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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【奇跡を売る店(2)】砂漠に咲く薔薇(2)~昭光寺にて(2)~ 

デザートローズ1
 長かったので2回に分けた『砂漠に咲く薔薇』第2話の後半です。

そう言えば、この話、夏の話だったなぁと今更ながらに思ったのですが、読むときは季節が違うからっていちいち引っかからないけれど、書くときはちょっと悩むなぁと思いました。だって、今は寒い! 背中がぞくぞくする。そんな感じで書いているときの体感温度が、何となく文章に出ないかと心配になってしまいました。

行ったことのない土地や今じゃない季節のことを書くとき、文章に出ないようで出ているかもしれない事の中に、匂い(臭い)と音があります。場所の見た目は写真からでも知ることはできるけれど、その場所の空気感を構成している音やにおいはそこに立ってみないと分からない。
ヴェネチアに行ったとき、写真だと町の姿は優雅で、まさにアドリア海の女王なのですけれど、実際にはアクアアルタの海の臭いが結構気になったのでした。水はお世辞にも綺麗とは言いがたいし。こういうのって、現地に立っていないと分からないこと。
そして、冬に夏の話を書くとき、夏の音ってどんなのだったかな、匂いってどんなのだったかな、必死で思い出しているのでした。蝉の声は陳腐だなぁ~(しょぼん)

登場人物(レギュラー陣)などのご紹介は以下の記事をご参照ください。
【雑記・小説】自作を語るのはまだ早い(2)~奇跡を売る店~


 海は少し真面目な顔をして、一度自分に確認するようにうなずいた。
「釈迦堂くんにお礼を言わなくちゃ、と思ってたんよ」
「なんで」
 思わぬ言葉に蓮は不意を突かれて、返事ができないまま海の顔を見ていた。海は蓮の反応の薄さに応えようと、う~ん、と言いながら言葉を探したようだった。

「何てのか、栞那ちゃんみたいに、小さいときから病院に通ってて、結構重い病気で毎月病院に通っているような子のことでも、私らってあんまり何も知らないんやって、改めて思ったから。何となく毎日それなりにやってくれてるんだろうって、勝手に思い込んで、勝手に安心してたんよね。日常って、ほんとはたくさん辛いこととかしんどいこととかあって、一ヶ月の中のほんの一瞬の時間じゃ何も分からないんだって、こんなことでもない限り気がつかないで通り過ぎちゃう。にこちゃんもそうだよね。釈迦堂くんがこうして毎日彼女のことを見てるってこと、実は凄いことなんだって」
 蓮はいささか間抜けな顔で海を見ていたのかもしれない。珍しく海が困ったような表情を浮かべた。
「私、なんか変なこと言ってる?」
「いや、そうやなくて」

 海が変わらず海のままでいてくれることが嬉しかった。自分がどうなっても、周りの人間が変わらないでいて欲しいというのは身勝手な願いではあるが、こうして関係が変わっても、時が流れていっても、海は昔のままだ。他の皆が通り過ぎるところでちゃんと立ち止まってくれる。そんな海だから、自分の心を上手く表現できない蓮のことも、気がついてくれていたのだ。
 二人が向かい合った座卓の上を、窓からの風が流れていく。いろんな事があって、若くてきっと輝いていた時には戻れないけれど、海の言うとおり、風の匂いは昔のままで懐かしい。木々の間を通り抜けながら細かな湿気を含んで、この西陣の町の片隅の小さな部屋に届く風。

「栞那ちゃん、家を出てたみたいなの。お母さん、あんまり言いたくない様子だったけど、ほとんど友だちのところにいたらしくて。外来受診の時は一緒に来てたから気がつかなかったけど、待ち合わせして病院に来てたんやって」
 確かに、ひと月に一度、きっちり病院に来て、検査上はそれなりに薬の効果も確認できていて、親もついてきていたら、当然同じ家から病院に来たと思って不思議ではない。長く親しんだからこそ、敢えて毎日の生活のことまで根掘り葉掘り聞き出すようなこともない。もちろん、相手が話したがっているならば別だ。

「友だち?」
 亡くなった女性のことを母親は知っていたのだろうか。
「どんな人かは知らないって」
「親はそれで放ってたんか」
 怒ったつもりではなかったが、言葉がきつかったからか、海はちょっとむっとした顔をした。

