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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨127] 第25章 佐渡に横たふ(4)佐渡の天の川 

【海に落ちる雨】第25章の最終回です。
佐渡で竹流の足跡を確認したものの、相手は姿を見せない。焦る真の前には深く暗い海、そして空には俳人が詠む遥か昔から横たわっていた無情の天の川。
物事を巨大な亡霊のように包み込んでいた厚い雲が切れたのです。まるで、龍の巣から姿を現したラピュタみたいに、残酷な事実が明らかになるにつれ、天の川の塵のような星の儚い煌めきは、真の心に自分の足元の頼りなさをより強く刻んだことでしょう。



 フェリーが動き始めて、真は仁と一緒にデッキに上がった。
 仁はコーヒーを買って戻ってくると、真に紙コップをひとつ持たせて、甲板に出た。天気のことは別にして、朝の風は、嫌でも新しい一日が始まったことを教えている。

「唐沢が仁さんによろしく伝えてくれと。戦後間もなく聞いた話では、タイの芥子農場の元締めに日本人が絡んでいて、ムラノかムラタだとかいう名前だったと、あなたに伝えてくれと言われました」
 声だけは事務的に唐沢の言葉を伝えた。

「やっぱりな。なぁ、真、どうやらこいつは随分ケチな話のようだぜ。ビッグ・ジョーにちょっとばかり脅しをかけたら、白状しやがった。お前をさらった時に、お前が犯されているところを撮影していたんだとな。ただ楽しむためか、あるいは後で憎っくき大和竹流に見せて、苦渋に歪む顔でも見たかったのか。それを高い値で買い取った奴がいる」
 真は仁の顔をぼんやりと見ていた。
 屈辱とか羞恥とか、そういう類のものは流れ出したまま、今、真の身体の内側にはなかった。

「寺崎孝雄」
 真はその名前を呟いた。自然に、忌まわしいという感情が声に擦れて絡んだ。
「そうだ。お前に、いかがわしいビデオを作っている連中のことを教えてくれと言われたろう。その業界じゃ最悪の部類のものを作っているのはあの男だと、誰もが口を揃えて言った。子どもを犯したり、生意気で活きのいい綺麗な顔をした女や男を、言うことをきくようになるまで犯りまくる、それも途中で死んだって構わないときてる。カメラは死ぬまで回ってるんだそうだ。それを見ながら新しい獲物をいたぶるようなパーティをする」

 真は仁の顔を睨み付けた。唇が震えて痺れていた。
「しっかりしろよ。大和竹流は、いや、ジョルジョ・ヴォルテラは彼らにとってまたとない獲物だ。あの雑誌の写真を見れば、綺麗な有名人好きの連中は、身代を持ち崩すくらいの金を積んででも、嬉々としてあいつを嬲るだろうよ。考えてみろ、あの高貴で綺麗な顔が苦痛で歪むのを見ながら、身体にありとあらゆる痛みを刻んで、許してくれと泣き叫ぶ姿を見ては、もっともっと痛めつけてやるんだ。お前にはあいつが切り刻まれて犯されてる姿なんぞ想像もできないだろうがな、本物のサディストにとっちゃ、たまらんだろうよ」

 仁の顔が歪んで見えるほど、視界がガクガクと震え始めた。
 車に残してきた小箱の中の小指をつかみ出した瞬間の、手の感触が蘇った。
 仁の手が真の腕を引き寄せ、身体を手すりに押し付けてきた。真は仁に身体を預ける形で海を向いた。視界を埋め尽くす海は真っ暗で、真を呑み込もうとしていた。
「気持ち悪けりゃ吐いちまえ。だがな、残酷かもしれないが現実だ。あいつの死体がどんな状態でも狼狽えるんじゃないぞ」
 脳の細胞の全てが沸騰していた。狭い無限の頭蓋骨の中で暴れまわりながら、飛び出す先を探している。

