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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨152] 第31章 何の矛盾もない(2)人身御供 

【海に落ちる雨】第31章その2です。少し表現をマイルドにしようと思ったのに、もういいや、という気がしてきたので、あまり手直しもせずに出しております。不適切な表現があるかもしれませんがご容赦ください。
「何の矛盾もない」というのは、長渕剛氏の歌のタイトルから借りました。真も珠恵も、どんなことが起こっても、相手がどんなでも、何も矛盾を感じていないのです。
それでも、今のところ真の怒りは彼自身の手で相手をころしちゃおうなんてところまでは行っていません。少なくとも彼も常識人ですので。その箍を外してしまうためにはこの人物は必要だったのです。火に油をぶっかける係。
福嶋鋼三郎。えぇ、ただのスケベな大物と思ってください。そして、このおっちゃん、真を刺客にリクルートしようとしているのです。真も珠恵もそのことを分かっているのに敢えて乗ったのかもしれません。
あぁ、5日毎と思っていたら、あっという間に過ぎちゃった。

登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物



 声と共に現れたのは恰幅のいい五、六十台の紳士で、えらの張った大きな浅黒い顔に、太い黒縁の眼鏡を掛けていた。上質の背広の襟には菊のバッジが光っている。髪には白いものが混じっていたが、しっかりと背筋の伸びた大きな体躯は年齢よりも遥かに若々しく見え、背広の上からでも剛直な身体つきが見て取れた。
「福嶋先生、ご無沙汰しまして」
 珠恵は柔らかな声で挨拶し、深々と頭を下げた上で、福嶋という名前の男を、もうひとつ準備してあった席へ案内した。

「二人きりやない、ゆうんはいささか焼けるけどなぁ」言いながら座布団にどかっと腰を落としてから、福嶋は真のほうをまともに見た。「しかし、まぁ、えらい若い兄さんやな。珠恵ちゃんの何や」
「うちの弟どす」
 珠恵がその言葉を発したとき、真の耳には、珠恵の決意と真への深い感情が明らかに届いた。福嶋は幾分か険しい目をしてから、不意に笑った。
「珠恵ちゃんのええ人の弟分か」

 珠恵は曖昧に微笑み、さ、おひとつ、と言って福嶋に酒を勧めた。福嶋は杯を口に運びながらも真を観察している。真が緊張して福嶋から視線を外すと、福嶋はもう一杯、というように珠恵に杯を差し伸べた。珠恵は更にもう一杯ついだ。福嶋という男の目は、真から離れてはいなかった。
「しかし、これは」福嶋が真を検分するように言ってから呟いた言葉の意味を、真は理解できないまま、ゆっくりと顔を上げ福嶋を見た。「綺麗な目、しとるわ。男にしとくんはもったいないような目や。あんた、あいの子やな」

 真が答えないでいると、珠恵が福嶋に柔らかい声で呼びかけた。
「先生、急にそないな仰い方しはったら、びっくりしはりますえ。緊張したはんのに」
「そりゃそうや」福嶋は楽しそうに笑って、さらに酒を飲んだ。「寺崎に会わせたい、ゆうさかいな、どないな意図やと思うて勘繰っとるんや」

 珠恵は多少意味深な表情で福嶋にひと膝寄った。
 真には珠恵が見せる曖昧な態度こそ、この福嶋という男への芝居だと映っていた。しかも、その芝居はほぼ全て福嶋に見抜かれていて、珠恵のほうでも見抜かれていることを知っている、そういうやり取りに思える。まるで分かっている芝居の筋書きを辿っているような自然さと不自然さが入り混じる。

「こんお人は寺崎のお父さんに返して欲しいものがあるんどす。そやからうちを訪ねてきはったんどすけど、福嶋先生はうちがいくらお頼みしても、うちにはちぃとも寺崎のお父さんの行く先を教えてくらはれしまへん。そやから痺れを切らさはったんどす。お父さんはなんや、雲隠れせなあかんような理由でもおありなんやろか」
 福嶋は変わらずに真をじっと見つめていた。値踏みをしているのだ。真が彼にとって役に立つ人間かどうか、手元の駒を捨ててでも手に入れる価値のある人間かどうか、そして彼の思う通りに、他人が避けるような仕事をやり遂げる意志を持っているかどうか、ということを。

「そりゃわしかて、どないな理由でも珠恵ちゃんに頼ってもらうんは嬉しいんやで」
 福嶋は珠恵の手を取って撫でさするようにした。
「今日かて、無理して東京から帰ってきたんや。電話だけではどうにも事情が分からんさかいな、こんなわしでも、痛くもない腹を探られとうるようで気持ちが悪いんやで」
 真は、まるで珠恵が自分自身の身内であるような気がして、一瞬腰を浮かしかけたが、珠恵は慣れているのか、そっと福嶋の手に自分のもう一方の手を重ねた。

