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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【旅2017・スペイン】(12)バルセロナ・タパスツアーと夜のサグラダ・ファミリア~その1・魅力いっぱいのゴシック地区~ 

バルセロナカテドラル外観
バルセロナレポートの最終回は、バルセロナのタパスツアーと夜のサグラダ・ファミリアです。
バルセロナでは、仕事の会場に顔を出したり、お友達と観光に行ったり、あちこち行ったり来たりでしたが、交通機関で重宝したのは地下鉄でした。噂ではスリが多いとか、乗り場で待っていたら、何か服に引っかけられたり、囲まれたりして注意をそらされた後に気がついたら財布無かったとか、あれこれ噂を聞いていたのですが、要するに「ぼ~っとしていたらいけない」ということでしょうか。鞄は必ず身体の前、口は押さえておくとか、いかにも「私は気をつけているわよ、あんたの手には引っかからないわよ」というオーラを出しておくことが何よりも必要なのです。といっても、知り合いがスリには遭っているので、全然大丈夫だったとは言えないのですが、その人も、小分けにして持っていたので、大事には至らず、だったようですけれど。

さて、問題は夜です。海外で夜に出歩くのは、行ったことのない街だとやっぱりちょっと気を遣います。集団で移動して、同じホテルに帰るのならいいのですが、どこかで一人になるとちょっと不安。ちなみに、私が行った7月のバルセロナ、夜は9時近くまで明るかったので、夜と言ってもほとんどお昼みたいな明るさで、実際に夜歩かなくてはならなかったのはフラメンコを見に行った時くらいでした(フラメンコ記事は、グラナダのフラメンコと合わせて後日ご報告(^^))。それも、人通りの多い大通りを歩いて帰れたので、問題なくホテルに帰り着きました。
ちなみに、その大通りが、私が行った1ヶ月後にテロのあった大通り。安全についてはもう、どこにいても簡単には大丈夫と言えない時代になってしまっているのかも知れませんが。

では、ガウディとは無縁のバルセロナ観光、行ってみましょう。
トップの写真は、バルセロナのカテドラル。この区域はバルセロナでも最も古いゴシック地区で、ローマ時代まで歴史が遡られます。この地区の中心となるのがこのカテドラルで、元々はロマネスク様式の大聖堂が立っていたそうですが、13世紀の終わりに現在のゴシック様式の大聖堂に建て替えられ、完成までに150年かかったそうで、しかも、ファザードは1408年の設計図を元に20世紀になってから付け加えられたんですって。
サグラダ・ファミリアの着工が1882年、もし噂通り、ガウディ没後100年の2026年に完成するとしたら、144年間。要するに、サグラダ・ファミリアが特別ってわけでもないのですね。恐るべし、ヨーロッパの大聖堂たち。
バルセロナカテドラル
私が参加したののは、VELTRAの「タパスツアー3軒のバル巡りとサグラダ・ファミリア夜景観賞」だったのですが、これはなかなか楽しいツアーでした。ツアーガイドはバルセロナ在住の日本人のKさん。
待ち合わせがカテドラル前のhotel colon前だったので、少し早めに着いてカテドラルの中に入ってみましたが、入ってから「しまった!」と思いました。あんまりゆっくり鑑賞している時間が無かったのです。後で写真を見てもその荘厳さが感じられるもので、サグラダ・ファミリアとは趣が全く違っていて、歴史の重みみたいなものを感じる空間。ツアーでも少し中に入ってくださいましたが、これはもっと時間を取って見に来るのだった。バルセロナ滞在中、学会場と観光地巡りでスケジュールがタイトすぎた私……まさかゴシック地区がこんなに魅力的なところとは思いませんでした。