「そういう連中の役立つのはあらゆる種類の麻薬だ。怯えて恐怖に歪んだ顔を撮影するのも趣味なんだろうが、時には身体の方は乱れてくれなくちゃ面白くない。薬を使えば、頭のほうは冷静で恐怖で狂ってしまいそうなままにして、身体を全く動かなくすることだって可能だ。唐沢のおっさんの話が確かなら、ムラノという男は戦時中から阿片を扱っていた。当時は兵士を戦場に送るための道具のひとつだった。だが戦争が終わったからといって、金のなる木を手離す馬鹿はいない。村野耕治は確かに死んでいる。その時、跡形もなくやつの家は燃やされた。後始末をしたのは大国のスパイだとも聞いた。村野耕治は半分では半端じゃなくでかい悪党だった。ネオナチのような組織に資金や武器を流したり、大国に相手に戦時中の阿片・覚醒剤使用をネタに脅迫したりもしていた。だが、半分ではセコいスキャンダルを手に入れては、小市民を精神的にいたぶるような、つまらない小悪党の側面も持っていた。その中で奴が最も気に入っていたぶっていた家が蓮生家だった。何故か知ってるか」

「村野の家は、親戚だった澤田の家と何か揉め事があって大分を追い出された。新潟で村の親子を預かっていたのが蓮生家だ。蓮生の千草さんの母親は、村野親子のどっちとも関係を持っていた」
「村野が蓮生をしゃぶりつくそうとしたのはでかいビジネスのためじゃない。ただ、自分の満足のためだ。多分、お前が言っていた気色悪い下蓮生の主は、クスリの常習者だ。子どもなどできるような身体じゃない。ついでに言うと、寺崎孝雄が作っているビデオを買い揃えているし、時には自分もビデオのネタを提供している。そして今、村野が死んでいても、阿片やもっとタチの悪い新手のクスリも、莫大な金も、気分の悪いビデオも、立派に流通している。真、村野には頭の悪い悪魔のような女房がいた」

「村野花だ。寺崎孝雄はそのパートナーだ」
 嘔気が込み上げてきた。真は思わず海に向かって嘔吐した。
「真、まだ飛び込むなよ」
 真は震えるまま、わけもわからず頷いた。仁の手が真の身体を支えていた。

「寺崎孝雄の息子の昂司のことは知ってるな」
「竹流の」
 真は言葉を切って、口の中に残る胃液の味を何とかしようと唾を吐いた。
「親友だ。猫じゃない方の」
 トニーの見透かすような黄金の目を思い出しながら、竹流が戻らなかったら、トニーはやっぱり寂しいだろうか、それとも三日で忘れてしまうだろうか、と考えた。

「それなら、孝雄が息子をビデオに出演させていたことも知っているだろう? 昂司は一度は親父のところから逃げ出したようだ。昇のやつもあそこは絶縁状態のはずだと言っていたが、俺が荒神組の連中を痛めつけて聞きだした限りじゃ、親父のほうは昂司をまだ時々呼び出しては嬲ってるという話だった。寺崎昂司は親父が作っているビデオの犠牲者を時々逃がしている。そのうちの一人が新津千惠子という女の子だった。千恵子の父親の新津圭一は、寺崎孝雄の顧客の何人かの名前をつかんでいたという。顧客リストにはご大層な先生方の名前が並んでいると聞いている」

「新津圭一が殺されたことで、竹流はフェルメールの絵のことから手を引こうとしていた。でも手を引けなくなった。それは千惠子ちゃんの身が危ないと思ったからだ」
 仁は真の頭を引き寄せるようにした。間に合ってくれ、と呟いた声が真の身体に直接響いた。

 フェリーが両津港に着くと、仁のボルボは港の中を迂回しながら、倉庫の並びへ走った。真が聞くまでもなく仁は事情を説明した。
「寺崎孝雄は『撮影所』を幾つか持っている。そのうちひとつが両津にあるんだ」
「どうしてそれが」
「あいつのフェラーリのドライビングレコードだよ。あんな程度の爆発じゃびくともしないんだとよ。昇が解析したら、まず甲府に行って、それから新潟に向かっている。村上でしばらく留まって、それから弥彦、佐渡に渡って両津。両津で何日か留まっているようで、その先は複雑でよく分からないらしいが、最後は両津から赤玉辺りの隠れ家に移動して終わっている。調べたら両津に『撮影所』があるらしいという情報が入ってきた。聞きたかねぇかもしれんが、ビッグ・ジョーからだ」
 真は、まず仁が葛城昇を名前で呼び捨てたことに引っ掛かったが、こだわっている余裕は無かった。

