07 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【物語を遊ぼう】18-1.今更ながら考える、キャラの魅力 

ミステリーとキャラの関係についてちょっと考えていたら、最近は「キャラミステリー」なんて呼び方もされる分野があるそうで……でも、よく見てみたら、単に本の表紙がイラスト付きで本屋で手に取ってもらいやすい、一見ライトノベルっぽいミステリーのこと……(なのかな?)
いわゆるライトノベルにおける「萌え系」「仮想世界もの」とは少し違っている、軽めのミステリーというもののようですが。

でも、よく考えてみたら、古くからミステリー界(探偵界?)には魅力的なキャラが沢山いたし(ポアロ、コロンボ、ホームズ、明智小五郎、金田一耕助……)、ちょっと渋みがある独特なキャラたちだけれど、ある年代の者にとっては十分に「萌え系」かつ「キャラミステリー(私の中では「キャラを楽しむミステリー」という意味合い)だったのですね。

なぜこんなことを考えているのかというと。
ミステリーって筋立てが一番で、上手い組み立てのミステリーを読むと惚れ惚れするなぁと思うのですが、ものすごく後から読み返したときに、どんな話だったか、犯人は誰だったか、ちっとも覚えていないということがあったり(酷い時は、途中まで読んでから、あれ、これ、前にも読んだわ、ってことが……。もしかすると、私の記憶力がひどすぎるだけ?)。

一方で、どこかに引っかかるキャラが登場しているとそれはしっかり覚えていたりします。ストーリーかキャラか、って以前にも記事に書いたことがありますが(【物語を遊ぼう】14.物語はストーリーかキャラか)、結局忘れられないのは「キャラ」なんですよね。

もちろん、読み手によって、感動のポイント、記憶の回路に違いがあると思うので、皆が皆、同じとは思いませんが、私はどうもキャラで記憶する、という回路なんだなぁと。
書き手としては、ストーリーテラーでありたい、と思うのだけれど。

キャラが立っている、という言葉はあまり好きではないので、素直に魅力的と表現したいと思いますが、魅力的なキャラってどんなものか、ちょっとググっただけでもいっぱい出てきます。
大筋をまとめると。

・完璧な人間ではなく、欠点があること。逆に、普段はダメダメでも何か1つすごい能力があって、最後にすごい力を発揮する。(ちなみに、その能力は「そんなんありか~?」という超人的・意外性のあるものがいい。ありきたりではインパクトがなさすぎるし、読んだときの爽快感がない。そしてその「そんなんありか?」の違和感を感じさせないための裏付けを書けるかどうかが作者の力量?)
・「萌える」要素があること。男性だと「メイド」「妹」「巫女」? 女性だと「王子様」「美少年」「一匹狼」?、状況設定では「ツンデレ」「幼馴染」「同窓会」「同性愛要素(友情でもいい)」……?
・ギャップがあること。例えば、外見と中身にギャップがある。または「凡人」(読者が親近感を覚える部分)と「超人」(読者が理想とする何かがあること)の部分を併せ持っている。この「隙間」に物語が生まれ、葛藤が描かれる。
・読み手が、キャラとの間に人間関係を築いていけるような人物、つまり「成長」「変化」ののりしろが必要。

いずれも「さもありなん」ですが、ここで心配なのは、あまりにもステレオタイプだと「またか」ってことにならないのかってことですよね。すごい能力をもっている人物が欠点・不幸な病気を背負っている、とか、ドジで平凡な女の子(でも眼鏡を外したらけっこう可愛い)が健気に頑張る、なんて、何だか食傷気味になってしまわないかしら、と。
でも、以前、逆に「徹底的に嫌われる人間を主人公にする」という挑戦をしたとしか思えない小説を読んだことがありますが、やっぱりその人物には全く魅力を感じず、感情移入もできず、読後感もいまひとつだった。