「先生、うちはいつかて先生のことを頼りにしてますのや。うちの方かて、ほんまにお会いしたかったんどすえ。そやのに、先生の方こそ、うちを避けてはったんですやろ」
 福嶋は珠恵の手をさすり続けている。真は竹流がこれを見たらこの男をぶっ飛ばしているはずだ、と思った。珠恵がほんの少し、真のほうを気遣い、少し福嶋に会釈をするようにして真の傍に寄り、真の杯にも酒を満たした。無理しはらんと、という囁きで、真はふと我に返ったような気持ちになる。

 この仕事が時には男に手を握られることくらいあることを竹流は重々承知しているだろうし、いい気分ではないとしても、そんなことで青筋を立てて怒るような懐の狭い男ではない。それなのに、真がここで怒り出すのは筋違いというものだろう。
「女将に出入り禁止や、言われとったさかいな。あの女将は寺崎の事を誤解しとるんや。あいつはほんまに淑恵ちゃんのことが好きやったんやで。昂司君が産まれる時かて、淑恵ちゃんの身体をほんまに心配してなぁ、大事に大事にしとったんや。それを拉致したみたいにゆうて、ほんまにあの女将はきついさかいな」

 珠恵はまた福嶋にそっと膝を向ける。
「お母はんは心配してくれたはったんどす。女将が芸妓を預かるゆうことは、ほんまの母親になるゆうことですさかい」
「せやけど、珠恵ちゃんかてあれこれ女将に吹き込まれて、寺崎のことをええように思てへんのとちゃうんか」
「そんなことはありしまへん。寺崎のお父はんとはあんまりお話する機会かてあらへんどしたさかい、よう知らへんだけどす」
「それやったらええんや。なぁ、もう少し落ち着いたら、いつでもわしが寺崎に会えるようにしてやろう思てたんやで。もちろん女将には内緒や。そうなっとったら、寺崎かて喜んだと思うけどなぁ。よう珠恵は幾つになっても綺麗や、淑恵そっくりや、ゆうとったんやで。珠恵ちゃんかて淑恵ちゃんの話を聞きたかったやろ」
「そうどすな」

 もう何杯目かの酒を注ぎながら、珠恵は心からそう思っているかのように福嶋に相槌を打つ。真は結局、珠恵が無理しないように、と言いながら注いでくれた杯を空けた。
 この男は今、寺崎孝雄のことを過去形で話している。まさか、と思ったところへ、珠恵がきっぱりとした声で言った。
「先生は寺崎のお父さんが今、どこにいたはるんか、知っとおすやろ」
「やれやれ、またその話かいな。電話で何べんも言うたやろ。今は珠恵ちゃんはあいつに会わんほうがええのや。少なくともわしは、珠恵ちゃんのためにそう思てたんやで。お互いに誤解もあるさかいな」

「先生はうちに意地悪をしたはるんや」
 真の方がぞくっとするほどの甘え声だった。福嶋は即座に反応した。
「何ゆうんや。ほんまに珠恵ちゃんは可愛いおなごやな。淑恵ちゃんへの義理がなかったら、何を捨ててでもわしのものにしたいと思うところや」
 そう言ってから、福嶋は視線をまっすぐに真に向けた。
「けどまぁ、それほどに言うんやったら連絡つけてやってもええ。もちろん、この兄さんの覚悟次第やけどな。何が何でも寺崎に会いたいゆうんやったら、わしにまかしといてくれたらええ」

 その時すっと障子が開いて、女将と手伝いの女が顔を出した。手伝いの女は三味線を手にしていて、真がふと見ると、祇園では見かけないはずの太棹だった。
「先生、なんやうちの悪口が聞こえとったような気がしますなぁ」
「何ゆうんや」
 福嶋は女将に苦笑いを返しながら更に杯を重ねた。この男は祇園の掟を破る気はないのだ。ここでは法律は女将だ。
「しょうがあらしまへん、うちと先生の仲どすさかい、今日は水に流さしてもらいますわな。久しぶりやおへんか。珠恵ちゃんの舞は見とってもらわなあきまへんさかい」
「ほんまやなぁ」

 珠恵はまた本当に優雅に微笑み、三味線の弾き手が入ってくると、直ぐに支度をして隣の間に行き、扇子を前に深々と頭を下げた。
 珠恵が舞っている間、福嶋はねっとりとした目で珠恵を見つめていた。真は落ち着かない気分で、時々福嶋を見遣り、また珠恵に視線を戻した。
 珠恵は明らかに、さっき真だけに披露したときとは違う気配で舞っていた。
 それはまるで福嶋に挑みかけ誘うような妖艶な舞に見えた。芸妓の舞は秘めた心で舞うものだと聞いていたが、明らかに趣旨が違う、と思った時、真は珠恵の意図をはっきりと理解した気がした。

