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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【雑記・バトン】創作者バトン 

今日は久しぶりの休みで創作活動もちょっとお休み気分なので、canariaさんがされていたバトンを頂いてきました。
八少女夕さんも回答されていましたが、これ、結構長いですね。思ったよりも時間がかかって、三味線の練習をする時間が無くなっちゃった(@_@)


Q1 小説、漫画などの創作媒体は何ですか、またそれを選んだ理由はありますか。
小説です。他には選択肢はなかっただけで。
絵はそもそも描けないし……落書きは描けても人に見せるようなものは、ということです。詩も俳句も短歌も難しすぎる。でも小説が簡単というわけでもないので、なんとか曲がりなりにもできること、というところ、でしょうか。

Q2 主に行っているのは一次創作ですか二次創作ですか。
一次創作です。二次創作は実は難しいのではと思っています。余程その話の世界に精通していないとできませんよね。だってファンの人はいっぱいいるだろうし、その人たちに「これは違うよ」と言われたら駄目だし。

Q3 得意なジャンルは何ですか、また苦手なジャンルは何ですか。
・得意なジャンル
 あるかなぁ。あるような、ないような、ないような、あるような? 
・苦手なジャンル
 SFとかファンタジー系。世界を1から全部作るのが大変そうだし。短編ならあり?

Q4 作品を作る際にプロットや設定資料のような物を作りますか。
これはもう何回も答えているのですが、基本的にしっかりとしたものは作っていないのです。でも書いていないだけで、頭の中では同じような作業をしているのかも。
【海に落ちる雨】のようなものすごい長編は別にして、短編でも【清明の雪】くらいの中長編でも、基本的には一緒で、「起承転結」を決めて(これはほぼ必ず決める)、後は停まる駅の数を大まかに決めています。物語は路線図、またはすごろくのイメージ。で、駅の数は、短編なら4つだけだし、長編だと新快速が止まる駅(=大きな起承転結)の間にそれぞれ各駅停車の駅が4~5個あったりする。要の台詞は書きだしておくことはありますが、よくメモを失くす^^;
【海に落ちる雨】は多重構造なので、路線図は立体です。地下鉄もJRも阪急も阪神もある。あ、あれはピタゴラスイッチだった。でもあれ、ほんとのことを言うと、まったく書きだしたプロットはないのです。恐ろしい……
でも、どんな長さの話でも最初に「キラキラシーン」が浮かんで、それに向かってお話を作るので、物語の大筋があまり大きくぶれることはありません。「キラキラシーン」は、この場面・この言葉を書くために私は今書いている、という目標地点。読んでくださった人がキラキラしてる! って思ってくださるかどうかはわからないけど^^;
真シリーズは年表があります。息子(慎一)までで、あとはいい加減ですけれど、大体結婚年齢というのか子どもができる年齢は決まっているので、そんなに大きくはぶれません。
今頭の中にある時代小説は、真面目にプロットと設定資料を作らないとなぁと思っています。そうなると、初挑戦?

Q5 創作中に設定の練り直しや、文章の推敲等は行いますか。
設定が変わるような話は書いていないので、ひとつの話の中では基本的に大きな変更はないのですが、書いているうちに登場人物の意味づけが少し変わることはあります。多分、書いているうちに作者の思い入れが変わってくるから? ただし、主要人物では、それはありません。主要人物がぶれると、それこそ書いている意味付けが変わるから。
ただ、ひとつの話の中では設定は変わらなくても、シリーズものになると、変更があることもあります。特に何回もぶれたのは相川真の嫁の設定。これはまた物語の中で。
文章の推敲は常に、いつでも行っているつもりだけれど、これが一番曲者。直しても直しても直しても、どうしてもうまくないんですよね。

Q6 Q5を答えた方でその際に修正に気がとられて創作が先に進まなくなることはありますか。
う~ん。修正は気になった時にします。創作が進まなくなるほどではないかな。
それよりも、八少女夕さんと同じで、ブログの記事を書いていて進まなくなることはあるかも。

Q7 ジャンル、メディアを問わず、自分に大きな影響を与えていると思う作品はありますか。
これまで創作の面で影響を受けてきたもの、ということで。
<小説>
夏目漱石『こころ』『それから』/サリンジャー『ナインストーリーズ』『フラニーとゾーイー』他グラース家の物語/辻邦夫『背教者ユリアヌス』/トルストイ『戦争と平和』/ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』/池波正太郎『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人梅安』/司馬遼太郎『竜馬がゆく』/村山由佳『星々の舟』/浅田次郎『霧笛荘夜話』
<映画>
タルコフスキーの全ての作品/『ミツバチのささやき』/『ゴッドファーザー』/『アラビアのロレンス』/『ドクトル・ジバゴ』/『未知との遭遇』/『シネマ・ニューパラダイス』/『シンドラーのリスト』/インディ・ジョーンズシリーズ/『風の谷のナウシカ』/『もののけ姫』
<漫画>
竹宮恵子『ジルベスターの星から』『変奏曲』『地球へ…』/萩尾望都『ポーの一族』『トーマの心臓』/花郁悠紀子(全ての作品)/いがらしゆみこ『キャンディ・キャンディ』/池田理代子『オルフェウスの窓』/浦沢直樹『マスターキートン』/細野不二彦『ギャラリーフェイク』……きりがない。
最近の作品でも好きなものはあるけれど、影響を与えられたのはやっぱり昔に読んだものばかりかも。ここに挙げたのはみんな、書いた・書いている作品に影響していると自覚しているもの。
竹宮恵子さんは、私がサインをもらいに並んだ最初で最後の漫画家さん。『キャンディ・キャンディ』は幼心にラストにおののいた。「え? この恋は実らなくていいの? 人生って思うようにならないのね」と最初に思わせてくれた衝撃的な少女漫画(私はテリー派)。
詩は竹宮恵子さんの漫画によく出てくるところから、あれこれ渡り歩きました。全ての詩人の全ての詩、ということはないけれど幾つか好きなものがあって、その世界を表したいと思うことはある。日本の詩ではそらんじて言えるほど好きなのは、伊良子清白『安乗の稚児』と土井晩翠『希望』。
ドラマでは2時間ドラマの『京都殺人案内』。これがきっかけで京都に住んだから。
音楽についてはころころ変わるので敢えてここには書かないけれど、クラシックでは故・若杉弘さん(指揮者)なしには語れない……(恐れ多くも、慎一のモデルのひとり)

Q8 スランプ等は経験したことがありますか、その原因は何だと思いますか。
いつもスランプと言えばスランプ。でも、別にプロの方のように、何が何でも書かなくちゃならないってわけでもないので、書きたいときしか書かないから、スランプだと意識したことはないです。仕事とか日常が忙しくなったら、10年単位で書かなかったこともあるし、数年書かないことなんてよくあること。

Q9 自分が創作を行う際の目的や原動力はなんだと思いますか。
目的……は特にないかな。原動力は、彼らをこのままにはしておけないから。

Q10 作った作品は公開していますか、またその方法は何ですか。
公開はこのブログのみ。

Q11 こういった作品は好きになれない、苦手だというようなものはありますか。
本屋に行くとまず数ページ読んでみる。文章自体が「無理」と思うものがある。その基準が何かはよく分かりません。ジャンルに関しては、SFもファンタジックなものも読まないわけではないのです。好んで手を出すかどうかは、多少ありますが。

Q12 あなたの作品を色にたとえると何色だと思いますか。
くすんだブルー。目指しているのは、5月の新緑の色。あの同じ緑でもいろんな色がある、明るいのも暗いのも、少し赤みを帯びたのも黒っぽいのも、あの何とも言えない緑。