「放ってたわけではないんやろけど、親子やからこそ、言いたくないことまで言っちゃうこともあったんやないの。顔つき合わせたら喧嘩になるし、ついつい、そんなに嫌やったらもう帰ってこんでええ、とか言っちゃうこともあったみたい。もちろん、最初のうちは探したり連れ帰ったりしてたみたいやけど」
「でも、まだ未成年やろ」
「でももう十八やもの」
 親なら、どこまでも子どもの我が儘や葛藤に付き合ってやるべきだ、と理想論をかざしたいわけでもなかった。十八や二十歳という年齢までに子どもが自立できるように、方法を授けてやるのが親の仕事だと、教育論を語るつもりでもなかった。そもそも蓮にはそういう親子論を語るための土台がなかった。

「ごめん、俺には分からん」
 蓮がぼそっと言った言葉に、海がものすごい勢いで反応した。
「ごめん、そんなつもりやないの」
 小学校の時には二親ともいなかった蓮の気持ちは、多分海には分からないだろう。だが、そんな自分の感情の構成を、蓮自身が一番分かっていないのだ。少なくとも海はそんな蓮を分かろうとしてくれたし、もしかしたら彼女なりの方法で成功していたのかもしれない。
 海は、昔からそうであったように、蓮がこれ以上は触れて欲しくない部分に来ると、上手く話題を変えてくれた。

「そうだよね。うちらの患者って年齢相応の精神年齢ってわけには行かないんだよね。身体だけは大人になっていても、不自由なことだらけでどうしたって自立できないことも多いし。それに、最近って、携帯ですぐに連絡取れるから、子どもが家に帰ってなくても、居場所が分からなくても、いざとなったら何とかなるとか、繋がってるって勘違いするんだよね」
「彼女のとこ、母子家庭やったよな」
「うん。お母さん、働いてるしね。ずっと一緒にいるわけにも行かないし」

 蝉が一斉に鳴くのを辞めたかと思うと、また一匹の合図で合唱を始めた。風の中の湿気はずいぶんと少なくなったが、やるせないような気持ちで身体が熱く湿っぽくなった。
「お母さんも心配してないわけじゃないと思う。でも、毎日、不機嫌だったり暴れたりする娘と向き合ってるのもしんどかったのかもしれへん。あの子、中学の頃からほとんど学校に行けてなかったもん」

 栞那に会ってあの石を渡した時のことを思い出していた。あれは半年ばかり前の事だった。
 その時、もう少し何かを聞いてやれば良かったのか。だが、どんなふうに? 彼女は「別に。たまには、うちかって遊びたいもん」と言っていただけだった。
 本当にそうだろうか。何かのサインを見逃していたのか。本当は助けてと言っていたのだろうか。少なくとも石を渡したと言うことは、何かを予感したからではなかったのか。自分でもよく分からなかった。

「さっき、彼女に何かあったのか、やなくて、何かしたんかって聞いたやろ」
 海はうなずいた。
「お母さんに『栞那ちゃん、どうしてますか』って電話したら、話の中で『あの子、何かしたんですか』っていう感じのこと聞かれたから。家からちょっとしたもの盗んでいったりしてたみたいやし。まぁ、家のものやから、盗むって表現にはならへんかもしれんけど、その事を追求したら、あんたがこんな身体に産んだからや、って言ったって」
 蓮は何も言えなかった。

 半年前、谷原栞那が蓮に言った言葉は、一時も忘れてはいなかった。
 どうせ先生の身体やないやん。
 それは、いつかあの女性に言われた言葉と同じだった。
 どうせ先生の子どもじゃないでしょ。
 そうだ、と割り切ってやれば良かったのだ。中途半端に入り込んで何かができるわけでもなかったし、彼らが蓮に期待していたことはそんなことではなかったのだろうに、自分で空回りしてしまった。

 本当は、谷原栞那はよく分かっていたはずだ。病気を持って生まれてきたのは母親のせいではないということくらい。だが、母親は病気の子どもを産んでしまったのが自分のせいだという気持ちから逃れられないでいるのだろう。
「釈迦堂くん?」
 海が向かいから心配そうに見ていた。谷原栞那のことを話しているのは分かっていたが、どこかでいつも和子と和子の母親のことが重なっている。海には見抜かれているかもしれない。
「あぁ、ごめん」

