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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨163] 第34章 交差点(3)王子の友情と秘め事 

【海に落ちる雨】第34章その(3)です。
この章の孫タイトルは酷いなぁ。えっと、作者の目印ですので、お気になさらず^^;
北条の屋敷に預けられている真のところに、親友の富山享志が海外出張から戻ってきます。さて、まだ泥沼を這っている真が這い上がるきっかけに……なるかな。
途中「何?」と思うような展開があっても、笑って読み流してください。享志は大まじめだけれど、作者はからかっています。

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物



 富山享志は成田に降り立った到着ロビーで、富山の迎えよりも先に北条一家の出迎えに腕を摑まれた。驚く富山の運転手に、大丈夫だからと言ってから、享志は北条の若い衆に事情を尋ねた。若い衆は、若がお話があるんで、と言っただけだった。

 そういうわけで、享志は生まれて初めてやくざの家に足を踏み入れた。そうと知らなければ、一見のところはただ由緒ある立派な家屋敷と見えるだけだ。享志は恐怖よりもただ興味であたりを見回していた。
 もっとも玄関での出迎えは、任侠映画で見るほどではなかったが、それなりの迫力で、さすがにその時ばかりは引きそうになったが、表情には出さず鷹揚にその出迎えを受けた。

「よく来たな」
 仁は享志の顔を見て、それから面白そうに笑った。
「さすがに真の親友を自称するだけの事はある」
 享志はわざとらしく息をついて、尋ねた。
「一体、どういうことです」
「ヤクザに付き合ってここまで来るよりも、あいつの親友を名乗る方が大変なことだと言ってるのさ」
「そういうことじゃなくて」

 北条仁は享志の肩を叩いた。
「お前さんも、ついこの間、世の中とんでもないことがあるって思ったと思うけどな、さらにとんでもないことがあるってわけだ。まあ、もう諦めてくれ」
「北条さん?」
 享志は知りあったばかりなのに、やくざの家の御曹司である仁に違和感を覚えなかったし、今日自分は相手を信用してやって来た、と思った。

「俺も色々としなければならないことがあってな、それに下手すると我慢がきかなくなりそうで困ってるんだ。お前さん、悪いが、できるだけここにいちゃくれないか」
 半分は冗談だぞという含みを持たせたような仁の顔を見ながら、享志はこの男は何を言っているのだろうと思った。
「理由を聞かせて下さい」
「仕事と親友はどっちが大事だ?」
「難しい選択を迫りますね。でも真に何か困ったことがあるのだったら、答えは簡単です」

 仁は小気味良く笑った。
「お前さん、ヤクザに向いてるよ。仕事サボって親父に勘当されたら、北条へ来い。若頭で迎えてやる」
 そう言いながらもう一度享志の肩を叩き、ひとりでほっとくとちょっと危ないんでな、と言いながら縁側の角を曲がった。

 長い縁側の向こうの隅に真がいるということに、しばらく享志は気が付かなかった。
 真は完全に風景に溶け込んでいて、人間の気配を感じさせなかった。
 彼は座って柱にもたれ、片方の足を投げ出し、もう片方の膝を立てていた。着流しの裾から膝の下が覗いていて、ぞくっとするほどエロティックに見えた。二十代も後半の男をつかまえてエロティックもないはずだが、何の違和感もなかった。立てた膝の上に肘を載せ、軽く指で唇に触れている。色の薄い髪には光が留まっていた。光は、時々風で弄られては居心地が悪そうに形を変えた。

 享志は、ああ俺は恋をしていたな、と思った。
 高校生の頃、真が某風俗写真家のモデルをしていてPTAのおばさん方曰く『破廉恥な写真』を撮らせていたという、その写真を興味津々の同級生から見せられたときの事を思い出した。

 それを見ることは親友を裏切ることのような気がして後ろめたかったのもあるが、他の誰にもこんな姿を見せたくないと思って、その写真集を取り上げた。
 写真集の持ち主は級長が権限を発揮して『高校生に似つかわしくない持ち物』を取り上げただけだと考えたのだろう。後から返してくれと言われなかったのでそのまま自分のものにしてしまった。そもそも借りた本を返さないまま忘れている、ということはよくある話で、貸した方もよほどのことがない限り、あえて返せとは言ってこないものだ。

 取り上げたものの、その写真集のページを開くことは何度も躊躇した。だが、結局好奇心を抑えられずに夜中にこっそりページを繰った。
 写真集はモデルの名前も何も明かしていなかったし、ある意味普段制服で見かける真とはいくらか違った印象があったのだが、真でないとは誰も、勿論享志も思わなかった。

 真がその写真家とどういう関係にあったのか、中にはそれを思わせぶりにするような写真まであって、享志は興奮した。どうにも抑えられずに初めて自慰をした。どれほどいけないことだと思っても、真の唇に触れることを想像してしまった。もっともその時の享志にはそれ以上の行為は思いも寄らないことだった。
 享志が生まれて初めて女性と関係を持ったのは、つまり、従姉の小松崎りぃさと寝たのは、その後のことだった。