Q13 あなたの作品を風景にたとえるとどのような風景だと思いますか。
雨の日の寺院。雨に濡れた鉛や茅葺の屋根、石畳、雨の重みでしなっている木の枝、薄暗いお堂の中に立ち並ぶ御仏。……だったらいいな。

Q14 自分的には良い出来だと思う作品、真剣に作った作品が、他人からは評価を受けなかった場合はありますか。
そこまで「良い」と自信を持って思ったことがないので……どの作品も真剣に作ってはいるつもりだけれど、評価を気にするような場所に出したことはないので、何とも言えません。それに読んでくださっている少数の読者さんは、皆さん、お優しいので……

Q15 Q14とは逆に自分では失敗作だと思った、手を抜いていた作品が、他人から評価された場合はありますか。
失敗作だらけと言えば失敗作だらけだけれど、それなりに一生懸命書いてブログにアップしているので、手は抜いていない、はず。逆に、意外に評価された、というようなまでの事もなかったような?
あ、でも、ホラーから起こした恋愛小説で、夕さんが「不覚にも泣けてきた」と言ってくださった時はちょっとびっくりして嬉しかった。あ、手は抜いていません!

Q16 自分の作品はどういった人に評価してほしいですか、またどのような人に見てもらいたいですか。
これはもう他人様任せです。読んでいただけるだけでありがたいのですから。
というよりも、そもそも私の場合、どうにもとっつきが悪い上に、読んでもらおう!という努力がないので、本当に読んでくださる方は奇特な方です。有難いです。

Q17 科学的な根拠や、現実性の追求等、リアリティにこだわりますか。
リアリティはあった方がいいなぁと思います。作ったお話なので、ある程度は胡散臭い部分も出てくるかもしれませんが、あまりに嘘っぽいと白々しいので、そうならない程度にはこだわっているように思います。前にも書きましたが、ある時代小説作家さんが、一番大切なことは「その時代にないものを書かないこと」だと仰っていました。
うちの場合、真シリーズは昭和の後半なのですが、今普通にあるもの(携帯とか)が普通になかったので、その辺は気にしています。逆に煙草を吸っていない探偵は不自然なので、しっかり吸っています。

Q18 創作を始めたきっかけは何ですか、またそれはいつ頃ですか。
きっかけ? う~ん。なんでしょう。小学生の時に嵌った物語は『リラの花咲く家』(今確認したら『若草物語』のオルコットの作品だった)。それを読んで、次に何をしたかというと、自分も乙女な話をメモ帳に書いていた。それが最初です。小学校の前半だったような。
次に嵌ったのは、少年探偵団シリーズ(江戸川乱歩の明智小五郎ですね)。やはり気がついたらノートに探偵ものを書いていた。相川真は、そういうわけで、明智小五郎から出発している。今はあんなダンディじゃないけれど。

Q19 ストーリーを前半、中半、後半に分けた場合、それぞれの場面でどういったことに注意しますか。
前半はとにかく書く。ここを越えないと話が続かないから。出だしを工夫するということがちょっと苦手。出だしの上手な人の作品を読むと羨ましいので、勉強しなくちゃ。
中盤、やっぱり頑張って書く。ここを越えたら最後まで行けそうと思えるから。書いている自分が一番だれるところなので、自分なりに萌える部分を美味しく入れています(人から見たらどうってことはないかもしれませんが)。
後半はどうやって畳むか、でしょうか。畳み方を決めないで書き始めることはないのですが、言葉を選んだり、そこ場面へ持っていくためのおぜん立てを考えたり。長編では最後の台詞にはかなりこだわります。【海に落ちる雨】は最後の台詞が、本編と終章の2か所にあるのですが、その言葉で全部畳めるように気合いを入れた、つもり。

Q20 創作をしていてよかったことはありますか、また苦労したことや悩みはありますか。
良かった、と思うほどの積極的なことはないけれど、読んでもらってコメントをもらう時は嬉しいです。苦労や悩み? う~ん。今はこれに集中できる時間がないこと、だけど、集中できるほどに実生活が暇になったら、それはそれで困るなぁ。仕事にはそれなりに情熱を傾けているつもりだしなぁ。

Q21 自分の作品に共通するようなテーマやキーワードはありますか。
あります。別に隠し事ではないので、基本のテーマは『再生』です。何が再生されるかは、読む人によってイメージが変わると思うので、お任せです。このテーマをいつも考えているわけではないけれど、自然にそうなっていくのです。
そのせいで、一度『イエス・キリストの生涯』を書き始めたことがあります。もちろん、民族指導者としてのキリストの物語です。初っ端にナザレの春について書いている時に、あぁ、そうか、キリストの復活ってこういう意味だったんだと理解して満足しちゃったので、その大胆不敵な試みは断念しました。

Q22 自分の作品の気に入らないところ、改善したいところはありますか。
出だしが下手。文章のリズムが上手くない。……それって基本的にダメじゃん。

Q23 過去の創作で一番気に入っている作品は何ですか、またその作品のどのような点が気に入っていますか。
ブログで公開したものの中ではやっぱり【海に落ちる雨】かな。これは【清明の雪】と対になっているので、片一方では語れないのですが、何しろ、気に入る・気に入らないというよりも、情熱(もしかして熱情)をもって書いたという自負だけがあるから。
【清明の雪】が真っ白な話なら、【海に落ちる雨】は真っ黒な話。腹黒い感じの真黒じゃなくて、漆黒の、色んな色が混じり合っちゃって、もうもとの色がよく分からないほどの深みの黒の話、ってかんじ。
短編では【明日に架ける橋】かな? 登場人物が胡散臭いから。

Q24 その作品のキャッチコピーを考えてみてください。
「たとえ俺が海に落ちた小さな雨のしずくでも、きっとあんたの言葉だけは聞こえるよ」
(あ、キャッチコピーか。これは文中の主人公の台詞だった。う~ん、キャッチコピーを考える才能がない)
「ピタゴラスイッチを小説にしたら、こんなことになってしまった!」
(あ、これもおかしいな。え~っと)
「海に降る雨は、誰にも気が付かれることなく消えゆく。それでも、愛する人の声だけは確かにこの耳に届いた」
(って、誤解されるな。恋愛小説じゃない、はず。でも読み終わったら、単にラブラブな二人の話なんだよな~。おかしいなぁ)

Q25 主要登場人物の年齢や性別に傾向はありますか、また作中の人物の男女比などを気にしますか。
あまり傾向はないけれど、ティーンが主人公の物語はあまりないかも。あ、でも、ハリポタトリオの話(【学院七不思議シリーズ】)は中学生だ。
短編では気にしませんが、長編の場合は、登場人物の年齢が偏ったり、男ばかりとか女ばかりとかにならないようにはしています。バランスの問題かな。

Q26 未完成で投げてしまった作品はありますか、またその作品を完成できなかったのはなぜだと思いますか。
すみません。途中で放ってあるものは、頭の中ではエンドマークまで決まっているのですよ。筆が追い付いていないのに、頭の中では完成しているから、ついつい後回しになっちゃったりして。えぇ、ちゃんと書きますとも! 