「複雑っていうのは?」
「走行距離が伸びていないのに、移動した気配があるんだと」
「そんなことが分かるのか?」
「どうやらフェラーリのエンジニアは洒落た野郎らしいな。だが、エンジンがかかっていない状態での発信機としては、役立たずの面もあるようだ。それに信号を受け取る側のポイントも日本全国網の目というわけにもいかないようだからな」

 走行距離が伸びていないのに移動している。具体的にどういう方法だったかはともかく、それはつまり、竹流の自由意思がそこにはなかったという可能性につながる。
 佐渡の倉庫の地下、生贄を捧げた台座に残された血の生々しい感触。不意に、指の先がその滑りを思い出して震えた。
「昇がまだ粘っていじくってるよ」
 昇、と名前を呼んだ仁の声が、いつになく優しく聞こえて、真の神経を逆撫でした。

 港に並ぶ倉庫は直ぐに途切れた。少し間を空けて、もう一軒の倉庫が建っている。仁はその前でボルボを止め、真を促して車を降りた。
 風が舞い上がるように、湿った空気をかき回していた。
 真は傾いた看板を見上げた。『東光運送』という文字が消えかかっている。仁はボルボのトランクからレンチを取り出して、錆び付いたシャッターの下に咬ませた。がくんという鈍い音が響いて、シャッターは力を失ったように見えた。
 仁はシャッターを開け、真を振り返った。

 人の気配はなかった。シャッターの内側は四トントラックが二台は並びそうな空間があった。片付いていて、土埃だけが残されている。奥が事務所のようだ。奥まで進むと、仁は既に事務所の扉を開けていた。殺風景な事務所は何年も使われていないようで、残された紙の束の上に載った埃が、二人の侵入者の体動で震えた。
 遥か後方から汽笛が低く響いてきた。

 机の上は埃が降り積もっていたが、明らかに新しい幾つもの足跡が、床を踏み荒らしていた。その先にもうひとつ扉があったが、鍵が掛かっていた。仁は真に下がってろ、と言い、扉のガラスをレンチで叩き割った。
 腕を差し入れて、奥の鍵を回す。その先は階段だった。

 明かりがないと昼間でも薄暗い。真は不安定な階段を踏み外さないように、仁についていった。
 階上には黒いカーテンが下げられていた。カーテンは重たげに床まで垂れ下がっている。カーテンの先は暗室のようになっていて、仁が壁を探って明かりを灯すと、部屋の中央にある黒い布をかけた大きな塊が、目に飛び込んできた。

 布をめくると、分娩室にあるような、椅子とベッドの中間のような台が冷たく置かれていた。さらに、仁が壁のカーテンを引っ剥がすと、その陰にはコレクションのように、使い道のよく分からないものまで含めて、拷問道具らしきものが並んでいた。その横に姿見が置かれている。くすんだ鏡の表には、何枚かの写真が貼り付けられていた。

 真は思わず息を呑み込んだ。仁もまた、その写真の前で凍り付いていた。
 大和竹流、香野深雪、その下にまだ幼い女の子の写真があった。女の子の写真の下には相川真。だが、恐ろしいのはそれだけではなかった。まだその下に真も仁もよく知っている童顔の女性の顔が、魅力的に微笑んでいた。
「美和ちゃん……」

 真が呟いた時には、仁はもう階段を駆け下りていた。真は一瞬振り返り、それから写真を全て剥がすと、くしゃくしゃにしながら握りしめ、仁の後を追った。
「何だっていい、さっさと行け」
 怒鳴り声が風に煽られて響いてきた。仁は自動車電話の受話器を叩きつけ、舌打ちをした。
 考えてみれば、美和は山口の名家の出身だ。活きの好い生意気で可愛らしい女の子で、目一杯気もきつい。顔は童顔で、ロリータの趣味のある連中にはおいしい犠牲者に違いなかった。

「東京に戻りましょう」
 車に乗りこむと、仁は真の言葉を無視するようにエンジンをふかした。
「仁さん」
「心配すんな。うちはヤクザだぞ」
 吐き捨てるように言って、仁は車を発進させた。港とは逆へ走り出す。

