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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨170] 第36章 I LOVE YOU(4)きっとそれも愛 

【海に落ちる雨】第36章その(4)です。今回はさすがに18禁かなぁ。相変わらず、大したことのないシーンですが。念のため、相当年齢に達していない方は引き返してください(って、いうほど読者はいないのですけれど)。
5日おきくらいにはアップしようと思っていたのですが、今回は3月11日が迫っているので、変則で少し早めにアップしました。比較的短めなので、ご容赦ください。
ついでに、へんてこりんな孫タイトルになっていてすみません。これ、何の話だっけ? 愛の水中花?

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物



 幾つかの部屋を勝手知ったるというように横切って、女は真を別室に連れ込んだ。
 北条家の家屋敷の中では狭い部類に入る、六畳ほどの部屋だった。小奇麗に片付けられた部屋の片隅に鏡台と茶箪笥、隅にはやや大振りな布団が敷かれている。
 薄暗い部屋の輪郭は、ぼんやりと豆電球の明かりだけで辛うじて読み取れる程度だった。

 女は暫く真の顔を見ていたが、いきなり思い切り平手打ちを喰らわせると、真を布団に押し倒し、忙しなく真の腰のベルトの金具を外し、細くしなやかな手で真のものを救い出すと、手と口で愛撫した。やがて十分に大きくなったのを見届けると、すっと立ち上がり着物を脱ぐ。
 女が襦袢まで脱ぎ、下着と腰紐だけになった瞬間に、真は身体を起こして女を腕に抱きとった。真のほうから女を組み敷くと、女は慈愛に満ちた菩薩のような顔をして、真の手が裾を開くのに任せていた。
 女のその場所は暖かく潤んでいて、真は身体ごとこの女に深く預けたいと思った。女は、仁が最後まで外しそこなっていた真のシャツのボタンを全て外し、真の胸に緩やかに指を滑らせる。真はその瞬間に、女の中に深く自分自身を沈めた。

 途中から、深雪を抱いているのだと錯覚していた。
 女の身体の内側は、優しい海のように深く、静かに生命の始まりを予感させる。真はただ夢中で女を求め、女はなだめるように最も深いところまで真を導いた。福嶋に抱かれていたときには全く感じなかった穏やかな快感に、身体の芯まで癒されるような心地がして、ずっとこの女の中に留まっていたいと思った。女はそれが分かっているのか、性急に求めることなく、ゆっくりとした真の動きに合わせている。波に揺られるような穏やかな心地よさは、腰から頭までを包み込み、真を慰めた。

 長い時間、真は女の中にいた。女もまた腰を震わせながら、真を包み込んでいた。そのうち更なる快楽を探し求めるように波は大きくなり、真は軽く喘ぎながら腰を動かした。女は真の身体の反応を敏感に読み取ると、徐に声を荒げて腰を真のほうへ、より強く絡みつくように持ち上げた。緩やかな波に任せるように、真も女も腰を動かし続け、やがて真は吸い込まれるように女の中に射精した。女は極度に真を締め付けることはなく真を穏やかに受け入れ、真が全て出し切るまでの不可解なほど長い時間、じんわりと腰を揺らめかせていた。
 それからどれほどの時間だったのか、真には出し切った感覚がなく、まだずっと女の奥に身体を沈め続けていた。波に揺られ続けたまま、真は腰を女へとさらに深く押し付ける。このまま女の内側へ入り込み、その子宮に眠りたいような心地だった。

 不意に、頬に触れた指に真は目を開けた。
「正気かい?」
 それでも真の目は、まだ女の顔の輪郭を捉えていなかった。
「気持ちいいのは結構だけどね、くすぐったいよ」
 女は慣れた口調でそう言った。暗がりでよく分からなかったが、照れたように視線を外す。相変わらず真は女の中に留まったままだった。
「本気で孕んじゃうかと思ったよ。深雪姉さんが惚れるはずだ」

 真は一気に我に返った。その瞬間、真はずるっと女の中から滑り出た。女は、放心したままの真を下から抱くようにして、するりと抜け出すと、襦袢を軽く着込んで、部屋を出て行く。真は起き上がり、こめかみを押さえた。
 二日酔いが冷めていないのだと思った。
 女は直ぐに戻ってきて、一升瓶と二つのグラスを枕元に置くと、明りを灯し、衣桁から男物の着物を外して真の肩に掛け、背中からそっと肩を抱いて、飲むかい、と聞いた。
 真は首を横に振った。
「二日酔いなんだ。それに酒は強いほうじゃない」

