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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

[雨175] 第37章 絵には真実が隠されている(5)開かれた扉の向こう 

【海に落ちる雨】第37章その5です。
澤田から(あるいは蓮生家、新津圭一からも)託されたフェルメールの絵を持って真が訪ねたのは、竹流の仲間で恋敵?の葛城昇のゲイバーです。こんな状態で行ったら餌食になりそうだけれど、そこは百戦錬磨の昇が上手くあしらってくれるでしょう。
37章の最終回、この次はいよいよ本編最終章です。静かにラストスパート。

 登場人物などはこちらをご参照ください。
【海に落ちる雨】再開に向けてのキーポイント
【海に落ちる雨】登場人物



 空の遠くで雷鳴が続いている。
 澤田の隠れ家を出て空を見上げると、重い雲が港の方向に溜まっていた。この季節ならまだ空は明るいはずの時間だったが、遠く低く唸るような雷鳴は、特殊効果で薄暗く演出された倉庫街の景色に似合いすぎるほどの音響を加えている。
 雨の気配はまだ遠いが、空気の湿度は十分に重くなっていた。

 真は新宿に戻り、事務所には顔を出さずに、二丁目の路地を入った。
 重い湿度と曖昧な闇の予感の中で、『葵』の赤い文字は、鈍い光で大きな火の玉のようになって路地の奥で揺れている。そうか、彼には源氏名があったんだった、と改めて不思議な思いがする。
 扉を開けると、敵か味方かを見分けようとする黒服の男のいつもの視線にぶつかる。

 店内には既に客が溜まり始めていた。彼らの視線が真に絡みつく。値踏みをするようなねっとりとした視線も、今日は苦痛に感じなかった。真は、福嶋に言われた通り、今自分が意識なく誰かを誘い込むような目をしていることを、何となく自覚している気がした。
 カウンターではなくテーブル席の面倒をみていた葛城昇が、幾らか驚いたような顔で真を見る。昇は黒服に目で合図をして、真をカウンターの隅の席に案内させた。

 座りながら後ろの気配を窺うと、昇がこの店の中でしか見せない、商売用の優雅で妖しい笑みを浮かべて、客に何か答えていた。真は背中に向けられる複数の視線を思い切り意識しながら、カウンター席に座った。
 カウンターに絵の入った筒を置く。

「お前、まずいよ」
 程なく昇がカウンターの内に入ってくる。昇は細身の黒革のパンツと白いタンクトップという姿で、相変わらずどういう格好をしていてもこざっぱりと妖艶な気配を潜ませている。
「自覚してるって顔だな」
 真が何も言わないうちに、昇はグラスを取り出し、見覚えのあるコニャックのデカンターボトルを取り上げる。
 その時、真の肩にすっと大きな手がのった。

「それ、私に奢らせて頂けませんか」
 丁寧な口調だった。上品な夏物のスーツを着た五十代と思しき紳士は、隣に座りかける。
「先生、申し訳ない、この人は客じゃないんです」
 昇は相手を気遣うような優しい口調で言った。それは失礼、と紳士があっさりと引き下がる。それでも、気が向いた真が振り返り、逆に誘ってこないかを待つ時間だけはかけて、微かに失望の気配を落としていく。

「お前、痩せたな。大丈夫か」
 真は頷いた。昇はコニャックを真に差し出す。
「全く、お前、危なっかしくて怖いよ。そんなフェロモン撒き散らしてこの店に来るんじゃないって。ちょっと痩せたら、凄絶な感じになって健全そうじゃなくなるんだからさ、気をつけてくれよ。実は自覚してるんだか、全く無意識で分かってないんだか。お前が入ってきた瞬間、テーブル席、固まってたぞ。後ろの席にいたいささか下品な集団は、お前がネコかタチかってんで賭けてるしさ」

「ネコ?」
「つまり、女役か男役かってことだよ。長居すると相手を探してるんだって思われて、賭けの餌食になるぞ」
 真はコニャックを飲んだ。別れの杯にしてはよくできていると思った。ボトルには名前が書かれているわけでもなかったが、特別な人間のボトルであることは間違いがなかった。
「タチだろうってのが優勢だったみたいだけど」
 真は顔を上げた。

