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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【石紀行番外編】7.栃木・佐野七福神の弁財天と日光東照宮 

【石紀行】巡りで訪れた栃木県。本当は長岡百穴古墳にも行こうと思っていたのですが、時間がなくて車から見ただけになっちゃいました。宇都宮の人たちいわく「遠足で行くところ」だそうです。次回は私も遠足したいと思います。
さて、栃木石紀行のおまけコーナーは『出流原弁財天(佐野七福神の弁財天)』と『日光東照宮』です。
磯山弁財天2
前回アップした記事(【28.栃木足利・名草巨石群~神の胎動を感じる巨石~(2)奥宮巨石群】)のラストに載せたこの不思議な建造物。これは真下から撮った写真なのですが、かなり遠方の県道からも見えています。緑の木々の中に赤い不思議なものが……目に入った瞬間、あのアニメを思い出しました。
そう、『千と千尋の神隠し』か~?と思うような存在感なのです。

というわけで、まずは出流原弁財天(磯山弁財天)にご案内いたします。
出流原は「いずるはら」と読みます。足利市のとなりの佐野市の観光案内にすぐ出てくる「佐野七福神」の弁財天がこちらになります。名草巨石群から車で半時間足らず、立ち寄ってみたいと思ったのは、このインパクトある景観ゆえだったのですが、図らずも結果的に弁財天巡りになった今回の旅でした。
白蛇さん
さすがに『名草巨石群』には白蛇さんはいませんでしたが、白蛇は弁財天にお仕えしているんですね。大谷寺にある弁財天の場合は、縁起にありましたように、弘法大師によって心を入れ替えた毒蛇が白蛇になって弁財天さんにお仕えしているというお話ですし。出流原弁財天の方の白蛇さんは何だかリアルで迫力があるんですが……
磯山弁財天
道沿いにわずかにある駐車スペースに停めて、道側から見上げると、このように雰囲気のある山門?があり、潜って行くと。
磯山の大蛇
いきなり、白蛇ならぬ大蛇のお出迎えがあり、その先には、かなり頑張る系の階段があります。
磯山弁財天階段1
ちょっと頑張って登って行ってみましょう。途中で曲がり角があり、左手に折れてさらに登って行きます。
磯山弁財天階段2
見えてきたのが、千と千尋の神隠し風、インパクトのある出流原弁財天です。ちょっと下の方を覗いてみたら、その舞台の設えがよく分かります。
磯山弁財天8
写真では2層になっていて、以前訪れた方のブログなどを拝見すると、上の層にも登れたようなのですが、私が行ったときは上への階段の扉が閉まっていました。
磯山弁財天5
お参りをして、ここからの眺めを楽しんで、さて、裏に回って行ってみましょう。
磯山弁財天9
石紀行に相応しいものが出てきました。何か説明があったわけではないのですが、この岩場を守るように舞台の設えがあって、社殿が建てられているというのは、しばしば見かける形です。
しかも、丁度真裏に当たるところに、気になる穴がありました。
実は先ほど下から見上げた場所に(「磯山の大蛇」のあたり)、風穴があったのです。ということはどこかから風が流れてきているわけですが、それがこちらの穴かもしれません。穴と言えば、蛇または龍のお住まい。そして、太古の昔から、「カミ(稀なる力を持つ、奇しきもの)」が住まう場所。
こちらを降りていく途中に、銭洗い弁天があります。小さな洞窟のようになっていて、やはり蛇さんがいらっしゃいました。そしてその前に小さな洗い場があって、ここで銭を洗って、半分を神様に、残り半分を持ち帰ると、願いが叶うそうです。
銭洗い
この弁財天の下には湧水の美しい弁天池があります。どうでしょう、この透明さ。
弁天池
次は、御利益を頂戴いたしたいと思いますので、ぜひ佐野七福神めぐりをしてみたいと思います。
そうそう、結果的に弁財天オンパレードになって思ったのですが、実は弁財天さんがおられる神社(お寺)は複数の呼び名があって、一体どの名前を目指していけばいいのか、迷ったりしました。これは、もともとあった神社・お寺に弁財天など七福神さんが合祀されていたりして、もともとの名前と弁財天の名前と、どちらも併記されていたりするからなんですね。
そう考えたら、やっぱり日本って面白い。とにかく求めるものは「御利益」! 何でも乗っかっちゃえ! この体質、けっこう嫌いじゃありません。