「どこへ行くんですか」
「例の隠れ家だ。どうも腑に落ちん」
「どういう意味ですか」
「ビッグ・ジョーの奴はイタリア人と取引をしている。俺たちが奴に寺崎孝雄の事を聞いた後で、虱潰しに寺崎孝雄の行方を探したはずだ。だが、見つかっていない。京都の家だけは中に入り込んで探るわけにはいかないようだが、そこにいる気配もないそうだ」

 仁のボルボは田舎道を疾走していた。真は仁の凍りついたままの横顔を見ていた。
 美和の傍にいてやって欲しいと、何度も喉元まで声が上がってきそうになった。だが、仁は前を睨み付けたままだった。
 赤玉の手前でいつか来た悪路を辿ると、朝靄にけぶっていた空が明るくなり始めた。
 真は身体に響く振動に奇妙な違和感を覚えて、仁に車を止めてもらった。ドアを開けると、すぐ先に、あのぞっとする地下の礼拝堂を覆うコンクリートの建物が見えている。

 真はゆっくりと土がむき出しになった地面を歩いた。悪路だった。何度も雨が降った。しかし、地面はまだ、重いものを載せていたであろう太いタイヤの瘢をめり込ませたままだった。
 仁も降りてきて、真が見つめる地面を黙って見つめた。
「奴ら、運送屋だったな。そりゃ簡単には見つからないわけだ」

 後は人海戦術しかなかった。
 そうなればヤクザよりも警察のほうが役に立つはずだった。しかし、警察に寺崎運送のトラックの居場所について調べてくれと頼むだけの根拠は何もなく、彼らが動くとも思えなかった。だが、そうも言っていられない。

 こうなっては、頼るべき相手は添島刑事か『河本』しかいない。だが、『河本』が真が自由に動き回っていることを知ったら、添島刑事の立場はますますややこしくなるだろう。彼女にこれ以上面倒をかけるわけにはいかないと思った。
 真は決心して、『河本』に電話を繋いでもらった。
「どうせあなたは私の提案など受け入れないだろうと思っていました」

 意外なことに、呆れたような声ではなかった。真の行動など、お見通しだと言わんばかりだった。真は『河本』が添島刑事の名前を出さないでいてくれることを願った。
「相川さん、既に包囲網は張ってあります。チェザーレ・ヴォルテラが圧力をかけてきたのです。だが、寺崎運送あるいは東光運送のトラックの全てに、御丁寧に屋号が記されているわけではありません。とにかく、東京にお戻りください。あなたは私の忠告など完全に無視しておられる。しかし、このままあなたを野放しにはできません。自分の立場をお考え下さい」

「あなたは、大和竹流に忠告した。手を引かないと命に関わることになる、と。初めから何か知っていたんですね」
『河本』は少しの間沈黙したが、直ぐに淡々とした声で答えた。

「それは私の誤解でした。私はただ、大和竹流、いえ、ジョルジョ・ヴォルテラの血を欲している妙な秘密結社が、彼が将来背負う大きな名前に期待しているのだと思っていただけです。考えてみれば、相手が青い血を欲しがっているだけなら、彼の命にまで危険が及ぶことはなかったのでしょう。残念なことに、青い血の匂いを嗅ぎ分けるのは、同じ青い血を持つ人間だけではない。あらゆる種類の淫乱で獰猛な獣も、匂いには敏感だったようですが」
 真は腹の奥の痛みを堪えた。

「教えてください。父と、何を取引したのですか」
「そんなことを知って、どうなさいますか」
 真が答えないでいると、『河本』はわざとらしい溜め息をついた。
「相川さん、お父上はちゃんと息子を心配しておられますよ。信じるかどうかは、あなた次第ですが」
 真は電話を切った。

 両津に戻ると、晴れているにも関わらず風が強くなっていて、フェリーはしばらく運航を見合わせているところだった。焦りが身体を凍らせていた。真は煙草を狂ったように吸い、手持ちがなくなると、掌に爪が食い込むほど握りしめたまま、ただ座っているしかなかった。
 ようやく運行が再開されたのは夜だった。