 俺は人身御供というわけだな、と思ったが、珠恵が真の身に起こる危険も結果も全て共に引き受ける気持ちでいることを、あえて真に伝えようとしているのだと思えた。
「いや、ほんまに淑恵ちゃんが生きてるようや」
 舞が終わると、福嶋は珠恵を手招きした。珠恵は当たり前のように福嶋に近付き、もう一度、福嶋の杯に酒を満たした。
「相川はん、よろしかったら太棹、聴かしとおくれやす」女将は妖しく微笑み、太棹三味線を真に示した。「噂には聞いてますえ」
「いえ、でも」

 真は一瞬珠恵を見、それから福嶋と目が合った。
「ほぉ、この兄さんは三味線を弾かはるんか。そりゃええ、わしも聴きたいわ」
 真が女将の意図を測りかねるようにその顔を見ていると、女将が、お座敷では座を白けさせたらあかんのどすえ、と言った。真はもう一度珠恵を見て、それから太棹を受け取った。わざわざ用意したもののようだった。
「祇園に太棹は似合わないのでは」
「そうどすか。弾き手によるんやと思いますけどなぁ」

 女将は言いながら福嶋を見張っているような顔をした。真は結局太棹を受け取り、それから手伝いの女から撥と指摺りを受け取って、ひとつ息をついた。少し考えてから、本調子に糸を合わせ、小原節を、と言った。唄は上手ではありませんが、と断ったが、微笑んだ珠恵と目が合って、結局唄った。
 前奏を弾きながら、二の糸から一の糸に指を滑らしたとき、真はいつになく身体が震えるような気持ちがした。竹流が、お前の叩く一の糸に持っていかれた、と言った言葉を思い出したからかもしれない。

 灯妙寺の縁側でお前がじょんからを叩いていたのを聞いたときから、大和の家にお前を連れ帰ってベッドに連れ込むまでの数日間、俺はずっと興奮していて、ここは勃ちっぱなしだったんだ、と言って、賑わうローマのバールで真の手を摑み彼のものに触れさせた。真がびっくりして手を引っ込めると、竹流は面白そうに笑って真の頭を撫で、そのまま明らかに今日知り合ったばかりに違いない男たちが誘うままに飲み続け、歌い続け、踊り続けていた。どこまでが本心からの言葉だったのか、真は摑み損ねた。

 だが、今日この一瞬は、竹流の声がそのまま耳の中に蘇り、不意に身体の芯が疼いた。女たちがそれを察したのではないかと思い、思わずじっとりと汗をかいていたが、暫くするとそれも忘れた。いつもなら祖母の奏重が、年を取っても変わらない艶やかな声で唄う小原だったが、一人きりで弾いている時にたまに自然に唄っているように、真の身体の芯、腹の底から抵抗もなく声が出た。
 いや、今日この一瞬だけではない。いつでも、というわけではなかったが、三味線を叩きながら、時々わけの分からない興奮が昇ってくることがあった。

 それが一番ひどかったと自覚しているのは、高校生の頃だった。真は思春期独特の身体の反応なのだろうと、あまり突き詰めたこともなかったが、祖父に三味線の稽古をつけてもらいながらも、意識がどこかへ舞い上がっていくと、身体が一緒に不意に浮き上がるような経験があったし、何ともしようがなくて道場に飛んでいって竹刀を振り続けたこともあった。
 一度だけ、美沙子にそんな話をしたような気がする。あまり具体的な話をしたわけではなく、時々そんなことで竹刀を振っていることがあると言っただけだと思うが、美沙子は不思議そうな顔をして、男の子ってそういう意味では相手が誰でもいいのかな、と呟いた。それは違うと言ってやったのかどうか、もう記憶にはないが、音楽や踊りにはそういう催淫作用があるのだろう。
 祭の時に人々が性的に解放されるのは、古今東西、昔から変わっていない。踊りと音の中で、男と女はお互いを求めあい、交わってきたのだ。

 案の定、小原の第三節で興奮したように三味線の手数が増える部分に差し掛かると、真は身体がどうかなるのではないかというような奇妙な気分に陥った。欲情を果たすことができない状態で、ただ興奮していて、腰の辺りが熱く疼くような異常な感覚に、真は声ごと震えているのを自覚していたが、止められなかった。三味線と撥を持っていなければ、歴史に名高いかのダンサーのように自慰をしていたかもしれないと思うような感覚は、明らかに珠恵が福嶋に見せ付けた舞に触発されたのだと思った。