Kさん曰く「日本人はガウディで忙しいから、このあたり、ゆっくり見ないでしょ」(!) そうでした。忙しかったです(しょぼん)。次にバルセロナに来ることが万が一あったら、ゆっくりこの辺を散策したいと思います。
そして、これからバルセルナに行く人に伝えたい。ガウディは確かに魅力的ですが、このゴシック地区は楽しい! 問題は迷子になること必至の迷路のような路地。でも、夏は21時くらいまで明るいし観光客だらけなので、そんなに危険な印象はありませんでした。バルセロナの初日の夜に、是非ともこのタパスツアーに参加していただいて、一度案内してもらったら(バルの場所は全然覚えてないけど)、何となく地図が頭に入るので、自分で歩くのに不都合はないかも。
バルセロナカテドラル内部
それにしても何度見ても魅力的なカテドラルの中。横には回廊もあって、ガチョウさんが13羽。聖女エウラリアが13歳で殉教したことにちなんでいるとか。ガチョウの写真撮ったはずなんだけれど、どこかに紛れちゃってるみたいで発見できない……
カテドラル正面
そうそう、たまたま写真撮影中のカップルがいました。結婚式じゃなくて、多分、旧所名蹟でウェディングドレスで写真を撮るってやつだと思われます。御覧の通り、観光客だらけ。
カテドラルの脇の道
カテドラルの右手を進むと、自治政府庁と市庁舎が向かい合っているサン・ジャウマ広場へ抜ける道に入っていきます。その正面にちょっと近代的な建物があり(カタルーニャ地方およびバレアス諸島建築家協会の建物)、壁にでっかい落書きが!
街角ピカソ
バルセロナの幼稚園児が描いたんじゃありませんよ。誰あろう、ピカソの壁画なのです(落書きじゃなかったですね)。描かれているのはお祭りの時に出てくる、日本で言うと御神輿とか山車に相当する巨大人形や、民族舞踊を踊る人たち、馬に乗った人々。
今回、ピカソもダリもミロも素通りしてしまいましたが、街角にはミロデザインのマークがあったり、オブジェもあったりで、飽きないバルセロナの町歩きです。
街の景色
さて、先ほどの路地を入って行きましょう。実はこの辺りは13~14世紀には貴族や富豪の館が並んでいたという高級住宅街。渡り廊下にその名残があります。この辺りの路地の陰には、時々こんなふうにギターを弾いているおじさんなどがいたりして。
街角のギター弾き
歌っているお兄さんもいます。周辺の壁でいい感じに音が響く、なかなか乙なステージですね。
歌う人
路地を入って行ってカテドラルの裏側を見ると、何だか年季が入っていて、渋い色合いになっています。
カテドラルの裏
丁度この辺りだったと思うのですが、お屋敷の中庭に入れるところがあって、ここら辺にも貴族や富豪の屋敷跡のイメージが。こうした建物の多くが改装してショップになっていたりしています。
どこかの中庭
ここの中庭(前庭?)の外側にはポストが残っています。ツバメとカメ。これも私のダメダメ記憶力のせいで、何の謂われだったか忘れちゃいました。えっと、カメのように確実に、ツバメのように素早くお手紙を届けます?的な? 
で、このカメを撫でると……う~ん?
ポストのカメとツバメ
丁度カテドラルの裏手になる辺りに観光名所のひとつ「王の広場」があります。この広場は、コロンブスが新大陸発見の報告のために女王イサベルに謁見したという場所。この階段、コロンブスも上ったんでしょうか。ここは市の歴史博物館の出口になっています。タパスツアーのおかげで土地勘を掴めたので、翌日、少し散歩をしたときに博物館にも入ってみましたので、後ほどご報告。
王の広場
そんな古い歴史の跡は現実味があるようなないようなですが、下の写真はもっと生々しい歴史の傷跡です。
どこをどう歩いたのかよく分からないのですけれど、小さな広場があった辺り(Pi広場かな?違うかも)、壁に残る銃弾の跡は、スペイン内戦の時のものです。
スペイン戦争の銃弾痕
こうして見ると、歴史ってどこかに必ず印を残していくんだなぁ。
ものすごく近い歴史の話としては、先頃、独立派が選挙で勝利したカタルーニャ。サン・ジャウマ広場近くのこのアパートを見上げると、「あの旗を掲げているのは独立派のお家だよ」って教えていただいていた矢先の出来事。
アパート
自分は独立派ですよって、こうして政治的立場を明確にしているのですね。
市庁舎
さん・ジャウマ広場で向かい合って建っている市庁舎と自治政府庁。これは市庁舎の方だったかな。こういう広場を目印にしておくと、迷子になったときに便利です。
自治政府庁のサンジョルディ
街にはこうして守護聖人であるサン・ジョルディのレリーフや彫刻があります。聖ジョルジョ、ドラゴンを退治した聖人ですね(ちょっと思い入れのあるサン・ジョルジョ。うちの大和竹流ことジョルジョ・ヴォルテラはこの守護聖人の日4月23日生まれで、聖人の名をとって名付けられました。)
サンタマリアダルマル教会
ボルン地区へ入っていくと、またひとつ教会があります。サンタ・マリア・ダル・マル教会。
13世紀から15世紀頃に、地中海貿易が盛んだった時代、この辺りが海と陸の境界だったそうです。当時の航海は命がけですから、無事をサンタ・アリアに祈ったという教会。
カテドラルの裏門
こちらの門には、荷物を背負った労働者のマークがあって、確か、労働者たちがお金を出して云々な話だったような。そうそう、ガイドのKさんはいっぱい色々教えてくださったのですが、その時に書き留めていないと覚えていられない残念な記憶力。
私の記憶力はともかく、この教会が労働者のための教会であることは間違いないようですね。
サンタマリア内部
内部は随分シンプル。カタルーニャ・ゴシックはこのシンプルさが特徴だそうです。その中でステンドグラスの色が映えますね。
サンタマリア内部ステンドグラス