 その写真の中の真はあまりにも綺麗で、ある意味、人間離れして見えた。視線を外すことを許さないというように絡み付いてくる目は、これを見たあらゆる人間を不快なほどの興奮状態に駆り立てただろう。多分PTAのおばさん達も、本当のところはこれを見て密かに目の保養をしているに違いない、とは同級生のもっぱらの噂だった。
 しかも、写真集自体「ある筋」ではかなり売れていて、あいつそのうち電車の中で痴漢にあうぞ、いやもうあったらしいとか、あっち系の人間がこの写真を夜の友にしているらしいとか、そういうあるともないとも言えないような話題が、しばらく尽きなかった。享志はその度に後ろめたい気持ちを抱いていたものだった。

 だが、真を見るたびにどきどきしていたというのは事実でもあったが、その動揺には後ろめたさも半分あって、実際には真と会話を交わしているうちに、いつも落ち着いてきた。
 話をしていれば、真は別に変わった生き物でもなんでもなく、ちょっとばかり世間一般の事には興味の薄い、ずれた感性の同級生に過ぎなかった。

 それでも時々、何かの拍子に真は享志の中で存在の意味を変える時がある。
 何より、初めて会った時がそうだった。
 院長に呼びかけられたのも気がつかずに、享志は明らかに真に見惚れていた。彼は、享志がこれまで見たことのない不思議で綺麗な生き物のようだった。人間というよりも獣の美しさにも似ていたし、妖精とかそういうこの世のものではない生き物のようにも思えた。

 図書室で一緒に勉強をしていた時もそうだった。
 開け放たれた窓から吹き込む風は、本のページを無遠慮にめくり、鳥の声は高く舞い上がった。窓の外には桜の花びらが舞い散っていた。享志は顔を上げ、窓側に座る真を見つめた。真は本のページを戻すことさえせずに、肘をつき、窓の外を見つめていた。
 薄い茶色の髪は、光に溶け出しそうになっていた。唇の色は桜の色に染まって見える。女の子とは全く違うのに、これほどまでに美しいのは何故だろうと享志は思っていた。
 なんだよ、と享志の視線に気が付いた真が聞いた。
 いや、綺麗だと思って。
 享志は口をついて出てしまった言葉を引っ込めるわけにもいかず、窓の外へ視線をずらした。真は享志の視線を追うように、花びらを舞い上げる風に目を向ける。
 詩人にでもなったら、と呆れたような声が返ってきた。

 今、縁側の柱に凭れてただ庭先を見ている真は、十年の時を戻ってしまい、あるいは更にもっと幼く見えた。りぃさとの事があってから健康には随分気を使っていると聞いていたが、ここのところ少し痩せたせいか、髪の色まで更に薄く儚く見えた。手を触れてはいけないもの、触れば消えてしまうもののように思えたが、享志はむしろ消えないように抱き締めたいと思った。
 おかしな意味ではなく、ただ純粋にそう思った。

 享志は、仁に腕をつかまれて我に返った。
「昼間はいいんだがな、あれでも随分まともだし、誰かが気を付けて見ていることができる。問題は」
 言いながら、仁は真の近くまで行った。
「ロンドンから親友がお帰りだぞ」

 真は仁を見上げてから、徐に享志の方を見た。そして、享志の感傷を吹っ飛ばすような、淡々とした声で言った。
「お帰り」
「あ、あぁ」
 享志は思わず吃るように返事をした。真はゆっくりと立ち上がる。その瞬間に着流しの前がいくらかはだけて、享志は一瞬何となく目のやり場に困ってしまった。

 仁の父親、北条東吾は、一見のところは仁よりも優しげで、堅気の伯父さんに見えた。だが、しばらくの間でも前に立っていると、その印象は変わってしまう。隠し事などないのに、身を竦めてしまいそうになる。だが、幸い、享志は東吾にも気に入られたようだった。
 食事は屋敷に住まう全ての若い衆が一緒にとる習慣らしく、座敷に縦一列に並べられた机で、皆で無言で片づけた。真も一緒に、享志の向かいに座っていた。真の隣の大きな男が、まるで牛若丸に寄り添う弁慶が主人の世話を焼くように、真の食事に気を使っている。

 食事の後で風呂に案内される。さすがの享志も、普通の家に旅館のような広い風呂場があるのを初めて見た。一人で立派な檜の湯船に浸かっていると、どうにも間が抜けているような気がした。
 享志が風呂から上がってくると、真はもう眠っているらしく、隣の部屋はすっかり静かだった。

 享志は襖一枚隔てた向こうの気配をしばらく窺っていたが、何の物音もしなかったので、そのまま自分も布団に横になった。身体は長いフライトの後で疲れていたが、時差ボケも多少手伝って、どうやら頑張ったところで眠れそうになかった。真に話しかけてみようかと思った、その時だった。