 叩き終えた瞬間、三の糸が切れた。
 真は暫くの間放心していたが、切れた糸が視界に入ると急に我に返った。三の糸はナイロンではなく絹だったために、直ぐに切れてしまったようだった。
「いや、太棹もええもんやな」
 福嶋の声が湿り気を帯びて耳に差し込まれたような気がして、ぞくっとした。女将は、福嶋をちらりと見遣り、まだ身体から何かが抜け出したようになっている真の手から、三味線と撥を受け取ると、ほんまに、と相槌を打った。
 背中を汗が滑り落ちる気配がした。

「ええお声どすな。得意やないやなんておっしゃらはって、うちは魂持っていかれそうな気がしましたえ」
 真がふと珠恵の方を見ると、珠恵は黙って微笑んでいた。そのまま引き込まれるような気がして、これで固めの盃は酌み交わしたような心地がする。
 福嶋が、ちょっと二人で話をさせてくれるか、と女将と珠恵に話しかけた。声が太く低く響いて、その是非も言わせない威圧感に、真はただ福嶋の顔を見つめた。
 緊張していたかもしれないが、恐怖はまるでなかった。

 女たちが出て行って障子が閉まると、急に辺りが静かになった。福嶋は微動だにせずに真を見ている。こういう目で相手を見るというのは、既に目だけで相手を犯すようなことに違いない。
「ええ貢物や」目を逸らさないまま、福嶋が低い声で言った。「珠恵ちゃんも知ってか知らいでか、残酷なことやな。目にも耳にも毒や」
 注いでくれへんか、と言われて真は向かい合わせになっていた席から、福嶋の近くに寄った。途端に福嶋の太い腕に手を摑まれる。
「目の色が、左右違うんやな」

 その言葉に真は背中を撫でられたような気がした。この男はやはり何かを知っている。そう、恐らくは寺崎孝雄が買い取ったというビッグ・ジョーのビデオを見たのかもしれない。福嶋は真の顎に手をかけ、暫くの間じっとりと嘗め回すように真の顔を見ていた。
「寺崎に何を返してもらいたいんや」
 真は突然、身体の芯で冷めた塊が重くなったような気がした。
「昂司さんを」

 福嶋は暫く驚いたような顔で真を見ていたが、やがて噴き出すように大声で笑った。
「兄さん、そりゃ何の冗談や。昂司は別に孝雄に束縛されているわけでも何でもないで。そりゃ好きで父親と一緒におることもあるやろけどな」
 そう言って、顎にかかった手をすっと首へ滑らせてきた。真のワイシャツの襟とネクタイを少しの間見つめ、軽くネクタイを緩めると、首に滑った福嶋の手が真の鎖骨にかかる。
「よう似おうとる。珠恵ちゃんの見立てやな。あの子は淑恵ちゃんとおんなじで趣味がええ」
 真が何も言わずに福嶋を睨み付けていると、福嶋がシャツの上から真の胸を撫でるようにした。

「ええ目、しとるわ」そう言って福嶋は息をついた。「誤解せんといてや。わしは寺崎孝雄と淑恵ちゃんとは幼馴染でな、寺崎が、淑恵ちゃんにもここの女将にも誤解されたままなんが可哀想やと思っとったんや。あいつはほんまに子どもの頃から淑恵ちゃんだけが好きでなぁ、かわいそうに淑恵ちゃんが死んでから脱殻みたいになっとったんやで。珠恵ちゃんと昂司がおったから、寺崎も立ち直ったようなもんや。淑恵ちゃんかて寺崎に可愛がられとったから、借金取りに売られんで済んだんやし、昂司かって生まれたんや。売られとったら、どんな酷い目におうとったことか、兄さんにもわかるやろ。皆、誤解しとるんや。あんたかて、寺崎が悪い奴やて吹き込まれとったんと違うんか。そりゃ多少は悪さもするやろけど、気の小さい男や、そんな悪人というわけやあらへん。兄さんも寺崎に会うたら分かることや」

 そう言って真を離すと、福嶋は改めて杯を差し出した。真は黙ってその杯に酒を満たした。
「都ホテルや」
 福嶋は真の耳元へ囁くように言って、咽喉を鳴らした。本気であの男に復讐したいのなら、堅気を捨ててこっちへ来いと、そう言っているのだ。真は極めて冷静にその言葉を受け取った。

 福嶋が先にホテルに帰ってから、真は少しだけ一人で酒を味わい、漸く意を決して立ち上がりかけたとき、珠恵が慌てたように部屋に戻ってきた。珠恵は真の顔を見て、それでも躊躇したような気配を見せた。
「ありがとうございます」
 真は決心していることを珠恵に告げた。
「うちは、昂司を諦めろ、と言われたら諦めてもええんどす」
 珠恵は多分、真の身に起こるかもしれないことを、改めて考えたのかもしれなかった。
「でも、竹流は諦めませんよ。だから、あなたはあの福嶋という男を呼んだんでしょう」