Q27 その時の流行等を意識して作品を作りますか、またそういった作品に対してどういった考えを持っていますか。
まるで意識していない、と言ったら嘘になるかも知れませんが、自分のメインの作品の時代は少し過去なので、まるきり流行に乗っていないのかもしれません。でも最近、リバイバルものが流行っているので、そういう意味では流行に乗っている?
言葉などは、もともと流行の言葉は使わないので(時代的にも使えないので)、自分の書きたい世界に当てはまらないことはしないです。
時代を少し先取りしたような社会派の作品、もしくは何年経っても色褪せないような作品には憧れます(自分が書けないから)。う~ん、総じてあまり流行には拘っていないかも。それよりも、時代が流れても変わらないものを書きたいのかもしれません。

Q28 その時自分が熱中している物事の影響が作品に出やすいですか。
これはあります。特に読んでいる本は、かなり響きます。
ノートに書いていた作品で【Eroica】(真死後のジョルジョ・ヴォルテラの話で、主軸は真の息子・慎一との壮絶な親子葛藤物語)なんて、先に挙げたロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』を一生懸命読んでいた時で、その影響をもろに受けていました。まさに苦悩して突っ走っているんですもの。

Q29 自分の作品が販売されることになったとします、表紙等はどのようにしたいですか。
limeさんに依頼する……って、まぁ販売されるようなことはないだろうけど。
いえ、もちろん、どなたでも、私の作品を好きだと思って下さる方が表紙のデザインをしてくださると嬉しいな。

Q30 登場人物を作る際、どのようにして人柄やイメージを作りますか、また人物で重要視することは何ですか。
すごく普通に、性別、年齢、外見、立ち位置(その作品での立場・意味づけ)から入って、主要な人物なら、生い立ち・家族環境・生活環境・将来まで決めます。それを小説の中に書くかどうかは別の事ですが、これが決まると、もうほとんど勝手に言葉も出てくるし、動きも自然になってくる。
特に長編では、同じような人物が重ならないようには気を付けます。キャラが立つ、とか言いますが、そんなことよりも、単に似たような人物がいると、区別がつかなくなっちゃうから。多分、真の嫁が二転三転したのはこのせい。最初は「悪妻」のイメージだったのです。それが「良妻賢母」になり、また「悪妻」に戻った。竹流の事実上の妻・珠恵が「出来過ぎた女房」でイメージが被ったからです。

Q31 自分は登場人物を殺す方だと思いますか。登場人物を殺すことに対してどのような考えを持っていますか。
登場人物の生き死には、その書いている内容によりますよね。でも、一応「死体が転がらないミステリー」を目指しているので、転がらないはず。……だったけど、【海に落ちる雨】はテーマがテーマだけに、やむを得なく幾つか転がっちゃいました。でも、すごい悪人でも、誰かが死ぬシーンは、普通のシーンの数倍のエネルギーを使います。死のシーンは、その人間の究極の何かを表していると思うから。
それを言うと、ウゾくんの【百鬼夜行に遅刻しました】はそもそも死んだ人の話なので、生きている人が出てくる確率が恐ろしく低い。

Q32 暴力やグロテスクな表現、性描写に対してどのようなスタンスを持っていますか、また自分は使用しますか。
これは、物語のテーマ、書きたいことによるので、その内容が必要であれば書きます。書くからには、そのシーンが小説全体の中でどういう意味を持っているか、インパクトとか比重を考えます。言葉は隠した方が厭らしくなるので、ストレートに書くことはありますが、それでも一応は気を付けていることは、下品にならないように描写すること。
性描写に関しては、そのシーンで、その人物の人となりが出るなら、それがいいなぁと思って書いています。こういう裸のシーン(あ、実際に裸という意味じゃなくて)ってのは、「人」が出るような気がするし、私の友いわく「究極のコミュニケーションシーン」だというのにも同意します。もちろん、ヤってるだけのシーンはこっぱずかしくて書けませんし(だから私の書くシーンは色気がないのかな)、官能小説を目指しているわけではないので、そのシーンからそこにいる二人(まぁ、大方は二人ですよね^^;)の関係性が分かるように書くこと、これは大事だなと思っています。
それから、暴力シーンにしても性描写にしても、読む人がちょっと辛い気分になるほどに突っ込んで書くときには、それなりに理由があります。理不尽だと思って頂かないとその先の展開に説得力がないから、という場合です(『闇の子どもたち』で学んだ)。
これはある時、『赤穂浪士』のドラマを見ていて思ったんです。吉良上野介(本当は、なかなかいい領主さんだったんですよね)が厭らしく意地悪なオッチャンであればあるほど(橋爪功が上手かった)、そして浅野内匠頭が美しければ美しいほど(ヒガシは美しかった)、討ち入りまでの展開に説得力があるんですよね。これは史実がどうという問題じゃなくて、「物語」の説得力なんですよ(って、なんの力説?)。

Q33 日常的(食事風景等)な描写に対してどのような価値観を持っていますか、また自分は使用しますか。
食事風景、好きです。上手く書けないけれど、できるだけ書きたい方。
池波正太郎先生の作品はこれがあるから好きなんですよね。もう何度、本を置いて食材を買いに走ったか。読んでいる人を「食べたい」気持ちにさせるシーン、書きたいですよね。
何故って、洗濯や掃除のシーンを一生懸命書くことはないけれど、食事シーンは結構、色んなものが表れると思うのです(生活環境、その人の人となり、好み)。
苦手なのは服装の描写。これをもう少し勉強したいです。

Q34 作品の評価ポイントはどこにあると思いますか、他人の作品を見る際はどのような点に注目して見ていますか。
「この作品、絶対に面白いから」とか言われていても、必ずしも面白いとは思わない。逆に、イマイチだと言われていても自分は面白いこともある。やっぱり作品は、結局自分の琴線に触れるかどうか、それしかありませんよね。だから読ませていただくときも、読まれる側としても、これはもう仕方がないこと、と思っています。
技術的なことでは、文章の流れが美しい作品はとてもうらやましいと思うし、真似をしたいと思う。リズム、すごく大事だと思うのです。

Q35 意図的であるなしにかかわらず作中で多用する表現、台詞、描写などはありますか。
あるかも。でも、具体的にどんなところ、と言われてもすぐには答えられないです。

Q36 登場人物と自分とを切り離して考えていますか、性格や思考などが登場人物に出やすいことはありますか。
canariaさんへのコメントでも書いたのですが、切り離していると言えば切り離しているし、どこかにそういう要素があると言えばあるし、という感じなのです。まるきり要素の欠片もない人物を書くのは難しいので、自分のこういう部分・こういう考え方や感じ方を膨らませたら、こういう人物・こういう行動になるな、あるいは、こういう環境で育ったらこうなるよな、とイメージを膨らませて書きます。もちろん、中には書いていても「こいつ、全然わからんわ」というのもいることはいるのですけれど(主要人物じゃなくて、どちらかというと変質者寄り)、その場合でも人物の背景をイメージして、どこか一点だけは自分なりに納得のできる部分を作っているかもしれません。だから、その人物の全てが自分の反映にはならないけれど、小さくても部分的には反映している、のかな? でも、何もかもまるで自分の反映ということは全くありません。どの人物も私にすごく似たのはおりませんし。
ちなみに、その人物にのめり込んで書くことはなくなりました。昔は、真にはものすごくのめり込みました。今は適度な友だち関係を保っている感じで、どこか客観的です。竹流に関しては憧れの王子様イメージから、マイナス面を書きこめるようになりました。 嫌な面を書けるようになって、余計に大事な人たちになったかも。

Q37 他の創作を行っている人に対して聞いてみたいことはありますか。
質問1:たくさんの人に読んでもらおうと気を遣っていますか? 努力するとしたらどんな部分で?
質問2:これを書いたらもう満足だ、何が何でもこれだけは書き上げたい、と思っている作品がありますか?