 フェリーの甲板から見上げると、雲ひとつない暗い空に、佐渡島に雫を零すように天の川が横たわっていた。
 手すりに預けた手は冷たく、ピリピリと痛んだ。背中から仁が上着を掛けてくれて、そのまま真の身体を抱き締めてきた。
 仁の呼吸は時に喘ぐように風になぶられる。耳に押し付けられた唇は冷たく氷のようだった。真は仁の手が温もりを求めるように衣服の上から胸を弄り、その唇が自分を求めるのに任せていた。

(【海に落ちる雨】第4節第25章『佐渡に横たふ』了)


<次回予告>
「真、俺が言ってるのはな、あいつがどうなってても覚悟しとけ、ってことだ。奴らは楽しいっていう理由だけで、あいつを縛り付けて死ぬまで突っ込んだ後で、あいつの剥製でも作って、さらにそれを犯しているかもしれないような連中だ。変態で残酷で理屈もない。そんな連中に筋が通ると思うなよ。だから、お前はあいつが死体になってまで犯され続けてるのを見たら、もう何もかも諦めて、それっきり忘れちまうほうがいい」

……いよいよ、第26章『戻り橋』。
死者を蘇らせてくれと願う京都の戻り橋……真の前に次々と突きつけられる残酷な事実に、もうしばらくお付き合いください。そして、京都では竹流の「女房」が真を待っています。
また、【清明の雪】で皆様のハートを掴んだ(はず)和尚さん、意外な、しかし実はものすごく重要な役割で皆様の前に「ちらっと」再登場です。

あ、そうそうこの当時ですから、もちろん衛星何とかが軍事目的以外に役立っていたことはないでしょうから、GPSもないのですけれど、地上でネットワークを張ることはできていたはずという……
ほんと、思えば技術ってすごい勢いで進化したけれど、そのほとんどが軍事的事情によるのですよね。皮肉です。

何はともあれ、次回もお楽しみに!!
個人的に「泣かせるシーン」(第27章)まで、あと少し……
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Category: ☂海に落ちる雨 第4節

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コメント


がんばれ~

仁、一番最悪な結果を考えて、真に覚悟を決めさせようとしてるんだと思うけど、これはつらいですねえ。
真も、それでなくても不安でいっぱいだろうに。
仁の情報で、バラバラだったものが少しずつ一つにまとまってきましたね。
でもやっぱり、本当の狙いは下衆な連中の企みだったようで。
そのほうが、よっぽど怖いんだろうなあ・・・。大きな組織の連中よりも。
でも真ったら。
仁の「昇」に反応したり、そういう感情はやっぱりどんな時でも生きてて。なんかちょっと安心する(←えええ)
(ん?もっと別な意味合いがあるのかな?)
読者としては、竹流は生きてる…という事だけが安心材料何ですが。
次章は、また大きな揺らぎがいっぱいあるのでしょうね・・・。

lime #GCA3nAmE | URL | 2015/01/18 18:29 [edit]


いや〜ん

こんばんは。

そりゃ、竹流はここでは死なないとはわかっていても、それ以外にも不安要因が……。
悪者、美和に手を出すな!
仁にとっても、こりゃただの人助けじゃなくなってきたかも。
あ、真が襲われている時点で、ただの人助けじゃないだろうけれど。

なんだか、ようやく話の流れがわかってきました。
そうか、あっちの殺人事件も、蓮生家も本当に全部繋がっていたんですね。
私はまた、いくつかは読者を混乱させるための無関係事項が混じっているのかと思っていました。

そして、両方のパパが息子たちのために動き出しているわけですね。
これは悪者たちには、とんでもないピンチだと思うけれど、本人たちはわかっていないのかな。

ともかく、真がんばれ、仁も頑張れ。
間もなく、珠恵さん登場かしら。

次回も楽しみにしています。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2015/01/19 01:16 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

> 仁、一番最悪な結果を考えて、真に覚悟を決めさせようとしてるんだと思うけど、これはつらいですねえ。
いやいや、ほんと、仁はマジで言ってますね^^; 仁ってほんとは博愛主義者ですけれど(えっと、単なる浮気性とも言う)、シビアなところはシビアなので、きっとそれが現実ってもんだと、どこか突き放して言ってるのかな……『海に落ちる雨』での仁はアニキ分、って感じの面が表に出ていますが、次作になると立場も変わってかなりヤバい人間になっています。この人、修羅場をくぐっているからなのかどうか、やっぱりどこか怖いです。
でも、『雨』では仁=安全パイとして(?)お読みください。

