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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨167] 第36章 I LOVE YOU(1)大和邸執事の事情 

【海に落ちる雨】第36章その(1)です。
この章のメインは美和。北条仁の胸に飛び込めないまま、気持ちが落ち着かない彼女は、真の苦しむ様子を見てますます混乱しています。彼女の気持ちがどんなふうに固まっていくのか、お楽しみ頂ければと思います。
今回の前半は、大和邸の執事、高瀬の事情が語られます。執事とご主人様の愛の軌跡(絶対誤解を招く表現……)をお楽しみください。いつも全く喋らない高瀬が、真に畳みかけるように語るその気持ち……ま、一言でいうと「そういうわけだから、あんたがご主人様を見捨てたら祟るよ」ということじゃないかと思います(@_@)

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物



 まるで来ることを予測していたとでも言うように遠隔操作で開いた門を通り抜け、真は大和邸の敷地内に入った。
 車を降りると、蝉の鳴き声が何かの拍子にぴたりと止んだ。都会の喧騒を離れ、幾らか高地になるこの場所は、静かで、風が吹けば夏でも涼やかに感じる。

 桜は真が出て行ったことも気が付かずに眠っていたし、今もまだ眠り続けているかもしれない。真は、昨夜は何ひとつろくすっぽ反応も返すことができなかったな、と思った。もっとも、桜はそんなことを期待しているわけでもないのだ。

 高瀬は直ぐに玄関から出てきた。
 小柄な大和邸の執事は、そのまま衣装を変えれば戦国時代の切れ者の軍師だと言っても通りそうだ。いつものように無表情で真を迎え入れ、土足のままで使っている客間へ通す。古い柱時計が十一時を告げていた。

 真はポケットから昨日磨いてもらった銀の指輪を出し、テーブルに載せた。
 高瀬は無表情のまま、真を見ていた。理由を聞かなければどうともできないという、無言の圧力を感じて、真は顔を上げた。
「これを、竹流に返してあげてください」
 高瀬は何も言わない。真は仕方なく先を続けた。
「彼が落としたものです。事情があって、僕は京都には行けません。彼はローマに帰るにも、これがないと困るでしょうし」

 何の事情だろうか、と真は自分の言葉を反芻しながら、もう少し気の利いた言い回しをするべきだったか、と思った。
 高瀬は何も言わずに客間を出て行った。
 長居をするつもりはなかったので、真は突っ立ったままだったが、しばらく高瀬が戻ってこなかったので、落ち着かなくなり、結局座ることになった。びろうどを張った椅子は、強い弾力で真の崩れそうな身体を支えている。

 やがて高瀬はコーヒーを盆に載せて戻ってきた。高瀬の足下にひっついて入ってきたのは、人間ならばもう立派な中年になっているトニーだった。
 トニーは貫禄のある態度で、黄金の縞々の尻尾をぴんと上げて、真の前に立った。思わず真は椅子から降りて、トニーの前に屈み、その咽喉を撫でた。ずっと会いたいと思っていた懐かしい友人にあったような気がした。トニーは気持ち良さそうに目を閉じた後で、ふと目を開けた。
 お前の気持ちは分かってるよ、とその黄金の目で話しかけている。

 高瀬は黙ってコーヒーをテーブルに置き、一歩下がって、じっと真がコーヒーを味わうのを待っていた。
 この状況で、真には断る選択肢はない。真はゆっくり味わうようにコーヒーを飲んだ。もしかすると、これが大和邸で最後に味わうコーヒーかもしれなかった。
 だが、高瀬は指輪には全く触れようともしなかった。

 コーヒーを飲み終えた真が困ったように顔を上げたとき、高瀬は一歩前に出て、ようやくテーブルの上の指輪を取り、真の手を取って、その手掌に指輪を載せて握らせた。
「お返しになるにしても、あなた様の手でお願いいたします」
 拒むことを一切許さない声音だった。あえて真が、でも、と言いかけると、高瀬は無表情のまま微かに息をつき、先を続けた。

「私の祖父はこのあたりの小藩の家老の家系に生まれました。父もまた大和の伯爵家の執事を勤めてまいりました。時代は流れ、古い華族の家柄もまるで価値のないものとなりましたが、それは時代のせいだけではございません。私がお仕えしていた大和高顕も、華族としての誇りを保てるような男ではありませんでした。事業に失敗し、その責任を周囲のものに押し付け、一方で詐欺まがいのやり口で弱いもの達を追い落とし、ただ生き恥を晒していたようなものです。