「今度はそっちの番だよ」
 海の口癖だ。蓮があまり自分のことを話さないので、いつも海は自分のことを一通り話した後、次はそっちの番だよ、と言った。
その言葉で、蓮はいつも救われていた。
「アパートで若い女性が亡くなったんや。死因は外傷性くも膜下出血。アパートの契約書によると、名前は芝浦陽香、十九歳、身元保証人に当たってみたら、保証人ビジネスやったようや。その部屋に、どうやら谷原栞那が転がり込んでいたらしい」
 海はちょっとの間考えていた。

「でも、うちの病院に警察が来た気配はないし、栞那ちゃんのお母さんも警察がどうのって話はしてなかったけど」
「じゃあ、まだ警察は谷原栞那の名前を突き止めてないってことなんやろ」
「それで、釈迦堂くんはどう関係してるの?」
 蓮は和子ががらくたを入れている箪笥の引き出しから、小さな石を取り出した。
「これ?」
「デザートローズや」
「食べれるの? なわけないか」
「そっちのデザートやなくて、砂漠の薔薇。その亡くなっていた女性の部屋にこれと同じ石があったらしい。それで、『奇跡屋』に警察が来て、婆さんが『それは蓮が知ってる石や』なんて余計なことを言ったから、俺のところに警察が来たってわけや。最初はてっきり谷原栞那が亡くなったのかと思って慌ててもうて」

 海は五百円玉くらいの直径のデザートローズを摘まみ上げて、じっと見つめ、また座卓に戻した。
「ゴミだと思わなかったのは、警察にしたら上出来やない? ダイヤとかルビーならともかく」
「ダイヤやルビーやったら婆さんのところには来えへんやろ。それにこの石、ゴミと思うにはちょっと気になるんかもしれへん」
 まさに石の薔薇と言われて納得するような不思議な形の石だ。白っぽいものから赤系の砂色のものまで色彩は色々で、大きさも様々だ。もろくて加工されることもないので、石そのものの値打ちがあるというものでもないが、願いを叶える石だと言われている。

「確かに。で、この石と栞那ちゃんの関係は?」
「警察が俺に見せたんは、俺が谷原栞那に渡した石やったんや」
 そんなふうに言ったら、普通なら、どうして「その石」だと分かるのだと聞かれそうだが、海はもうそんな無駄な質問はしてこなかった。彼女は、『奇跡屋』の婆さんや蓮が、石の一つ一つの顔を見分けられることをもう十分知っている。
「いつの話?」
「半年前、彼女にばったり会って、ちょっと話をしたから」
 細かい内容について口をつぐんだら、海はさらりと流してくれた。

「そのこと、警察に言ったん?」
 蓮は首を横に振った。
「でも、その亡くなった子の携帯の通話記録とかアドレス帳とか調べたら、栞那ちゃんのこと、すぐに分かるんやないの?」
「いや、俺が呼ばれたときは、警察は谷原栞那のことは知らんかったと思うし、少なくとも病院へも警察は来てないんやろ」
 蓮が警察に行って話を聞かれた時、亡くなった女性の携帯の話などは出なかった。もちろん、重要参考人の関係者であると思われる蓮に捜査情報を漏らすことはないだろうから、事情を知ることはできない。
「ただ、釈迦堂くんはその石の持ち主と繋がってるとバレちゃってるわけやね。それで、警察は釈迦堂くんのところに関係者が現われるかもしれないって、見張ってるってことか」

 石を見せられたとき、思わず反応してしまったので、警察は蓮と「謎の同居人」には関係があると思っただろう。咄嗟のことで演技もできなかった。もちろん、その場では、「確かに奇跡屋に置いてあった石で、誰かに売ったけれど、売った相手は忘れた」と答えておいたのだが、例のごとく胡散臭そうな目で見られ、しっかり疑われたわけだ。
「何より、それって殺人ってことなん?」
「いや、そもそも警察が俺にそんなこと教えるわけないやろ。でも、不審死なんは間違いないし、警察は疑うのが仕事やし、その亡くなった女性の『同居人』には一応事情を聞かんとあかんのやろ」

「外傷性くも膜下出血なんでしょ。事故ってこともあるやん」
「それでも家の中で誰も見てないところで死んでたら不審死や。もちろん、殺人だと疑うような何か事情があるんかも知れへん」
「魁さんの元同僚とかにこっそり教えてもらわれへんの?」
 思わず言ってしまってから、それはないか、と海は一人で納得して、警察から聞き出すという提案を自ら却下した。そして、不安そうな声で聞いてくる。