Q38 今後はどのように創作と関わっていきたいと思いますか、あなたにとって創作とは何ですか。
ちょっと距離を置いたり、のめり込んだり、これまで通り、でしょうか。でも離れっ放しはなさそうです。創作、というよりもイマジネーション(シンパシーともいうかも)は、人間にとってすごく大事な事なんじゃないかと思っています。

Q39 おつきあいくださり有り難うございました。バトンを回したい方がいましたらあげてください。
これ、やり始めてから思ったのですけれど、長いですね。いや、真面目にいっぱい書き過ぎたのかぁ。
でも、途中からダレてきちゃった。……お時間のある方はどうぞ。
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Category: 小説・バトン

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コメント


お。

こんばんは。

リード読んで、先にギターの練習しました。いい加減やらないと(笑)

まずは、忘れないうちに彩洋さんからの質問の答えを。

>>質問1:たくさんの人に読んでもらおうと気を遣っていますか? 努力するとしたらどんな部分で?

これはイエスでもあるし、ノーでもありますね。

小説そのもの(主題やジャンルや書き方など)は、読んでもらうことよりも自分の伝えたいこと、書きたいことを優先しています。だからノー。

イエスというのは、ブログで発表するときに、その発表のし方を変えることで、少しでも読んでもらえるように努力します。例えば、横文字は読みにくいので、行間を入れて読みやすくすることもその一つですが、一番大切だと思っているのは、コンスタントに定量を発表することです。

具体的に言うと、メインの長編は、基本的に週に一度発表します。ストーリーやキャラクターを思い出せないほど経ってから続きを出すとてきめんに読んでもらえなくなるからです。そして、一度に発表する文字量が多すぎると、それだけで読んでもらえなくなるので最高3千字までと決めています。反対に読み切りやStella用の月1更新のものは、変なところで切らずに区切りのいい所まで発表し、ただし、やはり文字量は五千字くらいを目処にしています。

これは試行錯誤をして決めたのですけれど、何をやっても多くの方が読んでくださるポピュラーなジャンルや作者の物語と違って、うちのブログに来て読んでくださる方の生活や他の方とのお付き合いの兼ね合いで、これが私の小説に関心を持ち続けていただける限度のようです。これを超えると、「この小説についていくのは無理」となっていくようです。それでも読んでいただけるほどの素晴らしい小説を書けよって問題なのかもしれませんけれど。

>>質問2:これを書いたらもう満足だ、何が何でもこれだけは書き上げたい、と思っている作品がありますか?

もう書いちゃいました。「樋水龍神縁起」本編(笑)
だから、実は「いつ終了してもいいや」と頭の片隅では思っていたりします。



その他の項目についてですけれど、既に別の所でお話ししたこともあるから、それ以外を。

「赤穂浪士」の話は、なるほどと納得です。史実とは違っても、赤穂浪士が討ち入るためには吉良は憎々しくなくちゃダメだし、内匠頭もどっちらけのご主人様であってはいけないのですよね。

なぜ、そうなるのかに納得のいかない小説というのは、どんなに素晴らしい題材や記述があっても、やはり首を傾げたまま本を閉じることになります。そういう意味では、プロットはとても大切だなあと思います。

それとQ15ですけれど。
私、あまり小説では泣かないのですよ。たとえプロが書いたものでも。でも、あの作品は、本当にやられました。もっとも、彩洋さんの小説で未だに不動のナンバーワンは「清明の雪」です。

このバトン、本当に長かったですよね。私も途中で息切れしかかりました。オリジナルは、回答欄が短くてそんなに書けないので、けっこう早く終わったと思うんですけれど。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2016/05/09 02:31 [edit]


【清明の雪】を今読ませていただいているところだったので
彩洋さんの創作スタイルへの理解が深まってよかったです^^
わたしも忘れないうちに質問への解答ですが、

質問1:たくさんの人に読んでもらおうと気を遣っていますか? 努力するとしたらどんな部分で?

これは今まさに現在進行形でめちゃくちゃ意識していることです。
個性を出す以前に正しい日本語を書くように心掛ける、とか。
あとは発表の仕方も試行錯誤中です。わたしでいうとイラストを添付して、キャッチーさを前面に押し出したりとか、一回の文字量を1500文字程度に押さえて、比較的若い方にも興味を持っていただけるようにしよう、とかでしょうか……

質問2:これを書いたらもう満足だ、何が何でもこれだけは書き上げたい、と思っている作品がありますか?

あります。3つあったうち一つは書き上げましたが、あと一つ残ってます。

解答に関しては以上ですが、このバトンを拝見して思ったことは、
彩洋さんの「絶妙なトーン」でしょうか。
黒でも白でもない、その両方を併せもった着地点が彩洋さんのなかにはあって、自作品への限りない信念や愛情があるのは確実なのに、それがまったく押し付けがましくない、とでもいえばいいのでしょうか……
あの、つまり、わたしがついつい人に対して「切りかかってしまいがち」
な欠点を克服した理想の創作スタイルというか……
って訳わかんないこといってすみません(^^;)
特にQ32の暴力やグロテスクな表現、性描写についての解答を見てそう思いました。
バトン、拾ってくださりありがとうございます。
解答お疲れさまでした(^^)/

canaria #- | URL | 2016/05/09 19:37 [edit]


すごーい! やっぱり大海さんのこうした人となりがあれやこれやの物語をつむいでいるのだなあと。

私も^^

Q37
質問1:たくさんの人に読んでもらおうと気を遣っていますか? 努力するとしたらどんな部分で?

たくさんの人には気を使いませんが(すみません)、訪問くださる少数の皆様とはコミュニケーションの部分を大切にしたいなあと思っています。

質問2:これを書いたらもう満足だ、何が何でもこれだけは書き上げたい、と思っている作品がありますか?

あります。私はまだほんの数作しか描いていないので、もうしばらくは描いて行きたいですね。描くのめちゃくちゃ遅いけど(-"-)


「物語」の説得力。これに大きく首をヘビメタレベルに縦振りです。
身の回りに物語になるようなドラマって、たくさんあるんですよね。でもそれが物語になるか、ゴシップで終わるかは、↑にかかっている。語り部ってすごく重要。というか、自分に振り返ると耳が痛い(><)

感動的だったのは、竹流のマイナス面を書き込めるようになったというお話。真もそうなんだけど、キャラのあらゆる面をきちんと書け込めるからこそ、読者の中で生きた人物となり、友人になってくれたり憧れの人になってくれたりするんだなあと改めて。これも自分には充分に耳イタものだ・・・(><)

他にもあれこれあるのですが、無駄に長くなりそうなのでまたいつか。
創作をしているという共通点で大海さんとつながることができるなら嬉しいです^^
これからも応援しています^^

けい #- | URL | 2016/05/10 18:15 [edit]


おお~

やっぱりこの質問達は、今までのものよりも深い気がしますね。

だからより一層大海さんの創作へのスタンスが分かる。
今までのバトンで大海さんの執筆の仕方、たくさん読んで来ましたが、やっぱり大海さんの物語は文学なんだなあと、しみじみ感じます。そして大海さんの情熱の塊。
こんなに情熱や知識を集結して綴られた物語だから、あんなに深くて趣があって、リアルなんだなあ。
でも、キャッチコピーがギャップあって、なんか笑ってしまいましたw(大海さんの作品は、有能なプロデューサーがつくと、もっと売り出せるはず!とw)
凄い職人が、商売上手かどうかはまた別なんですよね。もっとこの才能、世間に示してほしいのに><

わあ、本になったら表紙書きたい!
でも大海さんの本は、漫画イラストじゃなくて、リアルタッチの真がいいなあ^^竹流は、私の好きなあの劇画チックな漫画家さんに描いてもらうの!
(いつも、この人に竹流たち描いてほしいなあ~って思ってる)

一個一個、記事にしてもらってもいいくらいのQ&Aだけど、あえてQ34.
これは本当に思いますね。何が面白いのかっていうのは、本当に人さまざまで。
ああ、面白い作品って……良い小説って、なんだろうと、だんだんわからなくなってくるこの頃です。

このバトン、面白そうなので、いつかやってみたいと思います^^

(あ、追記!)
>質問1:たくさんの人に読んでもらおうと気を遣っていますか? 努力するとしたらどんな部分で?