ほとんど着の身着のままで日本に辿り着いた竹流様は、古い家や神社、寺の美術品を修復し、時には鑑定を手伝いながら、何とか糊口をしのいでおられましたので、大和のこの屋敷にも、ある神社の紹介でいらっしゃったのです。ほとんど事業らしい事業もしていなかった大和高顕は、竹流様の鑑識眼や修復の才能を知るや、竹流様に詐欺の片棒を担がせたのでございます。その上、頼るべき縁戚もないことは心配だと言って、竹流様の才能を誰のものにもさせないために、強引に養子縁組をしました。

竹流様は始め、日常会話はともかく、候文で書かれた手紙までは理解しておられませんでしたから、何をさせられているのか十分に理解できなかったことと思います。大和高顕は上辺は極めて好いパトロンの顔をしておりましたし、実際、竹流様に次々と友人を会わせておられましたから、竹流様にとっても悪いことばかりではなかったとは思います。しかし、竹流様は高顕も気が付かないくらい、恐ろしく物覚えの速い方でしたから、直ぐに高顕のしていることに気が付かれたのでございます。

竹流様が高顕を問い詰めたとき、高顕は青花様と奥様のことを持ち出し、逆に竹流様を脅した。奥様はお優しい方でしたが、身体も心も弱く、密かに竹流様を頼りにしておられて、恐らくは夫への不審から竹流様に想いを寄せておられた。お嬢様の青花様は気性の激しい方で、事実その時竹流様とは恋仲でいらっしゃいました。お嬢様はともかく、奥様は頼りなく儚げで、何かあれば自殺でもしかねないような方でしたから、竹流様は高顕に脅されるような形で仕事を続けておられた。

その頃から、竹流様は何かと私を頼りにしてくださっていました。時々、座ったまま右の手をじっと見つめておられました。高瀬、この手はこんなことをしたいと思っているだろうか、とおっしゃって、それでも目の前にやってくる美術品に、あの方は本当に愛おしそうに触れられた。ある時、高瀬、俺には今何もないけれど俺の味方になってくれないか、と言われました。

やがて、弱いものからいくらせしめても大した物にならない、詐欺をするならもっと大きいところから、と竹流様のほうから高顕を担ぎ上げて、結局高顕を上手く追い込むことに成功されました。高顕は自分が騙した権力者に追われるようにして、北欧の知り合いを頼り日本を出て行きました。青花様は竹流様の傍に残ると随分泣いておられましたが、竹流様は奥様を心配されて、青花様に奥様の傍にいて差し上げるようにとおっしゃいました。

竹流様は何もおっしゃいませんでしたが、青花様が竹流様を離したくなくて、父親とある部分では協力関係にあったことを知っておられたと思います。高顕は家屋敷と大和家が持っていた古い美術品のほとんどを竹流様に渡して、これで満足かと吐き捨てるように言ったのです。高顕は私を北欧へ連れて行こうとしていたのですが」
 淡々と語り続けていた高瀬が、初めて言葉を切った。真は顔を上げた。

「その時、竹流様は、家屋敷などいいから高瀬を寄越せ、他には何も必要ないと仰って下さいました」
 真は無表情のままの高瀬の顔を黙って見つめていた。竹流はよく、高瀬がいないとだめなんだ、あの時も高瀬がいてくれたら何とかなると思っていた、と話していた。
「誰かの一言が、人を生かすことがございます。旦那様のただひとつの言葉で、私は心からお仕えする主人を得、私の人生も意味のあるものとなりました」

 真は、まるで一緒に高瀬の言葉を聞いているような、そして確かに真の反応を窺っている、トニーの黄金の目を見つめ返した。
「真様、私はあなた様のひとつの言葉が旦那様を生かしていることを知っております」
「僕の言葉?」
 真は繰り返したが、頭の中には何も浮かんでいなかった。

 結局、真は指輪を高瀬に預けることはできなかった。高瀬は黙って真を見送り、一緒にトニーも、よろしく頼むぜ、という顔をしながら真を見送っていた。
 持ち主に返されるチャンスを失った指輪と、行き先を失ったままの真は、また上がり始めた地球の熱をまともに受けながら新宿に戻った。

 事務所には北条仁からの伝言が残されていた。ただ一言、戻って来い、という言葉だった。その日一日、することがなかった真は事務所に座って、窓の外の忙しい新宿の街の景色を眺めていた。

 それでも人は生き、町は動き、地球は回り、銀河の中で星は生まれて消えている。


          * * * 

 桜と真と飲み潰れた翌日、美和は仁の前で二日酔いの醜態を晒すことが躊躇われて、頭痛と吐き気を抱えながら大学に行った。と言っても、授業に出ていたわけではない。青い顔をしながらトイレと図書室を往復していると、もしかして美和、あなた、と言われた。
 短絡思考だと美和は思う。真にしてもそうだ。真の場合は短絡思考というよりも、複雑すぎて回りまわって変な方向へ行ってしまっている気もする。結果として逆方向へ短絡しているようなものだった。

