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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【物語を遊ぼう】5.『ダーウィンが来た!』:自然界の壮大な物語 

あまり小説・物語とは関係ないのですが……
この番組を見ると、世界は本当に大きくて素晴らしい!と思います。
人間の世界って、この番組の1エピソードに過ぎないんだ、とか思ったり。
NHKの『ダーウィンが来た』
この番組から、何回見ても面白いエピソードをふたつ、ご紹介したいと思います。

まずはオーストラリアコウイカ(つまりイカ)のお話⇒巨大イカの恋
魚にはしばしばみられるように、繁殖期に効率よくカップルになって子孫を残すために、彼らは繁殖期に集まって、集団お見合い=メスの取り合いをするわけだけど、どういうオスが有利なんでしょうか。

そもそもこのイカ、敵から身を隠すとき、周囲にあるものの色や形を模すという特技があります。身体にあるナミナミの模様をうごめかせて化けるので、このナミナミを速く動かせるオスがメスへのアピール度では有利。そしてもちろん、バトルですから、身体の大きなオスが有利、なんだけど……
実はかなりの数の身体の小さなオスがいる。もちろん、オス同士の戦いになればどうあがいても不利で、やられてしまう。でも実は、彼らは交尾のシーンでただ不利かというと、そうでもないんですね。

なんと、この体の小さいオスたち、女装するのです。
コウイカのオスはメスより身体が大きめで、足?手?を広げながらメスを誘うのですが、メスは小さくて手足?が縮まっている。そこで身体の小さいオスは手足を思い切り縮めてメスのふりをして、オスの攻撃をかわし、メスにこっそり近づいて交尾をするわけです。
しかし、交尾の瞬間は手足を出さないといけないので、この瞬間にばれるから、ちょっくら命がけ。

面白い点が2つ。
①あまりにも女装がうまいと、本当にメスに間違われて、オスに襲われる^^; 
②メスの方は、身体の大きいオスばかりが好きというわけではない。肉体派のオスもいいけど、女装という頭脳プレーも好き。だから身体の小さいオスだって結構メスに好かれている。
蓼食う虫も好き好き? 好みは色々、ということなのでしょうね。
メスが交尾する相手の割合は、身体の大きいオス:小さい女装オス=6:4くらいとか。……こうして、オーストラリアコウイカは多様性(いろんな大きさのイカがいる)を保っているのでした。
いやはや、イカの世界も、なかなか大変ですね。

エピソードその2はアフリカウシガエル命がけの子育て
南アフリカ共和国の草原、夏の雨季になると、地面から出てくる、大きさはサッカーボールなみ。乾季は土の中で10か月もじっとしている。雨が降らなかったら、七年も出てこなかったという記録もあるとか。ちなみに寿命は40年以上?
地面から出てくるその姿は怪獣みたいで、実に可愛くない。ネズミとか、他の小さいカエルもひと飲み。でも、なぜか地元の人々の人気者。

そして、雨季に雨が降り続くと、乾いた草原に巨大な水たまりができます。
さぁ、恋の季節です。
このサッカーボールなみの巨大ガエルと巨大ガエルの雄同士のバトルがものすごく面白い。
技は基本的に、体当たり。頭や口から激突、空中大回転、顔面噛みつき、巨大な口に生えた下顎からの突き上げ(牙つき)、足に噛みついて抑え込み……イカと違って、やっぱり巨大なカエルが有利なのですね。

ぜひ、チャンスがあればこの映像を見てください。
言葉には尽くせない、カエルの迫力のK1バトル……結構格闘技好きの私も大満足でした。
そして、メスは隠れてバトルの観戦です。強い雄を見極めないといけませんからね!
やがてカップル成立。卵を産んだら……もうメスはいません。
そう、このカエル、子育ては雄の仕事。結構不細工なのにイクメンなのです。

ここからお父さんの大奮闘が始まります。雨季にできた水たまりの寿命はわずか1か月ほど。その間に、子供たちにはオタマジャクシからカエルになってもらわないといけません。
食って、食って、食いまくる数千匹のオタマジャクシたち。餌の多い方に、餌の多いほうに、1日100メートルほども移動。お父さん、必死で引率です。でも自分はたまたま見つけた虫程度しか食べられません。
放牧中の牛が近づいてきたり、時には象が近づいてきたりすると……子どもたちを守るために、得意技の体当たり! 蛇が襲ってきても、大きな口で噛みついて……食べちゃった!

そしてさらに、子どもたちを浅瀬に、浅瀬に集めます。そう、水温の高いところに集まらせて早く大きくなってもらうのです。
そんな忙しい子育てより、水のいっぱいある安全な池に住めばいいじゃないかという話もありますが、池には大鯰とか、天敵だらけなので、かえって危険なのですね。

さて、温度の高い浅瀬にいると、太陽の熱で干上がってしまうことも……子どもちゃんたち、大ピンチ!……でも、お父さん、あなたは本当にすごいです。
大きな水たまりに移動したお父さんは、子どもたちのいる孤立した浅瀬まで、後ろ足で土をかき分けかき分け……、何回も何回も往復し、水を引き込む……そう、灌漑工事を始めました。でも、あぁ、もう子どもちゃんたちは水が減ってぐったり……お父さんも炎天下で1時間半、だんだん動きが鈍くなって……がんばれ、お父さん!
そしてようやく水路が完成! 子どもちゃんたちのいるところまで水が流れ込みます。
いやはや、手に汗握る番組でした。科学・自然番組でこれほど興奮するとは…!?

この世界は本当に美しくて楽しい!と思える番組です。
この番組を作っていらっしゃるスタッフの方々にエールを送ります。


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