 珠恵は、できる限り真に害のない形で寺崎孝雄を探し出そうとしてくれていたようだった。しかし寺崎は危険を感じているのか、一向に行方が分からないままで、結局一番頼りたくない男に連絡を取るしかなかったようだった。もっとも、その男の方でも珠恵が出ていく必要はないと突っぱねていたようだが、珠恵が真の名前を出したか、その意図を匂わせたので、何か別の形の解決を思いついたのかもしれない。
 明らかに危険な男だと思った。状況を冷酷に判断して、切る時は身内でも自分の身体でも切り捨てるのだろう。そして、あの男は真がそのための刃になりうると見抜いたのだ。
 それでもいい、と真は思った。俺は喜んで身体の内に潜む刃を研ぎ、鋭い切っ先をあの男の咽喉元に突き付けようとしている。

「大丈夫ですよ。近道であればあるほど、僕自身は嬉しいくらいです」
 珠恵は真の前に座り、懐から二本の匕首を出して、真の目の前に置いた。真は暫く匕首を見つめ、それから顔を上げて珠恵の顔を見た。引き結んだ唇に載せられた紅の艶やかさは、珠恵を、初めて岡崎の屋敷で会った時とはまるで別人に見せている。その先に何が起こるのかを見据えながら決意をしている、底から立ち昇ってくるような強さは、真の感情も鎮めてしまうようだった。

「相川はんに万が一の事があったら」
 そう言うと、珠恵は一本の匕首を自分の懐に戻した。真は暫く、珠恵の差し出したもう一本の匕首を見つめていたが、やがて手を差し伸ばした。触れた鞘には珠恵の温もりが移っていた。
「相川はん」
「昇さんには、何も言わないで下さい」
「では、北条はんに」
 真は首を横に振った。福嶋の背広のバッジが気になっていた。
「今、仁道組が動いたら、相手も警戒するでしょう。つつき出せなくなる。必ず連絡します」

 珠恵は暫く唇を引き結んだまま真を見つめていたが、やがて頷いた。真は立ち上がり、珠恵に頭を下げて出て行きかけたが、ふと気になって振り返る。
「本当は、寺崎さんはどう思っていると思われますか」
「昂司が、どすか」珠恵は真のほうを振り返らないままだった。「わかりまへん。昂司にとって、あの子が産まれてこないほうが良かったと思っていた母親と、それでも昂司を育ててきた父親と、どちらが大切だったのか、うちには見当もつきまへん」

「あなたは」
 珠恵は真を振り返り、強い声で言った。
「うちは旦那はんの身にこれ以上こないなことが起こらへんことだけが望みどす。寺崎孝雄が旦那はんをあないな目にあわせたんどしたら、償ってもらわへんとあきまへん。相川はんのおっしゃる通り、昂司が戻ってこない限り旦那はんが納得しはれへんのどしたら、昂司を旦那はんに会わせてやりたい、思てます。相川はんの身に何かあったら、旦那はんがどないな気持ちにならはるかはよう分かってるんどす。そやけど、うちには相川はんを人身御供に差し出すしか道がありしまへん。堪忍しとおくれやす」

 真は屈みこんで、頭を下げた珠恵に手を差し伸ばした。
「僕は、あなたと同じ気持ちですし、多分あなたと同じ道の上にいる。あなたが謝ることなど何もありません。あなたにお会いして、僕は色んなことを思い出した。竹流があなたのところから帰ってきたとき、いつも奇妙なほど優しかったことも」
 珠恵は顔を上げ、静かに首を横に振った。
「うちを抱かはるとき、旦那はんはいつもうちを見ながら、少し遠くを見たはりました。相川はんにお会いしたとき、あぁこの人やったんやと直ぐに分かったんどす。和枝はんが失礼なことをゆうたかも知れまへんけど、あの人にもそのことが分かっとったんや、思います」

 真は思わず珠恵の前に膝をつき、彼女の肩を強く抱いた。そして、全く何の抵抗も感じず珠恵の唇に触れた。珠恵は当たり前にそれを受け入れているように見え、真が更に強く珠恵を抱いてその唇を割った時も、そうなるべきであると思っていたかのように真を受け入れた。絡みついた舌には性的な意味合いは何もなかったのに、真はこの女性と自分は自然に身体を合わせることができるような気がした。それは未来を重ねることと同じだった。柔らかく甘い口づけだった。
 真が唇を離すと、珠恵は真の眼を見つめたまま、真の唇に移った紅をそっと指で拭った。

「永遠の、遥か彼方が見えるようどす」
 珠恵が真の目のうちに何を見つけ出したのか、真は生きているうちにはその答えを知ることはなかったが、今ここに魂の一部を残したような気がした。


(つづく)





これでお膳立ては整いました。えっと、この先の展開を予想されいてる方も「まさか」って方も、半分目を瞑る用意をしてくださいませ。しつこいようですが、今はこのオッチャン、ただのスケベな大物と思っていてくださって構いませんから……^^;
えぇ、お察しの通り、次回は残念ながら18禁です。このお話の最後の……かな?