 先生、私、まだ先生が好きだよ。

 その一言は、昨夜どうしても言えなかった。美和のほうでも、色々な天邪鬼な考えが浮かんできて、素直にはなれなかった。言葉にして言ってしまえば、この想いは半分以上成就されるようなものだ。叶うとは思っていないから、伝わればそれで良かった。そもそも叶えるためにある想いではなかった。
 大好きで独り占めしたい気持ちがないわけではないが、それは子どものころ、アイドルに憧れたのと同じような感覚だった。多少の妄想があったとしても、またその人を思って心が乱れることくらいはあったとしても、その人と結ばれるということについては、現実味は全くなかったし、万が一現実になっても、美和は自分があまり幸せではないかもしれないと思っていた。

 分不相応、とでもいうのか、何故かその場所、つまり真の隣には、美和は納まりきれない。安心できないのだ。それは初めて真と肌を合わせた日に、もう分かってしまったことだった。
 実際に美和と身体を合わせている真よりも、大和竹流と電話で話しているその姿のほうが、どれほどエロティックで扇情的で、優しく、悲しく、そして想いに満ちていたか。その姿に美和は嫉妬よりも諦念を覚えたのだ。
 嫉妬しているとしたら、その思いの深さに、だった。

 この想いは、伝えないから変な形で燻ってしまうのだ。口に出してしまったら、きっとすっきりする。ただ一言、先生、大好き、と言ってしまったとたんに、満たされる。そして、その思いを美和は一生抱き続けると思う。
 私は一生、先生の追っかけみたいなものだと思った。初めて会った日、いや、その前に仁に真の中学生の頃の写真を見せられたときから、この人を一生どこかで見つめていたいと思っていた。

 本当の想いを伝えないままだから苦しくて燻ってしまう、という意味では、仁に対しても同じだった。ただ意味合いは全く違う。
 考えてみれば、仁とは恋人同士とはいえ、美和のほうから好きとも愛しているとも言葉にしたことがない。仁の強い力に引きずられるようにして、ただ一緒にいただけだ。それだけでは駄目だということは、もう分かっていた。
 仁への想いは、口に出せば本物になると知っていた。きっと引き返さないところへ行く。そしてそれは、普通の生き方との決別を意味している。

 子どもの頃から、美和はちょっと変わった子どもだと言われていた。普通の子と感動のポイントがずれている。楽しいと思うことは沢山あるけれど、同世代の友人たちが興味を持つものに惹かれない。両親とは上手くやっていると思うが、弟たちのように甘え方が上手ではない。物事にはのめり込みながらも、何時も少し離れたところで考える癖もある。そのくせ、感情は上がったり下がったり激しい面もある。テレビドラマのお涙頂戴は泣けないのに、実話で聞く少し悲しい話には異常に反応してしまう。理不尽が嫌いで、公道でヤクザをひっぱたいてしまう。

 私には普通の生き方はできないし、するべきではないという自負心がどこかにある。自分が何者かである、という強い自尊心まではなくても、少し変わっていると言われると、自慢げな気分になっていたりもした。
 だが、極道の妻になるというのは、ただの『普通ではない次元』ではなく、飛び越えすぎている。子どものころから抱いていた、何者かになるという気持ちは、そういう終着点を予想などしていなかっただろう。仁がヤクザでなければ、という思いはどうしても起こってきてしまう。
 だが、北条仁には『ヤクザではない』という前提条件はあり得ないのだ。

 真が竹流と電話で話しているあの姿は、一瞬で美和を諦めの気持ちにさせた。だが、仁から、今なら目を瞑る、と言われたとき、美和は目の前が真っ白になったような気がした。
 これまで、仁と離れるという可能性について、美和は真剣に考えたことがなかった。相手がヤクザだからという漠然とした感覚はあっても、それはまだ先のこと、と思い続けてきた。あの最初の頃のデートのように、何となく離れがたくて次の約束を繰り返した時のまま、美和は幼い恋心を少しずつ長く繋いできたのだ。
 それが断ち切られる可能性があるという事実を突きつけられたときから、美和は混乱している。