「栞那ちゃんが釈迦堂くんに連絡してくると思う?」
 それは何とも言えなかった。
「次の外来、いつなんや?」
「二週間先」
 それは果てしない時間に思えた。谷原栞那が今どうしているのか、そもそもその女性が亡くなったことを知っているのか、何も分からないまま過ごすには長すぎる時間だった。

 半年前。
 オカマショーパブ『ヴィーナスの溜息』での仕事を終えて帰る途中、三条木屋町の辺りで谷原栞那とばったり出会った。
 蓮の記憶にあった中学生の栞那とは違って、派手な化粧をして、髪を染め、冬というのに短いスカートで素足にブーツを履いていた。値段は分からないが、毛皮のコートが彼女に不釣り合いで、子どものような胸元が覗く服も、蓮を戸惑わせた。
 だが、どう見ても真面目なお付き合いをしているとは思えない若い男二人と一緒で、酒も飲んでいる様子だったので、放っておけなかった。男たちとはいささか揉めたが、栞那を説得してとりあえず『奇跡屋』に連れて行った。

 どうせ、先生の身体やないやん。

 いつも何かに精一杯で、他の何かを受け入れてやるための余裕がなかった。ショーパブの仕事も、手を抜こうと思えば抜けるのに、適当に器用にやることができない。ママやソノコさん、シンシア、ミッキー、皆の身体のことも心配になる。伯父が失踪してしまった釈迦堂調査事務所の仕事もそうだ。滅多に依頼がなくても、伯父が帰ってくるまであの場所を守りたいと思っている。引き取った和子のことも、失踪した伯父の魁のことも、荒れた生活を送っているふりをしながら魁を探しているらしい従弟の舟のことも、大原の里で一人仏像を彫っている大和凌雲のことも、何もかもが気になって仕方がない。
 だが、舟が蓮を頼ってこないのは、蓮がいっぱいいっぱいになっていることを知っているからだ。和子が蓮に懐かないのも、蓮のすべてが和子に向けられているわけではないことを感じているからかもしれない。本当の親ではないからだ。
 あの時も、谷原栞那が何かに追い詰められていたのだとしても、それに気がついてやれるだけの余裕が自分にあったのかどうか。

「ここ、石屋さんなん? ダイヤとかルビーとかは置いてないん? これって幾らくらいするん?」 
「鉱物、つまり貴石だ。ものによっては百万以上するものものある」
「キセキが起こるん? それやったら百万くらい出す人もおるかもなぁ。泥棒、入らないん?」
「この店は魔女のような婆さんがやっていて、下手なことをしたら呪われるとみんな信じてるからな。奇跡が起こるかどうかは、持つ人間によるし、石との相性もある。ちなみに、ミラクルの奇跡じゃなくて、貴石。貴い石だ」
「パワーストーン、とか言うやつ? わぁ、これ、面白いの」
「それはデザートローズ。砂漠の薔薇、という名前の石だ」
「ふ~ん」
「気に入ったんなら、やろうか」
「呪われるんやろ?」
「だから、石との相性だよ。惹かれたなら相性が合うんだ」
「光ってないところが、うちと一緒や」
 光らない石。そして見た目通り、もろい石でもある。栞那はそれも感じ取ったのかもしれない。自分と石を重ねて何かを感じたのだ。

 海が帰った後、蓮はずっと部屋の畳の上に寝転がって天井を見ていた。立っていると低く感じる天井が、こうしてみると遙か彼方に思える。
 大通りから入り込んでいるために、蝉や風の音はともかく、ここは不安になるくらい静かだった。ふと時計を見ると、そろそろ出勤しなければならない時間だった。
 起き上がって、汗ばんだTシャツを脱いだとき、座卓の上に放り投げてあった携帯が震えた。大原に和子を連れて行ってくれている舟からだった。
 
< にこ、初さかなゲット!
 添付された写真には、川魚をこわごわと持っている和子が写っていた。舟と、もしかすると凌雲も一緒に、釣りにでも行ったのだろう。
 相変わらずの和子の硬い表情は、その写真が蓮に送られることを意識していたからなのか。シャッターが切られた後、和子が彼らに笑顔を向けている様子を想像して、蓮はなんとも言えない気持ちになった。



