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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【石紀行番外編】1.世界遺産:モン・サン・ミッシェル 

石紀行、お休みして、今日は世界遺産、モン・サン・ミッシェルへ。
イタリアが大好きな私は、ヨーロッパに何回も(は言い過ぎですが)行ったのに、イタリア以外の国に行くことはほとんどなくて、これが実はフランス初体験。世界遺産の一つくらい見とかなければ、と思ってここを選びました。
実は、パリは素通り。エッフェル塔も見なかったこの旅の目的地は、カルナックとラスコー周辺の美しい村々でした。

パリからTGVに乗り、レンヌの駅にやってきました。レンヌの駅のわかりにくいところにあるモン・サン・ミッシェル行のバス乗り場。この日は日曜日だったので、結構人が多かったのですが、人が少なかったらきっと不安になるような隅っこ。
バス
時刻表では1時間20分のバスの旅、競馬場などを見ながらぼんやりと乗っていたら、遠くの霞の中に小山が……
世界遺産モン・サン・ミッシェルです。
モンサンミッシェル1
ホテルが干潟の手前だったので、先にホテルの近くでバスを降り、荷物を預けてから歩き始めました。
これが意外に遠いのです。景色は変わらないまま、なかなか近づいてこない世界遺産。
干潟には羊の糞とか、犬の糞とか、とっても自然な世界。
モンサンミッシェル2
ようやくたどり着きました。モン・サン・ミッシェルの中は階段と坂をひたすら歩きます。狭い、小さな宝石箱のような場所。高台まで上がって干潟を見ると、こんな感じです。
干潟
この中心にあるのがモン・サン・ミッシェル修道院です。修道院を中心に村が出来上がり、英国との100年戦争の時には軍事要塞としても活躍した場所。フランス革命からしばらくの間は監獄として使われていたり。
良くも悪くも、ヨーロッパでは古い遺跡、教会、建造物などが今も使われていますね。現代だけではなく、それぞれの時代を映しながら、それぞれの時代に応じた使われ方をしている。
ナポリの地下遺跡も、ローマ時代にはローマ時代の、中世には中世の、そして戦時には戦時のための使われ方をしながら、今につながってきていました。
修道院に入り、上を見上げるとこんな景色。
教会2
教会3回廊
修道院の中は光と影が織り成す美しい物語があちこちに散らばっています。それらを拾い集めながら、ゆっくりと修道院の中を歩きました。
DSC_0054_convert_20130208025740.jpg
あでやかな色彩のステンドグラスもいいけれど、こんなシンプルなものもいかがでしょうか。
ただ、光の色と影の色だけが、最小限の色彩をまとって、天から降り注いでいます。
ステンドグラス貝のシンプルな文様と美しい青。
ステンドグラス2石のファザードを彩る淡く色づいた光。
ステンドグラスばかり撮っていました。この淡い、自己主張のない色彩がとても美しくて、光とはこんな色なのだなぁと思いながら、修道院の中を歩くのです。
艶やかなバラ窓もいいけれど、この透明に近い色彩の窓は、光の本当の色をどうやって捕まえようかと懸命に考えた痕跡のように思えます。

さて、噂のオムレツについても一言。
オムレツ
話のネタにはなりますが、はっきり言ってデカすぎ!
食べきれません。お腹がすいているからと言って、一人ひとつ頼んではいけません。味は淡々としていて、この量はとても日本人のお腹に見合う代物ではありません。あくまでも写真のネタですね。
そして、下は、灌漑の装置。これのおかげで、道は水没せず、いつでもモン・サン・ミッシェルに渡れるようになったわけですが……逆に海に浮かぶモン・サン・ミッシェルはなかなかレアな景色となったそうです。
灌漑
ホテルをモン・サン・ミッシェルの中ではなく、対岸にしたのは、この朝の景色を見たかったから。
朝靄の中のモン・サン・ミッシェルは確かにとても美しいシルエットでした。
朝もや
カメラの方向を変えると、こんな景色。
朝もや2

そして、早朝、なぜかホテルの敷地内を走り抜ける羊たち……
羊2
羊1
昔、何かのテレビ番組で、この辺の草は塩分が多いので、羊がミネラル一杯の草を食べられる(だから美味しい…ごめんなさい、羊さん)と聞いたような気がします。この羊が走るシーンも、テレビで見たことがあって、実はちょっと見たかった。
実際に見たら、結構びっくりしました。半端ない数の羊でしたから。
どうやら、このホテルの敷地が、羊の移動経路みたいなのです。
モン・サン・ミッシェルを背景に走る羊の群れ、一見の価値ありです。


すっかり観光地になった世界遺産に対する印象は、いささか複雑なものもありますが、それでもこうした景色にはやはり世界遺産と認められただけの何かがあるのですね。

さて、次回は、フランス南西部の美しい村々と、ラスコーII(複製ですが、侮るなかれ)・ルフィニャック洞窟へご案内いたします。
石は、少しお休みです。再開は、マルタの石の神殿からの予定です。

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Category: 石の紀行文(写真つき)

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コメント


う~~む、やはり規模がでかいですね。
あのオムレツは卵を何個使っているんだ。。。
集団で食べるような雰囲気もするようなものですね。
全体的に自然をそのまま使っているような感じがまた良いですよね。

LandM #- | URL | 2013/07/15 13:31 [edit]


LandMさん、ありがとうございます(^^)

いえ、もう、メニューにも大きさとか書いていないし、ぼーっと注文したら、あの大きさだったのです。
正直あり得ないと思いました。淡々としたオムレツなんですよ。均一な味というのか。
それがあの大きさで迫ってくると、正直、ギブアップです。
うちの母は、しばらくぼ~~としていました。
彼ら曰く、あくまでもひとり分らしいのですが。
でも、このモン・サン・ミシェル。世界遺産には世界遺産の理由があるとしみじみ思いました。
特に走る羊の大群に!?
いつも石紀行にコメントくださいまして、ありがとうございます(^^)

彩洋→LnadMさん #nLQskDKw | URL | 2013/07/15 16:16 [edit]

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