 その上、仁は今、真の姿にひどく傷ついている。
 真に何があったのか、誰も説明しないし、真自身も何も言わないが、尋常ではないことが起こっていたことだけが、美和にも分かる。仁もまた、出入りだのという危ない橋を渡ることの少なくなった現在の渡世にあっても、この世界はいつでもそういうぎりぎりのものと背中合わせにいることは間違いないと、確認したような気持ちだったのだろう。
 そして、腹を括っていたわけではない一般の人間がそこに突き落とされたとき、一体どういうことになるのか、真の姿を見ながら考えているに違いない。

 仁さんは、私にはこんな世界は無理かもしれないと、思い始めている。
 美和にはそのことがよく分かっているような気がした。真は夜な夜な、まるでまだ誰かを殺してやろうとしているように狂ったように魘されている。美和は、その声を聞きながら、自分もおかしくなったような気がしていた。
 もしも私が先生の立場だったら、もし、仁さんに何かあったら、一体何ができるだろう。

 北条仁は柏木美和に、引き返すなら今だ、と告げている。でも、私が聞きたいのはそんな言葉じゃない。

 美和は、比較的早めに納まってきた吐き気をいいことに、突然思い立って図書室を出た。まだ頭は割れるように痛かったが、それは二日酔いのせいではなくて、考え過ぎたせいかもしれない。
 美和は中央線に飛び乗り、東京駅まで来ると、京都に向かう新幹線に飛び乗った。
 二日酔いは新幹線が時速二百キロ以上のスピードで吹き飛ばしてくれたが、眠ろうと思いながらも結局一睡もできなかった。

 何百キロもの距離を数時間で移動できるのに、先生は何故この距離を躊躇うのだろう。
 仁さんはあんなに近くにいるのに、私は何故飛び込めないのだろう。

 美和はずっと、その問いだけを走り去る景色に向かって投げ掛けていた。
 答えは知っている。桜曰くの『いい男』たちが、必要以上にいい人であろうと臆病になってくれているからだ。俺が守るからついて来い、と言ってくれたらいい。その結果、やっぱり守りきってもらえなくても、そのことで美和は仁を恨まないし、真も竹流を恨まないだろう。
 だが、答える権利は、美和にも真にもなく、仁と竹流だけが答えを引き出すチャンスを握っている。

 だんだん混乱して、何が何だか分からなくなっている。真を思い切れないような気持ちと、絶対に仁を諦められないという気持ちと、仁がヤクザを捨てることはないという恐ろしさと、真が竹流の仇を討つために何かとんでもないことをしたのかもしれない恐怖と、そして美和自身がいつかそういうものと向かい合わなければならないかもしれない、という可能性と、色々なものがぐちゃぐちゃに頭の中に詰まっていた。
 二日酔いの酒が振り落とされても、それ以外のものが頭に詰まりすぎていて、頭痛がする。さすがに新幹線のスピードも、美和の頭にこびりついている混乱までは振り落としてくれなかった。

(つづく)





語らない人が語ると長い、ということがよく分かりました(^^)
高瀬は実は「本当のこと」を知っている、つまり「真の失われた記憶」の唯一の証人なのです。彼は絶対、竹流にも話さないと思いますが、彼の律儀の根っこは、竹流のたった一言に根差していたのですね。
さて、物語は美和の視点に移ります。二日酔いの勢いで京都にやって来た美和。次回はあの素っ頓狂な妹と「男ってどうしようもないわよね~」なんて話に? お楽しみに。

<次回予告>
「普通、自分のお兄さんがそんなふうだったら、嫌だったりしませんか?」
「そうなのかしらね。でも、私にとってお兄ちゃんは天から降ってきた騎士だったから、ちょっとばかり人間離れしていたのかも。ちっちゃいときは一緒に暮らしてないし、初めて会ったときは小学校の高学年で、本当に笑えるけど、浦河の牧場で会ったから、馬に乗せてもらったりして、絵に描いたような王子様の登場だったの。その頃から中学くらいまで、お兄ちゃん、異様なくらい綺麗だった。線の細い危なっかしい美少年って感じじゃなくて、何かすばしっこい野生の生き物みたいで、今よりずっと異国の血が色濃く出てて、誰もが振り返るって感じじゃなかったけど、見つめちゃったら目が離せなくなるみたいだった。私も小学生の頃は単なる憧れの気持ちだったけど、中学になって、正直うちの兄はどうなっちゃうの、っていうくらいどきどきしてたのよ」葉子は美和に微笑みかける。「でも話してると、単にちょっと常識のずれた、都会に戸惑っている田舎もので、あの頃は気を抜いたら凄い北海道弁だったし」
(なんだ? このやけくそな会話は?)
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Category: ☂海に落ちる雨 第5節