<次回予告>
「大和竹流をあのような目にあわせた一人は、あなたですか」
福嶋は表情のないまま、長い時間真の目を見つめ、それから急に相好を崩すと、これまでにないくらい大きな声を上げて豪快に笑った。
「そう思てついてきたんか。そんで、わしがそうや、ゆうたらわしのペニスを食い千切る気ぃやったんか」福嶋は笑い飛ばしてから、真剣な怖い目で真を見つめ、真の顎に手をかけた。「ゆうたやろ。わしはな、綺麗な子どもや男や女を縛り付けて犯すような気色悪い趣味はないわ。大体、そっちはそれなりに間におうとるさかいな」
真が睨みつけたままでいると、福嶋は強い力で真の顎をつかんだ。
「珠恵ちゃんの旦那にはな、確かに商品価値があるで。それもでっかい価値や。そやけど、それは縛り付けて犯したって出てこんもんや」
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Category: ☂海に落ちる雨 第5節

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コメント


こら、真!

更新、お疲れ様でした。

福嶋センセ、うさんくさいな~。しかも、スケベそうだなぁ。
珠恵の手を撫でまわすところとか、仕事じゃなきゃ、なにすんねんこのスケベおやじがっ、って感じですよね。しかも、両刀使いっぽいし。
こてこての関西弁が、とてもよくお似合いでんな(笑)
真の三味線、久しぶりに出ましたね。そっか、そういう感覚があるんだ。私は楽器を演奏しないし(できない、でしょ!)ので、ピンときませんが、あるいはなにかと共感しているのかもしれませんね。
あ~これ、真、まさに人身御供じゃん。大丈夫なのか~、って心配してあげたのに。珠恵さんになにしてるんですか。福嶋センセが手を握っただけで、竹流にぶっ飛ばされるぞとか思っておきながら、自分はいいんかい!
でも、二本の匕首を珠恵と真で持ち合うシーン、前回の火打石とともに、切なさと高揚感がまじりあっていて良かったです。

今回も濃密な色気にあふれた、オトナなお話でした。
次回もすごそうですね。覚悟しておきます。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2015/11/14 18:54 [edit]


あら、真……

こんばんは。

言う事をきかないのはいつものことだけれど、その道のプロでもないのに、またセーフティネットなしで勝手に単独行動を。主役じゃなかったら、確実に死亡フラグ立つよな、この人……。

珠恵も「誰にもいわないでください」と言われて納得しちゃダメでしょう。何よりも真の安全を確保しないと……。

これ、後の話からそうならないと分かっているから安心してますけれど、もしここで真が死んでしまい、責任感じて珠恵も死んでしまったら、竹流は狂ってしまうでしょうね。

という「やめたほうがいいのに」な状況(でも、私の言う事をきくとお話にならない)はともかく、追いつめられた二人の真剣な戦いぶりが伝わってきました。

ということはともかく、ついに出てきましたね、怪しいオッサン。
相当のタヌキっぽいし、しかも絵に描いたようなスケベ親父でもあるのですね。菊のバッジかあ。でも、手をさするくらいで我慢しているところか可愛い。
(TOM-Fさんのコメント読んで吹きました)

次回は、そういう展開かあ。うむ。(慣れてきたところでラストなんですね)

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2015/11/15 02:17 [edit]


う~ん、真。

もう終始酔っぱらいそうな危うい色香が放出しっぱなしで。
午前様の二日酔い頭にはヤバいです(飲み会でした><)

ここでついに姿を現しましたね、福嶋。
ここまで素直にエロがっぱ・・・いえ失礼。エロ満載(いっしょやないか)なじいやとは思わなかったけど、真・・・。そのオッサンの前で、竹流にもめったに見せることのない憑かれたような妖艶さを見せちゃ、そりゃあやばいでしょう。
あぶないったら。
でもこれも全部珠恵姐さんの計算だったらやっぱりすごいお人です。
福島はこの短時間で真の本質と価値を見抜いたんでしょうね。
これですべてのおぜん立てが整って、ゾクゾクする展開に。
珠恵姐さんとのキスがなんとも意味深で、ここで二人が一つの運命を共有したような気がしました。
福嶋が言ったように、寺崎孝雄はただの気の弱い男なのか。そこが気になるところですが、次回予告が・・・え? という感じで。
ううん、次回は18禁なんですね。
心して読ませていただきます。

lime #GCA3nAmE | URL | 2015/11/15 12:32 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