 獣が獲物を求めて叫ぶ声か、何か鋭い叫びが、享志の耳を一方から他方へ突き抜けた。享志は跳ね起きた。そのままの勢いで、隔てられた襖の取手に手を掛けて開きかけた時、真、と呼びかける仁の声に気がついた。
「落ち着け。もういい」
 穏やかな強い声だった。見ようと思ったわけではなかったが、襖に手を掛けていたその手が意識なくほんの少し襖を開けた。

 一瞬、享志はどうしようかと思った。一見のところ、彼らはひとつの布団の中で抱きあっているように見えたし、享志もさすがにその時は、そりゃあ駄目でしょう、と声に出しそうになった。
 真はしばらく何やらもがいているように見えたが、やがて大人しくなった。仁はその真の身体を抱きしめ、頭を撫でてやっていた。

 享志は薄く開けた襖をそのままに布団に戻り、どうともできずにそこに胡坐をかいていた。
 怒りなのか、悲しさなのか、苛立ちなのか、自分でも区分けのできない感情に押し包まれていた。だが、一番悔しいと思っていたのは、真が恐ろしく辛い状況にあった時に傍にいてやれなかったこと、その事情を今自分が理解できていないということだった。
 いくらかして襖が開いて仁が入ってくると、思わず仁を睨みつけてしまった。

 仁は享志の前に同じように胡坐をかいて座った。
「夜な夜なあの調子だ。殺す気だった仇を目の前で掻っ攫われて、せめて死体をズタズタに裂いてやる気だったのを俺が留めた。殺し足りないんだ。死体が粉々になるまで叩きのめさなかったことを、後悔してるんだよ」
 仁は着物を肩から外して肩を露にした。
 薄い灯りの中で、その背中の立派な龍の彫りものは今にも動き出しそうに見えたが、享志は仁が見せたかったものがそれではないことをすぐに悟った。

 仁の肩には、真がつけたと思われる爪の跡がいくつもあった。
「そういうわけで、ほっておけない」
 享志は息をついた。目は仁を睨み付けたままだった。
「で、僕にどうしろと?」
「とにかく、傍にいてやってくれ。あんな具合のくせに、どう言っても京都に行くことを拒否しやがる」

 享志は襖のほうへ視線を向け、それからまた仁に向き直った。仁はゆっくりと肩と背中を着物の内に戻す。
「大和さんはどうなっているんです? 大丈夫なんですか」
「お前さん、日本を出る前、だいぶ酷いのは見たんだろう?」
 享志は一瞬、自分はとんでもないことをしてしまったかもしれないと思った。仕事は何よりも大事だった。だが、そのためにもっと大事なものを掴みそこなったかもしれないと思ったのだ。あの時、大和竹流は死にかかっていたのだから。
「ええ」
「聞いたところじゃ、何とか肺炎とかいう、性質の悪い肺炎で死に掛かっていたようだがな、とりあえず命は助かったらしい。だが、身体はすっかり参っているようだ。三途の川のあっちとこっちを何往復もしたんだ、そりゃ参りもするだろう。そう簡単に東京に帰ってもこれないだろうしな。それに身体だけのことなら、まだいいんだ」

 享志はもうひとつ息をつき、そのまま問いかけた。
「真に、手を出したんですか」
 仁は、その質問をポーカーフェイスで受け止めて、真面目に返事をしてきた。
「据膳は喰いたいところでもあるがな、さすがに俺も多少の節制は持ちあわせとる。何より意識もまともじゃないあいつを強姦してもこっちがつまらん。襲うにしても、俺に犯られてるんだってことくらい分かってて欲しいもんだ」

 享志は一瞬ほっとしたと同時に自分が腹を立てたような気がした。
 仁はしばらく享志の顔を真っ直ぐ見ていたが、さらに付け加えた。
「男に身を売ったんだよ」
 享志は顔を上げた。北条仁は恐ろしい顔つきにも見えたし、悲しそうな顔にも見えた。その顔の意味合いを、享志が測りかねているうちに、仁は先を続けた。

「仇が逃げ出さないうちに居場所を突き止めて、引きずりだそうと思ったんだろ。真を抱いた野郎は、ものすごく良かったと言ってやがったよ。真がいくらでも欲しがったってな。いやいやだったとしても、後ろめたいと思うくらい感じさせられたんじゃ、真も京都に行って大和竹流の顔を見れないんだろうよ。その上、大和竹流が傷つけられ犯られまくっている映像を見せられたんだ。二重の意味で、あの男の顔をまともに見れないわけだよ」

 仁は享志の肩をぽんと叩いて立ち上がった。
「あいつの身体は随分いいらしいぞ、何なら抱いてやれ」
享志は思わず仁に殴りかかろうとしたが、仁はあっさりとそれを止める。享志は、ひどく疲れて辛そうな仁の顔に、思わず拳を引っ込めた。
「お前さんはあいつの親父の事を知っているのか?」
 享志は理解できずに仁を見つめた。仁はいいんだ、というように首を横に振った。
「俺は明日京都に行って来るつもりだ。とにかく頼んだぜ」

