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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント 

辛い第25章が終わり、やっと落ち着くかと思ったら、第26章の冒頭でまだ続いていた!
よくぞこんな18禁でRなシーンを書いたものだと自分でも驚くけれど、読んでくださっている人はもっと驚いているかも……あの頃私も若かったと思うのですが、改定するにも、先だっての誓い(この熱はこのままお伝えしようという)があるので、今更ビビってもしかたがないと思い、勇気を出しての再開です。
第26章の章題は『戻り橋』……そう、死者が蘇るというあの橋です。

私の想いが錯綜するために、少ないとはいえ読んでくださっている方にご迷惑をおかけしております。
ここからは少し休憩も挟まっているようなふりをしていますが(2人のシーンが結構多いので)、終盤に向けてノンストップなお話になっています。
再び、よろしくお付き合いくださいませ。
ちなみに、この記事と登場人物紹介を読んだら、途中からでもついてこれるかもしれない……身も蓋もなくなるけど^^; ま、それはそれでいいような気もします。そう、このお話、前半はピタゴ○スイッチのような紆余曲折が延々と続いていて、今やっと核心にたどり着いたのです。
途中で放り出されていた球もみんな最後には拾いに行きますので、それ何の話だっけ?というのがあっても、何とかなるかも!(かな?)



再掲になりますが、簡単なあらすじと第4節のタイトルラインナップです。


新宿にある調査事務所所長・相川真の同居人・大和竹流。
ローマにある教皇庁と深い関係があるヴォルテラ家の後継者であるが、その立場を捨てて今は東京でレストラン・バーとギャラリーを経営する美術品修復師。

大怪我をして入院していた大和竹流の失踪。
その失踪に重なるように蠢いていた人間たちの影が、今となっては静まり返っていた。
代議士・澤田顕一郎、溺死した元傭兵の田安、内閣調査室の『河本』、『河本』の命令で動いている警視庁の女刑事・添島麻子(竹流の恋人)、米国中央情報局に雇われている真の父親・アサクラタケシ。

真はようやく竹流の失踪時、最も身近にいたはずの男に行き当たった。
澤田顕一郎の元秘書・村野耕治の息子・草薙。

竹流が失踪前に関わっていたのは、新潟の豪農・蓮生家の蔵から見つかったというフェルメールの贋作だった。
蓮生家の怪しげな面々、贋作の鑑定に関わったという弥彦の村役人・江田島、フェルメールのことで政財界の大物たちを脅迫したうえで自殺したとされる雑誌記者・新津圭一、口がきけなくなったその娘、新津の愛人で真の恋人でもあった銀座のバーのママ・深雪。

それぞれがそれぞれの事情で事件に絡み、物事を複雑に見せている。
だが、事件の核心はただ一つだ。
「妙に大物が動く割には起こっていることが小さい」
絡み合う人間の欲望の泥沼の中から、真は彼を探し出せるのか。
そして、竹流が本当にしようとしていたことは何だったのか。
彼の本当の『敵』は誰だったのか。

草薙に案内されて、真は、竹流がフェルメールの贋作を描かせていた女・御蔵皐月のアトリエの焼け跡に行き、そこで彼の指輪を見つけた。
竹流がヴォルテラの跡継ぎだというしるしの指輪。その自分の体の一部のように大事にしていた指輪を捨てたというのだろうか。

さらに竹流の足跡を捜して、彼らは再び新潟にやってきた。
蓮生家の火事の真相に近づいた真は、歴史に巻き込まれた蓮生家の過去を知ることになった。
ソ連から預かりものをしていた蓮生家。その宝は絵画や宝物ではなく、神聖な一族の血だったと。
その末裔である千草の決心を感じながら、さらに竹流の足跡を探す真。
そして……


第23章 喪失
 竹流と最後に一緒にいた男と彼の足跡を辿る真。山梨、そして再び新潟へ。
 蓮生家の事情と村野耕治が繋がります。
第24章 宝の地図
 真の『恋人』香野深雪の過去が眠る新潟。そこで真が出会うのは……
 そして、フェルメールに焦がれた男・江田島の事情とは。
第25章 佐渡に横たふ
 大和竹流……彼は今、どこに囚われているのか……

……ここまで公開済みです。あ、第25章の一部はあまりにも苦しいので一部限定公開になっていますが、そのうち外します。とは言え、パスワードは主人公の誕生日なので、ものすごく簡単に外れます。