「お前が獲物を狩ってる雄に見えるってことだよ。ここの客は鋭いぜ。実際、お前は精神的にはどっちもありなんだろうし、むしろ責める側に思える。身体はネコにされちまってるんだろうけど」
 真は暫く意味を考えていたが、よく分からないままに放っておこうと決めた。昇は煙草を銜えて火をつけ、そのままその煙草を真に差し出す。真は抵抗なく受け取り、煙草を銜えた。

「花魁の吸い付け煙草」
 真が分からない顔で煙草を見ると、昇が面白そうに笑った。
「お前は俺の誘いを受けたってことさ。これで暫く誰も寄ってこない」
 真は、昇のほうこそ少し痩せたと思っていた。ただでさえ通って見える鼻筋が、くっきりと尖って見えている。
「キエフの老人は、まだこの絵を必要としているのかどうか、と思って」
 昇は暫くカウンターの上の筒を見つめていた。

「どこにあったんだ」
「貸金庫の中。新津圭一が新潟の蓮生家から預かって、新津圭一はそれを香野深雪に託していた。俺は中を知らなかったけど、その番号と印鑑は、香野深雪から預かって俺が持っていたんです」
 昇はほっと息をついた。
 真は言ってしまってから、絵は貸金庫の番号に姿を変えて、ずっと自分が持っていたのだと、今ようやく気が付いたように思った。青い鳥の物語ではないが、探し物は驚くほど近くに転がっていたというわけだ。
 大事なものはいつだって、そこにあることに気が付かない。

「キエフの爺さんは死んだらしいよ」
 昇はゆっくりと、言葉を真に理解させるように言った。真はもう一口コニャックを飲み、ただそういう間の悪さというのも人の世にはあるのだろうと考えた。
「じゃあ、竹流は間に合わなかったんですね」
 昇は自分の分もグラスについで、彼にとっても特別な人間のために置いてあるコニャックを味わっていた。

「それがその絵の運命さ。キエフの爺さんが本当に竹流を使って取り戻したかったのは、琥珀の地図じゃないかって話だよ。爺さんにとって、裁断されたフェルメールの古い絵のマリアなんぞ、救いにはならなかっただろう。むしろ帝政ロシアの幻の琥珀の間こそ、例のネオナチにとって大事な宝だったろうしな。まぁ、過去の亡霊みたいな爺さんの気持ちを汲んでやりたいっていう竹流の気持ちも分からんでもないけど、これはこれでいいと神様がおっしゃってるのさ」

 真は暫く、数奇な運命を辿ったマリアを包み込む筒を見つめていた。つまり、返すべき本来の持ち主がいないということなのだ。
「絵の下敷きにされたマリアが、竹流の傍にいたくなって、さっさとじじいを呪い殺したのかもしれないぞ」
 そうかもしれないと真剣に思った。
 この絵は、本当に竹流の手を待っているのかもしれない。深い倉庫の地下から現れたロシアの姫君の白骨死体が悲運の孫娘、蓮生千草の手で掘り出されるのを待っていたのと同じように、マリアもまた掘り起こしてくれる手だけを捜している。

「琥珀の地図はどこに? もしかして新潟県庁の会議室にあるのが……」
「だろうなぁ。もう御蔵皐月という天才贋作師もいないし、すり替える予定の贋作は御蔵皐月の死体の脇に落ちていて、いまや証拠品として警察のお蔵の中ってわけだ」
 真は煙草を吸い、そのままの手でコニャックを口にした。
「ま、大泥棒の復帰の最初の仕事は決まってるってわけだよな」

 復帰することがあれば、だけど、と昇は付け加える。だが、あの御蔵皐月が描いた贋作は血にまみれていたと聞いている。多少は京都府警の刑事の誇張もあるのだろうが、それも竹流の手なら何とかなるのだろうか。
「これ、預かってもらえないだろうか」
 昇はちらり、と筒を見る。
「いや、そいつは高瀬の爺さんに頼めよ。絵なら、あの人は喜んで預かるさ」