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コメント


第36章・・・始章から始まり終章まであと少し。
話はまだまだ蛇行するのですね。
高瀬の正義も今の竹流を支え、真も支えている。
身は京都になくとも気は竹流のもとに、と言う感じですね。
それと比べて真は身も心もまだ遠い・・・なんてことでしょう・・・

美和ちゃん、京都へ。
仁さんとのことについて導いてくれるのはまさかの葉子?
こういう時の女子の見定めはいつも正しいはず。
二人の会話が気になりますね。

けい #- | URL | 2016/02/20 17:31 [edit]


しぶい……

更新、お疲れ様です。

章のサブタイトルがストレートすぎて、ちょっと気恥ずかしいですねぇ。まあ、私が恥ずかしがる理由はないんですけどね(笑)

うん、高瀬さん、やっぱりええですな。最近流行りの若造の執事もどきとは違う、ホンモノ感がたっぷりです。真が大和邸に着いてからコーヒーを飲み終えるまでの、高瀬さんの応対に感心することしきりです。
そして高瀬さんの語りの素晴らしいこと。饒舌にならずに、しかし、しっかりと要点は語りつくす。言葉づかいもじつに美しい日本語で、見習いたいです(もちろん創作上で、ですけど)
真の突き放し方というか、背中の押し方も上手いし。ウチにも雇いたい……無理だけど。
竹流って、人たらしですよね。言葉ひとつで、人ひとりの人生と仕事に満足を与えてしまうんですから。

さて、二日酔いを妊娠とまちがえられた美和ちゃん、アルコールのせいじゃなく、わりとマジでぐるぐるしてるんですね。いろんなことが起き過ぎて、混乱してますよね。次話の予告を見ると、美和ちゃんに道を示すのは、葉子の役目ということでしょうか。
もう京都に行くしかなくなりつつある真と、竹流に美和に葉子が一堂に会して、なんてことになったりして(笑)

次話も楽しみです。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2016/02/20 23:03 [edit]


そうか

こんにちは

よく考えたら、外国人の竹流に「ずっとあたりまえのごとく仕えている昔からの執事」がいるわけないですよね。どこかにきっかけがあるわけで。もちろんただの雇われでもいいんだけれど、竹流の周辺にはそういうのは出てこないか。

真は「行かなくて済む」方法を考えてぐるぐるしていますね。
でも、本当に死んでも逢いたくない、指輪だけが心配なら書留で送ればいいんだし、それをこうやって悩んでいるということは、「逢いたいし、指輪を返してあっさり去ってほしくない」の裏返しなんでしょうかね。

美和も、別の意味でぐるぐるですが、少なくとも動きますね。あ、でも、二日酔いで新幹線ってキツそう。トイレにこもっちゃいそうです。

そして、重要人物がどんどんと京都に集まっていくのですね。
真、あなたも、さっさと行くように……。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2016/02/20 23:11 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

> 第36章・・・始章から始まり終章まであと少し。
はい! やっと36章まできました! 本編の章はあとこれを入れて3章+終章です。200記事になるかと思ったけれど、そこまではなさそう。いや、単に分断すればいいとも言えるけれど、そんなせせこましいことをしていたら、いつ終わるのやら。目標の年度内終了は微妙になってきたけれど、でもあと少しですね~。ちょっと嬉しいです。あと少し、頑張ります!

高瀬は地味な脇キャラなのですが、竹流にとってはいつもそこにいる、なくてはならない存在。ちなみにマンションの方の掃除をしに来てくれているのは高瀬の嫁さん。高瀬と違って、明るくてよくしゃべるおばちゃんだけれど、こちらも竹流にとっては大事な人。
高瀬はもう、ほんと、何もかも、1から10まで知っていますから……(あんなこともこんなことも、主人の秘密は何だって!)、それでも「盲目的に」じゃなくて、竹流の本当が分かっているからこそ、絶対の忠誠を抱いていて、一方の竹流の方は、高瀬のことは100%信じている。例えば、昂司のことはどこかで裏切られるかもな~と思っていたかもしれないけれど、高瀬のことは全く疑っていないんですよ。いや、実際に疑う余地もないんですけれど。
そんな執事と主人の関係……あぁ、ちょっとタイトルだけだと疑われそう^^;