う~ん。あまりにも突飛なことを考えず、ステレオタイプも悪くないのかも。
凄い美形でなくても書き手にとって「美」の要素があって、悩みは多いけれど健気に頑張っていて、ちょっとツンデレで感情はあまり表に出さないけれど想いは深くて、時々熱血漢になったりして、ついでにどこかに水戸黄門の印籠要素を持っている。
あるいは、もう「とにかく可愛いから許しちゃえ!」キャラを書きたいときは、人間だと腹が立つだけだから、猫にしちゃうとか。
……そんなキャラでいいよね。

結局は、記憶に残っているキャラ=お気に入りのキャラも、そんなに突飛な人物ではなくて、「(性格は別にして?)健気に頑張っている」ステレオタイプのキャラなんですよね。
やっぱり、書いている自分が「萌える」ことができるキャラでないと、ね。
関連記事
スポンサーサイト

Category: 物語を遊ぼう(小説談義)

tb 0 : cm 12   

コメント


そうですね

こんばんは。

ミステリーの探偵キャラは、他の小説の主役とはちょっと違うのかなと思う部分があります。ほら、謎解きの方がメインだから、いくらキャラが特殊だといっても、それはキャラの特殊性はあくまで味付け程度に済ませなくちゃいけないんじゃないかと。極端にいうと、どんなに破天荒でも、崖の上にはヒロインが殺される直前には来なくちゃいけないし、そこではラリっていたり泥酔していたりしないで、カッコ良く謎解きを口にしなくちゃいけないじゃないですか。基本、悪人には設定できないし。

という若干の縛りはあるにしても、たしかに「このパターンは、○○だよね」といわれないように、皆さん個性的な探偵を作り上げているのでしょうね。真なんかも、個性が強い探偵だな。

その一方で、彩洋さんのおっしゃる「ミステリーでキャラの方が印象が強い」とおっしゃるのも全くその通りで、クリスティの「ブルートレイン殺人事件」は、私のキャラづくりのバイブルかも。脇役に至るまでとても印象強かったです。

私が書くときは、むしろステレオタイプが多いのかなと思います。ミステリーじゃないから読者を騙す必要もないし、「これならこういう展開になるだろう」というタイプのキャラクターをあえて配置するクセがあるのかもしれません。というか、そういうのを書くのが、実は楽しい。某王様とか、その王様と結婚する予定だったどっかの姫様とか、書いていて楽しかったし。

でも、猫などの可愛くて当然なキャラを書こうとすると、全く可愛くなくなってしまうのは、天の邪鬼だから?

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2015/05/16 05:32 [edit]


うんうん

純粋にミステリーファンとしては、ストーリーかキャラか、と問われれば、絶対に「キャラ」です。
どんな緻密なトリックが仕組まれてあっても、何かの文学賞を受賞されてても、自分好みのキャラが存在しなければ、途中で読むのをやめて・・・・・・・。あ、そうか、今分かりました。
わたしどうも最近、小説を最後まで読まずに置いておくことが多くて。
きっとその主人公やサブキャラに入り込めなかったんだろうな。

以前、その作者が好きで、5巻からなるホラーファンタジー長編を読んだんですが、珍しく主人公やサブキャラに全く魅力を感じなかったんです。全部読み切って、モヤモヤしました。テーマも難しかったんだけど、すごく力量のある作家さんの大作だっただけに、なんかすごく悔しかった。
大海さんのおっしゃるように、キャラの魅力ってすごく大事だと思います。
でも、やはりステレオタイプなものが多いですよね。
霊能探偵とか帯で見ると、またか・・・とか思ってしまって^^;
でもきっと、ひとたび入り込んでしまうと、その作品なりの魅力が滲み出してくるのでしょうね。

私は読むのも書くのも、文学ではなくてエンタ小説なので、もう本当に「キャラ萌え」と「キュン」は必須です。
・・・・・・ああ、なんて軽い物書きだろう^^

lime #GCA3nAmE | URL | 2015/05/16 08:26 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