 真は顔を上げる。高瀬と葛城昇が仲良く話をしたとは思えないが、竹流の現在の状況について話をしていた可能性は大いにあると思った。
「行ってやるんだろう? 高瀬の爺さんほどじゃなくても、俺たちだって、チェザーレ・ヴォルテラに何の恩義もないってわけじゃないし、それに万が一にも竹流が死んじまってたらあの男がどれほど嘆いていたか、下手すると世界大戦でも始めてしまいそうな気もするからさ、俺は駆け落ちは勧められないよ。だけど、もうそろそろ腰を上げないと、飛行機が古の都へ飛んで行っちまうぜ。ま、幸い嵐が来そうだけどな」

 真は答えずに、筒を持って立ち上がった。
 ふと頭の隅で、あの日、京都の病院にやって来たチェザーレ・ヴォルテラを思い出した。病室で、包帯に巻かれた竹流の頭を包み込むように抱き、額に口づけていた男の横顔、慈愛と決意に満ち、静かな炎さえ湧き立っているように見えたあの横顔を。

 あの男がどれほど残忍なことをしようとも、息子を思う気持ちには微塵も翳りはなく、容赦さえない。真はもう一度、あなたにもそれができるか、と聞かれているような気がした。
「ブランディと吸いつけ煙草、ありがとうございます」
 葛城昇は煙草の煙を吐き出す。その煙の向こうで微笑んだように見えた。


 大和邸の門は、真のためならばいつも抵抗なく開けられる。そんな錯覚に陥るほど、その日の真夜中に真が車で乗りつけた時も、高瀬は待っていたように門を開けてくれた。多分、この執事には神通力があるのだと真は思っていた。
 高瀬は真が抱えているものを見て、そのまま真を応接室ではなく、アトリエに通した。

 どうして絵だと分かったのだろうと思いながら、真は高瀬がアトリエの扉を開けるのを見つめていた。
 もともとパーティを行う広間として使われていたアトリエは、天井も高く、あたかも美術館のギャラリーのような印象を受ける。竹流が所狭しと並べているイーゼル、幾つもの作業台、それぞれが何らかの役割を果たしている棚や引き戸、複雑な薬品類の臭い、いつも一定に保たれている温度と湿度が、今も静かに主人の帰りを待っていた。
「明日、早速、ギャラリーの者を呼びましょう。巻かれたままの状態では絵を傷めてしまいます」
 高瀬はそう言って、真の手から筒を受け取った。

「預かっていただけますか」
「指輪はお預かりできませんが、絵ならば、勿論でございます。旦那様がお戻りになられるまで、できるだけ良い状態でお預かりいたしましょう」
 真はふと、高瀬がいつもより饒舌ではないかと思った。それは昨日の長い科白から受けた印象ではない。
 いつもの高瀬なら、『指輪はお預かりできませんが』などと無益な修飾文節は言わない。高瀬は、今、真の心のうちをどう感じているのだろう。それを知りたいという、奇妙な感覚に襲われたが、真は結局何も言わなかった。

「確かめなくてもよろしいのですか」
 真は何を言われているのか分からなくて、高瀬の顔を見つめる。この老獪な参謀は、恐らく何かを見聞きしてもその胸に仕舞って静かにそこに立ち続けるのだろう。
 高瀬は黙って真の顔を見つめ返していた。

「この下に描かれているものを、ですか」
 返事がないのは肯定ととる。
「これは、僕が見ても意味がないものです。彼が必要としたものであり、この上に重ねられた絵具の下から彼がいつか彼自身の手で掘り起こすまでは、この絵の下のマリアは待っているのでしょう」

 そう、蓮生家の倉庫の地下に埋められていたロシアの姫君が朽ち果てようとする骨になりながらも、微かな己の血を頼りに、孫である千草の手を半世紀以上も待っていたように、このフェルメールのマリアは、その表に描かれた贋作の下で、気高い魂の奏でる微かな音だけを頼りに、一世紀以上の時を越えた今も竹流を待つだろう。そう信じたかった。

 その日、真は大和邸に泊まった。
 高瀬は真を大和邸の主人の寝室に通し、そのまま姿を見せなくなった。扉が閉まる前に駆け込んできたトニーが、ベッドの掛け布団の上で丸まったのを見届けて、真はサイドテーブルに竹流の指輪をそっと置き、ベッドに潜り込んだ。
 身体は密やかに興奮していた。