で、真ったら断言しちゃってますよね。「僕は京都には行けない」って。
いや、ここ、私も書いていて「おいおい」だったのです。そこまで言うか!と。でも、真はもうどうしようもなく言っちゃったんでしょうね。今、真の中では、京都に行く=ローマについていく、くらいの意味がありますので、どうしたらいいのか、よく分からないんだと思います。
一方で美和は……まぁ、この子は行動型ですから、やってみてからでないと分からないじゃない、と思っているような。で、彼女は自分の知らない真を知っている葉子、しかも男の視点は役に立たないと直感的に知っているので、女の意見を聞こうと? いや、そこまではっきりと思ったかどうか……ただの二日酔いの勢いだけかも?
素っ頓狂娘と悩めるわれらが美和ちゃん、まぁ、予想通り、会話が噛み合っているような、噛み合っていないような、もちろん会話の主導権は葉子にあります^^; でも、美和ちゃん、何かを学ぶみたいですよ。だって、葉子は彼女にとっての究極の選択を体験した逞しき女ですから。
というわけで、久しぶりの女子の会話、お楽しみくださいませね(^^)
コメントありがとうございました!! 次回もよろしくお願いいたします!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2016/02/21 01:54 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

> 章のサブタイトルがストレートすぎて、ちょっと気恥ずかしいですねぇ。まあ、私が恥ずかしがる理由はないんですけどね(笑)
いやいや~、そうですよね~^^; 私も別に恥ずかしがる必要はないのですけれど、ここらあたりの章題は結構歌から取ってあって、ここはちょっと哀しいけれど尾崎豊さんのI LOVE YOUから取ったのです。でも、この章だけは、歌とは何のイメージの被りもない。他は結構歌のタイトルと内容が噛み合っていたのですけれど、ここはもう、ストレートにまんまにI LOVE YOUです。
日本語の方がこっ恥ずかしいので、せめての英語です(#^.^#)
そんな美和ちゃんの(そうそう、この章は美和ちゃんメインですから、このI LOVE YOUはあっちじゃないよ!)愛に至る道……お楽しみくださいませね(^^)
(いや、実はサブタイトル、と読んで「執事の事情」の方かと思いました^^; え??)

そして、高瀬への応援メッセージありがとうございました(^^) いや、日本に執事なんて人種が存在するって、時代的にどうよとか、庶民の私は「???」だったのです。それで、設定を廃藩置県前からの家系ということにしてやりました。きっとおバカな殿のためにでも、お家のためなら討ち入りでも何でもしてくれるに違いない、という設定。でも、今は時代が時代なので、大バカ殿のためには討ち入りしたくない!と思っていたところ、竹流と出会ったのですね。(説明がいい加減すぎる?)
いや、竹流はもう、高瀬には100%依存していますから……ここは切っても切れない、ホンモノの関係です。
真はこの人がちょっと苦手。なぜかというと、冬に大和邸に行ったらコートさえ自分で脱ぐことができないから。真は基本設定がヤマネコもしくはサルで、どちらかというと自分が毛づくろいする側で、される側は面映ゆいのですね。(これも説明がいい加減すぎる?)

高瀬、実は結構きついこと言ってるんですよね。何しろ、前の主人のことは呼び捨て、ですから。嫌われたら大変なことになりそう。戦国時代ならぜひ雇いたい、軍師官兵衛って感じ? 
指輪を返しておいてくれませんか、なんて、何を甘っちょろいことをおっしゃいますか、って一蹴された真。しょんぼり、新宿に帰りました……それでも京都には行かないこの男。あともう一押し、要りそうです。

> 竹流って、人たらしですよね。言葉ひとつで、人ひとりの人生と仕事に満足を与えてしまうんですから。
うん、ほんとにね~。でもこの人、上っ面じゃなくて、本当にそう思っているんですよね。昂司も言っていましたが、竹流に雇われているレストランやギャラリーの人たち、また地方にいる爺さん・婆さん(竹流は腕に覚えのある年寄りが、女より好きなんですよね)、本当に「自分は大事にされている」と思っていると思います。いや、本当に大事にしているんですけれどね。これってヴォルテラの体質なんですよね。多分ヴォルテラの雇われ人たちも、自分たちに何かあったら、旦那様は絶対仇を取ってくれると信じている。お山の大将、なんですよ。
ま、たかがお山、ですけれどね。されど、お山。

> さて、二日酔いを妊娠とまちがえられた美和ちゃん、アルコールのせいじゃなく、わりとマジでぐるぐるしてるんですね。
そうなんですよ~。マイアや瑠水のことは言えませんね。ま、アルコールのせいもあると思いますが、本当はね、頑張りたいんですよ。こんなこと平気!っていつもみたいに元気印でいきたいんですよ。でも、相手がや~さんですから、そんな簡単に極道の女ってわけにはいかないでしょうしね……それでも、愛は必ず勝つ?
次話の女子トーク炸裂、お楽しみくださいませね。いや、葉子ってやっぱり壊れてると思います。器が大きいというのか、壊れてる。裏番は(ラスボス?)間違いなく葉子と、あの人、です。真や竹流なんてちょろいちょろい。美和ちゃんは多分、ある意味一番平民感覚なんですよ。あ、いいとこのお嬢ちゃんではありますが、こっちの世界に近い感じ。
って、いったいこの話、どんだけ危ない奴らが出ているのか……
というわけで、TOM-Fさんの予想通りに一堂に会するかどうか? お楽しみに!
コメントありがとうございました!!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2016/02/21 03:19 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