TOM-Fさん、コメ返遅くなってすみません!
はい! 福嶋センセ、お楽しみいただけましたでしょうか。もうね、根っからのスケベの悪人、この人実はいい人だったのね~なんて情けはありません。あ、悪人なりに、自分の身内は大事にする系の人ではありますが。でも、真が死んだ時に、葬式に行かないのかと聞かれて「死んだあとの顔見てもしょうもない」と言って一人酒をしていたのは内緒です。う~ん、もしかするとちょっとオヤジの気持ちだったかもしれません。あ、いい人じゃありませんからね! あくまでもただのスケベオヤジです。 
でもそう考えたら、真ってオヤジ候補が多いなぁ。きっと実の親父がろくでもないとみんな知っているから、構いたくなるのかなぁ? 人付き合いも悪いから、放っておけないらしくて。
でも珠恵のことは大事なんですよ。というのも、裏設定では、福嶋は子どものころ八尾から京都に越してきて、いじめられっこだったのを、その頃はまだ悪人ではなかった寺崎孝雄と淑恵(珠恵のおかーちゃん)に庇ってもらっていたことになってて(その後いじめっ子側に転身?)、だから淑恵と孝雄に対しては義理があると思っているんですよ。で、淑恵の娘の珠恵に対しては手を握る程度で我慢しているのでした(^^)

マコトが三味線を弾いている、じゃなくて、真が三味線を弾いているシーンは、う~ん、この辺りは実際はどうでしょう(マコトと三味線の組み合わせは禁忌だ! 津軽はネコじゃないけど)。私は弾いていてもそんな気分になったことはありませんが(当たり前か)。ニジンスキーは(バレエだけれど)、そういう話でしたよね。ま、これは前座ということで(?)
そして、真ったら、珠恵に何を!って、気が付いてくださいましたか。そうそう、福嶋には「このやろ」って言いつつ、自分はねって。あらゆる意味で真は珠恵のことが気になっていたのですね。
> でも、二本の匕首を珠恵と真で持ち合うシーン、前回の火打石とともに、切なさと高揚感がまじりあっていて良かったです。
ありがとうございます(^^) そうそう、これ書いている時、ちょっと任侠ワールドに嵌っていたかもしれません。渡世の義理的な^^;
> 次回もすごそうですね。覚悟しておきます。
ありがとうございます。続きもよろしくお願いいたします(^_^)/~

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2015/11/22 08:38 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

夕さん、コメ返が遅くなってすみません(>_<)
はい、いつもいうことを聞かないマコトの心配をしてくださって……じゃなくて、真の心配をしてくださってありがとうございます。いや~、本当に、言うことを聞かないのは主人公の特権ということで許して下さいませ^^; 本当に、主人公が無茶をしてくれないと物語って美味しくないですものね(って、違うか^^;)。真はまぁ、今のところは一見頑張っちゃっているだけなのですけれど、大丈夫、そこはもう、まわりもちゃ~んと事態を把握しているというのか、真の無茶ぶりは知っているというのか。珠恵も事情はよく分かっているので、大丈夫です。誰にも言うなと言われても引き下がるタマではありません(あれ、ちょっと変な表現か)。でもね、真に「じゃ、仁さんに連絡しますね!」って言ったところで仕方がないですしね^^; どうせ、聞いていないし。
それでも、死亡フラグはまぁ、確かに立っていますよね。だって、これまでもこの無茶ぶりのおかげでえらい目に遭ってきたのに……
それに、実際のところは、真ってものすごくしたたかな人間なので、死亡フラグが立っても野生の勘で生き残るかも。そして、珠恵もまたかなりしたたかな面があるので、お互いに「何があってもやるべきことをやって、生き延びる」と思っているような気もします。
そして、怪しいオッサン、今後もお楽しみください。こういう怪しい系、書くのが楽しくて、やめられません。唐沢もそうですが、こういう「善人じゃない、多分悪人、世の中を斜めから見ている、物語の大筋に関わっているようでそうでもなくて、しかもやたらと物事を引っ掻き回す役割」みたいなの、楽しいんですよね(^^)
珠恵に対しては、彼女の母親=淑恵への義理を通しているので、手を握るくらいで我慢しているのです。そうそう、意外に可愛いオッサンかも。
はい、次回の展開……あれ? っと単にこのおっさんのスケベさを強調するためだけにあるのかも? う~ん、単にモノ好きというわけ名じゃなくて、何か緊迫感というのか、誰かを殺めても復習をやり遂げようとする「引き返せなさ」を味わっていただければと思います。
次回もよろしくお願いいたします(^^) コメントありがとうございました!!
あ、タイトルで遊んでいただいて、ありがとうございます(*^_^*)