 この部屋の、このベッドの上で、真は初めてあの男に抱かれた。あの時と同じサテンのシーツの手触り、アトリエから出てきた後も身体に纏わりついていた痺れるような油絵具の匂い、ベランダの窓から吹き込んでくる風の囁きは、真の身体に脳の隅々にまで染み渡っていた。ただ、彼の手の温もりと、耳元で囁かれる異国の音楽のようなあの声が、今ここにはなかった。
 それでも、真は耳元にあの男の囁く声、柔らかいハイバリトンの音調を感じていた。
 真は目を閉じ、草に埋もれた脇道を探した。

 嵐の迫る時に感じる微かな興奮が、身体の内から湧き起こる気配があった。嵐は身体のうちを引っ掻き回し吹き抜けて、余計なものをふり落としていく。嵐の過ぎ去った後は雲が切れて、天から光が差し込む。細い脇道を、自分自身より遥かに背の高い草を掻き分けて進むと、突然身体を締め付けていた鬱蒼と繁る草が途切れる。
 突然開かれた扉は、今、世界を真っ白に染めた。
 この景色を、真は随分昔に見たような気がしていた。

(第37章了、第38章へつづく)





さて、いよいよ本編最終章、第38章『そして、地球に銀の雫が降る』です。かなり長い章なので、6回分くらいありそう。一体彼らはちゃんと会えるのか? って心配になるような展開ですが、まぁ、あの人が放っておくわけがありませんよね。
こんなに引っ張っておいて、そんなあっさり? ってことになりそうですが、お楽しみに(*^_^*)

<次回予告>
 だが、真が恐れているのは、もしかして竹流を守るために自分がまた他人の身体に刃を向けなければならないかもしれない、ということではなかった。今はただ、竹流の顔を見る勇気がないだけだった。竹流の感情に触れるのが、それが真にとっても正であっても負であっても、ただ最も愛おしいあの心に触れるのが恐ろしいだけだった。
 何故、恐ろしいのかと聞かれても分からない。ただ身体が強張っていうことをきかなくなってしまう。
 寺崎昂司や御蔵皐月の最期の姿を見たとき、真は彼らの感情の内を誰よりも知っているのは自分だと思った。いつか真も、彼らのように狂うほどにあの男を求めるかもしれない、求めながら狂っていくかもしれない。いや、もう既に狂い始めているのかもしれないのだ。
 そのことは、多分、美和も仁も、あの仁の従妹も、三上も、深雪も知らない。ただ寺崎昂司と御蔵皐月だけが知っていた。あるいは村野花、あの女もだ。
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Category: ☂海に落ちる雨 第5節

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コメント


へえ〜

こんばんは。

「花魁の吸い付け煙草」ですか。
今の(じゃなくて昭和の、か)ゲイバーに、そういう風流な習慣が受け継がれていたとは。
妙なフェロモンは、あちこちで出血大サービスしないで本命の所にとっておけばいいのに、困った人ですね。

それに、残り香にくるまって悶々とするくらいなら、「さっさと行け」と会話する人ごとに言われているのに、本当に……。

そういえば、本物のフェルメール、いったいどんな状態になっちゃっているんでしょうね。楽器もそうですけれど、絵も保存状態とても大切ですよね。高瀬がそういうことを心得ている人でよかった。

それに、そうか。竹流が返したかった本来の持ち主が亡くなってしまったので、だから詩織の代までこのカップル(?)の子孫が持ち続けることになるのですね。

この顛末も氣になりますので、ぜひあっちの続きも書いてもらわないと!

そして、いよいよ最終章、新幹線に乗るつもりになるのかな。クライマックスを楽しみに読ませていただきます。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2016/04/20 04:46 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

> 「花魁の吸い付け煙草」ですか。
> 今の(じゃなくて昭和の、か)ゲイバーに、そういう風流な習慣が受け継がれていたとは。
うはは。これはきっと昇の店のローカルルールだとは思いますが、ゲイバーって、結構こんな風習が残っていたりするのかな、意外に風流な人がいたりするような気がします。こんな「こっそりルール」でみんな水面下でコミュニケーションを取っているって、花街の風雅なところですよね。まぁ、いいことばかりではないからそういうのがまた残るのかもしれませんが。