 翌日、享志は朝一番に父親のところに行って、帰国早々に挨拶に来なかったことを詫び、最低数日の休みをもらうと宣言した。ペナルティは受けるつもりだと言って、珍しく父親の反撃にもあわずにさっさと逃げ出した。
 組織というものは有り難いくらいに、個人の事情などで壊れないようにできている。

 昼過ぎに享志が北条家に戻ると、真はまた縁側に座っていて、庭の池に泳ぐ鯉を眺めていた。享志とは目を合わすような合わさないような状態で、視線も心もするりと脇をすり抜けた。
 いつもあんな調子ですと、北条の若い衆が溜息を零すように享志に告げた。
「一昨日、ようやく少しだけ出かけられたんですが、帰ってからまたあの調子で」

 そのうちに大学から美和が戻って、享志に挨拶をしにきた。
 美和は少し痩せたように見えたが、元気そうにしていた。最近はマンションにも半分戻っている、という話だった。真が心配なので時々様子を見に来ているのだろうと享志は思っていた。ずっとあんなのなのか、と聞くと美和はそうだと返事をした。でもご飯食べてるだけましかも、と言って、美和は縁側に座ったままの真を見つめた。

 真は何か小さなカードのようなものを手に持って、じっと見つめている。享志と美和が傍に行くと、慌てるようでもなく紙切れを握りこんでしまった。
 夕食時の様子を見ている限りは、やつれているせいか凄絶に色っぽいことを除けば、いつもの真とそんなに変わりないようにもみえた。

 真は、仁がどうしたのかも、何故今日に限って享志がここについているのかも何も聞かなかった。
 享志はどう言っていいのか分からなかったので、とにかく隣に布団持ってきてもいいか、と尋ねた。真は何でそんなことを断る必要があるのか、と言った。北条仁のように同じ布団で眠る、というわけにはいかないと思ったからだ。

 布団に横になってからも、真は一言も口を利かなかった。眠っているのかどうかも分からなかった。享志は、庭の薄暗い灯りに照らされた障子を背景にして、微かに布団の影が震えるように上下するのを見ては、心を鎮めていた。
 遠くで、何かが壊れるような物音がした。

 その時、不意に、真の呼吸が強く乱れた。何かに押しつぶされようとするのを避けるように寝返りをうち、身体を丸めて縮こまった気配を感じて、享志は身体を起こした。
 完全な静寂の中で、白んだ障子がまるで結界のようにこの部屋を囲っている。真は布団の中にもぐり込んでしまっていた。幼い子供が、自分を喰らいに来る悪魔を避けるような姿に見えた。
 だが、真は、悪魔に喰われようとも絶対に助けを呼ばない。享志にはその確信がある。

 だからこそ、こっちが手を差し伸べてやらなければ、こいつはまたすり抜けて行ってしまう。享志は何かに駆りたてられるように、真の眠る布団に滑り込んだ。
 その時、真の身体の冷たさに、享志は不意に我に返った。季節を疑うような体温だった。汗で身体の温度を奪われてしまったのかもしれない。

 我に返ってみると、享志はそういう行動に出たことに、自分で驚いた。よく考えれば、真は幼い子どもではない。自分で判断し、自分で責任を取れる年齢の男だ。それに、彼は親友であり、妻の兄でもある。葉子にプロポーズしたとき、君たち兄妹を一生守りたい、と言ったのは確かだが、真については少し離れたところで見守っていてやって、もしも助けを求められたらいつでも行ってやろうと、それが親友の、そして義理とはいえ兄弟のするべきことだと考えていた。
 それに、享志は自分自身の感情を真に伝えるつもりなど、その時まで全くなかった。

 だが、真が何か叫ぶように息を飲み込んで、享志の肩にしがみつくようにして爪を立ててきたとき、享志は思わず真を抱きしめていた。腕に抱いた真は、享志が知っている彼よりもずっと小さく思えた。
 その身体を抱き締めたとき、ずっと以前、学生のときから自分はこうしたかったのだと享志は改めて思った。奇妙なことに、何か問い詰められた時に返す言い訳を考えるほどに、頭は完全に冷静だった。

 中高生の頃、あの頃はどうしたってこんなことはできなかった。自分が竹流のように大人ではなく包み込める度量がないという気持ちがあったのと、真にそれが妙な気持ちではないと言い訳できる自信がなかったからだった。
 だが、今真は享志にしがみつき、唸るように何かもがいていた。荒く激しい息遣いと混乱した脈拍を直接肌で感じると、享志は更に強く真を抱いた。

 そうか、殺し足りない、というのはこういうことか、と思った。真は相手が享志かどうか、仁かどうか、そんなことは構っておらず、相手の血を求めて唸りをあげる獣のようだった。
 仁は夜な夜なこれにどう対応していたのかと思った。しかも、それを自分に押し付けていくなんて。
 何も妙案が浮かんでいたわけではなかった。ただ、真がさらに暴れようとしたとき、享志は思わず更に強い力で真を抱きしめていた。それから何かに突き動かされるように真の顔を摑んで彼に口づけた。