そうなんですよ。えっと、この記事、何だか長くなったので、あれこれお端折ったら中途半端な内容になってしまいました、まさに、夕さんの仰る通り、「ミステリーの探偵キャラは、他の小説の主役とはちょっと違う」けど、それだと記憶に残らないんだよな~てな感じから書き始めたのでした。あぁぁ、後から読んでみたら、あれ?なんか一晩おいたにもかかわらず、内容がいい加減だと反省(@_@)
えっと、記事の第2弾を準備中^^;
そうそう、そうなんですよ、謎解きをしなくちゃならないから、あんまり突飛なキャラだと困るんですよね。しかも、あまりにもキャラに入れ込み過ぎると、作家の方も読み手の方も入れ込んじゃって、シリーズがどんどん続いていってその一人の探偵がそんな事件に遭遇するのかって、妙に現実離れしていくし……ある意味、探偵小説もファンタジーなのかも。
「基本悪人だったこまる」なんですよね! これはですね、ルールですよね。あぁ、これも第2弾で。

そして個性豊かな探偵を作り上げたがる。これもそうなんですよね。
安楽椅子探偵とか霊感探偵とか、最近読んだものでは考古学探偵とか。うちの真の場合、コロボックルが見えるけれど、それは事件解決に何の役にも立っていない^^; コロボックルは出てきても何かを教えてくれるわけじゃないし。『海の落ちる雨』の中では、単に子守歌を唄ってくれるだけだし(出てくるのか^^;)。

ミステリーに限らず、キャラはこういう風に作り上げていく/書き分けていくんだな、というバイブルってありますよね。私にとっては浅田次郎さんの「霧笛荘夜話」がそれかも。個性って色んな形で描くことができるけれど、鼻につく個性にならないように気を付けないといけないなぁ、特に主人公が鼻についちゃったら、ストーリーが面白くても絶対に読み進められませんよね。

夕さんの物語は王道ですよね。でも、王道が一番なんですよね。夕さんの場合、王道なのにマンネリ化しないのは設定のディテールに説得力があるからなんですよね。というのか、それが夕さんの持ち味なんですよね。そして、王道は絶対に飽きられないし、特に恋愛ものはハッピーエンドでなければ後味悪いから(私の中では「樋水龍神縁起」のしっかりハッピーエンド、かなぁ? うん)、夕さんの描かれる世界は皆が共感するのだと思います。

> でも、猫などの可愛くて当然なキャラを書こうとすると、全く可愛くなくなってしまうのは、天の邪鬼だから?
あはは~。いやいや、俺様は十分可愛いんですよ。猫は、大概マコト系よりも、ちょっと俺様系で描かれることの方が多いし、それは多分「猫は何でも知っている」系のイメージがあるからで、でもそれが可愛いんですよ。私の知っている猫のキャラたちはほとんど俺様系ですから(うちのトニーも俺様も俺様、真なんてトニーにとっては弟分ですから)、俺様猫も十分に可愛い!
マコトは私の願望です。つまり「小さい猫と大きい犬が好き」な私が、俺様になる前の猫を書きたくて書いている……ま、マコトもいずれは俺様になるんだろうなぁ。だから仔猫から卒業するマコトを書くことはないだろうなぁ。あ、それは書いているのかも。俺様になったマコト=ツンデレの権化になったマコト(おい、俺を可愛がれ、でも必要以上に近づくな)=真、かも^^;

コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2015/05/16 09:59 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

お、ここにも、キャラに嵌る系ミステリーファンがいましたね。
そうそう、トリックやストーリー仕立てだけでは読めなくなってきているのかもしれませんね。脇でも何でもいいから魅力的なキャラがいて、その人の行動を追っていると物語はがぜん楽しめる。もしくは、ミステリーでは、追い込まれているキャラの視点にちゃんと立てるようなのでなければ、読み進めにくい。面白くても、鼻につくようなキャラだと、どうしても入り込めなくて、しかもこのごろは「大体こうなってこうなってこうなるよな」って自分で先読みしてしまって(それが合っていても間違っていても)、わざわざ鼻につくキャラの行動を読み続けることをしなくなってしまっていて。
うん、やっぱりlimeさんも同じような感じだったのですね。良かった^^;(同類を見つけては喜ぶ……limeさんみたく読むのも書くのもミステリーファンと明言している方が、キャラに入り込めないと読めない、と言って下さると何だかホッとします(^^))