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Category: (2)砂漠に咲く薔薇

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コメント


こんばんは。

あ、蓮と海、2人の会話、京都言葉なのかなぁ。いい感じですね。
前回より増して、そして本物の夫婦以上に理解しあっているような感じです。

今回はなんだか重い展開で、栞那の立場や考え、その親の立場や考え、海の立場や考え、それぞれにわかる様な気はするのですが、それぞれの立場で出来る範囲は限られていて、その範囲で最善を尽くす以外に方法はなくて、じゃぁどうしたらいいんだろう・・・と途方にくれています。
和子と蓮の関係も同じなのでしょう。蓮の守備範囲が広いのかなとは思いますが・・・。
う~ん、でもいろいろ抱えているだけに余計に複雑です。

栞那の行動や発言は怖いです。うかつに触ったら、それもほんの微かに触れるだけでも壊れてしまいそうで、怖くて、ご両親はどうしたらいいか分からないんじゃないのかな。もちろん栞那もだけど・・・
重いテーマです。少しでも光が見えて来るといいんだけど・・・。

< にこ、初さかなゲット!
にホッとしました。
和子の硬い表情に和子の気持ちを想像します。
そのあとぎこちなくても笑顔になっているといいんだけど・・・

すみません、今回の感想は支離滅裂です。

山西 サキ #0t8Ai07g | URL | 2017/01/24 19:41 [edit]


サキさん、ありがとうございます(^^)

サキさん、早速ありがとうございます(*^_^*)
京都言葉なのかなぁ~.実は私、大阪生まれで、学校は兵庫県→京都府、仕事も京都→兵庫と三都物語でして、いろんな言葉がちゃんぽんになっているのですね。今日、朝のラジオで言っていましたが、本物のジモピーが話している言葉ってそんなに「○○方言!」って感じでもなくて、色々な言葉が混じっていて当然って話をしていて、まぁそうだなぁと。でもきっと、しゃべるテンポみたいなのがみんな違っているのですよね。大阪のテンポと京都のテンポはかなり違うし。だから、ここに書いてある言葉を「京都風テンポで読んでいただく」ってことで!(他力本願……^^;)
あ、神戸の言葉はなんかちょっと違うな、うん。

蓮は普段、あまり関西風なしゃべり方をしていないのですが、海と舟相手の時だけは関西弁。あ、相手が子どもの時も出てるかな。彼らが本物の夫婦以上に理解し合っているか……は、そうですね、皆さんのご想像にお任せいたしましょう! なんてのか、もう恋人でもなく夫婦にもならないので、かえってその距離が心地いいのかなぁとも思います。そんな微妙な関係、結構好きなのです。

うん、ちょっと内容的には重かったですね。みんなそれぞれの立場で一生懸命生きているので、少しでも光がたくさん当たったらいいなぁと思っています。答えの出ないところにいる人たちはたくさんいると思うのですけれど、その頑張りをたたえたいというのか。蓮は、たくさんの人を助けられる立場にいたと思うのですが、それが重すぎてしんどくなっちゃって、それでやめちゃったんですよね。今はもう、和子と舟と凌雲のことを考えるだけでいっぱいいっぱいかも。
和子と蓮の物語は次くらいのお話で書かなくちゃな、と思っていますが、もう少し先になるかもしれません。
『ヴィーナスの溜息』の面々もそうですが、みんな頑張ってる、それが少しでも表に出るように書いていきたいと思っています(^^) 引き続きおつきあいただけると嬉しいです。
蓮はなかなかぐるぐるな主人公なのですが、まぁ、元キャラ(相川真)よりはずっと前向きな人、のはず。

そして、和子の初さかなゲット!にほっとしていただけて良かったです。
いや、和子はきっと動くさなかにびびっていただけと思いますが……蓮は、和子の「初○○」の場面に自分がいないことがちょっと悔しいというのか、そういう場面を自分が提供してやれなかったことにがっくりしているのですよね。舟はただただ、「兄ちゃんに和子の写真をおくっちゃる~」という程度のノリであまり深く考えていないと思いますが……
でも、舟も凌雲も、考えてみたら、蓮が勢いで引き取ってしまった子どもを普通に家族みたいに大事にしてるんですよね。私はどうやらこういうのがかなり好きらしいです。

コメントありがとうございました!! え? 支離滅裂じゃないですよ(^^)

彩洋→サキさん #nLQskDKw | URL | 2017/01/25 19:59 [edit]


だんだんと

蓮と栞那とデザートローズの関係、そして警察とのあれこれ、少しずつ分かってきましたね。

そうかあ、栞那って、かなり危なげな子だったんですね。
ただの顔見知りならばそんなに深入りはしないだろうけど、自分の患者だったら、街なかでそう言う再会しちゃったら、放っておけないだろうなあ。