さて、町歩きで楽しいのが、お店のショーウィンドウですね。
ぶぼ
ツアーで一緒だった若い女の子たち(といってもツアーはその2人組の女の子たちと私だけ)はさすがによく研究しています。「この辺にチョコレートの……」とガイドのKさんが言いかけると「Bubo」とちゃんと知っていました。私は「?」ですが、こちらはスペインを代表するパティシエのひとり、カルレス・マンペル氏のお店。チョコレートが有名だそうで、実はここでお土産に買ったチョコレートコーティングのナッツ、ものすご~く美味しかったです(私はKさんお勧めのマカダミアナッツを購入)。
普通、コーティングのチョコレートの部分って薄いじゃないですか。それが、半端ない分厚さにコーティングされているのです。こちらは真夏に持って帰ったにも関わらす、日本に帰っても原型を留めていました(結構真夏のチョコレートは賭けなのですが、これは正解)。
buboのケーキ
でも、こちらの美味しそうなチョコレートケーキ、実は購入してツアーの後、ホテルに帰って開けてみたら……すでに溶けた雪だるま状態になっていました。連日体温くらいの気温でしたからね……・それでも美味しかった(^^)
toketa.jpg
見るに堪えないので小さく……(^^;) えっと、上質なチョコレートなんですよね。うんうん。
ちなみに、店内でも食べることが出来るので、美味しそうなものは迷わず、その場で食べましょう!
buboのケーキ
気を取り直して、楽しいショーウィンドウ。まずはお菓子屋さんです。ディスプレイがどこもすごいんだけれど、これって単に飾ってる様な気がするのですが(だって、店の中でもこのお菓子に手を伸ばして取るのは無理そう)。
お菓子屋さん
お土産物屋さん。こういうのって、飾ってあるのを見るだけで楽しいですね。
店のショーウィンドウ2
精巧な人形もあったりして、どこかで見たような人たちのフィギュア。
店のショーウィンドウ
同じ人形でもちょっと毛色の違ったものもあります。それはこちらのたばこ屋さんをのぞいてみたらありました。
煙草屋
女の子が齧り付いて見ているその先にあるのは……
うんがつく?
サッカー選手や各国首脳陣。なんか変な感じがしませんか? みんなちょっと中腰で、しかも後ろを向いているのが分かりやすいと思いますが、そう、みんなお尻をめくっている……(クレヨンしんちゃんではありません^^;)
アップにするのは控えますが、お尻の下に渦巻いた茶色いものが。つまり、う○ちをしているのですね。これって幸運の人形だそうで、有名人はみんなこの餌食になること必至らしい。
日本語でも「うんがつく」って言うけれど、スペインでも同じなのでしょうか。……あれ? そんなスペイン語かしら?
さて、トイレに行ったら石鹸で手を洗いましょう^^;
石鹸屋さん
というわけで、こちらは石鹸屋さん。この色とりどりの素敵な石鹸、いっぱいお土産にしちゃいました。いろんな香りがあるのです。一番よかったのは白いのでジャスミンの香り。1年前に購入したものですが、まだ香っています。
ろうそく屋
ろうそくのお店は幾つか見かけましたが、上の石鹸屋さんはシンプル派で、下のようなお洒落な形のろうそくを売っているお店がやはり目を引きました。
店のしるし
これはマンホールではありません。お店の前にはこのような印が地面にはっ付けられているのです。もちろん、全てのお店というわけではなくて、由緒正しきお店のみ。それぞれのマークは、お店の種類のようですね。要するにこのマークがあるお店に入ると間違いないということでしょうか。