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2015/11/22 09:50 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

limeさん、コメ返遅くなってすみません(>_<)
いやいや~、limeさんならこの真の危うい色気?の部分に引っかかってくださると思っていました(何で?)。このシーンは前ふりでして、これで真が嵌っていく過程の一部になっているのですけれど……えっと、それはまぁ、次回の展開で明らかになっていくかな? そう、こういう危ない感覚(性的なものと生死の感覚)ってどこか似ているのかもしれなと思ったりします。真はこの両方から追い詰められていくというのか。でも、福嶋って真よりもずっと「あっけらか~ん」としたスケベなので、意外に湿っぽさは無いのかも。あれ、何の話だっけ?
真は竹流の前ではどちらかというと自然体で、少々野生動物の子どもじみていて、色気よりも「噛み付かないかな?」って心配した方がいいかもしれないって感じで……でも、たまに見せる何かがたまらなく魅力的だったりするのかも。ただ、それは誰でも気が付くものではないのかもしれません。
福嶋は裏も表もなく悪人なので、あまり複雑な人間ではありません。真正面から悪人なので、安心して(?)スケベっぷりをお楽しみくださいね。
そして、珠恵はかなりの部分確信犯です。確信していただけに福嶋の射程範囲に自分がいないことは分かっていて(珠恵の母親への義理がありますから下手に手出しをできないと思われているので)、だからこそ、人身御供を出さなければならないというのか、福嶋を完全にその気にさせる(エッチな方向だけではなくて、幼馴染を「売る」覚悟をさせるという意味で)にはどうしたらいいのか分かっていたんですよね。ただ、やっちゃってから、いや、不味いかも!って思うあたりは可愛らしい面もあるのですけれど。
そして珠恵と真は運命共同体、まさに一蓮托生です。多分、どちらもお互いを気にしながら、これまでは顔を突き合わせることがなくて、でも会ってしまったらもう十年以上も付き合っている姉弟みたいな気がしたんでしょうね。そして珠恵は女なので、覚悟も決めている部分があって、旦那様のためなら命を張っているのでした。
はい! お膳立て整いましたね。えっと~、何はともあれ、楽しんでいただければ幸いです。
コメントありがとうございました!! 次回もよろしくお願いいたします。

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2015/11/22 10:19 [edit]


むむ、真・・・

(タイトル遊びの時期がずれちゃってるけど、気にしません。締切ないし。ね^^)

「うちの弟どす」キター・・・ こう紹介するのね。
「藤むら」を舞台に小説というより映画を見せていただきましたあ。
二本の匕首に対峙する珠恵と真のシーンは名場面です。
あ、最後のキスの場面は意外~でした。

おっさんシーンはもう、懐疑の目です。
怪しい怪しい怪しい。
けど、真、行くのね・・・
ついてまいります・・・

けい #- | URL | 2015/12/29 21:26 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

わ。けいさんまでタイトル遊びに加わってくださいましたか! いや、これ癖になるので、危険です^^; でも、そちらの参加もありがとうございます!!

引き続き「藤むら」シーン、お楽しみ頂きありがとうございます。真と珠恵、恋敵でもありますが(ん? そうなのか? もうそういうことになっちゃってるけど)、一番わかりあっている存在なのかもしれません。竹流はこの2人と同等の位置じゃないけれど、真と珠恵は同じ場所にいるって感じで。
一蓮托生、というのか、血を分けた兄弟よりもある意味「弟」に相応しいってところなんでしょうかね~。この辺り、珠恵って冷静な頭を持っていて、昂司への気持ちと真への気持ちについては、どちらかを取れと言われたら、はなから決まっていたのかもしれません。まぁ、旦那はんのためでもあるのでしょうけれど。
キスはね……省こうかとも思ったのです。でも、これはまぁ、儀式のようなものですから、ま、いいか、と(^^) ここで重要なのは「真が珠恵に何かを託した」ってことで……それがまだ生まれてもいない彼の息子のことだったのかも。息子の慎一、将来のことですけれど(竹流の死後。だって、「くれぐれもこの人のことを頼む」って竹流に遺言されたので)、日本に帰ってきたら、珠恵の家で暮らしていて「京都のお母さん」と呼んでいました(ローマにもお母さんがいるので)。

おっさん、けいさんちのおじちゃんたちみたいにいい人ではありませんで(^_^;)、いやいや、もう悪人も悪人。でも、こういうのを書くのが好きなんでしょ、と言われたら、大きな声で「はい!」ってお返事しちゃう(いい人の書き方、けいさんに習いたい……なんか、こういう怪しいオッチャンになっちゃうんですよ)。この悪人度をお楽しみいただければと思います(^^) うしし^m^
そうそう、もう真も分かっててついていっていますしね。
引き続き、よろしくお願いいたします。コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2015/12/30 08:53 [edit]

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