まだまだどういう子なのかがはっきりしない栞那ですが……ヤバいことしてなければいいんですけどねえ。石との相性、どうだったんだろう><

ニコちゃん、魚ゲットに、ちょっと笑ってしまいました。
楽しんでるといいなあ~。
でも、それはそれで蓮はちょっぴり微妙なんだろうなあ。
舟がいて、凌雲がいて、ニコが二人に笑いかけてる……。
焼きもち妬いちゃう気持ち、すごくわかりますw

lime #GCA3nAmE | URL | 2017/01/26 20:40 [edit]


更新、お疲れ様でした。

連と海の人柄がよく出ていて、ああいい子たちだなぁと思いました。
海は、たくさんの患者さんを診ているだろうに、患者さんのプライベートなところまで気を回してたら、ほんとうに大変。医者の方が、身が持たないと思うんですよね。でも、きっと海も、気づいてしまったら放っておけないんだろうな。自分から苦労を背負いこんじゃいそうで、ちょっと心配ですが。
連と海はよく似ているんですね。自分の責任じゃないことまで、全部気にしてしまう。で連は、そんな海の良さをわかっているのに、言葉にしてあげないんですね。不器用なヤツめ。
海と蓮のぎこちない会話のあとの、吹き抜ける風の描写が美しいです。風鈴が似合いそうですね。
栞那とデザートローズを重ねた部分、なるほどと感心しました。でも、光らなくて脆いって、栞那、大丈夫?
いろんな事情を背負った人たちが、どんな人間模様を描いていくのか楽しみです。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2017/01/27 01:20 [edit]


やっとコメントに来られるようになりました〜。
まだ全部は書き終わっていないけれど、今日はもう書かないで、まとめ家事をやって、ご飯が終わって「よし、今日こそコメントに行くぞ〜」と。

栞那の話がずっと多くなっているとは言え、やはり蓮と海と和子の事情に意識がいきますねぇ。

この語りの感じだと、もしかして、蓮はお医者様の範疇だけで和子と和子の母親の面倒を看るだけで収まれなくて、人生まで引き受けちゃったってことなのかしら。もしそれで海との婚約解消になったということなら、海ってすごい人だなあと思います。

文字通り大海原みたいな広い心と視点を持ち合わせている女性ですよね。

でも、和子は、全然蓮に懐いていなくて、蓮はけっこうそれを思い悩んでいるんですね。こういう人って、いるなあと思います。
「なんでそんなこと、する?」ってくらいすごいことを思い切りよくやっちゃう割に、実はわりとぐるぐる派だったりもする人。

お医者さん、風邪の外来ぐらいだとそうでもないかもしれませんけれど、重病専門のお医者様だと、本人にしろ家族にしろ人生そのものを垣間みてしまうし、時にはぶら下がってきたりして、抱えきれないことってあるんじゃないかなあと思います。

でも、一人一人の患者全ての家族になることも恋人になることも出来ないのだから、どこかで割り切らないと続けていけないんだろうなと思います。あ、だから蓮は続けられなかったのか……納得しました。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2017/01/27 04:49 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

わぁ、なんか、皆さんの中で栞那が凄く危ない子になっている……でも、確かに危ないかもしれませんね~。自分では書いているときに危ないとは思っていなかったので、読み返して、あ~そうかぁ~これは確かにちょっと危ないかも、と思っちゃいました。この年の子どもって、多かれ少なかれ、こんなところがあるのかなぁと思ったりしています。もっとも、口に出すか出さないかってのは少し違いがあるかもしれませんね……
蓮は自分があんまり口に出さないで来たんだけれど(というよりもそもそも喧嘩をする親がいなかった)、その分、想像の中でそんな子供らの気持ちが分かっているのかも知れませんね。だから、かえって栞那にも和子にも不器用な対応になっちゃうのかなぁ~(この支離滅裂なところは、モデル?の真にそっくりだな)中途半端に絡んでドツボっている気がしなくもありませんが、栞那も和子も、それなりに分かっているのかもしれません。次回は栞那のシーンなので、彼女が何か語ってくれるかも。
ヤバいこと……してるかな? いやいや、大胆なことをしているようでいて、案外気が小さいのですよ、この子たち。

デザートローズは、これからどんな具合に関わってくるのかなぁ~(って、ちゃんと考えてないのか^^;)
でも、元の持ち主、あの石屋の婆さんの呪い、じゃなくてパワーが潜んでいるかも。蓮ったら、安い石だからって、かってに上げちゃったんだもん。