なるべく読んでもらえるように、最大限努力します。ネット小説なので、文章的に読みやすく、テンポの良い言い回しを心がけてます^^

>質問2:これを書いたらもう満足だ、何が何でもこれだけは書き上げたい、と思っている作品がありますか?

ああ~これ。長編は書きあげるたびに、自分のすべてを注ぎ込んでるので、今はほぼ満足。空っぽなので、これから先、どうしようか不安です><

lime #GCA3nAmE | URL | 2016/05/11 09:08 [edit]


 こんばんは。
ああっーーー 背教者ユリアヌスーー 初期の頃の辻邦夫さんの匂い 確かに大海さんから感じる。
硬質なのに 妙な柔らかさがある あの感じ。

そして 再生なのですねーー 確かに 大海さんの作品って人の運命を放置するのではなく 手を差し伸べる様な うーーん 言葉にするのは難しいが そーゆーやさしさがありますね。

ウゾ #- | URL | 2016/05/11 20:46 [edit]


こんばんは~。

前にもお聞きしていましたが、彩洋さんはしっかりとはプロットを作られないんですね。
でも基本構造はしっかりと固めてから書き進められるようなので、話がぶれないのですね。羨ましいです。そしてお忙しい中でも結構速い速度で作品が書きあがっていく、しかもハイレベルで、これは羨ましいと同時に驚きです。ストーリーに対する信念のような物を感じます。
サキは新快速の止まる駅どころか、闇の中を突き進む飛行船、という感じです。途中ポイントの構想など全くなく、書き始めからやっつけで闇雲に突き進みます。ですから途中でふと振り返って修正の嵐、というふうになるのです。あ、キラキラシーン、それだけは構想があるかもしれません。ある場合は一応そこを目指しますが、そんな程度ではだめかなぁ。反省しています。
影響を受けられたジャンル、サキの目は点になりました。予想はしていましたが幅広い分野のたくさんの作品が並んでいて、自分の底の浅さを感じます。もっといろんなジャンルの作品に手を出してみようっと。でも漫画の分野ではけっこう頷く作品が並んでいます。
くすんだブルーってこれはなんの色なんだろう?雨の日に雲間から覗く青空って感じでしょうか?
「その時代にないものを書かないこと」ですか、そうだと思います。だから空想世界に走ってるわけではないのですが。絵夢では携帯電話で苦労しましたし・・・。
彩洋さん始めお付き合いいただいている皆さん、創作歴が長いですね。そういう意味では、創作歴の短いサキが皆さんと同じでなくても当然だと開き直れます。
あ、テーマの『再生』それは読ませていただいて感じますね。サキも設定して書いてみようと思います。今はバラバラでテーマって何?状態なのですから。
彩洋さんのお気に入り作品、読んでないんですよ。ずっと読んでみようと思っているのですが、長編ですよね?覚悟が要ります。読む読む詐欺にならないように頑張ります。
表紙はlimeさん・・・それサキも思います。きっと素敵な表紙になると思いますから。
暴力シーン、性描写、食事風景、これについてはこのバトンをやることが有ったら少しだけ語ってみたいですね。
キャラのイメージもきちんときめておられ人ですね。これも見習わないと。適当ではやはり齟齬が出ます。
登場人物と自分との切り離し、夕さんのところでも書いたのですが、サキは切り離せないと思っています。でも投影はしていないんじゃないかなぁ。彩洋さんのお考えわかるような気がします。
彩洋さんこれまでと変わらず創作を続けてください。応援しています。
でも体調の管理はちゃんとしてください。サキからのお願いです。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2016/05/12 21:50 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

コメ返がまた遅くなってしまってすみません!!
はい、そうですよ。先にギターの練習するべきです!(笑)
こういうのに嵌ると大変なことになるというのを体現してしまいましたね。やっぱりお仕事?をしてからするべきでした。いや、三味線の練習がお仕事ってわけでもないんですけど(^^)

まずは、質問へのお返事ありがとうございました(*^_^*)
そうですよね。夕さんのブログ、そして小説も、自由に色んなことを書かれているけれど、ちゃんと何処かで読み手を意識されていますよね。いつもそれは勉強になっているんですよね。
特に、時々ちゃんと読みやすい雑記などを交えていらっしゃるところ。小説は「よし」と思わないと読めないわという人も沢山いると思うけれど、雑記などでブログに興味を持ってもらえて、ってのはあるかもしれませんよね。夕さんの雑記は話題も豊富で、トラックバックなんかも使って多方面にわたっているのでいいなぁと思います。
でも、小説の方は、自分の伝えたいこと・書きたいこと優先、っての、うん、分かります。ここはやっぱり譲れないところなんですよね。その譲れないところが、作品の一番の魅力になっていくのだと思います。
少しでも読んでもらえるように努力……うん、それが私に足りないところかなぁとしみじみ思いました。努力が面倒くさいというのではなくて、なんか、今もまだ自分の書いたものが面白いのかどうか、人に受け入れてもらえるのかどうか、自信がないのかもしれません。でも、やっぱり努力は大事ですよね。
夕さんの仰る「コンスタントに定量を発表すること」っての、うん、その通りだと思います。思い出せないほど経ってしまうと、説明もしなくちゃならないし、本当に私の場合はだめだめだぁ。頑張ろ、と思うのですけれど、あぁ、でも実生活についつい左右される私です。
文字数についてのコメントは、ほんと、参考になります。最近はちょっと短めにするように心がけていますが、それでも6000文字くらいにはなっちゃってるなぁ。うちの話、ワンシーンが長すぎるんだな、きっと。思えば、本当にお忙しい中、そして他にいくらでもいい作品がある中で、私のしょ~もない話を読んでコメントを下さる夕さんや数少ない読者さんたちは、ほんとにほんとに、奇特な方々なんだなぁと改めて感謝です。
でも、ブログのお作法というのか、テクニックというのか、とても勉強になります(^^) ちょっとずつ皆さんを見習っていいブログにできたらなぁと思っています……

そして、質問2。うん、そうですよね。やっぱり「樋水龍神縁起」本編(^^) 思えばこれが夕さんの作品との出逢いでした。今でも、私の一番はこちらですよ。そもそもタイトルからぐいと惹かれました。そして内容を拝読して、おぉ、近い、と思いました。
えっと、何がって、自分が感じている世界に、です。夕さんは小説の世界を作り上げる天才だと思いますが、あの世界感は独特で深みがあって、いつも背中に張り付いているような、そんな感じがしています。
大事な作品があるって、本当に素敵なことですよね。何だか自分の支えになっているような気がします。