> 妙なフェロモンは、あちこちで出血大サービスしないで本命の所にとっておけばいいのに、困った人ですね。
ほんと、困った人です(@_@) なんかね、今きっと欲求不満? 変な意味じゃなくて^^; 自分の思うように動いていないのかもしれませんが、義務と義理に厚いところもあったりして、そっちを先にしちゃってるから……でもまぁ、ここまでやって、やっと納得しているのかもしれません。あ~、何で他所で出血大サービスしてるんでしょ? えっと~^^;
> それに、残り香にくるまって悶々とするくらいなら、「さっさと行け」と会話する人ごとに言われているのに、本当に……。
にゃはは。いやいや、本当にマイアにも瑠水にも負けないぐるぐるぐる。

絵の方はこの状況ではいかん、と思うのですが、まぁ、蓮生家でもきっと分厚い壁の土蔵の中とかで、貸金庫にしても一定の環境下なので、湿度や遮光や温度はいいと思うのですが、何よりも分かってない人が丸めてるからな~ そこが心配です。でも、きっとプロたちが何とか守ってくれるに違いありません! マリアの顔だけ無事だったら、いいとしなくちゃ。
でもホンモノ、いったいどこにあるんでしょうね。キャンバスの布地が少ない時代、売れない絵は裁断して、小さなキャンバスにして新しい絵を描いて売っていたというから、何かの絵の下敷きになっているかもしれないと、想像です。
詩織の嫁入り、さらりとこの絵のことを書こうと思っています。ほんとだ、早くゆっくり書ける時間が欲しい…・・(職場お引越し中でばたばた)

> そして、いよいよ最終章、新幹線に乗るつもりになるのかな。クライマックスを楽しみに読ませていただきます。
はい。よろしくお願いいたします!
でも予告だと、まだうだうだ言ってる? 本人はまだ踏ん切りがついていませんが、周りがもう放っておかないでしょう(^^)
コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2016/04/20 08:11 [edit]


ほお~

更新、お疲れ様でした。

真、絵を持って徘徊してますね。
結局は、本来の持ち主じゃないけど、まあ落ち着くところに落ち着いたってことでしょうか。高瀬さん、いろいろと心得ていますなぁ。さすがは執事の鑑。

昇の店でのやりとり、「花魁の吸い付け煙草」っていうくだりは、私も風流だなぁと思いました。
吉原が全盛だったころの、遊女からのアピール、だれかれ構わずじゃないよっていうプライドみたいなものも感じられますね。
真も、あまり色気の安売りは、しちゃだめですよ(笑)

ぐるぐる真、昇に尻を叩かれて、オマケに竹流との初夜(書いてから赤面した)のベッドで、ついに行くべきところに気づいたのかな。
あ、でも、イタリアが脇道? 探偵稼業が本道?
だめだ、なんかこっちまでぐるぐるしてきた。
真、東京駅あたりで立ち往生してないで、さっさと新幹線に乗っちゃってくださいな。

次章も、楽しみにしております。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2016/04/20 19:33 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

そういえば、密かにタイトル遊びが続いていますね(^^) ぼや~っとしていて、気が付きませんでした^^;
気が付くとやっぱり面白い(^^)

はい。マコト、じゃなくて真、徘徊しているみたいですね。自分の行き先がよく分からなくなっているみたいです。思わず自分のところに転がり込んできた絵だけれど、真にとってはまさに猫に小判、価値なんて全然わからない人ですから、何がそんなに重要なのか、よく分かっていませんし……
でも、落ち着くところに落ち着きましたね。大和邸にあれば、きっと何とかなるでしょう。いや、高瀬の手元にあれば何とでもしてくれるはずですしね(うん、執事の鑑)。
そしてやがて子孫の手に受け継がれていって、詩織がこれを持って嫁入りするはず(*^_^*)

「花魁の吸い付け煙草」に風流を感じていただき、ありがとうございます。吸いつけ煙草って、ちょっと色香があって、いいですよね。それを妖艶な美女がしてくれると……でも、ここはゲイバーですけれど^^; でも、昇はちょっと妖艶なムードあり、なので、あながち外れていないかな。真とは違う方向へのイメージですけれど。
真の方の色気は、どちらかというと、普段は全然なのに、何かの拍子に漏れ出てくる系なので(しかもどちらかというと、野生のヤマネコ系)、まぁ、普段は大丈夫、ということで。今ちょっと壊れているから、かもしれません。
誰彼かまわずじゃないよ、うん、きっとあれこれたくさんの不自由がある中だからこそ、そこでぎりぎりのラインを必死で守ろうとしていたのではないかと思ったりします。