 その一瞬、真は正気に返ったようだった。それは完全に友情の域を越えていたし、百歩譲って家族に許されるやり方があったとしても、それも越えるような口づけだった。
 真は享志の腕を摑んで、必死に逃れようとしていたが、享志は火事場の馬鹿力とでもいうほどの力で真を離さなかった。真はもがいて、何とか腕を逃れさせると、享志の唇を顔ごと引き離し、享志の顔をまともに見た。

 完全に正気に見えた。
「享志、どうしたんだ」
「どうしたって、お前の方だろ」
 真は不可解な表情をしていた。自分自身の中の感情の混乱と、ここにいるのが享志であるということへの混乱と、その享志が自分にしたことへの混乱が全部こんがらがっていたようだが、それはまともな反応に思えた。真は混乱のあまりひどく幼い、不安げな表情となり、それが享志をたまらない気持ちにさせた。
 そんなに不安なのに、何故京都に行かないのかと喉まで出かかった問いかけを飲み込んだ。

「離せって。大丈夫だから」
 真が自分から逃れようとしているその感じが、享志の内側の何かを強く刺激した。享志はより一層強く真の腕を摑んで、抱き寄せた。
「享志」
 真が思わず名を呼んだ、その唇をもうこれ以上何も言えなくしてしまいたくなって、そのまま、さらに強く抱きしめた。真はしばらく抗っていたが、そのうち大人しくなった。

 本当は友情で十分だった。多分、真は他の誰に対しても抱いたことのない友情という気持ちを享志に向けてくれているのだと知っていた。享志自身の気持ちもその通りだったのに、学生の頃の甘酸っぱい、それでいて大人になってからでは自分の感情だったのかどうかも怪しいほどに不可解な、友情とも恋愛とも線を引けない感情をずっと抱えて引きずっていることへの気恥ずかしさも打ち消してしまいたかった。
 やはりこれは恋かもしれないと享志は思った。そして、多分今を逃したら相手に伝えることも、気持ちを形にすることもできないような気がした。

 腕の中の真がまだ抗いながら訴えた。
「葉子に言うぞ」
「言えよ。どうせ、彼女は動じない」
 享志があまりにも冷静な声で言ったからか、真は返事をしてこなかった。どうせ、それもそうだとでも思ったのだろう。自分も真も、完全に葉子の掌の上で、しかもその立場に甘んじているんだな、と妙なことに感心した。

 真はもう抵抗もせずに、享志が頭を抱き寄せているのに任せている。微かに咽喉仏が動き、息が漏れ出し、それが享志の耳元をくすぐった。享志はふと顔を上げ、真を見た。
 真はすっかり冷静な顔つきだった。
「もし最後まで行く気なら、構わないぞ」
 そう言いながらも、身体は微かに震えていた。享志はしばらく真の顔を黙って見つめていた。

 こいつは誰かに身を委ねたことでどこかでやけくそになっているのか、それとも享志にはどうせそんなことはできないだろうと踏んで、けしかけるような事を言っているだけなのか、どちらかなのだろうと思った。前者なのだとしたら哀れで仕方がなかった。後者なのだとしたら、本当にこのまま犯してやりたいような気がした。
 もちろん、そんなことはできないのだが、それでも俺を侮ってるなと思うと、少しばかり悔しかった。享志は真剣な顔のまま、真の首筋に口づけてやった。さすがに真は慌てたようだった。

 まったくこいつは、なんだってんだ。
「享志、ごめん。気に障ったんなら謝るから、離してくれ」
 享志はもう聞かないことにした。いや、そのようなふりをした。挑発したのはお前だろうと言ってやろうと考えていた。だが、真の震えは止まらず、不安になった享志がその顔を見ると、目を閉じて享志の愛撫を受け入れ、ただ涙を流していた。

 からかい返してやろうと思っていたのに、逆に慌てたのは享志だった。
 享志は真を抱き締めた。
 本当に、なんだってんだ。

 彼に会いたいのだろうと思った。享志ですら、あの傷ついた姿と心に恐怖を感じたのだ。真が何よりも彼のあんな姿を見たくないと思っていることは理解できた。そしてもし、本当に真が竹流のために身を売るまでの事をしたのなら、そして心はどうあれ許してしまったのだとしたら、真は自分の犯してしまったことに怯えないわけがなかった。

 あるいはもしかして本当に、大和竹流がとてつもない目にあって、その姿を真が見たのだとしたら、真は相手を殺しても殺しても足りないと感じているだろう。怒りの感情に任せて、仇の身体をズタズタに裂き、死骸を最後の一片まで形がなくなるまで食い千切りたいと、今の今も感じているだろう。