さて、今回の旅のお宿は、日光のほてるとく川さん。中庭の景色も素敵ですし、ちょうど池の上のベランダの部屋付き露天風呂(思わず、排水を心配していた母と私。多分、少量の温泉水が流れていっても問題がないのでしょう。洗い場の排水は多分別)は、なかなか良い雰囲気でした。
ほてるとくがわ
そして、翌日はお昼から仕事絡みの用事があったので、午前中に日光東照宮へ行って参りました。
日光東照宮と言えば!
三猿
やっぱりこちらですね。ストラップとか、お土産も三猿絡みがいっぱい。
ところで、この三猿、どんなところにいるかって、知っているようで知らなかったりして(私だけ?)。
猿の居場所
こちらは神厩舎、つまりお馬さんのいる場所。行くたびに、あぁそうそう、って思いだすのに、また忘れちゃうんですよね。シナプスの回路って本当に、使ってないとすぐ切れちゃう。そしてここに、こんなふうに「猿の一生」が順番に語られているのです。
猿2
始めはこのシーンから。ここには子猿を連れた母猿がいますが、この格好は「子どもの未来を見通そうとする」姿だそうです。見通したとき、良い未来が子供に巡ってくると確信ができない今の世の中、ちょっとはっとさせられるものがあります。
三猿は2番目です。「見ざる・言わざる・聞かざる」。幼少時期の子猿に対する教えとして、「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と諭すものですね。あるいは、そのように大人がしなければならないという教えかもしれません。
猿3
ちょっと面白いのはこちらでしょうか。青年期、悩みが多く落ち込む友人を慰めている猿が描かれています。こうしてみると、三猿もしみじみ語りかけるものがあるのですね。ぜひ、一回り、猿の一生を人生に重ねながら見てください。
大海
そうそう、日光東照宮は3回目なのです(多分)。小さい時に行ったのですが、この写真の後に、華厳の滝が写っている写真があるので、多分これもどこかその辺。それから、埼玉で仕事をしていた時に一度行ったのですが、その時もあるものを見て「ちっちゃ!」と声を出してしまったのです。そして、また今回も思わず言っちゃったんですよね。「ちっちゃ!」(小さい)
思わず口に出てしまうくらい、ちっさいんですよ。何がというと……
ちっちゃ!
見た感じの印象そのままの写真です。これを見る(+家康公の墓所を見る)のにもう一度お代金を払わなけれはならないのですが、世界遺産ですから払いましょう!
これがかの有名な国宝「眠り猫」です。でも、本当にちっちゃいんです。周りでも口々に「ちっちゃ!」と……
アップにしてみましょう。
眠り猫2
どこかから見ると、薄目を開けているようにも見えるそうですが、何しろここは通路なんですよ。すごい人通りで、狭い場所なので、じっと立って見ているわけにもいかず。
眠り猫1
確かに見る方向によって表情が変わるみたいです。
さて、この日光東照宮。表門、陽明門に向かって登る階段の急なこと! しかも手摺もありません。短い階段ではありますが、お年寄りはちょっと登るのが難しそうです。これもおそらく、敵襲に備えてわざとなんですよね。
日光東照宮1
表門を入ると、まず、左に三神庫、右に神厩舎(三猿のいるところ)。三神庫には象がいます。
日光東照宮2
本当に、キラキラですね。とにかく豪華絢爛、他に類を見ない素晴らしさです。いや、いつも石のような地味なものしか見ていないので、目が疲れちゃいました。
ぞう
この豪華絢爛を維持するのは並大抵ではないようです。これらの素晴らしい彫刻は、木に漆を塗り、箔を押し色彩をつけてあるのですが、もともと木であるために、50年ほどたつと傷んで来ます。建物は指定建造物だけでも40棟。修理修復には1棟1年以上かかるので、一通り終わったらもう次の修復周期です。
日光東照宮7
気が遠くなるような話ですが、茅葺屋根と同様、ある周期で順番に修復することで、この職人技術が受け継がれていっているのですね。神社仏閣とは、歴史のメモリー、そして技術の保存場所でもあるのです。
残念なことに、ただ今、メインの陽明門が修復中。でも、いつもどこか修復しているわけですから、また巡り来るタイミングを待ちましょう。
日光東照宮5
そしてこちらが唐門。この奥に拝殿・本殿があります。
日光東照宮4
唐門は白が基調なのですが、金と白だけというのもまた贅沢ですね。そして、ど真ん中にどう見ても「印籠」が……いや、印籠ではありませんが、葵の御紋に「はは~っ」と条件反射しそうです。
日光東照宮6
くるりと回り込んで拝殿まで入っていくと、名調子の解説を聞くことができます。残念ながら中は撮影禁止なのですが、ここで、ついついお本殿でしか買えないお守り(写真左)などを買ってしまうわけですね……
日光おみやげ
そして、大きな神社に行くとこれがありますね。前回明治神宮の記事でもアップしましたが、この一斗樽の並びを見ると、なぜかワクワクしちゃいます^^; ビールも「さても見事に積み上げた~♪」(あ、これは俵積み唄でした)
一斗樽
ビール
なぜ、酒で終わる? という話ですが、これにて目出度く栃木の石紀行、お開きです。
陽明門の修復は平成31年3月までかかるそうです。あと4年。素晴らしい豪華絢爛がよみがえる日を楽しみに待ちましょう。
孔雀
次回、奈良の山添村に積み残した石がありますので、近畿に戻ってきます!
石紀行の今年の予定は……夏休みに足摺岬、そして秋には福島を計画中。まだまだ続く石の旅、ぜひお楽しみに!

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Category: 紀行文・エッセイ

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