> 「赤穂浪士」の話は、なるほどと納得です。史実とは違っても、赤穂浪士が討ち入るためには吉良は憎々しくなくちゃダメだし、内匠頭もどっちらけのご主人様であってはいけないのですよね。
うん、「赤穂浪士」がなぜあんなに面白いのか、考えてみたら、やっぱり物語としての面白さなんですよね。史実はちょっと置いといて、まさにすごいオープニングじゃありませんか? 苛められる→松の廊下→うだうだと時間稼ぎ(ほんとにやる気なの?)→敵討ち。この展開、物語の醍醐味です。上げて下げて、下げたら上げて……このジェットコースター感が必要ですよね。しかも単純な芝居にしても面白いんだけれど、実は内蔵助が御家存続のために必死になっていて討ち入りには積極的じゃなかったり、あの元禄という「時代」が浪士たちを祭り上げて行った「熱」みたいなものとか、多くの登場人物それぞれの立ち位置とか、掘り下げてもちゃんと面白くできている。
あれは稀有な物語だと思います(日本人にとって)。

> 私、あまり小説では泣かないのですよ。たとえプロが書いたものでも。でも、あの作品は、本当にやられました。もっとも、彩洋さんの小説で未だに不動のナンバーワンは「清明の雪」です。
うお >゜))))彡
これは嬉しいです(^^) 『清明の雪』は多分、舞台にも内容にも、色んな物を目一杯詰め込んで、後から削り落としたような作品なので、舞台のまま、静かなお寺の庭の風景を淡々と語るようなお話なのですけれど、「淡々」過ぎて面白くないのかもと心配しているのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。
そして、あのホラーを下敷きにした恋愛小説……どこか一部分、夕さんの琴線に触れたのかもと思うと、かなりうれしいです(^^)

ほんと、長いバトンでしたね。
あれこれ一生懸答えちゃったら、長くなってしまいました。
久しぶりに創作について語ったので、楽しかったけれど・……
コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2016/05/14 02:25 [edit]


canariaさん、ありがとうございます(^^)

canariaさん、コメントありがとうございます! 
そして、なかなか深みのあるバトンに絡ませていただいて、そちらもありがとうです(^^)(^^)
こちらのコメントへの返信の前に……私、canariaさんはすごくお若いのかと思っていました。でも「ばりばりの昭和世代」「二十四年組」に思わず、「え? まさかの同世代?」とじたばたしている(なんで?)ところでした。もちろん、その世代を知っているからと言って歳も同じくらいとは限らないのですけれど……
当時、二十四年組、なんて言葉も知らないままに、その世代の作家さんたちから知らぬ間に多くの影響を受けていた世代、という気がいたします。周囲にはそれぞれ好みもあったので、其々一番の対象は違っていましたが、私は竹宮恵子さんに一番刺激を受けたような気がします。『風と木の詩』は当時としてはセンセーショナルだったけれど、何よりもそれに突き進んだ作家さんの「芯」におののいたように思います。本気が感じられたというのか。私は竹宮さんのSFもの(短編も長編も)がすごく好きだったのですが、そのバラエティに富んだ世界観に、別の作品を読むたびに唸っていたものです。作品としてすごく好きなのは?と聞かれたら、今は『私を月まで連れてって』と『ジルベスタ―の星から』(これは私のバイブル。短編だけど)なのですが、当時はもう、『ファラオの墓』にも『風と木の詩』にも『地球へ・・・』、『ロンド・カプリチオーソ』にも全ての長編・短編にいちいち刺激を受けました。竹宮さんの作品を読んで、リルケやランボーやヴェルレーヌ、アポリネールの詩を読むようになり、クラシックを聴きまくりました。思えば、若き日の自分を作った世界、だったのかも、と思います(今にも繋がっている)。
でも、そうですよ、canariaさんも書かれていたように、そこから受けた影響の一番は「暑苦しいくらいの人生観」かもしれません。ライトじゃないんですよ。きっとブログ向きではない……世界だけれど、芯を掴まれたら嵌りこんじゃうような何か。上手く書けませんが、まさに「熱」なのかもしれませんね。

こういう世界に引き込まれちゃった時代の申し子?としては、悩むのが「見せるための工夫」「読んでもらうための努力」なのですよね。これはもう、それを考えて吟味しておられる方々のお知恵に縋ろうと、思ったりしておりまして、canariaさんも現在進行形で悩んでおられるというのを聴かせていただいて、ほっとしたりもして。あ、皆さん、同じように悩んで、工夫されているんだなぁと。イラストはいいですよね。canariaさんのイラストは独特の世界感があって、しかも書かれている物語との世界の統一が見事で、これはキャッチ―でいいなぁと羨ましくなります。インパクトがあって、でも深みもある、その感じには惹かれます。
文字数……私の悩みどころです(@_@)

そして、「これを書いたら満足」っての、皆さん、持っておられるのですね。うん、それを聞いて、ちょっと嬉しくなりました。この質問は、なんていうのか、同志探し?じゃないけれど、みんな頑張ってるなって思えて、答えを聴いて嬉しい質問となりました。 canariaさんのひとつは『侵蝕恋愛』だったのですね。そしてこれから『千年相姦』が始まる。楽しみに読ませていただきますね。

私の書くものは、きっと「白と黒では割り切れない、どこまで行ってもグレー」なのかしれません。主人公からして、前向きで元気で若々しくてかわいくて、誰からも愛されて、物語の中で成長していって……なんて人物じゃないし、そもそも「こいつ、もしかして、ものすごく悪いやつかも」って感じですし……(短編ではあまり突っ込まないのでましに見えるような人も出てくるけど、悪人だらけの話も書いているし……)
これはきっと『鬼平犯科帳』が私の世界を決めたのかも、と思っています。あの中で、ものすごい悪人の盗賊が、ぽろっといいことをしたりして、それで捕まっちゃったりもするし(何でそんな善いことをしてしまったのか、その盗賊自身も分からない、というのがいいんですよ)、ものすごい善人が裏では人に言えない悪いことをしていたりして。でもそれが「人間の裏表を書いている」のではなくて「人とはそういうものだ」という視点から書かれているんですね。

グロテスク・性描写などは本当に考えますよね。でも、作品の中の位置づけがはっきりしていたら使うところでは使う方がいいのかなと思ったりしています。どの程度まで深く描くかというのは、その作品の全体のバランスもあると思うのですが……
canariaさんの『双卵少女』ではノアの不安定な気持ちと行為の位置づけがはっきりしていましたよね。そういうバランスが大事なのかなって。
でも、なかなかうまくいかないんですけれど。
このバトンはなかなか重みがありましたね。でも楽しませていただきました。
コメントもありがとうございました!!