第26章 戻り橋
 舞台は京都へ。竹流の女房とも言うべき芸妓・珠恵との邂逅。
 そして、ついに真の手は竹流に届くのか……
第27章 ずっとここに
 「ずっとここにいてもいい。東京にも、ローマにも帰らないで、ずっとここに」
 真のメッセージはただこれだけだったのです。
第28章 恋歌
 真と珠恵。実は壮絶なる三角関係? 想いの深さは比べられません。
第29章 赤い糸
 もう一組、恋に惑うカップルが。そう、ヤクザの北条仁と、女子大生の美和。
 二人の心の軌跡もお楽しみください。
第30章 巷に雨の降る如くに
 竹流の心の声が溢れだします。
 そして、怒りの収まらない真が選んだ道は……



以下も再掲になりますが、これまでの出来事を整理しています。

登場人物一覧はこちらのページを→→【海に落ちる雨】登場人物
登場人物もほぼ出揃っています。
重要人物はあと2人:竹流の女房・珠恵と怪しいおじちゃんがもう1人

<あらすじのおさらい・ポイント>
真の同居人・大和竹流が大怪我をして入院中だった病院から失踪。自分で出て行った?
 竹流は修復師・絵画など美術品のディーラー
 時々仕事でややこしいことに巻き込まれるが……

失踪前、竹流が雑誌のインタビューに答えていた。
 珍しく人前に身を晒し、修復師としての仕事について熱く語る。
 ついでに同居人(真)への「愛」を告白?
 竹流はローマのヴォルテラ家(教皇庁と深い関係あり)の後継者。本人はそのつもりはない。

真の周りでも不可解なことが起こり始める。
 真をいつも心配してくれていた元傭兵・ジャズバーの店長の田安の溺死。
 真の恋人(体の関係かも)で銀座のバーのママ・深雪が真に貸金庫の鍵を預けて姿を消す。
 アメリカにいる真の父親(某組織のスナイパー)が真を訪ねてくる。
  →いつもは息子のことは無視しているのに……真は父親に対しては不信感。
 事務所が何者かに荒らされる……「誰かが何かを探している」
  →これについては、後日、およその事情が判明。
   竹流が真に何かを預けたと思っている奴らがいる。
 代議士・澤田顕一郎(田安が父親代わり)が真を雇いたいと近づいていくる。
 田安のバーで知り合った女・楢崎志穂。「姉」を探している。

竹流の失踪について、情報を握っていそうな連中は?
 竹流と一緒に姿を消している、竹流の親友・寺崎昂司。
   大怪我をしている。楢崎志穂に姉の敵とつけ狙われている。
   彼も必死で竹流を探している模様。
   竹流が真に何かを預けたと思っていて、それを探していた→悪質なビデオ
 竹流の恋人・警視庁の女刑事・添島麻子。
   彼女を使っているのは、内閣調査室の「河本」(香月)。
 入院中の竹流を訪ねてきた男。九州に行った美和に「首を突っ込むな」と忠告。
 新潟の豪農の女主・蓮生(上蓮生)千草、あるいはボケた下蓮生のじいさん?
 新潟県庁に蓮生から寄付された絵画に携わった、弥彦町役場の江田島。
 姉・御蔵皐月を探しているという楢崎志穂。
   真は嵌められて、荒神組というヤクザのところで痛い目に合わされる。

竹流の失踪と新潟には繋がりがありそう。
 新潟県庁にある絵画(蓮生家から寄付)が関係?
   竹流は恋人の1人・御蔵皐月に贋作を描かせて、県庁の絵をすり替えようとしていた?
 御蔵皐月と寺崎昂司、竹流は三角関係だっという噂もあり。
 2年半前、深雪の元恋人(不倫相手)・雑誌記者の新津圭一が自殺している。
   「IVM」のことで複数の人間を脅迫していた模様。
   その娘・千惠子(当時8歳)は父親の死を目撃しており、ショックのため口がきけない。
   新津も深雪も新潟の出身。
 代議士・澤田顕一郎は深雪のパトロン(純粋に足長おじさん)らしい。
   澤田は元新聞記者だが、深雪の両親(翡翠仏を介した収賄事件関係者)の自殺を機に辞職。
   澤田には秘書で病死した男・村野耕治の影が付きまとう。
   澤田と村野耕治、村野の妻・花は三角関係だった(花は澤田の元恋人)。

最初、妙に絡んできた内閣調査室の「河本」は手を引いた模様。
 真の父親が出てきたので、何か大事が起こっていると先回りしていたはず
 代わりに、竹流の叔父・ヴォルテラの当主チェザーレが乗り込んできた。
   チェザーレは、始めから外国人「ヤクザ」と取引をしている→竹流と寺崎を探せと。
 佐渡にある竹流の隠れ家に、竹流のフェラーリが炎上。
   地下の礼拝堂、そこで竹流の身に何かとんでもないことがあった痕が……。

