09 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【雑記・花】花菖蒲競演と我が家のヒメシャラ 

須磨離宮公園
またまた満開の薔薇を外してしまった大海です。我が家の薔薇を見ていても、丁度一番花が終わったところで、二番花にはまだもう少しというのに、何も考えず時間があるからと行ってきました。須磨離宮公園です。向こうには大阪湾が見えています。本当はこの噴水の周囲には薔薇が咲き乱れているはずだったのですが、見事に切り戻され、まだ咲いている部分も色が褪せてきているところ。二番花の見ごろは6月20日頃だそうです。
薔薇4
こちらは道路沿いの薔薇です。開ききっていますが、やはり薔薇は見ごたえがありますね。実はこうした花弁の数の少ない薔薇、結構好きなんです。ゴージャス感はあまりありませんが……
薔薇2
名前は忘れちゃったけれど、誰か女優さんの名前がついていたような。
次回は満開の日をちゃんとリサーチして行きたいと思います。
しかし、さすがに春~初夏は他の花も盛りの時期。今回は少しだけ見ごろを越えていたものの、菖蒲(正確には花菖蒲)の花を楽しむことができました。今年は気候の関係で、例年よりも早く見頃になってしまったようです。

追記:八少女夕さんから頂いたコメントで気が付きました。漢字で書いたらどちらも「菖蒲」になるショウブとアヤメですが、別の花(似てるけど)。それは理解していたのですが、よく考えたらショウブとハナショウブも別ものなんですね。『しょうぶ園』と名うってあるのでボンヤリしていましたが、ショウブと言えば正確にはしょうぶ湯に使う、全然花っぽくない花がつく植物なんです。私たちがショウブ園という場所で見る「ショウブ」は正確には「ハナショウブ」。ハナショウブとアヤメは葉っぱの形が違うのと咲く時期が微妙に違うので分かるのですが、もっと分かりやすいのは咲く場所。このショウブ園のように、半湿地に咲いているのがハナショウブ。アヤメは陸地に咲きます。ちなみにカキツバタは湿地です。詳しくはこちらをどうぞ→アヤメとハナショウブとカキツバタの見分け方