 女は真の返事を無視して、二つのグラスに酒を注いだ。髪が艶やかで、結い上げた脇から零れる後れ毛が色っぽく、改めて見ると、言葉や態度よりも随分と女らしく優しく見える。女はグラスをひとつ、真に渡す。真は仕方なく受け取り、軽く乾杯をして半分まで飲み干した。胃が悲鳴を上げているのを感じて、思わず顔をしかめる。
「いい男じゃないか。小娘から仁を横取りしなくたって、十分間に合ってるんだろう」
 真はグラスを畳に置いた。さっきまでの出来事が嘘のようで、仁と言い争っていたことまで現実味を無くし、今心の中には波が立っていなかった。

「仁さんを横取りしようとしたわけじゃない。ただ」
 女は先を急がせなかった。真のグラスに更に注ごうとするのを、真は止める。
「あんたは」
 真が聞くと、女はふと笑った。
「仁の従妹だよ。仁の許嫁でもある、って言いたいところだけど、それはあたしの勝手だからね。子どもん時から仁の女房になるって決めてたのに、今更あんな小娘に掻っ攫われるとは思ってなくてさ」
 女はそう言ってグラスを空ける。口元が優雅で色気があり、目が力強く幾らか子どもっぽい。深雪の名前が出たことを聞いたつもりだったが、女は気が付かなかったようだった。

 吸うかい、というように女は煙草を真に差し出す。真は有り難く受け取り、火を点けてもらった。煙を吸い込むときに顔を近づけて、女の香水も一緒に吸い込んでいた。媚薬のような香水だった。
 煙草をゆっくりと何度か吹かし、そう言えばとち狂っていたからか、ここ何週間か煙草を吸っていないことに気が付いた。久しぶりに味わう煙を、肺が狂ったように欲しがっている。
「ここんとこ、仁も妙だったじゃないか。あんたの影響だろ」

 さぁ、と真は返事をした。仁が真を心配してくれていたことが事実だとしても、仁を狂わせるほどのこともないと思っている。いや、あるとすれば、仁は真があまりにも簡単に福嶋鋼三郎と寝たことに狼狽えているのかもしれない。だが、そのことにもっとも狼狽えているのは真自身だった。そのことを突き詰めると、自分自身の性ようなものに触れる気がして、そのとてつもない闇が恐ろしくなり、考えないようにしてきた。

「あんたは」
「何さ」
 女は真を見ないまま、煙を吐き出している。もう一度深雪のことを聞こうとしたものの、何故か聞き辛くなったので、話を自ら逸らした。
「いいのか。仁さんに惚れてるんだろう?」
「惚れてるさ。でもあたしは三十年近くも待ってるんだよ。今更急ぐ必要なんてないんだ。あと何年か待つくらいどうってことない。仁は直ぐに小娘に飽きるだろうし、小娘ははなっから極道の妻になれる玉じゃないよ。言っとくけど、あたしが小娘の立場だったら、あんたの胸に匕首を突き立ててたよ」
 真は女の歯切れのいい言葉を聞きながら、不意に笑みが零れるのを感じた。それは自嘲でもあり、ただ本当に女の潔さにほっとしたのでもあった。女は一瞬怖い顔で真を睨み付けてから、ふと笑った。笑うと子どもっぽく、優しい風情に見えた。

「あんた、惚れた人がいるんだろう」
 真は女から目を逸らし、もう一度煙を吸い込んだ。
「仁はそれで嫉妬してるのかい?」
 奇妙な話の流れに真は顔を上げる。女は微笑んだ。
「仁はさ、人間に惚れるんだよ。惚れたら身体も求めちゃうあたりが困るんだけどさ。あんたが仁の神経を逆撫でする理由は、あたしが察するところ、あんたが煮え切らないからなんだろう。いつもの仁なら直ぐかっとなって、あんたをその人んところに引きずって行くんだけどさ、今回ばっかりは小娘への自分の感情と絡まっちまって、仁自身がこんぐらがってんのかねぇ」

 この女は凄い女だ、と真は思い、暫く彼女の顔を無遠慮に見つめていた。
 まさに仁の気持ちはこの女の言葉通りだと思った。仁がこのところ妙なのは、多分真のせいだと自覚はしていた。真が大和竹流のために我を忘れてしまっていたことを、仁は目と耳で、あるいはその肌で感じ続けていたのだ。そして仁の心に、忘れていようとしていたはずの事実を突きつけていた。
 いつか、美和にもこういうことをさせてしまうのではないか。