> ぐるぐる真、昇に尻を叩かれて、オマケに竹流との初夜(書いてから赤面した)のベッドで、ついに行くべきところに気づいたのかな。
あ~(私も赤面(#^.^#))、真はきっと最初からある程度覚悟もしていたはずなのですが、今回の事件ではあれこれ人間の欲望の極めのところを見てしまって、自分もそういう欲に憑りつかれてしまったような気がしたりして、そこが引っかかっているようなんですよね。竹流は真の立ち位置からは高嶺の花(変な表現^^;)なので、色んな気持ちになっているのです、きっと。
懐かしい場所?に立ち返ってみたら、気分の本当の気持ちに気が付くというのか、確かめられるものかもしれませんね。

> あ、でも、イタリアが脇道? 探偵稼業が本道?
あれ? えっと~、これはつまり……脇道というよりも寄り道? もちろん、本道は探偵稼業ですので、ここからは外れないようになるはず(どきどき)。私もぐるぐるしてきた……^^;
いや、この事態をあの男が放っておくはずがありませんね。もう網を張っていて、獲物がかかるのは待っているようです。その事情は次回、多分分かるかな?
新幹線に乗るシーン、もうすぐです(^^)
いつもありがとうございます!! また続きも楽しんでいただけると嬉しいです。

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2016/04/21 06:54 [edit]


ようやく

大和邸の門をくぐったあたりでほっとしました。
昇の店にいるときの真の雰囲気が一番(危なっかしくて)好きなんですがw、やっぱりここに居る真が一番落ち着いて見える。

昇の店での、まるで猟場のような空気がいいなあ。
この辺りはやっぱり漫画やアニメじゃ表現できませんよね。
360度の緊迫感って言うか、行きかう視線というか。
見えないところで交わされる会話とか。
漫画や映像では、画面に無いものの音や匂いを感じられない。
この時代でも小説が廃れないのはそんな部分だろうなあ・・・。
(で・・・でも、最近のラノベ作品にはそれが感じられないんだけど。自分のもふくめて)
文学とラノベの差って、区切りが分からなかったんだけど、その辺なのかな・・・と、大海さんのを読みながら、ふと思いました。

高瀬とトニー♡そしてあのベッド。
真の静かな興奮が伝わります。
あと、ここに彼がいてくれたら、もう何もいらない楽園になるのにね。

そんな日が、来るのかな・・・。と、妄想しながら、次回を待ちます。

lime #GCA3nAmE | URL | 2016/04/21 07:43 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

うん。何だかやっとホームグラウンドに帰ってきましたね~(^^) 色んな場所に行って、色んな人に会って、始末もつけて、でもそこは落ち着ける場所じゃなくて。そして、もちろん、最後に帰る場所はやっぱり新宿なんですけどね(^^)
あ。昇の店も新宿でした。そうそう、そこにいると何だか馴染めてる。野生の道産子ですが、何故か新宿だけでは生きて行っているのが不思議です。あまりにも両極端だと、かえって馴染んじゃうのかな。

そして、limeさんに昇の店の雰囲気を気に入っていただけて嬉しいです(いや、きっとお好きじゃないかと……)。あぁ、でもこの辺、描写しすぎるとウザったく長くなるので、結構文字を端折っていった箇所でして。うん、もうちょっと上手く書けてたら良かったなぁと後から思いました。
limeさんは想像力が豊かでいらっしゃるから、私のつたない文面からもあれこれ察してくださるので、きっとその場面を膨らましてくださったんだろうなぁ。実際に自分が小説を読むときに、細かい描写をかっ飛ばして読んでいる時もあって、きっと書いた人は一生懸命だったろうけれど、読む方としてはここはもう先に進ませてくれ、なんて感じになったりするんですよね。
この話ももうラストになって、そこでうだうだ描写してたら、もうどこまで長くなるんだ、この話! ってことになりそうで。その緩急もきっと大事なんだろうなぁ。小説でも漫画でも映像でも、表現の方法は違っても、しっとりと描写するところと、話を進めて読み手にノリノリになってもらうところとの緩急……どこか大事なところなんですよね。
文学とラノベの間くらい、が書けたらいいなぁ、なんて。