菖蒲6
実に多くの種類があるのですね。もういちいち名前を覚えておりませんが、和風から洋風まで、多くの種類が植えられていました。
菖蒲3
こちらは『紫の上』。もちろん、源氏物語にあやかってつけられたものです。
菖蒲12(明石)
『明石』……明石の上の花は白です。
そう言えば、光源氏が女性たちに襲色目をあてはめていくエピソードがありましたが、紫の上は紫ではなく「こうばいのにほい」。「紅梅のいといたく文浮きたるに葡萄染(えびぞめ)の御小袿今様(こうちきいまよう)色のすぐれたるはこの御料」 。ちょっと臙脂っぽい赤系色があてられているのですね。
明石の上は「むらさきのうすやう」でした。「梅の折枝蝶鳥飛びちがひ 唐(から)めきたる白き浮文に 濃きがつややかなる具して明石の御方に 思ひやりけだかきをうへは目ざましう見給ふ」 とありますので、ぱっと見は白っぽい印象。
さて、光源氏は、というと。
菖蒲11(光源氏)
花が終わりかけていたので少ししょぼくれていますが、ゴージャスな紫でした。隣に『薫の君』もあったのですが、似たような花で少し小ぶりだったかな。
終わりかけの『光源氏』の花……私が『源氏物語』でかなり好きな下りは中年になってからのパート。権勢は誇りながらも満たされないまま幻を追い続ける憐れな男の末路に萌えてしまうのです……(あ、だからうちの某主人公のモデルは光源氏なのですけれど)
この花を見ながら、ゴージャスながらもしおれていくさまが何とも風流だと、しみじみ眺め入ってしまいました。
さて、後はもう名前も分からない(覚えていない)、でも美しい花菖蒲のギャラリーです。
菖蒲1
菖蒲4
菖蒲10
菖蒲(しつこいけど正確には花菖蒲)はサトイモ科の常緑多年草。原産地は日本です。花言葉は「やさしい心」「あなたを信じます」「忍耐、あきらめ」……耐え忍ぶ女のイメージなのですね……あ、男も耐えるだろうけれど。
菖蒲13
菖蒲9
菖蒲8
菖蒲2
この黄色いのは東寺にも咲いていたなぁ……ちょっとお気に入りの色ですが、でもやっぱり菖蒲(花菖蒲)は紫がいいかなぁ。
そうそう、紫系の多いこの花を撮っていて思ったのですが、どうもうちのデジカメでは紫の色目が出にくくて、青っぽくなってしまうのです。もっと紫なんだけどな~ということがしばしば。ギャラリー上から2つ目の青っぽい花、写真になってしまったら、こんなものだったかな、と思ってしまうのですが(記憶って曖昧)、実際はもっと紫っぽい色だったのです。
見た目の色を再現するのって難しいですね。でも、カメラの場合は極端だとしても、何よりも、自分が見ている色と他の人が見ている色が同じという保証もないし、そもそも同じものを見ていても全く同じかどうか分からない。視覚、それを分析する脳の仕組み、本当に不思議ワールドですね。
ソフトクリーム
薔薇を外しちゃって悔しかったので、ソフトクリームは「薔薇」にしました。味ですか? うん、ほんのりと薔薇の香りがしていました。
ヒメシャラ3
さて、最後に地味に「我が家のヒメシャラ」です。
ヒメシャラ(姫沙羅)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。ナツツバキに似ていると言われますが、花も葉も小ぶりです。ナツツバキと言えば「沙羅双樹」ということになっていますが、インドにあるほんまものの沙羅双樹の花は赤くて、枝振りもダイナミックなイメージ。日本人の感覚には合わなかったのか、白くて清楚なイメージのナツツバキが代用にされているようです。ナツツバキが緑の苔の上に落ちている様がまさに詫び寂びの世界、もののあわれの世界なのですね。
ヒメシシャラ
このヒメシャラは、ナツツバキよりも更にひっそり感漂う花。花はナツツバキよりもずいぶんと小さいです。
実は我が家にはナツツバキも植えてあったのですが、枯れてしまったのです。さらに、ヒメシャラも、庭木で植える時は大抵、何本かまとめて植えるのですが、4本立ちで植えたうちのヒメシャラ、今は1本しか残っていません。でも残った1本は見事に育ってくれています。
毎年、いつの間にか咲いて、いつの間にか終わっている地味な花なのですが、今年は例年になくよく花がついてくれて、玄関脇でちょっと自己主張しています。いつも地面に花殻が落ちているのをみて、「あ、咲いていたのか!」って感じだったのですが……
ヒメシャラ4
ということで、実は今年の我が家の庭の主役大賞はヒメシャラにあげちゃおうかな、と思っている私です。ええ、枝垂れ桜はね、毎年素晴らしいんですけれど(あぁ、でも咲いたらやっぱり桜が一番、と思うのが桜、ですね)。
ヒメシャラ5
でも今は、玄関を出るたびに「姫」に声を掛けてしまう大海なのでした。
実はヒメシャラ、庭の木を選ぶときに「絶対植えたい!」と主張した花木。ナツツバキが枯れてしまった跡に、今ピンクのヒメシャラの苗を植えてあるのですが、さて、無事に育ってくれるのかどうか……
紫陽花1
これからは紫陽花の季節ですね。また紫陽花たちもお目にかけたいと思います(*^_^*)
関連記事
スポンサーサイト

Category: ガーデニング・花

tb 0 : cm 4   

コメント


眼福

こんばんは。

そうか、ヒメシャラとは「姫な娑羅双樹」ってことなんですね。インドでは紅いんですか。脳内イメージで花水木みたいな花かなあと勝手に思っていたので、なるほどなるほど勉強になります。ナツツバキもヒメシャラも、大きく分類すると椿やさざんかの仲間なんでしょうか。(わかっていない)

わかっていないと言えば、この歳になってもアヤメと菖蒲と杜若の区別がつかない私です。夏になるとそこら辺の庭で普通に「イリス(英語ではアイリス)」と呼ばれる花が咲いているんだけれど、「え〜と、日本語ではなんだろう、これ」

今回ご紹介くださったのは、全部菖蒲なのですね。それぞれに美しいですよね〜。すごいなあ、花って。ちょっと珍しい感じのブルーのが氣にいりました。でも、紫だった?