そして、そうなんですよ~。蓮はちょっと複雑なんです。舟のバカたれは「あ、にこ、かわいいなぁ~、よし、蓮兄ちゃんに写真送っちゃる~」のノリで送ってきたのですが、蓮は「ちえっ」って気分^^; そんなの分かってるくせに、一緒に大原に泊まりに行かなかった自分が悪いですけど。
和子のことは、また和子の回でじっくり語りたいと思います。みんながみんな、物語を持っているんですものね(*^_^*)
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2017/01/28 00:01 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

わ、TOM-Fさんに、ほんとは私がキャラたちを可愛がっているいい人だってバレちゃった……ってのは冗談ですが、そうそう、真シリーズではキャラたちに過酷すぎる作者だったので、このシリーズの連中には優しくしてやっているのでした。そもそも、真には可哀想なことしちゃったので、代わりに優しくしてあげようってので生まれたのが蓮なので、だからみんなそこそこいい人たち? もしかすると、良くも悪くも、真シリーズの連中は昭和なやつらで(濃いってこと?)、このシリーズは平成な連中なのかも……
海も蓮も、きっと一生懸命な子たちなのですね。そして、特殊な仕事をしているからって特別な考えを持っているわけでもないし、半分以上は普通の人。何かが足りないってところもあるだろうし、かなり頑張っているところもあるだろうし……
どこまで、患者さんたちの日常に病院が絡まなくちゃならないのか、それはきっと、他の職業でもあるんだろうけれど(学校の先生とかもね)、やり過ぎるともう宗教の世界になっちゃうし……線を引くのは難しいですよね。でも、せめて一生懸命な彼らの気持ちが伝わったらいいなぁと思います。あ、そうそう、蓮はそんなのだから辞めちゃった? いや、この男、優柔不断の度が過ぎて、ちょっとイケないことを……(ごにょごにょ)
海の方がある意味では割り切っているかも。でも、確かにTOM-Fさんの仰るとおり、似ているところもいっぱいあるんですね。あ、でも、ここはくっつきそうでくっつかない関係なので、安心して?見守ってやってくださいませ。大きな家族みたいものですから。

あ、風鈴か! そうだった。どうしても蝉にやられちゃっていたなぁ~
夏の音。ほんとにこの寒い冬に書くのは大変です。家の中なんてほんと、寒いんですもの。まぁ、震えながらもなんとかなってる分、京都の冬よりはましなんですけれど。
そして、皆さんにこのままでは栞那がヤバい子というインプットがされつつあるので、次回はその危なさを、じゃなくて、まぁ、意外にこんな程度の危なさなんですよ、って話をお届けしたいと思いまする^^; えっと、そうそう、結構大胆なことができないタイプ?
もろくても、願いを叶える石だと信じて、デザートローズの物語を紡いでいきたいと思います。
コメントありがとうございました!!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2017/01/28 00:21 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

あぁ、夕さん、scriviamo!のお忙しいさなか、コメントをありがとうございます。
本当に夕さんのパワーには驚かされます。それにどれもみんな違った世界をかき分けておられて、いや~脱帽です。まだ先はありそうですが、一つ一つ楽しみにしておりまする(^^)

あ、そうそう、そうなんですよね。私もシリーズものを読んでいると、この回には別のメインキャラがいるのは分かっているし、そこを読んで欲しいと作者は思っているんだろうけれど、レギュラー陣が出てくるとほっとするというのか、そっちの話の方が気になったりして、それにそういった部分を読む方が楽しかったりして。
実はこの辺りの蓮の事情とか、和子の話とか、そういったことを意識して書いていたのです。このシリーズは、各回に別のヒロインがいるって設定なのですが、自分でもメインキャラの事情を書いている時には楽しいのですよね。この後、またあの婆さんや、『ヴィーナスの溜息』の連中が絡んできますし……

そして……蓮が和子を引き取った経緯は別に隠しているわけではないのですが、というのも、それはちゃんとお話があるので(このシリーズのメインストーリー)、またいつか書かなくちゃなんです(これぞ書く書く詐欺?)。人生まで引き受けたというとかっこいいのですが、ほんと、この男、優柔不断でぐるぐるな面がありまして。
海は海で、いろんな思いがあったと思うけれど……すごいのか、ちょっとやけくそなのか、ある意味では仕事をとったというのか。結婚して、もしかして家庭に入って仕事を制限することになるとか、周りにそう思われるのはやだとか、あれこれあると思うのです。そこは彼女なりの計算もあったりして。