さて、少しずついい感じの夕暮れになってきましたね。
下町の通り
そぞろ歩きでお腹も空いたところで、ボルン地区界隈でタパスにありつきます。
下町の通り2
記事が長くなったので、タパスとサグラダ・ファミリア夜景は次回に(o^^o)
それにしても、もう1年近く前の事なんだなぁ。って、記事にするのが遅すぎますね。懲りずにまた続きを見に?遊びにいらしてくださいませ(^^)/
次回日曜日に更新予定です。
土産物屋の軒先
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Category: スペインの旅2017

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コメント


おお~、ゴシック建築!
ガウディのぐにょぐにょ建築を見た後だと、なんか妙に安心感があるんだよなぁ。古いヤツだと言われてしまいそうですけど(笑)
そしてゴシック建築といえば、やはり大聖堂ですよねぇ。このアーチ天井がたまりません。ガウディの植物的な柱も印象的でしたけど。

幼児の落書きにしか見えないですけど、ピカソの絵だと聞くとありがたみがありますね。それでも巨大人形は、徳利にしか見えないけどな(笑)

ゴシック地区の街並み、いいですねえ。
建物の重厚感もいいし、ポストなどの設備も小洒落ているし。
おまけに、世界史の教科書に出てくるようなエピソードがあった場所が、そのままで残っているというのがね。
そう思うと、石壁の弾痕も、いすれ歴史の証人になるんだろうなぁ。

そして、美味しそうなスイーツの数々が、目の毒だ~(絶賛)
え、チョココーティングのナッツは大丈夫で、ケーキはアウトだったんですか。うむむ、その違いはなんだろう。それにしても、無残な姿ですね。

あらあ、うん○人形、シュールですねぇ。
上段の真ん中は、トランプ氏とプーチン氏ですかね。今ならきっと、某○○○うん氏も並んでいたりして。

お、最後の方のバルのあるあたりの街並み、この雰囲気は好きだなぁ。
来週はきっと、美味しそうな記事でしょうね。楽しみです!

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2018/06/09 20:08 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

> ガウディのぐにょぐにょ建築を見た後だと、なんか妙に安心感があるんだよなぁ。古いヤツだと言われてしまいそうですけど(笑)
そうそう、本当にそうですね。ぐにょぐにょ……(o^^o) 確かに、ぐにょぐにょ……どこへ向かう、天才よ、みたいな建築を観た後では、ちょっとほっとしますよね。音楽堂も病院もちょっとけばいし。その後で、このカテドラルを見ると、確かにほっとする……やっぱり、日本人にはわびさびが合ってるのかも。金閣寺より銀閣寺がほっとする……
まぁ、両方見るから言えることですが。

ピカソもミロもダリも、思えばすごい前衛的な面々がこの街に、それぞれの名前を冠した美術館を持っているというのもすごいなぁと。しかも、ミロマーク? が街中にこそっとあったりするんですよ。ピカソの壁画、知らなかったら、ほんとに、幼稚園の作品展かと思いますよね。とっくり! 確かにとっくりだ。さぞかし美味い酒が飲めるんだろうなぁ~

バルセロナの町歩き、ガウディだけ見てたら、確かに方手落ちだったろうなぁと思いました。美術館も行けば良かったんだけれど、もうめいっぱいだったので……本当に時間が足りないって感じです。ただ、思った以上の大都会なので、私はちょっと疲れたかもなぁ。見るもの多すぎると、なんか下手にテンションを上げてしまって、自分で自分を追い込んでしまう感じで。
そう考えると、このあたりゴシック地区は下町感があって落ち着くかも。狭い通りも、少々迷子になるけれど、それほど広い区域ではないし、カテドラルや大通りの目印もあるし、楽しめる場所でした。

TOM-Fさんの絶賛の声があったので、もう1枚、buboのケーキ写真をアップしました。
ケーキはもともととろとろのチョコレートなんですね。そしてナッツの方は……どうなのかな。日本に持ち帰ってみたら、ちょっと柔らかくなってたけれど、形が崩れる事はありませんでした。それにしても、美味しかったなあ~
溶けたチョコレートケーキ、開けた瞬間、思わず大笑いしちゃいました。

うん○人形はカガティオ人形と言うそうです。某○○○うん氏のがあったら……暗○されそうだ^^;
あ、スィーツの後にうん○人形の話は微妙でしたね。
でも、次はタパス記事あっぷしましたので、ごゆっくりお楽しみください(^^)/
コメントありがとうございました!!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2018/06/10 23:34 [edit]

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