 人間は衝動によってこそ人を殺し、自分を追い詰める。追い詰めるような環境にいなければそれでいいが、仁の商売は、いつでも仁や周囲の人間を追い詰める類のものだ。そのことを仁は、美和に対してだけ目を瞑ってきていたのだ。
 真は灰を落とし、心を静めた。真が竹流に会えないでいる理由を、仁が一番よくわかっている。多分、女の言うとおり、本来の仁なら京都に真を引きずって行くはずだった。
 竹流の気持ちも、仁の気持ちも、深く考えると、真は叫びだしそうになった。だからできるだけそれを遠ざけてきた。仁が、真の父親のことを持ち出したのは、もう切羽詰って、そこにしか突破口を見いだせなくなっていたからなのだろう。

「何故、深雪を知っている?」
 言葉を繋いでおかなければ、崩れそうになっている。ようやく真は聞いた。女はあぁ、と思い出したように頷いた。
「銀座なんて狭い町さ。あたしもホステスやってんだよ。あ、これでも店に出てる時は、ちゃんと丁寧で女らしい言葉でしゃべってんだよ。なんせ銀座はお上品な街だからね、客がビビっちまう。逆にここでお上品な言葉でしゃべったら、男衆に馬鹿にされちまうだろ。ヤクザって、ほんと、男尊女卑の世界だからね」そして自分の指の間の煙草を、少しの間弄ぶように揺らせた。「深雪姉さんが店持つ前だけど、二人とも同じ店で働いててさ、たんまに飲む仲だったんだ。あの人はあんまり自分の事は話さないけどさ、あたしは結構姉さんを頼りにしてたんだよ。この人は心に傷があるから優しいんだろうって思ってた」

 女は静かに煙を吐き出す。真は女の顔を見つめる。不思議と穏やかな気持ちになっていた。
「それがこないだ、ここに来たら姉さんがいたんで、こっちはもうびっくりしたよ。足怪我したんだって、仁が預かってるってんでさ。実のところ、ここんとこ姉さんが店を閉めてたから、姉さんの店の客がうちに流れてきててね、深雪ちゃんはどうしたんだって、やたら聞かれてたんだよね。あんたのことは、もう随分前に客から聞いてたんだよ。深雪ちゃんが最近若い男と付き合ってる、あれは性質の悪いホストかジゴロじゃないかってさ、オヤジたちが心配しちゃって」
 女は真の顔を見て笑う。

「それがなんだい、いい男じゃないか。ま、察するところ、オヤジたちの嫉妬だろうけどね。ここんとこ、あんたずっとぼーっとしてたから、私がこの家にしょっちゅう出入りしてたのも気が付かなかったろ?」
 そう言ってから、女はわずかに俯き、少し笑みを噛み殺したようにしてから顔を上げた。
「そうじゃないね、一度、姉さんの店で会ってるんだよ。あんたは覚えてないだろうけどさ。実を言うとね、噂を確かめに行ったのさ。ちょっと一言、言ってやろうと思ったんだけど、あんたを見つめてる深雪姉さんの顔見てさ、あぁ、姉さんは本気だな、って分かったんだよ」

 真は、深雪が今どうしているかを聞こうとして、混乱した自分の感情を保つ自信がなくなってしまい、やめた。だが、女はその辺りでは容赦しなかった。
「深雪姉さん、店を閉めるんだってさ。マンションも引き払ったそうだし」
 真は女を見る。女はまるで菩薩のような顔をしていた。
「あんたは他に惚れた人がいるんだろうし、姉さんのことどころじゃないとは思うけどさ、会いに行ってやってくれないかな。姉さんは何も言わないけど、あんたに会いたがってると思うんだ」

 真は顔を伏せ、目を閉じる。そんな資格が自分にあるだろうかと考えている。それに、深雪は狂ったように寺崎孝雄に匕首を突き立てた真を見ていた。深雪の怯えたような目が、真の網膜に蘇っていた。
 不意に女の手が真の頬に触れ、軽く唇が触れた。
「思い切り引っぱたいちまったね。仁にもやられたから、暫く腫れてるかもね。言っとくけど、あたしが小娘の代わりにあんたの胸に匕首を突き立てなかったのは、深雪姉さんのためだ。それを忘れないでおくれよ」