伏線は全て絡んできます。
 新潟の豪農・蓮生家の事情。
   日露戦争当時、ロシアから持ち込まれた絵画がある。
 フェルメールの幻の絵を手にしたいという欲望を持つ江田島。
 澤田と村野と花の三角関係。
   真の動きを見張っている澤田は、何かに気が付き、誰かを探している模様。

関係あるような、ないような。
 真の事務所の愉快な仲間たち……
   特に「秘書」の美和と仁道組の跡取り・北条仁の伏線ラブストーリーもお楽しみに。
   あ、美和ちゃんはちょっと真に傾いたりもしていたのですが。
   いや、そもそも仁が真に懸想している……
 竹流は真のことをどうしたいのでしょう?
   竹流がインタビューに答えた雑誌は……
    ヨーロッパでも姉妹社から同じ内容の記事が出るモダンな経済紙。
    そこで「ヴォルテラを継ぐつもりはない」と公言。
   添島女史から一言(予告編?)
   「それがジョルジョ・ヴォルテラの答えだったのよ。あなたはどう答えるつもり?」

   
ポイントは、添島麻子女史いわく。
「妙に大物が動く割には、起こっていることが小さい」
ここまで、みなが何かに「踊らされて」いたようです。
核心は結果的にもっとも近くにあったのかも。

さて、ローマからやって来たチェザーレ・ヴォルテラは真を「使う」つもりだったようですが……
真が日常に戻るために「河本」から出された条件は「大和竹流に関わるな」。
真はこれを条件に事務所に戻ることを許可されます。
「河本」は「もう1人のキーパーソン」と何か取引していたようですね。



「おや、坊ちゃん、間に合いましたね」
 また誰かが彼を嬲りに来たのだ。彼は何とか目を開けようとした。抵抗のためではなかった。ただ、反射的に目を開けようとした。
しかし、目はアンモニアや他の腐敗臭で沁みて、もうほとんど本来の感覚器の役割を果たしていなかった。それなのに、耳だけは研ぎ澄まされたように、聴覚器としての義務を果たし続けている。死ぬ直前に最後まで残る感覚器は聴覚だと聞いたことがある。いよいよその時が来ているのだろう。
「こいつはもう駄目ですわ。呼吸がおかしくなってる。普通の人間だったらもうとっくにくたばっちまってるでしょうけどね、随分頑張ったもんだ。どうです、最後に逝っちまうまで突っ込んでおやりになりますかい。それとも指か歯を一本ずつ、落としていきますか。こうなってもまだ、恐ろしいくらい綺麗な手をしていやがる。すっかり血の気はありませんがね」


いよいよ、明日、公開! しかもいきなり18禁/R! お楽しみに(いや、そういう意味じゃなくて……)

ところで禁とRの違いは何? 禁はエッチな方で、Rは残酷な方? だったら両方かも、と思って適当につけております。でも、書き手としては(読み返しても)しんどいけれど、実際にはどうなのかしら。この程度、平気だよって人の方が多いのかなぁ。
いや、イタシテルだけなら下品だけれど、そこが目的じゃなくて、これを知った真がどんな突拍子もない行動に出るかという動機づけの意味合いを感じていただけたら、案外「それほどでもない」のかも。彼らの深層心理に触れていただけたら幸いです。そして、このことが竹流の今後に大きな影を落とすことも……(それはまだ少し先の話ですけれど)
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Category: ☂海に落ちる雨 第4節

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コメント


おはようございます

いよいよ再開ですね。禁でもRでもドンとこいです。
(私の意見は参考にならないかもしれないけど><)←変な人だから
あらすじを読むだけでドキドキしますね。
細かい伏線を忘れてしまっているので、これを見てもう一度おさらいします。
あ、禁とRはきっと同じだと思います。
映画で15-Rと付いているものが、残酷系かな。(軽めのエロではないです^^)

lime #GCA3nAmE | URL | 2015/06/16 08:36 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

わ~い、こちらの記事にまでわざわざコメントを下さって、ありがとうございます(^^)
はい、私も確認しました。Yahoo知恵袋に同じ質問があって「同じです」とあっさり回答されていました^^; えっと、ま、残酷系もエロ系も子どもに見せるなってことですね。軽めのエロ……って表現が何だか可愛い……いや、そんなものに可愛いはないか。
limeさんの意見は確かに参考にならないかもしれませんが(って、酷い m(__)m……いや、limeさんは「書き手」目線で楽しんでくださるので、読んでて痛くても書いている時の必然感を理解してくださるのかな~と)、でもどんと!いかせていただきますね(*^_^*)
いや、でもかなり心配になっては更新が滞る大海なのでした。
今後はもう覚悟を決めて参ります。
コメント、そしていつも力強い励まし! ありがとうございます!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2015/06/16 12:45 [edit]

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