お気に入りの作家さんの長編って、ちょっと「?」なときがあるの、何だか分かります。
私もある作家さんの歴史もの短編が好きで、短編集は何度読んでもいいなぁと思うのですが、かなり力作の現代ものの(やっぱり5巻もある)長編では、う~ん、てな感じになって。何だろう、社会的テーマとしてはポイントが高いものだったと思うのですが、小説として読むには、私にとってのエンターテイメント性が低いというのか、こんなに長く読まなくても良かったかも、と思ってしまったりして。
物語の尺も大事ですよね。
この話、もう少し突っ込んでよ、って短編もあれば、この話、こんなに長く書く必要あった?って長編もあるし。
う、そう言えばヤバい、うちの長編^^; やたらと長い困ったちゃん。
そして、霊感探偵と言えば、うちのも? あ、霊能探偵じゃないからいいか! 真の場合、コロボックルが見えるけれど、コロボックル、謎解きには何の役にも立っていないし、真の能力も何の役にも立っていないし。
そもそも謎解きに霊感探偵が「僕には見えるんです!」って言っても「はぁ?」ですよね。夢オチより始末が悪い。

limeさんはライトミステリーと銘打っておられて、その本質のとこをきゅっと掴んでおられますよね。まず基本のキャラがちょっと異質な部分を持っていて、読者がちょっと気になるなぁと思う部分を代弁していくれる脇(よく言われるワトソン役のサブキャラ)がいて、読者はこの脇キャラでメインキャラを見つめて、気にしたり心配したりするんですよね。キャラの配置がすごく上手いなぁと思うのです。
うちでは、真を気にする級長はまさに玉ちゃんキャラ、かも(あれ? じゃ、長谷川さんは竹流? どちらも力でねじ伏せる系だけれど意外に純?)

>「キャラ萌え」と「キュン」は必須です。
同感です。わが友の名言「生涯いちミーハー」と同じですね(*^_^*)
お互いに、自分なりの萌えを追及していきましょう!
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2015/05/16 10:26 [edit]


こんちわ~

古くからのミステリーですか、そうですねぇ。ポアロでは「オリエント急行」、ミス・マープルだったら「スリーピングマーダー」、コロンボだと「2つの顔」、ホームズだと「まだらの紐」、なんかが好きですね。明智小五郎、金田一耕助は・・・すみません。まだ読んでないです。
特にポアロのあの病的な神経質さは微笑ましくて・・・これが萌えるということかなぁ?いやいや、サキがこれらのキャラに抱く気持ちは“萌える”とはちょっと違っていると思います。良く考えてみるとこれらのキャラの場合、サキは楽しんで読んでいますが、あくまで第3者の視点で物語を読み進めています。キャラに入り込んでいないんです。ミステリーということもあるのでしょうが、俯瞰で物語の進行を眺めながら展開を推理していますね。
サキが入り込んで読んでいけるキャラは、たとえばシスカやコトリのような若めの女性や、ミラクのような男性ですね。
若くて未熟なキャラが成長していく過程に、或いはあり得ないような理想的な(良い意味でも悪い意味でも)展開に、自分の願望を置き換えながら入り込んでいるような気がします。これが“萌える”なのでしょうか?
成熟したキャラクターに入り込むことが出来ないのは、自分が成熟していないからなのかな?だからなるほどと思いながら俯瞰で眺めているのかも、などと思っています。もちろんそれで充分にワクワクドキドキしながら読んでいるのですが、“萌える”とは違っていると思います。
ハリポタも様々な人がそれぞれ入り込めるキャラをチームとして主人公にして、ハラハラドキドキの冒険物語(しかも不思議要素いっぱいで、主人公には凡人と超人の2面あり)に仕立ててあるのが大ヒットの要因の1つじゃないかな、なんて思っています。サキはかなり入り込めましたからから。特に第1作「賢者の石」は魔法世界自体に入り込んでいく楽しさもあって特に楽しかったなぁ。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2015/05/16 12:39 [edit]