 真は、あんたは不思議な女だな、と言った。誰かの身体に匕首を突き立てる、ということを、この女は潔さにすり替えてしまった。
 女はそうかい、と言いながら襦袢の襟を整える。男を納得させるのが上手い、と真が言うと、女は微かに微笑んだ。まさにさっき真を受け入れながら見せていた、菩薩のような顔だった。
「あたしは店の客とは寝ないけどね、セックスボランティアをやってんのさ」
 真が言葉を理解できずに女を見ていると、女は帯も整えながら、綺麗な横顔を見せていた。
「障害者、色んな意味の障害者のさ、セックスの相手だよ。必要なんだ、彼らにも、愛や恋じゃなくても身体を慰めてくれる相手ってのがさ」

 それに、と女は目を伏せて言った。
「あたしはいつだって、どうすれば仁に相応しい女になれるか、それだけを考えてるのさ」
 真は暫くの間、無遠慮に女の顔を見つめていた。そして、ふと、唐沢調査事務所の爆発事故で下半身不随になった三上のことを思い浮かべた。この女が見たら、車椅子の三上は健常者で、一見五体満足に歩いている真が障害者に見えるのかもしれない。
「あんたには、俺が障害者に見えた?」

「そうだね。正確には、障害者になりたがってる、最も性質の悪い心の障害を抱えているって感じだよ。あたしがしていることは単なる一時的な癒しさ。あんたの病に特効薬はない。あるとしたら、たったひとつだ」
 女の顔は、気品に満ち、厳しく優しい。美和も本気にならないと、この女に負けるかもしれないと心配になるくらいだった。
「知りたいかい?」
 真は素直に頷いた。女は真に掛けてくれた着物の襟をそっと合わせた。
「愛してる」女はそう呟いて顔を上げた。「本気で惚れた相手にそう言うだけさ」

(第36章了、第37章『絵には真実が隠されている』につづく)





この姐さん、実は第1節の始めの方で出ているんですよ。真は深雪の店でニアミスしているんですね。
もっとも、姐さんの告白によると、噂を確かめに行った(真を見に行った)ってことだったようですが。
って、えらい長い伏線やなぁ~

それはともかく、こうしてみると、真ってやっぱりオスなんですけれどね、う~む。
それはともかく、ついに、全ての事件の解決編というのか、始末編の第37章までたどり着きました。あ~、長かったなぁ。あと最終話まで2章+終章の3章分。ようやくそんなことを言っても現実味を帯びてきたような気がします。
この先、事件のあらましに誰がどう関わったがある程度整理されますので、適当に流し読んでくださいませ。だって、その部分はあんまり萌え萌えなシーンはないんですもの。で、主人公2人はどうなったんだって? 駆け落ちなのか? それとも哀しい別れが待っているのか? うん、と……それは第38章後半まで、お待ちくださいませ^^;

<次回予告>
「なぁ、真、一番苦しい時に誰が助けてくれたかということだよ。その恩義を返すためだけでも、あとの一生だけでは足りないくらいだと、俺は思うんだ。それに俺は、唐沢との関係を切りたくないんだよ。俺は今でも、唐沢正顕が三上司朗を必要としてくれていることを知っているんだ」
 真を見送りながら、裕子がそっと言った。
「ごめんね、急に妙なこと言い出して。でも三上は必死なの。人工受精のことも、ジャイアンのことも、唐沢のことも。たぶん、あなたのこともよ」
 真は裕子の顔を見つめた。
「あなたはどう思ってるんですか?」
 裕子は決然と、しかし少しだけはにかんだような笑顔を見せて、言った。
「私は、その三上に人生を賭けたから」
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Category: ☂海に落ちる雨 第5節

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コメント


ボランティアか

こんばんは。

あ〜、なるほどねぇ。そういう役割をしている人なんだ。そして、仁がなんかとち狂っちゃって言えなくなっているひと言をこの姐さんがバシッっと言ってくれたのですね。
確かに言える人、他になさそう、いや言える大物はいっぱいいるけれど、真って身近な人にそういう事を言われると余計頑になりそう。
というわけで、本当にいい加減に京都行かないと。

でも、この姐さん、結局仁のお嫁さんにはなれないままなんですね。
それそれで哀しいなあ。

彩洋さんのところ、すごい勢いでアップされていますね。
ああ、私も頑張んないと。

P.S. 「愛の水中花」?
(古っ!)