彩洋→canariaさん #nLQskDKw | URL | 2016/05/14 14:07 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

けいさん、質問へのご回答ありがとうございます。
う~む。この質問の答えには皆さんのブログとか創作への姿勢の一部が垣間見られて、頷くこともあり、参考にさせてもらわんくちゃなと思うこともあり、勉強になりました。
けいさんのシンプルなお答え、「たくさんの人には気を使いませんが」ってのに、うんうんと頷いていました。けいさんもコミュニケーションを大切にされていますものね。沢山の見えない読者さんを対象に書いている人はその人なりの気の使い方があって、こゆにけーションできる範囲を大事にしている人にもまた別の気の使い方があるんですね。
そして……質問2については……けいさんの「この作品を」と思っているのは、まだ登場していないんですね。いつかそれをおy増せていただける日が来るのかな。楽しみです。

おお。「物語の説得力」に反応してくださってありがとうございます。
そうそう、そうんなですよ。世の中には小さなドラマはいくらでもあるし、ちょっと工夫したらお話になるようなものもあるのですが、物語になって面白いかどうかというと、そう簡単ではない。ニュースとして聞くだけならともかく、ストーリーになるかどうかはその作家さんの力量ですよね。
いつも「赤穂浪士」をドラマで見て、この話は何でこんなに繰り返しドラマや芝居になっているんだろうと考えると、まさに落として上げる、ジェットコースター理論?が使われてるからなんだなと思います。落語も浄瑠璃の語りも、何度聞いても面白い話って、噺家さん・語りの力ですよね。あの抑揚が、物語ではデフォルメされた起承転結ってことになるのかなぁ。
でも、本当はすごく難しいですよね。ちょっとした工夫で変わるんだろうと思うけれど、自分ではなかなかうまくいかないことも多くて。まだまだ勉強ですね。

「竹流のマイナス面」……最初は自分でも抵抗があったような気がします。すごくかっこよくて非の打ちどころのない人をイメージしてスタートしたわけではないのですが、それでも「白馬の王子様」でしたからね(^^) でも白馬の王子様ってお伽噺に出てくるときって、人格は全く分からないじゃないですか。まさにそんな感じで、まだぼわんとしたイメージだったのかもしれません。ある意味、すごく違和感がある。
それが中身が伴って来ると、その人物がちゃんと一人の人間になっていた感じがします。もちろん、だめな面は今の方がいっぱいあるのだけれど、そのほうが違和感が無くなった、というのか。真だって、とんでもないことしてたりしますから、結局どの人物もダメなところがいっぱいあるのだけれど、それも単に短所というような生易しいものじゃなくて、ちょっと人に嫌われそうな暗い面ですけれど、それがあるからその人物が生きるような気もしています。まぁ、たまには底抜けにいい奴も書くのだけれど(うちの底抜けは何と言っても級長。もちろん、彼にだって残念な部分はあるんですけれどね)。

そうですよね。創作に関してはいっぱいいいたいことも書きたいこともありますよね。それだけみんな一生懸命なんだ! これからも折に触れて語り合いましょう!
コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2016/05/14 14:47 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

このバトン、ちょっと長すぎるんですよ、きっと。100の質問の時も、途中でダレてきましたが、今回もだれだれになっておりました。一応最後まで頑張ったけれど、20くらいで息切れが……きっと読まれる方も息切れが。もっと簡素に答えたらよかったと、後から反省しましたが……
読んでくださってありがとうございました(^^)

うんにゃ(?)、私の物語は全然文学なんかじゃないですよ~本当に粗くてだらだらでアカンとこばっかりで、ミステリー風と言いながらも全然ミステリーでもないし、読みにくくて、結構独りよがりで、limeさん始め皆さんの物語を拝読しては「あぁ、おいらはだめだなぁ、何もかも中途半端だよ~」と嘆いている昨今です。
多少、情熱はある時もあるけれど、知識は相当いい加減だし、何とかうま~くごまかせないかと常に思っているのですけれど……本当に物語の細部を書きこむって難しいですよね。一生の間にあとどのくらい書けるのかな。死にそうになったら、あらすじだけ書いとくから、誰か代わりに書いてくれないかな、とか。

> でも、キャッチコピーがギャップあって、なんか笑ってしまいましたw(大海さんの作品は、有能なプロデューサーがつくと、もっと売り出せるはず!とw)
あ^_^; やっぱりあのキャッチコピー、だめでしたか(@_@) 
結構頑張って考えたんだけど……って、あの程度で^^;
いや、夕さんやサキさんのプロモーションビデオとか観て、あんなふうに人を惹きつけるものって簡単には出来ないんだなぁとしみじみ思いました。一言で表すのってほんと、難しいんですね。

そう言えば、『海に落ちる雨』は友人に読んでもらう時、とじ太くんで製本して読んでもらったのですが、絶対本にした方が読みやすいですよね。あれからもうずいぶん手直ししたので文章は随分変わったと思うけれど……世界に1冊だけの本にして、limeさんに絵を描いてもらって、墓場まで持って行く? ってのもいいなぁ~(え?)
でも、機会があったらまた描いてやってください。竹流は私の頭の中であのトラネコ(マコトではなさそう)付きのイラストのイメージになってきています。バス停の真も、高校生の時の彼を書く時はあんな感じのイメージで(歳をとると、なぜか竹之内豊になってるけど^^;)。
> 竹流は、私の好きなあの劇画チックな漫画家さんに描いてもらうの!
> (いつも、この人に竹流たち描いてほしいなあ~って思ってる)
え? それはいったい、どんな人???

そうそう。何が面白いか。これってほんと、謎ですよね。結局世の中は最大公約数で動いているので、そこから漏れている素晴らしものを発掘するのって本当に難しい。フェルメールの絵だって、トレ=ビュルガーがいなかったら注目されていたのかって思うと、本当に世間に受け入れられるのって、紙一重の何か、なのかもしれませんね。でもその最大公約数の中に自分が惹かれる作品があるかどうか、そこは結構微妙であったりして。
良い小説って、ほんと、分からないですよね。起承転結があって、すごいどんでん返しもあって、映画並みにクライマックスの連続があればいいのか、ただしっとりシーンを追いかけているだけの作品でも、ものすごく心のこるものもあったりするし。しかも自分の中でも、一番惹かれる作品のタイプは、常に一定ではないし。アマゾンの感想のところを読んでいても、全然参考にならないし。ほんと、難しい。出会えるかどうか、それはもう運みたいなものなんですね。
そういう意味では、limeさん始め、読ませていただいているブログ作家さんたちには恵まれているような気がしています。

そして、質問へのお返事もありがとうございます。
そうそう、limeさんは読者さんのことをすごく気を使っておられるなあといつも感じています。真似しようと思っても、なかなかできなくて……limeさんはプロに近い、職人になれる人だと思うのですよね。職人ってのはちゃんと見せ方を知っていて、形をきちんと作れる人だと思うのです。それが随所に感じられます。あれこれ見習わなくちゃと思うのですが、なかなか真似ができません(@_@)

そして……そうそう、毎回毎回エネルギーを注ぎ込んで作品を作っておられるlimeさん、感じますよ! でも出し惜しみしてもいい作品は出来ないので、これからも全力投球で! お願いします! 楽しみにしています。

お、limeさんもまたやってみられますか。うんうん、お疲れがでませんように~(長いし^^;)。
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2016/05/14 15:26 [edit]


ウゾさん、ありがとうございます(^^)

お、そう言えば、以前にも辻邦夫でウゾさんが反応してくださった記憶が……
そうなんですよ、私の高校生時代は清岡卓行『アカシアの大連』と辻邦夫『背教者ユリアヌス』で始まったようなものです。その頃、中学生~高校ではドストエフスキーを読むってのがステイタス的なイメージだったのですが、う~ん、読んでも正直ようわからん、というのが自分の感想で。いや、決してブルジョワな立ち位置ではなかったのですが、トルストイの『戦争と平和』の方に嵌っちゃいまして(アンドレイ公爵に、というべきかも)、とは言え、あくまでも外国文学には「ぴったり」と自分の感性に沿うような部分ばかりではなくて。そこで出会った『背教者ユリアヌス』にはどっぷり嵌りました。
あの作品は、人物たちのバリエーションの豊かさが目を引きますよね。あのどの側面を切っても金太郎飴にはならない感じ、すごく楽しめたような気がします。あれこそ、文学であり、エンターテイメントであり、という物語かな、なんて勝手に思っているのですけれど。

> ああっーーー 背教者ユリアヌスーー 初期の頃の辻邦夫さんの匂い 確かに大海さんから感じる。
> 硬質なのに 妙な柔らかさがある あの感じ。
いや、それは恐れ多いです^^; でも、あの世界感、自分が作品を組んでいった時に、どこかでイメージを使っていたような気がします。思い切り、影響をうけていたんですよね。

『再生』……夕さんのように隠しておこうかな、と思ったのですけれど、あんまり細かいイメージを抱かない言葉なので、書いちゃいました。意識しているわけじゃないのですが、結局全部そこに帰着しているなと気が付いたのは、『海に落ちる雨』を書いている時でした。こんなに残酷なお話なのに、必死で希望の種をさがしているなぁと。
ウゾくんの話は、もしかするとストレートにそこに切り込んでいるかもしれません。救われない死もあるけれど、実はウゾくんは……ってのはもう少しお待ちくださいね! ウゾさんのおかげで続けているあのお話。早く完結させたいのですけれど……でもまさに、再生のお話と言っていいのかもしれない、と、そう思います。
コメントありがとうございました!!