これはまた深いトピックですね。
キャラには命が吹き込まれて初めて物語の中で生きていくのですよね。
ただの見た目の描写だけでは絵柄でしかないので。
その人となりと行動にはやはりリアリティーが必要だと思います。
その人物がどう生きていくのか、それに理解と共感ができたら感情移入しますね。
それに伴う事情やら事件やらがその人の人生に関わるものであるならばビンゴです。
逆に、生き様に理解も共感も難しかったら、さよーなら~ですかね。うーん、難しいですけれど。

ちなみにこれ↑、私の場合。なので、ほぼ個人的なただの好みですね。
自分が描くときも、そのように描きたいなあとは思っているのですけれど・・・(急に黙る・汗)
基本、キャラとは良いお友達になりたい。
新しいお話との出会いは、新しいお友達との出会いのようなもので、その新しい出会いにはいつもワクワクします。
えっと、真や竹流やマコトや他の皆さんと、実は図々しくもお友だち、いえ、お知り合いになりたかったり・・・(滝汗)

あ、大海さんとはいつか大人の飲み物を交えながら、合奏でもしたいですねえ^^
(トピックずれた -_-;)

けい #- | URL | 2015/05/16 15:22 [edit]


「キャラ」ではなく「ストーリー」でもなく「アイデア」だけで勝負するショートショートばかり書いている人間としてはまあそのうむむ(^^;)

ポール・ブリッツ #0MyT0dLg | URL | 2015/05/16 22:26 [edit]


 こんばんは。
ああっーーー 確かにキャラの魅力を前面に押し出したミステリー 最近多いですよね。
京極堂あたりから 特に増えてきたような…
何と言いますか… ミステリー 推理小説ではなく 探偵小説は破天荒な人物を出していいような気がしていますね。
ガチガチの謎解きではなく 雰囲気を楽しむ小説って感じで。
うん 古いと言われようと あり得ないと言われようと 本格ミステリーと言われる様な題が好き
世相を反映していると言われても 通りすがりの人物が意味もなく見知らぬ人物をって類は… いまいち魅力を感じないなぁ…

僕の小説にも 探偵もどきいますが… とことん 特別な特異な能力ないなぁ… いいのか こーゆー人物を探偵にしていて…

ウゾ #- | URL | 2015/05/16 22:30 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

おぉ、サキさんって、絶対私よりかなりお若いと思うのですけれど、ミステリーファンとしては全然大先輩ですね~。私、ポアロとホームズしか読んでいないわ、と……でも、海外ミステリって上質で、なんというのか、時代の匂いがしますよね。私はそういう意味でホームズはものすごく好きです。
明智小五郎は実は私のヒーローでして、真の生みの親ぐらいの気持ちでおります。当初、子ども向けのものを読んでいたのですが、中学生の時に大人向けのちょっとエ/ロティックな、そして少しホラーミステリじみた作品を読んで、ちょっと嵌ってしましました。
横溝正史は本よりも先に映画やテレビドラマで見すぎちゃって、ある時「悪魔の手毬歌」を読んでみたら、うぉ、えらい話やなぁとびびっちゃいました。昭和、ですよね、本当に昭和。いい意味で時代の「不思議感」「怖さ」にじみ出ている気がします。