「「なんでそんなこと、する?」ってくらいすごいことを思い切りよくやっちゃう割に、実はわりとぐるぐる派だったりもする人」この表現いいですね。そうそう、そういう人です、蓮^^; 
いや、でも、実はこのシリーズの根っこには「和子を育てる蓮」というイメージが一番最初にあって、ところが我が子ではない女の子を独身の男が養女にするってはほぼ不可能に近いというので(まぁ、確かに)、「養女」ではダメだったんですよね。しかも、和子は誰かが「同意書にはんこを押さなければならない(誰かが親権を持っていなければならない)」事がたくさんあるし、あれこれ、背に腹は代えられない壁がありまして。じゃ、施設に引き取ってもらってそこの施設長がはんこを押す、なんてのは蓮には耐えられなかったんだろうな~
割り切れない蓮は、これ以上は抱えられないという自分に気がついて、他を捨てて和子の人生を背負うことを選択したんですが……何かを捨てたら、またそのスペースにいっぱいあれこれ入り込んで来ちゃったんですね……えっと、『ヴィーナス』の連中とか、石屋の2階の事務所とか、あれこれ。
凄いハッピーエンドはなくても、そこそこしたたかに生きていく、そんな連中をこの先もよろしくお願いします。
コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2017/01/28 00:52 [edit]


それぞれの事情が少しずつわかってきましたね。
栞那は自分が分からない、見失っている中にいるのではないですかね?
蓮に胸の内を語ってくれることを待っています。

海と蓮の京都弁がイイわぁ~
すごく親しみが湧きます。内容はさて置き…?

病は気からという言葉もあるくらいで、病を治すためには患者さんの気持ちって大事ですよね。お医者さんが与えるのは治療やクスリと共に、共感とか理解とか言う面も大事なのだと思います。

それは栞那もそうだと思うのですが、和子も顕著なのでは?
初フィッシュにイエーイするのと同じように、蓮にイエーイできる日が来ますように。

けい #- | URL | 2017/01/29 19:01 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

皆さんに海と蓮の会話を気に入っていただけて嬉しいです(*^_^*)
以前に、枚方(まいかた、じゃなくて、ひらかた)を舞台に恋愛もの(「天の川で恋をして」)を書いたとき、文字で書いた大阪弁は読みにくいかなぁと思って、敢えて標準語で書いたんだけど、今回はもう関西弁で書こうと決めていました。京都弁って、どこまでが京都の言葉で、どこからが大阪なのか、よく分からないことがあるのですけれど(何しろ、ほんまもんの祇園言葉は京都の人でも分からんと言うし)、要するにしゃべるテンポが全然違うんですよね。しかも突っ込まないし。あ、海は絶対京都生まれじゃないです。多分、大阪人。
でもあんまりしゃべり言葉をそのまま書いたら読みにくいことこの上ないので、適度に普通の言葉に置き換えたりして、結構めんどくさいものがありました。でも、ほっこりしていただけると嬉しいです。

栞那は、うちの姪の一言がイメージになっています。あれこれあって彼女が荒れていた時(ってもたいしたことないんですけれど)「これは衝動なんよ! どうしてって聞かれても分からんねん!」……そうだ、それが思春期だった、と思った次第で。それは病気のある子もない子も同じなんですよね。ホルモンのバランスも神経のバランスも悪い。
蓮も自分が通り過ぎちゃったし、彼の場合は衝動をぶつける親がいなかったから、分かってるような分かってないような。でも、一生懸命理解したいと思っているのですよね。
彼女の気持ち、もう少し入り込みますので、きっとあ~別に普通の子なんだなってところがちゃんと書けたらいいなぁと思います。そして蓮やその他のお節介な連中がいっぱい居ますからね、きっと大丈夫(って、誰のこと? いや~あの人とかこの人とか)。

和子の物語も控えています(書く書く詐欺~にならないようにしなくちゃ)。でも、まぁ、和子はそう簡単には蓮になびきません。だってそれじゃあつまらないですものね(え、そんな理由?)。でも、きっと彼らにはキラキラシーンが待っているはず! しかも彼ららしい、え~そんな~、もっとラブラブしてよ~かもしれませんけれど^^; 
次回は栞那視点です。彼女のことが少し分かる、かな。
コメントありがとうございました!!
引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです(*^_^*)

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2017/01/30 00:19 [edit]

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