おぉ、夕さん、お返事掌編を書いてくださっているのかしら、ってちょっとワクワク状態の大海ですが、こんなに早速読んでいただき、コメントまで、ありがとうございます m(__)m
そうそう、執事ですよね。いや、今の日本のどこかに執事って仕事が普通にあるのかどうか、それさえも知らない庶民な大海です。でもまぁ、元華族の家とかならありそう、しかもやっぱり廃藩置県前からの家系でなくちゃと、勝手にあれこれ決めて、そして、竹流がどれほどローマのいいとこの坊ちゃんでも、この日本で普通に執事を雇える御身分であるわけもなく……高瀬は大和邸の御付の執事だったのですね。それを竹流がかっさらったという。まさに、「掻っ攫った」……まるで敵に拉致された姫を奪還したみたいな勢いです。
夕さんじゃないけれど、高瀬の存在は私の中では裏設定部分。あまり本編内では語らない人、という立ち位置なのですが、ここはもう、マコトの背中を押す、いや、それではにゃんがびっくりするって! えっと、真の背中を押すために語っていただきました。多分、本人は面映ゆいことでしょうけれど……要するに「ちゃっちゃと旦那様のところへ行かんかい!」ってことですよね。

が、真はぐるぐるなんですよ。マイアや23や瑠水のぐるぐるに慣れて、ぐるぐる上等、って気分の私ですが、ここにこんなひどいぐるぐる野郎がいたなんて、自分でもびっくりです。何しろ10年以上前に書いた部分ですから、記憶が曖昧で……アップしていきながら「うわ、こいつ、夕さんちのぐるぐるチームの比じゃないわ……」と(@_@)
そうそう、「行かなくて済む」方法を考えてるんですよね。行きたい、会いたい、でもだめだ、って。京都に行って竹流の顔を見るってことは、自分にも彼にも辛すぎて、その勇気が持てないというのか。それに、会ったら最後、ローマまで行くことになりそうで……それはそれで恐ろしい。何もかもを捨ててついていけるかと言われると……いや、グレース王妃じゃないし……

> でも、本当に死んでも逢いたくない、指輪だけが心配なら書留で送ればいいんだし、それをこうやって悩んでいるということは、「逢いたいし、指輪を返してあっさり去ってほしくない」の裏返しなんでしょうかね。
うわ、ほんとですね! 書留で送る! これはまたすごいことになりそうです。呪いの人形付きで返送されそう(誰から? 高瀬? えっと、もしかしてあの人?)
いや、会いたいに決まっているのです。決まっているのだけれど、怖い……自分が自分でなくなりそうで?
この後、とんでもない急転直下がありますが、その前にもう少しぐるぐるにお付き合いくださいませ(って、すっかり逆の立場になってるなぁ。ぐるぐる上等)。

そう、美和の方は、ぐるぐるしていますが、女ですから覚悟を決めたら動きますし、こちらも多少ぐるぐるは引っ張りますが、勢いのある娘なので、自ら道を切り開きます。男はその点、結局誰かが背中を押してくれるのを待っている……、女(=運命)の方から告白してくれるのを待っている、そんな情けない話なのです。
新幹線……うん確かに、二日酔いでは乗りたくないですね! でもまぁ、一応午後になっているので、やや復活方向。揺れ自体は他の電車に比べたらまし?

真が京都に行く日はいつ?(「ダイエットは明日から! 明日はいつ来る?」ってコナミのポスターに書いてあったなぁ、ずいぶん前だけど)
もう、チーム・ぐるぐるを設立するしかないですね!
また次回もよろしくお付き合いくださいませ。あ、次回はぐるぐるなんてどこ吹く風の素っ頓狂娘に語って頂きます(^^)
コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2016/02/21 03:43 [edit]


ぐるぐる^^

いつも黙してじっと竹流の傍に影のように仕え、真との関係をそっと見守っていた感じの高瀬。
今回は、語ってくれましたねえ~。
彼なりの想いがいっぱいあったのだなあ。
さすがに、ここで自分が語らなきゃあ、竹流がヤバい、と思ったんでしょうね。真にはきっとその思いが伝わるはず・・・。とおもうんだけど、どうだい?マコト。(にゃ~)。君じゃない!