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2016/03/09 07:03 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

うわ、すごい早っ! ちょっと朝ご飯食べて手直ししようと思っていたらコメが……
夕さん、むっちゃ早々にありがとうございます!!
丁度これを書いている時に、そういうボランティアの人のことをテレビか雑誌か何かで見たのですね。なんか、デリケートな話なのであんまり表に出てこないと思うのですけれど、実は大事なお仕事なんだろうなと、想像だけなんですけれど。こんなねぇちゃんがやっていたら、きっと相手の人も救いになるんだろうなと思ったのです。
でも、ここで真にとって一番大事だったのは、ぴしっと言ってもらったことですね、うん。ま、この男のことだから、肌を合わせた女の言うことは気になるし、ちゃんということを聞くと思うので、これで京都に行くか! と思ったら、この後まだ長い(笑)!
予告にあるように、まず三上に会いに行って、それから添島刑事に捕まって(あ、逮捕じゃなくて、見つかって、澤田のこと聞いて)、深雪に会いに行って一緒に絵を探して、それから澤田に会いに行って、ようやく??? いや、そうしている間にもう飛行機が飛んじゃってるかも? ほんとにね~。でも大丈夫、このお話の時計のネジを握っているのはあの女とあの男ですから(うしし^m^)。

> でも、この姐さん、結局仁のお嫁さんにはなれないままなんですね。
あぁ、そう言えばそうですよね。う~ん。でもまぁ、ヤクザさんは愛人の一人や二人囲う甲斐性もないとなぁ……じゃなくて。実際には美和も仁と結婚はしていないのですよ。だから誰も仁のお嫁さんにはなっていないんです。単に籍を入れる前に亡くなっちゃんですけれど……う~ん、でも籍を入れるつもりだったかなぁ。子どものことは知らないままだったろうし。
この姐さんの行く末、実は2通り考えていて、まだ決まっていません。きっと成り行きでこれからも少し真と絡むかもなぁ。あ、へらへらとお願いしに行っても、絶対ピシッと断られそうだけれど……(真って実は欲求不満なのかな……困ったなぁ)

> 彩洋さんのところ、すごい勢いでアップされていますね。
> ああ、私も頑張んないと。
今回だけです(#^.^#) 実は丁度5日目が3月11日に当たったので、これはいかん、と。こんな記事をその日にアップすることはできないし、それにその日は観音様の御慈悲に縋って福島の記事を載せようと思っていたので。
それに、もうさっさと【海】を終わらせたい気持ちもあり、というのか、もともと今年度中には終わらせたかったけれど、この分だと越えてしまいそうなんですね。ま、仕方ないか……
夕さんちのアップのスムーズさに比べたら何の、ですけれど、何とか頑張ります。

> P.S. 「愛の水中花」?
> (古っ!)
あ! やっぱこれヤバいですかね? 同年代発見器?
コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2016/03/09 07:38 [edit]


たぶん、愛

更新、お疲れ様でした。
「愛の水中花」ですか~。昭和ですねぇ(遠い目)

で、真。
誰かさんのせいで、グルグルしたりグラグラしている美和ちゃんや仁さんを横目に、なに一人だけいいことしてるんですかっ!
もうなんか、登場人物たちの愛憎を一身に引き受けてますね。さすが主人公。
この姐さん、もしや真の……と思ったら、人違いだったみたいです(爆)
ナニのあとに、呑むかいって、順番が微妙に逆なような。でも、キップのいい江戸っ子って感じで、仁のヨメには似合っていると思うんですけどね。美和ちゃんには、悪いけど。

ボランティアのことは、私も聞いたことがあります。なんというか、すごいことだなぁと思います。捨身行的な感じ……いや、そうじゃないか。う~ん、よくわかりません。
でも、ぐずぐずしている男を、優しく受け入れ、しっかりと癒してしまう。こういう女性の後押しって、真には必要だったんだろうなぁ。

まだまだ京都は遠いみたいですね。
でも謎解きも楽しみだし。次話、お待ちしています。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2016/03/09 18:56 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

お。ここにも昭和歌謡に反応してくれる人が……(^^)
ほんと、さすがにこの辺りになると知っている人は知っているけれど、って世界でしょうかね。でもこちらに遊びに来てくださる方々はかなり反応率が高いということが分かりました^^; えっと、深く追求するんはやめましょう! うん!
でも、昭和歌謡は私の中では名曲揃いで、やっぱり場末の酒場に似合うんですよね~。このシリーズは、人物の動きとか感情も、実はかなり昭和っぽい。なんてのか、あまり感情を人にぶつけない真でも、心の中では結構沸騰していて、そういうのが昭和っぽいんですよね。決して平成ではない……^^;
きっと平成の方々には全く理解できない世界なんだろうなぁ~(遠い目)