はい。そして……これまでばらばらだと思っていたのもが全部綴り絵だったこと、ようやく皆様にお示しできる時が参りました。この先もっともっと他の色んなものが全部絡みついてくるのですが、それぞれの人生がどういう形で触れ合ったのか(望ましくないものも含まれていたのですが)、そしてどこへ終着するのか、見守ってやってくださいませ。

> でもやっぱり、本当の狙いは下衆な連中の企みだったようで。
> そのほうが、よっぽど怖いんだろうなあ・・・。大きな組織の連中よりも。
添島刑事の刑事の勘、当たっていましたね。妙に大物が動く割には起こっていることが小さい。まさにその通り。でも、下衆な連中にもいくらかの言い分はあるようなので、聞いてやることにします。それが真にまた影響する……

> でも真ったら。
> 仁の「昇」に反応したり、そういう感情はやっぱりどんな時でも生きてて。なんかちょっと安心する(←えええ)
> (ん?もっと別な意味合いがあるのかな?)
あはは~。そうそう、limeさん、さすが、こんな中でもよくそのポイントを突いてくださいました。まさにそうなんですよね。別な意味合いなんてありません。
これは今回はあんまり関係ないのですが、今回の事件で真も仁に完全に気を許すようになったんです。もともとはただの事務所の雇われ所長とオーナー、でオーナーは両刀なので雇われ所長は警戒していた程度の関係だったのに、この事件で距離は近づいちゃった。もっとも、真のことですから、態度には出しませんけれど。
これ、実はこの先の大きな布石なのですけれど……今回はその辺に引っかかって下さっただけで、かなり有難いです。

竹流……生きてるかなぁ? あ、そうだ、生きてますね^^;
次章は急展開ですが……まだまだキリストの受難は続きます。お楽しみに!
いつもありがとうございます!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2015/01/20 07:32 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

いつもありがとうございます。ほとんど夕さんとlimeさんに支えられて、この物語はアップしておりますね……有難いです。
そうだった。先々、真が先に死んで、竹流はある程度の人生を全うする(老衰まではたどり着けませんでしたが)って宣言していたので、ここでは死なないと伝わっているのですけれど……知らなかったら、かなりヤバい状況ですよね。
そして……美和には実際に危機が及ぶことは……ちょびっとだけあるのですけれど、彼女の運命は逞しいので、そう簡単にはやられません。でも、気持ちはあれこれ大きく揺れ動きますので、その辺りもお楽しみに!

> 仁にとっても、こりゃただの人助けじゃなくなってきたかも。
> あ、真が襲われている時点で、ただの人助けじゃないだろうけれど。
まさしくその通り! でも、真じゃなくても「め組の親分」ってのが仁のコンセプトなので、自分の組の者たちのどんな下っ端がどうなっても、絶対乗り込むのが仁の信条だろうなぁ。真も仁からは組の一員……((+_+))

> なんだか、ようやく話の流れがわかってきました。
> そうか、あっちの殺人事件も、蓮生家も本当に全部繋がっていたんですね。
> 私はまた、いくつかは読者を混乱させるための無関係事項が混じっているのかと思っていました。
おぉ。そうなんですよ。この時点で夕さんもlimeさんもさすがに物語作家さん。まさに繋がりに注目してくださっていましたね。
そう、実は無関係事項は実はまったくありません。いや、多少はあるかもしれませんが、起こった事件は全部「袖擦り合うも他生の縁」状態で絡んでいたのです。縁の深さ・浅さにはいささか差はありますが、みなが巻き込まれていて。そして、ここから、其々が答えを出していくのですね。
その辺りもお楽しみくださいませ。

> そして、両方のパパが息子たちのために動き出しているわけですね。
> これは悪者たちには、とんでもないピンチだと思うけれど、本人たちはわかっていないのかな。
うお。しかも、ここでパパの存在を取り上げてくださる夕さん……やはりさすがです。
えぇ。実はこの根底で流れているもう一つの物語、それはゴジラ対キングギドラ、じゃなくて、パパvsパパ。別にネタバレでも何でもないのですが、この長大な物語のラストシーンは(キラキラシーンじゃないのですけれど。キラキラシーンの後、落ちがあって)、パパvsパパなのです。
そちらもお楽しみに! って、怖いだけかぁ。悪者たち、無事に逃げおおせるのでしょうか? って、そっちを心配してどうするって感じですよね。この辺、まさにゴッドファーザーの世界です。目には目を。それが本当に正しいのかどうかは分からないけれど。