彩洋→ウゾさん #nLQskDKw | URL | 2016/05/14 16:28 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

> 前にもお聞きしていましたが、彩洋さんはしっかりとはプロットを作られないんですね。
うん……そうなんですよね。きっとミステリー書きにはあり得ないことでしょうから、私は正確にはミステリーを書いているわけではないんでしょうね。でも内田康夫さんもプロットを作らずに書き始めると言っておられました。浅見ちゃんと一緒に謎解きを楽しんでいるんですって。それもありだよな、と開き直るこのごろ。でも大作家さんの頭の中には、書かないだけでプロットは出来ているんだと思いますが。
一応私も、基本的な骨組みは作っているので、大きなブレはありません。でも途中で駅が新設されることはよくあって、しかも時々支線が新しくできることもあったりして、収拾がつかなくなることはありまして……要注意です^^;
あ、そうそう、実は【海に落ちる雨】はとっくに出来上がっている作品なので、実はすごい勢いで書いていたのはもう10年以上も前の話なのです。今はだらだらです。書かなくちゃならない作品を溜めこんじゃって、今や借金生活に追われている感じ?

サキさんの、闇の中を突き進む飛行船、ってのもいいですね。サキさんの場合はシーンの完成度が高いので、そんなふうにシーンが積み重なって物語が出来上がっていくってのもありかな、って思うのです。闇の中で飛行場を探す、ミッドナイトフライトもいいですよね。レーダーは効かない……そんなフライト。
物語の書き方ってのは、これが正解ってのはないと思うのですよね。結局、みんな自分のスタイルがあるだろうなと。
キラキラシーンを目指すのは一緒ですね。きっとみんなここが書きたいってのを持っている、そしてそれを目指している。闇の中でもその光があれば飛べますよね(^^) サキさんがこれからどんどんシーンを重ねて行って、ミルフィーユみたいな素敵な世界を作り上げて行かれるのを楽しみにしています。

影響を受けたもの、というので、創作に関係しているな、と思うものだけを挙げてみましたが、書いてから、一番でかいところを忘れていました。きっと江戸川乱歩とエラリー・クィーンの影響が大きかったに違いない。
小説に関しては、小学校~大学生の時にものすごく色んなジャンルに興味があって読み散らかしました(まさに散らかした感じ)。でもどこか人の内面に食い込んだ話が好きだったのかもしれません。
漫画のほうは頷いていただけましたか。他にもあったような気がするけれど、影響を受けたと言われると、この辺りかなぁと思ったのですが、やっぱり年齢が低い時に嵌ったものほど、今思えば深く自分の中に残っているような気がします。

> くすんだブルーってこれはなんの色なんだろう?雨の日に雲間から覗く青空って感じでしょうか?
イメージは冬の海、ちょっと鈍色みたいなブルーかなぁと思ったのです。
新緑(爽やかな緑じゃなくて、繁って重くなった緑?)っぽいような気もするし。
あんまり爽やかじゃなくて、あれこれ入り混じったみたいな色のような気がします。

> 「その時代にないものを書かないこと」ですか、そうだと思います。だから空想世界に走ってるわけではないのですが。絵夢では携帯電話で苦労しましたし・・・。
そうなんですよね。書いている最中に、あれ? これってこの時代にあったのかしら?って感じで、いったん躓くと調べるのに時間を食っちゃってなかなか大変なこともあります。でも空想世界でも、矛盾なくひとつの世界を作るのって大変だと思うのです。ある意味では調べることのできる現実世界よりも大変かも。それぞれ、違う意味で難しい面があるのでしょうね。
実は、少し過去の時代を書く時に、「ないもの」の確認が大変だったので、真シリーズを一度平成で書きなおそうと思ったことがあるのです。でも、ちょっとやってみて、ものすごく不自然になったのでやめました。あの時代のあの何かを残したいからこそ書いている作品なのだから、そこを揺るがしちゃダメだなと。まぁ、とは言え、自分も生きた時代ですから。幼いなりに。
江戸時代、とか歴史ものは考えてみたら大変ですよね。江戸時代はまだ資料が多いからいいとしても、ない時代もあるし。

> あ、テーマの『再生』それは読ませていただいて感じますね。サキも設定して書いてみようと思います。今はバラバラでテーマって何?状態なのですから。
うん。これは別に決めて書いているというわけではなかったのですが、いくつも書いているうちに、結局そこに帰着していると後から気が付いたという感じなのでしょうか。本当に、自然に、根っこにそれがあるというのか。
真の息子・慎一の師匠が彼に言う言葉あるのです。「(音楽をやる者は)人々を絶望させていはいけない」と。どんなところに追い込まれても這い上がってくる、不死鳥のように蘇る何か、物語の中に常に置いておきたいなと思っています。

> 彩洋さんのお気に入り作品、読んでないんですよ。ずっと読んでみようと思っているのですが、長編ですよね?覚悟が要ります。読む読む詐欺にならないように頑張ります。
うぅ、そうですよね。覚悟が要ります。書いた期間も膨大ですから。人に読んでください!と勧められるようなものなのかどうか、今も自分で不安ではありますが、いつかもしかして気が向いたら読んでやってください。暴力シーン・性描写、いずれもかなり濃く出てくる場面がありますが、この話はブラックサイドですから、止むを得ません。あ、【清明の雪】は逆に真っ白な世界。対になっているのですが、まだこっちのほうが短いかな。
でもほんと、頑張らないでいいですよ。無理をせずに、短編だけでも楽しんでいただけたら、と思います。

> 登場人物と自分との切り離し、夕さんのところでも書いたのですが、サキは切り離せないと思っています。でも投影はしていないんじゃないかなぁ。彩洋さんのお考えわかるような気がします。
そうそう、どのキャラも書いたのは自分ですから、切り離しているわけでもなくて、でも私小説みたいに自分を投影しているわけでもなくて、でも自分の頭の中から引きずり出してきたものだから、どこかに自分の関係するものがあって。その自分じゃない部分をイマジネーションで補っていく過程が創作の楽しいところなのかもしれませんね。

このバトン、サキさんも御時間がありましたら、ぜひチャレンジしてください。自分のスタイルを見つめ直すいい機会になるのかも。でもこのバトン、長い……(^^)
体調は……はい、今は仕事場のシステムが大きく変わりすぎて、本当にてんてこ舞いです。何とか乗り切らなくちゃ!
コメント、ありがとうございました!!

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2016/05/14 20:14 [edit]

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