> で、真。
> 誰かさんのせいで、グルグルしたりグラグラしている美和ちゃんや仁さんを横目に、なに一人だけいいことしてるんですかっ!
あ。ばれてました? そうそう、実は一人で結構いい思いを……(こほん)
彼も彼なりにぐるぐるしているのですけれど、なんか方向が間違ってますよね。渦の中心には行きたくないので、本当にあっち行ったり、こっち行ったり、で、あちこちでいいことしちゃって。ま、主人公の特権ってことで?
この人、傍から見たら「冷たい」感じを受けると思うんですよ。でも、中身は結構ぐつぐつで、かなり激しいところがありまして(野生……)。実は、二代目真がかなり直情型なので(すぐ沸騰する。詩織のパパ)、何であの先祖からこんな子孫が、と思っていたのですけれど、こうして改めて昔書いた作品を確認しながらアップしていると、うわ、結構ぐるぐるの激昂型だった……と改めて「血は争えぬ」「血は水より濃い」とか呟いているのでした。

> この姐さん、もしや真の……と思ったら、人違いだったみたいです(爆)
え? っと、あ、将来の嫁とか? あ、それはありかも!(しまった、その手があったか!)
確かに、マコトには(にゃ~……だから違う!)、真にはこういう啖呵切る系の肝っ玉系の女があっているのですよね。美和ちゃんはなんだかんだと言ってもまだ乙女で、この男をあしらうには可愛すぎたのかな。いや、というよりも、周りが悪すぎた?
でも、この姐さんとだったら、マコトは(みゃあ~……だから、違うって)、真はもしかしてハッピーだったかもなぁ。う~む。世の中上手くいかないものです。真の嫁はもっと幼いので(性質的に)、似合う似合わないから言うと、カップリングとしては「何でこの女?」的な感じなんですよね。
 
> ナニのあとに、呑むかいって、順番が微妙に逆なような。でも、キップのいい江戸っ子って感じで、仁のヨメには似合っていると思うんですけどね。美和ちゃんには、悪いけど。
うむ。確かに飲んでいい雰囲気になってからことに至る、のが手順でしょうか。でも、真の方がちょっと頭に血がのぼっていましたので、先にそっちを片づけてから、ゆっくり飲むという順番にしたのでしょうか。きっと、事は簡単に済むけど、飲むのはゆっくり飲みたかった?
いや、できた女です。仁の嫁には合っていたんですけれどね。
そういえば、書評で、ある作家さんの作品の中で「この女とこの男ならいいカップルなのに、何故かくっつかない」ってなことを書いていたのを読みましたが、本当に「何故かくっつかない」んですよね~。美和と仁だって、あんまりバランスのいいカップルじゃない。なのになぜか離れられない。

> ボランティアのことは、私も聞いたことがあります。なんというか、すごいことだなぁと思います。捨身行的な感じ……いや、そうじゃないか。う~ん、よくわかりません。
うん。これは私ももうさらりと流そうと思いまして。崇高なお仕事であるような気がしますが、大変だなぁと。でもこの人は、きっと潔くやってるんだろうな。

さて。京都です。遠いですよね~。新幹線ひかり号。今見るとあの丸っこい鼻が可愛い0系かな? 早く乗ればいいのにな~。でもその分、感動的な再会が?(いや、それがまたあっさりなんですよね。まぁ、照れ隠しかもしれませんが。)
謎解き、ってほどのものはもうないのですけれど(あんまりにも更新がゆっくりなので、もう何が謎だったのかさえ分からなくなってるなぁ。まぁ、推理小説じゃないから、いいか!)、始末書ってかんじの37章。添島刑事の説明と、深雪と澤田の語りを聞いていただいたら、色んなものが上手く解けるのじゃないかなぁと思っています。
シーンとしては、真と深雪が2人で、昔の澤田の取材手帳や新津圭一の手紙を読む下りは結構好きなんですけれど、盛り上がりはない^^; 澤田と真の会話も好きなんだけれど、やっぱり盛り上がりはない^^; う~む、まぁ、ドタバタクライマックスはあのラブホテルの廃墟だったので、後はぐるぐるをもう少し続けます(って、宣言するようなこと?)。
というわけで、もう少しお付き合いくださいませね。
コメントありがとうございました!!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2016/03/09 23:45 [edit]