そして、薔薇のソフトクリームかあ。優雅だなあ。ソフトクリーム、もう長いこと食べていませんよ。あ、夏に日本に行かないからか……。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2015/06/10 02:20 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

そうですね、うん。「姫な沙羅双樹」なんですね。なんか可愛らしい表現です。確かにナツツバキのちっさい版、みたいな感じで、ちょっと可愛らしすぎて、こっそり咲いてこっそり散っている感じなんです。葉っぱが大きいから、白くて小さな花(直径2-3cmくらい)の花は葉っぱにも隠れちゃうくらいで。でも今年はいっぱい咲いたので、何だかちょっと嬉しいです。
ホンモノの沙羅双樹はナツツバキのような清楚な花ではなくて、生命力バリバリのいかにも南国の花って感じ。摩耶夫人が沙羅双樹の木にぶら下がってお釈迦様をお産みになられたとかいう下り、ナツツバキの木だったら無理だわ~と思うけれど、インドの沙羅双樹だったら十分に納得です。大きい木は30mにもなるんですって。
でも、平家物語の沙羅双樹はナツツバキですよね。かの迫力ある花だと諸行無常な感じがしないし……そもそも朝咲いて夕には散るからこそ「奢れるものも久しからず」なんですよね。
ナツツバキもヒメシャラも、ツバキ科ナツツバキ属、です。

> わかっていないと言えば、この歳になってもアヤメと菖蒲と杜若の区別がつかない私です。夏になるとそこら辺の庭で普通に「イリス(英語ではアイリス)」と呼ばれる花が咲いているんだけれど、「え〜と、日本語ではなんだろう、これ」
あぁ~、これ、夕さんのコメントを拝読して、しまった!と思いました。そうだった、以前にも言われたんですよ。しょうぶ湯に使うショウブと、花の咲くハナショウブは別だって……それがハナショウブがいっぱい咲いている植物園で「ショウブ園」って簡略に呼ばれることが多いので、混乱のもとになっていて、案の定私も誤った使い方をしておりました。
ちなみに、文中に追記で訂正して書かせていただきました。ありがとうございます。
あ、アヤメは陸地に咲くもので、うちの庭にも寒アヤメ(冬に咲くアヤメ)があります。湿地に咲くのがカキツバタ。ハナショウブは半湿地です。葉っぱの違いとかいろいろありますが、うん、咲いている場所が一番分かりやすいですね。

あのブルーっぽいの、そうなんです、もっと紫っぽかったんですよ。でも他の「紫!」って感じのに比べると青っぽいと言えば青っぽいのですが、見た目にはもう少し紫でした。
写真って難しいなぁ~
そして、ソフトクリーム! いやいや、夕さん、観光地ですよ。夏じゃなくてもサービスエリアか観光地のお土産物屋を狙ってください。真冬にあるかどうかは自信がないけれど、結構涼しいシーズンでもあったりします(^^) 地方に行ったら、独特な味のものがあったりして。色んな果物とか、野菜まで。豆腐もあるなぁ……でもやっぱりバニラですよね。
今回はキウイと迷ったけど、薔薇が見れなかったので薔薇味にしました(^^)
コメント、ありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2015/06/10 22:07 [edit]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

# |  | 2017/06/20 07:14 [edit]


鍵コメゆきさま、ありがとうございます(^^)

こんにちは。ゆきさま、初めまして。そしてコメントありがとうございます。
ヒメシャガというと、私も結構好きな花です。品種改良されたでっかいアヤメカキツバタもいいけれど、清楚な感じですよね。ヒメシャガの写真はないのですが、シャガの写真ならこちらの旅記事に1枚だけ写真があります……シャガもヒメシャガも群生している様子ははっと目を引きますよね。
http://oomisayo.blog.fc2.com/blog-entry-456.html

姫と付く花たちはちょっと目立たないけれど、そっと寄り添っているみたいな花ですね。
薄紫、白、素敵な色です。
コメントありがとうございました!!

彩洋→鍵コメゆき様 #nLQskDKw | URL | 2017/06/25 20:24 [edit]

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://oomisayo.blog.fc2.com/tb.php/604-3197d0b4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)