> 高瀬とトニー♡そしてあのベッド。
> 真の静かな興奮が伝わります。
あ。なんだか、TOM-Fさんの初夜と言い、この辺り、皆さんの脳内イメージも薔薇色になってくださっているのですね。実は書いている時は、恋愛小説じゃないもんと頑なに思っていたのですけれど、出来上がって後から読み返して、なんだ、これって結局ラブラブなだけの話じゃん、とあきれ返った次第で。その辺りが皆様にも伝わっていましたね……あ~もう、いいか!(恋愛小説じゃないのに←まだ足掻く)
トニーの♡、ありがとうございます(^^)
そうそう、みんな、大和邸には必須のアイテムばかりです。
もうしばらく、お付き合いくださいませ。いつもありがとうございます!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2016/04/22 02:28 [edit]


お天気の様子がいまこの場面と時を象徴しているようで素敵です。
ああ、せっかく絵が見つかり手元にあるのに、落ち着く場所を求めてうろうろとは。
最後は世代を超えてやっと落ち着くそうですが、とりあえずの住処は大和邸になるのですね。絵は語らないけど、人を人を語らせ人を動かすという感じです。
竹流が大和邸の主になったいきさつも今はわかっているので、ここにくるだけで、高瀬がいるだけでおおとなります。

ぷぷ。密やかな興奮。また眠れない? それとも逆に深~ぁく眠れてしまう?
トニーがしゃべれたらどんなコメントするのか聞いてみたい^^
扉は開かれた・・・? いや、すでにずっと開かれたままであって、あとは真が通っていくだけ?

けい #- | URL | 2016/04/22 17:22 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

はい、今はもう嵐が来る!って感じでクライマックスに向けて、ちょっと『台風クラブ』ちっくなイメージを出しております。お天気のことに気が付いてくださって嬉しいです。そう、嵐が近づいているんですよ。主人公はぐるぐるで、なかなか前に進みませんし、事態はまだ大きく動きませんが、お天気は上の方で大きく動いていて、こちらにじわじわ寄ってきている。その中で人間の営みは小さいんだけれど、お天気や気候に大きく感情は動かされる、そんな感じが出ていたいらいいなぁと思います。
と言っても、嵐が来る前にこの話は終わるのですけれど(^^)
あ、『台風クラブ』、ちょっと古すぎました? 大好き、なんです、あの映画。あの何とも言えない思春期の熱。

まだまだ落ち着き先のない真ですけれど、大和邸はひとつの心のよりどころですよね。なんていうのか、魂の根っこのところは浦河にあって、養分は大和邸のあのアトリエからもらって、そしていま、新宿で花が咲いている?
そして仰る通り! 絵の方は、大和邸に落ち着きました。ここがマリアの落ち着く先になって、いつかローマに行きます。そう、嫁入り道具として……「瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の われても末に 会わんとぞ思う」ですね。絵の下のマリア、根性が入っています。もしかするとこの根性で、世代を越えて修復師を待っていたのかもしれません!
高瀬、出番は少ないのですけれど、この物語の大黒柱ですから(^^)

> ぷぷ。密やかな興奮。また眠れない? それとも逆に深~ぁく眠れてしまう?
嵐が来てますからね~。なんか、気圧が下がると「来るぞ~」って感じになってくる? 違うか。でも、喘息の子どもが台風が近づいてくると、まだ結構遠いのに分かるってのといっしょでしょうか(^^) 密やかな興奮……呼吸困難?

> トニーがしゃべれたらどんなコメントするのか聞いてみたい^^
あ~、もう、トニーは結構喋るかもなぁ~。マコトよりは全然「大人の男」な猫ですが、色々言いたいことがあるのかも。あんなことやこんなことや……? 
はい。扉は、本当に開いていて、真がぐるぐるしていただけかもしれませんね。
引き続き、あと少し、お付き合いいただければとても嬉しいです。
コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2016/04/23 13:42 [edit]

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