かないための手段でもあったので、彼らは「打たれ強い」と信じて書いていたのです。主人公はどんなに痛めつけられても死なない理論に乗っかっています。
でも、結果的には、彼らのうち一方は私の予想以上に打たれ弱かった。
ただ、詳しく書くかどうかは別にしても、このことが主人公たちの間の深い溝になっていくので、彼らがなぜベタベタ甘々の関係になり得ないかのヒントが隠されています。
真は……根本的に野生児ですから、そっちの方向にもどこかで野生、なのです。一方の竹流は、究極的には潔癖であろうとしていますから、野生と共に堕ちて行く自分は許せないのです。
「見なければ、知らなければ、良かった」ってことかな。

実はここからの2話分、始めはもう少しあっさりした内容だったのですが、ある時何かに憑かれたみたいに書き込んで、怒涛の内容になってしましました。「ある時」というのは、ほとんどこの物語を書き終えてからなのです。
主人公が第5節で怒りに駆られて復讐鬼になりかかります。通して読んだら、その主人公の感情の昂ぶりの根拠が弱かったのです。なぜこいつはこんなに怒っているのか。その根拠を書いておかないと、繋がらないことに気が付きました。

この部分を読まなくても話は繋がりますので、2話分、飛ばしていただいても構いません。ある程度覚悟して(って、意外に大したことないかも……)読んでいただければと思います。
えっと、これ、私の中では「格闘シーン」の位置づけです。
自分の中では下品ではないギリギリの表現かな、と思っています……目的は、主人公とと一緒に「怒っていただくこと」です。

パスワードは主人公の誕生日、4桁の数字です。
主人公の誕生日はこの記事の最後の方、【登場人物紹介】をご参照ください。
え? それって公開限定の意味があるの? って思われますよね。
はい、この面倒な手順を踏んでくださるだけで結構です……所詮、そんな大したものではないのです、きっと。
あ、今更ですけれど、18禁です。18Rでもあります。ん? どう違うんだろ。

<これまでのあらすじ>
新宿にある調査事務所所長・相川真の同居人・大和竹流。
ローマにある教皇庁と深い関係があるヴォルテラ家の後継者であるが、その立場を捨てて今は東京でレストラン・バーとギャラリーを経営する美術品修復師。

大怪我をして入院していた大和竹流の失踪。
その失踪に重なるように蠢いていた人間たちの影が、今となっては静まり返っていた。
代議士・澤田顕一郎、溺死した元傭兵の田安、内閣調査室の『河本』、『河本』の命令で動いている警視庁の女刑事・添島麻子(竹流の恋人)、米国中央情報局に雇われている真の父親・アサクラタケシ。

真はようやく竹流の失踪時、最も身近にいたはずの男に行き当たった。
澤田顕一郎の元秘書・村野耕治の息子・草薙。

竹流が失踪前に関わっていたのは、新潟の豪農・蓮生家の蔵から見つかったというフェルメールの贋作だった。
蓮生家の怪しげな面々、贋作の鑑定に関わったという弥彦の村役人・江田島、フェルメールのことで政財界の大物たちを脅迫したうえで自殺したとされる雑誌記者・新津圭一、口がきけなくなったその娘、新津の愛人で真の恋人でもあったバーのママ・深雪。

それぞれがそれぞれの事情で事件に絡み、物事を複雑に見せている。
だが、事件の核心はただ一つだ。
「妙に大物が動く割には起こっていることが小さい」
絡み合う人間の欲望の泥沼の中から、真は彼を探し出せるのか。
そして、竹流が本当にしようとしていたことは何だったのか。
彼の本当の『敵』は誰だったのか。
[雨124]第25章佐渡に横たふ(1)悪魔の手

*【海に落ちる雨】登場人物紹介はこちら→【登場人物紹介】
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Category: ☂海に落ちる雨 第4節

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コメント


むむ。この先が、大海さんがlimeさんたちと相談されていた場面になるのですね。

私はまだまだここまでたどり着けないので、その前にもし鍵が掛けられてしまったら悲しい。

という、個人的な事情を振りかざして、公開のほう、無期ずっとでよろしくお願いします^^

けい #- | URL | 2014/12/30 18:00 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

はい。ありがとうございます。えっと、鍵は簡単に開きますので(そもそもブロ友さんはパスワードつきにしても関係ないみたいでした^^;)、いつでもご覧ください。
っても、けいさんのように、優しくていい人ばかりでてくるお話を書ける作者さんから見たら、ええ~、なんてこと~と思われるかもしれませんが、もう、さらりと流していただいて、ほんとしれっと通り過ぎて下さればと思います。
人間の闇とか負の部分をとくと味わっていただいて、この先の真のすさまじい負のエネルギーを共有していただけたらと思います。でもね、ほろっとさせますよ。多分、この辛いシーン乗り越えていただいてこそ、真の感情に泣けるかも……もうこの後の病院シーンでは、私、書いても読んでも、今でも泣けます。
(って、なんの自己満足??)
あぁ、早くこの先にたどり着きたい……
ゆっくり追いかけてきてくださいね(*^_^*)
コメントありがとうございました!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2014/12/30 19:15 [edit]

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