 真が苦しんでいるなら、何も聞かず抱き締めてやればいいだけのことだった。暖かい言葉でも、慰める優しい手でもなく、激しく抱いて求めてやればいいと思った。
 真が今闘っているのは、真自身の心のうちに深く重く棲み付いている、真自身さえその存在を忘れていた血を求めるような野生の残虐な本能、あるいはもっと明確に、殺意というくび木だったのかもしれない。それとも、否定してもくっきりと浮かび上がってくる、己のうちにある快楽への炎のような欲望だろうか。

 だがもしそうだとして、それを内に潜めているのは真だけではない。享志もまた、自分自身が一度きりとはいえ心のうちに抱いた明らかな殺意の存在を、今でも頭の隅に飼っていた。
 真は享志の腕の中で再び呼吸を荒げ、震え始めると嗚咽を零し、叫ぶと共に享志の身体にしがみついて背中に爪を立てた。
 その腕の中の真の急な変化を、享志は意外にも上手く受け止めた。享志は狂ったように暴れ始めた真を抱きしめ、耳の内に囁いた。

「そうだ、奴等のしたことは許されるべきことじゃない。お前は何にも間違っていない。もしもまだ足りないなら、俺が一緒に行ってやるよ。そいつらの身体を一片一片切り刻んで、骨を砕いてやろう」
 そのまま享志は真の腰を抱き寄せ、ぴったりと自分に密着させ、耳を愛撫して舌を差し入れ、どれほど自分が真を求めているか、教えてやった。真はわずかに震えて、それから背中に立てていた爪を納め、享志の肩に顎を預けてきた。享志は頭ごと真を抱き締め、真が眠るまでこの身体を強く、強く抱いていてやろうと思った。

(つづく)





天然級長、頑張りました。真は本当に果報者です。でも、天然な人をからかうととんでもない目に遭います^^;
真、まだその辺のことが分かっていませんね。

<次回予告>
「俺、お前のそういう無神経なところ、嫌いじゃないけどさ、それ以上言ったら本当にお前を襲うよ」享志は真から視線を外さなかった。「頼むから、りぃさのことは忘れてくれ。お前の中でなかったことにしてくれたら、それでいい」
 でも、と言いかけた真は、享志のその無表情とも見える横顔に口をつぐんだ。
「悪いけど、お前には関係のないことなんだ。俺とりぃさのことは」
「でも彼女の自殺は、結局俺が彼女を……」
 言いかけた真の口を唐突に力で享志は塞いだ。
「勘違いしないでくれ。りぃさは俺が死神を雇って殺したんだ」
 そう言うと、享志は真の頭を自分の肩に抱き寄せた。
「二度と、小松崎りぃさの話はするな。大和さんの前でもだ」
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Category: ☂海に落ちる雨 第5節

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コメント


おいおい……

更新、お疲れ様でした。

毛色の違う御曹司が二名、猛獣と化した真のお世話には、まあそれくらいの相手がいりそうですね。もう、ホントに人気者ですな、真っちゃんは。
真もヤバいけど、享志もけっこうヤバいですね。まあ、大物感は出してましたから、やーさん家にお世話になっても、気にしてないんでしょうけど。あ、将来、極秘の業務提携とかしてたりして(笑)
今の真をすくいあげるのは、享志のような立場の人間の役目なのかなと、このお話を読んでいて思いました。竹流じゃ二人とも自滅だし、仁は頼りがいがあるけど強すぎるし。う~ん、ほんとうなら美和ちゃんとかお姫様にお願いしたいところですが、真によけいにストレスたまりそうだし……あ、祗園のお姉様がいた(勝手にキャストするなって)
あの名刺を持ってるってことは、まだやる気なんですよね。そこに油を注ぐようなことを言っちゃって、享志、ダメじゃん(笑)
ところで、回想の図書館のシーン、すごく詩的で美しいですね。女優が男子の役をやっていた映画のワンシーンみたいです。

次話も楽しみにしています。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2016/01/27 17:39 [edit]


おやおや

コメも二番手だとタイトルフォローしやすい(?)(入るのそこからか><)

精神の痛みって、怪我の痛みよりも本当に厄介ですよね。
怪我だったらまあ、手当てをしていくうちに回復も見えるのですけれど、精神は見えない。真みたいに自覚があるのかないのかわからないのも大変ですよね。

抜け殻のような姿を見せられて、じゃ、よろしくと託されてしまった享志。
でも、今までの長い付き合いの中から自然とどうするべきなのか行動に移せるところがさすが親友です。(あえて自称を抜く)
脈も伝わるほどのピッタリ感。体だけでなく、心もぴったり行くと良いですね。

京都に行った仁が何をしているのかも気になりますが、この享志方向からの真の癒しももう少し続くのですね。
友情がどんな風に超えられるのか。友情を超えると何が見えるのか。楽しみにしています^^

けい #- | URL | 2016/01/28 17:24 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