サキさんの仰る通り、ミステリの探偵役って、かなりエキセントリックな人物がいて、キャラ的にも独特だけれど、萌えるとはまた違うのかもしれませんね。そう、探偵は俯瞰役ですものね。探偵は途中で死んだりしないし(いや、ホームズは死んでしまったけれど、読者、特にコナン・ドイルのお母さんがすごいホームズのファンで、ホームズを死なせてしまうなんて!と息子に泣き付いたらしく、あっさり復活してしまった)、それがあるから安心して読んでいる、ある意味水戸黄門の印籠の役割ですね。いつかは事件を解決してくれる……
それがどうやら、最近、「自分も闇を抱えている」系探偵が多くなってきて、うちの真もそうですが、どうやら事件に巻き込まれながら本人も傷ついてしまって、無傷ではいられなくなるという感じで。これがキャラミステリ、なんでしょうかね~
でも、探偵が犯人ってのは反則だと心から思う(そんな作品もありますよね)。

ハリポタは、3人の誰かに感情移入することはあまりなかったのですが、私から見ると、子どもたちがいじらしい!って感じで(どんな歳やねんってことになりますが^^;)楽しく読みました。私、実は最初に「賢者の石」の映画を観ちゃったのですよ。で、ハーマイオニーのかわいらしさにきゅんとしてしまいまして。
あ、これが萌え、か。
小説の方は、その後から読んだのですが、あれこれ言われている作品もありますが、映画は映画でよくできていたなぁと思います。そう、あれって、3人ともが長所と短所があって、それを補い合いながらやっていくところにポイントがあったんですよね。

サキさんが入り込んで書かれるキャラたちはよく分かります。うん。悩みながらも、何かを乗り越えていこうとする人物。これは物語における魅力的なキャラの必須条件を満たしていると思います。王道だけど(いや、王道が一番)、生き生きしていて、読み手も引き込まれますもの。

> 若くて未熟なキャラが成長していく過程に、或いはあり得ないような理想的な(良い意味でも悪い意味でも)展開に、自分の願望を置き換えながら入り込んでいるような気がします。これが“萌える”なのでしょうか?
そう、まさにサキさんの書かれていると通り! 欠点などの足りない部分を抱えながら頑張って成長していく、その先には書き手や読み手が理想とする何かがある、これが物語の萌えだと思います。
あまりにも現実まみれだと悲しいんですよね。サキさんは自分の心が引き込まれる部分を素直に作品に出しておられて、それがとても素敵だなぁと思っていつも拝読しています(*^_^*)
お互いにこれからも自分なりに魅力を感じるものを作品の中に投影していきたいですね!
コメントありがとうございました!!

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2015/05/17 13:26 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

あ、いやいや~、深いというよりも、ちょっとあれこれ考えていたのですよ。解説編はまた次回にアップしますが、あるミステリを読んでいて、うん、探偵役のキャラって何だろうなぁと思ったりしていたもので。でも、サキさんも書いておられますが、いわゆる普通の青春ものとかとミステリのキャラの意味合いって違うのかもしれませんね。
うちのは探偵であると同時に、かなり振り回される人物で(真の性質ですが)、どういう位置づけなのかなぁと。
でも、けいさんの仰る通り、物語の中で動かなければ、どんなキャラも生きないのですよね。自分が動く、周りが動く、そして時間が動く、世界が動く。それが物語ですものね。
そして、そんな世界に誰かが共感してくださればとても嬉しいですね。
でも、真は結構特異な環境のものとに置かれていて、凡人なのですが対処しきれていないという感じで、一生懸命生きているけれど、どれくらい皆さんの琴線に触れているのかなぁと心配になってきたりしていて。

> その人となりと行動にはやはりリアリティーが必要だと思います。
> その人物がどう生きていくのか、それに理解と共感ができたら感情移入しますね。
> それに伴う事情やら事件やらがその人の人生に関わるものであるならばビンゴです。
> 逆に、生き様に理解も共感も難しかったら、さよーなら~ですかね。うーん、難しいですけれど。
うん。この4行はしみじみと拝読しました。
そうなんですよね。突飛で映画みたいな展開でもいいけれど、そこにリアリティがないと「なんでやねん」ってことになる。生き方はどこかに書きこまれていないと親身になれない。感情はとても大切。うちの子たちは合格かなぁと、ちょっと心配になってきているのでした。
キャラたちとのお友だち感。うん、うちの場合は、確かに以前から家族みたいにそこにいる感じはしています。あ、竹流はちょっと恐れ多いのですけれど、ローマに帰ってからの彼には付き添っていてやりたいと思う。あ、それは友だちじゃなくて、母感覚??
けいさんとお友だちに! 何だかとっても素敵! そうそう、真はツンデレですが、きっとこっそり嬉しがると思います。マコトは……ちょっとうるさいかもしれませんが(本編ではツンデレ設定ですが、ファンタジックにはなれなれしいかも(^^))、かまってかまってオーラでけいさんを攻めるかも!
いや、けいさんの書く彼らは、ちゃんとお友だちですよ。うん、お友だちになって欲しいです。いや、できればうちのできの悪いキャラたちと……特に2代目真は……放っておくと危ないので^^; 