相当年齢に達しております

いあ、達するどころか、はるかに飛び越えちゃっておりますがー(><)

平手打ちーは愛のむちー(水中花?)
二人の間に交わされたのは究極のボディーランゲージですね。
無骨なお叱りも必要かもしれないけれど、柔らかく包み込まれるように癒されるのも必要。
この姐さんにボランティアしてもらって、真にまた少しインプットがあったかな。

次の第37章は始末編なのですね。こうなったら、真には納得いくまで彷徨ってもらいましょう。
やはりスッキリしないところがあると、それを抱えたまま会いに行っても、筋は通らないかもしれませんね。
みんな真の事よくわかっているから大丈夫でしょう。
井戸のようなあの人も再登場ですかね。

けい #- | URL | 2016/03/11 22:54 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

そして、相当年齢に達していただいていてよかったです(^^)
っても、何だか世間様によくあるようなもう少しご期待に?応えられるようなえろだといいのですけれど、なんかそういうのが書けませんで……何だよ、たかがこれでR? とかって怒られそうですよね。でもまぁ、相当年齢でない方には適切な読み物とは言えませんので、一応レッテルつきです。
これでも結構頑張っているのですけれど、なんか格闘技系になってしまいまして。せっかくいい女とのひと時なのだから、もっとお洒落なのを書きたかったのですけれど、無理みたい。この話、なんか方向間違ってるなぁ。

え、と。けいさんは愛の水中花リアル知ってる世代、ではありませんか? あ、いや、余計なことを書くのをやめようっと。これってほんと、危険な同世代発見器。でも、水中花、懐かしいんですけれどね。松坂慶子さんと言えば、私の中では毛利元就の継母。あれはもう、森田剛くんと言い、私の中の究極の継母と継子でした。それに橋之助さん(現・8代目芝翫)も良かったしなぁ~(*^_^*)
で、平手打ちは、まぁ、多分この女から見ると、真はらりっていたのですね。いや、あぶないおクスリをやっていたわけではないですが、それに近い「大丈夫か、こいつ」だったわけで、とにかく殴る→いたす→飲む、という順番で正気に戻した方がよさそうだ、と(根拠なし)。
うん、ボディーランゲージ。いい表現ですよね。まさに、ごちゃごちゃ口で言っても分からんだろうから、行為で示すみたいな。そもそも、真は喋ったらろくな方向へいかないので、殴るにしても噛むにしても、そのほうが伝わりやすいのかもしれません。そう言えば竹流は、口では負けると思ったらしい真に、噛まれたことがあります(猿です)。
お姐さんにしてみたら、これこそ究極にボランティアが必要な男だったわけなんでしょう……そう考えると、真ってほんと、ダメダメなやつですね。この人、食べ物にしても、美味い・マズイがよく分からないタイプで、基準は「腐っている・腐っていない」って原始的。それなのに、あんな究極の美食を追及する男にご飯を作らせて、しかもその男に教えを受けた姫にもご飯を作らせて、あまりにも贅沢な……これこそ猫に小判、豚に真珠。このお姐さんのボランティアだって、もったいないです。
でも、主人公の役得ということで、許してやってください^^;

そして。37章は始末編、なのです。何しろ、誰も気にしていないかもしれませんが、深雪と澤田の話が全く片付いていません。新津圭一の事件の後始末も。そして、何よりもフェルメールのマリアはどこやねん!って話ですし。主人公2人の行く末の方が問題で、そんなこともうどうでもいいやって思われている方もいるかもしれませんが(え?)、やっぱりこの始末はつけないとね! 寺崎昂司の告白シーンに引き続き、またもや書いている方としては異常に力の入っていたこの澤田絡みのシーン。
実は、最初の予定では澤田はこの時点では死んじゃってたのですけれど、寺崎昂司の亡くなるシーンで疲れすぎちゃった私……もう誰かが死んじゃうシーンは書くのがしんどい、と思って、おかげで澤田は命拾いしました。でも、やっぱりこれでよかったな、うん。澤田の言葉を聞かないと、真は納得いかないでしょうし。それにマリアにも会わないと(会えないけれど)。
でもそんな悠長なことしていて、飛行機がローマへ飛んで行っちゃわないのか、ってことなのですが……そこはまぁ、最後のあのこわーいおじちゃんの話を聞いていただいてからにしましょう!