(わ。長々と書いたコメ返、ぶっ飛ばしちゃった(;_:) 気を取り直して……)
「毛色の違う御曹司」っていい表現ですね! いただきました!
うん、毛色は違いすぎますが、微妙な共通点があって(人のこと気にして構っているんだけれど、どこか自分勝手? 悪気はないけれど、ちょっとずれてる?)、でもやっぱり全然違うので凸凹コンビの享志と仁。あれ? コンビにしてしまっていいのかな。でもこの二人、もしかすると「あぶない御曹司」ってタイトルで番組の主役を張れるかもなぁ(って、どんな恐ろしい話。極秘の業務提携ってそれか! 今度は金曜日8時くらいのゴールデンタイム番組作ろうかな←日曜朝だけでは飽き足らず……)。
御曹司って(お嬢様も)ほんとに、どこかずれてますよね。いや、何かを超越しているのかも……まぁ、真みたいな現実からズレた感性の持ち主にはちょうどいいのかもしれません。
そう言えば、実は竹流も御曹司。御曹司トリオだったか! で、真ん中に猛獣(酷い……)。
真を救えるのは、竹流じゃないんですね、確かに。でも最後の最後はやっぱり彼なのかな。でもそこに至るまでには、あれこれいっぱい、色んな人間が出てきますので(すでにみんな登場済みですけれど)、彼らと真の交流をお楽しみください!
姫と美和ちゃんも、もちろん、まだまだ出てきますよ! 美和ちゃんは真の永遠の恋人ですから(だから実は子孫は結婚している……あ、それは姫の子孫でもあるのだけれど)、まだまだ絡んでもらいます。祇園のお姉さま! 本当だ。そちらは運命共同体ですね。いや、いくらでも勝手にキャストしてやってください!

> あの名刺を持ってるってことは、まだやる気なんですよね。そこに油を注ぐようなことを言っちゃって、享志、ダメじゃん(笑)
あ、名刺だって分かりましたか。うんうん、やっと福嶋のところには行ったものの、さらなるダークサイドに行くかどうか、はまだちょっと悩んでいるみたいですね。でも、実はそのダークサイド、私の中では名場面です(自画自賛しちゃいけないって! でも、かなり好きなシーン)。もうすぐ出てきますので、お楽しみに(^^)

> ところで、回想の図書館のシーン、すごく詩的で美しいですね。女優が男子の役をやっていた映画のワンシーンみたいです。
昭和ですね~。そうそう、昭和です。このシーンを始めに書いたのはまだ高校生の頃で、気分は「秋の日の~図書館の~ノートとインクの匂い~♪」なんですよ。シーンは春ですけれど。
でも、女の子なら、「あ、この人、私に気があるのかも」なんてことになって、恋が始まって、でも言葉には言い出せなくて、ちょっとすれ違いつつも……なんて美しい展開になるのに、真だと「何言ってんだよ、はぁ? 桜? 勝手に詩でも詠んでろ。以上」になるという、落ちのない話でした^^; 憐れ、享志。
というわけで、引き続きまたよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました!!(ぶっ飛んだ方のコメ返と内容が違うなぁ。でも思い出せない……)

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2016/01/29 06:46 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

> コメも二番手だとタイトルフォローしやすい(?)(入るのそこからか><)
お。けいさんも、タイトル遊びに参戦ですね。そうそう、二番手は一番いいんですよね。四番くらいになると、結構枯渇していたりして(って、そこじゃない^^;)

真は実はかなり壊れています。というのか、目の前で自分がやっちまおうと思っていた仇がやられちゃって、自分のアドレナリンと言うのか、恨みと言うのか、なんかもう体の中に溜まっていた黒いエネルギーみたいなものを持っていく先が無くなっちゃったんですよね。ふらふらと福嶋のところなんかに行っちゃったのは、まぁ、村野花のこともあるのですけれど、もしかして福嶋ならこのどす黒いものを鎮めてくれるかも、なんて期待したのかもしれません。でも、そんな時に限って福嶋が常識人のようなことを言う……^^; 
真は自分がしようとしていたことに恐れをなしたのか、オレがやるはずだったのに、と思っているのか、それはもう分かりません。多分、ぐるぐるなんでしょうけれど……でもこの負のスパイラルから救い出してくれるのは……そう、まさに、天然の人々なのかも。まだまだ色んな人が色んなことを言ってくれますので、見守ってやってくださいませね。

> 抜け殻のような姿を見せられて、じゃ、よろしくと託されてしまった享志。
> でも、今までの長い付き合いの中から自然とどうするべきなのか行動に移せるところがさすが親友です。(あえて自称を抜く)
おぉ、ありがとうございます(^^) 確かに、家に帰ったら家族が「虎を飼うことにしたから、面倒みといてね」って言って、自分と虎を残して出かけていったって感じのシーンなのですが(言い過ぎ?)……享志も頑張りました。彼はね、そうそう、出会った時から真に恋をしていたらしい。いや、すごく怪しい話じゃなくて、この年齢(中学生)って、憧れの先輩もある意味「恋」の大賞だったりするじゃないですか。恋も友情もまだ区別がつかない感情だという時期。通り過ぎたら何のこともないのですけれど、それをずっと大事にしている享志だからこそ、なんですけれど、別に女の子に恋するみたいに、今どうこうしたいってことではないのですけれどね……状況が状況だけに(虎をなだめすかすにはどうすればいいのか……食われるしかないか!って清水の舞台から飛び降りる状況)、こんな解決になっちゃいました。それなのに、虎ったら、何を挑発するのやら。