> あ、大海さんとはいつか大人の飲み物を交えながら、合奏でもしたいですねえ^^
おぉ、これ、いいですね~。最近海外には行かなくなっちゃったけれど、あと、ウルルとアイルランドには行ってみたいのです(結局石を見に行こうとしている)。オーストラリアに行く時は三味線持っていくかぁ~
田島くんみたいに、世界で演奏~(^^)
コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2015/05/17 14:13 [edit]


ポールさん、ありがとうございます(^^)

いや~、これ書きながら思ったのですよ。ショートショートって、ある意味すごいよなぁと。だって、キャラが魅力的でも、物語の中で生きていなければダメじゃんってことになるし、そういう意味では「一発勝負」的なSSって、そもそもその一瞬で恋に堕ちるかどうかのかけみたいな感じで、これを書ける人はすごいと思っているのです。
多分、引き出しが多くないとできないですよね。ポールさんは引き出しがものすご~くたくさんありそうなので、それができるんだなぁとしみじみ思うのでした。羨ましいです。
でもこれはきっと持ち味ですよね。うん!
私も「アイデア」の泉が欲しい……
コメントありがとうございました!!

彩洋→ポールさん #nLQskDKw | URL | 2015/05/17 14:16 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

そうそう、最近、イラストが表紙に描かれたミステリ、というのかライトミステリ、多いですよね。で、あれを見ると、ファンタジーの世界が多いライトノベルがミステリ界にも降りてきたんだなぁと思いました。で、その探偵役は色んな分野のエキスパートだったりするんですよね。
もちろん以前からユニークな探偵は多かったのですが、そもそも探偵業というのがリアルじゃなくなってきているので、他の分野のエキスパートが事件に巻き込まれて探偵役をするってことになって来ていますね。でも、そんなに一般の人が事件に巻き込まれるかい!とツッコミがありそうになるので、事件の内容が少し工夫されていたりして。ウゾさんの仰る通り、雰囲気、大事ですよね。

私も昭和な、ちょっとありえないような、でももしかしてどこかにあるのかも、どこかにいるのかも、というような話、大好きです。何だろうなぁ、物語って感じがするんですよね。この辺りの時代感、いずれは「時代小説」と言われるようになるのかしら……江戸の捕り物帳みたいに。
> 世相を反映していると言われても 通りすがりの人物が意味もなく見知らぬ人物をって類は… いまいち魅力を感じないなぁ…
同感です!! なんかね、世相は世相でいいけれど、それは新聞とかニュースで見るから、物語はやっぱりその世界を遊びたいんですよね。

ウゾさんの場合はその世界観がちゃんとありますから、キャラもその世界の一部にちゃんと溶け込んでいて、なんというのか世界とキャラが合致しているからそれでいいんですよね。特異な能力というのか、ウゾさんワールドに存在するだけで、十分「特異」な存在感を醸し出していますよ! そう、何だか絵画を見るみたいなんですよね。それがウゾさんワールドの魅力。
それぞれの持ち味を生かしながらキャラを生き生きと動かしていく、これが物語の醍醐味なのかもしれません。
コメントありがとうございました!!

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2015/05/17 14:52 [edit]

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://oomisayo.blog.fc2.com/tb.php/595-1bd630be
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)