> ともかく、真がんばれ、仁も頑張れ。
> 間もなく、珠恵さん登場かしら。
ありがとうございます! 仁は今回はある意味では傍観者。だから飛ばしますよ! 言いたいこと言うし、助けてもくれるし、でもちょっとだけ、美和との恋も……(*^_^*)
そして、はい。ついに本当の意味での恋のバトルの始まりですね(*^_^*)
珠恵さん、どこか空恐ろしいくらいにできた人ですが、心の中では何か渦巻いているのかも……??
次回もお楽しみに! いつもありがとうございます!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2015/01/20 07:48 [edit]


章読みのけいです(?)
大海さんのいぢわる。打ちすぎ。それだけっ(-_-;)

各シーンは、一度描かれて、後から書き加える、という改稿が成されているのですね。
一度描いてからあとで、ここはもっとこうなんだって見えてくるときがあると思うんです。それが見えてから改めて描く内容には到達するところがある。そんな風に感じました。(私はまだ浅すぎてその段階に来ていない。けど、向かっては行きたい)

うん。リアルに迫ってきて大変でした。格闘技のところとか。
当事者はもちろん大変なのですが(大海さんのせいで)、心の奥でもっと大変な真がホントしんどそうでしたね(大海さんのせいで)。

美和ちゃんの危険を察知した仁も尋常ではないですね。美和ちゃんを思う仁と竹流を思う真の二人が絡むシーンのほうがよっぽどエロい・・・美エロ。(←大海さんのせいで)(←いあ・・・何か激しく勘違いしているかも?)

けい #- | URL | 2015/07/24 18:59 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

おぉ、ついに、ここに来てくださったのですね(>_<)
え~っと、そのぅ……うん、ま、いいか!(って、何をマコト化してるのか……)
ここはもう、何回も事前言い訳をしてきたのですが、それでも公開には躊躇ったものがあります。そう、この章の前、ものすごくアップに間隔があるという。すごく迷っていたのですね、この期に及んで。
でも、う~ん、皆さん曰く「余計なこと(復讐)」を真がするに至る過程をすっ飛ばして、真が「仕返ししてやる~」ってやってても、こいつ、何を一人で熱くなってるんだ!ってことになって、もう、このお話の後半が全く生きてこないのです。もっともこの時点では、真は竹流の身に何が起こったのか、結果として集中治療になっている姿を見ているだけで分かっておりません。死んじゃったら別だけれど、生きていて、竹流の方は「もう何もするな」って言って冗談にかっ飛ばそうとしている状況では、真が流されちゃう可能性もあるわけで。だから、これから火に油を注ぐ不埒な輩が出てくるのです(^^)
TOM-Fさんが、ここだけさらりと流されても、他のところと描写の程度で差が出てしまうから、と言って下さって、ちょっとほっとした下りです。そして、情念を感じるとも言っていただいたので、まずは良かったかなぁと思っております。ま、ここだけ読むって人もいないだろうし……^_^;
このシーン、実は真の過去のシーンが被っているので、ダブルで大変なことになっておりますが、多分、なんだろな~、人間の暗いところをガンガンに書いてみたら、こうなった感じです。【清明の雪】が結構きれいごとになっちゃったので、今回はもう始めから、きれいごとを書くつもりはなかったのかもしれません。
この泥沼の中から蓮が咲くような話になっているか、最後にジャッジをしていただければとても嬉しいです(*^_^*)