仁は真の代わりに時々様子を見に行っているようですが、きっとそんなことを自慢したりはしないでしょうね。多分、この八方美人氏は、真も心配だけれど、竹流も心配なのです。
享志は何かすごいことをするわけでもないのですけれど、享志の存在で、真は少し動き出すかな。動く方向はまだ京都ではないのですけれど。引き続きよろしくお願いいたします! コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2016/01/29 07:18 [edit]


どっちがわるい(笑)

昨日半分読んで、今朝半分読んで、……目がすっきり覚めました。
もう、大海さんたら、級長を出すのは反則です(爆)

折角閉じ込めた享志の想いだけど、仁はやっぱり鼻が利くというか、同類を見つけ出すのが上手いですよね。
引き込み方もうまい。
でも、天然さんを落とし込むと、あとあと厄介かも・・・。

そしてやっぱり真。一番罪なのはこの天然さんですよね。
今はまったく作為が無いと思うけど、それが怖い。
そんな風な姿を享志にみせちゃいけなかったですね。
ほらこんなに簡単に鍵が外れて扉が開いちゃった。
どうすんだ・・・。理性がきくのか級長。

どこか真と享志の関係って、リクと玉城の関係性に近いと思ってたから、なんか妙にドキドキザワザワしてしまうけど・・・理性だよ、級長。
でも今はそうやってギュっとしてあげてね^^
いや、それにしても反則技だあ(まだ言う)

lime #GCA3nAmE | URL | 2016/01/29 07:20 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

> 昨日半分読んで、今朝半分読んで、……目がすっきり覚めました。
目覚まし時計のお仕事を果たせてよかったです(^^)
いや~、なんだか変な方向へ皆様に受けたようで? 良かったです。と言うのも、このシーン、そもそもここまでかなりしんどいシーンが続いたので、どうやら私が息抜きしたかったらしい(^^) そう、何よりも私が楽しんで遊んで書いておりましたので、級長ったら弄ばれています。でも、さすがに中学生の時みたいにやられっぱなしってことはないですね。それなりに巻き返しています。あ、もしかして、お笑いシーンだと思われました? 実はそうなんですよ!?

仁はそもそも真の周囲にいる人物には興味津々だったみたいで、その中で級長はすごく気になる存在だったみたい。おい、この御曹司、何をまかり間違って真の親友なんて名乗ってるんだ?って。しかも、真の妹にも興味津々。真と竹流を手玉に取っているんですものね。
そう言えば、真って社会的に上層にいる人間を籠絡するのがうまいなぁ? いや、きっと上層にいる人間たちにとっては、いつも上品で美味いご飯を食べているので、時々毒物とか刺激物を食べたくなる、みたいな?(ひどい……)
> でも、天然さんを落とし込むと、あとあと厄介かも・・・。
天然と毒物には注意、ですね。

真の場合、本当に天然部分もあるし、一部確信犯的なところもあるし、こいつは本当に危ないやつです。でも、マコトもそうだけれど、いつも一生懸命なんですけれどね。能力の出し惜しみは出来ない人で。マコトは能力が低いので(笑)精一杯やらないと、どうにもならないだけですが^^;
級長の気持ち、「本当にこいつはもう、なんなんだよ!」ですね(^^) でもこの全編を通して、この部分の級長の言葉ほど愛に満ちた(友情に満ちた)言葉はないと思っております。

> どこか真と享志の関係って、リクと玉城の関係性に近いと思ってたから、なんか妙にドキドキザワザワしてしまうけど・・・理性だよ、級長。
わ~わ~わ~(何を騒ぐ?)
そうなのかぁ、そうなのかぁ。limeさんにそう言っていただくと、意識しちゃうわぁ。
じゃなくて、いや、実は私もですね、えっと、本人たちが意識しているかどうかはともかく、リクと玉城の関係って友情よりは濃いし、恋にちょっと近いかもしれないし、ちょっと家族的な感じもあるし、でも手は出さない!って感じ(え??)竹流と真だと手を出しちゃってるし、でも真と享志なら、うん、関係性はいいかも(^^)
おぉ、今度からそのイメージで見よっと!(だめだって!)
と言うわけで、今はギュッとしてあげていますが、さすが級長、次回でポイントは掴んでいるところをお見せいたします。そう、カオスの中でもちゃんと成績を出すのが級長ですから!

> いや、それにしても反則技だあ(まだ言う)
うしし^m^
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2016/01/30 09:47 [edit]

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