そして美和ちゃん。ゆれてぐるぐる。これはもう二日酔いの頭で考えても答えは出てきそうにないですよね。
真という存在がいなくても、仁の元に飛び込むかどうか、悩むところなのにねえ・・・。
でも美和ちゃんのおかげで、いま真が一番必要な言葉がわかりました。
真も、その言葉を待ってるのかな。いや、そんな事想像もしていないのか。「俺についてこい!」的な・・・。
ああ~でも、真ッたらきっと「なんでだよ」とか言いそうで怖い。
有無を言わさぬ言葉が、真には(美和ちゃんにも)必要なのかなあ。
ああ、こっちもぐるぐる。
次回、お姫様と美和ちゃんのガールズトーク炸裂? 聞き耳立てて、楽しませていただきます^^(録音して真に聞かせたらどんな顔するのか見てみたい^^)(S?)

lime #GCA3nAmE | URL | 2016/02/24 23:06 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

コメ返、遅くなってすみません(@_@)
週末がやっとやって来た!と喜んでいる場合でもないですが(今週末は研修と研究会……しょぼん)、やっとPCの前に落ち着いて座ることができる……
って愚痴は置いといて。
高瀬の語りを楽しんでいただけましたでしょうか。いや、きっとこの人は、こんなことをぐちゃぐちゃと語りたいと思っていたわけではないと思うのですけれど、limeさんの仰る通り「ここで自分が語らなきゃあ、竹流がヤバい」と思ったのかもしれませんね! なるほど……(あんまり深く考えずに書いていたけど、そうだったのかぁ)
何しろ、この人だけが、本当に1から10まで、あんなこともこんなことも、それに誰も知らないけれど墓場まで持って行くつもりの秘密も、2人のことは全て知っているという設定。でも何も語りませんよ、というかっこいい軍師。うん、ここでちょっと皆様の印象に残していただけたのなら、嬉しいです(*^_^*)

> さすがに、、と思ったんでしょうね。真にはきっとその思いが伝わるはず・・・。とおもうんだけど、どうだい?マコト。(にゃ~)。君じゃない!
ほんとだ。君じゃない! あれ? 今家出中? いったいどこにいるのやら。
でもほんと、勝手に「マコト」って変換されることも多くて(いつもじゃないのが不思議だけれど)、時々「ぷ」って笑っちゃいますよね。なぜそこでネコ?

美和ちゃんはそもそも酒飲みなので、二日酔いには慣れているはずなのですが、今回は悪酔いしましたね。何しろ、真を慰める会のはずだったので、自分に対してガードが甘かったのかもしれません。
美和ちゃん(あ、夕さん曰くの敬称問題では変な感じ? でも美和ちゃんは美和ちゃんだなぁ。長谷川さんと同じで)って、真に対してちょっと母心みたいなものもあると思うのですよ。恋心もあるし、母心もあって、でもどこかで真のことは俯瞰しているというのか、少しだけ距離があるというのか。でも仁のことは、距離を置くべきかもしれない人物なのに、気持ちだけはぐっと近くて、真とは違って自分の内側の問題になっている。だからぐるぐるしますよね。

> でも美和ちゃんのおかげで、いま真が一番必要な言葉がわかりました。
怖いけれど、そう言ってもらったらもうついていくしかない、って割り切れるような言葉をかけてもらいたいですよね。
「黙って俺について来い!」……昭和です。
> ああ~でも、真ッたらきっと「なんでだよ」とか言いそうで怖い。
でも、それも言えている。天邪鬼ですし、ツンデレですし、意地っ張りだし。
でもね、ヴォルテラのあの「目には目を」を見たら、復讐する気満々だった真も、ちょっとビビっていたのかもしれません(いや、そうでもないのかも。なんだよ、俺の仕事だったのに……って。語らないから分からないけれど……作者がどう思っているかというと、後者かな?)
実はアップしていきながら、あれ? この男、こんなにぐるぐるしていたっけ? と自分でもびっくり。夕さんちのぐるぐるが比じゃなくらい、ぐるぐるの名人みたいになっています。
チーム・ぐるぐるの結成の日も近いですね。

> 次回、お姫様と美和ちゃんのガールズトーク炸裂? 聞き耳立てて、楽しませていただきます^^(録音して真に聞かせたらどんな顔するのか見てみたい^^)(S?)
ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。
ガールズトーク(*^_^*) 何だか書いていた楽しかった覚えが……
真が聞いたら「女ってこわい」と思うだろうなぁ~
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2016/02/27 07:21 [edit]

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