えっと、そうなんですよね。ここは実は友人から、2人のシーンが(過去と現在)交錯していて、ちょっと分かりにくいと言われたので、あれこれ手直しをしています。我が友(リア友)けっこうしっかりとRなシーンも書くのですが、もともと(性質的に)文章屋なので、その辺りのツッコミは厳しくて……でも、竹流が真の言葉を思い出したシーンには「泣けてきたよ~」と言ってくれたので、まずは合格ラインになったのかなぁと(あ、これは次章かもしれません)。
そうそう、けいさんの仰る通り、改変しているうちに長くなったという経緯はあります^^; 私の場合、改稿したら100%、長くなります^^; で、あまりにも長くなったので、バッサリと竹流視点を切り取ったのが【清明の雪】なのです。こちらの【海に落ちる雨】のほうは、もう切らないぞ、とことんまで書く、という信念で?書いていたので、錯綜しながらも「情念」が湧いていたのかもしれません…・・・・

このお話は全体的に建て増し構造になっているので、しかも、そもそもピタゴラスイッチ構造なので、どんなものを突っ込んでも「波風を立ててくれる」という仕組みになっております。だから、書いても書いても書きたりなくて、どんどん闇鍋になっている^^; えっと、これは決して改善じゃなくて、改悪かもしれませんね~
けいさんのお話のようにすっきり流れていく方が絶対にいいのです。
これはもう、「闘い」のような小説もどき、ですので、主人公2人も大変です。でも実は……私が書けなかったシーンの身代わりに竹流がなってくれたとも言える……(ベースになったドキュメンタリーは対象が……でしたから)
で、いいのか悪いのか、最後に鉄槌を下してくれるのは、やっぱりあの人で……でもあの人も決して正義の味方ではない。
世の中、ほんとに難しいです。桃太郎侍は間に合わないし、仕事人は時々喧嘩するし。やっぱり鬼平だな!

これをよくブログにアップしたなぁと思うし、そして、これをよくもまぁ読んでくださったものだと、けいさんを始め、数少ない読者さんに感謝の気持ちでいっぱいです。あ、まだ先がありますから、この先もよろしくお願いしますね!

思えばブログ小説のなんたるかを、全く無視した作品^_^;
(limeさんやけいさんに、ブログ小説の書き方を習いに行かなくちゃ。夕さんは、すこし微妙……あれ?)
でも、最後に竹流の一言で救われていただくために、そしてこのお話の9年前に真が言った言葉(「ずっとここにいてもいい、東京にもローマにも帰らないで、ずっとここに」)の重さをずっしりと感じていただくためだけに、このお話は膨大な字数を費やしております。ほんと、最後まで見捨てないでくださいね~と叫びながら、ここをアップしていたんですよ(~_~;)
ま、ここまで来てくださったら、最後を知らないと寝覚めが悪いだろうし……^m^ と、勝手に考えているアクマなブラック大海です。

> うん。リアルに迫ってきて大変でした。格闘技のところとか。
> 当事者はもちろん大変なのですが(大海さんのせいで)、心の奥でもっと大変な真がホントしんどそうでしたね(大海さんのせいで)。
わ、これはお褒めの言葉と勝手に解釈いたしますね(*^_^*)
えと、そうそう、格闘技! そうなんですよ。ここの読み方、それが正解です。そう言えば、別の友人にも言われた……Hシーンなのか格闘シーンなのか分からんと。だって、格闘シーンなんですもの。どうして私が書くと、色っぽさがまるでないのかなぁ。他のラブラブシーンも含めて。合気道ですか? 空手ですか? 少林寺? テコンドー? ってな感じ。でも、ここは書いている時も、まるきり格闘シーンの感覚でした。

> 美和ちゃんの危険を察知した仁も尋常ではないですね。美和ちゃんを思う仁と竹流を思う真の二人が絡むシーンのほうがよっぽどエロい・・・美エロ。(←大海さんのせいで)(←いあ・・・何か激しく勘違いしているかも?)
そして、こちらもありがとうございます! うん、ちょっと嬉しい(^^)
次作の【雪原の星月夜】では、竹流と真の手だけで……なシーンが出てきます。えっと、本当に手が触れるだけです。こんなシーンの方が、どれほど書くのが楽しくて、そして難しいか……これからも美エロ目指して、いや、心に触れる描写を目指して、頑張りたいと思います。

あぁ、なんか錯綜したコメ返になっちゃった。お許しあれ。
(これから勉強会なので、頭が行き来している^^;)
コメントありがとうございました!!
次章は、ようやく竹流のしっぽをつかまえます!
マコトのしっぽあそびみたいだなぁ。 

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2015/07/25 09:29 [edit]

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