> 井戸のようなあの人も再登場ですかね。
井戸のようなあの人? あ、唐沢ですね~。そうそう、井戸。でも何かあると思って底まで行ってみても何もない、からっぽの唐沢^^; いや、でも実は刑務所の中なので、彼は出てきません。でてくるのは三上との会話の中だけなのですが、うん、それでも十分に存在感のあるおっチャンです(^^)
何はともあれ、次回の三上家での会話、そして添島刑事との会話、お楽しみいただけたら嬉しいです(^^)
コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2016/03/12 02:30 [edit]


いつも思うけど

やっぱりオスは本来、メスの体と交わる時だけ、安息に似た心地よさを得られる仕組みになってるんだろうなあ~。
構造的に、きっとそうなんだ。
真を見ていると、そう思ってしまいます。

でも、なんだろう、福嶋と寝たって、他の男と寝たって、切なさは湧くけど嫉妬に似た気持ちにならないのに、女と寝られちゃうと妙に穢された気持ちになるのはなんでかなあ。深雪の時もそうだったし、美和ちゃんの時もちょっと思った。

でも、この女は確かにすごいですね。
仁の気持ちも、真の気持ちもサラッと言い当てる。
真理をついてる。
そうだねえ、仁は、人に惚れるんですよね。男や女は関係なく。
ある意味ここの登場人物たちはみんなその傾向があって。
だから厄介なほどバトルになっちゃう><
そこがいいんだけど^^

最後に女が言った一言。
真に響けばいいなあ~~><

lime #GCA3nAmE | URL | 2016/03/12 12:18 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

> やっぱりオスは本来、メスの体と交わる時だけ、安息に似た心地よさを得られる仕組みになってるんだろうなあ~。
うん、そうなんですよね。真はそもそもが野生というのか素というのか、中身としては相手の性別がどうというのではないのだろうと思います。って、手あたり次第ってわけでもないのですけれど。いや、そうでもないか。
そう言えばその昔、すごく節操のない、感情の起伏がほとんどなくて自分では何やらない主人公ってのを書いたことがありますが(主人公が何もしなくてもどれだけ話を進められるのか、という実験?)、本人があまりにも何もしないと周りが動くので、それなりに話は成立するなぁと思っておりました。で、この主人公が私の話の中では一番節操がないと思っていたのですが、最近、真も実はかなり節操がないということに気が付きました。でもぱっと見にはそれほどにも見えない、かな? 作者の贔屓目かな? 欲望に弱い系なのかも。野生動物の感覚だからなぁ……

> でも、なんだろう、福嶋と寝たって、他の男と寝たって、切なさは湧くけど嫉妬に似た気持ちにならないのに、女と寝られちゃうと妙に穢された気持ちになるのはなんでかなあ。深雪の時もそうだったし、美和ちゃんの時もちょっと思った。
おぉ。何だかこれはちょっと嬉しいお言葉、のような気がします(^^) 真はlimeさんに愛されている、とちょっとうぬぼれちゃいそうです。そうそう、そもそも竹流のもののはずなのに(?)、相手が女だとそのままかる~くさらわれちゃいそうですしね。男の場合はどんなに頑張っても竹流には敵わないだろうと思える けれど。
何はともあれ、ありがとうございます(^^)
この先も、ますます真の魔の手が?limeさんに届きますように(*^_^*)

仁は仁義の世界で生きているから、愛や恋も大事だけれど、やっぱり何よりも人としてどうであるかってことの方が大事なんですよね。でも、その先についつい「惚れてまうやんけ~」ってのがくっついているのがややこしいのですけれど。
このあたりでは仁はやっぱり「美和のような普通のお嬢ちゃんには無理だ」と思っていたのだと思います。美和は結局無理して付いていこうとするのだけれど、その先どうなるのかはまた次作でお楽しみいただければと思います。
恋愛にしても、それ以外にしても、人と人の関係が深いから、物語って生まれるんですよね(*^_^*)
limeさんの物語も、皆さんの物語も、人と人の間にある「何か」が物語になっているとしみじみ感じます。
これからも共に頑張りましょうね!

> 最後に女が言った一言。
> 真に響けばいいなあ~~><
うんうん。でもね、真ったら、最後の最後まで「俺はもうずっと前に言ったのに!」って言ってましたよ^^; ダメだこりゃ。
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2016/03/19 11:53 [edit]

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